JP6541827B2 - 制御装置、ロボット及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明はモータの制御装置に関する。
モータを駆動源とする電動シリンダ等のロボットが提案されている(例えば特許文献1〜3)。このようなロボットのうち、モータの制御回路をロボットの一部に組み込んだものも提案されている(例えば特許文献3)。
特許第4531079号公報 特開2000−60182号公報 特許第5268096号公報
モータの回転方向を制御する場合、一般には、モータの駆動電圧と、モータの回転方向を指示する信号電圧とが必要とされる。モータの駆動電圧と信号電圧とが異なる場合、PLC等の上位の装置が複数種類の電源を必要とし、かつ、電圧毎の配線も必要となり、システム構成が複雑になる場合がある。
本発明の目的は、比較的シンプルなシステム構成で、モータの回転方向を制御可能とすることにある。
本発明によれば、モータと、前記モータの駆動力により進退するロッドと、前記ロッドの伸長動作限を規定する第一ストッパと、前記ロッドの収縮動作限を規定する第二ストッパと、非通電時に前記モータの回転に抵抗する電磁ブレーキと、を含む電動シリンダを制御する制御装置であって、前記モータを駆動するための直流電圧が選択的に入力される第一の入力端子及び第二の入力端子と、前記モータの回転を検知するロータリエンコーダと、前記モータを駆動するPWM信号を発生する発生回路と、前記電磁ブレーキ及び前記発生回路を制御するプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記直流電圧が前記第一の入力端子と前記第二の入力端子のいずれの端子に入力されたかに基づいて前記モータの回転方向を設定し、前記第一の入力端子又は前記第二の入力端子に前記直流電圧が入力されたことを契機として、前記発生回路によるPWM信号の出力と、前記電磁ブレーキへの通電とを行い、前記ロータリエンコーダの出力信号が一定時間変化しなくなったことを契機として、前記発生回路によるPWM信号の出力停止と、前記電磁ブレーキへの通電停止とを行前記ロッドが、伸長動作中に前記伸長動作限に至ると、前記第一ストッパによる前記ロッドの伸長停止によって前記モータが回転できなくなることにより、前記ロータリエンコーダの出力信号が変化しなくなり、前記ロッドが、収縮動作中に前記収縮動作限に至ると、前記第二ストッパによる前記ロッドの収縮停止によって前記モータが回転できなくなることにより、前記ロータリエンコーダの出力信号が変化しなくなる、ことを特徴とする制御装置が提供される。
本発明によれば、比較的シンプルなシステム構成で、モータの回転方向を制御することができる。また、ロッドの伸長動作または収縮動作の停止時にモータの回転を確実に停止させることができる。
(A)はシステム構成の説明図、(B)〜(D)は回路基板の配置例を示す図。 制御装置の回路ブロック図。
図1(A)はロボット2の駆動制御を行う制御システム1の説明図である。制御システム1はロボット2と、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)3と、リモートI/O4とを備える。PLC3はリモートI/O4を介してロボット2の制御を行う。ロボット2には後述する制御装置Aが内蔵されており、PLC3は制御装置Aに対する上位の装置である。
ロボット2は本実施形態の場合、電動シリンダであるが電動シリンダ以外のアクチュエータであってもよい。ロボット2は、筐体21と、ロッド22とを備える。筐体21はd1方向に延びる筒体であり、その一方端部側には配線接続部25が設けられ、その他方端部側にはロッド22が設けられている。配線接続部25は、例えば、ロボット2とリモートI/O4との間の配線(例えば多芯ケーブル)が着脱自在に接続されるコネクタである。筐体21の一方端部は閉鎖されており、この一方端部に配線接続部25が固定されている。
ロッド22はモータMの駆動力により矢印d1方向に進退する動作部である。モータMは筐体21に収容される。本実施形態の場合、モータMはブラシレスモータであるがブラシレスモータ以外のモータであってもよい。
