JP6540905B2 - 押圧検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作面に対する押圧操作を検出する押圧検出装置に関する。
従来の押圧検出装置として、例えば、特許文献1に記載のタッチ式入力装置がある。このタッチ入力装置では、ポリ乳酸フィルムの両主面に電極が形成され、一方の電極が複数に分割されている。また、分割された電極は、当該電極から互いに独立して検出される電圧に基づいて位置情報および押圧情報を出力する処理部に接続されている。
国際公開第2010/143528号
特許文献1に記載のタッチ式入力装置では、タッチパネル上の1つの位置が押圧されることが前提となっている。即ち、このタッチ式入力装置では、タッチパネル上の複数の位置が同時に押圧されることが想定されていない。
本発明の目的は、複数の位置が同時に押圧された場合に、押圧位置にかかる押圧力を判定する押圧検出装置を提供することにある。
本発明の押圧検出装置は、操作面と、前記操作面に対する押圧操作により歪む圧電フィルムと、前記圧電フィルムの第1主面に配置された複数の第1電極と、前記圧電フィルムの第2主面に配置され、前記第1電極と対向する少なくとも1つの第2電極と、前記操作面上の押圧位置を検出する位置検出部と、同時に前記操作面上の複数の位置が押圧されたとき、前記位置検出部が検出した前記押圧位置に対応する押圧力を算出する算出部と、を備える。前記算出部は、前記第1電極と前記第2電極との間の電圧の合計値を算出し、算出した合計値と、前記位置検出部で検出された前記押圧位置とに基づいて、前記押圧位置にかかる押圧力の合計値を算出し、算出した前記押圧力の合計値および前記押圧力の比に基づいて、前記押圧位置にかかる押圧力を算出する。「同時に押圧」については、同じタイミングで2箇所を同時に押すというものに限らず、1箇所を押している状態でもう1箇所を時間差で押すというものも含む。この構成では、複数の位置が同時に押圧された場合に、押圧位置にかかる押圧力を判定できる。
前記算出部は、前記第1電極と前記第2電極との間の電圧の比に基づいて、前記押圧位置にかかる押圧力の比を算出することが好ましい
前記算出部は、同時に前記操作面上の複数の位置が押圧されたとき、前記位置検出部が検出した前記押圧位置に対応する前記第1電極と前記第2電極と間の電圧の比を算出し、その算出値を所定の関数に代入することで前記押圧力の比を算出することが好ましい。この構成では、押圧力の比を算出するときの計算負荷を小さくできる。
本発明によれば、複数の位置が同時に押圧された場合に、押圧位置にかかる押圧力を判定できる。
図1は第1の実施形態に係る押圧検出装置10の外観斜視図である。 図2は押圧検出装置10のA−A断面図である。 図3は静電容量センサ14の平面図である。 図4(A)は押圧検出用電極26およびPETフィルム27の平面図である。図4(B)はグランド電極22およびPETフィルム21の平面図である。 図5は演算回路モジュール30のブロック図である。 図6は、制御部34が実行する処理を示すフローチャートである。 図7は押圧位置を示す図である。 図8は、図7に示す位置にかかる押圧力を示す図である。 図9は、図7に示す位置が、図8に示す押圧力で、同時に押圧されたときの押圧検出用電極26の電位を示す図である。 図10は、図7に示す位置が同時に押圧されたときの電位の比RVの変化に対する押圧力の割合PrFの変化を示す図である。 図11は押圧位置を示す図である。 図12は、図11に示す位置が同時に押圧されたときの電位の比RVの変化に対する押圧力の割合PrFの変化を示す図である。 図13は第2の実施形態に係る演算回路モジュール40のブロック図である。 図14は、制御部44が実行する処理を示すフローチャートである。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係る押圧検出装置10の外観斜視図である。押圧検出装置10はスマートフォン等の情報処理装置である。押圧検出装置10は、外観上、直方体形状の筐体11と、筐体11の上面の開口部に配置された平面状の表面パネル12と、を備えている。表面パネル12は、例えば、ガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、またはアクリルの平板によって形成されている。表面パネル12の上面は、利用者が指やペン等を用いて操作を行う操作面として機能する。なお、本明細書では、筐体11の幅方向(横方向)をX軸方向とし、長さ方向(縦方向)をY軸方向とし、厚み方向をZ軸方向とする。
