JP6537227B2 - 光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6537227B2
JP6537227B2 JP2014124454A JP2014124454A JP6537227B2 JP 6537227 B2 JP6537227 B2 JP 6537227B2 JP 2014124454 A JP2014124454 A JP 2014124454A JP 2014124454 A JP2014124454 A JP 2014124454A JP 6537227 B2 JP6537227 B2 JP 6537227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding member
wall
housing
base portion
standing wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014124454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016004164A (ja
Inventor
中津 治彦
治彦 中津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014124454A priority Critical patent/JP6537227B2/ja
Publication of JP2016004164A publication Critical patent/JP2016004164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6537227B2 publication Critical patent/JP6537227B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置に関する。
従来、複写機等に適用される光走査装置において、回転多面鏡によって偏向されたレーザ光を感光体に導くミラーやレンズ等の光学素子を保持する構成についての工夫がなされている。
特許文献1には、光学素子(ミラー)の保持機構として、一体的に形成されたミラー枠の端部にミラーの反射面側に当接可能な支持片と調整板を取り付け、ミラーの姿勢を調整するものが記載されている。支持片と調整板はスライド部材から立設してあり、スライド部材はフレームに備えられたガイドバーの上を移動する。
また、特許文献2には、フレームの側面に開口を設け、開口の外側から取り付けられた帯板状の支持板によってミラーを保持し、支持板の調整によってミラーの位置や角度を調整する機構が記載されている。
ミラーキャリッジのように、フレームの内部を光学素子が移動可能に配設されたものは、一般に、光学素子の保持機構がミラー枠を有して一体的に構成される。この構成においては、ミラー枠自体に高い剛性があるから、スライド部材に対して支持片や調整板が立設された状態にあっても保持機構は振動しにくく、光学素子の振動も軽減される。
実開平5−33108号公報 特開2003−90951号公報
組み付け後の光学素子の移動がない光走査装置においては、通常、ミラー枠のような部材は不要である。しかしミラー枠を設けない場合、光学素子の保持機構の剛性が弱まるため保持機構の振動は大きくなり、それに伴って光学素子の振動も大きくなる。
また、光学素子の保持機構において、光学素子を保持するための略平板状の保持板をフレームの側面より取り付ける構成においては特に、フレーム側壁の倒れ方向の振動によって保持板が振動しやすく、その結果、光学素子も振動しやすい。
光学素子が長手方向に対して撓むように振動すると、感光体上に走査されるレーザ光の副走査位置が周期的に数μm程度ずれ、いわゆるピッチむらが発生するおそれがある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、保持部材の立設壁を補強して光学素子の振動を抑制することにある。
上記目的を達成するために本発明は、受け面を有する筐体と、前記筐体に配設され、光源から出射されるレーザ光が感光体を走査するように偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向されたレーザ光を前記感光体に導く光学素子と、前記光学素子を保持し、前記回転多面鏡と前記光学素子との間の距離が調整された状態で前記筐体に対して固定される保持部材と、を有し、前記保持部材は、前記筐体に固定される際に前記受け面に当接するベース部と、前記ベース部から立設された立設壁と、前記立設壁の厚み方向における前記立設壁の第1面側において前記立設壁に連接して形成され、前記光学素子が固定される固定部と、前記立設壁の厚み方向における前記立設壁の前記第1面側と反対側の第2面側において前記ベース部に設けられ、前記保持部材と前記筐体とを固定するためのビスが挿通される長孔であって、前記受け面の面方向において前記立設壁の厚み方向と直交する方向に延びる長孔と、前記立設壁の厚み方向における前記立設壁の前記第2面側において、前記ベース部及び前記立設壁の双方に連接して形成された連接壁と、を一体的に有し、前記保持部材は、前記連接壁を治具または前記受け面に当接させた状態で、前記固定部に対して前記光学素子を締結具によって固定することが可能であり、前記固定部は、前記連接壁の厚み方向において、前記治具または前記受け面に当接する面に対して反対側の方向から、前記締結具による締結がなされ、前記保持部材は、前記長孔に挿通される前記ビスによって前記筐体に対して固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、保持部材の立設壁を補強して光学素子の振動を抑制することができる。
第1の実施の形態に係る光走査装置が適用される画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 光走査装置の概略の斜視図である。 光走査装置の概略の断面図である。 光走査装置の概略の上視図である。 保持部材の斜視図である。 保持部材の斜視図である。 組立台の斜視図である。 組立台を用いた光学ハウジングへの反射ミラー及び一対の保持部材の組み付け途中の状態を示す図である。 反射ミラー及び一対の保持部材の組み付け途中の状態を示す、図8のA−A線に沿う部分断面図である。 反射ミラー及び一対の保持部材の組み付け途中の状態を示す図である。 反射ミラー及び一対の保持部材の組み付け途中の状態を示す図である。 第2の実施の形態における保持部材の斜視図である。 保持部材の斜視図である。 光学ハウジングへの反射ミラー及び保持部材の組み付け途中の状態を示す図である。 反射ミラー及び保持部材の組み付け途中の状態を示す図である。 反射ミラー及び保持部材の組み付け途中の状態を示す、図15のB−B線に沿う部分断面図である。 反射ミラー及び保持部材の組み付け途中の状態を示す図である。 反射ミラー及び保持部材の組み付け途中の状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光走査装置が適用される画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
