JP6542163B2 - 支援プログラム - Google Patents

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本発明は、支援プログラムに関する。さらに詳しくは、表計算プログラムが起動中に使用者が入力した入力情報と使用者が撮影した撮影データを比較して確認することができる入力情報確認用の支援プログラム。
検針は、検針員が建物等に設置された電気、ガス又は水道等のメーター(計量器)を訪れ、その目盛りを調べることで行われる。電力会社、ガス事業者、水道事業者は、検針員が調べた検針結果をもとに計算を行い、電力、ガス又は水道等の使用者に検針票を送付して、これらの料金の請求をする。例えば電力会社には複数人の検針員が在籍しており、一人一人が担当地区を持ち、毎月電力メーターの使用量を検針する。
従来、検針は、検針員がメーターを訪れて、その目盛りを目視して、所定の様式に従った紙等に検針結果として手書きで記録をしていた。検針員は、記録された内容を事務所に持ち込み、後からコンピュータ等にその内容を入力して集計する方法がとられていた。しかし、この方法は時間を要すると共に、データの入力漏れや入力相違等が生じる可能性がある。
このような問題点が生じることから、近年においては、検針員は、携帯コンピュータを利用している。検針員は、携帯コンピュータを持ち歩き、メータのあるところで検針結果を入力して記録できるようになった。例えば携帯コンピュータにはハンディターミナル等があり、検針員は検針結果をその場で検針票として印刷できるものがある。また、携帯コンピュータにはタブレットコンピュータなどがあり、検針員は検針結果をその場で表計算プログラムに入力できるものがある。
一方、表計算プログラムは、もともとデスクトップコンピュータ用に開発されたものであり、タブレットコンピュータでは使いにくいことがある。例えば、検針員は、慣れないタブレットコンピュータを使用すると、押下(タッチ)での作業になるため、検針の作業がはかどらない。このため、表計算プログラム上で動作する支援プログラムには様々な提案がなされているが、特許文献を基に従来の技術を説明する。
例えば、汎用表計算ソフトにより作成された帳票について、工事現場での短時間で正確なデータ入力を可能にした帳票入力支援システム、帳票入力支援方法及び帳票入力支援プログラムの技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2016−12156号公報
しかし、特許文献1に記載された帳票入力支援方法及び帳票入力支援プログラム(以下、「特許文献1に記載された発明」)は、撮影した写真は入力対象のセルに貼り付けられる。このため、特許文献1の発明は、単にセルに写真が貼り付けられるだけで、他のセルに入力されたデータとの関連性がわからないという問題点があった。また、特許文献1に記載された発明は、撮影した写真がセルに貼り付けられると共にカメラロールに保存されているため、汎用表計算ソフトのファイルサイズが大きくなるという問題点があった。さらに、特許文献1に記載された発明は、各検針員が、検針した検針結果をもちよらないと、データを統合できないという問題点があった。
本発明は、以上のような従来の問題点を解決するために創作されたもので、次の目的を達成する。本発明の目的は、表計算プログラムにおいて、一のセルに複数のデータが入出力できる支援プログラムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、表計算プログラムのファイルサイズを抑えることができる表計算プログラム上で動作する支援プログラムを提供することにある。さらに、本発明の他の目的は、一の検査員の検針結果と他の検針員の検針結果とを容易に統合できる表計算プログラム上で動作する支援プログラムを提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の支援プログラムは、コンピュータの表計算プログラムで動作する支援プログラムであって、前記表計算プログラムに、前記表計算プログラムのワークシートのセルに対して入力された入力情報と関連する一又は複数の関連データを、支援プログラムが格納されたアプリケーション領域に格納する手順と、前記入力情報と前記関連データを紐づける紐付情報を、前記表計算プログラムのファイル領域に格納する手順と、前記関連データを出力手段に表示するダイアログボックスを表示する手順と、前記セルの番地の情報をメタ情報として、前記関連データに埋め込む手順と、前記関連データを暗号化する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明の支援プログラムは、本発明において、暗号化された前記関連データを復号化する手順を実行させることを特徴とする。
本発明の支援プログラムは、本発明において、前記関連データは、テキスト、画像、映像、音声及びファイルから選択される少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明の支援プログラムは、本発明において、コンピュータに接続された入力手段を起動して、前記関連データを入力する手順を実行させることを特徴とする。
本発明の支援プログラムは、本発明において、前記関連データは、リサイズ及び/又は圧縮がされてからアプリケーション領域に格納されることを特徴とする。
本発明の支援プログラムは、本発明1〜のいずれかにおいて、コンピュータの同期記録領域に一のファイルを記録すると、前記一のファイルをクラウドストレージにアップロードする手順と、前記クラウドストレージにアップロードされた他のコンピュータからの一又は複数の他のファイルを受信する手順と、前記一のファイルと前記他のファイルを統合又はダウンロードする手順とを実行させることを特徴とする。
本発明の表計算プログラム上で動作する支援プログラムによれば、表計算プログラムにおいて、一のセルに複数のデータの入出力ができるようになった。また、本発明の表計算プログラム上で動作する支援プログラムによれば、表計算プログラムのファイルサイズを抑えることができる。さらに、本発明の表計算プログラム上で動作する支援プログラムによれば、一の検査員の検針結果と他の検針員の検針結果とを容易に統合できるようになった。
図1は、支援プログラム1を動作させるタブレットコンピュータTCの外観図及び構成ブロック図である。 図2は、支援プログラム1が動作したときの入力シートS1の状態を示す図である。 図3は、支援プログラム1が動作したときの設定シートS2及びデータシートS3の状態を示す図である。 図4は、支援プログラム1の動作を表すフローチャートである。 図5は、支援プログラム1を利用するユーザの入力動作の手順を示す図である。
