JP6543897B2 - 楽曲再生装置、および楽曲再生プログラム。 - Google Patents

楽曲再生装置、および楽曲再生プログラム。 Download PDF

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本発明は、カラオケサービスを利用するユーザが1人であり、かつ1以上の楽器が楽曲再生装置に接続されている場合に、演奏の練習を容易に行うことを可能にする楽曲再生装置に関する。
近年、カラオケの楽曲再生装置を利用するユーザの利用形態が多様化している。例えば、楽曲再生装置により歌唱を楽しむ形態、または楽器を楽曲再生装置に接続し、楽器の練習を行う形態がある。さらに、複数人でカラオケを一緒に楽しむ形態、または1人でカラオケを楽しむ形態がある。このような利用形態の多様化の中で、各ユーザの利用形態に応じたサービスを提供するため、新たな機能が開発されている。例えば、特許文献1には、ログインユーザ数に応じて適切な効果音の演出方法を効率的に導く技術が記載されている。具体的には、カラオケシステムにログインしたユーザの人数が、1人であると判断された場合、効果音の発音データが出力される。また、ユーザ人数が複数であると判断された場合、効果音の表示データが出力される。これにより、歌唱者以外のユーザは効果音を発するタイミングを知り、効果音を発音することができる。
特開2008−076677号公報
ユーザは楽曲再生装置を1人で利用し、1つの楽器の演奏音と合せながら別の楽器の演奏を練習する場合がある。この場合、楽曲再生装置には少なくとも1つの楽器が接続されるが、ユーザが一人であるので、複数の楽器の操作を同時に行うことができない。そのため、ユーザが一人の場合には、1つの楽器を演奏して、楽器の演奏音を録音した演奏情報を楽曲再生装置の記憶部に記憶させ、その演奏情報を再生しながら別の楽器の演奏を練習することが考えられる。しかし、ユーザが録音した演奏情報を楽曲の伴奏音を表す伴奏情報とともに楽曲再生装置に再生させるためには、以下の手順が必要になる。まず、ユーザは1つの楽器で演奏する楽曲の伴奏情報を選択しなければならない。次に、演奏情報を作成するために、ユーザは録音機能の実行を指示し、少なくとも1つの楽器の演奏音を録音しなければならない。その後に、1つの楽器の演奏情報を伴奏情報とともに再生しながら別の楽器を演奏するために、ユーザは、伴奏情報を選択するとともに1つの楽器の演奏情報を検索するために検索要求を楽曲再生装置に送り、検索結果から1つの楽器の演奏情報を選択しなければならない。このため、1人のユーザが1つの楽器の演奏と合せながら別の楽器の演奏を練習するための準備には手間がかかった。
そこで、本発明は、1人のログインユーザが複数の楽器の演奏を練習するための準備を迅速かつ簡単に行うことができる楽曲再生装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の楽曲再生装置は、楽器が接続される楽器接続手段と、ユーザによる楽器の演奏を表す演奏情報および楽曲の伴奏を表す伴奏情報を記憶する記憶手段と、複数の楽曲からユーザが所望する楽曲を選択するための選曲手段と、選曲手段により選択された楽曲の伴奏を表す伴奏情報、および記憶手段から読み出された演奏情報を再生する再生手段と、ユーザがカラオケサービスを利用するときにログインするためのログイン手段と、
伴奏情報および演奏情報の記憶および読み出しと、再生手段の再生とを制御する制御手段と、前記再生手段に再生させる伴奏情報の楽曲を予約する予約手段と、を備え、伴奏情報は、楽曲を識別する楽曲識別情報を含み、演奏情報は、演奏された楽曲を識別する楽曲識別情報、および、楽器を演奏したユーザを識別するユーザ識別情報を含み、ログイン手段によりログインしたユーザの人数が1人であり、かつ楽器接続手段に接続された楽器の数が1つ以上ある状態において、前記楽器接続手段に接続された楽器の演奏を表す演奏情報を前記記憶手段に記憶させた場合、前記制御手段は、異なる楽器で演奏する指示を取得すると、次に演奏する楽曲を前記予約手段に予約させ、その予約された楽曲の伴奏情報に含まれる前記楽曲識別情報と、前記ログイン手段によりログインしたユーザの前記ユーザ識別情報とに従って、前記記憶手段に記憶させた演奏情報を前記記憶手段から読み出して前記再生手段に再生させることを特徴とする。
請求項2に記載の楽曲再生装置は、制御手段は、選曲手段により選択された楽曲の伴奏情報に含まれる楽曲識別情報と一致する楽曲識別情報を含む演奏情報のうち、ログイン手段によりログインしたユーザのユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を含む演奏情報を記憶手段から読み出して再生手段に再生させることを特徴とする。
請求項3に記載の楽曲再生装置は、選曲手段により選択された楽曲の楽曲識別情報に対応する演奏情報が記憶手段に記憶されていない場合、制御手段は、楽器接続手段に接続された楽器の演奏を表す演奏情報を記憶手段に記憶させることを特徴とする。
(削除)
請求項に記載の楽曲再生装置は、演奏情報は、楽曲識別情報およびユーザ識別情報とともに、ユーザが演奏した楽器を識別する楽器識別情報を含み、伴奏情報が再生手段により再生されるときに、演奏情報が記憶手段にすでに記憶され、かつ、演奏情報が含む楽器識別情報と、ユーザにより演奏される楽器の楽器識別情報とが異なる場合、制御手段は、伴奏情報が含む楽曲識別情報と、ユーザ識別情報とに従って、演奏情報を記憶手段から読み出して再生手段に再生させることを特徴とする。
請求項1に記載の楽曲再生装置、及び請求項6に記載の楽曲再生プログラムによると、カラオケサービスにログインしているユーザの人数が1人で、かつ1以上の楽器が楽器接続手段に接続される状態において、前記楽器接続手段に接続された楽器の演奏を表す演奏情報を前記記憶手段に記憶させた場合、次に演奏する楽曲を予約手段に予約させ、ユーザが先に演奏した楽器の演奏情報が、別の楽器の演奏のために選曲した楽曲の伴奏情報と同期して再生される。これにより、ユーザが1人で楽器の練習を行う場合、ユーザは、自分の先に演奏した楽器の演奏情報を聞きながら別の楽器の演奏を迅速かつ簡単に練習できる。