光走査装置が適用される装置に限定はなく、複写機やプリンタ等の画像形成装置が想定されるが、本実施の形態では、電子写真方式を採用したデジタル複写機を例示する。
この複写機は、走査光学系12を有するリーダ部1で読み取った画像情報を光電変換して画像形成部2に転送し、給紙部3によって給送された転写材S上に画像形成部2で画像形成を行う。画像形成後の転写材Sは定着装置4に搬送され、熱及び圧力により転写画像が定着される。
以下、画像が形成されて排紙されるまでのプロセスについて説明する。まず、リーダ部1において原稿台ガラス11上に載置された原稿Dが、走査光学系12により光照射され、その反射光が縮小レンズ13を介してCCD14に結像され光電変換される。次にこの画像情報がA/D変換された後にメモリへと転送される。なお、この複写機はプリンタとしての機能を備えてもよく、その場合、上記画像情報は外部PC(パーソナルコンピュータ)等から与えられるものでも良い。複写機の下部には、転写材Sを積載収納した給紙カセット31、32が着脱可能に装着されており、タイミングを合わせて画像形成部2に転写材Sが搬送される。
画像形成部2では、リーダ部1によって読み取られてメモリに蓄えられた画像情報を基に、感光体21上に対し、光走査装置5によって感光体21の回転軸の軸線方向にレーザ光を走査させる。この際のレーザ光の走査方向は、図1の奥行き方向であり、これが主走査方向である。
画像形成部2は、レーザ光の走査により、予め帯電器22によって帯電させてある感光体21の表面に潜像画像を形成する。この潜像は、感光体21の周囲に設けられた現像器23によって現像され、転写前ローラ対24によって搬送された転写材Sに転写帯電器25によってトナー像が形成される。画像転写後にドラム面に残留するトナーはクリーナ26によって除去される。
トナー像が転写された転写材Sは、搬送ベルト8によって定着装置4に導かれ、定着ローラ対41、42を通過する際に熱及び圧力が印加されてトナー像が融着される。画像定着後の転写材Sは排出ローラ対61を介して装置外へ排出される。
図2、図3、図4は、それぞれ、光走査装置5の概略の斜視図、断面図、上視図である。
光走査装置5は筐体としての光学ハウジング90を有する。光学ハウジング90は平面視で概ね矩形をなし、四方に側壁を有する。主として光学ハウジング90の側壁の内側に、各種の部品が配設される。
まず、光源ユニット52は、不図示の半導体レーザ、当該半導体レーザを駆動する駆動電気基板52a、コリメータレンズ鏡筒52b、コリメータレンズ52c、及び不図示の開口絞りを有して、水平方向に平行なレーザ光を出射する。
シリンダーレンズ53は、上下方向に屈折力を有する。偏向部51は、レーザ光を偏向し走査する。レーザ光はポリゴンミラー51a(回転多面鏡)の回転によって偏向される。ポリゴンミラー51aは、駆動基板51b上に実装されたポリゴンモータ(不図示)によって回転駆動され、駆動基板51bにはポリゴンモータを駆動するモータ駆動回路(不図示)が実装される。
レーザ光を感光体21上に所定のスポット径で結像するためのレンズとして、トーリックレンズ54及びシリンダーレンズ55が設けられる。トーリックレンズ54の上方に反射ミラー57が配置される。これら、トーリックレンズ54、シリンダーレンズ55及び反射ミラー57は、光学ハウジング90に対し、不図示の位置決め及び支持機構によって支持されている。
ポリゴンミラー51aからトーリックレンズ54及びシリンダーレンズ55を通る光路上において、シリンダーレンズ55を挟んでポリゴンミラー51aの反対側に反射ミラー56が配設される。反射ミラー56は、シリンダーレンズ55を通過したレーザ光を反射ミラー57に向けて反射させる。従って、光路上におけるシリンダーレンズ55と反射ミラー57との間に反射ミラー56が位置する。
光源ユニット52より放射されたレーザ光はポリゴンミラー51aによって偏向され、レンズ54、55を通った後、ミラー56、57で反射し、光学ハウジング90の底部に形成された開口部197を通って感光体21上を走査する。
図4において、ミラー56、57の長手方向(図4の図面上の上下方向)は主走査方向に対応する所定方向であり、主走査方向とは平行である。そこで、以降、光学ハウジング90内での方向を特定する際にも、便宜上、ミラー56、57の長手方向を主走査方向と呼称する。
反射ミラー56は、本発明における光学素子の一例とされ、その組み付けに関する詳細は後述する。反射ミラー56は、主走査方向に長尺な光学素子であり、その両端部が一対の保持部材91、92に保持される。光学ハウジング90内において、保持部材91、92はそれぞれ、図1の手前側、奥側に配置される。反射ミラー56は、その両端部が保持部材91、92に対して板バネ93、94によって付勢された状態で保持部材91、92に支持される。
保持部材91、92は、光学ハウジング90の載置面901、902(受け面)にそれぞれビス97、98によって固定される(図4参照)。ただし、ビス97、98を緩めると、保持部材91、92は、それぞれ独立して載置面901、902上を矢印P方向に移動可能となり、位置を調整できる。
載置面901、902は互いに平行である。載置面901、902の面方向は、図3に示すように、水平方向に対して図3の右方に少し傾斜しており、矢印P方向は、主走査方向に直交し且つ載置面901、902の面方向に平行な方向である。
いずれも矢印P方向に沿って、載置面901には突起部901a、901bが突設され、載置面902には突起部902a、902bが突設されている。主走査方向における突起部901aと突起部901bの位置は同じであり、主走査方向における突起部902aと突起部902bの位置は同じである。
保持部材91には、突起部901a、901bに対応する長孔である位置決め孔912b、912cが設けられ、保持部材92には、突起部902a、902bに対応する長孔である位置決め孔922b、922cが設けられる。位置決め孔912b、912cに突起部901a、901bを挿通し係合させることで、主走査方向における保持部材91の位置が規制される。位置決め孔922b、922cに突起部902a、902bを挿通し係合させることで、主走査方向における保持部材92の位置が規制される。
保持部材91、92の主走査方向における位置がそれぞれ規制された状態で、ビス97、98により保持部材91、92が載置面901、902に固定されることで、主走査方向における保持部材91と保持部材92との間隔が所定間隔に保たれる。
図5(a)、(b)は、保持部材91の斜視図である。
保持部材91は、樹脂または金属等で一体に形成される。保持部材91は、いずれも板状で面方向が互いに略垂直の、ベース部912、立設壁914及び連接壁913を有する。すなわち、ベース部912から立設壁914が立設され、ベース部912及び立設壁914の双方に連接して連接壁913が形成される。
立設壁914の厚み方向における一方の側を第1の側とし、他方の側を第2の側とする。一対の保持部材91、92が光学ハウジング90に取り付けられた状態においては(図4)、立設壁914の厚み方向が主走査方向と一致する。光学ハウジング90への取り付け状態において、保持部材91の立設壁914の、主走査方向における保持部材92に対向する側(主走査方向内側)が第1の側であり、その反対側(主走査方向外側)が第2の側である。
