JP6538000B2 - キャビネットラック、及び複数のキャビネットラックの結合体 - Google Patents

キャビネットラック、及び複数のキャビネットラックの結合体 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、HUB、ルータ、サーバ、UPS、情報通信装置、制御装置、計測器、配電盤等の電気機器を収納するためのキャビネットラック、及び複数のキャビネットラックの結合体に関する。
近年の情報通信技術は、著しい進化を遂げた。インターネット、LAN、CATVなどの情報通信に用いられる電気機器は、我々の生活に欠かせないものとなった。従来のキャビネットラックとして、本出願人の一方である日東工業株式会社の特開2014−27082号公報(特許文献1)、特開2014−11380号公報(特許文献2)、特開2015−5656号公報(特許文献3)、及び特開2015−5657号公報(特許文献4)を例示する。
特開2014−27082号公報には、キャビネットラックの一般的な構造が開示されている。キャビネットラックは、12本のフレームによって構成される筐体を備えている。筐体の内部には、垂直方向に延びる4つのマウントアングルが配置されている。各マウントアングルには、電気機器を固定するための多数の孔が設けられている。電気機器の前後4か所が、各マウントアングルのいずれかの孔に固定される。
また、特開2014−11380号公報には、隣接して配置される複数のキャビネットラックが開示されている。各キャビネットラックの側板には、複数の開口部が設けられている。各開口部は、スライドパネルによって塞がれている。スライドパネルは、開口部に配線を通過させるためにスライドされる。隣接する2つのキャビネットラック内の電気機器は、開口部を通過する配線によって電気的に接続される。
さらに、特開2015−5656号公報、及び特開2015−5657号公報には、メインキャビネットと、配線用キャビネットとを含むキャビネットラックが開示されている。メインキャビネットは、電気機器を収納することが可能な最も小さいサイズの横幅を有する。配線用キャビネットは、メインキャビネットの前面又は背面に配置される。配線用キャビネットは、天板と、底板と、左側板と、右側板とを含む。左側板及び右側板の内面には、コンセントバー、配線処理部材、配線レールなどが設けられる。
特開2014−27082号公報 特開2014−11380号公報 特開2015−5656号公報 特開2015−5657号公報
特開2014−27082号公報に開示されているように、従来のキャビネットは、筐体の前方及び後方にマウントアングルが配置された構成となっていた。前方のマウントアングルは、前方の垂直フレームよりも後方に位置していた。後方のマウントアングルは、後方の垂直フレームよりも前方に位置していた。このようなマウントアングルと垂直フレームとの配置関係が、キャビネットラックに収納された電気機器の配線作業を困難にしていた。すなわち、前方のマウントアングルに固定された電気機器の前面は、前方の垂直フレームよりも後方に位置することになる。このため、前方の垂直フレームは、電気機器の前面における配線スペースを狭め、配線作業の邪魔になる。また、隣接する2つのキャビネットラック内の電気機器を接続する場合、前方の垂直フレームは、配線の経路に干渉してしまう。このような問題は、後方のマウントアングルと後方の垂直フレームとの間においても同様に生じる。
また、特開2014−11380号公報のキャビネットラックは、配線を通過させるための開口部が側板に設けられている。しかし、開口部は、側板における位置が決められ、面積も限られている。開口部の位置及び面積は、キャビネットラックに収納された電気機器の配線の自由度を制限する。また、開口部に配線を通さなければならないため、配線作業は困難である。
さらに、特開2015−5656号公報、及び特開2015−5657号公報のキャビネットラックは、配線用キャビネットを必須とする。特に、配線用キャビネットの左側板及び右側板は、電気機器に接続された配線を処理するために不可欠である。