図6は、支援プログラム1を利用するユーザの入力動作の手順を示す図である。 図7は、支援プログラム1を利用するユーザの入力動作の手順を示す図である。 図8は、支援プログラム1を利用するユーザの更新動作の手順を示す図である。 図9は、支援プログラム1を利用するユーザの更新動作の手順を示す図である。
図10は、支援プログラム1による統合動作が行われる場合の処理の流れを示す全体構成図である。 支援プログラム1による統合動作が行われる場合のシステム全体の動作の流れを示すタイムチャートである。 図12は、支援プログラム1を利用するユーザの統合動作の手順を示す図である。 図13は、支援プログラム1を利用するユーザの統合動作の手順を示す図である。 図14は、支援プログラム1の動作を表すフローチャートである。
〔本発明の第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、支援プログラム1を動作させるタブレットコンピュータTCの外観図及び構成ブロック図である。図2は、支援プログラム1が動作したときの入力シートS1の状態を示す図である。図3は、支援プログラム1が動作したときの設定シートS2及びデータシートS3の状態を示す図である。
支援プログラム1は、タブレットコンピュータTCにインストールされた表計算プログラムSPに組み込まれたアドインである。アドインとは、ソフトウェアへ機能を追加するプログラムである。支援プログラム1は、表計算プログラムSPに対して、所定の手順を実行させる機能を追加することで、検針員(以下、単に「ユーザ」という。)の検針作業の効率化を図るためのアドインである。
〔タブレットコンピュータTC〕
図1(b)に示すように、タブレットコンピュータTCは、制御手段TCa、記憶手段TCb、入力手段TCc、出力手段TCd及び通信手段TCeを備えている。制御手段TCaは、記憶手段TCb、入力手段TCc、出力手段TCd及び通信手段TCeを制御する装置である。制御手段TCaは、CPU(Central Processing Unit)等を含むプロセッサであり、記憶手段TCbに記述されたプログラムを実行してタブレットコンピュータTCを制御する。
図1(b)に示すように、記憶手段TCbは、タブレットコンピュータTC内でデータやプログラムを記録する装置である。記憶手段TCbは、記憶媒体としてフラッシュメモリを使用するSSD(Solid State Drive)であるが、HHD(Hard Disc Drive)であっても良い。入力手段TCcは、タブレットコンピュータTCにデータやプログラムを入力する装置である。入力手段TCcは、画面上の表示を押下(タッチ)することで、タブレットコンピュータの操作ができるタッチパネルである。
図1(b)に示すように、記憶手段TCbは、複数の情報が格納可能になっており、表計算プログラム領域、表計算ファイル領域、アプリケーション領域が記憶ディスク領域に記憶されている。表計算プログラム領域には、表計算プログラムSPが格納されている。表計算ファイル領域には、入力シート領域、設定シート領域及びデータシート領域が格納されている。アプリケーション領域には、支援プログラム1及び画像データ領域が格納されている。
図1(a)に示すように出力手段TCdは、タブレットコンピュータTCから出力される静止画又は動画の映像信号を表示する装置である。出力手段TCdは、液晶組成物を利用する平面上で薄型の液晶ディスプレイである。通信手段TCeは、クラウドストレージ200との間でデータやプログラムの送受信を行う装置である。通信手段TCeは、無線通信を利用してインターネットなどのネットワーク300を介して、クラウドストレージ200と送受信を行う。
〔表計算プログラムSP〕
図2に示すように、表計算プログラムSPはマス目に並べられた複数のセルからなるワークシートで構成されおり、図1(b)に示すように表計算プログラム領域に格納されている。セルには、文字や数字、計算式等の入力情報を入力して表示することができる。また、セルには、アクティブセルと呼ばれる太枠で囲まれたセルがあり、このアクティブセルが入力場所を示している。入力シートS1は、ユーザが用意したワークシートであり、本実施形態においては、訪れたメーターの検針結果を入力するためのテンプレートである。
〔支援プログラム1〕
支援プログラム1は、表計算プログラムSPにマルチセル10が使用できるようにするためのプログラムであり、図1(b)に示すようにアプリケーション領域に格納されている。より詳細に説明すると、支援プログラム1は、入力シート領域に格納される入力情報と、画像データ領域に格納される画像データを関連データとして紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力するためのプログラムである。
表計算プログラムSPに組み込まれた支援プログラム1を実行すると、入力シートS1の他に、設定シートS2及びデータシートS3のシートの2つのワークシートが追加される。入力シートS1は、ユーザが検針した検針結果を入力するためのワークシートであり、図2に示すように「入力」と記載された入力シート見出しT1を選択することで、入力可能なアクティブなシートになる。
本例において、入力シートS1には、複数行からなる検針情報テーブルが定義され、入力シート領域に格納されている。この検針情報テーブル部は、例えば所定のビル毎に検針情報を格納している。検針情報には、図2(a)に示すように、各種検針(ポイント)、各種検針(剰率)、各種検針(名称)、各種検針(フロア)、指針(先月分)、指針(入力)、使用量(先月分)、使用量(自動計算)、使用量判定、許容変動率設定等の項目が格納されている。なお、検針情報の中の各種検針(ポイント)は、レコードを一意にするためのキー項目である。
設定シートS2は、マルチセル10の範囲を設定するためのワークシートであり、図2に示すように「設定」と記載された設定シート見出しT2を選択することで、入力可能なアクティブなシートになる。設定シートS2に入力された情報は、設定シート領域に格納される。データシートS3は、マルチセル10を実現するためのワークシートであり、図2に示すように「データ」と記載されたデータシート見出しT3を選択することで、入力可能なアクティブなシートになる。データシートS3に入力された情報は、データシート領域に格納される。
〔マルチセル10〕
マルチセル10は、一つのセルに複数のデータを入力できる機能をもつセルである。より詳細に説明すると、マルチセル10は、入力シートS1上で入力情報を確認できると同時に、第一ダイアログボックス20で入力情報と関連する画像データを確認できるセルである。マルチセル10は、設定シートS2に入力されたデータに応じて、その機能が使用できる範囲が決定される。
