JP6544539B2 - 噴射加工装置および被加工物の表面加工方法 - Google Patents

噴射加工装置および被加工物の表面加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、噴射加工装置に関し、さらに詳しくは、被加工物の破損が抑制された噴射加工装置に関する。
また、本発明は、上記噴射加工装置を使用した被加工物の加工方法に関する。
被加工物を搬送しながら、被加工物の表面に粒体、紛体、気体、液体などの加工媒体を強い勢いで噴射し、被加工物の表面に対して研磨、粗化、洗浄などの加工をおこなう噴射加工装置が、様々な種類の工業製品の製造工程において使用されている。
特許文献1(実開平6−3562公報)には、被加工物を上下からローラーで挟み、ローラーを回転させることにより被加工物を搬送し、加工領域において被加工物の表面を加工する噴射加工装置(ホーニング装置)が開示されている。
また、特許文献2(特開2003−80458公報)には、被加工物をベルトコンベアのベルト上に載せ、上方向からローラーで押さえたうえで、ベルトを回転させることにより被加工物を搬送し、加工領域において被加工物の表面を加工する噴射加工装置(表面処理装置)が開示されている。特許文献2には、ベルトは、加工媒体(スラリー)を通過させることができる網状のものであっても良いと記載されている(特許文献2の(0023)段落参照)。
また、特許文献3(特開平9−77250公報)には、噴射加工装置ではなく搬送装置ではあるが、複数の細いベルトを平行に間隔を開けて配置し、それらのベルト上に物品を載せ、それらのベルトを回転させることにより、物品を搬送する搬送装置(コンベア)が開示されている。なお、特許文献3には、ベルトとベルトの間に間隔を設けた理由は、明確には記載されていない。
実開平6−3562公報 特開2003−80458公報 特開平9−77250公報
噴射加工装置は、被加工物の表面に加工媒体を噴射して被加工物の表面を加工するものであるため、加工時に被加工物の表面に非常に大きな圧力が加わる。
一方、工業品の分野によっては軽薄短小化が進み、極めて薄層化された被加工物に対して、噴射加工装置により加工することが必要になってきている。
電子部品の一種であるセラミック多層基板の技術分野では、厚さ数百μmのセラミック多層基板に対して、噴射加工装置により表面加工をおこなう場合がある。
具体的には、たとえば、噴射加工装置により加工媒体を噴射して、セラミック多層基板の表面に形成された電極に付着した不要なガラス成分を除去(洗浄)する場合がある。
あるいは、セラミック多層基板の焼成工程においては、生のセラミック多層基板を収縮防止のために上下から拘束層と呼ばれる層で挟み込んで焼成する場合があるが、焼成後に噴射加工装置により加工媒体を噴射して、セラミック多層基板の表面から不要な拘束層を除去する場合がある。
しかしながら、このような薄層化された被加工物(セラミック多層基板など)に対して、上述した特許文献1〜3に記載された噴射加工装置や搬送装置を使用した場合、加工媒体を噴射する圧力により、被加工物が破損してしまう場合があった。
このような問題点を解決するために、本発明者が検討した結果を、図面を用いて説明する。
図7(A)、(B)に、参考例1として、被加工物を上下からローラーで挟み、ローラーを回転させることにより被加工物を搬送し、加工領域において被加工物の表面を加工する場合を示す。なお、図7(A)は斜視図、図7(B)は断面図である。
被加工物101は、上下のローラー102が回転することにより搬送される。
被加工物101は、ノズル103の直下において、ノズル103から噴射された加工媒体104により加工される。
被加工物101の表面に対する圧力は、ノズル103の直下が最大になるが、その部分には、一応、ローラー102Aが配置され、ノズル103と反対側から被加工物101を支えるようになっている。
しかしながら、搬送される被加工物101の先端がローラー102Aに到達する前、あるいは、搬送される被加工物101の後端がローラー102Aを離れた後に、ノズル103から噴射された加工媒体104の圧力により、被加工物101が破損してしまう場合があった。図7(B)は、被加工物101の後端がローラー102Aを離れた直後に、ノズル103から噴射された加工媒体104の圧力により、被加工物101が破損した状態を示している。
次に、図8(A)、(B)に、参考例2として、被加工物をベルトコンベアのベルト上に載せ、上方向からローラーで押さえたうえで、ベルトを回転させることにより被加工物を搬送し、加工領域において被加工物の表面を加工する場合を示す。なお、図8(A)は斜視図、図8(B)は断面図である。
