JP6544938B2 - 自脱型コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、脱穀装置の横側方に設けられたフィードチェーンと、フィードチェーンの上方にフィードチェーンと対向する状態で、かつ、フィードチェーン側に向けて付勢された状態で設けられたレール台と、を備え、フィードチェーンとレール台とによって刈取穀稈を挟持して搬送する自脱型コンバインに関する。
上記のような自脱型コンバインとして、例えば、特許文献1に記載の自脱型コンバインが既に知られている。特許文献1に記載の自脱型コンバインでは、フィードチェーンの先端部とレール台の先端部との間に、刈取穀稈が導入される導入口が構成されている。導入口に導入された刈取穀稈は、フィードチェーンとレール台とによって挟持された状態で搬送される。
特開2006−067911号公報
しかし、特許文献1に記載の自脱型コンバインでは、導入口に大量の刈取穀稈が導入された場合、刈取穀稈が導入口の付近で滞留することがあり、刈取穀稈をスムーズに導入する点で改善の余地がある。
上記状況に鑑み、フィードチェーンの先端部とレール台の先端部との間の導入口に、大量の刈取穀稈が導入された場合でも、刈取穀稈をスムーズに導入することが可能な自脱型コンバインが要望されている。
本発明の特徴は、
脱穀装置の横側方に設けられたフィードチェーンと、
左右一対の縦壁部を有して前記フィードチェーンに向かって開口する溝形部材によって構成され、前記フィードチェーンの上方に前記フィードチェーンと対向する状態で、かつ、前記フィードチェーン側に向けて付勢された状態で設けられたレール台と、を備え、
前記フィードチェーンと前記レール台とによって刈取穀稈を挟持して搬送する自脱型コンバインであって、
前記フィードチェーンの先端部と前記レール台の先端部との間に構成されて、刈取穀稈が導入される導入口と、
前記レール台のうち前記導入口に対応する箇所に設けられ、横向き軸心周りで上下揺動可能なように、前記レール台の先端部に支持されたガイド体と、
前記ガイド体を前記フィードチェーン側に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
前記ガイド体は、前記レール台の先端部よりも刈取穀稈搬送方向上手側の位置まで前記レール台の先端部に沿って延びるように構成され、かつ、前記左右一対の縦壁部のうち前記脱穀装置とは反対側に位置する縦壁部の壁面に沿う第一縦壁部と、前記左右一対の縦壁部のうち前記脱穀装置側に位置する縦壁部の壁面に沿う第二縦壁部と、を有し、
刈取穀稈が前記ガイド体に作用することで前記導入口が拡大可能なように構成され、前記導入口への刈取穀稈の導入量に応じて前記導入口の大きさが変わり、
前記付勢部材は、前記レール台の溝内部に配置され、かつ、前記ガイド体のうち刈取穀稈搬送方向下手側の端部に掛けられていることにある。
本特徴構成によれば、刈取穀稈がガイド体に作用することで導入口が拡大され、導入口への刈取穀稈の導入量に応じて導入口の大きさが変わる。これにより、導入口に大量の刈取穀稈が導入された場合でも、刈取穀稈が導入口の付近で滞留することなく、刈取穀稈をスムーズに導入することができる。
本特徴構成によれば、刈取穀稈の導入量が通常の場合は、揺動アームが横向き軸心周りで下方に揺動するように付勢部材によって付勢されていることにより、導入口が通常の大きさに設定されている。そして、導入口に大量の刈取穀稈が導入された場合は、刈取穀稈が揺動アームに作用することにより、揺動アームが付勢部材の付勢力に抗して横向き軸心周りで上方に揺動して導入口が拡大される。このように、本特徴構成によれば、揺動アームと付勢部材による簡単な構造により、導入口の大きさを必要なときにだけ拡大することができる。
さらに、本発明において、
前記ガイド体の先端は、前記脱穀装置の前壁よりも前側の位置に設定されていると好適である。
本特徴構成によれば、刈取穀稈が脱穀装置に導入される手前の早いタイミングで、刈取穀稈がガイド体に作用し、導入口の大きさが変わる。したがって、導入口の大きさを早いタイミングで変えることができる。
さらに、本発明において、
前記第一縦壁部の先端は、前記第二縦壁部の先端よりも刈取穀稈搬送方向上手側に位置していると好適である。
