JP6071538B2 - ポリマー改質アスファルト組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、主として道路舗装に適用されるポリマー改質アスファルト組成物のうち、特に養生を行うことなく所望の強度を発現させる上で好適なポリマー改質アスファルト組成物に関するものである。
従来より、アスファルトは道路舗装等の幅広い分野で使用されている。重交通道路の舗装には、一般的には補強剤としてスチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体(SBS)を始めとした熱可塑性エラストマーを使用したポリマー改質アスファルトが利用されている。
ポリマー改質アスファルトの製造工場では、例えば、非特許文献1のようにブレンド製造工程終了後、160〜180℃の温度条件下で養生を行う熟成工程を1〜3日程度経て、貯蔵タンクに貯蔵される。この熟成工程は、ポリマーをアスファルトに均一に分散させるため(ポリマーがアスファルトのオイル分を吸収して膨潤するため)に行われるものであり、ポリマー改質アスファルトに上述した物性を発揮させる上で、必要な工程であるとされてきた。すなわち、ポリマー改質アスファルトの製造においては、ブレンド製造後1〜3日間に亘り、養生を行う熟成工程を行わなければならないという制約が存在していた。
本熟成工程は、大型の熟成タンクを160〜180℃の温度条件で1〜3日間維持しなければならないことから、大規模な設備投資が必要であり、エネルギーを大量消費することから環境への負荷が問題となっていた。また、舗装現場でポリマー改質アスファルトに対する需要が大きく、ポリマー改質アスファルトの迅速な大量供給が必要とされる場合でも、上記養生(熟成工程)のために1〜3日間の期間を要するため、その分供給が遅れてしまい、舗装工事が遅延してしまうという問題点があった。
そのため、ブレンド製造後、すぐに現場へ搬送可能となるポリマー改質アスファルト組成物が求められていた。
上坂 憲一ら、排水性舗装用高粘度改質アスファルトの材料特性と製造方法に関する研究、土木学会舗装工学論文集第9巻(第87〜94頁)2004年12月
本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、アスファルトの製造から現場への搬送に至るまでのリードタイムを短くするために、この製造後の養生を行うことなく、耐轍掘れ性(DS値)を高く保持しつつ、軟化点を低減可能なポリマー改質アスファルト組成物を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明者らは、ポリマー改質アスファルトに必須成分として添加するスチレン系熱可塑性エラストマー自体を最適化することにより、製造後の養生を行うことなく、軟化点を下げて、かつ、耐轍掘れ性(DS値)を高く保持できる点に着目し、鋭意検討を行った。
その結果、25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜4500mPa・sの範囲にある第1のスチレン系熱可塑性エラストマーとしてのSBSと、25℃における25%トルエン溶液粘度が1700〜2500mPa・sの範囲にある第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとしてのSBSとを所定の比率で混合することにより、養生をすることなく、軟化点のみならずDS値も優れた性状を示すことが実験的に検証し、上述した従来の課題を解決し得るポリマー改質アスファルト組成物を発明するに至った。
請求項1記載のポリマー改質アスファルト組成物は、ベースアスファルトと、25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜4500mPa・sの範囲にある第1のスチレン系熱可塑性エラストマーとしてのSBSと、25℃における25%トルエン溶液粘度が1700〜2500mPa・sの範囲にある第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとしてのSBSとが混合された熱可塑性エラストマー:3〜6質量%と、カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン:0.3〜2質量%とを含有し、上記熱可塑性エラストマー全体における上記第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの含有率は、60〜80質量%であることを特徴とする。
請求項2記載のポリマー改質アスファルト組成物は、請求項1記載の発明において、上記熱可塑性エラストマー:4〜5質量%を含有することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜4500mPa・sの範囲にある第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと、25℃における25%トルエン溶液粘度が1700〜2500mPa・sの範囲にある第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとを所定の比率で混合することにより、製造後の養生を行うことなく、耐轍掘れ性(DS値)を高く保持しつつ、軟化点を低減可能となる。このため、特に現場でのアスファルトに対する需要が大きい場合に、製造後の養生することなく即座に出荷して現場へ供給することが出来、舗装工事が長期化してしまうのを防止することが可能となる。