請求項2に記載の楽曲再生装置によると、制御手段は、選択された楽曲の楽曲識別情報と一致する楽曲識別情報を含む演奏情報のうち、ログインしたユーザのユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を含む演奏情報を記憶手段から読み出す。これにより、ユーザは、先に演奏した楽器の演奏に合わせて別の楽器の演奏を練習する際に、自分が先に演奏した楽器の演奏情報を正確に読み出して聞くことができる。
請求項3に記載の楽曲再生装置によると、ログインしているユーザの人数が1人で、かつ楽器接続手段に接続される楽器の数が1以上であり、選択された楽曲の演奏情報が記憶されていない場合、ユーザにより演奏された楽器の演奏情報が、録音のためのユーザの操作なしに記憶される。これにより、ユーザは演奏情報を記憶するために楽曲再生装置を操作することなしに楽器の練習を開始できる。さらに、録音のためのユーザの操作なしに演
奏情報が記憶されることで、ユーザは録音のための操作忘れによる演奏のやり直しを防ぐことができる。また、演奏を複数回行う楽曲については、2回目以降はいつでも演奏情報を伴奏情報と同期させて再生することが可能になる。これにより、記憶させるためのユーザの操作が不要になり、ユーザは迅速かつ簡単に練習を開始できる。
(削除)
請求項に記載の楽曲再生装置によると、演奏情報が記憶手段にすでに記憶され、かつ、演奏情報が含む楽器識別情報と、ユーザにより演奏される楽器の楽器識別情報とが異なる場合、制御手段は、伴奏情報が含む楽曲識別情報と、ユーザ識別情報とに従って、演奏情報を記憶手段から読み出す。これにより、ユーザは、記憶されている演奏情報を選択する操作を行うことなく、先に演奏した楽器の演奏情報と伴奏情報とを同期して再生させ、別の楽器の演奏を迅速かつ簡単に練習できる。
本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置1のブロック図である。 楽曲再生装置1の制御部100により実行される楽器演奏用モードの処理を表すフローチャートである。 制御部100により実行される楽器演奏用モードの処理におけるステップS170のサブルーチン処理のフローチャートである。 楽器演奏用モードの処理におけるステップS146により、ディスプレイ201に表示される画面表示の一例である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[カラオケ装置の構成]
図1は一実施形態に係る楽曲再生装置1のブロック図である。楽曲再生装置1は、制御部100、ROM101、RAM102、記憶部110、映像制御部122、音声制御部140、ビデオRAM120、映像再生部121、外部入力部130、および操作処理部150を備える。
制御部100は、楽曲再生装置1の処理を制御する。ROM101は、制御部100が実行するプログラムを記憶する。RAM102は、一時的な記憶領域であり、制御部100の制御に関する情報を一時的に記憶する。記憶部110は、その記憶領域に各種情報を記憶する。
記憶部110は、楽曲記憶領域111、歌詞テロップ記憶領域112、演奏情報記憶領域113、予約情報記憶領域114、および、ログイン情報記憶領域115を備える。
楽曲記憶領域111は楽曲の伴奏音を表す伴奏情報を記憶する。歌詞テロップ記憶領域112は、伴奏情報の再生に合わせて表示される楽器演奏用のタブ譜、および、歌詞テロップを記憶する。演奏情報記憶領域113は、ユーザが演奏した楽器の演奏音を表す演奏情報を記憶する。予約情報記憶領域114は、ユーザが所望する楽曲を演奏順に記憶する予約リストを記憶する。ログイン情報記憶領域115は、カラオケサービスの利用許可を
得るためにログインをしたユーザのユーザIDなどを記憶する。伴奏情報は、伴奏音を表す情報の外に、楽曲識別情報を含む。演奏情報は、楽器の演奏音を表す情報の外に、演奏された楽曲の楽曲識別情報と、楽器を演奏したユーザのユーザIDと、演奏された楽器の楽器識別情報を含む。
ビデオRAM120は、制御部100から送られた動画を表す情報である映像情報を一時的に記憶する。映像再生部121は、制御部100から送られる再生指示に従って、ビデオRAM120に記憶される映像情報を読み出す。読み出された映像情報は、再生指示に含まれる演奏開始時間の情報により演奏開始タイミングが同期され、再生制御部120に送られる。映像制御部122は、制御部100から送られるタブ譜および歌詞テロップと、映像再生部121から送られる映像情報とを受け取り、これらの情報をディスプレイ201に表示可能な形式に変換し、この変換された情報をディスプレイ201の画面に表示させる。
外部入力部130は、楽器が接続される入力インターフェイスである。外部入力部130は、楽器203を接続するためのチャンネルを複数備える。複数のチャンネルは、接続される楽器に応じた専用のチャンネルとして構成される。例えば、Aチャンネル131はギター専用のチャンネルであって、ギター203Aが接続されるチャンネルである。Bチャンネル132はベース専用のチャンネルであって、ベース203Bが接続されるチャンネルである。外部入力部130は、入力された楽器の演奏音を表す入力音情報を制御部100、および音声制御部140に送る。
音声制御部140は、制御部100から送られる再生指示に従って、RAM102に記憶された演奏情報、および伴奏情報を読み出して再生し、さらに、外部入力部130から送られる入力音情報を合成して、スピーカ202に発音させる。