ロッド22に対するモータMの駆動力の伝達機構は、本実施形態の場合、ボールねじ機構であるがボールねじ機構以外の伝達機構であってもよい。ロッド22における後述する穴22a側の端部にはボールナット23が固定されている。ボールナット23はd1方向にスライド可能で、かつ、回転不能に筐体21内に配置されている。筐体21内にはd1方向に離間してストッパ21a及び21bが設けられている。ストッパ21a及び21bはボールナット23と当接することにより、その移動を規制する。ボールナット23はストッパ21aとストッパ21bとの間においてd1方向にスライド可能である。
モータMの出力軸M1にはボールねじ軸24が接続されている。ボールネジ軸24は、その軸方向がd1方向となるように配置されており、ボールネジ軸24とボールナット23とは互いに噛み合っている。ロッド22にはボールネジ24との干渉を回避するための穴22aがその軸方向に形成されている。穴22aはボールネジ軸24が進入可能な有底の穴である。
モータMを駆動するとボールネジ軸24が回転し、ボールナット23がd1方向に移動する。これによりロッド22が移動する。モータMの回転方向に応じてロッド22が筐体21から外部へ突出する方向に移動し(伸長動作と呼ぶ場合がある)、又は、筐体21内に収容される方向に移動する(収縮動作と呼ぶ場合がある)。このとき、ストッパ21aがロッド22の伸長動作限、ストッパ21bがロッド22の収縮動作限を規定する。
筐体21内には電磁ブレーキBkが収容されている。電磁ブレーキBkは、出力軸M1とボールねじ軸24との間に設けられ、かつ、出力軸M1に接続して設けられる。電磁ブレーキBkは非通電時にボールネジ軸24の軸部に接触してその回転に抵抗し(制動状態)、通電時には抵抗しない(非制動状態。
筐体21内には、また、制御装置Aが収容されている。本実施形態の場合、制御装置Aは不図示のハーネスで互いに電気的に接続される2つの回路基板5及び6を備える。回路基板5及び6を一つの回路基板で構成することも可能であるが、複数の回路基板で構成することで、配置の自由度が向上する場合がある。
回路基板5と回路基板6は、それらの基板面が互いに平行となるように配置されており、かつ、基板面と直交する方向(本実施形態ではd1方向)に互いに離間して配置されている。本実施形態では、筐体21がd1方向に細長い構成となっている。制御装置Aを2つの回路基板5及び6によって構成し、かつ、d1方向に離間した配置とすることで、必要な電子回路部品を筐体21内にコンパクトに収容することができる。
なお、筐体21内に形成される回路基板収納スペースの形態によっては、図1(B)及び(C)に図示するように、回路基板5及び6を基板面方向に並べて配置することも可能である。図1(B)の例ではd1方向と直交する面に沿って回路基板5及び6を並べている。また、図1(C)の例では、回路基板5及び6をd1方向と平行な面に沿って並べている。また、図1(D)に図示するように、回路基板5及び6をd1方向に平行に配置し、かつ、d1方向と直交する方向に並べることも可能である。
ロボット2には、また、リミットセンサ26a、26bが設けられている。リミットセンサ26a、26bは例えば機械式スイッチである。リミットセンサ26aは、ボールナット23がストッパ21aに当接する位置に到達したことを検知するセンサである。リミットセンサ26bは、ボールナット23がストッパ21bに当接する位置に到達したことを検知するセンサである。リミットセンサ26a、26bはPLC3に接続されており、PLC3はボールナット23の位置を検知すること、つまり、ロボット2の動作確認を行うことができる。
図2を参照して回路基板5及び回路基板6の構成について説明する。同図は制御装置Aの回路ブロック図である。
回路基板5は、配線接続部25に接続される端子5a〜5dを備える。したがって、ロボット2とリモートI/O4との間の配線は、これら端子5a〜5dの数の配線を含む。