以下、本発明を適用したポリマー改質アスファルト組成物の実施の形態について詳細に説明する。
本発明を適用したポリマー改質アスファルト組成物は、ベースアスファルトと、25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜6000mPa・sの範囲にある第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと25℃における25%トルエン溶液粘度が500〜2500mPa・sの範囲にある第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとが混合された熱可塑性エラストマー:3〜6質量%と、カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン:0.3〜2質量%とを含有している。
上記熱可塑性エラストマー全体における、この第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの含有率は、60〜80質量%である。
以下、本発明を適用したポリマー改質アスファルト組成物の各構成要素の詳細並びに数値限定理由について説明する。
ベースアスファルト
本発明におけるアスファルトとしては、例えば、ストレートアスファルト(JIS K 2207 参照)、ブローンアスファルト(JIS K 2207 参照)、セミブローンアスファルト(「アスファルト舗装要綱」,社団法人日本道路協会発行,平成9年1月13日,p.51,表−3.3.4 参照)、溶剤脱瀝アスファルト(「新石油辞典」,石油学会編,1982年,p.308 参照)等のアスファルト又はこれらの混合物、並びにこのような各種アスファルトに芳香族系重質鉱油等が添加されたもの等を使用することができる。特に本発明では、使用するベースアスファルトとしては、ストレートアスファルトと、溶剤脱瀝アスファルトとに芳香族系重質鉱油を添加したアスファルトが好ましい。
本発明ではアスファルトの針入度グレードごとに検討し、ストレートアスファルト60/80〜100/120相当品まで使用することができる。
一般に針入度グレードが低いほど、DS値に代表される機械的強度が高いが、一方で曲げ仕事量と曲げスティフネスに代表される低温性状が悪くなる。
溶剤脱瀝アスファルトとしては、プロパン、または、プロパンとブタンを使用したプロパン脱瀝アスファルトが好ましい。このストレートアスファルトと、溶剤脱瀝アスファルトとの混合比率は、例えば60〜80もの所望の針入度(1/10mm)に応じて調整される。
芳香族系重質鉱油としては、石油系溶剤抽出油やJISK6200に規定されている、芳香族炭化水素を少なくとも35質量%含むアロマ系の炭化水素系プロセスオイル等や、原油の減圧蒸留残油をプロパン等により脱瀝して得られた溶剤脱瀝油を更にフルフラール等の極性溶剤を用いて溶剤抽出することにより、ブライトストック(重質潤滑油)を得る際の溶剤抽出油、すなわち、エキストラクトがある。本発明では、芳香族重質鉱油としては、エキストラクトを添加することが好ましい。
本発明におけるエキストラクトの役割は、熱可塑性エラストマーのアスファルトへの溶解性を高め、貯蔵安定性において分離させないようにするもので、熱可塑性エラストマーの添加量が多いとエキストラクトの必要な添加量も増加する。また、熱可塑性エラストマーの添加量に対して必要以上のエキストラクトを添加すると強度が低下する。
アスファルト組成物全体に対するエキストラクトの含有量は、針入度、軟化点、貯蔵安定性、強度を示す複素弾性率とホイールトラッキング試験における動的安定度(DS値)、及び、低温性状を示す低温カンタブロ損失量を考慮して決められるが、本発明で検討した範囲では、アスファルト組成物全体に対するエキストラクトの含有量は4〜12質量%が好ましい。
熱可塑性エラストマー:3〜6質量%
本発明のポリマー改質アスファルト組成物に用いるスチレン系熱可塑性エラストマーは、以下に規定する第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとを混合させてなる。
第1のスチレン系熱可塑性エラストマーは、25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜6000mPa・sの範囲にある。
第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの例としては、上述した条件を満たす限り、その種類については特に制約はなく、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、SBSのブタジエンブロック中の二重結合部分を完全に水添処理したスチレン−エチレン/ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、および、SBSのブタジエンブロック中の二重結合を選択的に一部分水添処理したスチレン−ブタジエン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBBS)等、他にはスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、SISのブタジエンブロック中の二重結合部分を完全に水添処理したスチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)等を挙げることができる。中でもSBSを使用するのが好ましい。