操作処理部150は、ユーザによる操作部151の操作を表す操作情報を受け取り、制御部100の動作を切り替える制御要求に操作情報を変換して制御部100に送る。例えば、操作部151は、スイッチまたはタッチパネルを備え、スイッチまたはタッチパネルはユーザにより押される。操作部151は、ユーザが押したスイッチの位置および回数などを表す操作情報、またはタッチパネルの位置および回数などを表す操作情報を操作処理部150に送る。操作部151から送られた操作情報は操作処理部150によって制御要求に変換され、制御部100へ送られる。
また、操作処理部150は、受信部151を介して入力されたユーザの操作を表す操作情報を受け取り、制御部100の動作を切り替える制御要求に操作情報を変換して制御部100に送る。例えば、受信部152は、図示しないカラオケ用アプリケーションが実行されたユーザの携帯端末、または図示しない楽曲再生装置専用のリモコンから送られる操作情報を受信する。
携帯端末またはリモコンに備えられたスイッチがユーザにより押されると、携帯端末またはリモコンはユーザが押したスイッチの位置および回数などに従って操作情報を受信部152へ送る。受信部152は、受信した操作情報を操作処理部150に送る。受信部152から送られた操作情報は、操作処理部150によって制御要求に変換され、制御部100へ送られる。制御要求は、例えば、楽曲を予約させる楽曲予約要求、歌唱用モードまたは演奏用モードなどのモードを切り替えさせるモード切り替え要求、モードを終了させるモード終了要求、およびユーザのログイン処理を実行させるログイン要求などがある。制御部100が実行する楽曲予約処理、およびログイン処理は後述する。
[楽曲予約処理]
制御部100が実行する楽曲予約処理について以下に説明する。制御部100は、操作処理部150から楽曲予約要求が送られると、楽曲予約要求に含まれる楽曲識別情報を、予約情報記憶領域114に記憶させる。
例えば、操作処理部150は、操作部151または、受信部152から楽曲予約に関する操作情報が送られると、操作情報を楽曲予約要求に変換して制御部100に送る。制御部100は、操作処理部150から楽曲予約要求が送られると、楽曲予約要求に含まれる楽曲識別情報を抽出する。制御部100は、楽曲予約要求から抽出した楽曲識別情報と、楽曲記憶領域111に記憶される楽曲識別情報とが一致するか否かを判断する。楽曲記憶領域111に記憶される伴奏情報が含む楽曲識別情報と、楽曲予約要求に含まれる楽曲識別情報とが一致する場合、制御部100は予約情報記憶領域114に、一致した楽曲識別情報を記憶させる。
[ログイン処理]
制御部100が実行するログイン処理について以下に説明する。制御部100は、操作処理部150からログイン要求が送られると、ログインユーザ設定などのカラオケサービスの利用許可を与えるか否かを判断するログイン処理を実行する。
例えば、ログイン情報記憶領域115は、あらかじめ登録されたユーザのユーザIDとパスワードとを対応付けて記憶する。操作処理部150は、操作部151または、受信部152からログインに関する操作情報が送られると、操作情報をログイン要求に変換して制御部100に送る。この時、操作情報およびログイン要求は、ログインを所望するユーザのユーザIDと、パスワードとを含んでいる。制御部100は、ログイン要求に含まれるユーザIDと、ログイン記憶領域115に記憶されているユーザIDとが一致するか否かを判断する。制御部100は、ユーザIDが一致すると判断した場合、ログイン記憶領域115に記憶されたユーザIDに対応付けて記憶されるパスワードと、ログイン要求に含まれるパスワードとが一致するか否かを判断する。ログイン情報記憶領域115に記憶されているユーザIDに対応付けられて記憶されたパスワードと、ログイン要求に含まれるパスワードとが一致する場合、制御部100は、利用許可を表すログイン情報をユーザIDに対応付けてログイン記憶領域115に記憶する。さらに、ログイン情報がユーザIDに対応付けられると、制御部100は、カラオケサービスの利用許可がユーザに与えられたことをディスプレイ201に表示させる。ログイン処理によりカラオケサービスの利用許可が与えられたユーザは、ログインユーザ設定を行うことが許可されたことを、ディスプレイ201の表示により知ることができる。制御部100により実行されるログインユーザ設定の処理については後述する。
制御部100は、ログイン要求に含まれるユーザIDがログイン情報記憶領域115に記憶されていないと判断した場合、または、ログイン要求に含まれるユーザIDはログイン情報記憶領域115に記憶されているが、パスワードが一致しないと判断した場合、ログイン処理によりカラオケサービスの利用許可がユーザに与えられないことをディスプレイ201に表示させる。この表示により、ユーザは、ログインユーザ設定を行うことが禁止されたことを知ることができる。
[ログインユーザ設定の処理]
制御部100が実行するログインユーザ設定の処理について以下に説明する。ログインユーザ設定の処理では、ユーザIDに対応付けてユーザが所望する楽曲再生装置の状態を設定としてログイン情報記憶領域115に記憶させることができる。例えば、ユーザは好みの音質で楽器を演奏できるように、制御部100は、マイクボリューム、楽器のボリューム、および、エコーボリュームなどの設定が可能な項目の状態をログイン情報記憶領域115に記憶させることができる。一例として、制御部100は、マイクボリューム:7
0、楽器のボリューム:60、および、エコーボリューム:30という設定をユーザIDに対応付けてログイン情報記憶領域115に記憶させることができる。また、別の例としては、ユーザが一人で複数の楽器を練習する場合に、制御部100は、演奏情報の記憶、および再生を行うか否かをユーザIDと対応付けてログイン情報記憶領域115に記憶させることができる。ユーザのログイン処理においてカラオケサービスの利用許可が制御部100によりユーザに与えられると、ログイン情報記憶領域115に記憶されたログインユーザ設定は制御部100により読み出される。制御部100は楽曲再生装置の状態を読み出したログインユーザ設定の状態に変更する。
[ユーザの利用形態]