さらに、本発明において、
側面視において、前記第一縦壁部のうち前記導入口側の部分は、前記レール台の先端部から前記導入口側に突出し、かつ、前記第二縦壁部のうち前記導入口側の部分は、前記レール台の先端部から前記導入口側に突出していないと好適である。
自脱型コンバインを示す左側面図である。 脱穀装置を示す左側面図である。 揺動アームを示す左側面図である。 (a)揺動アームを示す拡大左側面図である。(b)揺動アームを示す拡大平面図である。(c)揺動アームを示す拡大分解斜視図である。 (a)伝動機構及び揺動テンション機構を示す右側面図である。(b)テンションレバーが牽制片の切欠部に入り込んだ状態を示す背面図である。 (a)シーブケースを示す平面断面図である。(b)ベアリング支持構造を示す拡大平面断面図である。 (a)ベアリング支持構造を示す拡大側面図である。(b)ベアリング支持構造を示す拡大分解斜視図である。 ベアリング支持構造を示す拡大背面断面図である。 比較例に係るベアリング支持構造を示す拡大背面断面図である。 (a)別実施形態に係る回転体を示す左側面図である。(b)別実施形態に係る回転体を示す正面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔自脱型コンバインの全体構成〕
図1には、自脱型コンバインを示している。なお、以下の説明においては、図1に示す矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Fの反対方向を「機体後側」、矢印Fの方向に向かって水平方向の左側を「機体左側」、矢印Fの方向に向かって水平方向の右側を「機体右側」とする。
自脱型コンバインは、クローラ式の走行装置1と、走行装置1で支持される機体フレーム2と、を備えている。機体フレーム2の前端部には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が昇降可能に設けられている。刈取部3の後方には、運転キャビン4が設けられている。運転キャビン4の後方には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置5と、穀粒を貯留するグレンタンク6とが、左右方向に隣り合う状態で設けられている。グレンタンク6には、グレンタンク6内の穀粒を排出するアンローダ7が設けられている。
〔脱穀装置〕
図2に示すように、脱穀装置5の上部には、穀稈脱穀用の扱胴8が、前後向きの軸心Y1周りで回転可能に設けられている。扱胴8の下方には、脱穀処理で得られた処理物(脱穀処理物)を漏下させる受網(図示省略)が設けられている。扱胴8の後方には、塵埃を外部に排出する排塵ファン9が設けられている。
脱穀装置5の左方には、フィードチェーン10が設けられている。フィードチェーン10の上方には、レール台11が設けられている。フィードチェーン10の先端部(前端部)とレール台11の先端部(前端部)との間には、刈取穀稈が導入される導入口12が構成されている。フィードチェーン10の前方には、枕扱ぎ作業を行う際に刈取穀稈を置くための枕扱ぎ台13が設けられている。
脱穀装置5の下部には、揺動選別用の揺動選別装置14と風選別用の唐箕15が設けられている。揺動選別装置14は、シーブケース16を有し、シーブケース16が偏心カム式の揺動駆動機構17によって前後方向に揺動されるように構成されている。唐箕15の後方には、前側から順に、一番回収部18と二番回収部19が設けられている。
一番回収部18には、一番物の穀粒を右方に搬送する一番横スクリュ20が設けられている。一番横スクリュ20には、一番物の穀粒をグレンタンク6に揚穀搬送する一番揚穀装置21が連動連結されている。
二番回収部19には、二番物の穀粒を右方に搬送する二番横スクリュ22が設けられている。二番横スクリュ22には、二番物の穀粒を揺動選別装置14に還元搬送する二番還元装置23が連動連結されている。
このような構成によれば、導入口12に導入された刈取穀稈が、フィードチェーン10とレール台11とによって挟持されて搬送されながら扱胴8によって脱穀処理され、脱穀処理物が前記受網から漏下する。そして、前記受網から漏下した脱穀処理物に対して、揺動選別装置14による揺動選別と唐箕15による風選別が施される。これにより、比重が大きい単粒化穀粒は、前側の一番回収部18に一番物として回収され、一番横スクリュ20と一番揚穀装置21によってグレンタンク6に搬送される。一方、比重が小さい枝梗付き穀粒は、後側の二番回収部19に二番物として回収され、二番横スクリュ22と二番還元装置23によって揺動選別装置14に搬送される。