立設壁914の第1の側には、延設片915、916が延設される。これら延設片915、916の面方向は互いに平行で、ベース部912及び立設壁914の双方に対して略垂直である。第1の側において、延設片915、916間に、反射ミラー56の一方の端部を位置決めしつつ支持する支持部911が構成される。
延設片915には、突条状の位置規制部911a、911bが形成され、ベース部912には、突条状の位置規制部911dが形成される。これら位置規制部911a、911b、911dは、反射ミラー56の一方の端部に当接して、主走査方向に直交し且つ互いに直交する2方向における反射ミラー56の一方の端部の位置を規制する。すなわち、位置規制部911a、911bは、反射ミラー56の反射面を受けて矢印P方向(図3)における位置を規制し、位置規制部911dは、主走査方向及び矢印P方向の双方に垂直な方向における位置を規制する。従って、反射ミラー56を支持部911に支持させることで主走査方向に直交する2方向への位置決めを行える。延設片916には、板バネ93を固定するためのタップ孔911eが形成される。
立設壁914の第2の側において、ベース部912には、上記した位置決め孔912cと位置決め孔912bとの間に締結孔912aが形成される。孔912a、912b、912cはいずれも、保持部材91の光学ハウジング90への取り付け状態において、矢印P方向に長い長孔である。締結孔912aは、ビス97(図2参照)によって載置面901に対してベース部912を締結固定するのに使用される。
連接壁913は、ベース部912及び立設壁914を繋ぐように、両者から垂直に立設された形態となっているので、立設壁914をその厚み方向に対して補強する効果を有する。反射ミラー56を支持する部分(支持部911)と、載置面901に固定される部分(ベース部912のうち第2の側の部分)とは、立設壁914を挟んで反対側に位置する。そのため、立設壁914の剛性が低いと、立設壁914が厚み方向に倒れやすく、反射ミラー56を支持する部分が振動しやすくなる。しかし連接壁913によって立設壁914が効果的に補強されることで、立設壁914、ひいては支持部911の振動が抑制される。なお、延設片915、916も立設壁914を補強する効果を有する。
連接壁913には、丸孔913b、長孔913cが形成される。連接壁913のうち、孔912a、912b、912cがある側の面を内面913d(図5(a)参照)とし、それの反対側の面を外面913a(図5(b)参照)とする。
保持部材91、92の光学ハウジング90への取り付け状態において、主走査方向における孔912a、912b、912c、913b、913cの中心位置(各孔の短手方向における中心位置)は一致している。
図6(a)、(b)は、保持部材92の斜視図である。
保持部材92は、樹脂等で一体に形成される。保持部材92は、いずれも板状で面方向が互いに略垂直の、ベース部922、立設壁924及び連接壁923を有する。すなわち、ベース部922から立設壁924が立設され、ベース部922及び立設壁924の双方に連接して連接壁923が形成される。
光学ハウジング90への取り付け状態において、保持部材92は、保持部材91に対して、主走査方向において基本的に対称であり、保持部材91が有する構成要素と対応する構成要素を有している。
保持部材92において、保持部材91のベース部912、立設壁914及び連接壁913に、ベース部922、立設壁924及び連接壁923が対応する。同様に、支持部911、延設片915、916に、支持部921、延設片925、926が対応する。位置規制部911a、911bに位置規制部921cが対応し、位置規制部911dに位置規制部921dが対応する。ベース部912の位置決め孔912b、912c、締結孔912aに、ベース部922の位置決め孔922b、922c、締結孔922aが対応する。連接壁913の丸孔913b、長孔913c、内面913d、外面913aに、連接壁923の丸孔923b、長孔923c、内面923d、外面923aが対応する。延設片926には、板バネ94を固定するためのタップ孔921eが形成される。
保持部材92に関しては、光学ハウジング90への取り付け状態において、立設壁924の、主走査方向における保持部材91に対向する側(主走査方向内側)が第1の側であり、その反対側(主走査方向外側)が第2の側である。位置規制部921c、921dは、反射ミラー56の他方の端部に当接して、矢印P方向(図3)と、主走査方向及び矢印P方向の双方に垂直な方向とにおける反射ミラー56の位置を規制する。
なお、位置規制部921cは1本であるが、位置規制部911a、911bと同様に2本設けてもよい。なお、保持部材91、92のいずれにおいても、延設片915、925に形成される突条状の位置規制部、ベース部912、922に形成される突条状の位置規制部の数については、それぞれ1本でも複数でもよく、3本以上でもよい。
組立台7を用いた反射ミラー56を保持部材91、92に保持させて保持部材91、92を光学ハウジング90に取り付けるには、治具としての組立台7を用いる。以下、図7〜図11で、反射ミラー56及び保持部材91、92の組み付け方法について説明する。
図7は、組立台7の斜視図である。図8〜図11は、組立台7を用いた光学ハウジング90への反射ミラー56及び保持部材91、92の組み付け途中の状態を示す図である。特に図9は、図8のA−A線に沿う部分断面図である。
図7に示すように、組立台7は長尺のベース部材71を有し、ベース部材71の両端部において、基準面7aに、位置決めピン74a、74bと位置決めピン75a、75bとが離間して突設形成されている。さらに位置決めピン74a、74b及び位置決めピン75a、75bに対応して、クランプ部材72及びクランプ部材73が取付けられている。位置決めピン74aと位置決めピン74bとはベース部材71の短手方向に配列される。位置決めピン75aと位置決めピン75bとはベース部材71の短手方向に配列される。ベース部材71の長手方向における位置決めピン74a、74bと位置決めピン75a、75bとの間隔は、主走査方向における突起部901a、901bと突起部902a、902bとの間隔(所定間隔)と同等となるように、設計上は一致している。
組み付けは次の手順でなされる。まず、図8に示すように、作業者は、保持部材91、92の連接壁913、923の外面913a、923aを、各々、組立台7の基準面7aに対向させる。そして、作業者は、丸孔913b、長孔913cに位置決めピン74a、74bが挿通されると共に、丸孔923b、長孔923cに位置決めピン75a、75bが挿通されるように、外面913a、923aを基準面7aに当接させる。これにより、組立台7上において、保持部材91、92の配置間隔が所定間隔に位置決めされる。その後、作業者は、クランプ部材72、73によって、保持部材91、92をベース部材71に固定する。
次に、図8、図9に示すように、反射ミラー56を、支持部911、921内に矢印R方向から挿し入れる。なお、図9では保持部材92の近傍しか示されていないが、保持部材91においても組み付けの態様は同じである。