次に図2のフローチャートを参照してユーザの利用形態に応じた制御部100の動作を以下に説明する。図2のフローチャートは楽器演奏用モードの実行要求が操作処理部150から制御部100に送られることにより開始される。図2のフローチャートの各ステップは、制御部100により実行される処理である。
制御部100の動作をユーザの利用形態によって3つの場合に分けて説明する。ユーザの利用形態1は、ログインユーザが複数、またはログインユーザがいない形態である。ユーザの利用形態2は、ログインユーザが1人で、かつ1以上の楽器が接続される形態であって、ユーザの演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶されていない形態である。ユーザの利用形態3は、ログインユーザが1人で、かつ1以上の楽器が接続される形態であって、ユーザの演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶されている形態である。
なお、楽器演奏用モード以外の処理は従来のカラオケ装置と同様であり、その説明を省略する。また、制御部100の処理のうちで、ユーザの利用形態2、およびユーザの利用形態3における処理がユーザの利用形態1における処理と共通する処理については、その説明を省略する。
[ユーザの利用形態1]
ログインユーザが複数、またはログインユーザがいない形態であるユーザの利用形態1における制御部100の処理について、図2を参照して以下に説明する。図2のフローチャートは、ユーザによる操作部151などの操作により、楽器演奏用モードの実行要求が操作処理部150から制御部100に送られることで開始される。
ステップS100では、楽曲の予約がされているか否かが判断される。具体的には、記憶部110の予約情報記憶領域114から、予約情報が読み出される。読み出された予約情報に楽曲識別情報が含まれているか否かが判断される。予約情報に楽曲識別情報が含まれている場合、楽曲が予約されていると判断され、ステップS100の処理はYESとなる。ステップS100の処理がYESである場合、予約情報に含まれる楽曲識別情報のうち、初めに再生される楽曲の楽曲識別情報がRAM102に記憶され、処理はステップS110に移される。また、予約情報に楽曲識別情報が含まれていない場合、楽曲が予約されていないと判断され、ステップS100の処理はNOとなる。ステップS100の処理がNOである場合、処理はステップS100に移される。
ステップS110では、ログインユーザが1人であるか否かが判断される。具体的には、ログイン情報が対応付けられているユーザIDがログイン情報記憶領域115から読み出される。読み出されたユーザIDは、RAM102に記憶され、ユーザIDの数によってログイン人数が判断される。ログインユーザが1人の場合、ステップS110の処理はYESとなり、処理はステップS120に移される。また、ログインユーザが複数である場合、またはログインユーザがいない場合、ステップS110の処理はNOとなり、処理はステップS111に移される。
ユーザの利用形態1はログインユーザが複数、またはログインユーザがいない形態であるので、ステップS110がNOである場合を以下に説明する。
ステップS111では、伴奏情報が読み出される。具体的には、ステップS100においてRAM102に記憶された楽曲識別情報に一致する楽曲識別情報を含む伴奏情報が、楽曲記憶領域111から読み出される。楽曲記憶領域111から読み出された伴奏情報は、RAM102に記憶される。さらに、ステップS100においてRAM102に記憶された楽曲識別情報に一致する楽曲識別情報を含む歌詞テロップが、歌詞テロップ記憶領域112から読み出される。歌詞テロップ記憶領域112から読み出された歌詞テロップは、RAM102に記憶される。伴奏情報、および歌詞テロップがRAM102に記憶されると、処理はS112に移される。
ステップS112では、伴奏情報の再生指示が映像制御部122、および音声制御部140に送られる。具体的には、ステップS111においてRAM102に記憶された伴奏情報、および歌詞テロップとともに、伴奏情報、および歌詞テロップの再生開始時間の情報を含む再生指示が、映像制御部122、および音声制御部140に送られる。映像制御部122、および音声制御部140は、再生指示に含まれる再生開始時間の情報に基づき、伴奏情報、および歌詞テロップを再生する。
ステップS113では、伴奏情報の再生が終了したか否かが判断される。具体的には、伴奏情報の再生が終了した場合、ステップS113の処理はYESとなる。ステップS113の処理がYESである場合、処理はステップS180に移される。伴奏情報の再生が終了していない場合、ステップS113の処理はNOとなる。ステップS113の処理がNOである場合、処理はステップS111に移される。
ステップS180では、楽器演奏用モードのモード終了要求、またはモード切り替え要求が受け取られたか否かが判断される。具体的には、ユーザによる操作部151の操作により送られた操作情報、または、携帯端末あるいはリモコンの操作により受信部152から送られた操作情報に従って、操作処理部150から送られる制御要求にモード終了要求またはモード切り替え要求が含まれていた場合、ステップS180の処理はYESとなり、フローチャートの処理が終了される。モード終了要求またはモード切り替え要求が、送られた制御要求に含まれていない場合、ステップS180の処理はNOとなり、ステップS100に処理が移される。
[ユーザの利用形態2]
ログインユーザが1人で、かつ1以上の楽器が接続される形態であって、ユーザの演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶されていない形態であるユーザの利用形態2における処理の流れについて、図2を参照して以下に説明する。図2のフローチャートは楽器演奏用モードを選択することで開始される。ユーザの利用形態1と共通の処理については、その説明を省略する。