第1のスチレン系熱可塑性エラストマーは、25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜6000mPa・sとされていることで、より高分子量で構成されていることとなる。ここで第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの25℃における25%トルエン溶液粘度が3000mPa・sより小さい場合は、分子量が低くなりすぎることにより、より低分子量の第2のスチレン系熱可塑性エラストマーの分子量との差異が小さくなる。その結果、第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとの相互作用を発揮して、所望の改質効果が得られなくなるため好ましくない。一方、第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの25℃における25%トルエン溶液粘度が6000mPa・sより大きい場合は、分子量が高くなりすぎることにより、ポリマー改質アスファルト組成物の粘度が著しく上昇してしまい、低い温度で骨材と混合し、締固めることが困難となってしまうため好ましくない。
なお、第1のスチレン系熱可塑性エラストマーは、望ましくは25℃における25%トルエン溶液粘度が4000〜5000mPa・sの範囲とされていることで上述した効果をより一層好適に発揮させることが可能となる。
第2のスチレン系熱可塑性エラストマーは、25℃における25%トルエン溶液粘度が500〜2500mPa・sの範囲にある。
第2のスチレン系熱可塑性エラストマーの例としては、上述した条件を満たす限り、その種類については特に制約はなく、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、SBSのブタジエンブロック中の二重結合部分を完全に水添処理したスチレン−エチレン/ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、および、SBSのブタジエンブロック中の二重結合を選択的に一部分水添処理したスチレン−ブタジエン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBBS)等、他にはスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、SISのブタジエンブロック中の二重結合部分を完全に水添処理したスチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)等を挙げることができる。中でもSBSを使用するのが好ましい。
第2のスチレン系熱可塑性エラストマーは、25℃における25%トルエン溶液粘度が500〜2500mPa・sとされていることで、より高分子量で構成されていることとなる。ここで第2のスチレン系熱可塑性エラストマーにおける25℃における25%トルエン溶液粘度が500mPa・sより小さい場合は、分子量が低くなりすぎることにより、所望の改質効果が得られなくなるため好ましくない。一方、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーの25℃における25%トルエン溶液粘度が2500mPa・sより大きい場合は、より高分子量の第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの分子量との差異が小さくなる。その結果、第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとの相互作用を発揮して、所望の改質効果が得られなくなるため好ましくない。
なお、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーは、望ましくは25℃における25%トルエン溶液粘度が1000〜2000mPa・sの範囲とされていることで上述した効果をより一層好適に発揮させることが可能となる。
このように本発明では、いずれも25℃における25%トルエン溶液粘度の高いスチレン系熱可塑性エラストマーである第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと、25℃における25%トルエン溶液粘度の低いスチレン系熱可塑性エラストマーである第2のスチレン系熱可塑性エラストマーという2種類の熱可塑性エラストマーを組み合わせることによって、従来におけるポリマー改質アスファルトよりも軟化点を下げることができる。これに加えて、第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとの相互作用により、製造後の養生を行うことなく、十分な強度を発現させることができ、耐轍掘れ性(DS値)を高く保持することが可能となる。
ここで、熱可塑性エラストマー全体の量が第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと第2のスチレン系熱可塑性エラストマーの質量和で示されるものとしたとき、熱可塑性エラストマー全体における第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの含有率は、60〜80質量%である必要があり、好ましくは、73〜80質量%とされていることが望ましい。