図2は押圧検出装置10のA−A断面図である。図3は静電容量センサ14の平面図である。図4(A)は押圧検出用電極26およびPETフィルム27の平面図である。図4(B)はグランド電極22およびPETフィルム21の平面図である。なお、図3、図4(A)、および図4(B)では、それぞれの検出用電極に接続される引出電極の図示を省略している。
図2に示すように、筐体11の内部には、筐体11の開口部(表面パネル12)側から順にZ軸方向に沿って、粘着剤13、静電容量センサ14、粘着剤15、圧電センサ20、粘着剤16、液晶ディスプレイ17、および演算回路モジュール30が配置されている。静電容量センサ14、圧電センサ20、および液晶ディスプレイ17は、平板状であり、それぞれ筐体11の開口部(表面パネル12)と平行になるように、筐体11の内部に配置されている。静電容量センサ14は、粘着剤13を介して表面パネル12の下面に貼り付けられる。静電容量センサ14の下面には、粘着剤15を介して圧電センサ20が貼り付けられる。圧電センサ20の下面には、粘着剤16を介して液晶ディスプレイ17が貼り付けられる。筐体11の底面と液晶ディスプレイ17との間には、回路基板(不図示)が配置されており、当該回路基板に演算回路モジュール30が実装されている。演算回路モジュール30は、CPU、メモリ、CPUの周辺回路等から構成される。なお、液晶ディスプレイが配置されない構成であっても本発明に含まれる。
静電容量センサ14は、複数の静電容量検出用電極141、平板状の絶縁性基板142、および複数の静電容量検出用電極143を備えている。絶縁性基板142は、透明性を有する材料からなり、例えばPETやCOP(シクロオレフィンポリマー)等からなるフィルム、PCやPMMA(アクリル樹脂)等からなるシートやプレート、または0.1mm~0.7mm程度の薄いガラスからなる。
絶縁性基板142の第1主面(上面側)には、複数の静電容量検出用電極141が形成されている。図3に示すように、複数の静電容量検出用電極141は、平面視して(Z軸方向から見て)一方向に長い長方形状であり、長尺方向がY軸方向に平行になるように配置されている。このような複数の静電容量検出用電極141は、X軸方向に沿って所定の間隔で配置されている。
また、絶縁性基板142の第2主面(下面側)には、複数の静電容量検出用電極143が形成されている。図3に示すように、複数の静電容量検出用電極143も、平面視して一方向に長い長方形状である。複数の静電容量検出用電極143は、長尺方向がX軸方向に平行になるように配置されている。このような複数の静電容量検出用電極143は、Y軸方向に沿って所定の間隔で配置されている。
複数の静電容量検出用電極141および複数の静電容量検出用電極143は、全て透明性を有する材料からなり、例えば酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、ポリチオフェンを主成分とする材料を用いる。液晶ディスプレイ等の表示装置を備えない構成や表示装置の裏面に圧電センサを配置する構成であれば銅(Cu)、銀(Ag)のように透明性を有しないものであっても良い。
静電容量センサ14は、利用者の指が近接したり、接触したりした際に生じる静電容量の変化を、静電容量検出用電極141および静電容量検出用電極143で検出する。
なお、静電容量検出用電極141および静電容量検出用電極143の配置態様は、この例に限るものではない。
圧電センサ20は、PETフィルム21、複数のグランド電極22、粘着剤23、圧電フィルム24、粘着剤25、複数の押圧検出用電極26、およびPETフィルム27を備えている。PETフィルム21の第1主面(上面側)は、粘着剤15を介して静電容量センサ14の下面に貼り付けられている。PETフィルム21の第2主面(下面側)には、グランド電極22が蒸着されている。グランド電極22には、粘着剤23を介して圧電フィルム24が貼り付けられている。圧電フィルム24には、粘着剤25を介して押圧検出用電極26が貼り付けられている。押圧検出用電極26はPETフィルム27に蒸着されている。即ち、押圧検出用電極26は圧電フィルム24の第1主面(下面側)に配置されている。グランド電極22は圧電フィルム24の第2主面(上面側)に配置されている。押圧検出用電極26およびグランド電極22は、それぞれ、本発明の「第1電極」および「第2電極」の一例である。
なお、この例では、グランド電極22がPETフィルム21に蒸着され、押圧検出用電極26がPETフィルム27に蒸着される例を示しているが、グランド電極22および押圧検出用電極26は圧電フィルムの両主面に直接形成されていてもよい。この場合、PETフィルムや、圧電フィルム24とグランド電極22および押圧検出用電極26との間の粘着剤は不要である。
