JP6537224B2 - 撮像装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に蛍光灯下などの人工光源下で発生するフリッカーの影響を抑える技術に関するものである。
近年、デジタルカメラや携帯電話などの撮像装置の高感度化が進んでいる。そのため、室内のような比較的暗い環境下においても、シャッタースピードを高速にした(露光時間を短くした)撮影により、ブレを抑えた明るい画像を取得することが可能になってきている。
また、室内光源として普及している蛍光灯は商用電源周波数の影響により、周期的に照明光がゆらぐ現象であるフリッカーが生じる。このようなフリッカーが生じる光源(以下、フリッカー光源とする)下でシャッタースピードを高速にした撮影を行うと、1つの画像内で露出ムラや色ムラが発生したり、連続して撮影した複数の画像間で露出や色温度のばらつきが発生したりする場合がある。
このような問題に対して、特許文献1では、照明光のフリッカーの状態を検出し、露光時間の中心が照明光の光量が極大値を示すタイミングと略一致するように撮像タイミングを調節する技術が提案されている。
特開2006−222935号公報
しかしながら、特許文献1には、照明光量の極大値と露光期間の中央が略一致するように露光開始時刻を調整することが記載されているが、具体的な方法について記載されていない。そのため、撮影条件に合わせて適正な露光開始時刻に調整できない場合、良好な画像を取得することができない。
そこで、本発明は、フリッカーが生じる光源下で撮影しても良好な画像を取得することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子を遮光する第1の状態と前記撮像素子を遮光しない第2の状態になるシャッターと、前記撮像素子の露光時間を設定する設定手段と、測光対象からの光の光量変化特性を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された光量変化特性に基づいて基準信号を繰り返し生成する生成手段と、基準となる露光時間に対応した、前記基準信号が生成されるタイミングと前記シャッターを前記第1の状態から前記第2の状態にする動作を開始させる開始タイミングとの時間差に関する第1の情報を記憶する記憶手段と、前記第1の情報に基づいて前記開始タイミングを決定する決定手段と、を有し、前記決定手段は、前記基準となる露光時間と前記設定手段により設定された露光時間とに差がある場合に、当該差に基づいて前記第1の情報を補正して前記開始タイミングを決定することを特徴とする。
本発明によれば、フリッカーが生じる光源下で撮影しても良好な画像を取得することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置のフリッカーの影響を低減させた撮影を行うための動作を示すフローチャート図である。 フリッカー検出用の電荷の蓄積タイミング及び画像信号の読み出しタイミングを示す図である。 垂直画素加算数と読み出し時間の関係を示す図である。 フリッカー光源の光量のピークのタイミングを算出する方法の一例を説明する図である。 フリッカー光源の光量変化とフリッカー同期信号及びシャッター開始信号の発生タイミングとの関係を示す図である。 T_ShutterWaitの値とシャッタースピードの値とを関連付けたテーブルを示す図である。 連続撮影の駒間における測光センサ108及びICPU112の動作シーケンスを示す図である。 シャッターの走行特性が直線となる場合の露光量と曲線となる場合の露光量を示す図である。 フリッカー光源の光量変化とフリッカー同期信号及びシャッター開始信号の発生タイミングとの関係を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置の概略構成図である。本実施形態に係る撮像装置は、カメラ本体100と、カメラ本体100に着脱可能なレンズユニット200を含む。
まず、カメラ本体100の構成について説明する。マイクロコンピュータCPU(以下、カメラマイコン)101は、カメラ本体100の各部を制御する。メモリ102は、カメラマイコン101に接続されているRAMやROM等のメモリである。
撮像素子103は、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含むCCD、CMOS等の撮像素子であり、レンズユニット200を介して入射した光束を光電変換して画像信号を出力する。
シャッター104は、レンズユニット200を介して入射した光束から撮像素子103を遮光する遮光状態、及び、レンズユニット200を介して入射した光束を撮像素子103に導く退避状態となるように走行する。すなわち、シャッター104は、撮像素子103を遮光する第1の状態と撮像素子103を遮光しない第2の状態とに変更可能である。