〔レール台〕
図2及び図3に示すように、レール台11は、フィードチェーン10の上方にフィードチェーン10と対向する状態で、かつ、複数のスプリング25によってフィードチェーン10側(下側)に向けて付勢された状態で、レールフレーム26に支持されている。スプリング25は、レールフレーム26側のバネ受け部27とレール台11側のバネ受け軸28との間に介装されている。
レール台11は、前レール部材29と、後レール部材30と、複数の中レール部材31とに、分割されて構成されている。前レール部材29、後レール部材30及び複数の中レール部材31のうち隣り合うもの同士は、互いにピン連結されている。
前レール部材29は、レール台11のうち前端のレール部材を構成している。前レール部材29は、左右一対の縦壁部29aを有してフィードチェーン10に向かって開口する溝形部材によって構成されている。
後レール部材30は、レール台11のうち後端のレール部材を構成している。後レール部材30は、左右一対の縦壁部30aを有してフィードチェーン10に向かって開口する溝形部材によって構成されている。
中レール部材31は、レール台11のうち前レール部材29と後レール部材30との間のレール部材を構成している。中レール部材31は、左右一対の縦壁部31aを有してフィードチェーン10に向かって開口する溝形部材によって構成されている。
レール台11のうち導入口12に対応する箇所、すなわち、前レール部材29には、揺動アーム32(本発明に係る「ガイド体」、「揺動アーム」に相当)がレール台11に対して相対揺動可能に設けられている。
〔揺動アーム〕
図4に示すように、揺動アーム32は、左右横向き軸心X1周りで揺動可能なように、支軸33を介して前レール部材29に支持されている。軸心X1は、平面視でフィードチェーン10とレール台11とによる刈取穀稈の搬送方向(前後方向)に対して直交する方向(左右方向)で、かつ、水平方向に設定されている。揺動アーム32は、捩じりバネ34(本発明に係る「付勢部材」に相当)によってフィードチェーン10側(下側)に向けて付勢されている。なお、揺動アーム32における捩じりバネ34を引っ掛ける部分の位置は、適宜変更してもよい。
揺動アーム32は、第一アーム部材35と、第二アーム部材36と、を有している。第一アーム部材35は、鉛直方向に延びる第一縦壁部35Aと、第一縦壁部35Aに対して垂直な第一横壁部35Bと、を有している。
第一縦壁部35Aは、前レール部材29(左側の縦壁部29a)に対して機体横外側(左側)に配置されている。第一縦壁部35Aの先端(前端)は、脱穀装置5の前壁5Cよりも前側の位置、具体的には、脱穀装置5の左側部を覆う横カバー5Bの前端よりも前側の位置に設定されている。第一縦壁部35Aのうち導入口12側の部分には、第一湾曲部35aと、第一直線部35bとが形成されている。
第一横壁部35Bは、第一縦壁部35Aの上端部から機体横内側(右側)に延出されている。第一横壁部35Bの下面には、前レール部材29に当接する当接部37が設けられている。当接部37は、例えば、左右横向きの丸棒部材で構成されている。
第二アーム部材36は、鉛直方向に延びる第二縦壁部36Aと、第二縦壁部36Aに対して垂直な第二横壁部36Bと、を有している。第二縦壁部36Aは、前レール部材29(右側の縦壁部29a)に対して機体横内側(右側)に配置されている。第二縦壁部36Aのうち導入口12側の部分には、第二湾曲部36aと、第二直線部36bとが形成されている。第二横壁部36Bは、第二縦壁部36Aの上端部から機体横外側(左側)に延出されている。第二横壁部36Bには、第一アーム部材35に対する第二アーム部材36の左右位置を調整するための長孔36cが形成されている。
