JP2019098689A - 配送伝票 - Google Patents

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Kazuki Sekiguchi
和樹 関口
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【課題】 配送業務に必要な機能を果たしつつ、材料の省資源化を行うことが可能な配送伝票を提供する。【解決手段】 少なくとも、配送物への貼付の際に表側に位置する表側基材11と、粘着剤により配送物に貼付される支持基材13と、支持基材13に設けられた粘着剤塗布部を保護する剥離基材14と、が順に積層された配送伝票であって、表側基材11は3周縁に沿って接着剤塗布部S1、S2、S3により他の基材12、13と接着されており、表側基材11には、3周縁に沿った各接着剤塗布部のうち、2つの接着剤塗布部S2、S3の内縁に沿ってミシン目Ma、Mbが形成されており、他のもう1つの接着剤塗布部S1は、対向する接着剤塗布部S2の接着力より弱い接着力で形成されていることを特徴とする配送伝票。【選択図】 図5

Description

本発明は、宅配荷物や配送商品を配送業者が配送する際に、配送物に貼付して使用する配送伝票に関する。
従来、荷物の配送のために、様々な配送伝票が利用されている。近年の技術進歩により、宅配用の配送伝票は、一枚の伝票用紙上に複数種類の伝票を配列させて、各伝票を同時にプリンター印字したものを組とする1パート形式の配送伝票(1パート配送伝票)が多く利用されるようになってきている。1パート配送伝票の利点は、レーザープリンタやインクジェットプリンタで印字を行うことが可能な点である。
一方で、従来から使用されているドットインパクトプリンタで印字を行う方式の複写式配送伝票も、手書きの需要もあることから依然として使用されている。このような複写式配送伝票の中には、上側伝票(表側基材)と下側伝票(支持基材)で袋状に接着し、内部に別の伝票(内部基材)が収められており、配達後に、袋状体の内部の伝票を抜き取る形式のものがある(特許文献1、2参照)
特開平9−52473号公報 特開2016−55494号公報
従来の複写式配送伝票は、届け先まで配送情報を示し続けるために荷物に貼付され続ける貼付票としての役割を上側伝票に与えており、荷物の配達を完了したことを証明し、受領印等の捺印欄を有する配達票としての役割を内部(下側)の伝票に与えている。このように、複写式配送伝票では、各伝票に様々な役割を与えているが、各用途に応じて伝票が増えるため、配送伝票全体における伝票の枚数が増えてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、配送業務に必要な機能を果たしつつ、材料の省資源化を行うことが可能な配送伝票を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、少なくとも、配送物への貼付の際に表側に位置する表側基材と、粘着剤により配送物に貼付される支持基材と、支持基材に設けられた粘着剤塗布部を保護する剥離基材と、が順に積層された配送伝票であって、前記表側基材は3周縁に沿って接着剤塗布部が設けられ、前記接着剤塗布部を介して前記表側基材と他の基材が接着されており、前記表側基材には、前記3周縁に沿って設けられた接着剤塗布部のうち、隣り合う2つの接着剤塗布部の内縁に沿ってミシン目が形成されており、他の接着剤塗布部は、前記2つの接着剤塗布部より弱い接着力で前記表側基材と他の基材を接着していることを特徴とする配送伝票を提供する。
また、本発明の配送伝票は、前記他の接着剤塗布部の塗布幅は、前記2つの接着剤塗布部の塗布幅よりも小さいことを特徴とする。
また、前記他の接着剤塗布部は接着剤がスポット状に塗布されて形成されており、前記2つの接着剤塗布部は、接着剤がベタ塗りされて形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、配送業務に必要な機能を果たしつつ、材料の省資源化を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各票、各基材の表面を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各票、各基材の裏面を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を示す図である。 依頼主控票、荷受店控票、売上票を備えた構成の配送伝票を示す図である。 貼付票11からの分離部11aの分離の様子を示す図である。 接着剤塗布部の変形例を示す図である。 ミシン目の好ましい一例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.配送伝票の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各票、各基材の表面を示す平面図である。このうち、図1(a)は貼付票(表側基材)、図1(b)は配達票(内部基材)、図1(c)は支持基材、図1(d)は剥離基材を示している。ここで、貼付票、配達票等の各票は、単なる基材としての役割だけでなく、人間が視認するための情報が印刷または記載されたものを表している。したがって、「票」と「基材」は、これらの材質の区別を示すものではない。