例えば、図3(a)に示すように設定シートS2のB1番地に「F4:F13」と入力すると、入力シートS1のF4番地からF13番地の範囲のセルがマルチセル10になる。また、図示していないが、設定シートS2のB1番地に「*」と入力すると、入力シートのすべての範囲のセルがマルチセル10になる。マルチセル10は、他のセルと区別できるように灰色で塗りつぶされているが、他のセルと同じ色でも良い。
〔第一ダイアログボックス20〕
図2(b)に示すように、第一ダイアログボックス20は、表計算プログラムSPに対して、ユーザのデータの入力を支援する操作画面である。また、第一ダイアログボックス20は、入力情報をテキストボックス部22に表示すると同時に、第一ダイアログボックス20で入力情報と関連する画像データを確認できるダイアログボックスである。
第一ダイアログボックス20は、ユーザがマルチセル10を押下(タッチ)すると、表計算プログラムSPよりも手前にポップアップ表示される。第一ダイアログボックス20は、押下(タッチ)されたマルチセル10に重ならないように表示される。第一ダイアログボックス20は、表示中は他のウィンドウの外の操作ができなくなる「モーダルダイアログ」(modal dialog)であっても良いし、他のウィンドウの操作を行ってもよい「モードレスダイアログ」(modeless dialog)であっても良い。
第一ダイアログボックス20は、タイトルバー部21、テキストボックス部22、入力部23及びリンク画像表示部27とから構成されている。タイトルバー部21は、第一ダイアログボックス20の最上部にあり、第一ダイアログボックス20の移動に使用される帯状の部分であり、右端に第一ダイアログボックス20を終了するための終了ボタンがある。テキストボックス部22は、テキスト(文字)情報を入力又は表示するための領域である。テキストボックス部22は、長方形の枠で囲まれており、右端から左に文字を入力し、表示することができる。
入力部23は、ユーザからの入力を受け付けるための領域である。入力部23は、テンキーボタン部24、第一撮影ボタン部25、OKボタン部26及び画像ボタン部28等から構成されている。テンキーボタン部は、数値データをテキストボックス部22へ入力するためのボタンである。第一撮影ボタン部25は、タブレットコンピュータTCに内蔵されたカメラを起動させ、第二ダイアログボックス30を表示させるボタンである。OKボタン部26は、ユーザーが第一ダイアログボックス20を使用して、入力した入力情報を確定するボタンである。画像ボタン部28は、タブレットコンピュータTCのマイピクチャフォルダを表示させるボタンである。
リンク画像表示部27は、入力情報と関連する画像データを表示するための領域である。図2(b)に示すように、リンク画像表示部27は、画像データ領域に入力情報と関連する画像データが格納されていないときは、カメラのイラストの画像が表示されている。図2(c)に示すように、リンク画像表示部27は、画像データ領域に入力情報と関連する画像データが格納されているときは、そのセルの番地に対応する画像データが表示される。第一ダイアログボックス20の入力部23は、主にボタンで構成されているが、ドロップダウンリストやチェックボックス等の他の入力手段を用いても良い。
〔第二ダイアログボックス30〕
第二ダイアログボックス30は、表計算プログラムSPに対して、ユーザの撮影を支援する操作画面である。第二ダイアログボックス30は、ユーザが第一撮影ボタン部25を押下(タッチ)すると、第一ダイアログボックス20よりも手前にポップアップ表示される。第二ダイアログボックス30は、表示中は他のウィンドウの外の操作ができなくなる「モーダルダイアログ」(modal dialog)であっても良いし、他のウィンドウの操作を行ってもよい「モードレスダイアログ」(modeless dialog)であっても良い。
第二ダイアログボックス30は、タイトルバー部31、撮影対象表示部32及び入力部33とから構成されている。タイトルバー部31は、タイトルバー部21とほぼ同様であるため説明は省略する。撮影対象表示部32は、タブレットコンピュータTCに内蔵されたカメラに映し出された撮影対象の画像を表示するための領域である。入力部33は、ユーザからの入力を受け付けるための領域である。
入力部33は、第二撮影ボタン部34、キャンセルボタン部35とから構成されている。第二撮影ボタン部34は、撮影対象表示部32に表示された撮影対象を撮影して、その画像データを画像データ領域に格納するためのボタンである。キャンセルボタン部35は、ポップアップ表示された第二ダイアログボックス30を終了するためのボタンである。
〔入力動作〕
次に、本実施形態における支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPの使用方法について説明する。まず、ユーザが表計算プログラムSPを使用して、何も入力がされていないマルチセル10に入力動作を行う状態を図に基づいて説明する。図4は、支援プログラム1の動作を表すフローチャートである。図5乃至7は、支援プログラム1を利用するユーザの入力動作の手順を示す図である。図5(a)に示すように、ユーザがタブレットコンピュータTCの電源を入れて、支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPを動作させる。
表計算プログラムSPは、支援プログラム1が組み込まれているため、マルチセル10に複数のデータを入力できる。図5(b)に示すように、ユーザがマルチセル10の一つ(F7番地)を押下(タッチ)する(図4のST1)と、図5(c)に示すように、第一ダイアログボックス20がポップアップ表示される。
このとき、入力シート領域の指針(入力)には、なにも格納されていないため(図4のST2)、テキストボックス部22には、検針結果が表示されていない(図4のST15)。また、画像データ領域に画像データが格納されていないため(図4のST10)、リンク画像表示部27には、画像が表示されずカメラのイラストの画像が表示されている(図4のST15)。
図6(a)に示すように、ユーザが第一ダイアログボックス20の第一撮影ボタン部25を押下(タッチ)すると(図4のST16)、図6(b)に示すように、第二ダイアログボックス30がポップアップ表示される(図4のST17)。第二ダイアログボックス30が表示されると、タブレットコンピュータTCに内蔵されたカメラが起動し、そのカメラに映し出された撮影対象の画像が撮影対象表示部32に表示される。ユーザは、タブレットコンピュータTCを動かして、撮影対象表示部32に映し出されるメーターの目盛りを撮影する。
つまり、ユーザが、第二ダイアログボックス30の第二撮影ボタン部34を押下(タッチ)する(図4のST18)と、撮影対象表示部32に映し出されるメーターの目盛りが撮像素子を通じて画像データに変換される(図4のST19)。変換された画像データは、メタ情報として、ユーザが選択したマルチセル10の番地(F7番地)の情報が暗号化されて埋め込まれたファイル名がつけられる。