また、この熱可塑性エラストマー全体の量が、ポリマー改質アスファルト組成物全体に対して3質量%未満であれば、上述した性能を十分に発揮させることができない。また、この熱可塑性エラストマー全体の量が、ポリマー改質アスファルト組成物全体に対して6質量%を超える場合には、上述した効果が飽和してしまう上に、高価な熱可塑性エラストマーの添加量が増加することによる原料コストの上昇が著しくなるという問題が生じる。即ち、熱可塑性エラストマーの含有量が6質量%を超えて添加しても、アスファルト組成物の機械的特性はこれ以上大幅に向上するものではなく、却って原料コストの面において不利となる。
このため、熱可塑性エラストマーの含有量は、ポリマー改質アスファルト組成物の全質量に対して、3〜6質量%とされていることが必要となる。なお、上述した効果を更に好適に発揮させるためには、熱可塑性エラストマーの含有量は、4〜5質量%とされていることが望ましい。
カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン:0.3〜2質量%
カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン(樹脂酸)は、例えば、アビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、ネオアビエチン酸、ピマール酸、イソピマール酸、パラストリン酸等が含まれるが、これに限定されるものではなく、カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペンという定義の下でのいかなる樹脂酸も含まれる。これらカルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペンは、一般にロジンに含まれている。
ここでロジンとしては、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジンなどが使用される。これらロジンは、原産地、原材料、採取方法の違いにより上述したガムロジン、ウッドロジン等の如き分類が可能となるが、少なくとも松脂の水蒸気蒸留時の残渣成分として得られるものである。このロジンでは、成分としてアビエチン酸、パラストリン酸、ネオアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、ピマール酸、サンダラコピマール酸、イソピマール酸等を含む混合物である。このロジンは、通常約80℃で軟化し、90〜100℃で溶融する。なお、ロジン中にはアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン酸、パラストリン酸、ネオアビエチン酸、レボピマル酸などの各種樹脂酸が含まれているが、これら樹脂酸をそれぞれ精製して単独で使用するようにしてもよい。
本発明においては、以下、このカルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン(樹脂酸)としてガムロジンを使用する場合を例にとり説明をする。このガムロジンは、採取した生松脂をろ過して不純物を除去し、その後、蒸留することにより、低沸点成分のテレピン油を分離して得られるロジンである。このガムロジンは、一般的に、アビエチン酸が20〜40質量%、ネオアビエチン酸が15〜25質量%、パラストリン酸が20〜30質量%、ピマール酸が3〜8質量%、イソピマール酸が10〜20質量%、デヒドロアビエチン酸が3〜8質量%含まれている。
また、ロジンをそのまま適用する代わりに、アビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、ネオアビエチン酸、ピマール酸、イソピマール酸、パラストリン酸等のうち何れか1種以上を単独で添加するようにしてもよい。
このカルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン(樹脂酸)は、ポリマー改質アスファルト組成物の全質量に対して、0.3〜2質量%を含有する。仮にこの樹脂酸の含有量が0.3質量%未満では、SBSにおけるブタジエンブロックに対する、カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン(アビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、ネオアビエチン酸、ピマール酸、イソピマール酸、パラストリン酸等)の付加が十分ではなく、最終生成物としてのアスファルト組成物の安定性の向上を図ることができない。これに対して、この樹脂酸の含有量が2質量%を超えてしまうと、この安定性向上という効果が飽和してしまうばかりでなく、高価な樹脂酸の添加量が増加することによる原料コストの上昇が著しくなるという問題が生じる。即ち、樹脂酸の含有量を2質量%を超えて添加しても、安定性はこれ以上大幅に向上するものではなく、却って原料コストの面において不利となる。
またこのカルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン(樹脂酸)は、ポリマー改質アスファルト組成物の全質量に対して、0.3〜1質量%の範囲で含有されていることが望ましい。この樹脂酸の含有量の上限を1質量%とすることにより、原料コストの上昇を極力低めに抑えつつ、アスファルト組成物の安定性向上を図ることが可能となり、費用対効果を向上させることができる。
以下に、本発明で使用した試験方法、実施例及び比較例、参考例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下の例において単に%のみ記載されている場合は、質量%を示すものとする。