図4(A)に示すように、複数の押圧検出用電極26は、平面視してPETフィルム27の略全面に配置されている。押圧検出用電極26は、平面視してマトリクス状に配置されている。押圧検出用電極26は、平面視して5行3列に整列している。それぞれの押圧検出用電極26のX軸方向の長さは静電容量検出用電極141の幅以上である。それぞれの押圧検出用電極26のY軸方向の長さは静電容量検出用電極143の幅以上である。図4(B)に示すように、複数のグランド電極22は、平面視してPETフィルム21の略全面に形成されている。グランド電極22は、平面視してマトリクス状に配置されている。グランド電極22は、平面視して5行3列に整列している。グランド電極22と押圧検出用電極26とは圧電フィルム24を介して互いに対向している。なお、グランド電極は、複数に分割されていない1つの電極から構成されてもよい。
グランド電極22および押圧検出用電極26は、全て透明性を有する材料からなり、例えば酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、ポリチオフェンを主成分とする材料を用いる。液晶ディスプレイ等の表示装置を備えない構成や表示装置の裏面に圧電センサを配置する構成であれば銅(Cu)、銀(Ag)のように透明性を有しないものであっても良い。
圧電フィルム24は、表面パネル12の操作面に対する押圧操作により歪み、それぞれの押圧検出用電極26に電荷を発生させるとともに、それぞれの押圧検出用電極26の電位を変化させる。
このような圧電フィルム24には、透明性の高いキラル高分子を用いることが好ましい。より好ましくは、一軸延伸されたポリ乳酸(PLA)、さらにはL型ポリ乳酸(PLLA)であることが好ましい。キラル高分子は、主鎖が螺旋構造を有し、一軸延伸されて分子が配向すると、圧電性を有する。そして、一軸延伸されたキラル高分子が発生する電荷量は、表面パネル12が法線方向へ変位する変位量によって一意的に決定される。
一軸延伸されたPLLAの圧電定数は、高分子中で非常に高い部類に属する。すなわち、押圧操作を高感度に検出し、押圧量に応じた変形検出信号を高精度に出力することができる。
また、キラル高分子は、延伸等による分子の配向処理で圧電性が生じるため、PVDF等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。このため、PLLAの圧電定数は経時的に変動することがなく、極めて安定している。さらに、ポリ乳酸は、焦電性がないため、操作面に近い位置に圧電フィルムを配置し、利用者の指等の熱が伝わる場合であっても、検出される電荷量が変化することがない。第1の実施形態では、圧電フィルム24は、X軸方向およびY軸方向に対して、一軸延伸方向が略45°の角度を成すように配置されている。このような配置を行うことで、より高感度に押圧操作を検出できる。
図5は演算回路モジュール30のブロック図である。演算回路モジュール30は、位置処理部31、電位検出部32、表示処理部33、制御部34、および記憶部35を備える。位置処理部31は、静電容量センサ14の静電容量の変化に基づいて、表面パネル12の操作面上のタッチ位置を検出する。このため、静電容量センサ14および位置処理部31は、表面パネル12の操作面上の押圧位置を検出する位置検出部36を構成する。電位検出部32は、位置検出部36が検出した押圧位置に対応する押圧検出用電極26の電位(押圧検出用電極26とグランド電極22との間の電圧)を検出する。押圧位置に対応する押圧検出用電極26は、平面視して、位置検出部36が検出した押圧位置に重なるものである。押圧位置に対応するグランド電極22は、平面視して、位置検出部36が検出した押圧位置に重なるものである。
制御部34は演算回路モジュール30の全体の動作を制御する。制御部34は、後述のように、同時に表面パネル12の操作面上の複数の位置が押圧されたとき、位置検出部36が検出した押圧位置に対応する押圧検出用電極26の電位の比RVに基づいて、押圧位置にかかる押圧力の比RFを算出する。より具体的には、制御部34は、位置検出部36が検出した押圧位置に対応する押圧検出用電極26の電位の比RVを算出し、その算出値を所定の関数fに代入することで押圧力の比RFを算出する。「同時に押圧」については、同じタイミングで2箇所同時に押すというものに限らず、1箇所を押している状態でもう1箇所を時間差で押すというものも含む。制御部34は本発明の「算出部」を含む。