図1においては、各票、各基材はいずれも表面側から見た状態を示している。なお、各票の表面とは、記入欄または複写欄を備え、人間が視認する側の面を示し、各票の裏面とは、配送物に貼付される側の面を示す。同様に、各基材の表面とは、各票の表面と同じ側、すなわち人間が視認する側の面を示し、各基材の裏面とは、配送物に貼付される側の面を示す。各票の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な情報である配送情報を記入するための記入欄、および記入欄への記入内容が複写される複写欄が形成されているが、この点は従来の配送伝票と同様であるので、図面が繁雑になるのを避けるため、ここでは、これらを省略している。また、図1においては、図中左端に位置する綴じ側の縁を揃えて示している。後に貼り合わされる際は、各票、各基材は、綴じ側の縁を合わせて綴じられる。
図2は、本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各基材の裏面を示す平面図である。図2においては、図1に示した各基材を左右方向に反転させた状態で示している。図1における左側(図2における右側)が、配達票12が配送伝票に綴じられた綴じ側であり、図1における右側(図2における左側)が、配達票12が配送伝票に綴じられた際にも解放されている解放側である。また、図2においては、図中右端に位置する綴じ側の縁を揃えて示している。後に貼り合わされる際は、各票、各基材は、綴じ側の縁を合わせて綴じられる。
次に、複数の基材による層構成を有している配送伝票の上層から下層に向かって各票、各基材について順に説明していく。本明細書では、貼付票11を最上層、剥離基材14を最下層として説明する。また、図1、図2に示すように各票、基材を平面視した際の、上側を天側、下側を地側として説明する。図1(a)、図2(a)に示す貼付票11は、配送物に貼付され、荷札とするためのものである。貼付票11は、支持基材13に貼付され、配送物には直接貼付されない。しかし、配送中は配送物の表面に位置して届け先を示しており、実質的に配送物に貼付され届け先を示すため、貼付票と呼ばれる。ともに袋状体を形成する支持基材13との関係では、表側に位置するため、表側基材としての役割を果たす。上述のように、貼付票11の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な情報を記入するための記入欄が印刷されている。本実施形態では、後に詳しく説明するように、届け先控票としての役割も兼ねている。届け先控票は、配送物の届け先が、控えとして保管するためのものである。
図2(a)に網掛けして示すように、貼付票11裏面の天地(図において上下)の2つの縁に沿うようにして、接着剤が塗布され、2つの接着剤塗布部S1、S2を形成している。接着剤塗布部S1は天側(図面上側)の縁に沿って、接着剤塗布部S2は地側(図面下側)の縁に沿って、形成されている。接着剤塗布部S1は、他の票、基材と重ねた際、配達票12と重ならない位置に形成され、支持基材13と剥離し易いように貼り合わされるために用いられる。接着剤塗布部S2も、他の票、基材と重ねた際、配達票12と重ならない位置に形成されるが、支持基材13と剥離困難なように貼り合わされる。接着剤塗布部S1の天地方向の塗布幅a(図面上下方向の幅)は1mm以上3mm以下であることが好ましく、1mm以上2mm以下であることがより好ましい。接着剤塗布部S2の天地方向の塗布幅b(図面上下方向の幅)は、塗布幅aより大きく、3mm以上10mm以下であることが好ましく、3mm以上4mm以下であることがより好ましい。接着剤塗布部S1の接着力は、接着剤塗布部S2の接着力よりも小さくする必要がある。本実施形態では、接着剤塗布部S1と接着剤塗布部S2で同一の接着剤を用いているため、接着剤塗布部S1の天地方向の塗布幅aは、接着剤塗布部S2の天地方向の塗布幅bより小さい。好ましくは、a≦b/2を満たすこと、すなわち塗布幅aが塗布幅bの半分以下であることがより好ましい。これにより、接着剤塗布部S1と接着剤塗布部S2で同一の接着剤を用いていても、接着剤塗布部S1の接着力が、接着剤塗布部S2の接着力よりも大幅に小さくなる。接着剤塗布部S1と接着剤塗布部S2で同一の接着剤を用いる場合、省資源化、全体的な効率化を図ることができる。