本発明では、実験的検討を行うために得たサンプルについて、表1に示すように、バインダ性状を確認するための試験として、針入度(25℃)、軟化点、粘度(180℃)、の項目からなる性状試験を行った。また、ポリマー改質アスファルト組成物と骨材とを混合した混合物の耐轍掘れ性を介して機械的強度を確認するための試験としてDS値を測定した。以下、詳細な試験方法について説明をする。
Figure 0006071538
針入度(25℃)は、JIS K 2207「石油アスファルト−針入度試験方法」で測定した。この値は40(0.1mm)以上が好ましい。
軟化点は、JIS K 2207「石油アスファルト−軟化点試験方法」で測定した。この値は56.0−70.0(℃)以上が好ましい。
粘度(180℃)は、JPI−5S−54−99「アスファルト−回転粘度計による粘度試験方法」の条件の下、測定温度180℃、使用スピンドルSC4−21、スピンドル回転数20回転/分で測定した。
DS値(動的安定度)は、各ポリマー改質アスファルト組成物と表2に示す配合の骨材を使用し、混合物に占めるアスファルト量を5.0重量%として作製した縦30cm、横30cm、厚さ5cmのシート状の供試体を使用し、舗装調査・試験法便覧(社団法人 日本道路協会編)に規定されているホイールトラッキング試験方法に準拠して測定した。日本の道路は、夏場には60℃程度の温度になることが実験的に確認されている。この状態で、その上を車が通過すると、流動変形して轍掘れ等が発生する。ホイールトラッキング試験は、この轍掘れの発生の程度を実験的に確認するために考案された試験であり、舗装材における耐流動性の指標である動的安定度を評価するために実施される試験である。具体的には、60℃に保持された恒温槽の中で、試験体(供試体)上に所定の荷重をかけたタイヤを1時間往復走行させ、その変形量を測定した。
DS値(回/mm)は、試験開始後45分から60分までの15分間の変形量(mm)と、試験開始後45分から60分までの15分間のタイヤ走行回数(回)を用いて以下の数式(2)を用いて求める。
DS値(回/mm)=(45分〜60分までの間のタイヤ走行回数(回))/(45分〜60分までの間の変形量(mm))・・・・・・・・・(1)
このDS値が高いほど、アスファルトの強度が高く、轍掘れに強い舗装材料を提供できることを意味している。前記の舗装調査・試験法便覧にはDS値が6000回/mm以上となった場合は、DS値が6000回/mm以上と報告することになっているが、本発明で、より高い舗装強度が求められるため、実際に得られたDS値を用いた。また、望ましいDS値は6000回/mm以上、好ましくは6300回/mm以上とした。
Figure 0006071538
(実施例1〜、比較例1〜6及び参考例1〜について)
以下、本発明を適用した改質アスファルト組成物において、効果を検証するため、改質材としてのスチレン系熱可塑性エラストマーとしてSBSを使用した実施例、比較例、及び参考例について、詳細に説明をする。
表1の実施例1〜、比較例1〜6、及び参考例1〜に示す配合比率からなる、ストレートアスファルト、エキストラクト、プロパン脱瀝アスファルト、SBS、剥離防止剤(ダイマー酸、ロジン)からなる試料を準備した。
本検証で使用したストレートアスファルトの性状は、代表的な性状が、針入度が67(1/10mm)、軟化点が48.0℃、15℃における密度が1036kg/m3であるものである。プロパン脱瀝アスファルトの性状は、代表的な性状が針入度が12(1/10mm)、軟化点が63.5℃、15℃における密度が1062kg/m3であるものである。また、使用したエキストラクトは、代表的な性状が60℃における動粘度が556mm2/s、15℃における密度が977.2kg/m3であるのものである。
また、本検証において使用したSBSを表1に示す。SBSはスチレン含有量、並びに25℃における25%トルエン溶液粘度の異なる4種類である。この表1に示される合計4種類のSBSのうち、上から1段目のSBS1は、スチレン含有量31質量%で25℃における25%トルエン溶液粘度4500mPa・sであり、第1のスチレン系熱可塑性エラストマーである。
また、上から2〜4段目のSBS2〜SBS4が第2のスチレン系熱可塑性エラストマーである。ここで、SBS2は、スチレン含有量30質量%で25℃における25%トルエン溶液粘度1700mPa・sであり、SBS3は、スチレン含有量31質量%で25℃における25%トルエン溶液粘度1150mPa・sであり、SBS4は、スチレン含有量45質量%で25℃における25%トルエン溶液粘度170mPa・sである。
また、25℃における25%トルエン溶液粘度の測定方法は、例えば特開2008−31267号公報等に記載されているように、ブルックフィールド(BL)型粘度計により測定することができる。
剥離防止剤としては、本発明の実施例1〜4、参考例3〜4及び比較例2〜6において、骨材との間での剥離防止性及び相溶化性を発揮させるために、酸価156(mgKOH/g:JIS K0070)、軟化点77.0℃(JIS K2207)の不均化ガムロジンを用いている。このガムロジンは、採取した生松脂をろ過して不純物を除去し、その後、蒸留することにより、低沸点成分のテレピン油を分離して得られるロジンである。このガムロジンは、一般的に、アビエチン酸が20〜40重量%、ネオアビエチン酸が15〜25重量%、パラストリン酸が20〜30重量%、ピマール酸が3〜8重量%、イソピマール酸が10〜20重量%、デヒドロアビエチン酸が3〜8重量%含まれている。本実施例では、このガムロジンを添加する場合において、組成物全体に対する含有量を0.5重量%としている。また、参考例1、2及び比較例1については、ダイマー酸を使用している。