被加工物201は、上下のローラー202とベルト203が回転することにより搬送される。なお、ベルト203は、ローラー202Aにより駆動される。
被加工物201は、ノズル204の直下において、ノズル204から噴射された加工媒体205により加工される。
ノズル204の直下領域には、ベルト203が配置され、ノズル204と反対側から被加工物201を支えるようになっている。
しかしながら、この噴射加工装置においては、加工に使われた加工媒体205が、ベルト203上で面方向に勢い良く広がり、被加工物201が破損してしまう場合があった。図8(B)は、ベルト203上で面方向に勢い良く広がった加工媒体205により、被加工物201が破損した状態を示している。
上述したとおり、特許文献2には、ベルトは、加工媒体(スラリー)を通過させることができる網状のものであっても良いと記載されている。
図9(断面図)に示すように、網状のベルト213を使用すると、ベルト213の網部分213aを加工媒体205が通過するため、上述した、ベルト203上で加工媒体205が面方向に勢い良く広がって被加工物201が破損する問題は回避できる。しなしながら、この場合には、図9に示すように、ノズル204の直下のベルト213の網部分213aで被加工物201が破損するため、何ら問題の解決にはならない。
次に、図10(A)、(B)に、参考例3として、複数の細いベルトを平行に間隔を開けて配置し、それらのベルト上に被加工物を載せ、搬送するようにした噴射加工装置を示す。なお、図10(A)は斜視図、図10(B)は概念図である。
被加工物301は、上下のローラー302と、複数の細いベルト303が回転することにより搬送される。なお、ベルト303は、ローラー302Aにより駆動される。
被加工物301は、ノズル304の直下において、ノズル304から噴射された加工媒体305により加工される。
ノズル304の直下領域には、複数の細いベルト303が配置され、ノズル304と反対側から被加工物301を支えるようになっている。加工媒体305は、複数の細いベルト303どうしの隙間を通過するため、加工媒体305がベルト303上で面方向に勢い良く広がって被加工物301を破損してしまうことはない。
しかしながら、図10(B)に示すように、複数の細いベルト303どうしの隙間を通過する加工媒体305が、被加工物301を破損してしまう。
以上のように、参考例1〜3の装置を使用すると、薄層化された被加工物が破損してしまうという問題があった。
この問題を解決する方法として、噴射加工装置において、ノズルから加工媒体が間欠的に噴射されるように制御し、被加工媒体が破損しやすいタイミングでの加工媒体の噴射を中止する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、ノズルから加工媒体の噴射を再開した直後に、加工媒体の噴射状態が安定せず、被加工物の表面の加工品質が低下してしまうという別の大きな問題が発生してしまう虞があった。
本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、その手段として本発明の噴射加工装置は、被加工物を搬送する被加工物搬送機構と、粒体、紛体、気体、液体から選ばれるいずれかの単体、または、これらの混合物からなる加工媒体を噴射する少なくとも1つのノズルと、を備え、被加工物を搬送しながら、被加工物の表面に加工媒体を噴射して、被加工物の表面を加工するものであって、被加工物搬送機構は、被加工物の表面に加工媒体を噴射する際に、被加工物の搬送方向に回転しながら被加工物を支持する回転式支持材を備え、回転式支持材は、少なくとも、第1回転式支持材と第2回転式支持材とが組み合わされて構成され、第1回転式支持材は少なくとも1つの第1回転体を、第2回転式支持材は少なくとも1つの第2回転体を備え、ノズルの噴射口から回転式支持材に向かう方向から平面視して、ノズルの噴射口が対向する領域に、第1回転体と第2回転体とが、実質的に隙間なく並べて配置されている領域が存在し、ノズルの噴射口から回転式支持材に向かう方向から平面視して、回転式支持材において第1回転体および第2回転体に少なくとも一部が囲まれる領域に、第1回転式支持材および第2回転式支持材のいずれもが存在しない、加工媒体を排出可能な排出口が形成されているようにした。
第1回転体と第2回転体との合計数は、3個以上であることが好ましい。この場合には、第1回転体と第2回転体による被加工物の支持と、作用後の加工媒体の排出口からの排出を効果的に両立させることができる。
たとえば、第1回転体および第2回転体の、一方をローラーとし、他方をベルトとすることができる。