図1(a)、図2(a)に示すように、貼付票11には、全体として略L字状となる2本の線分からなるミシン目Mが形成されている。ミシン目Mは、地側の縁に沿ったミシン目Maと綴じ側の縁に沿ったミシン目Mbとが、それぞれの一方の端点を共有することで、全体として略L字状となっている。本実施形態では、ミシン目Maは地側の縁に平行であり、ミシン目Mbは綴じ側の縁に平行であって、ミシン目Maとミシン目Mbのなす角度は90°である。ミシン目の切り取りに支障のない範囲であれば、ミシン目Ma、ミシン目Mbは、それぞれ地側の縁、綴じ側の縁に平行である必要はなく、ミシン目Maとミシン目Mbのなす角度が90°である必要もない。ただし、ミシン目Ma、ミシン目Mbが、それぞれ地側の縁、綴じ側の縁とのなす角度は、10°以内であることが好ましい。
ミシン目Maの形成位置は、地側の縁に沿って形成された接着剤塗布部S2よりも天地方向において中央寄りとなっている。また、後述するように、ミシン目Mbの形成位置は、配達票12の綴じ側の縁に沿って形成された接着剤塗布部S3よりも横方向(天地方向と直交する方向)において中央寄りとなっている。2本のミシン目Ma、Mbにより、貼付票11は、分離部11aと残存部11bに区分される。なお、図2(a)の例では、ミシン目Mbよりも綴じ側の縁(図2における右端)寄りまで接着剤塗布部S1、S2が形成されているが、接着剤塗布部S1、S2の綴じ側の端部がミシン目Mbよりも中央寄りまでしか形成されておらず、ミシン目Mbと接着剤塗布部S1が重ならない態様となってもよい。
上述のように、図1(a)においては省略しているが、貼付票11の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な情報を記入するための記入欄が印刷されている。この記入欄は、ミシン目Maよりも天側(図1において上側)、ミシン目Mbよりも解放側(図1において右側)に位置するように形成されている。すなわち、記入欄は、貼付票11における分離部11aに収まるように形成されている。
図1(b)、図2(b)に示す配達票12は、捺印欄を備え、配達時に受取人から受領印(またはサイン)をもらい、配達者が事業所に持ち帰って保管するための受領証としても機能する。表側基材である貼付票11と、支持基材13により形成された袋状体の内部に位置するため、配達票12は、内部基材としての役割を果たす。配達票12においては、綴じ側の縁(図1(b)における左端、図2(b)における右端)から所定の距離だけ離れた位置に、切り離し用のミシン目M0が天地方向に渡って形成されている。配達票12は、ミシン目M0により切り取り予定部12aと綴じ部12bに区分される。そして、図1(b)に示すように、配達票12の表面においては、綴じ側の縁とミシン目M0の間に、綴じ側の縁およびミシン目M0と平行な方向に沿って接着剤が塗布され、接着剤塗布部S3が形成されている。接着剤塗布部S3の形成位置は、貼付票11と配達票12を貼り合わせた際に、貼付票11に形成されたミシン目Mbよりも横方向(天地方向と直交する方向)において綴じ側の縁寄りとなっている。この接着剤塗布部S3は、配送伝票を形成する際に、貼付票11に接着するために用いられる。
接着剤塗布部S3、S4の塗布幅c(図面左右方向の幅)は、いずれも3mm以上10mm以下であることが好ましく、3mm以上4mm以下であることが好ましい。特に、接着剤塗布部S3は、貼付票11と配達票12を貼り合わせる際、貼付票11を貼り合わせる3周縁の1縁を担うため、接着剤塗布部S1と同一の接着剤、同一の塗布態様である場合は、接着剤塗布部S2と同様、接着剤塗布部S1の塗布幅aより大きい必要がある。接着剤塗布部S1の接着力は、接着剤塗布部S3の接着力よりも小さくする必要がある。本実施形態では、接着剤塗布部S1と接着剤塗布部S3で同一の接着剤を用いているため、接着剤塗布部S3の天地方向の塗布幅aは、接着剤塗布部S1の天地方向の塗布幅cより小さい。好ましくは、a≦c/2を満たすこと、すなわち塗布幅aが塗布幅cの半分以下であることがより好ましい。これにより、接着剤塗布部S1と接着剤塗布部S3で同一の接着剤を用いていても、接着剤塗布部S1の接着力が、接着剤塗布部S3の接着力よりも大幅に小さくなる。図1(a)(b)に示すように、接着剤塗布部S3の形成位置は、貼付票11に形成されたミシン目Mbよりも綴じ側寄りとなっている。このため、後に分離部11aを分離する際、接着剤塗布部S3により綴じ側を固定したまま、ミシン目Mbを切ることができる。なお、図示は省略してあるが、配達票12の切り取り予定部12aの表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要であって、貼付票11の記入欄に記載された事項が複写されるための複写欄が印刷されている。
図1(a)(b)を比較すると明らかなように、天地方向(図面上下方向)の長さは、貼付票11の方が配達票12の切り取り予定部12aより長くなるように、左右方向(図面横方向)の長さは、配達票12の方が貼付票11より長くなるように、形成されている。ただし、天地方向における貼付票11の長さと配達票12の綴じ部12bの長さは同一である。天地方向において、貼付票11の方が配達票12の切り取り予定部12aより長くなっていることにより、袋状体の内部に配達票12の切り取り予定部12aが確実に収まる。また、左右方向において、配達票12の方が貼付票11より長くなっていることにより、作業者が、袋状体の内部に位置する配達票12を直接掴み易くなっている。