その後、作業者は、板バネ93、94を矢印S方向から取り付ける。板バネ93、94は、延設片916、926を挟み込むように装着される。そして、作業者は、締結具としての固定ビス95、96で矢印T方向から板バネ93、94を延設片916、926に固定する。これにより、反射ミラー56は、その両端部が板バネ93,94によって位置規制部911a、911b、位置規制部921c側に付勢された状態で支持部911、921に固定される。
ここで、U方向は基準面7aの法線方向に平行である。矢印S方向、矢印T方向、矢印R方向はいずれも、各々に平行な直線とU方向に平行な直線とが基準面7aの表側で成す角度が、90°未満となるよう設定されている。言い換えると、連接壁913、923の厚み方向における、基準面7aに当接する側とは反対の側(内面913d、923dの側)から、反射ミラー56の設置や固定ビス95、96による締結がなされる。特に矢印S方向、矢印T方向は、U方向にほぼ平行である。このような組み付け方向の設定により、組立台7の存在によって組み付けが阻害されることがない。例えば、板バネ93、94、固定ビス95、96、反射ミラー56が組立台7に干渉することなく、反射ミラー56を保持部材91、92に固定することができる。
図10に示すように、適切な間隔を保った保持部材91、92は、反射ミラー56を支持した状態で組立台7に保持される。この状態のまま、作業者は、組立台7ごと、ベース部912、922が載置面901、902に対向するように保持部材91、92を光学ハウジング90に設置する。その際、保持部材91、92の位置決め孔912b、912c、922b、922cに光学ハウジング90の突起部901a、901b、902a、902bを係合させる。保持部材91、92の間隔が組立台7上で既に所定間隔に規制されているため、これら位置決め孔と突起部との係合は円滑である。
次に、図11に示すように、作業者は、保持部材91、92を、載置面901、902にそれぞれビス97、98によって固定する。その後、作業者は、組立台7のクランプ部材72、73を開放すると共に、位置決めピン74a、74b、75a、75bと孔913b、913c、923b、923cとの係合を解き、組立台7を取り外す。
なお、組立台7の取り外しは、保持部材91、92が適切な間隔を保って且つ反射ミラー56を支持した状態で組立台7に保持された(図10に示す状態となった)後であれば、いつでもよい。組立台7を取り外しても、反射ミラー56の両端部に保持部材91、92が適切な間隔を保って一体となった状態が維持されるので、組立台7を取り外した後で、保持部材91、92を光学ハウジング90に設置してもよい。
組立台7を取り外すと、図2〜図4に示す組み付け完了状態となる。上述したように、ビス97、98を緩めることで、矢印P方向における保持部材91、92の位置が独立して調整可能である。載置面901、902上において矢印P方向に保持部材91、92を移動させても、位置決め孔912b、912cに突起部901a、901bが係合し、位置決め孔922b、922cに突起部902a、902bが係合している。そのため、主走査方向における保持部材91、92の変位が規制され、両者の間隔も維持される。下記に説明するように、作業者は、保持部材91、92の位置を所望の位置に決めた後に、改めてビス97、98で保持部材91、92を固定する。これにより調整が完了する。
次に光走査装置5内での反射ミラー56の位置調整の目的と方法を説明する。
光走査装置5は面倒れ補正光学系を備えている。この面倒れ補正光学系により、レーザ光は、ポリゴンミラー51aの反射面毎の角度のばらつき(所謂、面倒れ)によらず、感光体21上の副走査方向における同一箇所に結像する。その結果、ポリゴンミラー51aの面倒れによるピッチむらが軽減される。
ただし、ポリゴンミラー51aと各レンズやミラーの距離、各レンズやミラーと感光体21の距離が所定の関係(所謂、共役関係)にあるときに最も軽減され、所定の関係からのずれ量に応じてピッチむらが増大していく。
またレンズ54、55が走査平面に垂直な軸周り(図4の時計または半時計回り)に回転する方向にずれて配置された場合は、主走査方向における両端でポリゴンミラー51aとレンズ54、55との距離が変化する。よって反射ミラー56と感光体21との距離も主走査方向における両端で各々調整する必要がある。
主に図3、図4を参照して、反射ミラー56の位置調整方法を説明する。この調整は不図示の調整装置を用いて行われる。
作業者は、組立台7を取り外した光走査装置5を調整装置に載置し、ビス97、98を少し緩める。感光体21に相当する距離において主走査方向の両端に相当する位置に、保持部材91、92に対応してセンサ(不図示)が配設される。これらのセンサによって、ポリゴンミラー51aの回転に伴うレーザ光の副走査方向(被走査面内で主走査方向に垂直な方向)への振れ量を測定する。
作業者は、保持部材91側のセンサによって振れ量を測定しながら不図示の調整手段によって保持部材91を矢印P方向に移動させる。振れ量が最も小さくなったところで、再度、ビス97を締めつけ、保持部材91を固定する。同様に作業者は、保持部材92側のセンサによって振れ量を測定し、振れ量が最小となるように保持部材92を調整し、固定する。このように主走査方向の両端部で適切な調整を行うと、中間部も含め全域で適切な調整が行われる。
ここで光路長が変化することで、感光体21上に照射されるレーザ光の副走査方向の位置も変化することになる。しかし用紙先端に対する画像の書き出し位置を用紙の送り出しのタイミングを変更することで調整できるため問題はない。
本実施の形態によれば、保持部材91については、立設壁914の厚み方向における支持部911とは反対側(第2の側)において、ベース部912及び立設壁914の双方に連接して連接壁913が形成される。保持部材92についても同様に構成される。これにより、立設壁914、924を補強してその主走査方向への倒れ変位が抑制されるので、光学素子(反射ミラー56)の振動を抑制することができる。従って、光学素子が長手方向に対して撓みにくくなり、ピッチむらの発生を抑制することができる。
特に、連接壁913、923は、ベース部912、922及び立設壁914、924の双方に対して略垂直であるので、立設壁914、924の補強効果が高い。
また、治具である組立台7に対する保持部材91、92の組み付けにおいては、連接壁913、923の厚み方向における、基準面7aに当接する側とは反対の側(外面913a、923aの側)から、固定ビス95、96による締結がなされる。これにより、組立台7が邪魔になることなく反射ミラー56を保持部材91、92に固定することができる。
また、保持部材91、92を組立台7に組み付ける際、組立台7の位置決めピン74a、74b、75a、75bと連接壁913、923の孔913b、913c、923b、923cとを係合させる。これにより、主走査方向における一対の保持部材91、92の配置間隔を所定間隔に位置決めできる。一旦このように位置決めして反射ミラー56を固定してから、保持部材91、92を光学ハウジング90の載置面901、902に固定するという工程を経るので、光学ハウジング90への取り付け時に保持部材91、92の間隔を調整する必要がない。よって、煩雑さが解消され、反射ミラー56の組み付け作業を容易にすることができる。