ストレートアスファルト、プロパン脱瀝アスファルト、エキストラクト、剥離防止剤を、表1の実施例1〜、比較例1〜6、及び参考例1〜のそれぞれの配合比率となるようにホモミキサーで混合して195℃程度に維持した後、SBSと剥離防止剤を添加した。撹拌は、ホモミキサーの回転数を3500回転/分として3時間行った。その際の製造量は1.8kgとした。次に、調製したアスファルトと骨材を170℃で混合し、所定の供試体を作製し、試験に供した。
参考例1、2は、何れも従来のアスファルト組成物の実験結果を示したものである。これら参考例1、2は、熱可塑性エラストマーがSBS1のみの1種類で構成されており、その含有量は、4.3質量%とされている。また、剥離防止剤としては、ダイマー酸を用いている。ちなみに参考例1が養生前の性状を示しており、これを1〜2日間に亘り養生させた場合における性状を示しているのが参考例2である。
養生前の参考例1に示すように、軟化点が70℃を超えており、DS値が6000(回/mm)を下回るものであったが、養生後の参考例2では、何れも軟化点が70℃以下であり、DS値が6000以上となっている。
この参考例1、2に対して、実施例1〜、比較例1〜6、参考例3〜4は、何れも養生前の性状を示している。即ち、これら実施例1〜6、比較例1〜6は、何れも養生を行ったものではなく、混合後すぐに性状を測定したものである。
比較例1は、SBS1とSBS2を混合することで熱可塑性エラストマーを構成し、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率を75質量%としたものである。また、剥離防止剤としてダイマー酸を使用している。この比較例1では、軟化点が70℃を超えており、DS値が4846(回/mm)であることから、6000(回/mm)未満となってしまっていた。
比較例2は、SBS2のみで熱可塑性エラストマーを構成していることから、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率を0質量%としたものである。また剥離防止剤としてロジンを使用している。この比較例2では、軟化点が57.0℃であることからこれを70℃以下に調整することができたことが示されており、その結果、粘度を小さくすることができたことが示されている。しかしながら、DS値が3706(回/mm)であることから、6000(回/mm)未満となってしまっていた。
比較例3は、SBS1とSBS2を混合することで熱可塑性エラストマーを構成し、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率を50質量%としたものである。また、剥離防止剤としてロジンを使用している。この比較例3では、軟化点が56.0℃であることからこれを70℃以下に調整することができたことが示されており、その結果、粘度を小さくすることができたことが示されている。しかしながら、DS値が4846(回/mm)であることから、6000(回/mm)未満となってしまっていた。
比較例4は、SBS1とSBS2を混合することで熱可塑性エラストマーを構成し、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率を84質量%としたものである。また、剥離防止剤としてロジンを使用している。この比較例4では、軟化点が75.5℃であることから、70℃を超えてしまっている。またDS値も5727(回/mm)であることから、6000(回/mm)未満となってしまっていた。
比較例5は、SBS1とSBS2を混合することで熱可塑性エラストマーを構成し、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率を95質量%としたものである。また、剥離防止剤としてロジンを使用している。この比較例5では、軟化点が79.5℃であることから、70℃を超えてしまっている。またDS値も4846(回/mm)であることから、6000(回/mm)未満となってしまっていた。
比較例6は、SBS1のみで熱可塑性エラストマーを構成し、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率を100質量%としたものである。また、剥離防止剤としてロジンを使用している。この比較例6では、軟化点が80.5℃であることから、70℃を超えてしまっている。またDS値も4345(回/mm)であることから、6000(回/mm)未満となってしまっていた。
実施例1〜は、熱可塑性エラストマーの含有量並びに上記熱可塑性エラストマー全体における第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの含有率、剥離防止剤の種類等が何れも本発明において規定した範囲内にある配合である。
特に実施例1〜4は、何れもSBS1とSBS2を混合することで熱可塑性エラストマーを構成している。また、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率を実施例1から3にかけて63質量%、70質量%、75質量%、77質量%と徐々に増加させている。また、剥離防止剤としてロジンを使用している。
これにより、実施例1〜4は、DS値が何れも6000(回/mm)以上とされている。