図2(b)に示すように、配達票12裏面には、後に他の票、基材と積層させることにより配送伝票を構成する際、支持基材13と剥離困難なように貼り合わせるために、接着剤が塗布され、接着剤塗布部S4を形成している。接着剤塗布部S4は、綴じ側の縁とミシン目M0の間に、綴じ側の縁およびミシン目M0と平行な方向に沿って形成されている。この接着剤塗布部S4は、配送伝票を形成する際に、支持基材13に接着するために用いられる。接着剤塗布部S4は、綴じ側の縁に接して形成されていてもよいし、図2(b)に示すように、綴じ側の縁から少し距離をおいて形成されていてもよい。綴じ部12bには、表面には接着剤塗布部S3、裏面には接着剤塗布部S4が存在するため、それぞれ貼付票11、支持基材13と接着され、綴じられることになる。図1(b)、図2(b)に示すように、接着剤塗布部S3、接着剤塗布部S4は、配達票12の綴じ部12bの天側の端から地側の端まで形成されているが、天側の端または地側の端の一部を残して形成されているようにしてもよい。
図1(c)、図2(c)に示す支持基材13は、粘着剤により配送物に直接貼られ、配送伝票全体を支持するためのものである。図2(c)に示すように、支持基材13裏面には、後に他の票、基材と積層させることにより配送伝票を構成する際、剥離基材14のスリットCと重なる所定幅eの部分を除いて、全面に粘着剤が塗布され、粘着剤塗布部N1、N2を形成している。スリットCは、1枚の剥離基材14を貫通するように形成された切込みであり、配送伝票全体から見ると、全ての基材を貫通するものではないため、ハーフカットと呼ぶこともできる。
粘着剤塗布部N1とN2の間には、それぞれ粘着剤が塗布されていない粘着剤非塗布部が幅eに渡って形成されている。すなわち、支持基材13における粘着剤非塗布部は、剥離基材14のスリットCと重なる部分に形成される。剥離基材14のスリットCと重なる部分に粘着剤非塗布部が存在することにより、スリットCから粘着剤が表出することを防ぐことができる。
剥離基材14を支持基材13から剥がす際には、スリットCに指先を入れる必要があることから、粘着剤が塗布されない範囲は、スリットCの両側についてそれぞれ1mm以上とすることが好ましい。したがって、粘着剤非塗布部の幅eは2mm以上とすることが好ましい。
図1(d)、図2(d)に示す剥離基材14(14a、14b)は、支持基材13の裏面に形成された粘着剤塗布部N1、N2を保護するためのものであり、配送物への貼付直前に剥がされるものである。図1(d)、図2(d)に示すように、剥離基材14には、スリットCが形成されており、スリットCにより剥離基材14aと剥離基材14bに区分されている。そして、図1(d)に示すように、剥離基材14表面には、スリットCから所定幅dの部分を除いて、略全面に離型剤が塗布され、離型剤塗布部H1、H2を形成している。この離型剤は、支持基材13裏面に塗布された粘着剤から剥離基材14を剥がし易くするために用いられる。したがって、少なくとも支持基材13裏面の粘着剤塗布部N1、N2と重なる部分には、離型剤が塗布されている。
スリットCは、剥離基材14表面から見て中央よりやや綴じ側寄り(図1(d)では左寄り、図2(d)では右寄り)に、天地方向に渡って、天地の各辺に垂直に形成されている。このスリットCは、剥離基材14を貫通しており、剥離基材14を剥離基材14a、剥離基材14bに分離する。スリットCの形成位置を中央より綴じ側寄りにすることにより、綴じ側の剥離基材14aを剥がして配送物に貼付し、綴じ側と反対側の剥離基材14bを剥がしながら配送伝票全体を貼付するという作業が行い易くなる。本実施形態では、スリットCを天地の各辺に垂直に形成したが、必ずしも垂直でなくてもよく、例えば少し斜めにする等、天地の各辺を結ぶ方向に形成すればよい。
また、本実施形態では、図1(d)に示すように、離型剤塗布部H1とH2の間には、支持基材13裏面の粘着剤非塗布部に対応する位置に、離型剤が塗布されていない離型剤非塗布部が幅dに渡って形成されている。すなわち、離型剤非塗布部は、スリットCの両側それぞれに幅d/2に渡って形成される。幅dは、粘着剤塗布部N1、N2の間のスリットCと重なる部分に形成された粘着剤非塗布部の幅eとの関係では、d≦eを満たすように形成されている。
本実施形態では、離型剤塗布部H1とH2の間に幅dの離型剤非塗布部を設けるようにしたが、支持基材13のスリットCと重なる部分に粘着剤非塗布部(幅e)が形成されている場合であっても、離型剤塗布部H1とH2の間に離型剤非塗布部を設けない(すなわち連続して離型剤を塗布する)ようにすることも可能である。また、剥離後の剥離基材14aは不要となるが、剥離基材14bには、所定事項を印刷しておくことにより、取扱店における保管用控である取扱店控等として活用することができる。