なお、仮に、保持部材91、92がアルミダイキャスト等の金属材で形成されている場合に、保持部材91、92を先に光学ハウジング90に固定してから反射ミラー56を固定する工程を採用したとする。すると、取り付け作業時に光学ハウジング90の突起部901a、901b、902a、902bによって反射ミラー56の蒸着面が削られるおそれがある。その削り粉が反射ミラー56の反射面に付着すると、レーザ光のケラレが発生し、画像上の縦スジという画像不良を生じさせるおそれがある。しかし本実施の形態では、上述したような工程を経ることで、反射ミラー56の蒸着面が保護される。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対し、保持部材の形状が異なるが、光学ハウジング90の構成は同様である。また、反射ミラー56の光学ハウジング90への取り付けに際し、組立台7を用いることを必要としない。従って、図5、図6に代えて図12、図13を用いて保持部材を説明すると共に、図7〜図11に代えて図14〜図18を用いて組み付け方法について説明する。
図12(a)、(b)、図13(a)、(b)は、第2の実施の形態における保持部材の斜視図である。図12(a)、(b)で、保持部材91に相当する保持部材101を示し、図13(a)、(b)で、保持部材92に相当する保持部材102を示す。
保持部材101、102は、保持部材91、92に対して、各部の寸法形状が相違するが、基本的構成は同様であり、対応する構成要素を有する。
まず、図12(a)、(b)に示すように、保持部材101については、ベース部1012から立設壁1014が立設され、ベース部1012及び立設壁1014の双方に連接して連接壁1013が形成される。立設壁1014の第1の側に支持部911に相当する支持部1011が構成される。
保持部材101における、位置決め孔1012b、1012c、締結孔1012aは、図5(a)、(b)に示す保持部材91の位置決め孔912b、912c、締結孔912aに相当する。保持部材101における、延設片1015、1016、位置規制部1011a、1011b、1011d、タップ孔1011eは、保持部材91の延設片915、916、位置規制部911a、911b、911d、タップ孔911eに相当する。保持部材101における、丸孔1013b、長孔1013c、内面1013d、外面1013aは、保持部材91の丸孔913b、長孔913c、内面913d、外面913aに相当する。
同様に、図13(a)、(b)に示すように、保持部材102については、ベース部1022から立設壁1024が立設され、ベース部1022及び立設壁1024の双方に連接して連接壁1023が形成される。立設壁1024の第1の側に支持部921に相当する支持部1021が構成される。
保持部材102における、位置決め孔1022b、1022c、締結孔1022aは、図6(a)、(b)に示す保持部材92の位置決め孔922b、922c、締結孔922aに相当する。保持部材102における、延設片1025、1026、位置規制部1021c、位置規制部1021d、タップ孔1021eは、保持部材92の延設片925、926、位置規制部921c、位置規制部921d、タップ孔921eに相当する。保持部材102における、丸孔1023b、長孔1023c、内面1023d、外面1023aは、保持部材92の丸孔923b、長孔923c、内面923d、外面923aに相当する。
以下、図14〜図18で、反射ミラー56及び保持部材91、92の組み付け方法について説明する。
図14〜図18は、光学ハウジング90への反射ミラー56及び保持部材101、102の組み付け途中の状態を示す図である。なお、図14〜図18では、わかりやすくするために光学ハウジング90の一部を切り欠いて示してある。特に図16は、図15のB−B線に沿う部分断面図である。
組み付けは次の手順でなされる。まず、図14に示すように、作業者は、保持部材101、102の連接壁1013、1023の外面1013a、1023aを、各々、光学ハウジング90の載置面901、902に対向させる。そして作業者は、丸孔1013b、長孔1013cに突起部901b、901aが挿通されると共に、丸孔1023b、長孔1023cに突起部902b、902aが挿通されるように、外面1013a、1023aを載置面901、902に当接させる。これにより、載置面901、902上において、保持部材101、102の配置間隔が所定間隔に位置決めされる。
次に、図15、図16に示すように、反射ミラー56を、支持部1011、1021内に矢印R方向から挿し入れる。なお、図16では保持部材102の近傍しか示されていないが、保持部材101においても組み付けの態様は同じである。
その後、作業者は、板バネ93、94を矢印S方向から取り付ける。板バネ93、94は、延設片1016、1026を挟み込むように装着される。そして、作業者は、固定ビス95、96で矢印T方向から板バネ93、94を延設片1016、1026に固定する。これにより、反射ミラー56は、その両端部が板バネ93,94によって位置規制部1011a、1011b、位置規制部1021c側に付勢された状態で支持部1011、1021に固定される。
ここで、U方向は、載置面901、902の法線方向に平行である。そして、矢印S方向、矢印T方向、矢印R方向はいずれも、各々に平行な直線とU方向に平行な直線とが、載置面901、902の表側で成す角度が、90°未満となるよう設定されている。言い換えると、連接壁1013、1023の厚み方向における、載置面901、902に当接する側とは反対の側(内面1013d、1023dの側)から、反射ミラー56の設置や固定ビス95、96による締結がなされる。特に矢印S方向、矢印T方向はU方向にほぼ平行である。このような組み付け方向の設定により、光学ハウジング90の存在によって組み付けが阻害されることがない。例えば、板バネ93、94、固定ビス95、96、反射ミラー56が光学ハウジング90の側壁等に干渉することなく、反射ミラー56を保持部材101、102に固定することができる。
このようにして、図17に示すように、光学ハウジング90において、反射ミラー56が保持部材101、102に支持された状態となる。ただし、この状態では反射ミラー56は正しい姿勢となっていない。
次に、作業者は、保持部材101、102が反射ミラー56を保持して一体となった構成体を、孔1013b、1013c、1023b、1023cから突起部901b、901a、902b、902aを抜くように移動させる。そして作業者は、上記構成体を図16の矢印K方向に90°程度回転させ、ベース部1012、1022が載置面901、902に対向するように保持部材101、102を光学ハウジング90に設置し直す。その際、保持部材101、102の位置決め孔1012b、1012c、1022b、1022cに光学ハウジング90の突起部901a、901b、902a、902bを係合させる。保持部材101、102の間隔が既に所定間隔に規制されているため、これら位置決め孔と突起部との係合は円滑である。
