JP6538454B2 - 板金ハブ - Google Patents

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Description

本発明は、金属板素材をプレス成形したハブ本体に対してボス部を結合してなる板金ハブに関する。本発明の板金ハブは例えば、自動車関連分野において、クランクプーリ、補機プーリまたはトーショナルダンパ(TVD)等の回転機器をシャフトに装着するときのシャフト締結部として用いられる。
従来から図7に示すように、ハブ52に対してゴム状弾性体(ダンパゴム)53を介して振動リング(ダンパマス)54を接続してなり共振系を設定することにより、クランクシャフト55に発生する捩り振動を吸収し低減するトーショナルダンパ51が知られている。ハブ52は通常、センターボルト56によってクランクシャフト55に締結される。またハブ52は通常、その内周面に円周上1箇所のキー溝(図示せず)を備え、このキー溝に対しシャフト側のキーを係合することで、回転方向に位置決めされる。またトーショナルダンパ51の周辺環境としては、隣設するエンジンケース57内にエンジンオイルOが供給され、このオイルOが循環することにより、クランクの運動をスムースにしている。
特開2011−241907号公報(図6)
ところで昨今、トーショナルダンパ51のハブ52として、金属板素材をプレス成形したハブ本体に対してボス部を結合してなる板金ハブが開発されており、この板金ハブは材質上軽量であることから、燃費の向上などに貢献することができる。
しかしながら、このようにハブ52として、金属板素材をプレス成形したハブ本体に対してボス部を結合してなる板金ハブを用いる場合には、上記したようにエンジンケース57内にエンジンオイルOが供給されるのに関連して、このエンジンオイルOがボス部の内周側(特にキー溝内)からハブ本体およびボス部間のスキマを伝って、エンジン外部へ漏れることが懸念される。
本発明は以上の点に鑑みて、金属板素材をプレス成形したハブ本体に対してボス部を結合してなる板金ハブにおいて、エンジン内部のエンジンオイルがボス部の内周側からハブ本体およびボス部間のスキマを伝ってエンジン外部へ漏れるのを抑制することができる板金ハブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の板金ハブは、金属板素材をプレス成形したハブ本体に対しボス部を結合してなる板金ハブにおいて、前記ハブ本体およびボス部間にオイル漏れを抑制するためのシール構造を設けたことを特徴とする。
ハブ本体は板金プレスの加工品であり、ボス部は通常、鋳造品であることから、これらの間にスキマが存在すると上記したように、エンジン内部のエンジンオイルがボス部の内周側からスキマを伝ってエンジン外部へ漏れる可能性がある。そこで本発明では、この漏れ経路の途上にシール構造を設け、これにより漏れ流路を予め塞ぐことにした。
シール構造としては、以下の態様が好適である。
(1)ハブ本体およびボス部の何れか一方に凹部を設けるとともに他方に凸部を設け、凹部に対し凸部を嵌め合わせる嵌め合わせ構造とする。
(2)ハブ本体およびボス部間にシール部品を介装するシール部品介装構造とする。
(3)この場合、シール部品を、ハブ本体およびボス部の何れか一方に設けた装着溝に装着する。
(4)または、装着溝の代わりに、ボス部に段差部を設け、シール部品の厚みを段差部の深さよりも大きく設定し、ハブ本体に対するボス部の接触面に表面粗し加工を施し、シール部品を厚み方向に圧縮しながらかつハブ本体に対しボス部の接触面を押し付けながらハブ本体およびボス部をカシメで結合する。
(5)ボス部に対するハブ本体の接触面にノッチを形成することにより隆起部を形成し、この隆起部を押し潰しながらハブ本体およびボス部をカシメで結合する。
上記(1)〜(5)のシール構造は何れも十分なシール性を発揮し、よってエンジンオイルが漏れるのを有効に防止することができる。
本発明によれば、金属板素材をプレス成形したハブ本体に対してボス部を結合してなる板金ハブにおいて、エンジン内部のエンジンオイルがボス部の内周側からハブ本体およびボス部間のスキマを伝ってエンジン外部へ漏れるのを抑制することができる。
