JP6742608B2 - 食品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ターミナリア並びにセラミドを含有する抗肥満用食品組成物に関する。
ターミナリア(Terminalia)は、シクンシ科の植物であり、インドにおいては、医薬品として使用されていた。近年においては、ターミナリアに血管の繊維化を防止する効果が見出され、血管繊維化の予防または治療薬として期待されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−75584号公報
本発明は、ターミナリアに特定の素材を組み合わせることによって、優れた抗肥満作用を発揮する食品組成物を得ることを目的としてなされたものである。
本発明者らは、ターミナリアと特定の素材とを組み合わせることで、優れた抗肥満作用が発揮されることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]ターミナリア並びにセラミドを含有し、ターミナリアの配合量がセラミドの配合量以上である抗肥満用食品組成物。
本発明によると、優れた抗肥満作用を有する食品組成物を提供することができる。
実施例19〜23、比較例3〜8の脂肪細胞の分化抑制作用の評価結果(細胞あたりの脂肪滴量)を示す図である。
本発明の組成物は、ターミナリア並びにセラミドを含有することを特徴とする。
本発明の組成物により脂肪細胞の分化が抑制され、これにより、肥満を抑制することができる。すなわち、本発明の組成物は、抗肥満、体脂肪の低減、ダイエット等に用いることができる。
本発明における抗肥満作用とは、体脂肪の蓄積抑制作用、体脂肪の低減作用、内臓脂肪の蓄積抑制作用、内臓脂肪の低減作用、皮下脂肪の蓄積抑制作用、皮下脂肪の低減作用、体重増加抑制作用、体重低減作用又は前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化抑制作用のことを指す。
[ターミナリア]
ターミナリアとは、シクンシ科モモタマナ属の広葉樹である。本発明に用いることができるターミナリアとしては、例えば、Terminalia bellirica(belerica)、Terminalia catappa、Terminalia tomentosa、Terminalia citrina、Terminalia phellocarpa、Terminalia copelandii、Terminalia brassi、Terminalia ivorensis、Terminalia superba、Terminalia arjuna、Terminalia chebula等を挙げることができる。これらの中でも、Terminalia bellirica(belerica)、Terminalia chebulaが好ましく、優れた抗肥満作用の観点から、Terminalia bellirica(belerica)が特に好ましい。
本発明に用いるターミナリアの使用部位としては、葉、樹皮、根、花、木部、果実、種子などであり、抗肥満作用の観点から、果実又は果実の種子を除く部位(果皮または果肉部)を用いることが好ましい。また、ターミナリアとしては、ターミナリア処理物を用いることが好ましい。
ターミナリア処理物の処理形態は、乾燥物、粉砕物又はその乾燥粉末(以下「粉砕末」とも言う)、搾汁物又はその乾燥粉末(以下「搾汁末」とも言う)、抽出物又はその乾燥粉末(以下「抽出末」とも言う)、顆粒、ペーストなどが挙げられる。本発明においては、粉砕物又は粉砕末、搾汁物又は搾汁末、抽出物又は抽出末が好ましく、抽出物又は抽出末を用いることがより好ましい。本発明においては、抗肥満作用の観点から、果実の水抽出物又は抽出末を用いることが最も好ましい。
抽出に用いる溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、酢酸エチル、エーテル、ヘキサン、またはこれらの混合溶媒が挙げられるが、抗肥満作用の観点から、水を用いることが好ましい。抽出溶媒の温度は、使用する溶媒に応じて室温〜沸点以下で適宜設定することができる。
本発明のターミナリアは、没食子酸を含有していることが好ましい。ターミナリアに含まれる没食子酸量としては、0.01%以上が好ましく、0.05%以上がより好ましく、抗肥満効果の観点から0.1%以上がさらに好ましい。本発明においては、市販品を使用することができる。
(セラミド)
セラミドは、スフィンゴ脂質の一種であり、スフィンゴシンと脂肪酸がアミド結合した化合物群の総称である。本発明の組成物におけるセラミドとしては、セラミド1、セラミド2、セラミド3等のヒト型セラミドの他、牛、馬、豚等の脳、脊髄等から抽出した動物由来のセラミド、小麦、稲、大豆、ホウレンソウ、トウモロコシ、こんにゃく、パイナップル等から抽出した植物由来のセラミドを用いることができる。また、本発明の組成物におけるセラミドとしては、糖セラミドであってもよく、具体的に例えば、ガラクトシルセラミド、グルコシルセラミド等の単糖が結合したものや、オリゴ糖が結合したものを挙げることができる。本発明においては、植物由来のセラミドを用いることが好ましく、小麦、トウモロコシ、稲などのイネ科植物由来のグルコシルセラミドを用いることが更に好ましく、その中でも、苦み、渋み等の呈味改善及び抗肥満効果の観点から、稲から採取される米や種子から抽出したグルコシルセラミドを用いることが特に好ましい。抽出溶媒としては、苦み、渋み等の呈味改善及び抗肥満作用の観点からエタノールが好ましい。
