JP6541047B1 - 経口組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)3−ヒドロキシ−3−メチル酪酸又はその塩並びに(B)クマザサ、モリンガ、長命草、ケール、ヨモギ、桑、微細藻類、大麦、明日葉及び甘藷からなる群から選ばれる少なくとも1種の素材を含有する経口組成物である。
【選択図】図1
Description
[1](A)3−ヒドロキシ−3−メチル酪酸又はその塩並びに(B)クマザサ、モリンガ、長命草、ケール、ヨモギ、桑、微細藻類、大麦、明日葉及び甘藷からなる群から選ばれる少なくとも1種の素材を含有することを特徴とする経口組成物。
[2]さらに、(C)動物由来のタンパク質を含有することを特徴する[1]に記載の経口組成物。
[3]ダイエット用であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の経口組成物。
3−ヒドロキシ−3−メチル酪酸(HMB)とは、必須アミノ酸であるロイシンの代謝産物であり、ヒトの体内で合成される。本発明においては、HMB又はその塩が使用できる。HMBの塩としては、特に制限されないが、カルシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が挙げられ、ダイエット効果の観点から、カルシウム塩(HMBCa)が好ましい。本発明の経口組成物におけるHMB又はその塩は、公知の方法により合成したものや、市販品を用いることができる。市販品としては、食品に適用可能なものであれば限定されない。
本発明の経口組成物においては、HMB又はその塩と共に、クマザサ、モリンガ、長命草、ケール、ヨモギ、桑、微細藻類、大麦、明日葉及び甘藷からなる群から選ばれる少なくとも1種の素材(特定素材)を用いる。以下、特定素材について詳述する。
クマザサは、イネ科ササ属の植物である。クマザサの種は特に制限されるものではないが、例えば、Sasa veitchii、Sasa kurilensis、Sasamorpha borealis、Sasa senanensis、Sasa palmata、Sasa niponicaなどが挙げられるが、Sasa veitchii、Sasa senanensisを用いることが好ましい。クマザサの使用部位としては、特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根などが挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、葉及び茎から選ばれる1種以上(以下、茎葉ということがある)を用いることが好ましい。
モリンガは、インドネシアやタイなどの東南アジアや、アラビア半島、インドの熱帯地方から亜熱帯地方などにかけて多く生殖し、樹高10mくらいまでの落葉高木である。モリンガはワサビノキとも呼ばれ、ワサビノキ科ワサビノキ属に属し、学名はMoringa oleifera Lam.である。使用部位としては、特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根などが挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
長命草は、セリ科カワラボウフウ属に属するボタンボウフウとも呼ばれる多年草植物であり、学名はPeucedanum japonicumである。使用部位としては、特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根などが挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
ケールは、アブラナ科植物であり、学名はBrassica oleracea var. acephalaである。ケールの品種としては、特に制限されるものではなく、キッチンケール、ツリーケール、ブッシュケール、マローケール、コラード、緑葉カンラン等の様々な種類のケールを用いることができる。使用部位としては、特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根などが挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
ヨモギとは、キク科ヨモギ属の多年草であり、学名はArtemisia princepsである。本発明におけるヨモギの使用部位としては特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
桑とは、クワ科クワ属の植物であり、学名はMorus bombycis Koidzである。本発明における桑の使用部位としては特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
本発明で用いられる微細藻類とは、体長が数μm〜数百μmの単細胞性の藻類であり、人の肉眼では、個々の存在が識別できないような微小な藻類のことを言う。微細藻類としては特に制限されるものではないが、例えば、スピルリナ、ユーグレナ、クロレラ、ドナリエラ、ボツリオコッカス等の緑藻類が挙げられ、好ましくはスピルリナ、ユーグレナ、クロレラであり、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、特に好ましくはスピルリナである。
大麦とは、イネ科の植物であり、学名はHordeum vulgareである。使用できる大麦としては、二条大麦、六条大麦、裸大麦などが挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明における大麦の使用部位としては特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