特開2015−5656号公報の図13及び図14に示されるように、隣接する2つのキャビネットラック内の電気機器を接続する場合、左側板及び右側板は、配線の経路を塞いでしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、収納された電気機器の配線の自由度が向上され、配線作業が容易になるキャビネットラック、及び複数のキャビネットラックの結合体を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明のキャビネットラックは、電気機器を収納するための筐体を有するキャビネットラックであって、前記筐体の前後左右を基準にして、前記筐体の前方又は後方に結合される延長部材を含み、前記延長部材は、板材によって構成される上部及び下部を含み、前記上部は、左右方向に延びる水平な第1の本体と、前記第1の本体の一端から下方に向かって垂直に延びる第1の垂直部と、前記第1の垂直部に設けられた第1のヒンジとを含み、前記下部は、左右方向に延びる水平な第2の本体と、前記第2の本体の一端から上方に向かって垂直に延びる第2の垂直部と、前記第2の垂直部に設けられた第2のヒンジとを含み、前記第1の垂直部と前記第2の垂直部との間に、前記電気機器に接続される配線を通すための空間が形成される。
上記(1)のキャビネットラックでは、延長部材の左側又は右側に、電気機器に接続される配線を通すための空間が形成される。この構成により、隣接する2つのキャビネットラック内の電気機器を接続する場合、延長部材は、電気機器の配線の妨げにならず、配線を通すため、かつ配線作業のための広い空間を提供する。この結果、隣接する2つのキャビネットラック間における電気機器の配線は、極めて自由かつ容易なものとなる。
(2)好ましくは、上記(1)のキャビネットラックにおいて、前記上部を構成する前記第1の本体の両端に、一対の前記第1の垂直部が設けられ、前記下部を構成する前記第2の本体の両端に、一対の前記第2の垂直部が設けられ、一対の前記第1の垂直部と一対の前記第2の垂直部との間に、前記電気機器に接続される配線を通すための前記空間がそれぞれ形成される。
上記(2)のキャビネットラックでは、延長部材の左側及び右側の両方に、電気機器に接続される配線を通すための空間が形成される。したがって、3つ以上のキャビネットラックが隣接して配置される場合、延長部材は、各キャビネットラックの間に、配線を通すため、かつ配線作業のための広い空間を提供する。
(3)好ましくは、上記(1)又は(2)のキャビネットラックにおいて、前記第1の垂直部と前記第2の垂直部とに着脱自在な少なくとも1つの側部をさらに含み、前記空間が前記側部により塞がれる。
上記(3)のキャビネットラックは、単一又は複数のいずれの形態でも使用することが可能である。すなわち、単一のキャビネットラックが配置される場合は、延長部材の左側及び右側の両方に側板を取り付ける。一方、複数のキャビネットラックが隣接して配置される場合は、延長部材の左側又は右側の少なくとも一方の側板を取り外す。この結果、各キャビネットラックの間に、配線を通すため、かつ配線作業のための広い空間が形成される。
また、上記(1)で述べたとおり、延長部材は、上部の第1の垂直部と、下部の第2の垂直部とのそれぞれにヒンジが設けられた構成となっている。この構成により、上記(3)の延長部材から側板を取り外した場合でも、ヒンジに扉板を取り付けることが可能である。さらに、ヒンジに取り付けられた扉板の機能は、側板の有無によって低下されない。
(4)上記目的を達成するために、本発明の複数のキャビネットラックの結合体は、上記(1)〜(3)のいずれかに記載された複数のキャビネットラックを含み、各キャビネットラックは、左右方向に隣接して配置された状態で結合され、隣接する2つの前記延長部材の間が、前記電気機器に接続される配線を通すための空間によって連続する。
上記(4)の複数のキャビネットラックの結合体では、隣接する2つの延長部材の間に、電気機器の配線の妨げとなる部材が無くなり、2つの延長部材の間が広い空間によって連続する。したがって、隣接して配置された2つキャビネットラックの間における電気機器の配線は、極めて自由かつ容易なものとなる。
本発明のキャビネットラック、及び複数のキャビネットラックの結合体によれば、収納された電気機器の配線の自由度が向上され、配線作業が容易になる。
本発明の実施形態に係るキャビネットラックを示す斜視図である。 上記キャビネットラックの扉が開けられ、且つ延長部材の左右部分が取り外された状態を示す斜視図である。 図1のI−I断面における上記キャビネットラックの水平断面図である。 上記キャビネットラックの筐体を示す分解斜視図である。 図4の基部周辺を示す部分拡大断面図である。 図4の基部周辺の後方のみを示す部分拡大断面図である。 上記キャビネットラックの延長部材を示す分解斜視図である。 上記延長部材を構成する上部を示す斜視図である。 上記延長部材を構成する下部を示す斜視図である。 隣接して配置された複数の上記キャビネットラックを示す斜視図である。 上記キャビネットラックの隣接する前扉板が開かれた状態を示す斜視図である。 図10のII−II断面における上記キャビネットラックの水平断面図である。 図11の下部中央を示す部分拡大断面図である。 上記延長部材を構成する下部と右側部との結合構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係るキャビネットラックについて、図面を参照しつつ説明する。