本発明の組成物は、例えば、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等の所定機関より効能の表示が認められた機能性食品などのいわゆる健康食品や、一般的な食品、食品添加剤等として用いることができる。
本発明の組成物は、抗肥満作用を有する抗肥満用組成物として用いることができ、かかる抗肥満用組成物としては、抗肥満(肥満抑制)に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに抗肥満、ダイエット、体脂肪低減、メタボリックシンドローム改善、痩身等の機能がある旨を表示したもののみでなく、他の機能がある旨を表示したもの、又は、機能に関する表示がないものであっても、抗肥満作用を実質的に有するものが本発明の範囲に含まれる。なお、本発明の抗肥満組成物は、製品の包装等に、本発明における組合せの成分(ターミナリア及びセラミド)が抗肥満の有効成分として表示されているものに限られない。例えば、有効成分を特定していないものであってもよく、ターミナリアのみを有効成分として表示したものであってもよい。
本発明の組成物は、食後の中性脂肪上昇抑制作用を有する没食子酸又はその塩を有するターミナリアを含有するものであることから、中性脂肪上昇抑制作用を有する中性脂肪上昇抑制用組成物としても用いることができる。かかる中性脂肪上昇抑制用組成物としては、中性脂肪上昇抑制に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに食後の中性脂肪上昇抑制、食後の中性脂肪低下等の機能がある旨を表示したもののみでなく、他の機能がある旨を表示したもの、又は、機能に関する表示がないものであっても、中性脂肪上昇抑制作用を実質的に有するものが本発明の範囲に含まれる。なお、本発明の中性脂肪上昇抑制用組成物は、製品の包装等に、本発明における組合せの成分(ターミナリア及びセラミド)が中性脂肪上昇抑制の有効成分として表示されているものに限られない。例えば、有効成分を特定していないものであってもよく、ターミナリアのみを有効成分として表示したものであってもよい。
具体的に、本発明の抗肥満用組成物及び中性脂肪上昇抑制用組成物としては、いわゆる健康食品が挙げられ、いわゆる抗肥満を訴求する健康食品においては、「体脂肪の気になる方へ」、「肥満気味な方へ」、「体重(BMI)が気になる方へ」、「体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らす」、「ウエスト周囲長を減らす」等を表示したものを例示することができ、いわゆる中性脂肪上昇抑制を訴求する健康食品においては、「中性脂肪が気になる方へ」、「中性脂肪の上昇を抑える」、「中性脂肪を下げる」、「中性脂肪の上昇を緩やかにする」、「摂取した脂肪の吸収を抑える」等を表示したものを例示することができる。
本発明の組成物の形態としては、例えば、錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、液状、粒状、棒状、板状、ブロック状、固形状、丸状、ペースト状、クリーム状、カプレット状、ゲル状、チュアブル状、スティック状等を挙げることができる。これらの中でも、錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、液状の形態が好ましく、錠状、粉末状、顆粒状の形態が特に好ましい。具体的には、サプリメントや、ペットボトル、缶、瓶等に充填された容器詰飲料や、水(湯)、牛乳、果汁、青汁等に溶解して飲むためのインスタント飲料や、食品添加剤を例示することができる。特にサプリメント、インスタント飲料は食事の際などに手軽に飲用しやすく、また嗜好性を高めることができるという点で好ましい。
本発明の一態様の組成物は、容器に詰めて密封した容器詰組成物とすることができる。容器は特に限定されないが、例えば、アルミなどの金属、紙、PETやPTPなどのプラスチック、1層又は積層(ラミネート)のフィルム袋、レトルトパウチ、真空パック、アルミ容器、プラスチック容器、瓶、缶などの包装容器が挙げられる。本発明の一態様の組成物は、経時的な変質を避けるために、容器に詰めて密封した後に、加圧及び/又は加熱などにより殺菌処理したものであることが好ましい。
本発明の一態様の組成物の使用方法は特に限定されないが、例えば、本発明の一態様の組成物をそのまま、水などとともに、又は水などで希釈するなどして、飲食することにより経口摂取することができる。摂取者の好みなどに応じて、本発明の一態様の組成物と他の固体物や液状物とを混ぜて経口摂取してもよい。本発明の一態様の組成物を口腔崩壊剤形とした場合は、水なしで経口摂取することができる。