第二横壁部36Bが第一横壁部35Bに上方から重ね合わされた状態で、第一横壁部35B側から上方に突出するボルト38が、第二横壁部36Bの長孔36cに挿通されてナット39によって固定されている。第一縦壁部35Aと第二縦壁部36Aとに亘って、機体横外側(左側)である第一縦壁部35A側から支軸33が挿通されて、揺動アーム32が前レール部材29に連結されている。当接部37が前レール部材29に当接することにより、第一横壁部35B及び第二横壁部36Bが略水平な状態となり、かつ、第一縦壁部35Aのうち第一直線部35b及び第二縦壁部36Aのうち第二直線部36bが、フィードチェーン10の傾斜に略沿う状態となる。
〔導入口の拡大作用〕
刈取穀稈が揺動アーム32とフィードチェーン10との間に搬送されて、第一アーム部材35のうち第一湾曲部35aに当接すると、揺動アーム32が捩じりバネ34の付勢力及び自重に抗して軸心X1周りで上方に揺動する。ここで、枕扱ぎ作業を行う場合は、枕扱ぎ台13に置かれた刈取穀稈を、揺動アーム32とフィードチェーン10との間に搬送して、枕扱ぎ作業を行うことができる。
このように、刈取穀稈が揺動アーム32に作用することで導入口12が拡大され、導入口12への刈取穀稈の導入量に応じて導入口12の大きさが変わる。
〔揺動テンション機構〕
図5に示すように、脱穀装置5の右側には、伝動機構40及び揺動テンション機構41が備えられている。伝動機構40は、排塵ファン9の回転軸9aの動力を揺動駆動機構17の駆動軸17aに伝達するように、ベルト式の伝動機構によって構成されている。
揺動テンション機構41は、ベルト40Aに当接するテンションローラ41Aと、テンションローラ41Aを回転可能に支持するテンションアーム41Bと、テンションレバー41Cと、を有している。テンションアーム41Bは、左右横向きの軸心X2周りで揺動可能に構成されている。テンションレバー41Cは、左右横向きの軸心X3周りで揺動可能に構成されている。テンションアーム41Bとテンションレバー41Cとに亘って、スプリング41Dが設けられている。テンションレバー41Cの基端部には、捩じりバネ41Eが設けられている。捩じりバネ41Eは、テンションレバー41Cを軸心X3周りで上方に揺動するように付勢している。
テンションレバー41Cの上方への揺動を牽制する牽制片42が備えられている。牽制片42には、その上下位置を調整するために長孔42aが形成されている。牽制片42には、下方に開口する切欠部42bが形成されている。
このような構成によれば、テンションレバー41Cが切欠部42bに下方から入り込んだ状態では、テンションレバー41Cの上方への揺動が牽制片42によって牽制されている。この状態では、テンションアーム41Bがスプリング41Dによって軸心X2周りでテンション付与側(右側面視で反時計周り)に揺動するように付勢されている。こうして、揺動テンション機構41によってベルト40Aにテンションを付与することができる。
そして、テンションレバー41Cを軸心X3周りで下方に揺動させて切欠部42bへの入込みを解除すれば、テンションアーム41Bが軸心X2周りでテンション解除側(右側面視で時計回り)に揺動する。こうして、揺動テンション機構41によるテンションの付与を解除することができる。
ここで、テンションレバー41Cが切欠部42bに入り込んだ状態では、ベルト40Aからの反力がテンションアーム41B及びスプリング41Dを介してテンションレバー41Cに作用することにより、テンションレバー41Cが軸心X3周りで上方に揺動するように付勢されている。したがって、テンションレバー41Cが切欠部42bから脱落することはない。
しかし、ベルト40Aが弛んでしまうと、テンションアーム41Bが軸心X2周りでテンション付与側(右側面視で反時計回り)に揺動する。この点、ベルト40Aが多少弛んだ程度では、スプリング41Dの付勢力によってテンションレバー41Cが切欠部42bに入り込んだ状態が維持されているが、ベルト40Aの弛みが進行してスプリング41Dが一定以上伸びてしまうと、スプリング41Dの付勢力が効かなくなり、テンションレバー41Cが下方に揺動してしまう。そうすると、テンションレバー41Cが軸心X3周りで下方に揺動して、切欠部42bから脱落してしまうことが懸念される。そこで、本実施形態では、テンションレバー41Cを捩じりバネ41Eによって上方に揺動するように付勢することにより、ベルト40Aが弛んでもテンションレバー41Cが切欠部42bから脱落し難いようにしている。