<キャビネットラック>
図1〜3は、本実施形態のキャビネットラック1の全体構造を示す。キャビネットラック1は、筐体10と、2つの固定部材40と、延長部材50とを含む。なお、キャビネットラック1の前後左右の方向は、筐体10を基準に定義される。
筐体10は、縦に長い直方体の箱である。筐体10内には、図示しない電気機器が収納される。筐体10内に収納される電気機器には、例えば、HUB、ルータ、サーバ、UPS、通信装置、制御装置、計測器、配電盤等が含まれる。本実施形態の筐体10は、前面が開口する。2つの固定部材40は、筐体10の開口の上部及び下部にそれぞれ結合される。延長部材50は、筐体10の開口及び固定部材40に結合される。延長部材50は、固定部材40よりもさらに筐体10の前方に突出する、上下左右の4つの面を形成する。そして、延長部材50の前方は、開閉自在の前扉板14が取り付けられる。
<筐体>
次に、筐体10の構成について詳細に説明する。図4に示されるように、筐体10は、4つの垂直フレーム21と、8つの水平フレーム22とを含む。垂直フレーム21及び水平フレーム22は、例えば、曲げ加工された金属板からなる。垂直フレーム21及び水平フレーム22は、筐体10の直方体の輪郭を形成するように組み立てられる。4つの垂直フレーム21のそれぞれは、筐体10の四隅に配置され、垂直方向に延びる。8つの水平フレーム22のそれぞれは、2つの垂直フレーム21の上端又は下端に架設される。このうち、4つの水平フレーム22は前後方向に延び、他の4つの水平フレーム22は左右方向に延びる。さらに、図3及び図4に示されるように、前後方向に延びる4つの水平フレーム22のうち、下の2つの水平フレーム22には、それぞれ補強部材23が設けられている。補強フレーム23は、垂直フレーム21に結合される。
図1〜3に示されるように、垂直フレーム21、水平フレーム22及び補強部材23の組立体には、天板11、左右の側板12、後扉板13及び基部15がそれぞれ結合される。天板11、側板12、後扉板13及び基部15は、例えば、曲げ加工された金属板からなる。天板11には、4つの蓋板11aが取り付けられる。各蓋板11aは、天板11に設けられた図示しない4つの開口部を塞ぐ。開口部は、例えば、図示しないガイド部材を取り付けるために使用される。ガイド部材は、開口部を介して、筐体10内に配線を案内する。ガイド部材を取り付ける場合、蓋板11aは、天板11の開口部から取り外される。図3に示されるように、本実施形態の基部15は、第1の基部15aと、第2の基部15bと、第3の基部15cとで構成される。
<マウント部材>
図4及び図5に示されるように、キャビネットラック1は、筐体10内に電気機器を固定するための4つのマウント部材30を備える。マウント部材30は、マウントアングル31と、マウントレール32とで構成される。マウントアングル31及びマウントレール32は、例えば、曲げ加工された金属板からなり、いずれも垂直方向に延びる。
マウントアングル31は、略L字形の断面を有し、電気機器を固定するための垂直面31aを有する。垂直面31aに沿って、多数の第1孔31bが設けられる。一方、マウントレール32は、略U字形の断面を有し、垂直な正面に多数の第2孔32bが設けられる。多数の第2孔32bには、図2及び3に示されるような、多数のフィンガー33が取り付けられる。
ここで、本実施形態のキャビネットラック1は、前方に配置される一対のマウント部材30の垂直面31aと、垂直フレーム21との位置関係を特徴の一つとする。すなわち、図3〜5に示されるように、4つのマウント部材30の左右方向の位置は、いずれの垂直フレーム21よりも内側である。なお、マウント部材30の位置は、特に限定されるものではない。例えば、マウント部材30は、垂直フレーム21と前後方向に並んで配置されてもよい。また、マウント部材30は、垂直フレーム21の左右方向の外側に配置されてもよい。
4つのマウント部材30のうち、前方に配置される一対のマウント部材30の垂直面31aは、いずれの垂直フレーム21よりも前方に位置する。この位置関係により、各マウント部材30に固定された電気機器の前面が、いずれの垂直フレーム21よりも前方に位置することになる。この結果、垂直フレーム21が、電気機器の前面における配線スペース及び配線経路に干渉しなくなる。したがって、本実施形態のキャビネットラック1によれば、収納された電気機器の配線の自由度が向上され、配線作業が容易になる。