次に、図18に示すように、作業者は、保持部材101、102を、載置面901、902にそれぞれビス97、98によって固定する。
反射ミラー56の位置調整方法については、第1の実施の形態で説明したのと同様である。
第2の実施の形態によれば、反射ミラー56の振動を抑制すること、及び反射ミラー56の組み付け作業を容易にすること等に関して、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、反射ミラー56の組み付けに組立台7等の治具を要しないため、製造に必要な部品点数がいたずらに増えることがない。
また、第1、第2の実施の形態のいずれにおいても、一対の保持部材をいきなり光学ハウジング90に固定するのではなく、その前の段階で一旦、最終的な姿勢とは異なる姿勢で位置決めし、光学素子を保持させてから改めて光学ハウジング90に固定する。従って、一対の保持部材を最終的な本固定をしてから行うのとは異なる方向から、光学素子を保持させることができる。そのため、光学素子の締結や固定に際し、他の部材との干渉を回避しやすくなり、光学素子の組み付け作業を容易にすることができる。
ところで、第2の実施の形態では、孔1012b、1012cと孔1013b、1013cとの短手方向の中心位置、及び、孔1022b、1022cと孔1023b、1023cとの短手方向の中心位置は、それぞれ一致する必要がなる。これに対し、第1の実施の形態では、必ずしも、孔912b、912cと孔913b、913cとの中心位置、及び、孔922b、922cと孔923b、923cとの中心位置を、それぞれ一致させる必要はない。ただし両者を一致させない場合は、組立台7に保持部材91、92を組み付けたときに、保持部材91、92の間隔が上記所定間隔となるように、組立台7のピン74a、74bと位置決めピン75a、75bとの間隔を予め設定しておけばよい。
なお、第1、第2の実施の形態では、保持部材に支持され、ポリゴンミラー51aによって偏向されたレーザ光を感光体21に導く光学素子として、反射ミラー56を例示したが、これに限られず、他のミラーまたはレンズであってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
51a ポリゴンミラー
56 反射ミラー
90 光学ハウジング
91、92、101、102 保持部材
901、902 載置面
911、921、1011、1021 支持部
912、922、1012、1022 ベース部
913、923、1013、1023 連接壁
914、924、1014、1024 立設壁

Claims (10)

  1. 受け面を有する筐体と、
    前記筐体に配設され、光源から出射されるレーザ光が感光体を走査するように偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向されたレーザ光を前記感光体に導く光学素子と、
    前記光学素子を保持し、前記回転多面鏡と前記光学素子との間の距離が調整された状態で前記筐体に対して固定される保持部材と、を有し、
    前記保持部材は、
    前記筐体に固定される際に前記受け面に当接するベース部と、
    前記ベース部から立設された立設壁と、
    前記立設壁の厚み方向における前記立設壁の第1面側において前記立設壁に連接して形成され、前記光学素子が固定される固定部と、
    前記立設壁の厚み方向における前記立設壁の前記第1面側と反対側の第2面側において前記ベース部に設けられ、前記保持部材と前記筐体とを固定するためのビスが挿通される長孔であって、前記受け面の面方向において前記立設壁の厚み方向と直交する方向に延びる長孔と、
    前記立設壁の厚み方向における前記立設壁の前記第2面側において、前記ベース部及び前記立設壁の双方に連接して形成された連接壁と、を一体的に有し、
    前記保持部材は、前記連接壁を治具または前記受け面に当接させた状態で、前記固定部に対して前記光学素子を締結具によって固定することが可能であり、
    前記固定部は、前記連接壁の厚み方向において、前記治具または前記受け面に当接する面に対して反対側の方向から、前記締結具による締結がなされ、
    前記保持部材は、前記長孔に挿通される前記ビスによって前記筐体に対して固定されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記連接壁は、前記立設壁及び前記ベース部の双方に対して略垂直であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光学素子を前記固定部に対して押圧する押圧バネをさらに有し、
    前記固定部は、前記押圧バネが固定されることで、前記光学素子を固定することを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記立設壁の厚み方向は、前記感光体に対する前記レーザ光の走査方向と等しいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記長孔は、前記連接壁の厚み方向に長尺な形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記ベース部は、前記第2面側において前記長孔と同じ方向に延びる位置決め長孔を有し、
    前記筐体は、前記位置決め長孔に挿通する突出部を有し、
    前記保持部材は、前記突出部を前記位置決め長孔に挿通させた状態で、前記回転多面鏡と前記光学素子との間の距離が調整されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記保持部材は、前記レーザ光の走査方向において、前記光学素子の一端側を保持する保持部材であり、
    前記走査方向において前記光学素子の他端側を保持する他の保持部材をさらに有し、
    前記他の保持部材は、
    前記筐体に固定される際に前記筐体に当接する他のベース部と、
    前記ベース部から立設された他の立設壁と、
    前記他の立設壁の厚み方向における前記他の立設壁の第1面側において前記他の立設壁に連接して形成され、前記光学素子の前記他端側が固定される他の固定部と、
    前記他の立設壁の厚み方向における前記他の立設壁の第1面側と反対側の第2面側において前記他のベース部に設けられ、前記他の保持部材と前記筐体とを固定するための他のビスが挿通される他の長孔であって、前記受け面の面方向において前記他の立設壁の厚み方向と直交する方向に延びる他の長孔と、
    前記他の立設壁の厚み方向における前記他の立設壁の第2面側において、前記他のベース部及び前記他の立設壁の双方に連接して形成された他の連接壁と、を一体的に有し、
    前記他の保持部材は、前記他の長孔に挿通される前記他のビスによって前記筐体に対して固定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記感光体と、