この画像データはさらに暗号化され(図4のST20)、表計算プログラムSPの領域やマイピクチャフォルダには格納されず、表計算プログラムSPのセルに貼り付けられることなく、アプリケーション領域の画像データ領域に格納される(図4のST21)。画像データは、容量を縮小するために、画像の縦横の画素数を減らす等してリサイズをしたり、公知の圧縮方法で圧縮すると良い。
データシート領域には、マルチセル10の一つ(F7番地)と画像データ領域に格納された画像データを紐付ける紐付情報が格納され、その紐付情報が暗号化されて、データシートS3に出力される。ユーザが第二撮影ボタン部34を押下(タップ)して、画像データが画像データ領域に格納されると、第二ダイアログボックス30は閉じる。
図6(c)に示すように、画像データは、支援プログラム1のアプリケーション領域の画像データ領域に格納されると、第一ダイアログボックス20のリンク画像表示部27に表示される。ユーザは、リンク画像表示部27に表示された画像又は実際のメーターの目盛りを確認しながら、テキストボックス部22に検針結果を入力する(図4のST27)。図6(c)に示すように、ユーザが、テンキーボタン部24を押下(タッチ)して、数値データとして検針結果(6224)を入力すると、その入力情報がテキストボックス部22に表示される(図4のST28)。
図7(a)に示すように、ユーザがOKボタン部26を押下(タッチ)すると(図4のST29)、検針結果が入力されている場合(図4のST30)、マルチセル10の一つ(F7番地)の検針結果が確定する。つまり、入力された検針結果が、入力シート領域の指針(入力)に格納され、図7(b)に示すように、マルチセル10の一つ(F7番地)に検針結果が出力される(図4のST31)。
図7(c)に示すように、マルチセル10の一つ(F7番地)に検針結果が出力されると、第一ダイアログボックス20が閉じる(図4のST32)。なお、第一ダイアログボックス20を強制的に終了させる場合は、キャンセルボタン部35を押下(タッチ)すると(図4のST33)、第一ダイアログボックス20が閉じる(図4のST34)。本実施形態においては、撮影を行ってから、数値データの入力を行っているが、この順序は逆でも良い。マルチセルの一つ(F7番地)が他のセルの数式に組み込まれている場合には、自動計算がされる。
〔確認動作〕
再び、ユーザがマルチセル10の一つ(F7番地)を押下(タッチ)すると(図4のST1)、図7(b)に示すように、第一ダイアログボックス20がポップアップ表示される。このとき、支援プログラム1は、入力シート領域に検針結果が格納されているため(図4のST2)、入力シート領域からマルチセル10の一つ(F7番地)に格納されている検針結果を読み込む(図4のST3)。
また、支援プログラム1は、画像データ領域に画像データが格納されているため(図4のST4)、データシート領域に格納されている紐付情報を読み込む(図4のST5)。支援プログラム1は、紐付情報を復号(図4のST6)して、マルチセル10の一つ(F7番地)に対応する画像データ領域に格納された画像データを読み込む(図4のST7)。テキストボックス部22には、図7(b)に示すように、入力シート領域の指針(入力)に検針結果(6224)が格納されているためこれが表示され、リンク画像表示部27には、画像データ領域に格納されている画像データが表示される(図4のST8)。
支援プログラム1を実行すると、表計算プログラムSPにおいて、一のセルに複数のデータが入出力できるマルチセル10が使用できる。マルチセル10に入力された検針結果は、入力シートS1上で確認できると同時に、第一ダイアログボックス20で検針結果を入力したときに撮影した画像で確認できる。また、マルチセル10に入力された検針結果は、第一ダイアログボックス20のテキストボックス部22で確認できると同時に、リンク画像表示部27に表示され画像データで確認できる。
マルチセル10で紐付けられている画像データは、表計算ファイル領域に格納されておらず、表計算プログラムSPのセルに貼り付けられていないので、表計算ファイル領域のファイルサイズを抑えることができる。つまり、ユーザが入力した検針結果が多量になり、それに関連する画像データが多量になったとしても、画像データが表計算ファイル領域に格納されていないので、表計算ファイル領域のファイルサイズが大きくなることがない。
マルチセル10を使用すると、表計算ファイル領域のファイルサイズを抑えることによって、作業環境にかかる負担が減少し、より効率的に作業を行うことができる。また、マルチセル10に紐付けされた画像データが変更されたときに、その変更を反映させるかどうかを選択することができる。
本例は、第一ダイアログボックス20のテキストボックス部22とリンク画像表示部27の両方に表示がある場合を説明したが、いずれか一方だけが表示される場合もある。例えば、入力シート領域の指針(入力)には、検針結果が格納されている(図4のST2)が、画像データ領域に画像データが格納されていない(図4のST4)場合がある。この場合、テキストボックス部22には、検針結果が表示されるが、リンク画像表示部27には、画像が表示されずカメラのイラストの画像が表示される(図4のST9)。
また、入力シート領域の指針(入力)には、検針結果が格納されていない(図4のST2)が、画像データ領域に画像データが格納されている(図4のST10)場合がある。この場合、テキストボックス部22には、検針結果が表示されないが、リンク画像表示部27には、画像が表示される(ST14)。なお、図4中のST11、12及び13は、図4中のST5、ST6及びST7の処理とほぼ同様であるため詳細な説明は省略する。
〔更新動作〕
次に、ユーザが表計算プログラムSPを使用して更新動作を行う状態を図に基づいて説明する。更新動作は、ユーザがデータの不具合等に気づいた時に、そのデータを補充、訂正して正しい状態にする動作である。図8及び9は、支援プログラム1を利用するユーザの入力動作の手順を示す図である。図8(a)に示すように、ユーザがタブレットコンピュータTCの電源を入れて、支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPを動作させる。
表計算プログラムSPは、支援プログラム1が組み込まれているため、マルチセル10に複数のデータを入力できる。つまり、マルチセル10に入力された検針結果を、入力シートS1上で確認できると同時に、第一ダイアログボックス20で検針結果を入力したときに撮影した画像を確認できる。図8(a)に示すように、ユーザがマルチセル10の一つ(F7番地)を押下(タッチ)すると(図4のST1)、図8(b)に示すように、第一ダイアログボックス20がポップアップ表示される。