端子5a及び端子5bは、モータMを駆動するための直流の電圧V1が選択的に入力される入力端子である。電圧V1は例えば24Vである。PLC3は、制御の目標とする、モータMの回転方向に応じて、電圧V1を入力する端子を切り替える。例えば、モータMを正転させる場合は、端子5aに電圧V1を供給し、端子5bには供給しない。また、PLC3は、例えば、モータMを逆転させる場合は、端子5bに電圧V1を供給し、端子5aには供給しない。もしくは、端子5a、5bの両方に常に電圧V1を供給しておき、モータMを正転させる場合は、端子5aのみをOFF、逆転させる場合は、端子5bのみをOFFにしても良い。
端子5cは電磁ブレーキBkを駆動するための制御信号(通電時の電圧はV1)が入力される入力端子である。端子5dはコモン線(GND)が接続される端子である。
回路基板5は、電圧V1の他、直流の電圧V2及び電圧V3が混在する回路である。本実施形態の場合、これら電圧の大小関係は、V1>V2>V3であり、電圧V2は例えば5Vであり、電圧V3は例えば3.3Vである。図2において、電圧V1の配線は実線で、電圧V2の配線は一点鎖線で、電圧V3の配線は二点鎖線で、それぞれ図示している。
回路基板5は、また、設定回路51、電源回路52、レベル変換回路53a及び53b、レベル変換回路54a及び54b、ロジックIC55、フォトカプラ56、及び、入力ユニット57を備える。
設定回路51は、本実施形態の場合、電圧V3で動作する汎用マイコンであり、CPU51aと、メモリ51bと、I/Oインタフェース51cと、PWM信号発生回路51dとを備える。CPU51はメモリ51bに記憶されたプログラムを実行し、モータMの駆動を制御する。メモリ51bは例えばRAMやROMである。PWM信号発生回路51dは、モータMを駆動するためのPWM信号を発生する回路であり、例えば、プログラマブルカウンタ・タイマである。
設定回路51が備える複数の入力ポートのうちの一つには、レベル変換回路53aを介して端子5aが接続され、別の一つには、レベル変換回路53bを介して端子5bが接続される。これらの入力ポートは、モータの回転方向を設定する信号が入力されるポートである。
端子5a、5bに入力される電圧レベルはV1であり、設定回路51の動作電圧レベルはV3である。レベル変換回路53aは、端子5aと設定回路51との間に設けられ、レベル変換回路53bは、端子5bと設定回路51との間に設けられている。レベル変換回路53a及び53bは電圧V1を設定回路51に入力可能な電圧レベルの信号に変換する。本実施形態の場合、レベル変換回路53a、53bは電圧V1から電圧V3に電圧レベルを変換する。なお、端子5a、5bに入力される電圧レベルと設定回路51の動作電圧レベルとが等しい場合、レベル変換回路53a、53bは不要である。
レベル変換回路53aは、本実施形態の場合、トランジスタをスイッチング素子として用いた回路であり、トランジスタのベースに抵抗を介して端子5aが接続され、コレクタに抵抗を介して電圧V3が印加されている。端子5aに0Vが入力されている場合は、トランジスタがOFFであり、設定回路51の対応入力ポートには電圧V3が入力される。端子5aに電圧V1が入力されるとトランジスタがONとなって設定回路51の対応入力ポートには0Vが入力される。
レベル変換回路53bも同様の構成であり、端子5bに0Vが入力されている場合は、トランジスタがOFFであり、設定回路51の対応入力ポートには電圧V3が入力される。端子5bに電圧V1が入力されるとトランジスタがONとなって設定回路51の対応入力ポートには0Vが入力される。
既に説明したとおり、PLC3は、制御の目標とする、モータMの回転方向に応じて、電圧V1を入力する端子5a又は端子5bのいずれか一つに切り替える。設定回路51は、電圧V1が端子5aと端子5bのいずれの端子に入力されたかに基づいてモータMの回転方向を設定し、回転方向を示す制御信号を出力ポートP1から出力する。
ロジックIC55は電圧V2で動作するICであり、複数種類の論理回路を含む。ロジックIC55は出力ポートP1から出力された信号の電圧レベルを電圧V3から電圧V2に変換して端子5iに出力する。これは後述するモータ制御IC61の動作電圧がV2であることに起因しているが、出力電圧の安定化等にも寄与する。
