JP6540563B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本発明は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT: Insulated Gate Bipolar Transistor)と還流ダイオード(FWD: Free Wheeling Diode)を1つの半導体基板に集積化した逆導通型IGBT(RC-IGBT: Reverse Conducting-Insulated Gate Bipolar Transistor)に関する。
通常のインバータ回路はIGBTとFWDを複数個用いて構成される。しかし、インバータ装置は、小型軽量化、および低コスト化が強く望まれており、複数個の半導体素子を搭載する事は望ましくない。そこで、IGBTとFWDを1つの半導体基板に集積化したRC−IGBTを適用することで、半導体素子の搭載面積を縮小し、コストを低減できる(例えば、特許文献1参照)。
図5は、IGBT及びFWDを個別に形成した場合と従来のRC−IGBTのそれぞれのリカバリー特性を示す図である。VKAはカソード−アノード間電圧、Iはアノード電流である。破線がIGBT及びFWDを個別に形成した場合であり、実線が従来のRC−IGBTである。通常、RC−IGBTではIGBTの拡散層とFWDの拡散層が同時に形成されるため、FWDのアノード濃度がIGBTのベース濃度と同じになる。このため、両者を個別に形成した場合に比べてアノード濃度が高くなり、結果としてリカバリー時の損失が高くなってしまう。
図6は、従来のRC−IGBTを示す上面図である。IGBT101とFWD102が装置の通電時に電流が流れる通電領域となる。ゲートパッド103は通電領域の端に配置されている。通電領域の面積は、IGBT101の面積S1とFWD102の面積S2の和(S1+S2)で表される。
特開2004−363328号公報
図7は、従来のRC−IGBTのリカバリー電流のFWD面積比率依存性を示す図である。図8は、従来のRC−IGBTのFWD熱抵抗のFWD面積比率依存性を示す図である。FWD面積比率はS2/(S1+S2)で表される。FWD面積比率を小さくすることで、図7に示すように、FWDのリカバリー電流を低減することができる。しかし、面積縮小に伴って通電時の発熱領域が限定的になるため、図8に示すようにFWDの熱抵抗が高くなる。また、ゲートパッド103が通電領域の端に配置されていたため、チップ内の発熱分布が均一でなくなり、熱抵抗が増加する要因となっていた。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はリカバリー損失を抑制しつつ、熱抵抗を低減することができる半導体装置を得るものである。
本発明に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板に設けられた絶縁ゲート型バイポーラトランジスタと、前記半導体基板に設けられ、前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタに逆並列に接続された還流ダイオードと、前記半導体基板の上面に設けられ、前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタのゲートに接続されたゲートパッドとを備え、前記半導体基板の前記上面に対して垂直方向から見た平面視において、前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ及び前記還流ダイオードは前記ゲートパッドを囲むように同心円状に配置され、前記還流ダイオードは同心円状の複数のダイオード領域に分割されていることを特徴とする。
還流ダイオードの面積比率を小さくすることで、アノード層から供給されるキャリア(ホール)が減少するため、還流ダイオードのリカバリー損失を抑制することができる。しかし、面積縮小に伴って通電時の発熱領域が限定的になるため、還流ダイオードの熱抵抗が高くなる。そこで、本発明では、還流ダイオードをゲートパッドを囲むように同心円状に配置している。これにより、還流ダイオードの通電時の発熱領域がチップ内に分散配置されるため、熱抵抗を低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す上面図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す上面図である。 FWD熱抵抗の分割数依存性を示す図である。 IGBT及びFWDを個別に形成した場合と従来のRC−IGBTのそれぞれのリカバリー特性を示す図である。 従来のRC−IGBTを示す上面図である。 従来のRC−IGBTのリカバリー電流のFWD面積比率依存性を示す図である。 従来のRC−IGBTのFWD熱抵抗のFWD面積比率依存性を示す図である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT: Insulated Gate Bipolar Transistor)と還流ダイオード(FWD: Free Wheeling Diode)を1つの半導体基板100に集積化した逆導通型IGBT(RC-IGBT: Reverse Conducting-Insulated Gate Bipolar Transistor)である。なお、同断面図中には対応する回路記号を表記し、逆導通型IGBTの等価回路を示す。