このとき、支援プログラム1は、入力シート領域に検針結果が格納されているため(図4のST2)、入力シート領域からマルチセル10の一つ(F7番地)に格納されている検針結果を読み込む(図4のST3)。また、支援プログラム1は、画像データ領域に画像データが格納されているため(図4のST4)、データシート領域に格納されている紐付情報を読み込む(図4のST5)。支援プログラム1は、紐付情報を復号(図4のST6)して、マルチセル10の一つ(F7番地)に対応する画像データ領域に格納された画像データを読み込む(図4のST7)。
テキストボックス部22には、図8(b)に示すように、検針結果(9999)が既に入力されており、入力シート領域の指針(入力)に検針結果(9999)が格納されているためこれが表示され、画像データ領域に格納されている画像データが表示される(図4のST8)。ユーザは、リンク画像表示部27に表示された画像と、テキストボックス部22に表示された検針結果(9999)とを比較する。
ユーザは、リンク画像表示部27に表示された画像から視認される数値と、テキストボックス部22に表示された検針結果(9999)とが異なる場合は、テキストボックス部22の検針結果を削除し、再び検針結果を入力する。つまり、図8(c)に示すように、ユーザは、テンキーボタン部24を押下(タッチ)して、正しい検針結果(6224)を入力する(図4のST27)。
図9(a)に示すように、ユーザがOKボタン部26を押下(タッチ)すると(図4のST29)、検針結果が更新される。つまり、新たな検針結果が入力シート領域に更新され、図9(b)に示すように、マルチセル10の一つ(F7番地)に新たな検針結果が出力される(図4のST31)。図7(c)に示すように、マルチセル10の一つ(F7番地)に検針結果が更新されると、第一ダイアログボックス20が閉じる(ST32)。
つまり、マルチセル10に入力された検針結果を、入力シートS1上で確認できると同時に、第一ダイアログボックス20で検針結果を入力したときに撮影した画像を確認できる。このため、ユーザは、データの不具合等に気づき易く、そのデータを補充、訂正して正しい状態に更新することができる。
〔検針員間統合システム100〕
次に、ユーザが表計算プログラムSPを使用して統合動作を行う検針員間統合システム100について図に基づいて説明する。図10は、支援プログラム1による統合動作が行われる場合の処理の流れを示す全体構成図である。図11は、支援プログラム1による統合動作が行われる場合のシステム全体の動作の流れを示すタイムチャートである。図12は、支援プログラム1を利用するユーザの統合動作の手順を示す図である。図13は、支援プログラム1を利用するユーザの統合動作の手順を示す図である。
図10に示すように、検針員間統合システム100は、タブレットコンピュータTC1及び2と、クラウドストレージ200とから構成されている。検針員間統合システム100は、インターネット等のネットワーク300を介して接続されている。タブレットコンピュータTC1及び2は、暗号鍵を用いてデータファイルを暗号化し、暗号化後のデータファイルをクラウドストレージ200に格納する。また、タブレットコンピュータTC1及び2は、暗号鍵を用いて、クラウドストレージ200から取得した暗号化データファイルを復号化する。
クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1及び2が暗号化したデータファイルを格納する。クラウドストレージ200は、ネットワーク300に接続された記憶装置によって構成されており、ネットワーク300を介してデータを読み書きすることができる。クラウドストレージ200を提供している事業者は、タブレットコンピュータTC1及び2が所属する事業者とは必ずしも同じでなくても良い。なお、タブレットコンピュータTC1及び2は、その構成がタブレットコンピュータTCとほぼ同様であるため、その説明は省略する。
〔アップロードボタン部40〕
図12(a)に示すように、アップロードボタン部40は、表計算ファイル領域と画像データ領域をクラウドストレージ200にアップロードするためのボタンである。
〔ダウンロードボタン部50〕
図12(a)に示すように、ダウンロードボタン部50は、クラウドストレージ200にアップロードされているデータの一覧を表示させるためのボタンである。
〔第三ダイアログボックス60〕
図12(b)に示すように、第三ダイアログボックス60は、表計算プログラムSPにおいて、一のユーザに対して、他のユーザがアップロードしたデータの一覧を表示する画面である。また、第三ダイアログボックス60は、他のユーザがアップロードしたデータの一覧の中から、どのデータと統合又はダウンロードをするのかを選択させる操作画面でもある。
第三ダイアログボックス60は、ユーザがダウンロードボタン部50を押下(タッチ)すると、表計算プログラムSPよりも手前にポップアップ表示される。第三ダイアログボックス60は、表示中は他のウィンドウの外の操作ができなくなる「モーダルダイアログ」(modal dialog)であっても良いし、他のウィンドウの操作を行ってもよい「モードレスダイアログ」(modeless dialog)であっても良い。
図12(b)に示すように、第三ダイアログボックス60は、タイトルバー部61、アップロードデータ表示部62及び入力部68とから構成されている。タイトルバー部61は、タイトルバー部21とほぼ同様であるため説明は省略する。アップロードデータ表示部62は、クラウドストレージ200にアップロードされたデータの一覧を表示するアップロード一覧データを表示するための領域である。
本例において、アップロードデータ表示部62には、ユーザbb1及びユーザbb2がアップロードした、アップロードデータ63乃至65が表示されている。アップロードデータ63乃至65には、アップロードした年月日、ファイル名及びユーザの情報が表示されている。また、アップロードデータ65には、アップロードした年月日、ファイル名及びユーザの情報に加えて、既にユーザbb1がこのデータを統合済みであることを示す情報が表示されている。
入力部68は、ユーザからの入力を受け付けるための領域である。入力部68は、ダウンロードボタン部68a、入力情報統合ボタン部68b及び閉じるボタン部68c等から構成されている。ダウンロードボタン部68aは、クラウドストレージ200にアップロードされているデータを、現在使用している表計算ファイル領域とは別の表計算ファイル領域にダウンロードするためのボタンである。入力情報統合ボタン部68bは、クラウドストレージ200にアップロードされているデータを、現在使用している表計算ファイルと統合するためのボタンである。閉じるボタン部68cは、ポップアップ表示された第三ダイアログボックス60を終了するためのボタンである。