また、前方に配置される一対のマウント部材30は、上述した2つの固定部材40にそれぞれ固定される。この構成により、これらマウント部材30の垂直面31aが、筐体10の前面開口よりも前方に位置する。この結果、垂直フレーム21に加えて、筐体10の外壁を構成する側板12が、電気機器の前面における配線スペース及び配線経路に干渉しなくなる。そして、本実施形態のキャビネットラック1は、延長部材50の特徴と相俟って、電気機器の配線の自由度が更に向上し、配線作業がより容易になる。延長部材50の特徴については、後述する。
さらに、本実施形態のキャビネットラック1では、固定部材40が水平フレーム22の上に重なって結合されることで、前方に配置される一対のマウント部材30の設置スペースを確保している。つまり、固定部材40は、幅の狭い水平フレーム22の面積を拡張する役割を果たす。これに加え、固定部材40は、筐体10の強度を向上させる役割も果たす。すなわち、前方に配置される左右一対の垂直フレーム21と、上下一対の水平フレーム22とは、四角形状の枠体を構成することで強度を発現する。そして、固定部材40が水平フレーム22の上に重なって結合されることにより、前方に配置される一対のマウント部材30を、上述した四角形状の枠体のより近傍に配置することが可能となる。特に、マウント部材30が垂直フレーム21の近傍に配置されることにより、筐体10の強度が向上し、キャビネットラック1の耐震性が高くなる。つまり、固定部材40を採用したことで、電気機器の配線の自由度と、キャビネットラック1の耐震性との両方が良好なものとなる。
なお、図3及び6に示すように、後方に配置される一対のマウント部材30は、連結金具24を介して、上述した補強部材23にそれぞれ固定される。ここで、本実施形態では、前方に配置された一対のマウント部材30に特徴を持たせたが、本発明は、本実施形態の構成に限定されない。例えば、本実施形態の特徴的な構成は、後方に配置された一対のマウント部材30にそのまま適用することが可能である。
<延長部材>
図7〜9は、本実施形態の延長部材50の構造を示す。図7に示されるように、延長部材50は、上部51と、下部52と、左側部53と、右側部54とを含む。上部51、下部52、左側部53及び右側部54は、例えば、曲げ加工された金属板によって構成される。
本実施形態の延長部材50は、左側部53及び右側部54が着脱自在であることを特徴の一つとする。つまり、延長部材50の左側部53又は右側部54を取り外すことにより、電気機器の配線の妨げとなる部材を無くすことが可能である。すなわち、本実施形態のキャビネットラック1では、垂直フレーム21及び側板12が、電気機器の前面における配線スペース及び配線経路に干渉しなくなる。さらに、延長部材50の左側部53又は右側部54を取り外すことにより、電気機器の前面で配線の妨げとなる部材は無くなる。
図8に示されるように、上部51の左右両側には、一対の垂直部51aが連続して設けられる。垂直部51aは、上部51の水平な本体から下方に向かって延びる。右側の垂直部51aの前面には、ヒンジ51bが取り付けられている。ヒンジ51bは、下方に向かって突出する回転軸を有する。一方、左側の垂直部51aには、鎖錠受金具51cが取り付けられている。さらに、上部51の本体には、4つの蓋板51dが取り付けられる。各蓋板51dは、上部51の本体に設けられた図示しない4つの開口部を塞ぐ。開口部は、例えば、電気機器の前面に接続される配線を通すために使用される。このような場合、蓋板51dは、開口部から取り外される。例えば、開口部の中には、ガイド部材が取り付けられてもよい。
図9に示されるように、下部52の左右両側には、一対の垂直部52aが連続して設けられる。垂直部52aは、下部52の水平な本体から上方に向かって延びる。右側の垂直部52aの前面には、ヒンジ52bが取り付けられている。ヒンジ52bは、上方に向かって突出する回転軸を有する。一方、左側の垂直部52aには、鎖錠受金具52cが取り付けられている。
図2に示されるように、ヒンジ51b、52bの回転軸は、前扉板14の上下に設けられた軸受孔に挿通される。この構成により、前扉板14は、延長部材50の右側に回動自在に取り付けられる。また、鎖錠受金具51c、52cは、前扉板14の裏側の上下に設けられた鎖錠部14aに結合する。鎖錠受金具51c、52cが鎖錠部14aに結合したとき、前扉板14は、閉じた状態で維持される。なお、前扉板14の開閉方向は、特に限定されない。例えば、図11に示されるように、前扉板14は、左右いずれかの方向に開閉するように構成することが可能である。