本発明の第1実施例に係る板金ハブの要部断面図 (A)は図1の要部拡大図、(B)は同板金ハブの製造過程を示す説明図 本発明の第2実施例に係る板金ハブを示す図で、(A)は同板金ハブの要部断面図、(B)は同板金ハブの製造過程を示す説明図 本発明の第3実施例に係る板金ハブの要部断面図 同板金ハブの製造過程を示す説明図 本発明の第4実施例に係る板金ハブを示す図で、(A)は同板金ハブの要部断面図、(B)は同板金ハブの製造過程を示す説明図 従来例に係るトーショナルダンパの装着状態を示す断面図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る板金ハブ1の要部断面を示している。当該実施例に係る板金ハブ1は、ハブに対してゴム状弾性体(ダンパゴム)を介して振動リング(ダンパマス)を接続したトーショナルダンパにおけるシャフト締結用の構成部品(ハブ)として用いられるものであって、金属板素材をプレス成形した板金プレスの加工品であるハブ本体11と、鋳造加工品であるボス部21との組み合わせよりなり、これらハブ本体11およびボス部21をカシメ手段によって結合した構造とされている。金属板素材は、延性材である。
ハブ本体11は、環状の平面部12を有し、その厚み方向一方の面がボス部21に対し突き当てられ接触する軸直角平面状の接触面13とされている。また、環状の平面部12の内周端部に、ボス部21とカシメ結合するための環状のカシメ部14が一体成形されている。
ボス部21は、全体として円筒状に成形され、その軸方向一方の端面がハブ本体11に対し突き当てられ接触する軸直角平面状の接触面23とされている。また、ボス部21の内周面にその軸方向一方の端部に位置して環状の突起部24が径方向内方へ向け突出するように形成されており、この突起部24に対しハブ本体11のカシメ部14がカシメ結合されている。また、ボス部21の内周面にはその円周上1箇所に位置して、軸方向に延びるキー溝25が形成されている。
ハブ本体11およびボス部21は、それぞれの接触面13,23が互いに突き当てられ接触した状態でカシメ結合されている。したがって両接触面13,23間にスキマは形成されにくいが、両者11,21は非接着であるため、加工上の都合によってスキマが形成されることがあり、このようにスキマが形成されると、エンジン内部のエンジンオイルがボス部21の内周側(特にキー溝25)から両接触面13,23間のスキマを伝ってエンジン外部へ漏れる可能性がある。そこで、これに対策するため、以下のようなシール構造41が設けられている。
第1実施例・・・・
図1に示す例では、図2(A)に拡大して示すように、ハブ本体11の接触面13に環状の凹部16が設けられるとともに、これに対応して、ボス部21の接触面23に環状の凸部26が設けられ、凹部16に対し凸部26を嵌め合わせる嵌め合わせ構造よりなるシール構造41が設けられている。
嵌め合わせは、カシメ加工時のカシメ荷重を利用して凹部16に対し凸部26を圧入することになるので、圧入前の段階では図2(B)に示すように、凹部16の幅や深さに対し凸部26の幅や高さを大きく形成しておくことが望ましい。圧入により、延性材よりなるハブ本体11は凸部26の形状に沿って変形(塑性変形)し、ハブ本体11およびボス部21が密接し、よってここにオイルの漏れを抑制することができるシール構造41が設けられる。尚、凸部26は実質的にクサビとして作用するので、当該嵌め合わせ構造はこれをクサビ構造として説明することもできる。凹部16および凸部26の断面形状は、図示する円弧形のほか、三角形などであっても良い。
第2実施例・・・・
図3(A)(B)に示す例では、ハブ本体11およびボス部21間にシール部品31を介装するシール部品介装構造よりなるシール構造41が設けられている。
シール部品31として例えば、柔軟性(バネ性)および耐油性を備えるOリング(ゴムパッキンなど)が用いられ、このようなシール部品31が、ハブ本体11の接触面13に設けた環状の装着溝17に装着され、装着溝17の内面およびボス部21の接触面23に対し密接している。したがってここにオイルの漏れを抑制することができるシール構造41が設けられている。