電源回路52は、端子5a又は端子5bに入力された電圧V1から制御装置Aの電源電圧を生成する回路である。本実施形態の場合、制御装置Aの電源電圧はV2及びV3であり、電源回路52は電圧V2を生成する電源回路52aと、電圧V3を生成する電源回路52bとを備える。
電源回路52aには、逆流防止用のダイオードD1、D2を介して端子5a、5bが接続されており、電圧V1を降圧して電圧V2を生成する。電源回路52bは、電源回路52aから出力される電圧V2を降圧して電圧V3を生成する。こうして本実施形態では、端子5a又は端子5bのいずれかに電圧V1が入力されれば、制御装置Aの電源電圧を確保できる。
設定回路51は、また、電圧V1が端子5a又は端子5bのいずれかの端子に入力されると、PWM信号を出力ポートP2から出力する。出力ポートP2から出力されたPWM信号はロジックIC55によって電圧レベルが電圧V3から電圧V2に変換されて端子5hに出力される。
設定回路51は、入力ユニット57に対する入力結果に基づいてPWM信号のデューティ比を設定する。入力ユニット57は、モータMの回転速度(例えば最高速度)を調整可能なユニットであり、正転時のモータMの回転速度を調整するスイッチ57aと、逆転時のモータMの回転速度を調整するスイッチ57bとを備える。スイッチ57a、57bによって、ロッド22の移動速度を、伸長動作と収縮動作との双方で独立して調整可能である。なお、ロッド22の移動速度を、伸長動作と収縮動作とで共通にする場合は一つのスイッチがあればよい。また、ロッド22の移動速度が単一の場合は入力ユニット57を設けなくてもよい。
スイッチ57a、57bは、本実施形態の場合、電圧V3が供給されるロータリースイッチであり、接点の切り替えにより、複数種類の速度の中から一の速度を選択可能となっている。図1に示すように、筐体21は入力ユニット57を外部に露出させる開口部21cを備えており、作業者は、開口部21cを通して、スイッチ57a、57bの接点切替えを行うことが可能である。なお、スイッチ57a、57bはロータリースイッチに限られず、ディップスイッチ等、他のスイッチでもよい。
レベル変換回路54a、54bにはロータリエンコーダECの出力信号(例えば位相差がある信号)が回路基板6の端子6l、6m及び回路基板5の端子5l、5mを介して入力される。本実施形態の場合、ロータリエンコーダECの動作電圧はV2であり、設定回路51の動作電圧レベルはV3である。レベル変換回路54aは、端子5lと設定回路51との間に設けられ、レベル変換回路54bは、端子5mと設定回路51との間に設けられている。レベル変換回路54a及び54bは電圧V2を設定回路51に入力可能な電圧レベルの信号に変換する。本実施形態の場合、レベル変換回路54a、54bは電圧V2から電圧V3に電圧レベルを変換する。なお、ロータリエンコーダECの出力信号の電圧レベルと設定回路51の動作電圧レベルとが等しい場合、レベル変換回路54a、54bは不要である。
レベル変換回路54aは、本実施形態の場合、トランジスタをスイッチング素子として用いた回路であり、トランジスタのベースに抵抗を介して端子5lが接続され、コレクタに抵抗を介して電圧V3が印加されている。端子5lに0Vが入力されている場合は、トランジスタがOFFであり、設定回路51の対応入力ポートには電圧V3が入力される。端子5lに電圧V2が入力されるとトランジスタがONとなって設定回路51の対応入力ポートには0Vが入力される。
レベル変換回路54bも同様の構成であり、端子5mに0Vが入力されている場合は、トランジスタがOFFであり、設定回路51の対応入力ポートには電圧V3が入力される。端子5mに電圧V2が入力されるとトランジスタがONとなって設定回路51の対応入力ポートには0Vが入力される。
設定回路51は、ロータリエンコーダECの出力信号から、例えば、モータMが回転しているか否かを判別することができる。
回路基板5は、電磁ブレーキBkが接続される端子5j、5kを備える。電磁ブレーキBkの+側に接続される端子5jは端子5cとダイオードD3を介して接続されている。電磁ブレーキBkの駆動電圧はV1であり、メンテナンスの場合等に、PLC3から端子5cに電圧V1を入力することで電磁ブレーキBkを作動させることができる。電磁ブレーキBkの−側に接続される端子5kは、GNDに接続されると共にダイオードD4を介して端子5jに接続されており、電磁ブレーキBkのON→OFF時における逆起電力を抑制する。