〔第四ダイアログボックス70〕
図12(c)に示すように、第四ダイアログボックス70は、表計算プログラムSPにおいて、ダウンロードされたデータと重複しているデータの一覧を表示する画面である。また、第四ダイアログボックス70は、ユーザがダウンロードしたデータと入力したデータで重複するデータがある場合に、いずれかを選択させる操作画面でもある。
第四ダイアログボックス70は、ユーザがダウンロード要求をしたときに、ダウンロードされたデータと入力したデータで重複するデータがある場合に、表計算プログラムSPよりも手前にポップアップ表示される。第四ダイアログボックス70は、表示中は他のウィンドウの外の操作ができなくなる「モーダルダイアログ」(modal dialog)であっても良いし、他のウィンドウの操作を行ってもよい「モードレスダイアログ」(modeless dialog)であっても良い。
図12(c)に示すように、第四ダイアログボックス70は、タイトルバー部71、メッセージ部72及び入力部73とから構成されている。タイトルバー部71は、タイトルバー部21とほぼ同様であるため説明は省略する。メッセージ部72は、クラウドストレージ200からダウンロードされた検針結果と画像データと入力した検針結果と画像データの重複の状態を表示するための領域である。
本例において、メッセージ部72には、追加される入力情報、重複する項目、追加される画像データについて表示されている。なお、本例において、データが重複しているか否かは、入力シートS1のA4番地からA13番地のポイントのデータが同じか否かで判断している。入力部73は、ユーザからの入力を受け付けるための領域である。入力部73は、第一ラジオボタン部74、第二ラジオボタン部75、統合ボタン部76及びキャンセルボタン部77から構成されている。
第一ラジオボタン部74は、現在のファイル優先を選択するためのラジオボタンである。第二ラジオボタン部75は、選択したファイル優先を選択するためのラジオボタンである。統合ボタン部76は、選択した第一ラジオボタン部74又は第二ラジオボタン部75に応じた処理を実行するためのボタンである。キャンセルボタン部77は、ポップアップ表示された第四ダイアログボックス70を終了するためのボタンである。
〔検針員間統合システム100の動作の流れ〕
次に、検針員間統合システム100の動作の流れを図に基づいて説明する。なお、図11のタイムチャートは、上から下に向かって時間が経過するものとする。また、タブレットコンピュータTC1及び2は、それぞれ、ユーザbb1及びbb2が使用しているものとする。ユーザbb1及びユーザbb2は、それぞれ、タブレットコンピュータTC1及び2を用いて、支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPを使用して入力動作を行う。ユーザbb1及びbb2は、支援プログラム1を使用しているため、それぞれのタブレットコンピュータTC1及び2の1つのマルチセル10には、検針結果が入力されると共に画像データが登録されている。
〔第一アップロード(S101)〕
図11に示すように、ユーザbb1が、アップロードボタン部40を押下(タッチ)すると(図12(a)参照)、第一アップロード(S101)が実行される。つまり、ユーザbb1が、タブレットコンピュータTC1に入力した、検針結果、入力情報及び画像データが、同期記録領域に記憶されて、クラウドストレージ200へ送信される。クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1から表計算ファイル領域のデータと画像データ領域のデータとを受信すると、それらを格納する。
クラウドストレージ200には、マルチセル10の一つと画像データとが、紐付けられた状態を維持されたまま格納される。つまり、クラウドストレージ200においても、データシート領域には、マルチセル10の一つと画像データ領域に格納された画像データを紐付ける紐付情報が格納され、その紐付情報が暗号化されている。
〔第二アップロード(S102)〕
図11に示すように、ユーザbb2が、アップロードボタン部40を押下(タッチ)すると(図12(a)参照)、第二アップロード(S102)が実行される。つまり、ユーザbb2が、タブレットコンピュータTC2に入力した、検針結果、入力情報及び画像データが、同期記録領域に記憶されて、クラウドストレージ200へ送信される。クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1から表計算ファイル領域のデータと画像データ領域のデータとを受信すると、それらを格納する。
クラウドストレージ200には、マルチセル10の一つと画像データとが、紐付けられた状態を維持されたまま格納される。つまり、クラウドストレージ200においても、データシート領域には、マルチセル10の一つと画像データ領域に格納された画像データを紐付ける紐付情報が格納され、その紐付情報が暗号化されている。
〔ダウンロード要求(S103)〕
図11に示すように、ユーザbb1が、ダウンロードボタン部50を押下(タッチ)すると(図12(b)参照)、ダウンロード要求(S103)が実行される。つまり、ユーザbb1が、タブレットコンピュータTC1に、他のユーザがアップロードしたデータをダウンロードすることを要求していることをクラウドストレージ200に送信する。
〔アップロード一覧データ送信(S104)〕
図11に示すように、ダウンロード要求(S103)がされると、クラウドストレージ200は、アップロード一覧データ送信(S103)を実行する。つまり、クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1及び2からアップロードされたアップロードデータの一覧であるアップロード一覧データをタブレットコンピュータTC1に送信する。
図12(b)に示すように、タブレットコンピュータTC1は、アップロード一覧データを受信すると、第三ダイアログボックス60を表計算プログラムSPよりも手前にポップアップ表示する。図12(b)に示すように、第三ダイアログボックス60のアップロードデータ表示部62には、ユーザbb1及びユーザbb2がアップロードしているアップロードデータ63乃至65が表示される。
〔統合データ選択(S105)〕
図11に示すように、ユーザbb1が、統合データ選択(S105)をすると、タブレットコンピュータTC1は、クラウドストレージ200へユーザbb1が選択したデータ(以下、「選択データ」という。)を送信する。図12(b)に示すように、統合データ選択(S105)は、第三ダイアログボックス60中のアップロードデータ63乃至65のいずれかを選択して、入力情報統合ボタン部68bを押下(タッチ)することで実行される。以下、本例においては、ユーザbb1は、アップロードデータ63を選択したものとして説明する。