ログインユーザが1人である場合、ステップS110の処理はYESとなり、ステップS120に処理が移される。
ステップS120では、外部入力部130に楽器が接続されているか否かが判断される。具体的には、外部入力部130に楽器が接続されているか否かは、各チャンネルの電気的な入力レベルによって判断される。楽器が接続されていない場合、外部入力部130のAチャンネル131、およびBチャンネル132の各チャンネルの入力レベルは0Vである。各チャンネルは楽器が接続されることで通電され、入力レベルを変化させる。この入
力レベルの変化により、楽器の有無が判断される。楽器が接続されていると判断された場合、ステップS120の処理はYESとなり、ステップS140に処理が移される。楽器が接続されていないと判断された場合、ステップS120の処理はNOとなり、ステップS111に処理が移される。
ステップS140では、ユーザが演奏する楽曲の楽曲識別情報と、ユーザのユーザIDとを含む演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶されているか否かが判断される。具体的には、ステップS100において、RAM102に記憶された楽曲識別情報と、演奏情報記憶領域113に記憶された演奏情報が含む楽曲識別情報とが一致し、かつ、ステップS110でRAM102に記憶されたユーザIDと、演奏情報記憶領域113に記憶された演奏情報が含むユーザIDとが一致する演奏情報があるか否かが判断される。具体的には、演奏情報が記憶されていると判断された場合、ステップS140の処理はYESとなり、ステップS150に処理が移される。演奏情報が記憶されていないと判断された場合、ステップS140の処理はNOとなり、ステップS141に処理が移される。ステップS141、およびステップS142の処理はステップS111、およびステップS112と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS143では、ユーザIDに対応付けてログイン情報記憶領域115に記憶されたログインユーザ設定が演奏情報を記憶すること、および再生することを表す記憶再生状態に設定されているか否かが判断される。具体的には、ログイン情報記憶領域115に記憶された、ログインユーザ設定が読み出される。ログインユーザ設定が記憶再生状態に設定されていると判断された場合、ステップS143の処理はYESとなり、ステップS144に処理が移される。ログインユーザ設定が記憶再生状態に設定されていないと判断された場合、ステップS143の処理はNOとなり、ステップS145に処理が移される。
ステップS144では、演奏情報が記憶される。具体的には、ユーザの利用形態2は、演奏情報記憶領域113に演奏情報が記憶されておらず、かつ、記憶再生状態のログインユーザ設定がログイン情報記憶領域115に記憶されている形態であるので、演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶される。外部入力部130から入力される楽器の演奏音は、演奏情報として、RAM102に記憶され、その後、演奏情報記憶領域113に記憶される。演奏情報が記憶されると、処理はステップS145に移される。
ステップS145では、伴奏情報の再生が終了したか否かが判断される。具体的には、伴奏情報の再生が終了した場合、ステップS145の処理はYESとなり、処理はステップS146に移される。伴奏情報の再生が終わっていない場合、ステップS145の処理はNOとなり、処理はステップS141に移される。ステップS141からステップS145までの処理は、楽曲の演奏開始から終了まで繰り返される。
ステップS146では、ステップS144において演奏情報記憶領域113に記憶された演奏情報を再生し、直前に演奏された楽曲の演奏を行うか否かが判断される。具体的には、ステップS145において、楽曲の演奏が終了したので、演奏情報を再生しながら、もう一度、直前に演奏された楽曲について楽器の演奏を行うか否かを問う質問画像がディスプレイ201に表示される。質問画像を表示するために、記憶部110に記憶される質問画像が読み出され、映像制御部122に送られる。映像制御部122は、ディスプレイ201に質問画像を表示させる。図4は、ディスプレイ201に表示される質問画像の一例である。図4に示すようにディスプレイ201に質問画像が表示されると、ユーザは、直前に演奏された楽曲について楽器の演奏を行うか否かの指示を操作部151、携帯端末、または楽曲再生装置専用リモコンを操作して入力する。ユーザの操作に従って、制御部100に送られる制御要求が、直前に演奏された楽曲の演奏を行うことを表す制御要求で
あると判断された場合、ステップS146の処理はYESとなり、処理はステップS147に移される。ユーザの操作に従って、制御部100に送られる制御要求が、直前に演奏された楽曲の演奏を行わないことを表す制御要求であると判断された場合、ステップS146の処理はNOとなり、処理はステップS180に移される。
ステップS147では、直前に演奏された楽曲の伴奏情報を演奏情報と同期させて再生させるために、同じ楽曲が予約される。この時、ユーザによる操作部151、携帯端末、または楽曲再生装置専用リモコンの操作なしに、同じ楽曲が予約される。さらに、予約された楽曲が次に演奏される楽曲となるように、予約情報記憶領域114の予約リストの一番先頭に、予約された楽曲の楽曲識別情報が記憶される。
ステップS147で楽曲が予約された場合、演奏情報、および伴奏情報はRAM102に記憶されているため、演奏情報、および伴奏情報を記憶部110から読み出す必要がなく、ユーザは迅速に楽器の演奏を開始することが可能である。
ステップS180では、楽器演奏用モードのモード終了要求、またはモード切り替え要求が受け取られたか否かが判断される。
[ユーザの利用形態3]