端子5jには、また、フォトカプラ56の受光素子56bの出力が入力可能となっている。フォトカプラ56は、発光ダイオード等の発光素子56aと、フォトトランジスタやフォトMOSFET等の受光素子56bとを備える。発光素子56aには、電圧V3が印加されており、設定回路51が備えるポートのHigh、Lowの切り替えにより、消灯、発光を制御可能となっている。受光素子56bには、電圧V1が印加されており、発光素子56aが発光すると、端子5jを介して電磁ブレーキBkに電圧V1が入力される。設定回路51は、モータMを停止させる場合に、発光素子56aを消灯することで電磁ブレーキBkを制動状態とすると共にPWM信号の出力を停止し、ロッド22の移動を瞬時に停止させることができる。
なお、本実施形態では、ブレーキとして電磁ブレーキBkを採用したが、電磁ブレーキBkに代えて機械式ブレーキ機構を設けてもよい。
次に、回路基板6について説明する。回路基板6は、電圧V1及び電圧V2が混在する回路である。回路基板6は、端子6a〜6cを備える。端子6a〜6cは、回路基板5の端子5e〜5gとそれぞれ接続され、電圧V1の供給、電圧V2の供給及びGNDの接続がなされる。端子6bに入力される電圧V2はロータリエンコーダECや、モータ制御IC61に供給され、これらを動作させる。端子6aに入力される電圧V1はFET62に供給され、FET62を動作させる。
回路基板6は端子6e、6dを備える。端子6eには端子5iを介してモータMの回転方向を示す制御信号が入力され、この制御信号はモータ制御IC61に入力される。端子6dには端子5hを介してPWM信号が入力され、PWM信号はモータ制御IC61に入力される。
回路基板6は端子6i〜6kを備える。端子6i〜6kはモータMのホール素子h1〜h3が接続され、ホール素子からの信号がモータ制御IC61に入力される。なお、各ホール素子h1〜h3には回路基板6から電圧V2の駆動電圧が供給される。
回路基板6は端子6f〜6hを備える。端子6f〜6hはモータMのモータ巻線と接続される。
モータ制御IC61とFET62とはモータMを駆動するドライブ回路である。モータ制御IC61は、設定回路51からの、モータMの回転方向を示す制御信号及びPWM信号と、ホール素子h1〜h3からの信号とに基づき、モータMの各相の通電を切り替えるFET62のスイッチング信号を生成してFET62に出力する(電圧V2)。FET62は、スイッチング信号により各相に対する電圧V1の供給を行い、モータMが回転することになる。
次に、システム1の制御例について説明する。作業者は事前に、スイッチ57a、57bによって、モータMの正転時、逆転時の回転速度(ロッド22の移動速度)をセットする。その後、PLC3の動作を開始させる。ここでは、モータMを正転させる場合は電圧V1を端子5aに入力し、モータMを逆転させる場合は電圧V1を端子5bに入力するようにPLC3がプログラムされている場合を想定する。また、モータMが正転するとロッド22が伸長動作を行い、逆転すると収縮動作を行う場合を想定する。
まず、モータMを正転させる場合について説明する。PLC3は端子5aに電圧V1を入力する。端子5aに電圧V1が入力されると、電源回路52によって制御装置Aに必要な電源電圧V2とV3とが確保され、設定回路51のCPU51aがメモリ51bに記憶されたプログラムを実行する。
また、CPU51aは、端子5a、端子5bの各対応入力ポートの状態を取得し、電圧V1が端子5aに入力されていることを認識して、モータMの回転方向を正転に設定する。CPU51aは、スイッチ57aに対応する入力ポートの状態を取得し、PWM信号のデューティ比を設定する。CPU51aは、モータMの回転方向を示す制御信号とPWM信号とを出力させる。また、ロータリエンコーダECの出力信号の監視を開始する。更にCPU51aは、PWM信号の出力開始後の所定時間(例えば100msec)の経過後に、発光素子56aを発光させ、電磁ブレーキBkを非制動状態とする。