第3実施例・・・・
図4に示す例では、ハブ本体11およびボス部21間にシール部品31を介装するシール部品介装構造よりなるシール構造41が設けられている。
シール部品31として例えば、柔軟性(バネ性)および耐油性を備える角リング(ゴムパッキン、ソフトメタル(登録商標)またはメタルガスケットなど)が用いられ、このようなシール部品31が、ボス部21の接触面23の内周端部に設けた環状の段差部27に装着され、段差部27の内面およびハブ本体11の接触面13に対し密接している。したがってここにオイルの漏れを抑制することができるシール構造41が設けられている。
尚、図5に示すように、シール部品31はその厚みtを段差部27の深さtよりも大きく設定されている。また、ハブ本体11に対するボス部21の接触面23には、段差部27を除き、表面粗し加工(図示せず)が施されている。したがって当該実施例に係る板金ハブ1を組み立てるに際しては、カシメ荷重によりシール部品31を厚み方向に圧縮しながらかつハブ本体11に対しボス部21の接触面23を押し付けながらハブ本体11およびボス部21をカシメで結合することになる。ボス部21はその接触面23に表面粗し加工が施されているため、カシメ後、ハブ本体11に対しずれにくく、シール部品31に対する保持力が大きいものである(アンカー効果による保持力アップを期待することができる)。
第4実施例・・・・
図6(A)に示す例では、ボス部21に対するハブ本体11の接触面13にノッチ18を形成することによりノッチ18に隣接して隆起部(盛り上がり部)19を設け、この隆起部19を押し潰しながらボス部21に密接させることによるノッチの形成によるシール構造41が設けられている。
図6(B)に示すように、ノッチ18は環状に形成され、隆起部19はノッチ18の内周側および外周側にそれぞれ環状に形成される。したがってこのように環状に形成された隆起部19が押し潰されながらボス部21の接触面23に密接するため、ここにオイルの漏れを抑制することができるシール構造41が設けられている。ノッチ18の大きさとしては、0.1mm程度で十分である。
1 板金ハブ
11 ハブ本体
12 平面部
13,23 接触面
14 カシメ部
16 凹部
17 装着溝
18 ノッチ
19 隆起部
21 ボス部
24 突起部
25 キー溝
26 凹部
27 段差部
31 シール部品
41 シール構造

Claims (3)

  1. 金属板素材をプレス成形したハブ本体に対しボス部を結合してなる板金ハブにおいて、
    前記ハブ本体およびボス部間にオイル漏れを抑制するためのシール構造を設け、
    前記シール構造は、前記ハブ本体およびボス部の何れか一方に設けた凹部に対し他方に設けた凸部を嵌め合わせる嵌め合わせ構造よりなることを特徴とする板金ハブ。
  2. 金属板素材をプレス成形したハブ本体に対しボス部を結合してなる板金ハブにおいて、
    前記ハブ本体およびボス部間にオイル漏れを抑制するためのシール構造を設け、
    前記シール構造は、前記ハブ本体およびボス部間にシール部品を介装するシール部品介装構造よりなり、
    前記シール部品を、前記ボス部に設けた段差部に装着し、
    前記シール部品の厚みを前記段差部の深さよりも大きく設定し、
    前記ハブ本体に対する前記ボス部の接触面に表面粗し加工を施し、
    前記シール部品を厚み方向に圧縮しながらかつ前記ハブ本体に対し前記ボス部の接触面を押し付けながら前記ハブ本体およびボス部をカシメで結合したことを特徴とする板金ハブ。
  3. 金属板素材をプレス成形したハブ本体に対しボス部を結合してなる板金ハブにおいて、
    前記ハブ本体およびボス部間にオイル漏れを抑制するためのシール構造を設け、
    前記シール構造は、前記ボス部に対する前記ハブ本体の接触面にノッチを形成することにより隆起した隆起部を押し潰しながら前記ハブ本体およびボス部をカシメで結合したことを特徴とする板金ハブ。
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