本発明の組成物におけるターミナリア及びセラミド(本発明の成分)の含有量としては、その効果の奏する範囲で適宜含有させればよい。
一般的には、本発明の組成物が錠状、チュアブル状等のサプリメントの場合には、本発明の成分が乾燥質量換算で全体の1〜80%含まれていることが好ましく、5〜60%含まれていることがより好ましく、10〜50%含まれていることがさらに好ましい。
本発明の組成物が容器詰飲料である場合には、本発明の成分が全体の0.001〜5%含まれていることが好ましく、0.005〜3%含まれていることがより好ましく、0.01〜1%含まれていることがさらに好ましい。
また、本発明の組成物がインスタント飲料である場合には、本発明の成分が乾燥質量換算で全体の0.1〜50%含まれていることが好ましく、0.5〜30%含まれていることがより好ましく、1〜20%含まれていることがさらに好ましい。
本発明の効果をより有効に発揮させるためには、本発明の成分が乾燥質量換算で本発明の組成物全体の70%以上含まれていることが好ましく、80%以上含まれていることがより好ましく、90%以上含まれていることがさらに好ましく、100%であることが特に好ましい。
本発明の組成物の摂取量としては特に制限はないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、成人の1日当たり、ターミナリア摂取量が、10mg/日以上となるように摂取することが好ましく、50mg/日以上となるように摂取することがより好ましく、100mg/日以上となるように摂取することがさらに好ましい。その上限は、例えば、10000mg/日であり、好ましくは5000mg/日である。本発明の組成物は、1日の摂取量が前記摂取量となるように、1つの容器に、又は例えば2〜3の複数の容器に分けて、1日分として収容することができる。
本発明の組成物は、没食子酸又はその塩を含有することが好ましい。没食子酸又はその塩としては、合成により得られるものや、天然物から抽出したもの、抽出物を酵素等により処理したもの等、特に制限はないが、抗肥満作用の観点から、ターミナリア由来の没食子酸又はその塩を含有することが好ましい。本発明における没食子酸又はその塩の含有量は、組成物中に0.001%以上が好ましく、より好ましくは0.01%以上であり、特に好ましくは0.1%である。また、没食子酸又はその塩は、組成物中に30%以下が好ましく、より好ましくは20%以下であり、特に好ましくは10%以下である。
ターミナリア及びセラミドの配合質量比としては、乾燥質量換算で、0.25〜100000:1の範囲であることが好ましく、0.5〜75000:1の範囲であることがより好ましく、0.75〜50000:1の範囲であることがさらに好ましく、1〜30000:1の範囲であることが特に好ましい。
本発明の組成物は、必要に応じて、本発明の成分以外の他の成分を添加して、公知の方法によって製造することができる。本発明の成分以外の他の成分としては、例えば、水溶性ビタミン(ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B12、B13、B15、B17、ビオチン、コリン、葉酸、イノシトール、PABA、ビタミンC、ビタミンP)、油溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)等のビタミン類;カルシウム、マグネシウム、リン、鉄等のミネラル類;タウリン、ニンニク等に含まれる含硫化合物;ヘスペリジン、ケルセチン等のフラバノイド或いはフラボノイド類;コラーゲン等のタンパク質;ペプチド;アミノ酸;動物性油脂;植物性油脂;動物・植物の粉砕物又は抽出物等を挙げることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[食品組成物の抗肥満作用の評価]
試験名:線維芽細胞を用いた脂肪分化抑制作用の評価
(1)細胞培養(脂肪細胞への分化誘導方法)
37℃、5%COインキュベーター内で、75cmフラスコを用いて、マウス線維芽細胞株(3T3−L1)を10%(V/V)FBS含有DMEMにより培養した。トリプシン処理により浮遊させた細胞を、75cmフラスコからコラーゲンコートした96ウェルプレートの各ウェルに1ウェルあたり細胞数が1×104となる細胞密度で播種した。37℃、5%COインキュベーター内でコンフルエントになるまで培養した。コンフルエントになってから3日後に、分化誘導培地にて調製した被験物質含有サンプルを添加し9日間培養した。このとき2〜3日置きに分化維持培地で調製した被験物質含有サンプルに交換した。分化未誘導のものは、被験物質含有サンプルにジメチルスルホキシド(Dimethyl sulfoxide)の濃度を揃えた10%(V/V)FBS含有DMEMで培養した。