各票、基材11〜14の左右端には、スプロケット等のガイド孔を複数設けたガイド部が設けられていてもよい。ガイド部が設けられている場合は、印字処理の際に、ガイド孔を利用して、各票、基材の搬送が行われる。ガイド部は、上記各票、基材とミシン目等の切り取り予定線を介して連接される。
各票、基材のサイズは、支持基材13、剥離基材14が天地(図面上下方向)の長さ、左右の長さともに同一であり、最大である。貼付票11の天地(図面上下方向)の長さは、支持基材13、剥離基材14と同一である。配達票12の天地(図面上下方向)の長さは、綴じ部12bにおいては、貼付票11、支持基材13、剥離基材14と同一であるが、切り取り予定部12aにおいては、貼付票11、支持基材13、剥離基材14よりも短い。左右の長さは、貼付票11が最も短く、配達票12、支持基材13の順に長くなっていく。
<2.配送伝票の製造>
図1、図2に示した各票、基材を重ね合わせて、接着剤、粘着剤により貼り合わせることにより、本実施形態の配送伝票が形成される。具体的な製造方法は、以下の通りである。まず、同サイズの支持基材13と剥離基材14を、支持基材13に形成された粘着剤塗布部N1、N2を用いて貼り合せ、タック構造のシートを形成する。続いて、剥離基材14側から粘着剤塗布部N1、N2の間の粘着剤非塗布部に対応する位置にスリットCを形成する。具体的には、2枚の基材のうち剥離基材14側から剥離基材14のみを貫通するハーフカット加工を行う。並行して、貼付票11、配達票12に、ミシン目M0、Ma、Mb、接着剤塗布部S1、S2、S3、S4等の形成を行う。
そして、貼付票11、配達票12、支持基材13を順に重ねていき、それぞれ接着剤塗布部S1、S2、S3、S4に塗布された接着剤により隣接する票、基材同士を接着する。例えば、接着剤(又は樹脂)が乾燥していない状態で貼り合わせるウェット又はセミウェットラミネート方式、熱圧着方式や感圧方式によって貼り合わせる。図3は、本実施形態の配送伝票を示す図である。このうち、図3(a)は、表面から見た平面図、図3(b)は、図3(a)におけるA−Aに対応する断面図、図3(c)は図3(a)におけるB−Bに対応する断面図である。本実施形態の配送伝票を表面から見ると、図3(a)に示すように、貼付票11の下層側(図面奥方向)に配達票12、支持基材13の一部が見える。なお、本明細書においては、貼付票11を最上層、剥離基材14を最下層として、層の上下関係を表現している。
図3(b)に示すように、本実施形態の配送伝票は、貼付票11、配達票12、支持基材13、剥離基材14の順に積層されている。貼付票11と配達票12、配達票12と支持基材13は、それぞれ綴じ側の縁付近における接着剤塗布部S3、S4により接着されている。また、支持基材13と剥離基材14は、スリットCの形成された部分付近、解放側の縁から所定の範囲の2箇所を除いて略全面に形成された粘着剤塗布部N1、N2により貼り合わされている。そして、剥離基材14の表面側には、粘着剤に対応する部分に離型剤塗布部H1、H2が形成されている。また、図3(c)に示すように、貼付票11と支持基材13は、天地(図3(c)においては右左)の平行な2つの縁において粘着剤塗布部S1、S2により貼り合わされている。なお、図3(b)(c)は、層構成を模式的に示したものであるため、立体的に表現しているが、現実には、全体の厚みは薄く、配送伝票全体がシート状に形成されるものである。
実用上は、さらに、依頼主控票21、荷受店控票22、売上票23の少なくとも1種以上を備えた構成の配送伝票も用いられる。依頼主控票21は、配送を依頼したことを確認し、依頼主が控えとして保管するためのものである。荷受店控票22は、配送を請け負ったことを確認し、荷受店が控えとして保管するためのものである。売上票23は、配送を請け負ったことを経理処理するためのものである。依頼主控票21、荷受店控票22、売上票23を全て備えた構成とする場合は、図3に示した配送伝票に、さらに売上票23、荷受店控票22、依頼主控票21を順に重ね、綴じ側において接着剤により接着して配送伝票を完成させる。図4は、依頼主控票21、荷受店控票22、売上票23を備えた構成の配送伝票を示す図である。このうち、図4(a)は、依頼主控票21側から見た平面図、図4(b)は、図4(a)におけるA−Aに対応する断面図、図4(c)は図4(a)におけるB−Bに対応する断面図である。この配送伝票を表面から見ると、図4(a)に示すように、依頼主控票21だけが見える。図4の例では、依頼主控票21が最上層、剥離基材14が最下層である。依頼主控票21、荷受店控票22、売上票23には、それぞれ、配達票12のミシン目M0と同様に、綴じ側と平行にミシン目が形成されており、綴じ側からの切り離しが可能となっている。依頼主控票21の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な情報を記入するための記入欄が印刷されている。荷受店控票22、売上票23の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要であって、依頼主控票21の記入欄に記載された事項が複写されるための複写欄が印刷されている。依頼主控票21、荷受店控票22、売上票23を備える場合、貼付票11の表面には、複写欄が設けられることになる。