ユーザの利用形態3は、ログインユーザが1人で、かつ1以上の楽器が接続される形態であって、ユーザの演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶されている形態である。ユーザの利用形態3における処理の流れを、図2を参照して説明する。図2のフローチャートは楽器演奏用モードを選択することで開始される。ユーザの利用形態1、およびユーザの利用形態2と共通の処理については、その説明を省略する。
ステップS140において演奏情報が記憶されていると判断された場合、ステップS150に処理が移される。
ステップS150では、演奏される楽器と異なる楽器の楽器識別情報が含まれる演奏情報が記憶されているか否かが判断される。例えば、各チャンネルは接続される楽器に応じた専用のチャンネルとして構成されているので、楽器の演奏音がどのチャンネルから入力されたかによって楽器識別情報が判断され、判断された楽器の種類は、楽器識別情報として演奏情報とともに記憶される。さらに、楽器を演奏する前にユーザに楽器を操作させ、チャンネル、およびそのチャンネルに対応する楽器の種類が判断される。演奏情報に記憶された楽器識別情報と、ユーザの楽器の操作により判断された楽器の種類に対応する楽器識別情報とが一致するか否かによって、ステップS150の判断が実行される。異なるか否かを判断した結果、楽器の種類が異なると判断された場合、ステップS150の処理はYESとなり、処理はステップS160に移される。楽器の種類が一致すると判断された場合、ステップS150の処理はNOとなり、処理はステップS111に移される。
ステップS160では、ユーザIDに対応付けてログイン情報記憶領域115に記憶されたログインユーザ設定が演奏情報を記憶すること、および再生することを表す記憶再生状態に設定されているか否かが判断される。この処理は前述のステップS143の処理と同様のため、その説明を省略する。ステップS160の処理において、記憶再生状態のログインユーザ設定がログイン情報記憶領域115に記憶されていると判断された場合、ステップS160の処理はYESとなり、処理はステップS170に移される。記憶再生状態のログインユーザ設定がログイン情報記憶領域115に記憶されていないと判断された場合、ステップS160の処理はNOとなり、処理はステップS111に移される。
ステップS170は演奏情報および伴奏情報再生のサブルーチンの処理である。演奏情
報、および伴奏情報が読み出され、同期して再生される。ステップS147の処理により予約された楽曲の伴奏情報及び演奏情報が再生される場合は、後述するステップS172における伴奏情報の読み出し、およびステップS174における演奏情報の読み出しが実行されない。
(演奏情報および伴奏情報再生のサブルーチンの処理)
ステップS170の演奏情報および伴奏情報再生のサブルーチンの処理について、図3を参照して説明する。図3のフローチャートは、演奏情報および伴奏情報再生のサブルーチンの処理を示す。演奏情報および伴奏情報再生のサブルーチンの処理の各ステップの処理は、制御部100により実行される処理である。
ステップS171では、予約された楽曲の伴奏情報が既にRAM102に記憶されているか否かが判断される。具体的には、予約された楽曲の楽曲識別情報に一致する楽曲識別情報を含む伴奏情報がすでにRAM102に記憶されているか否かが判断される。これにより、予約された楽曲の楽曲識別情報と一致する楽曲識別情報を含む伴奏情報が記憶されていると判断された場合、ステップS171の処理はYESとなり、処理はステップS173に移される。予約された楽曲の楽曲識別情報と一致する楽曲識別情報を含む伴奏情報が記憶されていないと判断された場合、ステップS171の処理はNOとなり、処理はステップS172に移される。ステップS172の処理はステップS111、およびステップS141の処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS173では、予約された楽曲に対応する演奏情報が既にRAM102に記憶されているか否かが判断される。具体的には、予約された楽曲の楽曲識別情報、およびユーザのユーザIDを含む演奏情報がすでにRAM102に記憶されているか否かが判断される。予約された楽曲の楽曲識別情報、およびユーザのユーザIDを含む演奏情報が記憶されていると判断された場合、ステップS173の処理はYESとなり、処理はステップS175に移される。ユーザにより予約された楽曲の楽曲識別情報、およびユーザのユーザIDを含む演奏情報が記憶されていないと判断された場合、ステップS173の処理はNOとなり、処理はステップS174に移される。
ステップS174では、演奏情報が演奏情報記憶領域113から読み出される。具体的には、楽曲識別情報、およびユーザのユーザIDに一致する演奏情報が演奏情報記憶領域113から読み出される。読み出された演奏情報は、RAM102に記憶される。演奏情報がRAM102に記憶されると、ステップS174の処理は、ステップS175に移される。
ステップS175では、RAM102に記憶された演奏情報、および伴奏情報が同期されて再生される。具体的には、演奏情報、および伴奏情報は、RAM102から音声制御部140に送られる。演奏情報、および伴奏情報が送られるのと同時に、演奏開始時間の情報が音声制御部140に送られ、演奏情報、および伴奏情報は同期されて再生される。
ステップS176では、演奏情報、および伴奏情報の再生が終了したか否かが判断される。具体的には、伴奏情報の再生が終了したと判断された場合、ステップS176の処理はYESとなり、サブルーチンの処理が終了し、処理はステップS146に移される。伴奏情報の再生が終了していないと判断された場合、ステップS176の処理はNOとなり、処理はステップS171に移される。ステップS171からステップS176の処理は伴奏情報、および演奏情報の再生が終了するまで繰り返される。
