JP6540289B2 - 配送伝票 - Google Patents

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Description

本発明は、宅配荷物や配送商品を配送業者が配送する際に、配送物に貼付して使用する配送伝票に関する。
従来、荷物の配送のために、様々な配送伝票が利用されている。近年の技術進歩により、宅配用の配送伝票は、一枚の伝票用紙上に複数種類の伝票を配列させて、各伝票を同時にプリンター印字したものを組とする1パート形式の配送伝票(1パート配送伝票)が多く利用されるようになってきている。1パート配送伝票の利点は、レーザープリンタやインクジェットプリンタで印字を行うことが可能な点である。
一方で、従来から使用されているドットインパクトプリンタで印字を行う方式の複写式配送伝票も、手書きの需要もあることから依然として使用されている。このような複写式配送伝票の中には、上側伝票と下側伝票で袋状に接着し、内部に別の伝票が収められており、配達後に、内部の伝票を抜き取る形式のものがある(特許文献1参照)
特開平9−52473号公報
従来の複写式配送伝票は、内部の伝票の長尺方向の長さが袋状の伝票の同方向の長さより長く、内部の伝票の、袋状の伝票から出ている部分を引っ張ることにより、内部の伝票を抜き取ることができるようになっている。しかし、配送伝票が配送物に貼付された状態で、抜き取る必要があるため、内部の伝票をつかみ難いという問題がある。特に、寒冷地においては、配送者が、手袋をしているため、内部の伝票だけをつかむことは難しい。
そこで、本発明は、配送物に貼付された状態において、内部の伝票だけを掴んで、引き抜くことが容易な配送伝票を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の配送伝票は、
配送物への貼付時に表側に位置する表側基材と、配達後に分離される内部基材と、配送物に直接貼付される支持基材と、支持基材に設けられた粘着剤塗布部を保護する剥離基材と、が順に積層された配送伝票であって、
前記表側基材(貼付票11)と前記支持基材(14)は、前記内部基材(配達票13)
と重ならない位置において互いに接着され、前記内部基材は、切り取り予定線(M1)を介して、切り取られる予定の切り取り予定部(13a)と、前記表側基材、支持基材の少なくとも一方に直接または間接的に接着された綴じ部(13b)に区分されており、
前記剥離基材(15)には、前記粘着剤塗布部が形成されていない領域に対応する位置に、前記綴じ部の形成された側の辺に沿った方向に、スリットが形成されており、
前記支持基材には、前記内部基材と重なる位置であって前記表側基材と重ならない位置に、前記綴じ部の形成された側の辺に沿った方向に折り曲げ予定線(M2)が形成されていることを特徴とする。
請求項1の配送伝票によれば、配送物への貼付時に表面に表出する表側基材と、配達後に分離される内部基材と、配送物に直接貼付される支持基材と、支持基材に設けられた粘着剤塗布部を保護する剥離基材と、が順に積層された配送伝票において、表側基材と支持基材は、内部基材と重ならない位置において互いに接着され、内部基材は、切り取り予定線を介して、切り取られる予定の切り取り予定部と、表側基材、支持基材の少なくとも一方に直接または間接的に接着された綴じ部に区分されており、剥離基材には、粘着剤塗布部が形成されていない領域に対応する位置に、綴じ部の形成された側の辺に沿った方向に、スリットが形成されており、支持基材には、表側基材と重ならない位置に、綴じ部の形成された側の辺に沿った方向に折り曲げ予定線が形成されているので、配送物へ貼付する際、剥離基材をスリットから剥離することになり、剥離基材のうち表側基材と重ならない部分が、配送物へ貼付されずに、支持基材に接着された状態で残る。さらに、支持基材に形成された折り曲げ予定線から支持基材を折り曲げることにより、内部基材も折り曲げられる。これにより、内部基材には折筋(折目)が形成され、手を離した場合に、内部基材と支持基材の間の隙間が大きくなる。このため、内部基材を単独で掴むことが容易になる。特に、配送者が、手袋をしている場合において、内部基材の掴み易さが大幅に向上する。
また、請求項2の配送伝票は、前記折り曲げ予定線は、前記綴じ部の形成された側の辺と平行な方向に形成されていることを特徴とする。