<3.材質の具体例>
配送伝票を構成する各票、基材としては、通常の紙を用いることができるが、合成紙、樹脂フィルム等を用いても良い。配送伝票を構成する各票、基材は、複写構造を有している。依頼主控票21、荷受店控票22、売上票23、貼付票11、配達票12、支持基材13、剥離基材14の複写構造としては、公知のノーカーボン紙や裏カーボンインキ層による複写構造を用いることができる。
接着剤塗布部S1、S2、S3、S4の形成に用いられる接着剤としては、公知の接着剤を用いることができる。接着剤としては、例えば、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂、またはこれらの混合物からなる樹脂を使用することができる。接着剤塗布部S1、S2、S3、S4の形成に用いる接着剤は、全て同一のものを用いてもよいし、4箇所のうちのいずれかにおいて同一のものを用いてもよいし、全て異なるものを用いてもよい。ただし、貼付票11と配達票12の貼り合わせ後に、ミシン目Ma、Mbよりも貼付票の外縁側に位置する接着剤塗布部S2とS3が、その塗布幅を考慮して、接着剤塗布部S1よりも接着力が大きくなるように各接着剤塗布部に用いる接着剤を選定する必要がある。接着剤の塗布は、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.1〜50μm程度に塗布し、貼り合わせ後に、必要に応じて乾燥させる。
支持基材13の裏面に塗布された粘着剤は、配送物に支持基材13を貼付可能とするものであり、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でも良い。支持基材13の裏面に塗布される粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は10〜50g/m2であり、塗布厚は0.1〜50μmである。
剥離基材14の表面に塗布された離型剤としては、剥離基材14が支持基材13から容易に剥離できるような接着性の低い樹脂を使用することが好ましく、シリコーン、フッ素化合物、長鎖アルキルポリマー、アルキド樹脂や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のオレフィン系(共)重合体を用いることが最も好ましいが、他にも、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物からなるフィルムでも良い。また、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂等から形成されたフィルムを用いても良い。さらに、必要に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていても良い。離型剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1〜10μmである。
次に、本実施形態に係る配送伝票の使用方法について説明する。図4に示したような配送伝票は、所定事項が依頼主控票21の表面から記載され、荷受店控票22、売上票23、貼付票11、配達票12の複写欄に複写される。そして、依頼主控票21、荷受店控票22、売上票23が順にミシン目から切り取られた後、配送伝票は、図3に示すような状態となる。そして、配送者によって、スリットCを利用して、離型剤が塗布された剥離基材14aが配送伝票本体から剥離される。これにより、支持基材13裏面に形成された粘着剤塗布部N1が表出する。そして、粘着剤塗布部N1により配送伝票を配送物に貼付されながら、配送者によって、残りの剥離基材14bが配送伝票本体から剥離される。これにより、さらに支持基材13に形成された粘着剤塗布部N2が表出する。続いて、表出した粘着剤塗布部N1、N2により支持基材13を配送物の表面に貼付する。
配送後、配達票12を引き抜く。この際、配達票12を右手で掴み、左手で配達票12の綴じ部12bに相当する部分を上層側から押さえながら、右手で綴じ側と反対側の方向に配達票12を引っ張り、ミシン目M0から配達票12の切り取り予定部12aを切り取る。この結果、配達票12の切り取り予定部12aが、配送伝票本体から分離される。配達票12の切り取り予定部12aは、配達者が事業所に持ち帰る。