なお、分化誘導培地は、10%(V/V)FBS含有DMEMに、3−イソブチル−1−メチルキサンチン(3-isobutyl-1-methylxanthine)が0.5mM、デキサメタゾン(Dexamethasone)が0.5μM、インスリン(Insulin)が10μg/mLとなるように調製したものを用いた。また、分化維持培地は、10%(V/V)FBS含有DMEMにヒト由来のインスリン(Insulin)が10μg/mLとなるように調製したものを用いた。
また、被験物質として以下のものを用いた。
ターミナリアとして、ターミナリアベリリカの果実の水抽出末(市販品)を用いた。
アカショウマとして、アカショウマの根の含水エタノール抽出末(市販品)を用いた。
マカとして、マカ球根部(市販品)の含水エタノール抽出末を用いた。
カカオとして、カカオ種子の含水エタノール抽出末(市販品)を用いた。
カムカムとして、カムカム果実搾汁物の乾燥粉末(市販品)を用いた。
紅麹として、Monascus pilosusの死菌乾燥粉末(市販品)を用いた。
セラミドとして、イネ種子のエタノール抽出末(市販品)を用いた。
下記表3に記載の比較例3〜8及び実施例19〜23のサンプルについて、記載の濃度となるよう、各試験サンプルを得た。濃度単位は、μg/mLである。
(2)細胞内脂肪滴の染色
培養後の細胞に、被験物質100μLと10%ホルマリン溶液100μLを添加し、遮光して10分間室温で静置した。ホルマリン液を除去し、新たに10%ホルマリン溶液を1ウェルあたり100μL添加し、遮光して10分間室温で静置し、細胞を固定した。ホルマリン溶液を除去し、リン酸緩衝溶液(PBS)にて2回洗浄した。60%イソプロパノール−オイルレッド溶液を1ウェルあたり50μLの容量で細胞を播種したウェルとブランクウェルに添加し、遮光して30分間室温で静置して脂肪滴を染色した。染色液を除去し、60%イソプロパノールを1ウェルあたり150μL添加した。60%イソプロパノールを除去し、PBSで1回洗浄した。100%イソプロパノールを細胞を播種したウェルとブランクウェルに1ウェルあたり50μL添加し、10分間ほど振とうして染色液を抽出した。染色液が抽出されたイソプロパノール液の520、650nm(濁度)における吸光度を測定した。プレート内のイソプロパノールを完全に飛ばし、PBS中で細胞を破砕し、プロテインアッセイBCAキット(thermo社)を用いて1ウェルあたりのタンパク質量を測定した。
(3)データ解析
得られたデータをもとに下記式から「% of control」(コントロールに対する相対値)を算出した。
Data=[(Sample520nm−blank520nm)-(Sample650nm−blank650nm)/[1ウェルあたりのタンパク質量]
% of control=[SampleDate]/[ ControlDate]×100
Sample520nm、blank520nmはオイルレッド染色後の520nmにおける吸光度の値であり、Sample650nm、blank650nmはオイルレッド染色後の650nm(濁度)における吸光度の値である。
に、マウス線維芽細胞内の脂肪量の評価結果を示す。図はコントロールからの細胞内脂肪滴の減少量に関するものである。数値は、高いほど脂肪細胞の分化が抑制されたことを示す。なお、添加成分の濃度単位は、μg/mLである。
に示すように、ターミナリア及び他素材を用いた本発明の組成物は、各素材単独の場合に比して、飛躍的に脂肪細胞の分化が抑制された。具体的には、ターミナリアと比較例5〜8の各他素材を組み合わせた実施例20〜23では、それぞれ単独の効果からは予測し得ない高い効果が認められた。また、ターミナリアと比較例4の他素材を組み合わせた実施例19では、それぞれの効果の足し合わせでは得られない顕著な効果が認められた。
肥満は、脂肪細胞の肥大と増殖によることから、脂肪細胞の分化を抑制することにより、肥満を防止することができると考えられる。したがって、本発明の組成物は、肥満防止に有用である。
本発明の組成物は、抗肥満効果等を有することから、本発明の産業上の有用性は高い。

Claims (1)

  1. ターミナリア並びにセラミドを含有し、ターミナリアの配合量がセラミドの配合量以上である抗肥満用食品組成物。
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A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

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C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

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C22 Notice of designation (change) of administrative judge

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