〔ベアリング支持構造〕
図6から図8に示すように、シーブケース16の前端部は、左右横向きの支軸43を介して脱穀装置5の横側壁5Aに支持されている。支軸43のうちシーブケース16から突出する両端部は、ベアリング44に回転自在に支持されている。ベアリング44は、脱穀装置5の横側壁5A側のガイド部材45に支持されている。
ガイド部材45は、ベアリング44を受ける受け部45Aと、受け部45Aが固定される側板45Bと、を有している。受け部45Aには、ベアリング44が嵌め込まれるガイド溝45aが形成されている。側板45Bには、受け部45Aのガイド溝45aに対応する開口45bが形成されている。側板45Bの開口45bの内周面は、受け部45Aのガイド溝45aの内周面と面一に形成されている。
側板45Bと脱穀装置5の横側壁5Aとの間には、スペーサ46が介装されている。ベアリング44とスペーサ46とに亘って、隙間S1が形成されている。脱穀装置5の横側壁5Aには、支軸43を通すための開口が形成されているところ、当該開口からベアリング44が横外側に脱落しないように、スペーサ46が当該開口の一部を覆っている。
ここで、シーブケース16の駆動軸17aに、伝動機構40によって動力が伝達される場合、シーブケース16の後部のうち伝動機構40が位置する側(右側)が、横外側(右側)に引っ張られて、シーブケース16の前部のうち伝動機構40が位置する側とは反対側(左側)が横外側(左側)に位置ずれする傾向がある。
例えば、図9に示す比較例のようなガイド部材145の場合、ベアリング44と側板145Bとに亘ってしか隙間S2が形成されていないため、ベアリング44が横外側に位置ずれすると、側板145Bに干渉し易い。
この点、本実施形態によれば、ベアリング44とスペーサ46とに亘って、隙間S1が形成されているため、ベアリング44が横外側に位置ずれしても、側板45Bに干渉しない。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、軸心X1が平面視でフィードチェーン10とレール台11とによる刈取穀稈の搬送方向(前後方向)に対して直交する方向(左右方向)で、かつ、水平方向に設定されているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、軸心X1は、平面視でフィードチェーン10とレール台11とによる刈取穀稈の搬送方向(前後方向)に対して傾斜する方向に設定されていてもよい。この場合、軸心X1は、平面視で機体横内側(右側)ほど前方に位置するように設定されていたり、平面視で機体横外側(左側)ほど前方に位置するように設定されていてもよい。また、軸心X1は、水平方向に対して傾斜する方向に設定されていてもよい。この場合、軸心X1は、機体横内側(右側)ほど上方に位置するように設定されていたり、機体横外側(左側)ほど上方に位置するように設定されていてもよい。
また、軸心X1は、フィードチェーン10とレール台11とによる刈取穀稈の搬送方向が左右方向であれば、前後方向に設定されていてもよい。すなわち、平面視でフィードチェーン10とレール台11とによる刈取穀稈の搬送方向(左右方向)に対して直交する方向(前後方向)で、かつ、水平方向に設定されていてもよい。なお、この場合も、上述のように、軸心X1は、平面視でフィードチェーン10とレール台11とによる刈取穀稈の搬送方向(左右方向)に対して傾斜する方向に設定されていたり、水平方向に対して傾斜する方向に設定されていてもよい。
(2)上記実施形態では、「ガイド体」が揺動アーム32によって構成されているが、回転体47(本発明に係る「ガイド体」、「回転体」に相当)によって構成されていてもよい。
図10に示すように、前レール部材29の先端部(前端部)には、回転体47が左右横向き軸心X4周りで回転自在に支持されている。軸心X4は、平面視でフィードチェーン10とレール台11とによる刈取穀稈の搬送方向(前後方向)に対して直交する方向(左右方向)で、かつ、水平方向に設定されている。回転体47は、前レール部材29に対して機体横外側(左側)に位置する状態で支軸48を介して前レール部材29に支持されている。支軸48は、軸心X4上に位置する状態で、前レール部材29のうち左右一対の縦壁部29aに亘るように設けられている。支軸48のうち前レール部材29(左側の縦壁部29a)から機体横外側(左側)に突出する部分に、回転体47が支持されている。刈取穀稈が回転体47とフィードチェーンとの間に搬送されると、回転体47が回転する。
