JP6542163B2 - 支援プログラム - Google Patents
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Description
本発明1の支援プログラムは、コンピュータの表計算プログラムで動作する支援プログラムであって、前記表計算プログラムに、前記表計算プログラムのワークシートのセルに対して入力された入力情報と関連する一又は複数の関連データを、支援プログラムが格納されたアプリケーション領域に格納する手順と、前記入力情報と前記関連データを紐づける紐付情報を、前記表計算プログラムのファイル領域に格納する手順と、前記関連データを出力手段に表示するダイアログボックスを表示する手順と、前記セルの番地の情報をメタ情報として、前記関連データに埋め込む手順と、前記関連データを暗号化する手順とを実行させることを特徴とする。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、支援プログラム1を動作させるタブレットコンピュータTCの外観図及び構成ブロック図である。図2は、支援プログラム1が動作したときの入力シートS1の状態を示す図である。図3は、支援プログラム1が動作したときの設定シートS2及びデータシートS3の状態を示す図である。
図1(b)に示すように、タブレットコンピュータTCは、制御手段TCa、記憶手段TCb、入力手段TCc、出力手段TCd及び通信手段TCeを備えている。制御手段TCaは、記憶手段TCb、入力手段TCc、出力手段TCd及び通信手段TCeを制御する装置である。制御手段TCaは、CPU(Central Processing Unit)等を含むプロセッサであり、記憶手段TCbに記述されたプログラムを実行してタブレットコンピュータTCを制御する。
図2に示すように、表計算プログラムSPはマス目に並べられた複数のセルからなるワークシートで構成されおり、図1(b)に示すように表計算プログラム領域に格納されている。セルには、文字や数字、計算式等の入力情報を入力して表示することができる。また、セルには、アクティブセルと呼ばれる太枠で囲まれたセルがあり、このアクティブセルが入力場所を示している。入力シートS1は、ユーザが用意したワークシートであり、本実施形態においては、訪れたメーターの検針結果を入力するためのテンプレートである。
支援プログラム1は、表計算プログラムSPにマルチセル10が使用できるようにするためのプログラムであり、図1(b)に示すようにアプリケーション領域に格納されている。より詳細に説明すると、支援プログラム1は、入力シート領域に格納される入力情報と、画像データ領域に格納される画像データを関連データとして紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力するためのプログラムである。
マルチセル10は、一つのセルに複数のデータを入力できる機能をもつセルである。より詳細に説明すると、マルチセル10は、入力シートS1上で入力情報を確認できると同時に、第一ダイアログボックス20で入力情報と関連する画像データを確認できるセルである。マルチセル10は、設定シートS2に入力されたデータに応じて、その機能が使用できる範囲が決定される。
図2(b)に示すように、第一ダイアログボックス20は、表計算プログラムSPに対して、ユーザのデータの入力を支援する操作画面である。また、第一ダイアログボックス20は、入力情報をテキストボックス部22に表示すると同時に、第一ダイアログボックス20で入力情報と関連する画像データを確認できるダイアログボックスである。
第二ダイアログボックス30は、表計算プログラムSPに対して、ユーザの撮影を支援する操作画面である。第二ダイアログボックス30は、ユーザが第一撮影ボタン部25を押下(タッチ)すると、第一ダイアログボックス20よりも手前にポップアップ表示される。第二ダイアログボックス30は、表示中は他のウィンドウの外の操作ができなくなる「モーダルダイアログ」(modal dialog)であっても良いし、他のウィンドウの操作を行ってもよい「モードレスダイアログ」(modeless dialog)であっても良い。
次に、本実施形態における支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPの使用方法について説明する。まず、ユーザが表計算プログラムSPを使用して、何も入力がされていないマルチセル10に入力動作を行う状態を図に基づいて説明する。図4は、支援プログラム1の動作を表すフローチャートである。図5乃至7は、支援プログラム1を利用するユーザの入力動作の手順を示す図である。図5(a)に示すように、ユーザがタブレットコンピュータTCの電源を入れて、支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPを動作させる。
再び、ユーザがマルチセル10の一つ(F7番地)を押下(タッチ)すると(図4のST1)、図7(b)に示すように、第一ダイアログボックス20がポップアップ表示される。このとき、支援プログラム1は、入力シート領域に検針結果が格納されているため(図4のST2)、入力シート領域からマルチセル10の一つ(F7番地)に格納されている検針結果を読み込む(図4のST3)。