IGBT101において、n型ドリフト層1上にp型ベース層2が設けられている。p型ベース層2上にn型エミッタ層3とp型コンタクト層4が設けられている。ポリシリコンからなるトレンチゲート電極5がp型ベース層2とn型エミッタ層3を貫通し、それらの層とゲート絶縁膜6を介して接している。FWD102において、n型ドリフト層1上にp型アノード層7とp型コンタクト層4が設けられている。p型アノード層7を貫通するトレンチ内に絶縁膜を介してポリシリコンが埋め込まれている。
型ドリフト層1とp型ベース層2の間にn型キャリアストア層8が設けられている。n型キャリアストア層8はp型アノード層7の下にも設けられている。エミッタ電極9が、n型エミッタ層3に接続され、p型コンタクト層4を介してp型ベース層2及びp型アノード層7にも接続されている。トレンチゲート電極5とエミッタ電極9は層間絶縁膜10により分離されている。
IGBT101においてn型ドリフト層1の下にp型コレクタ層11が設けられ、FWD102においてn型ドリフト層1の下にn型カソード層12が設けられている。コレクタ電極13がp型コレクタ層11及びn型カソード層12に接続されている。n型バッファ層14がn型ドリフト層1とp型コレクタ層11及びn型カソード層12との間に設けられている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す上面図である。半導体基板100に、IGBT101と、IGBT101に逆並列に接続されたFWD102とが設けられている。半導体基板100の上面に、IGBT101の各トレンチゲート電極5と電気的に接続されたゲートパッド103が設けられている。半導体基板100の上面に対して垂直方向から見た平面視において、ゲートパッド103は半導体基板100の中央に配置され、IGBT101及びFWD102はゲートパッド103を囲むように同心円状に配置されている。
FWD102の面積比率を小さくすることで、p型アノード層7から供給されるキャリア(ホール)が減少するため、FWD102のリカバリー損失を抑制することができる。しかし、面積縮小に伴って通電時の発熱領域が限定的になるため、FWD102の熱抵抗が高くなる。そこで、本実施の形態では、FWD102をゲートパッド103を囲むように同心円状に配置している。これにより、FWD102の通電時の発熱領域がチップ内に分散配置されるため、熱抵抗を低減することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す上面図である。IGBT101は同心円状の複数のトランジスタ領域に分割され、FWD102は同心円状の複数のダイオード領域に分割され、両者が交互に配置されている。図4は、FWD熱抵抗の分割数依存性を示す図である。FWD102の分割数が一定数を超えると、熱抵抗は安定領域に入る。一方、分割数を増やし過ぎると、FWD102の順方向特性(出力特性)が負性抵抗(伝導度変調を起こし難くなる)を示すようになる。そこで、IGBT101(p型ベース層2)の面積をS1とし、FWD102(p型アノード層7)の面積をS2として、各ダイオード領域の面積S3がS3=0.02×(S1+S2)程度になるように分割数を最適化する。これにより、負性抵抗を示さない良好なI−V特性と熱抵抗の低減を両立することができる。
なお、半導体基板100は、珪素によって形成されたものに限らず、珪素に比べてバンドギャップが大きいワイドバンドギャップ半導体によって形成されたものでもよい。ワイドバンドギャップ半導体は、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、又はダイヤモンドである。このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたパワー半導体素子は、耐電圧性や許容電流密度が高いため、小型化できる。この小型化された素子を用いることで、この素子を組み込んだ半導体モジュールも小型化できる。また、素子の耐熱性が高いため、ヒートシンクの放熱フィンを小型化でき、水冷部を空冷化できるので、半導体モジュールを更に小型化できる。また、素子の電力損失が低く高効率であるため、半導体モジュールを高効率化できる。
100 半導体基板、101 IGBT、102 FWD、103 ゲートパッド

Claims (2)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に設けられた絶縁ゲート型バイポーラトランジスタと、
    前記半導体基板に設けられ、前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタに逆並列に接続された還流ダイオードと、
    前記半導体基板の上面に設けられ、前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタのゲートに接続されたゲートパッドとを備え、
    前記半導体基板の前記上面に対して垂直方向から見た平面視において、前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ及び前記還流ダイオードは前記ゲートパッドを囲むように同心円状に配置され
    前記還流ダイオードは同心円状の複数のダイオード領域に分割されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記絶縁ゲート型バイポーラトランジスタの面積をS1とし、前記還流ダイオードの面積をS2として、各ダイオード領域の面積S3はS3=0.02×(S1+S2)であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
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