あるいは、第1回転体および第2回転体が、それぞれベルトであり、第1回回転体のベルトと、第2回転体のベルトとが、被加工部材の搬送方向にずらして配置されたものとすることができる。
第1回転体と、第2回転体とは、交互に配置されていることが好ましい。この場合には、第1回転体および第2回転体により、被加工物を確実に支持することができる。
さらに、ノズル側に配置され、被加工物の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止材を備えていても良い。この場合には、跳ね上がりによる被加工物の破損を抑制することができる。
また、本発明の被加工物の加工方法は、上述した従来の問題を解決するために、上述した本発明の噴射加工装置を使用し、粒体、紛体、気体、液体から選ばれるいずれかの単体、または、これらの2つ以上を混合させた混合物からなる加工媒体を被加工物の表面に噴射し、被加工物の表面に対し、研磨、粗化、洗浄、膜形成から選ばれるいずれかの加工を施すようにした。
本発明の噴射加工装置は、被加工物の搬送方向に回転しながら支持する回転式支持材により、被加工物をノズルと反対側から支持するため、加工時の被加工物の破損が抑制されている。
また、本発明の噴射加工装置は、作用後の加工媒体を排出口から排出することができるため、作用後の加工媒体が面方向に勢い良く広がることによる、被加工物の破損が抑制されている。
また、本発明の被加工物の加工方法は、本発明の噴射加工装置を使って被加工物の表面に研磨、粗化、洗浄、膜形を施すものであるため、被加工物の破損が抑制されている。
図1(A)は、第1実施形態にかかる噴射加工装置100の斜視図である。図1(B)は、噴射加工装置100の回転式支持材5を示す要部斜視図である。 図2(A)は、噴射加工装置100の回転式支持材5を示す要部平面である。図2(B)は、噴射加工装置100の断面図である。 図3(A)は、第2実施形態にかかる噴射加工装置200の斜視図である。図3(B)は、噴射加工装置200の回転式支持材15を示す要部斜視図である。 図4(A)は、噴射加工装置200の回転式支持材15を示す要部平面図である。図4(B)は、噴射加工装置200の断面図である。 図5(A)は、第3実施形態にかかる噴射加工装置300の回転式支持材25を示す要部斜視図である。図5(B)は、噴射加工装置300の回転式支持材25を示す要部平面図である。 図6(A)は、第4実施形態にかかる噴射加工装置400の斜視図である。図6(B)は、噴射加工装置400の断面図である。 参考例1の噴射加工装置の問題点を説明するための図であり、図7(A)は斜視図、図7(B)は断面図である。 参考例2の噴射加工装置の問題点を説明するための図であり、図8(A)は斜視図、図8(B)は断面図である。 参考例2の噴射加工装置の問題点を説明するための図であり、図9は断面図である。 参考例3の噴射加工装置の問題点を説明するための図であり、図10(A)は斜視図、図10(B)は概念図である。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。
なお、各実施形態は、本発明の実施の形態を例示的に示したものであり、本発明が実施形態の内容に限定されることはない。また、異なる実施形態に記載された内容を組合せて実施することも可能であり、その場合の実施内容も本発明に含まれる。また、図面は、実施形態の理解を助けるためのものであり、必ずしも厳密に描画されていない場合がある。たとえば、描画された構成要素ないし構成要素間の寸法の比率が、明細書に記載されたそれらの寸法の比率と一致していない場合がある。また、明細書に記載されている構成要素が、図面において省略されている場合や、個数を省略して描画されている場合などがある。
[第1実施形態]
図1(A)、(B)、図2(A)、(B)に、第1実施形態にかかる噴射加工装置100を示す。ただし、図1(A)は、噴射加工装置100の斜視図である。図1(B)は、噴射加工装置100の回転式支持材5を示す要部斜視図である。図2(A)は、噴射加工装置100の回転式支持材5を示す要部平面である。図2(B)は、噴射加工装置100の断面図である。
噴射加工装置100は、被加工物1を搬送する被加工物搬送機構として、上ローラー2a、下ローラー2bを備える。上ローラー2a、下ローラー2bは、駆動機構(図示せず)により回転駆動されて、被加工物1を搬送する。なお、図1(A)〜図2(B)においては、4本の上ローラー2a、2本の下ローラー2bを図示しているが、上ローラー2a、下ローラー2bの本数は任意であり、これより少なくても良く、これらより多くても良い。