図5は、貼付票11からの分離部11aの分離の様子を示す図である。図5(a)は、配達票12の切り取り予定部12aが切り取られた後の状態を示す平面図である。図5(a)において、天側における一点鎖線に囲まれた部分は、貼付票11の裏側において、接着剤塗布部S1が形成された領域を示している。また、図5(a)において、地側における一点鎖線に囲まれた部分は、貼付票11の裏側において、接着剤塗布部S2が形成された領域を示している。また、図5(a)において、綴じ側付近の一点鎖線により囲まれた矩形状の部分は、配達票12の表面において、接着剤塗布部S3が形成された領域を示している。図5(a)の例では、接着剤塗布部S3が、接着剤塗布部S1、S2と離れているが、接着剤塗布部S3が、接着剤塗布部S1、S2のどちらか一方、あるいは接着剤塗布部S1、S2の双方に接するように形成されていてもよい。接着剤塗布部S3が、接着剤塗布部S1、S2の双方に接するように形成されている場合、貼付票11と配達票12を貼り合わせた状態で、接着剤塗布部S1、S2、S3は、全体として、図5(a)の視点において、逆コの字状の形態となる。
配送伝票が形成された時点においては、図5(a)に示すように、貼付票11(表側基材)は、他の基材である配達票12、支持基材13のいずれかと、3周縁に沿って接着剤塗布部S1、S2、S3により接着されており、貼付票11(表側基材)には、3周縁に沿った各接着剤塗布部のうち、隣り合う2つの接着剤塗布部S2、S3の内縁に沿ってミシン目Ma、Mbが形成されており、他のもう1つの接着剤塗布部S1は、対向する接着剤塗布部S2の接着力より弱い接着力で形成されていることになる。このため、配送情報の記入欄(または複写欄)を備えた分離部11aが表側基材である貼付票11から容易に分離される。分離された分離部11aは、届け先に置いていくことができ、届け先控票としての役割も果たすことになる。このため、本実施形態の配送伝票では、表側基材が貼付票と届け先控票を兼ねることができ、基材が1枚減るため、省資源化を図ることができる。具体的な、分離部11aの分離は、まず、図5(a)に示すような状態から、ミシン目Ma、Mbを利用して貼付票11の分離部11aをL字状に切り取る。そして、そのまま、分離部11aを図面下方から図面上方へ引っ張る。これにより、接着力が相対的に弱い接着剤塗布部S1が剥離される。この結果、分離部11aが配送伝票本体から分離される(図5(b)参照)。
<4.接着剤塗布部の変形例>
接着剤塗布部の変形例について説明する。図6は、接着剤塗布部の変形例を示す図である。図6(a)(b)のいずれも、貼付票11の裏面を示している。図6(a)に示す変形例では、貼付票11の裏面に接着剤塗布部S1、S2が形成されているが、天側、すなわち、その端縁に沿ってミシン目が形成されていない側における接着剤塗布部S1の塗布幅aと、地側、すなわち、その端縁に沿ってミシン目Maが形成されている側における接着剤塗布部S2の塗布幅bが同一である。図6(a)に示す変形例では、接着剤塗布部S1の接着力を、接着剤塗布部S2の接着力よりも弱いものとするため、接着剤塗布部S1に用いる接着剤を、接着剤塗布部S2に用いる接着剤よりも接着力の弱いものを用いている。すなわち、図6(a)に示す変形例では、接着剤塗布部S1、S2の面積を同じにする代わりに、異なる接着剤を用いて、接着剤塗布部S1の接着力を接着剤塗布部S2の接着力よりも弱いものとしている。この場合も、接着剤塗布部S1の接着力が接着剤塗布部S2の接着力の1/2以下であることが好ましい。接着剤塗布部S1に用いる接着剤自体の接着力を、接着剤塗布部S2に用いる接着剤自体の接着力よりも弱いものとする場合、接着剤塗布部S1に用いる接着剤として剥離可能な接着剤を用いることが好ましい。剥離可能な接着剤とは、貼付票11、支持基材13のいずれも、実質的に破損せずに、剥離することが可能な程度の接着力を有する接着剤である。
図6(b)に示す変形例では、貼付票11の裏面に形成された接着剤塗布部S1、S2の態様は、図6(a)に示す変形例と同一であるが、貼付票11と配達票12を接着するための接着剤塗布部S3が、配達票12の表面ではなく、貼付票11の裏面に形成されている点が異なっている。図6(b)に示す変形例では、接着剤塗布部S3の塗布幅cは、接着剤塗布部S1、S2の塗布幅a、bよりも大きくなっている。図1、図2のような塗布態様であっても、図6(b)のような塗布態様であっても、表側基材である貼付票11が3周縁に沿って接着剤塗布部により他の基材である配達票(内部基材)12、支持基材13のいずれかと接着されている点に変わりはない。
また、接着剤塗布部S1の接着力を、接着剤塗布部S2、接着剤塗布部S3の接着力よりも弱いものとするため、接着剤の塗布態様を変更するようにしてもよい。例えば、接着剤塗布部S2、接着剤塗布部S3には、ベタ塗りで塗布し、接着剤塗布部S1には、スポット状に塗布することができる。接着剤塗布部S2、接着剤塗布部S3と接着剤塗布部S1で同一の接着剤を用いる場合、スポット状に塗布した接着剤の総面積が、接着剤塗布部S2、接着剤塗布部S3それぞれの面積より小さい必要があり、1/2以下であることがより好ましい。このように、塗布態様を変更することにより、同一の接着剤を用いて接着剤塗布部S1の接着力を、接着剤塗布部S2よりも弱いものとすることができる。
<5.ミシン目の具体例>