請求項2の配送伝票によれば、折り曲げ予定線が、綴じ部の形成された側の辺と平行な方向に形成されているので、支持基材の折り曲げが容易になる。
また、請求項3の配送伝票は、前記剥離基材には、前記折り曲げ予定線と互いに重なり合う位置に、第2の折り曲げ予定線(M3)が、形成されていることを特徴とする。
請求項3の配送伝票によれば、折り曲げ予定線と第2の折り曲げ予定線が、互いに重なり合う位置に形成されているので、剥離基材の材質に依らず、支持基材の折り曲げが容易になる。
また、請求項4の配送伝票は、前記折り曲げ予定線は、ミシン目であることを特徴とする。
請求項4の配送伝票によれば、折り曲げ予定線が、ミシン目であるので、支持基材の折り曲げを容易かつ確実に行うことができる。
本発明によれば、配送物に貼付された状態において、内部の伝票だけを掴んで、容易に引き抜くことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各票、各基材の表面を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各票、各基材の裏面を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を示す図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を配送物へ貼付した状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各伝票、各基材の表面を示す平面図である。このうち、図1(a)は貼付票(表側基材)、図1(b)は届け先控票、図1(c)は配達票(内部基材)、図1(d)は支持基材、図1(e)は剥離基材を示している。図1においては、各基材はいずれも表面側から見た状態を示している。なお、各基材の表面とは、記入欄または複写欄を備え、人が視認する側の面を示し、各基材の裏面とは、配送物に貼付される側の面を示す。各基材の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な事項を記入するための記入欄、および記入内容が複写される複写欄が形成されているが、この点は従来の配送伝票と同様であるので、図面が繁雑になるのを避けるため、ここでは、これらを省略している。
図2は、本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各基材の裏面を示す平面図である。図2においては、図1に示した各基材を左右方向に反転させた状態で示している。図1における左側(図2における右側)が、配達票13が配送伝票に綴じられた綴じ側であり、図1における右側(図2における左側)が、配達票13が配送伝票に綴じられた際にも解放されている解放側である。
次に、複数の基材による層構成を有している配送伝票の上層から下層に向かって各基材について順に説明していく。実際には、配送伝票のどちら側を上層または下層と定義してもよいが、本明細書では、説明の便宜上、貼付票11を最上層、剥離基材15を最下層として説明する。図1(a)、図2(a)に示す貼付票11は、配送物に貼付され、荷札とするためのものである。貼付票11は、支持基材14に貼付され、配送物には直接貼付されない。しかし、配送中は配送物の表面に位置して送付先を示しており、実質的に配送物に貼付され送付先を示すため、貼付票と呼ばれる。ともに袋状を形成する支持基材14との関係では、表側に位置する。配送物への貼付時に表側に位置するため、表側基材としての役割を果たす。上述のように、貼付票11の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な事項を記入するための記入欄が印刷されている。
図2(a)に網掛けして示すように、貼付票11裏面の天地(図において上下)の2つの辺に沿うようにして、粘着剤が塗布され、2つの粘着剤塗布部N1、N2を形成している。粘着剤塗布部N1は天側(図面上側)の辺に沿って、粘着剤塗布部N2は地側(図面下側)の辺に沿って、形成されている。この粘着剤塗布部N1、N2は、他の基材と重ねた際、届け先控票12、配達票13と重ならない位置に形成され、支持基材14と剥離困難なように貼り合わされるために用いられる。粘着剤塗布部N1、N2の天地方向の塗布幅a(図面上下方向の幅)は5mm以上20mm以下であることが好ましい。