〔選択データ送信(S106)〕
図11に示すように、統合データ選択(S105)がされると、クラウドストレージ200は、選択データ送信(S106)を実行する。つまり、クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1からアップロードデータ63が選択されたので、ユーザbb2よりアップロードされている検針結果と画像データをタブレットコンピュータTC1に送信する。タブレットコンピュータTC1は、クラウドストレージ200よりアップロードされている検針結果と画像データを受信すると、重複データがないか比較をする。
タブレットコンピュータTC1は、重複データがあった場合に、図12(c)に示すように、第四ダイアログボックス70を表計算プログラムSPよりも手前にポップアップ表示する。図12(c)に示すように、第四ダイアログボックス70のメッセージ部72には、追加される入力情報、重複する項目、追加される画像データについて表示されている。
メッセージ部72には、追加される入力情報が1つあること、ポイント「B1M3」が重複するデータとしてあることが表示されている。また、メッセージ部72には、重複するデータがの現在のファイルの値が「90」で、選択したファイルの値が「92」で異なることが表示されている。さらに、メッセージ部72は、追加される画像データがあることが表示されている。
ユーザbb1は、重複データが生じた場合、どちらのデータを選択するのかを、第一ラジオボタン部74又は第二ラジオボタン部75から選択する。ユーザが、第一ラジオボタン部74を選択して、統合ボタン部76を押下(タッチ)した場合には、タブレットコンピュータTC1に入力されているデータがそのまま維持される。ユーザが、第二ラジオボタン部75を選択して、統合ボタン部76を押下(タッチ)した場合には、タブレットコンピュータTC1に入力されているデータが更新される。
図13(a)に示すように、マルチセル10の一つ(F6番地)の検針結果が更新され、新たな画像データが画像データ領域に格納される。つまり、マルチセル10の一つ(F6番地)の検針結果が「90」から「92」に更新され、画像データが更新される。クラウドストレージ200からダウンロードされたデータも、マルチセル10の一つと画像データとが、紐付けられた状態を維持されたまま格納される。つまり、データシート領域には、マルチセル10の一つと画像データ領域に格納された画像データを紐付ける紐付情報が格納され、その紐付情報が暗号化されている。
クラウドストレージ200からダウンロードされた検針結果も、入力シートS1上で確認できると同時に、第一ダイアログボックス20で検針結果を入力したときに撮影した画像を確認できる。マルチセル10で紐付けられている画像データは、表計算ファイル領域に格納されておらず、表計算プログラムSPのセルに貼り付けられていないので、表計算プログラムSPのファイルサイズを抑えることができる。
本例においては、入力情報統合ボタン部68bを押下(タッチ)して、クラウドストレージ200にアップロードされているデータを、現在使用している表計算ファイルと統合する処理について説明をした。しかし、ユーザが現在使用している表計算ファイルとは別に、クラウドストレージ200にアップロードされているデータを、他の表計算ファイルとして保存することもできる。
図12(b)に示すように、ダウンロードボタン部68aを押下すると、クラウドストレージ200にアップロードされているデータを、現在使用している表計算ファイル領域とは別の表計算ファイル領域にダウンロードする。なお、アップロードされているデータが、統合あるいはダウンロードされた場合には、例えばF等のデータによるフラグがセットされる。このフラグを参照して、一度統合あるいはダウンロードされたデータについては、図12(b)に示すように、アップロードデータ65のように、アップロードデータ表示部62において統合済みであることを示す情報が表示される。
〔本発明の第2の実施形態〕
本発明の第1の実施形態において、支援プログラム1は、入力シート領域に格納される入力情報と、画像データ領域に格納される画像データを紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力するためのプログラムである。本発明の第2の実施形態は、入力シート領域に格納される入力情報と、クラウドストレージ200上の画像データ領域に格納される画像データを紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力できるようにした。
図14は、支援プログラム1の動作を表すフローチャートである。なお、この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態とほぼ同様であるので、異なる工程についてのみ説明をする。支援プログラム1は、画像データ領域に画像データが格納されていない場合(図14のST4)で、クラウドストレージ200の画像データ領域に画像が格納されている場合(図14のST109)には、データシート領域に格納されている紐付情報を読み込む(図14のST110)。
支援プログラム1は、紐付情報を復号(図14のST111)して、マルチセル10の一つに対応するクラウドストレージ200上の画像データ領域に格納された画像データを読み込む(図14のST112)。テキストボックス部22には、入力シート領域の指針(入力)に検針結果が格納されているためこれが表示され、リンク画像表示部27には、クラウドストレージ200上の画像データ領域に格納されている画像データが表示される(図14のST113)。なお図14中のST120乃至124は、図14中のST109乃至ST113とほぼ同様であるため、詳細な説明は省略する。
クラウドストレージ200を利用して支援プログラム1を使用すると、タブレットコンピュータTCの画像データ領域に画像データがない場合には、クラウドストレージ200上の画像データ領域に格納された画像データを利用できる。通信回線の状態が悪く、ネットワーク300が繋がらない場合には、タブレットコンピュータTCの画像データ領域に画像データを格納し、通信回線の状態が良く、ネットワーク300が繋がっている場合には、クラウドストレージ200上の画像データ領域に画像データを格納することができる。このため、ユーザが、検針の作業をする際に、通信回線の状態に左右されることなく、支援プログラム1を使用することができる。
〔本発明の第3の実施形態〕