ステップS146以降の処理は、ユーザの利用形態2と同様のため、その説明を省略する。
[実施形態の効果]
本実施形態は、1人のユーザが楽器の演奏を練習するための準備処理が、ステップS140、ステップS143、ステップS150、およびステップS160などのステップにより、迅速かつ簡単に実行される。
ユーザの利用形態1は、ログインユーザが複数人いる形態である。このユーザの利用形態1では、カラオケルームにいるユーザがみんなで楽器の演奏を披露し合ったり、一緒にセッションしたりすることで楽しめるように通常の楽曲再生動作が実行される。
ユーザの利用形態2は、ログインユーザが1人で、かつ1以上の楽器が接続される形態であって、ユーザの演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶されていない形態である。このユーザの利用形態2では、演奏情報が記憶されていないため、自分の先に演奏した楽器の演奏音とセッションを行うことはできない。しかし、次回以降に自分が演奏する別の楽器の演奏とセッションすることを可能にするため、演奏情報が記憶される。ユーザが楽器の演奏音を録音するための設定を行わなくても、制御部100は、ステップS143により、ユーザにセッションをする意志があるのか否かを判断し、ステップS144により演奏情報を演奏情報記憶領域113に記憶させる。これにより、操作忘れにより演奏情報が記憶されないことを防げる。
ユーザの利用形態3は、ログインユーザが1人で、かつ1以上の楽器が接続される形態であって、ユーザの演奏情報が演奏情報記憶領域113に記憶されている形態である。このユーザの利用形態3では、ステップS170により、ユーザの演奏情報を選択する手間を省くことができ、さらに、演奏情報を選択し忘れたことによる、演奏のやり直しを防ぐことができる。
[変形例]
[変形例1]
本実施形態のステップS150において、演奏される楽器と異なる楽器の種類に対応する旋律を表す演奏パートが含まれる演奏情報が記憶されているか否かが判断されてもよい。楽曲予約の際にユーザが操作部151、携帯端末、またはリモコンを操作して、楽器の種類に対応する演奏パートを選択する。ユーザにより選択された演奏パートと、演奏情報記憶領域113に記憶された演奏情報の楽曲識別情報に対応する演奏パートとが異なるか否かで、ステップS150の判断が実行される。
[変形例2]
本実施形態のユーザの利用形態3において、演奏情報を演奏情報記憶領域113に記憶させてもよい。演奏情報を演奏情報記憶領域113に記憶させる場合、ステップS175の次にステップS143、およびステップS144の処理を実行すればよい。
[変形例3]
本実施形態において、演奏情報はユーザによる楽器の演奏音を表す情報であるとしたが、ユーザの楽器の演奏状態を表す映像を含んでいてもよい。具体的には、演奏情報に映像が含まれている場合、ステップS173において、制御部100は、演奏情報が記憶する映像をビデオRAM120に送り、記憶させる。ビデオRAM120に記憶された映像はステップS175において、音声制御部140に演奏開始時間の情報が送られるのと同時に映像再生部121にも演奏開始時間の情報が送られ、演奏情報、および伴奏情報に従って、演奏音および伴奏音が再生されるとともに、演奏情報に含まれる映像が同期して再生される。また、演奏情報に映像を含めるためには、楽曲再生装置1は、図示しないカメラを備え、カメラからの映像を演奏情報に含めて記憶させればよい。
[変形例4]
本実施形態において、演奏情報と伴奏情報とを同期再生する場合、演奏情報に含まれている演奏パートと同一の演奏パートを伴奏情報からマイナスワンしてもよい。また、ユーザが演奏する楽器の演奏パートを伴奏情報からマイナスワンしてもよい。本実施形態の楽曲再生装置1がマイナスワンを実行する場合、演奏情報は、演奏された楽器パートの情報を記憶しており、その楽器の演奏パートに対応する伴奏情報の楽器の演奏パートがマイナスワンされればよい。例えば、伴奏情報がMIDIデータである場合、ステップS142またはステップS175において演奏情報に記憶された楽器の演奏パートに対応する楽器の演奏パートがマイナスワンされればよい。
[変形例5]
本実施形態において楽器接続手段のチャンネルは複数であったが1つでもよい。チャンネルが1つのみである場合、楽曲を予約するとき、または楽器を接続したときにユーザが楽器の種類に関する情報を入力し、チャンネルが1つであっても外部入力部が楽器を識別できるようにすればよい。
[変形例6]
本実施形態のステップS111において、制御部100は、記憶部110から楽曲識別情報に該当する背景映像の情報を読み出してもよい。その場合、制御部100は、読み出した背景映像の情報をビデオRAM120に記憶させる。ステップS112において、制御部100は、ステップS111でビデオRAM120に記憶された背景映像の情報を再生する再生指示を映像再生部121に送る。映像再生部121は、伴奏情報、および歌詞テロップと同様に、再生指示に含まれる演奏開始時間の情報に基づき、背景映像の情報を再生し、映像制御部122に送る。映像制御部122は、歌詞テロップと背景映像とを合成してディスプレイ201に表示させる。映像再生部121は演奏開始時間の情報に基づいて再生するため、背景映像、伴奏情報、および歌詞テロップを同期させて再生することができる。
[特許請求の範囲記載の構成と本実施形態との対応関係]
本実施形態に記載の構成と、特許請求の範囲記載の構成との対応関係は次の通りである。楽曲再生装置1は、楽曲再生装置の一例である。記憶部110は、記憶手段の一例である。外部入力部130は、楽器接続手段の一例である。操作部151または受信部152、操作処理部150、および制御部100は、ログイン手段および選曲手段の一例である。音声制御部140は、再生手段の一例である。制御部100は、制御手段の一例である。制御部100および予約情報記憶領域114は、予約手段の一例である。制御部100、ROM101、RAM102、および記憶部110が、楽曲再生装置のコンピュータの一例である。演奏情報記憶領域113に記憶される演奏情報は、演奏情報の一例であり、楽曲記憶領域111に記憶される伴奏情報は、伴奏情報の一例であり、演奏情報、および伴奏情報が含む楽曲識別情報は楽曲識別情報の一例であり、楽器識別情報、および楽器の種類に対応する演奏パートは、楽器識別情報の一例であり、演奏情報に含まれるユーザID、およびログイン情報記憶領域115に記憶されるユーザIDは、ユーザ識別情報の一例である。