噴射加工装置100は、加工媒体3を噴射するノズル4を備える。本実施形態においては、ノズル4は、直線状の溝(図示せず)を備え、帯状に加工媒体3を噴射する。ただし、ノズル4に代えて、たとえば、円状や角状に加工媒体3を噴射する複数のノズルを、単体で、あるいは複数を並べて配置しても良い。
噴射加工装置100は、ノズル4の対向する領域に、被加工物1を、ノズル4と反対側から、被加工物1の搬送方向に回転しながら支持する回転式支持材5を備える。本実施形態においては、回転式支持材5は、第1回転式支持材6と第2回転式支持材7とが組み合わされて構成されている。ただし、回転式支持材5は、第1回転式支持材6と第2回転式支持材7だけには限られず、たとえば、第3回転式支持材などを、さらに備えていても良い。
噴射加工装置100は、第1回転式支持材6が、第1回転体として、3個のローラー6aを備える。3個のローラー6aは、軸56に固定されていて、軸56により回転駆動される。なお、軸56は、駆動機構(図示せず)に固定されていて、駆動機構により回転駆動される。ローラー6aの材質は任意であるが、たとえば、金属の外周にゴムをコートしたものを使用することができる。 また、噴射加工装置100は、第2回転式支持材7が、第2回転体として、4個のベルト7aを備える。4個のベルト7aは、1対の軸57により回転駆動される。なお、軸57は、駆動機構(図示せず)に固定されていて、駆動機構により回転駆動される。ベルト7aの材質は任意であるが、たとえば、ゴムを使用することができる。
図1(B)の要部斜視図に示すように、噴射加工装置100は、第1回転式支持材6の3個のローラー6aと、第2回転式支持材7の4個のベルト7aが、相互に干渉しない範囲で、できる限り間隔を小さくして、交互に組み合わせ並べて配置されている。
噴射加工装置100は、ノズル4の直下近傍に、第1回転式支持材6および第2回転式支持材7のいずれもが存在しない、作用後の加工媒体3を排出するための複数の排出口8が形成されている。
以上のような構造からなる噴射加工装置100を使用して、被加工物1に、たとえば次のような加工が施される。
まず、セラミック多層基板などの複数の被加工物1が用意される。
複数の被加工物1は、下ローラー2b、上ローラー2a、ローラー6a、ベルト7aが回転することにより、順番に、図1(A)に破線で示す搬送経路を搬送される。被加工物1と被加工物1との間隔は、たとえば、10mm〜20mmとされる。
ノズル4からは、常時、加工媒体3が噴射されている。加工媒体3は、たとえば、粒体、紛体、気体、液体から選ばれるいずれかの単体、または、これらの混合物からなる。
ノズル4の下に到達した被加工物1の表面が、噴射された加工媒体3により加工される。加工の種類は、たとえば、研磨、粗化、洗浄、膜形成などである。
表面が加工された被加工物は、さらに、下ローラー2b、上ローラー2a、ローラー6a、ベルト7aにより搬送され、噴射加工装置100の外に取り出される。
以上のような噴射加工装置100を使用した、被加工物1の加工において、被加工物1が破損することはない。理由は以下のとおりである。
噴射加工装置100において、被加工物1の表面に対する圧力はノズル4の直下が最大になるが、その部分には、第1回転式支持材6の3個のローラー6aと、第2回転式支持材7の4個のベルト7aとが配置されており、被加工物1を、ノズル4と反対側から、被加工物1の搬送方向に回転しながら支持するからである。
また、噴射加工装置100は、回転式支持材5の近傍に、第1回転式支持材6および第2回転式支持材7のいずれもが存在しない、加工媒体3を排出可能な複数の排出口8が形成されており、作用後の加工媒体3が排出口8から排出されるため、作用後の加工媒体3が面方向に勢い良く広がり、被加工物1を破損することがないからである。
さらに、噴射加工装置100は、被加工物1がノズル4の直下に到達する前、および、被加工物1がノズル4の直下を離れた後においても、被加工物1が第2回転式支持材7の4個のベルト7aにより支持されるため、被加工物1の先端や後端が、加工媒体3により破損されてしまうことがないからである。
[第2実施形態]
図3(A)、(B)、図4(A)、(B)に、第2実施形態にかかる噴射加工装置200を示す。ただし、図3(A)は、噴射加工装置200の斜視図である。図3(B)は、噴射加工装置200の回転式支持材15を示す要部斜視図である。図4(A)は、噴射加工装置200の回転式支持材15を示す要部平面図である。図4(B)は、噴射加工装置200の断面図である。
図1(A)〜図2(B)に示した、第1実施形態にかかる噴射加工装置100では、回転式支持材5が、3個のローラー6aを備えた第1回転式支持材6と、4個のベルト7aを備えた第2回転式支持材7とを、組み合わせることにより構成されていた。