次に、ユーザが表計算プログラムSPを使用して更新動作を行う状態を図に基づいて説明する。更新動作は、ユーザがデータの不具合等に気づいた時に、そのデータを補充、訂正して正しい状態にする動作である。図8及び9は、支援プログラム1を利用するユーザの入力動作の手順を示す図である。図8(a)に示すように、ユーザがタブレットコンピュータTCの電源を入れて、支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPを動作させる。
次に、ユーザが表計算プログラムSPを使用して統合動作を行う検針員間統合システム100について図に基づいて説明する。図10は、支援プログラム1による統合動作が行われる場合の処理の流れを示す全体構成図である。図11は、支援プログラム1による統合動作が行われる場合のシステム全体の動作の流れを示すタイムチャートである。図12は、支援プログラム1を利用するユーザの統合動作の手順を示す図である。図13は、支援プログラム1を利用するユーザの統合動作の手順を示す図である。
図12(a)に示すように、アップロードボタン部40は、表計算ファイル領域と画像データ領域をクラウドストレージ200にアップロードするためのボタンである。
〔ダウンロードボタン部50〕
図12(a)に示すように、ダウンロードボタン部50は、クラウドストレージ200にアップロードされているデータの一覧を表示させるためのボタンである。
図12(b)に示すように、第三ダイアログボックス60は、表計算プログラムSPにおいて、一のユーザに対して、他のユーザがアップロードしたデータの一覧を表示する画面である。また、第三ダイアログボックス60は、他のユーザがアップロードしたデータの一覧の中から、どのデータと統合又はダウンロードをするのかを選択させる操作画面でもある。
図12(c)に示すように、第四ダイアログボックス70は、表計算プログラムSPにおいて、ダウンロードされたデータと重複しているデータの一覧を表示する画面である。また、第四ダイアログボックス70は、ユーザがダウンロードしたデータと入力したデータで重複するデータがある場合に、いずれかを選択させる操作画面でもある。
次に、検針員間統合システム100の動作の流れを図に基づいて説明する。なお、図11のタイムチャートは、上から下に向かって時間が経過するものとする。また、タブレットコンピュータTC1及び2は、それぞれ、ユーザbb1及びbb2が使用しているものとする。ユーザbb1及びユーザbb2は、それぞれ、タブレットコンピュータTC1及び2を用いて、支援プログラム1が組み込まれた表計算プログラムSPを使用して入力動作を行う。ユーザbb1及びbb2は、支援プログラム1を使用しているため、それぞれのタブレットコンピュータTC1及び2の1つのマルチセル10には、検針結果が入力されると共に画像データが登録されている。
図11に示すように、ユーザbb1が、アップロードボタン部40を押下(タッチ)すると(図12(a)参照)、第一アップロード(S101)が実行される。つまり、ユーザbb1が、タブレットコンピュータTC1に入力した、検針結果、入力情報及び画像データが、同期記録領域に記憶されて、クラウドストレージ200へ送信される。クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1から表計算ファイル領域のデータと画像データ領域のデータとを受信すると、それらを格納する。
図11に示すように、ユーザbb2が、アップロードボタン部40を押下(タッチ)すると(図12(a)参照)、第二アップロード(S102)が実行される。つまり、ユーザbb2が、タブレットコンピュータTC2に入力した、検針結果、入力情報及び画像データが、同期記録領域に記憶されて、クラウドストレージ200へ送信される。クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1から表計算ファイル領域のデータと画像データ領域のデータとを受信すると、それらを格納する。
図11に示すように、ユーザbb1が、ダウンロードボタン部50を押下(タッチ)すると(図12(b)参照)、ダウンロード要求(S103)が実行される。つまり、ユーザbb1が、タブレットコンピュータTC1に、他のユーザがアップロードしたデータをダウンロードすることを要求していることをクラウドストレージ200に送信する。
図11に示すように、ダウンロード要求(S103)がされると、クラウドストレージ200は、アップロード一覧データ送信(S103)を実行する。つまり、クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1及び2からアップロードされたアップロードデータの一覧であるアップロード一覧データをタブレットコンピュータTC1に送信する。
図11に示すように、ユーザbb1が、統合データ選択(S105)をすると、タブレットコンピュータTC1は、クラウドストレージ200へユーザbb1が選択したデータ(以下、「選択データ」という。)を送信する。図12(b)に示すように、統合データ選択(S105)は、第三ダイアログボックス60中のアップロードデータ63乃至65のいずれかを選択して、入力情報統合ボタン部68bを押下(タッチ)することで実行される。以下、本例においては、ユーザbb1は、アップロードデータ63を選択したものとして説明する。