モータ制御IC61は、設定回路51からの制御信号とPWM信号とに基づいてモータMの駆動を開始する。モータMの駆動によりロッド22が伸長動作を開始する。
ボールナット23がストッパ21aに当接する位置まで移動するとモータMが回転することができなくなる。CPU51aは、ロータリエンコーダECの出力信号が一定時間変化しなくなると、ボールナット23がストッパ21aに当接したとみなして発光素子56aを消灯して電磁ブレーキBkを制動状態とし、更に、制御信号とPWM信号の出力を停止してモータMの回転を確実に停止させる。
ボールナット23がストッパ21aに当接する位置まで移動したことは、リミットセンサ26aでも検知され、リミットセンサ26aの出力信号によってPLC3がこれを認識する。PLC3は所定時間の経過後(例えば、CPU51aが発光素子56aを消灯して電磁ブレーキBkを制動状態とし後、所定時間経過後(例えば10msec後)にPWM出力信号を停止する処理を実行するのに必要な時間の経過後)、端子5aに対する電圧V1の入力を停止する。
次にモータMを逆転させる場合について説明するが、モータMを正転させる場合と基本的に同じである。
PLC3は端子5bに電圧V1を入力する。端子5bに電圧V1が入力されると、電源回路52によって制御装置Aに必要な電源電圧V2とV3とが確保され、設定回路51のCPU51aがメモリ51bに記憶されたプログラムを実行する。
また、CPU51aは、端子5a、端子5bの各対応入力ポートの状態を取得し、電圧V1が端子5bに入力されていることを認識して、モータMの回転方向を逆転に設定する。CPU51aは、スイッチ57bに対応する入力ポートの状態を取得し、PWM信号のデューティ比を設定する。CPU51aは、モータMの回転方向を示す制御信号とPWM信号とを出力させる。また、ロータリエンコーダECの出力信号の監視を開始する。更にCPU51aは、PWM信号の出力開始後の所定時間(例えば100msec)の経過後に、発光素子56aを発光させ、電磁ブレーキBkを非制動状態とする。
モータ制御IC61は、設定回路51からの制御信号とPWM信号とに基づいてモータMの駆動を開始する。モータMの駆動によりロッド22が収縮動作を開始する。
ボールナット23がストッパ21bに当接する位置まで移動するとモータMが回転することができなくなる。CPU51aは、ロータリエンコーダECの出力信号が一定時間変化しなくなると、ボールナット23がストッパ21bに当接したとみなして発光素子56aを消灯して電磁ブレーキBkを制動状態とし、更に、制御信号とPWM信号の出力を停止してモータMの回転を確実に停止させる。

ボールナット23がストッパ21bに当接する位置まで移動したことは、リミットセンサ26bでも検知され、リミットセンサ26bの出力信号によってPLC3がこれを認識する。PLC3は所定時間の経過後、端子5bに対する電圧V1の入力を停止する。以上により、ロボット2の伸長動作、収縮動作を繰り返し行うことができる。
以上に述べたとおり、本実施形態では、回路基板5の端子5a及び5bを、モータMの駆動電圧の入力端子、及び、モータMの回転方向の制御信号の入力端子として兼用した。換言すると、駆動電圧を制御信号としても利用した。これにより、PLC3側には、電圧V1を生成する電源があれば足りる。PLC3とロボット2との間の駆動電圧及び制御信号の配線は2本で足りる。これは、例えば、駆動電圧用の配線と、正転指示用の配線と、逆転指示用の配線とを備えたシステムよりも1本減らすことができる。
したがって、比較的シンプルなシステム構成で、モータの回転方向を制御することができる。特に、24V等の単一電圧系のシーケンス制御で動作しているシステムの一部にロボット2を導入したい場合に、周辺設備の変更を少なくしてロボット2を導入できる。
A 制御装置、1 制御システム、2 ロボット、51 設定回路、5a 入力端子、5b 入力端子

Claims (4)

  1. モータと、前記モータの駆動力により進退するロッドと、前記ロッドの伸長動作限を規定する第一ストッパと、前記ロッドの収縮動作限を規定する第二ストッパと、非通電時に前記モータの回転に抵抗する電磁ブレーキと、を含む電動シリンダを制御する制御装置であって、