記憶部35は、演算回路モジュール30が実行するプログラムを記憶し、また、演算処理結果等を逐次記憶する。記憶部35は、押圧位置の組合せに従って定まる複数の関数fを記憶している。より具体的には、記憶部35は、一次関数で表される関数fの傾きおよび切片を記憶している。関数fの詳細については後述する。表示処理部33は、制御部34の制御に基づいて、液晶ディスプレイ17に映像を表示する。
図6は、制御部34が実行する処理を示すフローチャートである。まず、位置検出部36から押圧位置を取得する(S11)。取得された押圧位置が2つの場合(S12:Yes)、電位検出部32から、取得された一方の押圧位置P1に対応する押圧検出用電極26の電位V1と、取得された他方の押圧位置P2に対応する押圧検出用電極26の電位V2とを取得する(S13)。次に、電位の比RVを算出する(S14)。ここで、RV=V1/V2である。次に、算出された電位の比RVを、記憶部35に予め記憶された関数fに代入することで、押圧力の割合PrFを算出する(S15)。ここで、PrF=F1/Fである。F1は押圧位置P1にかかる押圧力である。Fは、F2を押圧位置P2にかかる押圧力として、F=F1+F2である。即ち、Fは押圧位置にかかる押圧力の合計値(全押圧力)である。そして、押圧力の比RFを、RF=F1/F2=PrF/(1−PrF)から算出する(S15)。取得された押圧位置が2つではない場合(S12:No)、処理を終了する。なお、制御部34は、上記の処理を随時行いつつ、プログラムに定められた他の処理を行う。
次に、電位の比RVに押圧力の割合PrFを対応付ける関数fについて説明する。図9は、図7に示す位置が、図8に示す押圧力で、同時に押圧されたときの押圧検出用電極26の電位を示す図である。例えば、ケース1では、押圧位置P1に1Nの押圧力がかかると同時に、押圧位置P2に5Nの押圧力がかかる。押圧位置P1に対応する5行目B列目の押圧検出用電極26の電位は1.14Vである。押圧位置P2に対応する3行目B列目の押圧検出用電極26の電位は1.42Vである。このように、図8に示す押圧力と図9に示す押圧検出用電極26の電位が必ずしも一定の関係とならないことがある。
図10は、図7に示す位置が同時に押圧されたときの電位の比RVの変化に対する押圧力の割合PrFの変化を示す図である。図10は、図8および図9に示す結果から得られる。図10に示すように、図7に示す位置が押圧されたとき、押圧力の割合PrFは、電位の比RVを用いて、概ね、PrF=1.88×RV−1.30と表される。このように、関数fは、押圧位置の組合せに従って定まる一次関数で表される。このため、押圧位置の組合せに従って定まる複数の関数fが記憶部35に予め記憶されることで、どのような位置が押圧されたとしても、電位の比RVから押圧力の割合PrFが算出される。なお、前述した一次関数の式に限らず、押圧力の割合PrFと電位の比RVとの関係が関数で表されていれば本発明に含まれる。
次に、図6に示すステップS15の具体例について説明する。図7に示す位置が同時に押圧された場合、押圧力の割合PrFは、上記のように、PrF=1.88×RV−1.30と表される。例えば、電位の比RVが1となった場合、押圧力の割合PrFは約0.6となり、その結果、押圧力の比RFは約3/2となる。図12は、図11に示す位置が同時に押圧されたときの電位の比RVの変化に対する押圧力の割合PrFの変化を示す図である。図12から、図11に示す位置が同時に押圧されたとき、押圧力の割合PrFは、概ね、PrF=0.21×RV+0.08と表される。例えば、電位の比RVが2となった場合、押圧力の割合PrFは約0.5となり、その結果、押圧力の比RFは約1となる。図10と図12とに示されている通り、押圧位置によって傾向が異なるため、その位置に合った関数に照らし合わせて押圧を検知することでより精度を高くすることができる。
第1の実施形態では、表面パネル12の操作面上の2つの位置が同時に押圧された場合、押圧力の比RFが算出される。このため、それぞれの押圧位置の押圧力を判定できるので、より高性能なタッチパネルを実現できる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、算出部が、押圧検出用電極の電位の合計値を算出し、算出した押圧検出用電極の電位の合計値と、位置検出部で検出された押圧位置とに基づいて、押圧位置にかかる押圧力の合計値を算出する。そして、算出部は、算出した押圧力の合計値および押圧力の比に基づいて、押圧位置にかかる押圧力を算出する。
図13は第2の実施形態に係る演算回路モジュール40のブロック図である。制御部44は、後述のように、同時に2つの位置が押圧されたとき、それぞれの押圧位置の押圧力を算出する。記憶部45は、後述の押圧検出用電極26の合計電位と押圧位置との組合せに全押圧力Fを対応付ける関数、テーブル等を予め記憶している。