ハーフミラー105は、レンズユニット200を介して入射した光束を撮像素子103へ導く位置(ミラーアップ状態)と測光センサ108へ導く位置(ミラーダウン状態)とに移動可能である。すなわち、ハーフミラー105は、撮像素子103へ導く状態と測光センサ108へ導く状態とに、レンズユニット200を介して入射した光束の光路変更を行う。また、測光センサ108へ導く位置にある場合には、レンズユニット200を介して入射した光束をピント板106に結像させる。
表示素子107は、PN液晶等を用いた表示素子であり、自動焦点調節制御(AF制御)に用いられる焦点検出領域を示す枠(AF枠)などを表示する。測光センサ108は、CCD、CMOS等の入射光量に応じた電荷を蓄積する電荷蓄積型撮像素子を使用することにより、出力される画像信号に基づいて測光だけでなく被写体の顔検出や被写体追尾、フリッカーの検出などを行うことができる。ペンタプリズム109は、ハーフミラー105で反射されたレンズユニット200を介して入射した光束を測光センサ108及び不図示の光学ファインダに導く。焦点検出回路110は、AF制御のために焦点検出を行うものであって、AFミラー111により、レンズユニット200を介して入射しハーフミラー105を通過した光束の一部が導かれる。
CPU112は、測光センサ108の駆動制御や画像処理・演算用のCPU(以下ICPUとする)であって、測光センサ108からの出力信号(画像信号)に基づいて測光、被写体の顔検出、被写体追尾などに関わる各種演算を行う。また、CPU112は、測光センサ108からの出力信号(画像信号)に基づいて、測光対象からの光の光量変化周期や光量が所定の条件を満たすタイミング(例えば、光量が最大となるタイミングや光量が最少となるタイミング)などの光量変化特性を算出する。メモリ113は、ICPU112に接続されているRAMやROM等のメモリである。なお、本実施形態では、カメラマイコン101とは別にICPU112を有する構成を説明するが、ICPU112で実行する処理をカメラマイコン101で実行する構成でも構わない。
操作部114は、ユーザがカメラ本体100に撮影準備動作の開始指示や撮影動作の開始指示を行うためのレリーズボタンや、ユーザがカメラ本体100の各種設定を行うための設定ボタンなどを含む。また、操作部114は、ユーザがカメラ本体100の電源のオンオフを切り替えるための電源スイッチや、ユーザがカメラ本体100の動作モードを複数のモードの中から選択するためのモードダイヤル、タッチパネルなどを含む。
次に、レンズユニット200の構成について説明する。レンズCPU201(以下、LPUとする)は、レンズユニット200の各部、例えば、フォーカスレンズ、ズームレンズ、絞りの駆動部などを制御するものであって、レンズに関する情報をカメラマイコン101に送信する。
次に、図2を用いてフリッカーの影響を低減させた撮影を行うための動作について説明する。図2は、本実施形態に係る撮像装置のフリッカーの影響を低減させた撮影を行うための動作を示すフローチャート図である。
ユーザの電源スイッチへの操作によりカメラ本体100の電源がオン状態になると、ステップS101で測光動作を行う。測光動作では、測光センサ108による電荷の蓄積及び画像信号の読み出しを行い、得られた画像信号に基づいてICPU112が測光に関わる演算(以下、測光演算とする)を行い測光値を取得する。
なお、この測光動作は、仮にフリッカー光源下であってもフリッカー光源の光量変化に影響して測光値がばらつかないように、測光センサ108の蓄積時間をフリッカーの周期のほぼ整数倍に設定するとよい。ここで、フリッカー光源の光量が変化する周波数(以下、フリッカー周波数とする)は、商用電源周波数の2倍になることから、商用電源周波数が50Hzの地域ではフリッカー周波数は100Hzとなる。そして、その光量変化周期はフリッカー周波数の逆数で10msとなる。同様に商用電源周波数が60Hzの地域ではフリッカー周波数は120Hz、光量変化周期はフリッカー周波数の逆数で8,33msとなる。
この2種類のフリッカー周波数に対応するために、測光センサ108の蓄積時間を、10msと8,33msの平均値と略等しい時間、例えば9msに設定する。そうすると、商用電源周波数が50Hz、60Hzのどちらであっても測光センサ108の蓄積時間はフリッカー光源の光量変化の1周期と略等しくなり、フリッカー光源下でも安定した測光値を得ることができる。
また、得られた測光値に基づいて、カメラマイコン101は、露出制御値である絞り値Av、シャッタースピード(露光時間)Tv、ISO感度(撮影感度)Svを決定する。Av、Tv、Svの決定に際しては、カメラマイコン101は、メモリ102に予め記憶されたプログラム線図を利用して決定する。