図1(b)、図2(b)に示す届け先控票12は、配送物の届け先が、控えとして保管するためのものである。届け先控票12においては、綴じ側の端部(図1(b)における左端、図2(b)における右端)から所定の距離だけ離れた位置に、切り離し用のミシン目M0が天地方向に渡って形成されている。そして、図1(b)に示すように、届け先控票12の表面においては、綴じ側の端部とミシン目M0の間に、綴じ側の端部およびミシン目M0と平行な方向に渡って接着剤が塗布され、接着剤塗布部S1が形成されている。この接着剤塗布部S1は、配送伝票を形成する際に、貼付票11に接着するために用いられる。
図1(c)、図2(c)に示す配達票13は、配達されたことを証明するためのものである。表側基材である貼付票11と、支持基材14により形成された袋状の内部に位置するため、配達票13は、内部基材としての役割を果たす。内部基材である配達票13は、配達後に分離されるものである。配達票13においても、届け先控票12と同様、綴じ側の端部(図1(c)における左端、図2(c)における右端)から所定の距離だけ離れた位置に、切り離し用のミシン目M1(切り取り予定線)が天地方向に渡って形成されている。そして、図1(c)に示すように、配達票13の表面においては、綴じ側の端部とミシン目M1の間に、綴じ側の端部およびミシン目M1と平行な方向に沿って接着剤が塗布され、接着剤塗布部S2が形成されている。この接着剤塗布部S2は、配送伝票を形成する際に、届け先控票12に接着するために用いられる。配達票13は、切り取り予定線であるミシン目M1により、切り取られる予定の切り取り予定部13aと、綴じ部13bに区分される。
届け先控票12に形成されたミシン目M0と、配達票13に形成されたミシン目M1は、配送伝票を構成するために届け先控票12と配達票13が重ねられ、接着剤塗布部S2により接着された際に、互いに重なり合う位置に形成されている。図1(b)(c)を比較すると明らかなように、届け先控票12と配達票13は、天地方向(図面縦方向、上下方向)の長さは同一であるが、左右方向(図面横方向)の長さは、配達票13の方が届け先控票12よりやや長く(長さe)なるように形成されている。
図2(c)に示すように、配達票13裏面には、後に他基材と積層させることにより配送伝票を構成する際、支持基材14と剥離困難なように貼り合わせるために、接着剤が塗布され、接着剤塗布部S3を形成している。接着剤塗布部S3は、綴じ側の端部とミシン目M1の間に、綴じ側の端部およびミシン目M1と平行な方向に沿って形成されている。この接着剤塗布部S3は、配送伝票を形成する際に、支持基材14に接着するために用いられる。接着剤塗布部S1、S2、S3の塗布幅b(図面左右方向の幅)は、いずれも5mm以上20mm以下であることが好ましい。綴じ部13bには、表面には接着剤塗布部S2、裏面には接着剤塗布部S3が存在するため、それぞれ届け先控票12、支持基材14と綴じられることになる。
図1(d)、図2(d)に示す支持基材14は、粘着剤により配送物に直接貼られ、配送伝票全体を支持するためのものである。図2(d)に示すように、支持基材14裏面には、後に他基材と積層させることにより配送伝票を構成する際、剥離基材15のスリットSL、ミシン目M3(第2の折り曲げ予定線)と重なる所定幅の部分を除いて、全面に粘着剤が塗布され、粘着剤塗布部N3、N4を形成している。ただし、図2(d)に示すように、支持基材14の左右両端にわずかに粘着剤を塗布しない場合もある。粘着剤塗布部N3とN4の間には、粘着剤が塗布されていない粘着剤非塗布部が幅fに渡って形成されている。
粘着剤非塗布部は、剥離基材15のスリットSL、ミシン目M3と重なる部分に形成される。剥離基材15のスリットSL、ミシン目M3と重なる部分に粘着剤非塗布部が存在することにより、スリットSL、ミシン目M3から粘着剤が表出することを防ぐことができる。剥離基材15を剥がす際には、スリットSLに指先を入れる必要があることから、粘着剤が塗布されない範囲は、スリットSLの両側についてそれぞれ5mm以上とすることが望ましい。また、剥離基材15を折り曲げる際には、ミシン目M3を用いるため、粘着剤が塗布されない範囲は、ミシン目M3の両側についてそれぞれ5mm以上とすることが望ましい。したがって、粘着剤非塗布部の幅fは、スリットSLとミシン目M3の距離gより10mm以上大きい値となる。