なお、回転体47は、レール台11に対して機体横外側(左側)に位置する状態でレール台11に支持されているが、レール台11に対して機体横内側(右側)に位置する状態でレール台11に支持されていてもよいし、あるいは、左右一対の縦壁部29aの間に位置する状態でレール台11に支持されていてもよい。また、軸心X4は、軸心X1と同様に、上記(1)のように設定することができる。
(3)上記実施形態では、「付勢部材」として捩じりバネ34を採用しているが、例えば、板バネを採用してもよいし。また、捩じりバネ34が備えられていなくてもよい。すなわち、揺動アーム32が自重のみによってフィードチェーン10側(下側)に揺動するように構成されていてもよい。
(4)上記実施形態では、第一アーム部材35と第二アーム部材36が別々の部材で構成されているが、単一の部材で構成されていてもよい。
(5)上記本実施形態では、伝動機構40及び揺動テンション機構41が、脱穀装置5の右側に備えられているが、脱穀装置5の左側に備えられていてもよい。
本発明は、脱穀装置の横側方に設けられたフィードチェーンと、フィードチェーンの上方にフィードチェーンと対向する状態で、かつ、フィードチェーン側に向けて付勢された状態で設けられたレール台と、を備え、フィードチェーンとレール台とによって刈取穀稈を挟持して搬送する自脱型コンバインに利用可能である。
5 脱穀装置
5C 前壁
10 フィードチェーン
11 レール台
12 導入口
29a 縦壁部
32 揺動アーム(ガイド体、揺動アーム)
34 捩じりバネ(付勢部材)
35A 第一縦壁部
36A 第二縦壁部
X1 軸心

Claims (4)

  1. 脱穀装置の横側方に設けられたフィードチェーンと、
    左右一対の縦壁部を有して前記フィードチェーンに向かって開口する溝形部材によって構成され、前記フィードチェーンの上方に前記フィードチェーンと対向する状態で、かつ、前記フィードチェーン側に向けて付勢された状態で設けられたレール台と、を備え、
    前記フィードチェーンと前記レール台とによって刈取穀稈を挟持して搬送する自脱型コンバインであって、
    前記フィードチェーンの先端部と前記レール台の先端部との間に構成されて、刈取穀稈が導入される導入口と、
    前記レール台のうち前記導入口に対応する箇所に設けられ、横向き軸心周りで上下揺動可能なように、前記レール台の先端部に支持されたガイド体と、
    前記ガイド体を前記フィードチェーン側に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
    前記ガイド体は、前記レール台の先端部よりも刈取穀稈搬送方向上手側の位置まで前記レール台の先端部に沿って延びるように構成され、かつ、前記左右一対の縦壁部のうち前記脱穀装置とは反対側に位置する縦壁部の壁面に沿う第一縦壁部と、前記左右一対の縦壁部のうち前記脱穀装置側に位置する縦壁部の壁面に沿う第二縦壁部と、を有し、
    刈取穀稈が前記ガイド体に作用することで前記導入口が拡大可能なように構成され、前記導入口への刈取穀稈の導入量に応じて前記導入口の大きさが変わり、
    前記付勢部材は、前記レール台の溝内部に配置され、かつ、前記ガイド体のうち刈取穀稈搬送方向下手側の端部に掛けられている自脱型コンバイン。
  2. 前記ガイド体の先端は、前記脱穀装置の前壁よりも前側の位置に設定されている請求項1に記載の自脱型コンバイン。
  3. 前記第一縦壁部の先端は、前記第二縦壁部の先端よりも刈取穀稈搬送方向上手側に位置している請求項1又は2に記載の自脱型コンバイン。
  4. 側面視において、前記第一縦壁部のうち前記導入口側の部分は、前記レール台の先端部から前記導入口側に突出し、かつ、前記第二縦壁部のうち前記導入口側の部分は、前記レール台の先端部から前記導入口側に突出していない請求項1から3の何れか一項に記載の自脱型コンバイン。
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