    前記感光体へレーザ光を走査し、前記感光体上に静電潜像を形成する請求項1乃至のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    前記感光体上に形成される静電潜像をトナーを用いて現像することでシート上に画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 受け面を有する筐体と、
    前記筐体に配設され、光源から出射されるレーザ光が感光体を走査するように前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向されたレーザ光を前記感光体に導く光学素子と、
    前記レーザ光の走査方向における前記光学素子の一端部を保持し、前記筐体に対して固定される第1保持部材と、
    前記第1保持部材に対して前記走査方向に所定間隔を保って配置され、前記走査方向における前記光学素子の他端部を保持し、前記筐体に対して固定される第2保持部材と、を有する光走査装置の組み付け方法であって、
    前記第1保持部材は、前記筐体に固定される際に前記走査方向における前記筐体の一端側の受け面に当接する第1ベース部と、前記第1ベース部から立設された第1立設壁と、前記第1立設壁の厚み方向における前記第1立設壁の第1面側において前記第1立設壁に連接して形成され、前記光学素子の一端側が固定される第1固定部と、前記第1立設壁の厚み方向における前記第1立設壁の前記第1面側と反対側の第2面側において前記第1ベース部に設けられ、前記第1保持部材と前記筐体とを固定するためのビスが挿通される第1長孔であって、前記受け面の面方向において前記第1立設壁の厚み方向と直交する方向に延びる第1長孔と、前記第1立設壁の厚み方向における前記第1立設壁の前記第2面側において、前記第1ベース部及び前記第1立設壁の双方に連接して形成された第1連接壁と、を一体的に有し、
    前記第2保持部材は、前記筐体に固定される際に前記走査方向における前記筐体の他端側の受け面に当接する第2ベース部と、前記第2ベース部から立設された第2立設壁と、前記第2立設壁の厚み方向における前記第2立設壁の第1面側において前記第2立設壁に連接して形成され、前記光学素子の他端側が固定される第2固定部と、前記第2立設壁の厚み方向における前記第2立設壁の前記第1面側と反対側の第2面側において前記第2ベース部に設けられ、前記第2保持部材と前記筐体とを固定するためのビスが挿通される第2長孔であって、前記受け面の当接面方向において前記第2立設壁の厚み方向と直交する方向に延びる第2長孔と、前記第2立設壁の厚み方向における前記第2立設壁の前記第2面側において、前記第2ベース部及び前記第2立設壁の双方に連接して形成された第2連接壁と、を一体的に有し、
    前記第1保持部材と前記第2保持部材とが所定間隔を保つように治具に位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決め工程により位置決めされた前記第1保持部材と前記第2保持部材に対して、前記第1固定部に前記光学素子の一端側を固定し、前記第2固定部に前記光学素子の他端側を固定する第1固定工程と、
    前記第1固定工程により前記光学素子が固定された状態で、前記第1ベース部が前記一端側の受け面に当接し、前記第2ベース部が前記他端側の受け面に当接するように前記第1保持部材と前記第2保持部材とを前記筐体に設置する設置工程と、
    前記設置工程により前記筐体に設置された前記第1保持部材を前記第1長孔の延びる方向に移動させると共に、前記設置工程により前記筐体に設置された前記第2保持部材を前記第2長孔の延びる方向に移動させることで、前記回転多面鏡と前記光学素子との間の距離を調整する調整工程と、
    前記第1ベース部の前記第1長孔に挿通されるビスによって前記第1保持部材を前記筐体に対して固定し、前記第2ベース部の前記第2長孔に挿通されるビスによって前記第2保持部材を前記筐体に対して固定する第2固定工程と、を有する光走査装置の組み付け方法。
  10. 受け面を有する筐体と、
    前記筐体に配設され、光源から出射されるレーザ光が感光体を走査するように前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向されたレーザ光を前記感光体に導く光学素子と、
    前記レーザ光の走査方向における前記光学素子の一端部を保持し、前記筐体に対して固定される第1保持部材と、
    前記第1保持部材に対して前記走査方向に所定間隔を保って配置され、前記走査方向における前記光学素子の他端部を保持し、前記筐体に対して固定される第2保持部材と、を有する光走査装置の組み付け方法であって、
    前記第1保持部材は、前記筐体に固定される際に前記走査方向における前記筐体の一端側の受け面に当接する第1ベース部と、前記第1ベース部から立設された第1立設壁と、前記第1立設壁の厚み方向における前記第1立設壁の第1面側において前記第1立設壁に連接して形成され、前記光学素子の一端側が固定される第1固定部と、前記第1立設壁の厚み方向における前記第1立設壁の前記第1面側と反対側の第2面側において前記第1ベース部に設けられ、前記第1保持部材と前記筐体とを固定するためのビスが挿通される第1長孔であって、前記受け面の面方向において前記第1立設壁の厚み方向と直交する方向に延びる第1長孔と、前記第1立設壁の厚み方向における前記第1立設壁の前記第2面側において、前記第1ベース部及び前記第1立設壁の双方に連接して形成された第1連接壁と、を一体的に有し、
    前記第2保持部材は、前記筐体に固定される際に前記走査方向における前記筐体の他端側の受け面に当接する第2ベース部と、前記第2ベース部から立設された第2立設壁と、前記第2立設壁の厚み方向における前記第2立設壁の第1面側において前記第2立設壁に連接して形成され、前記光学素子の他端側が固定される第2固定部と、前記第2立設壁の厚み方向における前記第2立設壁の前記第1面側と反対側の第2面側において前記第2ベース部に設けられ、前記第2保持部材と前記筐体とを固定するためのビスが挿通される第2長孔であって、前記受け面の当接面方向において前記第2立設壁の厚み方向と直交する方向に延びる第2長孔と、前記第2立設壁の厚み方向における前記第2立設壁の前記第2面側において、前記第2ベース部及び前記第2立設壁の双方に連接して形成された第2連接壁と、を一体的に有し、
    前記筐体の前記一端側の受け面には、前記第1の保持部材を位置決めする第1突部が突設され、
    前記筐体の前記他端側の受け面には、前記第2の保持部材を位置決めする第2突部が突設され、
    前記第1連接壁には、前記第1突部が挿通される第1位置決め孔が形成され、
    前記第2連接壁には、前記第2突部が挿通される第2位置決め孔が形成され、
    前記第1ベース部には、前記第1突部が挿通され、前記第1長孔と同じ方向に延びる第1位置決め長孔が形成され、
    前記第2ベース部には、前記第2突部が挿通され、前記第2長孔と同じ方向に延びる第2位置決め長孔が形成され、