後に他基材と積層させることにより配送伝票を構成する際、剥離基材15のミシン目M3と重なる支持基材14上の部分には、折り曲げ予定線であるミシン目M2が形成されている。したがって、ミシン目M2は、図2(d)に示すように、粘着剤塗布部N3とN4の間に設けられた幅fの粘着剤非塗布部に形成されることになる。ミシン目M2は、天地方向に渡って、左右の各辺に平行に形成されている。すなわち、綴じ部13bの形成された側である左辺に沿った方向に形成されている。ミシン目M2とミシン目M3の形成位置は、貼付票11と重ならない位置であって、配達票13と重なる位置である必要がある。貼付票11と重ならない位置であって、配達票13と重なる位置であれば、どこに形成してもよいが、図3の例では、届け先控え票12の端部と重なる位置に形成している。
図1(e)、図2(e)に示す剥離基材15(15a、15b)は、支持基材14の裏面に形成された粘着剤塗布部N3、N4を保護するためのものであり、その一部は配送物への貼付直前に剥がされるものである。図1(e)、図2(e)に示すように、剥離基材15には、スリットSL、ミシン目M3が形成されており、スリットSLにより剥離基材15aと剥離基材15bに区分されている。スリットSLは、剥離基材15を貫通する切込みである。そのため、事前に剥離基材15が分離しないように、実際には、支持基材14と接着した後に形成される。スリットSLとミシン目M3は、平行に形成されることが好ましく、図1(e)に示す両者の距離gは、3mm〜15mm、好ましくは5mm〜6mm程度である。スリットSLとミシン目M3の距離が近過ぎると、ミシン目M3が第2の折り曲げ予定線としての役割を十分に果たすことができず、スリットSLとミシン目M3の距離が遠過ぎると、スリットSLを用いて剥離される剥離基材15aの面積が小さくなり、配送伝票本体を配送物に貼付し難くなる。また、露出させる粘着剤塗布部N3の面積を大きくするため、スリットSLは、剥離基材15aの面積を、剥離基材15全体に対する面積の70%以上、より好ましくは80%以上となる位置に形成することが好ましい。また、スリットSLは、貼付票11、届け先控票12と重なる位置に形成されているが、必ずしも重なる位置に形成される必要はない。
図1(e)に示すように、剥離基材15a表面には、スリットSLから所定幅の部分を除いて、全面に離型剤が塗布され、離型剤塗布部Hを形成している。この離型剤は、支持基材14裏面に塗布された粘着剤から剥離基材15を剥がし易くするために用いられる。したがって、少なくとも支持基材14裏面の粘着剤塗布部N3と重なる部分には、離型剤が塗布されている。剥離基材15bが支持基材14から剥離されないようにするため、剥離基材15b表面には、離型剤は塗布されていない。
スリットSLは、剥離基材15の解放側寄りに、天地方向に渡って、左右の各辺に平行に形成されている。すなわち、綴じ部13bの形成された側である左辺に沿った方向に形成されている。また、スリットSLは、粘着剤塗布部N3が形成されていない領域に対応する位置に形成されている。このスリットSLは、剥離基材15を貫通しており、剥離基材15を剥離基材15a、剥離基材15bに分離する。スリットSLの形成位置を解放側寄りにすることにより、綴じ側の剥離基材15aを剥がして配送物に貼付する作業が行い易くなる。スリットSLの平面方向の形成位置は、ミシン目M2およびミシン目M3と平面方向に大きく離れていなければよい。ミシン目M2とミシン目M3の近くに形成しておくことにより、粘着剤非塗布部の幅fを大きく設定しなくても、ミシン目M2、ミシン目M3、スリットSLを全て粘着剤非塗布部と重なる位置に収め易くなる。本実施形態では、スリットSLを左右の各辺に平行(天地の各辺に垂直)に形成したが、必ずしも平行(垂直)でなくてもよく、例えば少し斜めにする等、左右の各辺に沿った方向(天地の各辺を結ぶ方向)に形成すればよい。
また、本実施形態では、離型剤塗布部Hは、支持基材14と重ねた際に、粘着剤塗布部N3が全て離型剤塗布部Hに含まれるような範囲に形成する。剥離基材15aを、支持基材14から剥がし易くするためである。
本実施形態では、図1(e)に示すように、スリットSLから所定の距離内において、離型剤を塗布していない部分が存在するが、剥離基材15aの全面に離型剤を塗布し、離型剤塗布部HをスリットSLの位置まで形成するようにしてもよい。支持基材14からの剥離後の剥離基材15aは不要となるが、剥離基材15aには、所定事項を印刷しておくことにより、取扱店における保管用控である取扱店控等として活用することができる。