    前記モータを駆動するための直流電圧が選択的に入力される第一の入力端子及び第二の入力端子と、
    前記モータの回転を検知するロータリエンコーダと、
    前記モータを駆動するPWM信号を発生する発生回路と、
    前記電磁ブレーキ及び前記発生回路を制御するプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、
    前記直流電圧が前記第一の入力端子と前記第二の入力端子のいずれの端子に入力されたかに基づいて前記モータの回転方向を設定し、
    前記第一の入力端子又は前記第二の入力端子に前記直流電圧が入力されたことを契機として、前記発生回路によるPWM信号の出力と、前記電磁ブレーキへの通電とを行い、
    前記ロータリエンコーダの出力信号が一定時間変化しなくなったことを契機として、前記発生回路によるPWM信号の出力停止と、前記電磁ブレーキへの通電停止とを行
    前記ロッドが、伸長動作中に前記伸長動作限に至ると、前記第一ストッパによる前記ロッドの伸長停止によって前記モータが回転できなくなることにより、前記ロータリエンコーダの出力信号が変化しなくなり、
    前記ロッドが、収縮動作中に前記収縮動作限に至ると、前記第二ストッパによる前記ロッドの収縮停止によって前記モータが回転できなくなることにより、前記ロータリエンコーダの出力信号が変化しなくなる、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. モータと、前記モータの駆動力により進退するロッドと、前記ロッドの伸長動作限を規定する第一ストッパと、前記ロッドの収縮動作限を規定する第二ストッパと、非通電時に前記モータの回転に抵抗する電磁ブレーキと、を含む電動シリンダを制御する制御方法であって、
    前記モータを駆動するための直流電圧を第一の入力端子又は第二の入力端子に入力する入力工程と、
    前記直流電圧が前記第一の入力端子と前記第二の入力端子とのいずれかに入力されたかに基づいてプロセッサが前記モータの回転方向を設定する設定工程と、
    前記第一の入力端子又は前記第二の入力端子に前記直流電圧が入力されたことを契機として、前記プロセッサが、前記モータを駆動するPWM信号の出力と、前記電磁ブレーキへの通電とを行う工程と、
    前記モータの回転を検知するロータリエンコーダの出力信号が一定時間変化しなくなったことを契機として、前記プロセッサが、前記PWM信号の出力停止と、前記電磁ブレーキへの通電停止とを行う工程と、を備え、
    前記ロッドが、伸長動作中に前記伸長動作限に至ると、前記第一ストッパによる前記ロッドの伸長停止によって前記モータが回転できなくなることにより、前記ロータリエンコーダの出力信号が変化しなくなり、
    前記ロッドが、収縮動作中に前記収縮動作限に至ると、前記第二ストッパによる前記ロッドの収縮停止によって前記モータが回転できなくなることにより、前記ロータリエンコーダの出力信号が変化しなくなる、
    ことを特徴とする制御方法。
  3. モータと、
    前記モータの駆動力により進退するロッドと、
    非通電時に前記モータの回転に抵抗する電磁ブレーキと、
    請求項1に記載の制御装置と、
    前記モータ、前記電磁ブレーキ及び前記制御装置を収容する筐体と、を備え、
    前記制御装置は、前記モータの回転速度を調整するスイッチを備え、
    前記筐体は、前記スイッチを外部に露出させる開口部を有している、
    ことを特徴とするロボット。
  4. 請求項3に記載のロボットであって、
    前記筐体の長手方向一方端部側に配線接続部が設けられ、
    前記筐体の長手方向他方端部側に前記モータの駆動力で動作する前記ロッドが設けられ、
    前記配線接続部は、前記第一の入力端子及び前記第二の入力端子と接続される、
    ことを特徴とするロボット。
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