分離部11aと残存部11bを区分するミシン目については、公知の様々な形態のミシン目を用いることができる。例えば、切り込みが形成されたカット部と、切り込みが形成されていないアンカット部が直線状に位置する単純な構造のミシン目や、ジッパーミシン形式のミシン目、カット部がY字形状のミシン目、カット部がL字形状のミシン目等を用いることができる。図7は、ミシン目の好ましい一例を示す図である。図7の例では、図7(a)に示すように、ミシン目Maのカット部がY字状、ミシン目Mbのカット部がL字状の形態となっている。図7(b)は、ミシン目Maの1つのカット部の拡大図であり、図7(c)は、ミシン目Mbの1つのカット部の拡大図である。図7(b)に示すように、ミシン目Maの1つのカット部は、ミシン目Maの形成方向、すなわち貼付票11の地側の縁に沿った方向に平行な部分Y1、部分Y1と所定の角度θ1をなして形成された部分Y2、部分Y1を介して部分Y2と対称な部分Y3により構成されている。図7(c)に示すように、ミシン目Mbの1つのカット部は、ミシン目Mbの形成方向、すなわち貼付票11の綴じ側の縁に沿った方向に平行な部分L1、部分L1と所定の角度θ2をなして形成された部分L2により構成されている。角度θ1は、100°以上150°以下であることが好ましく、120°以上130°以下であることが好ましい。また、角度θ2は、100°以上150°以下であることが好ましく、120°以上130°以下であることが好ましい。角度θ1、角度θ2がこの範囲にあることにより、ミシン目Ma、Mbの切り取りを容易にし、天側の縁に沿って形成された接着剤塗布部S1に負担を掛けず、接着力が相対的に弱い接着剤塗布部S1を容易に剥離することができ、配達票としても機能する分離部11aを破損せずに分離できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、図1(d)、図2(d)に示したように、剥離基材14を剥がすために用いるスリットを剥離基材14の天地の縁を結ぶように設けたが、天側の縁、地側の縁から所定の長さの部分にスリットを設けない構成としても良い。天側の縁、地側の縁から所定の長さの部分にスリットを設けないことにより、基材の伸縮があった場合でも、スリットで分断された左右の剥離基材が重なり合うことを防ぐことができる。
また、スリットそのものを剥離基材14に形成しないようにすることも可能である。この場合、支持基材13裏面の粘着剤塗布部N1、N2の間における粘着剤非塗布部、剥離基材14表面における離型剤非塗布部も形成されず、支持基材13には、解放側の縁から所定の範囲以外には連続して粘着剤が塗布され、剥離基材14には連続して離型剤が塗布されることになる。
また、上記実施形態では、綴じ側において、表側基材である貼付票11、支持基材13と、綴じ側を揃えて内部基材である配達票12を貼り合わせるようにしたが、配達票12の綴じ側の縁を、貼付票11、支持基材13の縁よりも中央寄りにずらして、貼付票11と支持基材13を綴じ側において直接接着するようにしてもよい。この場合、接着剤塗布部S3に平行な接着剤塗布部を貼付票11の裏面または支持基材13の表面において、ミシン目Mbより綴じ側の位置に形成しておき、貼付票11と支持基材13を貼り合わせる。
11・・・貼付票(表側基材)
11a・・・分離部
11b・・・残存部
12・・・配達票(内部基材)
12a・・・切り取り予定部
12b・・・綴じ部
13、13a、13b・・・支持基材
14、14a、14b・・・剥離基材
21・・・依頼主控票
22・・・荷受店控票
23・・・売上票
C・・・スリット(ハーフカット)
H1、H2・・・離型剤塗布部
M・・・ミシン目
Ma・・・第1のミシン目
Mb・・・第2のミシン目
M0・・・ミシン目
N1、N2・・・粘着剤塗布部
S1〜S4・・・接着剤塗布部

Claims (3)

  1. 少なくとも、配送物への貼付の際に表側に位置する表側基材と、粘着剤により配送物に貼付される支持基材と、支持基材に設けられた粘着剤塗布部を保護する剥離基材と、が順に積層された配送伝票であって、
    前記表側基材は3周縁に沿って接着剤塗布部が設けられ、前記接着剤塗布部を介して前記表側基材と他の基材が接着されており、
    前記表側基材には、前記3周縁に沿って設けられた接着剤塗布部のうち、隣り合う2つの接着剤塗布部の内縁に沿ってミシン目が形成されており、
    他の接着剤塗布部は、前記2つの接着剤塗布部より弱い接着力で前記表側基材と他の基材を接着していることを特徴とする配送伝票。
  2. 前記他の接着剤塗布部の塗布幅は、前記2つの接着剤塗布部の塗布幅よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の配送伝票。
  3. 前記他の接着剤塗布部は接着剤がスポット状に塗布されて形成されており、前記2つの接着剤塗布部は、接着剤がベタ塗りされて形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配送伝票。
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