各票、各基材の左右端には、スプロケット等のガイド孔を複数設けたガイド部が設けられていてもよい。ガイド部が設けられている場合は、印字処理の際に、ガイド孔を利用して、各票の搬送が行われる。ガイド部は、上記各票とミシン目等の切り取り用線を介して連接される。各票のサイズは、支持基材14、剥離基材15が天地(図面上下方向)の長さ、左右の長さともに同一であり、最大である。貼付票11の天地(図面上下方向)の長さは、支持基材14、剥離基材15と同一である。届け先控票12、配達票13の天地(図面上下方向)の長さは互いに同一であり、貼付票11、支持基材14、剥離基材15よりも短い。左右の長さは、貼付票11が最も短く、届け先控票12、配達票13、支持基材14の順に長くなっていく。図1に示した支持基材14と届け先控え票12の長さの差dは、配達票13と届け先控え票12の長さの差eよりも長い必要があるが、dはeの1.2〜1.8倍程度であることが好ましく、1.4〜1.6倍程度であることがより好ましい。本実施形態では、1.5倍としている。届け先控え票が存在せず、配達票13の上に貼付票11が直接重ねられている場合は、支持基材14と貼付票11の長さの差をd、配達票13と貼付票11の長さの差をeとして計算する。
図1、図2に示した各票、各基材を重ね合わせて、接着剤、粘着剤により貼り合わせることにより、本実施形態の配送伝票が形成される。具体的な製造方法は、以下の通りである。まず、同サイズの支持基材14と剥離基材15を、支持基材14に形成された粘着剤塗布部N3、N4を用いて貼り合せ、タック構造のシートを形成する。続いて、剥離基材15側から粘着剤塗布部N3、N4の間の粘着剤非塗布部に対応する位置にスリットSLを形成する。さらに、粘着剤塗布部N3、N4の間の粘着剤非塗布部に対応する位置であってスリットSLから所定の距離(例えば5mm〜6mm程度)だけ離れた位置にミシン目加工を行い、ミシン目M2とミシン目M3を同時に形成する。並行して、貼付票11、届け先控票12、配達票13に、ミシン目M0・M1、粘着剤塗布部N1・N2、接着剤塗布部S1〜S3等の形成を行う。
そして、貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14を順に重ねていき、それぞれ接着剤塗布部S1、S2、S3に塗布された接着剤により隣接する票または基材同士を接着する。図3は、本実施形態の配送伝票を示す図である。このうち、図3(a)は、表面から見た平面図、図3(b)は、図3(a)におけるA−Aに対応する断面図、図3(c)は図3(a)におけるB−Bに対応する断面図である。本実施形態の配送伝票を表面から見ると、図3(a)に示すように、貼付票11の下層側(図面奥方向)に届け先控票12、配達票13、支持基材14の一部が見える。なお、本明細書においては、貼付票11を最上層、剥離基材15を最下層として、層の上下関係を表現している。
図3(b)に示すように、本実施形態の配送伝票は、貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14、剥離基材15の順に積層されている。貼付票11と届け先控票12、届け先控票12と配達票13、配達票13と支持基材14は、それぞれ綴じ側の端部付近における接着剤塗布部S1、S2、S3により接着されている。また、支持基材14と剥離基材15は、スリットSLおよびミシン目M3の形成された部分付近の1箇所を除いて略全面に形成された粘着剤塗布部N3、N4により貼り合わされている。そして、剥離基材15の表面側には、粘着剤塗布部N3に対応する部分に離型剤塗布部Hが形成されている。
また、図3(c)に示すように、貼付票11と支持基材14は、天地(図3(c)においては右左)の平行な2辺において粘着剤塗布部N1、N2により貼り合わされている。なお、図3(b)(c)は、層構成を模式的に示したものであるため、便宜上、平面方向のサイズ(図面左右方向)に比べて各票・各基材の厚さが厚く描かれているが、シート状の配送伝票であるため、現実には、各層は、より薄く形成されている。例えば、図3(b)(c)における幅(図面左右方向)が、数cm〜数十cmであるのに対して、厚さ(図面上下方向)は、数百μm〜数mm程度である。