明日葉とは、セリ科の植物であり、であり、学名はAngelica keiskeiである。本発明における明日葉の使用部位としては特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
甘藷とは、ヒルガオ科に属する植物をいい、学名はIpomoea batatasである。甘藷は、一般にサツマイモと呼ばれるものであれば特に限定されない。甘藷の品種は、特に限定されず、例えば、すいおう、ジョイホワイト、コガネセンガン、シロユタカ、サツマスターチ、アヤムラサキなどの品種が挙げられる。なかでも、ポリフェノール含有量が高いすいおうが好ましい。本発明における甘藷の使用部位としては特に制限されるものではないが、花、種子、果実、葉、茎、根が挙げられ、(A)或いは(A)及び(C)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、茎葉を用いることが好ましい。
本発明の経口組成物は、(A)3−ヒドロキシ−3−メチル酪酸(HMB)又はその塩と、(B)特定素材に加え、(C)動物由来のタンパク質を含有することが好ましい。動物由来のタンパク質としては、前記(A)及び(B)と組み合わせてダイエット効果を有するタンパク質であれば特に制限されないが、体内でのタンパク質合成、特に筋肉の増強に必要な必須アミノ酸をバランスよく多く含有するタンパク質が好ましく、例えば牛肉、豚肉、鶏肉、馬肉、羊肉等の食肉由来のタンパク質、ホエイやカゼイン等の乳タンパク質、卵白や卵黄などの卵タンパク質などが挙げられる。特に、(A)及び(B)との併用により優れたダイエット効果を発揮する観点から、哺乳類由来のタンパク質を含有することが好ましく、乳タンパク質を用いることがより好ましい。
(1)被験物質
・HMB又はその塩として、HMBCa(市販品の試薬)を用いた。
・クマザサとして、クマザサの茎葉の粉砕末(市販品)を用いた。
・モリンガとして、モリンガの茎葉の粉砕末(市販品)の水抽出物を用いた。
・長命草として、長命草の茎葉の微粉砕末(市販品)を用いた。
・ケールとして、ケールの茎葉の粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用いた。
・ヨモギとして、ヨモギの茎葉の粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用いた。
・桑として、桑の茎葉の粉砕末(市販品)を用いた。
・微細藻類として、スピルリナの乾燥粉砕末(市販品)を用いた。
・大麦として、大麦の茎葉の粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用いた。
・明日葉として、明日葉の茎葉の粉砕末(市販品)を用いた。
・甘藷として、甘藷の茎葉の粉砕末(株式会社東洋新薬製)を用いた。
・動物由来のタンパク質として、乳由来のタンパク質(市販品)を用いた。
37℃、5%CO2インキュベーター内で、10vol%FBS−DMEM培地を入れた75cm2フラスコを用いて、マウス骨格筋由来筋芽細胞株C2C12を培養した。
培養後、培地を除去した後、各ウェルをPBS 250μL/ウェルで1回洗浄した。次いで、無血清DMEMで30倍に希釈したCell Counting Kit−8(株式会社同仁化学研究所製)溶液 150μL/ウェルを添加した。
% of control=(Data sample−Data blank)/(Data control−Data blank)×100
Data sample:実施例1〜10及び比較例1〜12の吸光度
Data control:コントロールの吸光度
Data blank:細胞が存在しないウェルの吸光度
コントロールの細胞賦活活性を100%として、実施例1〜10及び比較例1〜12の細胞賦活活性との差(%)を算出した。その結果を図1〜9に示す。値が大きいほど、コントロールと比較して筋芽細胞が増加したことから、細胞賦活活性が高いことを示す。なお、コントロールの細胞賦活活性との差が負の値となったものは、0として表記する。
下記成分からなる粉末状の組成物(3g)を製造した。得られた粉末状の組成物を100mLの水に溶解し服用することで、優れたダイエット効果が得られる。
クマザサの茎葉の粉砕末 1%
大麦の茎葉の粉砕末 30%
明日葉の茎葉の粉砕末 1%
麦芽糖 20%
乳タンパク質 1%
大豆タンパク質 10%
香料 3%
デキストリン 20%
還元麦芽糖 残部
下記成分からなる粉末状の組成物(3.5g)を製造した。得られた粉末状の組成物を150mLの水に溶解し服用することで、優れたダイエット効果が得られる。
大麦の茎葉の搾汁末 30%
ケールの茎葉の粉砕末 5%
モリンガの茎葉の粉砕末 5%
長命草の茎葉の粉砕末 5%
乳酸菌 1%
ブドウ糖 20%
デキストリン 20%
還元麦芽糖 残部
下記成分からなる錠状の組成物(350mg)を製造した。得られた錠状の組成物を1日あたり6粒摂取することで、優れたダイエット効果が得られる。
クマザサの茎葉の含水エタノール抽出物 10%
乳タンパク質 5%
プルラン 1%
還元麦芽糖 残部
下記成分を混合して常法により顆粒状の組成物(3000mg)を製造した。得られた顆粒状の組成物を水と共に服用することで、優れたダイエット効果が得られる。
葛の花水抽出物 10%
ヨモギの茎葉の粉砕末 2%
アスパルテーム 0.1%
チアミン塩酸塩 0.33%
リボフラビン 0.33%
ビタミンB6 0.17%
シアノコバラミン 0.17%
香料 0.17%
還元パラチノース 6.67%
ステアリン酸カルシウム 3.33%
ヒロドキシプロピルセルロース 残部
Claims (1)
- (A)3−ヒドロキシ−3−メチル酪酸又はその塩並びに(B)クマザサの葉及び茎から選ばれる1種以上の粉砕末を含有することを特徴とする筋肉増強用経口組成物。
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