即ち、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率が50質量%である比較例3と、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率が63質量%である実施例1との間で特にDS値において顕著な効果の差異が現れることが示される。このため、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1(第1のスチレン系熱可塑性エラストマー)の比率が60質量%以上とされていることにより、DS値、及び軟化点の双方において、より優れた性状を示すことが実験的に検証できたことが示されている。
また、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率が84%である比較例4と、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率が77質量%である実施例4との間でDS値及び軟化点において顕著な効果の差異が現れることが示される。このため、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1(第1のスチレン系熱可塑性エラストマー)の比率が80%以下とされていることにより、DS値、及び軟化点の双方において、より優れた性状を示すことが実験的に検証できたことが示されている。
特に実施例4から比較例4〜6の傾向より、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1(第1のスチレン系熱可塑性エラストマー)の比率を77質量%、84質量%、95質量%、100質量%と増加させるにつれてDS値が下がる傾向が新規に見出され、その中で当該比率80質量%が、所望のDS値が得られるか否かの閾値となっていることが実験的に見出されたものといえる。
ちなみに、参考例3は、SBS1とSBS3を混合することで熱可塑性エラストマーを構成し、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率が77質量%としたものである。また、剥離防止剤としてロジンを使用している。この参考例3では、軟化点が63.0℃であることから、70℃以下にこれを抑えることができ、またDS値も6000(回/mm)以上となっている。このため、DS値、及び軟化点の双方において、より優れた性状を示すことが実験的に検証できたことが示されている。特にこの参考例3は、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーの25℃における25%トルエン溶液粘度が1150mPa・sのSBS3を使用しており、SBS2よりも低分子量とされているが、これによっても同様の優れた性状が示されることが実験的に確証できている。
また、参考例4は、SBS1とSBS4を混合することで熱可塑性エラストマーを構成し、熱可塑性エラストマー全体におけるSBS1の比率が77質量%としたものである。また、剥離防止剤としてロジンを使用している。この参考例4では、軟化点が61.5℃であることから、70℃以下にこれを抑えることができ、またDS値も6000(回/mm)以上となっている。このため、DS値、及び軟化点の双方において、より優れた性状を示すことが実験的に検証できたことが示されている。特にこの参考例4は、第2のスチレン系熱可塑性エラストマーの25℃における25%トルエン溶液粘度が170mPa・sのSBS4を使用しており、SBS2よりも低分子量とされているが、これによっても同様の優れた性状が示されることが実験的に確証できている。
このように、本発明によれば、25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜6000mPa・sの範囲にある第1のスチレン系熱可塑性エラストマーと、25℃における25%トルエン溶液粘度が500〜2500mPa・sの範囲にある第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとを所定の比率で混合することにより、養生をすることなく、軟化点のみならずDS値も優れた性状を示すことが実験的に検証することができた。このため、特に現場でのアスファルトに対する需要が大きい場合に、製造後の養生することなく即座に出荷して現場へ供給することが出来、舗装工事が長期化してしまうのを防止することが可能となる。

Claims (2)

  1. ベースアスファルトと、
    25℃における25%トルエン溶液粘度が3000〜4500mPa・sの範囲にある第1のスチレン系熱可塑性エラストマーとしてのSBSと、25℃における25%トルエン溶液粘度が1700〜2500mPa・sの範囲にある第2のスチレン系熱可塑性エラストマーとしてのSBSとが混合された熱可塑性エラストマー:3〜6質量%と、
    カルボキシル基を有する炭素数20の多環式ジテルペン:0.3〜2質量%とを含有し、
    上記熱可塑性エラストマー全体における上記第1のスチレン系熱可塑性エラストマーの含有率は、60〜80質量%であること
    を特徴とするポリマー改質アスファルト組成物。
  2. 上記熱可塑性エラストマー:4〜5質量%を含有すること
    を特徴とする請求項1記載のポリマー改質アスファルト組成物。
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