噴射加工装置200は、これに代えて、回転式支持材15を、3個のベルト16aを備えた第1回転式支持材16と、4個のベルト17aを備えた第2回転式支持材17とを、組み合わせることにより構成した。
なお、3個のベルト16aと4個のベルト17aとは、被加工物1の搬送方向にずらして配置されている。
第1回転式支持材16の3個のベルト16aは、専用の軸66と、共通の軸69により回転駆動される。
第2回転式支持材17の3個のベルト17aは、専用の軸67と、共通の軸69により回転駆動される。すなわち、軸69は、第1回転式支持材16と第2回転式支持材17とにおいて、共用されている。
なお、軸66、67、69は、駆動機構(図示せず)に固定されていて、駆動機構により回転駆動される。
噴射加工装置200においても、回転式支持材15の近傍に、第1回転式支持材16および第2回転式支持材17のいずれもが存在しない、加工媒体3を排出可能な複数の排出口18が形成されている。
噴射加工装置200の他の構成は、噴射加工装置100と同じにした。
噴射加工装置200においても、以下の理由により、加工時に被加工物1が破損することがない。
図4(B)に示すように、噴射加工装置200において、被加工物1の表面に対する圧力はノズル4の直下が最大になるが、その部分には、第1回転式支持材16の3個のベルト16aと、第2回転式支持材17の4個のベルト17aとが配置されており、被加工物1を、ノズル4と反対側から、被加工物1の搬送方向に回転しながら支持するからである。
また、噴射加工装置200は、回転式支持材5の近傍に、第1回転式支持材16および第2回転式支持材17のいずれもが存在しない、加工媒体3を排出可能な複数の排出口18が形成されており、作用後の加工媒体3が排出口18から排出されるため、作用後の加工媒体3が面方向に勢い良く広がり、被加工物1を破損することがないからである。
さらに、噴射加工装置200は、被加工物1が、ノズル4の直下に到達する前は、第2回転式支持材17の4個のベルト17aにより支持され、被加工物1がノズル4の直下を離れた後は、第1回転式支持材16の3個のベルト16aにより支持されるため、被加工物1の先端や後端が、加工媒体3により破損されてしまうことがないからである。
[第3実施形態]
図5(A)、(B)に、第3実施形態にかかる噴射加工装置300を示す。ただし、図5(A)は、噴射加工装置300の回転式支持材25を示す要部斜視図である。図5(B)は、噴射加工装置300の回転式支持材25を示す要部平面図である。
図1(A)〜図2(B)に示した、第1実施形態にかかる噴射加工装置100では、回転式支持材5が、3個のローラー6aを備えた第1回転式支持材6と、4個のベルト7aを備えた第2回転式支持材7とで構成されていた。
噴射加工装置300は、これに代えて、回転式支持材25を、幅広の1個のローラー26aを備えた第1回転式支持材26と、幅広の2個のベルト27aを備えた第2回転式支持材27とにより構成した。
ローラー26aは軸76に固定されていて、軸76により回転駆動される。なお、軸76は、駆動機構(図示せず)に固定されていて、駆動機構により回転駆動される。また、2個のベルト27aは、1対の軸77により回転駆動される。なお、軸77は、駆動機構(図示せず)に固定されていて、駆動機構により回転駆動される。
噴射加工装置300は、ノズル4の直下近傍に、第1回転式支持材26および第2回転式支持材27のいずれもが存在しない、作用後の加工媒体3を排出するための2個の排出口28が形成されている。
噴射加工装置300の他の構成は、噴射加工装置100と同じにした。
このように、回転式支持材25を構成する、第1回転式支持材26の回転体(ローラー26a)と、第2回転式支持材27の回転体(ベルト27a)の合計数が3個以上であれば、回転式支持材25でバランスよく被加工物1を支持しながら、作用後の加工媒体3を効果的に排出口28から排出させることができる。
[第4実施形態]
図6(A)、(B)に、第4実施形態にかかる噴射加工装置400を示す。 ただし、図6(A)は、噴射加工装置400の斜視図である。図6(B)は、噴射加工装置400の断面図である。
噴射加工装置400は、図1(A)〜図2(B)に示した、第1実施形態にかかる噴射加工装置100に、跳ね上がり防止材として、1対のローラー10a、10bを追加した。
ローラー10a、10bは、いずれも、ノズル4の直下近傍の、被加工物1の搬送経路の上側に配置されている。
ローラー10aは、主に、ノズル4の直下に到達する前の被加工物1の先端が跳ね上がるのを防止する。ローラー10bは、主に、ノズル4の直下から離れた後の被加工物1の後端が跳ね上がるのを防止する。