    前記第1連接壁の前記第1位置決め孔に前記第1突部を挿通すると共に、前記第2連接壁の前記第2位置決め孔に前記第2突部を挿通して、前記第1保持部材と前記第2保持部材が所定間隔を保つように前記筐体に位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決め工程により位置決めされた前記第1保持部材と前記第2保持部材とに対して、前記第1固定部に前記光学素子の一端側を固定し、前記第2固定部に前記光学素子の他端側を固定する第1固定工程と、
    前記第1固定工程により前記光学素子が固定された状態で、前記第1ベース部の前記第1位置決め長孔に前記第1突部を挿通すると共に、前記第2ベース部の前記第2位置決め長孔に前記第2突部を挿通して、前記第1保持部材と前記第2保持部材とを前記筐体に設置する設置工程と、
    前記設置工程により前記筐体に設置された前記第1保持部材を前記第1長孔の延びる方向に移動させると共に、前記設置工程により前記筐体に設置された前記第2保持部材を前記第2長孔の延びる方向に移動させることで、前記回転多面鏡と前記光学素子との間の距離を調整する調整工程と、
    前記第1ベース部の前記第1長孔に挿通されるビスによって前記第1保持部材を前記筐体に対して固定し、前記第2ベース部の前記第2長孔に挿通されるビスによって前記第2保持部材を前記筐体に対して固定する第2固定工程と、を有する光走査装置の組み付け方法。
JP2014124454A 2014-06-17 2014-06-17 光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置 Active JP6537227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014124454A JP6537227B2 (ja) 2014-06-17 2014-06-17 光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014124454A JP6537227B2 (ja) 2014-06-17 2014-06-17 光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016004164A JP2016004164A (ja) 2016-01-12
JP6537227B2 true JP6537227B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=55223477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014124454A Active JP6537227B2 (ja) 2014-06-17 2014-06-17 光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6537227B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001013438A (ja) * 1999-07-02 2001-01-19 Hitachi Koki Co Ltd 光走査装置
JP2002040348A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Ricoh Co Ltd レーザ走査光学ユニット
JP4140226B2 (ja) * 2001-10-10 2008-08-27 富士ゼロックス株式会社 光学走査装置
JP4355191B2 (ja) * 2003-01-20 2009-10-28 株式会社リコー マルチビーム走査装置および画像形成装置
KR20080002159A (ko) * 2006-06-30 2008-01-04 삼성전자주식회사 광학부품 지지장치, 이를 포함하는 광주사장치 및화상형성장치
JP5614052B2 (ja) * 2010-02-22 2014-10-29 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016004164A (ja) 2016-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4646299B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP4278945B2 (ja) 光書込装置、画像形成装置、および位置調整方法
EP1306729B1 (en) Image forming apparatus with a mountable optical unit
JP4596018B2 (ja) 画像形成装置
US20090324292A1 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
WO2007129771A1 (ja) 光学走査装置
US9333766B2 (en) Optical scanner with housing to support light sources and image forming apparatus incorporating same
JP4565020B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6537227B2 (ja) 光走査装置及びその組み付け方法、画像形成装置
JP3589359B2 (ja) 電子写真装置
JPH1090618A (ja) 光学書込装置
JP2005134623A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6245514B2 (ja) 画像形成装置
JP6062896B2 (ja) 光走査装置
JPH0259714A (ja) 光走査装置
JP5721002B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置および光学素子組み付け方法
JP4579260B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2006247928A (ja) 画像形成装置
JP2008102186A (ja) 画像形成装置
JP2002311365A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP5924957B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6061567B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4547219B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3533070B2 (ja) レーザーユニット、光書込装置、画像形成装置
JP6410049B2 (ja) 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190604

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6537227

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151