配送伝票を構成する各票・各基材としては、通常の紙を用いることができるが、合成紙、樹脂フィルム等を用いても良い。配送伝票を構成する各票・各基材は、複写構造を有している。貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14、剥離基材15の複写構造としては、公知のノーカーボン紙や裏カーボンインキ層による複写構造を用いることができる。
貼付票11と届け先控票12、届け先控票12と配達票13、配達票13と支持基材14を接着する接着剤としては、いずれかの票・基材を破損せずに剥離することを困難とする接着力の公知の接着剤を用いればよい。例えば、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂、またはこれらの混合物からなる樹脂を使用することができる。接着剤の塗布は、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.1〜50μm程度に塗布し、貼り合わせ後に、必要に応じて乾燥させる。
支持基材14の裏面に塗布された粘着剤は、配送物に支持基材14を貼付可能とするものであり、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でも良い。支持基材14の裏面に塗布される粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1g/m2〜50g/m2であり、塗布厚は0.1μm〜50μmである。
剥離基材15の表面に塗布された離型剤としては、剥離基材15が支持基材14から容易に剥離できるような接着性の低い樹脂を使用することが好ましく、シリコーン、フッ素化合物、長鎖アルキルポリマー、アルキド樹脂、やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のオレフィン系(共)重合体を用いることが最も好ましいが、他にも、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物からなるフィルムでも良い。また、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂等から形成されたフィルムを用いても良い。さらに、必要に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていても良い。離型剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1〜10μmである。
次に、本実施形態に係る配送伝票の使用方法について説明する。図3に示したような配送伝票は、所定事項が貼付票11の表面から記載され、届け先控票12、配達票13の複写欄に複写される。そして、配送者によって、スリットSLを利用して、離型剤が塗布された剥離基材15aが配送伝票本体から剥離される。これにより、支持基材14に形成された粘着剤塗布部N3が表出する。続いて、表出した粘着剤塗布部N3により支持基材14を配送物の表面に貼付する。
図4は、本実施形態に係る配送伝票を配送物へ貼付した状態を示す断面図である。図4(a)に示すように、剥離基材15のうち、剥離基材15bは、支持基材14に貼付されて残ったままである。図4の例では、層構成の説明の都合上、各層に厚みがある状態で示しているため、剥離基材15bが貼付された支持基材14の解放側の端部付近と、配達票13の解放側の端部付近が不自然に曲がっているが、現実には、非常に薄い基材であるため、支持基材14、配達票13はほとんど曲がることなく、わずかに剥離基材15bの厚み分だけ上方に移動した状態となる。
配送物を届け先に届けた際、配送者は、図4(a)に示したような状態の配送伝票から配達票13を抜き取る作業を行う。この際、まず、作業者は、ミシン目M2、M3により支持基材14、剥離基材15を折り曲げる。これにより、図4(b)に示すように、配達票13は、解放側において折り曲げられた状態となる。実際には、図4(b)に示すように、ミシン目M2のみが折り曲げられる場合もある。支持基材14が折り曲げられることにより、配達票13も折り曲げられ、配達票13には、折目が付く。