噴射加工装置300の他の構成は、噴射加工装置100と同じにした。
噴射加工装置400においては、ローラー10a、10bにより、被加工物1の跳ね上が防止されるため、被加工物1の破損がより抑制されている。
以上、第1実施形態〜第4実施形態にかかる噴射加工装置100〜400について説明した。しかしながら、本願発明が上述した内容に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って種々の変更を加えることができる。
たとえば、噴射加工装置100〜400では、回転式支持材5〜25が、第1回転式支持材6〜26と、第2回転式支持材7〜27との2種類で構成されているが、これらの個数は任意であり、さらに第3回転式支持材などを追加するようにしても良い。
また、第1回転式支持材6〜26や第2回転式支持材7〜27が、回転体として備える、ローラー6a、26aや、ベルト7a、16a、17a、27aの個数は任意であり、上述した個数には限定されない。
1・・・被加工物
2a、2b・・・ローラー
3・・・加工媒体
4・・・ノズル
5、15、25・・・回転式支持材
6、16、26・・・第1回転式支持材
6a、26a・・・ローラー(第1回転体)
16a・・・ベルト(第1回転体)
7、17、27・・・第2回転式支持材
7a、17a、27a・・・ベルト(第2回転体)
8、18、28・・・(加工媒体の)排出口
10a、10b・・・ローラー(跳ね上がり防止材)
56、57、66、67、69、76、77・・・軸
100、200、300、400・・・噴射加工装置

Claims (7)

  1. 被加工物を搬送する被加工物搬送機構と、
    粒体、紛体、気体、液体から選ばれるいずれかの単体、または、これらの混合物からなる加工媒体を噴射する少なくとも1つのノズルと、を備え、
    前記被加工物を搬送しながら、前記被加工物の表面に前記加工媒体を噴射して、前記被加工物の表面を加工する噴射加工装置であって、
    前記被加工物搬送機構は、前記被加工物の表面に前記加工媒体を噴射する際に、前記被加工物の搬送方向に回転しながら前記被加工物を支持する回転式支持材を備え、
    前記回転式支持材は、少なくとも、第1回転式支持材と第2回転式支持材とが組み合わされて構成され、
    前記第1回転式支持材は少なくとも1つの第1回転体を、前記第2回転式支持材は少なくとも1つの第2回転体を備え、
    前記ノズルの噴射口から前記回転式支持材に向かう方向から平面視して、前記ノズルの噴射口が対向する領域に、前記第1回転体と前記第2回転体とが、実質的に隙間なく並べて配置されている領域が存在し、
    前記ノズルの噴射口から前記回転式支持材に向かう方向から平面視して、前記回転式支持材において前記第1回転体および前記第2回転体に少なくとも一部が囲まれる領域に、前記第1回転式支持材および前記第2回転式支持材のいずれもが存在しない、前記加工媒体を排出可能な排出口が形成されている噴射加工装置
  2. 前記第1回転体と前記第2回転体との合計数が3個以上である、請求項1に記載された噴射加工装置。
  3. 前記第1回転体および前記第2回転体の一方がローラーであり、他方がベルトである、請求項1または2に記載された噴射加工装置。
  4. 前記第1回転体および前記第2回転体が、それぞれベルトであり、前記第1回体の前記ベルトと、前記第2回転体の前記ベルトとが、前記被加工部材の搬送方向にずらして配置されている、請求項1または2に記載された噴射加工装置。
  5. 前記第1回転体と、前記第2回転体とが、交互に配置されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された噴射加工装置。
  6. さらに、前記ノズル側に配置され、前記被加工物の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止材を備えた、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された噴射加工装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載された噴射加工装置を使用し、
    粒体、紛体、気体、液体から選ばれるいずれかの単体、または、これらの2つ以上を混合させた混合物からなる加工媒体を被加工物の表面に噴射し、
    前記被加工物の表面に対し、研磨、粗化、洗浄、膜形成から選ばれるいずれかの加工を施す被加工物の表面加工方法。
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