ここで、本実施形態の延長部材50は、左側部53及び右側部54の一方又は両方を取り外した場合でも、前扉板14が、開閉及び鎖錠可能な状態で上部51及び下部52に保持される。したがって、本実施形態の延長部材50によれば、前扉板14の機能を低下させることなく、左側部53及び右側部54を容易に取り外すことが可能である。
図14は、下部52と右側部54との結合構造の一例を示す。図14に示されるように、右側部54の内面の下端には、結合金具54aが溶接される。結合金具54aは、溶接面と、水平面と、垂直面とを有する。これら3つの面は、いずれも前後方向に延びる。一方、下部52の垂直部52aの上端には、結合部52dが設けられる。結合部52dは、垂直部52aの金属板を90度に2回折り曲げることにより構成される。結合部52dは、結合金具54aの水平面及び垂直面に対応する。右側部54の結合金具54aは、下部52の結合部52dに重ねられ、2つのねじ54bで結合される。
右側部54の内面の上端、左側部53の内面の上端及び下端にも、図14の結合金具54aと同じ結合金具がそれぞれ溶接されている。また、下部52の他方の垂直部52aの上端、上部51の両方の垂直部51aの下端にも、図14の結合部52dと同じ結合部が設けられる。これらの図示しない結合金具と結合部とは、いずれも図14のねじ54bと同じねじで結合される。
図14に示される結合構造では、合計4つのねじ54bによって、上部51及び下部52から右側部54を容易に着脱することが可能である。左側部53についても同様である。さらに、結合構造が、延長部材50の内側で且つ前扉板14の背後に位置するので、延長部材50の外側から左側部53及び右側部54を取り外すことはできない。この結果、キャビネットラック1の内部のセキュリティが向上する。
<配線経路>
次に、複数のキャビネットラック1が隣接して配置された場合の配線経路について、図10〜13を参照しつつ説明する。
図10は、2つのキャビネットラック1が隣接して配置された状態を示す。図11は、各キャビネットラック1の前扉板14が開けられた状態を示す。図11に示されるように、左側のキャビネットラック1は、延長部材50から右側部54が取り外されている。一方、右側のキャビネットラック1は、延長部材50から左側部53が取り外されている。この結果、2つの延長部材50の間に、電気機器の配線の妨げとなる部材が無くなり、2つの延長部材50の間が広い空間によって連続する(図11〜13中の白い矢印を参照)。したがって、本実施形態のキャビネットラック1によれば、電気機器の配線は、極めて自由かつ容易なものとなる。
1 キャビネットラック
10 筐体
11 天板
11a 蓋板
12 側板
13 後扉板
14 前扉板
14a 鎖錠部
15 基部
21 垂直フレーム
22 水平フレーム
23 補強部材
24 連結金具
30 マウント部材
31 マウントアングル
31a 垂直面
31b 第1孔
32 マウントレール
32b 第2孔
33 フィンガー
40 固定部材
50 延長部材
51 上部
51a 垂直部
51b ヒンジ
51c 鎖錠受金具
51d 蓋板
52 下部
52a 垂直部
52b ヒンジ
52c 鎖錠受金具
52d 結合部
53 左側部
53c 鎖錠受金具
54 右側部
54a 結合金具
54b ねじ

Claims (3)

  1. 電気機器を収納するための筐体を有するキャビネットラックであって、
    前記筐体の前後左右を基準にして、
    前記筐体の前方又は後方に結合される延長部材を含み、
    前記延長部材は、板材によって構成される上部及び下部を含み、
    前記上部は、左右方向に延びる水平な第1の本体と、前記第1の本体の端から下方に向かって垂直に延びる一対の第1の垂直部と、前記第1の本体の一端の前記第1の垂直部に設けられた第1のヒンジとを含み、
    前記下部は、左右方向に延びる水平な第2の本体と、前記第2の本体の端から上方に向かって垂直に延びる一対の第2の垂直部と、前記第2の本体の一端の前記第2の垂直部に設けられた第2のヒンジとを含み、
    一対の前記第1の垂直部と一対の前記第2の垂直部との間に、前記電気機器に接続される配線を通すための空間がそれぞれ形成される、キャビネットラック。
  2. 前記第1の垂直部と前記第2の垂直部とに着脱自在な少なくとも1つの側部をさらに含み、前記空間が前記側部により塞がれる、請求項に記載のキャビネットラック。
  3. 請求項1又は2に記載された複数のキャビネットラックを含み、
    各キャビネットラックは、左右方向に隣接して配置された状態で結合され、
    隣接する2つの前記延長部材の間が、前記電気機器に接続される配線を通すための空間によって連続する、複数のキャビネットラックの結合体。
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