図11に示すように、統合データ選択(S105)がされると、クラウドストレージ200は、選択データ送信(S106)を実行する。つまり、クラウドストレージ200は、タブレットコンピュータTC1からアップロードデータ63が選択されたので、ユーザbb2よりアップロードされている検針結果と画像データをタブレットコンピュータTC1に送信する。タブレットコンピュータTC1は、クラウドストレージ200よりアップロードされている検針結果と画像データを受信すると、重複データがないか比較をする。
本発明の第1の実施形態において、支援プログラム1は、入力シート領域に格納される入力情報と、画像データ領域に格納される画像データを紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力するためのプログラムである。本発明の第2の実施形態は、入力シート領域に格納される入力情報と、クラウドストレージ200上の画像データ領域に格納される画像データを紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力できるようにした。
本発明の第1の実施形態においては、支援プログラム1は、使用中にユーザが撮影した画像データを画像領域に格納して、入力シート領域に格納される入力情報と紐付けしている。本発明の第3の実施形態は、入力シート領域に格納される入力情報と、既にタブレットコンピュータTCのマイピクチャフォルダに格納されている画像データを紐付けし、一のセルに複数のデータを入出力できるようにした。なお、この第3の実施形態については、図4のST22乃至26に基づいて説明をする。
10 :マルチセル
20 :第一ダイアログボックス
21 :タイトルバー部
22 :テキストボックス部
23 :入力部
24 :テンキーボタン部
25 :第一撮影ボタン部
26 :OKボタン部
27 :リンク画像表示部
30 :第二ダイアログボックス
31 :タイトルバー部
32 :撮影対象表示部
33 :入力部
34 :第二撮影ボタン部
35 :キャンセルボタン部
40 :アップロードボタン部
50 :ダウンロードボタン部
60 :第三ダイアログボックス
61 :タイトルバー部
62 :アップロードデータ表示部
63 :アップロードデータ
65 :アップロードデータ
67 :アップロードデータ
68 :入力部
68a :ダウンロードボタン部
68b :入力情報統合ボタン部
68c :ボタン部
70 :第四ダイアログボックス
71 :タイトルバー部
72 :メッセージ部
73 :入力部
74 :第一ラジオボタン部
75 :第二ラジオボタン部
76 :統合ボタン部
77 :キャンセルボタン部
100 :検針員間統合システム
200 :クラウドストレージ
300 :ネットワーク
S1 :入力シート
S2 :設定シート
S3 :データシート
SP :表計算プログラム
SRV :サーバー
T1 :入力シート見出し
T2 :設定シート見出し
T3 :データシート見出し
TC :タブレットコンピュータ
TC1 :タブレットコンピュータ
TC2 :タブレットコンピュータ
TCa :制御手段
TCb :記憶手段
TCc :入力手段
TCd :出力手段
TCe :通信手段
bb1 :ユーザ
bb2 :ユーザ
Claims (6)
- コンピュータの表計算プログラムで動作する支援プログラムであって、
前記表計算プログラムに、
前記表計算プログラムのワークシートのセルに対して入力された入力情報と関連する一又は複数の関連データを、支援プログラムが格納されたアプリケーション領域に格納する手順と、
前記入力情報と前記関連データを紐づける紐付情報を、前記表計算プログラムのファイル領域に格納する手順と、
前記関連データを出力手段に表示するダイアログボックスを表示する手順と、
前記セルの番地の情報をメタ情報として、前記関連データに埋め込む手順と、
前記関連データを暗号化する手順とを実行させる
ことを特徴とする支援プログラム。 - 請求項1に記載された支援プログラムであって、
暗号化された前記関連データを復号化する手順を実行させる
ことを特徴とする支援プログラム。 - 請求項2に記載された支援プログラムであって、
前記関連データは、テキスト、画像、映像、音声及びファイルから選択される少なくとも1つである
ことを特徴とする支援プログラム。 - 請求項3に記載された支援プログラムであって、
コンピュータに接続された入力手段を起動して、前記関連データを入力する手順を実行させる
ことを特徴とする支援プログラム。 - 請求項4に記載された支援プログラムであって、
前記関連データは、リサイズ及び/又は圧縮がされてからアプリケーション領域に格納される
ことを特徴とする支援プログラム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載された支援プログラムであって、
コンピュータの同期記録領域に一のファイルを記録すると、前記一のファイルをクラウドストレージにアップロードする手順と、
前記クラウドストレージにアップロードされた他のコンピュータからの一又は複数の他のファイルを受信する手順と、
前記一のファイルと前記他のファイルを統合又はダウンロードする手順とを実行させる
ことを特徴とする支援プログラム。
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