本発明の第1の実施形態においては、支援プログラム1は、使用中にユーザが撮影した画像データを画像領域に格納して、入力シート領域に格納される入力情報と紐付けしている。本発明の第3の実施形態は、入力シート領域に格納される入力情報と、既にタブレットコンピュータTCのマイピクチャフォルダに格納されている画像データを紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力できるようにした。なお、この第3の実施形態については、図4のST22乃至26に基づいて説明をする。
ユーザが、第一ダイアログボックス20の画像ボタン部28を押下(タッチ)する(図4のST22)と、タブレットコンピュータTCのマイピクチャフォルダが表示される(図4のST23)。ユーザがマイピクチャフォルダに表示された画像データを選択する(図4のST24)と、選択された画像データは、メタ情報として、ユーザが選択したマルチセル10の番地(F7番地)の情報が暗号化されて埋め込まれたファイル名がつけられる。
この画像データはさらに暗号化され(図4のST25)、表計算プログラムSPの領域やマイピクチャフォルダには格納されず、表計算プログラムSPのセルに貼り付けられることなく、アプリケーション領域の画像データ領域に格納される(図4のST26)。画像データは、容量を縮小するために、画像の縦横の画素数を減らす等してリサイズすると良い。
本発明の第3の実施形態は、入力シート領域に格納される入力情報と、既にタブレットコンピュータTCのマイピクチャフォルダに格納されている画像データ利用して紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力できるようにした。このため、あらかじめユーザが撮りためていた画像データを利用できる。なお、本例においては、タブレットコンピュータTCのマイピクチャフォルダに格納されている画像データで説明をしたが、他のフォルダ(例えば、カメラロール)に格納されている画像データでも良い。
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されることはない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。本発明は、関連データとして画像データを使用する例を説明したが、テキストデータ、映像データ、音声データ及びファイルデータを使用しても良い。この場合、入力手段TCcには、動画用カメラ、静止画用カメラ、マイク等が用意される良い。
本発明は、汎用コンピュータ上で稼働するソフトウェアで実装しても良いし、専用ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実装しても良い。本発明は、テーブル形式によって各データを格納することについて説明をしたが、これらのデータは必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくても良い。例えば、リスト、DB、キュー等のデータ構造やそれ以外の方法で表現されていても良い。
1 :支援プログラム
10 :マルチセル
20 :第一ダイアログボックス
21 :タイトルバー部
22 :テキストボックス部
23 :入力部
24 :テンキーボタン部
25 :第一撮影ボタン部
26 :OKボタン部
27 :リンク画像表示部
30 :第二ダイアログボックス
31 :タイトルバー部
32 :撮影対象表示部
33 :入力部
34 :第二撮影ボタン部
35 :キャンセルボタン部
40 :アップロードボタン部
50 :ダウンロードボタン部
60 :第三ダイアログボックス
61 :タイトルバー部
62 :アップロードデータ表示部
63 :アップロードデータ
65 :アップロードデータ
67 :アップロードデータ
68 :入力部
68a :ダウンロードボタン部
68b :入力情報統合ボタン部
68c :ボタン部
70 :第四ダイアログボックス
71 :タイトルバー部
72 :メッセージ部
73 :入力部
74 :第一ラジオボタン部
75 :第二ラジオボタン部
76 :統合ボタン部
77 :キャンセルボタン部
100 :検針員間統合システム
200 :クラウドストレージ
300 :ネットワーク
S1 :入力シート
S2 :設定シート
S3 :データシート
SP :表計算プログラム
SRV :サーバー
T1 :入力シート見出し
T2 :設定シート見出し
T3 :データシート見出し
TC :タブレットコンピュータ
TC1 :タブレットコンピュータ
TC2 :タブレットコンピュータ
TCa :制御手段
TCb :記憶手段
TCc :入力手段
TCd :出力手段
TCe :通信手段
bb1 :ユーザ
bb2 :ユーザ

Claims (6)

  1. コンピュータの表計算プログラムで動作する支援プログラムであって、
    前記表計算プログラムに、
    前記表計算プログラムのワークシートのセルに対して入力された入力情報と関連する一又は複数の関連データを、支援プログラムが格納されたアプリケーション領域に格納する手順と、
    前記入力情報と前記関連データを紐づける紐付情報を、前記表計算プログラムのファイル領域に格納する手順と、
    前記関連データを出力手段に表示するダイアログボックスを表示する手順と
    前記セルの番地の情報をメタ情報として、前記関連データに埋め込む手順と、
    前記関連データを暗号化する手順とを実行させる
    ことを特徴とする支援プログラム。
  2. 請求項に記載された支援プログラムであって、
    暗号化された前記関連データを復号化する手順を実行させる
    ことを特徴とする支援プログラム。
  3. 請求項に記載された支援プログラムであって、
    前記関連データは、テキスト、画像、映像、音声及びファイルから選択される少なくとも1つである
    ことを特徴とする支援プログラム。
  4. 請求項に記載された支援プログラムであって、
    コンピュータに接続された入力手段を起動して、前記関連データを入力する手順を実行させる
    ことを特徴とする支援プログラム。
  5. 請求項に記載された支援プログラムであって、
    前記関連データは、リサイズ及び/又は圧縮がされてからアプリケーション領域に格納される
    ことを特徴とする支援プログラム。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載された支援プログラムであって、
    コンピュータの同期記録領域に一のファイルを記録すると、前記一のファイルをクラウドストレージにアップロードする手順と、
    前記クラウドストレージにアップロードされた他のコンピュータからの一又は複数の他のファイルを受信する手順と、
    前記一のファイルと前記他のファイルを統合又はダウンロードする手順とを実行させる
    ことを特徴とする支援プログラム。
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