また、ステップS110がYES、かつステップS120がYESの場合が、ログインしたユーザの人数が1人であり、かつ前記楽器接続手段に接続された楽器の数が1つ以上ある場合の一例である。ステップS140の処理がNOの場合は、選曲手段によりユーザが選択した楽曲の楽曲識別情報に対応する演奏情報が記憶手段に記憶されていない場合の一例である。ステップS150の処理がYESの場合は、演奏情報が含む楽器識別情報と、ユーザにより演奏される楽器の楽器識別情報とが異なる場合の一例である。
1…楽曲再生装置、100…制御部、110…記憶部、122…映像制御部、130…外部入力部、140…音声制御部、150…操作処理部。

Claims (5)

  1. 楽器が接続される楽器接続手段と、
    ユーザによる楽器の演奏を表す演奏情報および楽曲の伴奏を表す伴奏情報を記憶する記憶手段と、
    複数の楽曲からユーザが所望する楽曲を選択するための選曲手段と、
    前記選曲手段により選択された楽曲の伴奏を表す伴奏情報、および前記演奏情報を再生する再生手段と、
    ユーザがカラオケサービスを利用するときにログインするためのログイン手段と、
    前記伴奏情報および前記演奏情報の記憶および読み出しと、前記再生手段の再生とを制御する制御手段と、
    前記再生手段に再生させる伴奏情報の楽曲を予約する予約手段と、
    を備え、
    前記伴奏情報は、楽曲を識別する楽曲識別情報を含み、
    前記演奏情報は、演奏された楽曲を識別する楽曲識別情報、および、楽器を演奏したユーザを識別するユーザ識別情報を含み、
    前記ログイン手段によりログインしたユーザの人数が1人であり、かつ前記楽器接続手段に接続された楽器の数が1つ以上ある状態において、前記楽器接続手段に接続された楽器の演奏を表す演奏情報を前記記憶手段に記憶させた場合、
    前記制御手段は、異なる楽器で演奏する指示を取得すると、次に演奏する楽曲を前記予約手段に予約させ、その予約された楽曲の伴奏情報に含まれる前記楽曲識別情報と、前記ログイン手段によりログインしたユーザの前記ユーザ識別情報とに従って、前記記憶手段に記憶させた演奏情報を前記記憶手段から読み出して前記再生手段に再生させる
    ことを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記選曲手段により選択された楽曲の前記伴奏情報に含まれる前記楽曲識別情報と一致する楽曲識別情報を含む前記演奏情報のうち、前記ログイン手段によりログインしたユーザの前記ユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を含む前記演奏情報を前記記憶手段から読み出して前記再生手段に再生させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  3. 前記選曲手段により選択された楽曲の楽曲識別情報に対応する演奏情報が記憶手段に記憶されていない場合、前記制御手段は、前記楽器接続手段に接続された楽器の演奏を表す演奏情報を前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の楽曲再生装置。
  4. 前記演奏情報は、前記楽曲識別情報および前記ユーザ識別情報とともに、ユーザが演奏した楽器を識別する楽器識別情報を含み、
    前記伴奏情報が前記再生手段により再生されるときに、前記演奏情報が前記記憶手段にすでに記憶され、かつ、
    前記演奏情報が含む楽器識別情報と、ユーザにより演奏される楽器の楽器識別情報とが異なる場合、前記制御手段は、前記伴奏情報が含む前記楽曲識別情報と、前記ユーザ識別情報とに従って、前記演奏情報を前記記憶手段から読み出して前記再生手段に再生させる ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の楽曲再生装置。
  5. 楽器が接続される楽器接続手段と、
    楽曲を識別する楽曲識別情報を含み、楽曲の伴奏を表す伴奏情報と、ユーザが楽器で演奏した楽曲を識別する楽曲識別情報、および楽器を演奏したユーザを識別するユーザ識別情報を含み、ユーザによる楽器の演奏を表す演奏情報とを記憶する記憶手段と、
    を備える楽曲再生装置のコンピュータに、
    複数の楽曲からユーザが所望する楽曲を選択するための選曲ステップと、
    前記選曲ステップにより選択された楽曲の伴奏を表す伴奏情報、および前記記憶手段から読み出された演奏情報を再生する再生ステップと、
    ユーザがカラオケサービスを利用するときにログインするためのログインステップと、
    前記ログインステップによりログインしたユーザの人数が1人であり、かつ前記楽器接続手段に接続された楽器の数が1つ以上ある状態において、前記楽器接続手段に接続された楽器の演奏を表す演奏情報を前記記憶手段に記憶させた場合、
    異なる楽器で演奏する指示を取得すると、次に演奏する楽曲を予約する予約ステップと、
    予約された楽曲の伴奏情報に含まれる前記楽曲識別情報と、前記ログインステップによりログインしたユーザの前記ユーザ識別情報とに従って、前記記憶手段に記憶させた演奏情報を前記記憶手段から読み出す読出しステップと、
    を実行させることを特徴とする楽曲再生プログラム。
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