この結果、図4(c)に示すように、配達票13が支持基材14から浮き上がった状態となって隙間が大きくなる。この隙間の存在により、作業者は、配達票13の解放側を掴む際、手袋をした状態であっても掴み易くなる。配達票13を掴むことができたら、そのまま綴じ側と反対側の方向(図4では右方向)に配達票13を引っ張り、ミシン目M1から配達票13を切り取る。この結果、図4(d)に示すように、配達票13が、配送伝票本体から分離される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、配送伝票を貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14、剥離基材15の5枚構成としたが、配送を依頼したことを確認し、依頼主が控えとして保管するための依頼主控票、配送を請け負ったことを確認し、荷受店が控えとして保管するための荷受店控票、配送を請け負ったことを経理処理するための売上票等のうち1種以上を貼付票11の上層側に設けた構成の配送伝票としても良い。逆に、届け先控票12は必要に応じて省略した構成としても良い。
また、上記実施形態では、図1(e)、図2(e)に示したように、剥離基材15を剥がすために用いるスリットを剥離基材15の天地辺を結ぶように設けたが、天辺、地辺から所定の長さの部分にスリットを設けない構成としても良い。天辺、地辺から所定の長さの部分にスリットを設けないことにより、基材の伸縮があった場合でも、スリットで分断された左右の剥離基材が重なり合うことを防ぐことができる。
また、上記実施形態では、剥離基材15に第2の折り曲げ予定線であるミシン目M3を形成するようにしたが、必ずしも形成する必要はない。支持基材14に形成されたミシン目M2のみを利用して支持基材14を折り曲げた場合であっても、配達票13を折り曲げ、配達票13と支持基材14の間の隙間を広げることができる。
また、上記実施形態では、内部基材である配達票13の綴じ部13bが、届け先控票12、支持基材14と接着されているが、届け先控票12がない場合、または届け先控票12が配達票13の下層に設けられている場合は、表側基材である貼付票11に接着されていてもよい。
また、上記実施形態では、折り曲げ予定線としてミシン目を用いたが、筋入れ加工による押罫等、ミシン目以外の形態であってもよい。筋入れ加工を行う場合は、基材の表面側、すなわち、図1(d)(e)に示した側から行うことが好ましい。
11・・・貼付票(表側基材)
12・・・届け先控票
13・・・配達票(内部基材)
13a・・・切り取り予定部
13b・・・綴じ部
14・・・支持基材
15、15a、15b・・・剥離基材
H・・・離型剤塗布部
M0、M1・・・ミシン目(切り取り予定線)
M2・・・ミシン目(折り曲げ予定線)
M3・・・ミシン目(第2の折り曲げ予定線)
N1、N2、N3、N4・・・粘着剤塗布部
SL・・・スリット
S1、S2、S3・・・接着剤塗布部

Claims (4)

  1. 配送物への貼付時に表側に位置する表側基材と、配達後に分離される内部基材と、配送物に直接貼付される支持基材と、支持基材に設けられた粘着剤塗布部を保護する剥離基材と、が順に積層された配送伝票であって、
    前記表側基材と前記支持基材は、前記内部基材と重ならない位置において互いに接着され、前記内部基材は、切り取り予定線を介して、切り取られる予定の切り取り予定部と、前記表側基材、支持基材の少なくとも一方に直接または間接的に接着された綴じ部に区分されており、
    前記剥離基材には、前記粘着剤塗布部が形成されていない領域に対応する位置に、前記綴じ部の形成された側の辺に沿った方向に、スリットが形成されており、
    前記支持基材には、前記内部基材と重なる位置であって前記表側基材と重ならない位置に、前記綴じ部の形成された側の辺に沿った方向に折り曲げ予定線が形成されていることを特徴とする配送伝票。
  2. 前記折り曲げ予定線は、前記綴じ部の形成された側の辺と平行な方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票。
  3. 前記剥離基材には、前記折り曲げ予定線と互いに重なり合う位置に、第2の折り曲げ予定線が、形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配送伝票。
  4. 前記折り曲げ予定線は、ミシン目であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配送伝票。
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