図14は、制御部44が実行する処理を示すフローチャートである。まず、位置検出部36から押圧位置を取得する(S21)。取得された押圧位置が2つの場合(S22:Yes)、電位検出部32から全ての押圧検出用電極26の電位を取得する(S23)。次に、押圧検出用電極26の合計電位を算出する(S24)。押圧検出用電極26の合計電位は、電位検出部32から取得された全ての押圧検出用電極26の電位の合計値である。次に、算出された押圧検出用電極26の合計電位と、取得された押圧位置との組合せに、記憶部45に予め記憶された関数、テーブル等を適用して、全押圧力Fを算出する(S25)。ステップS25で使用される関数、テーブル等は、上記のように、押圧検出用電極26の合計電位と押圧位置との組合せに全押圧力Fを対応付けるものである。次に、各押圧位置に対応する押圧検出用電極26の電位を選択し、その電位の比RVを算出する(S26)。次に、算出された電位の比RVを、記憶部45に予め記憶された関数fに代入することで、押圧力の割合PrFを算出する(S27)。なお、押圧力の割合PrFは本発明の「押圧力の比」の一例である。次に、F1=PrFFおよびF2=(1−PrF)Fから、押圧力F1および押圧力F2を算出する(S28)。取得された押圧位置が2つではない場合(S22:No)、処理を終了する。
なお、ステップS27およびステップS28において、押圧力の比RFを算出し、そして、押圧力の比RFおよび全押圧力Fに基づいて押圧力F1および押圧力F2を算出してもよい。
第2の実施形態では、表面パネル12の操作面上の2つの位置が同時に押圧された場合、それぞれの押圧位置の押圧力が算出されるので、より高性能なタッチパネルを実現できる。
なお、上記の実施形態では、静電容量方式で押圧位置を検出する例を示したが、抵抗膜方式やメンブレンスイッチ等により押圧位置を検出してもよい。
また、上記の実施形態では、電位の比RVに押圧力の割合PrFを対応付ける関数fを1次関数で表す例を示したが、例えば5行目A列目(以下、5−A)の押圧検知用電極と5行目B列目(以下、5−B)の押圧検出用電極の隙間および5−Bの押圧検知用電極と5行目C列目(以下、5−C)の押圧検出用電極の隙間を押圧した際に、5−Aと5−Bの関数と、5−Bと5−Cの関数の平均値を用いてもよい。これにより、記憶させる関数を減らすことができる。
10…押圧検出装置
11…筐体
12…表面パネル
13,15,16,23,25…粘着剤
14…静電容量センサ
17…液晶ディスプレイ
20…圧電センサ
21,27…PETフィルム
22…グランド電極(第2電極)
24…圧電フィルム
26…押圧検出用電極(第1電極)
30,40…演算回路モジュール
31…位置処理部
32…電位検出部
33…表示処理部
34,44…制御部(算出部)
35,45…記憶部
36…位置検出部
141,143…静電容量検出用電極
142…絶縁性基板

Claims (3)

  1. 操作面と、
    前記操作面に対する押圧操作により歪む圧電フィルムと、
    前記圧電フィルムの第1主面に配置された複数の第1電極と、
    前記圧電フィルムの第2主面に配置され、前記第1電極と対向する少なくとも1つの第2電極と、
    前記操作面上の押圧位置を検出する位置検出部と、
    同時に前記操作面上の複数の位置が押圧されたとき、前記位置検出部が検出した前記押圧位置に対応する押圧力を算出する算出部と、を備え
    前記算出部は、前記第1電極と前記第2電極との間の電圧の合計値を算出し、算出した合計値と、前記位置検出部が検出した前記押圧位置とに基づいて、前記押圧位置にかかる押圧力の合計値を算出し、算出した前記押圧力の合計値および前記押圧力の比に基づいて、前記押圧位置にかかる押圧力を算出する、押圧検出装置。
  2. 前記算出部は、前記第1電極と前記第2電極との間の電圧の比に基づいて、前記押圧位置にかかる押圧力の比を算出する、請求項1に記載の押圧検出装置。
  3. 前記算出部は、同時に前記操作面上の複数の位置が押圧されたとき、前記位置検出部が検出した前記押圧位置に対応する前記第1電極と前記第2電極と間の電圧の比を算出し、その算出値を所定の関数に代入することで前記押圧力の比を算出する、請求項1または2に記載の押圧検出装置。
JP2018543775A 2016-10-06 2017-08-25 押圧検出装置 Active JP6540905B2 (ja)

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