次に、ステップS102で図3に示すようにして測光センサ108によるフリッカー検出用の複数回の電荷の蓄積及び画像信号の読み出しを行う。図3は、フリッカー検出用の電荷の蓄積タイミング及び画像信号の読み出しタイミングを示す図であり、600fps、約1,667ms周期で蓄積・読み出しを連続して12回行う。この600fpsは、予め想定されるフリッカー周波数(100Hzと120Hz)の最小公倍数と等しい値となっている。また、600fpsで12回蓄積を行うことで、全体として20msの期間で蓄積を行うことになり、商用電源周波数が50Hz、60Hzのどちらであっても、フリッカー光源の光量変化が2周期含まれることになる。
ここで、測光センサ108を600fps(1,667ms周期)で駆動させる方法について説明する。
本実施形態では、測光センサ108から出力される画像信号に基づいて、測光だけでなく被写体の顔検出や被写体追尾、フリッカーの検出などを行う。被写体の顔検出を精度よく行うためには、測光センサ108の画素数はある程度、例えばQVGA相当の画素数必要である。このような被写体の顔検出を精度よく行うことが可能な画素数を有する撮像素子の全画素信号を600fps以上のフレームレートで読み出すためには、回路構成が複雑となりコストも増大する。
そこで、被写体の顔検出を行うための画像信号については全画素信号を読み出し、フリッカー検出を行うための画像信号については画素加算読み出しや間引き読み出しをすることによってフレームレートを600fps(1,667ms周期)に調整する。
測光センサ108にCCDを用いる場合、画素信号を加算して読み出す画素加算読み出しにより、読み出しライン数を擬似的に減少させて読み出し時間を短縮させるとよい。例えば、画素配列がストライプ状のCCDで垂直画素加算を行うことで、図4に示すような読み出し時間の短縮効果がある。図4は、垂直画素加算数と読み出し時間の関係を示す図であり、画素信号を加算することなく全画素信号を読み出す(垂直画素加算数が1)場合の読み出し時間が6,25msとなるCCDを例にして説明する。図4に示す特徴を有するCCDの場合、9画素加算を行うことにより読み出し時間は1,66msとなり、フレームレートを約600fpsにすることができる。このとき読み出される画像信号は、画素信号を加算することなく読み出された画像信号と比べて垂直方向の画素数が1/9になるが、フリッカー検出においては画像信号間の測光値を比較するだけなので、垂直方向の画素数が減少した画像信号でも問題ない。
また、測光センサ108にCMOSを用いる場合、画素信号の読み出しを行う水平ラインを限定したいわゆる間引き読み出しによって、蓄積と読み出しの合計時間が約1,667ms周期となるように調整するとよい。
以上で、測光センサを約600fps(約1,667ms周期)程度で駆動させる方法についての説明を終える。なお、上記の測光センサの蓄積・読み出し周期はあくまで一例であって、フレームレートは約600fps(約1,667ms周期)でなくても構わない。例えば、蓄積時間が長いほど低照度の環境に有効なため、1回の蓄積時間を約1,667msよりも長くし、フレームレートを600fpsよりも小さくしても構わない。あるいは、蓄積・読み出し周期が短いほどフリッカー検出に要する時間が短くなるため、1回の蓄積時間を約1,667msよりも短くしても構わない。このとき、垂直画素加算数を読み出し時間が1,66msよりも短くなる画素加算数にして、フレームレートを600fpsよりも大きくしても構わない。また、図4に示した垂直画素加算数と読み出し時間の関係もあくまで一例である。ただし、フレームレートが600fpsから離れるほど測光センサの蓄積・読み出し周期とフリッカー光源の光量変化の周期とのずれが大きくなるため、600fps±1〜2%以内のフレームレートが好ましい。すなわち、測光センサの測光周期は、第1の商用電源周波数の2倍の周波数と第2の商用電源周波数の2倍の周波数との最少公倍数の逆数に略等しい周期が好ましい。
S102でフリッカー検出用の電荷の蓄積及び画像信号の読み出しを終えたら、S103でICPU112は、読み出した画像信号に基づいてフリッカー検出演算を行う。
図3(a)は、商用電源周波数が50Hzであるときの電荷の蓄積タイミング、画像信号の読み出しタイミング及び測光値の推移を示している。そして、n回目の蓄積を「蓄積n」、蓄積nの読み出しを「読み出しn」、読み出しnの結果から得られる測光値を「AE(n)」としている。なお、各蓄積により得られる測光値は1つであるが、フリッカー光源の光量は蓄積期間中も一定ではない。そこで、各蓄積により得られる測光値を、各蓄積期間中の中心時点におけるフリッカー光源の光量に対応した値とみなす。
商用電源周波数が50Hzの時のフリッカー光源の光量変化周期は約10msであり、10÷1,667≒6であるから、図3(a)に示すように、6回周期でフリッカー光源の光量が略等しいタイミングで蓄積が行われる。すなわち、AE(n)≒AE(n+6)の関係となる。
同様に、商用電源周波数が60Hzの時のフリッカー光源の光量変化周期は約8,33msであり、8,33÷1,667≒5であるから、図3(b)に示すように、5回周期でフリッカー光源の光量が略等しいタイミングで蓄積が行われる。すなわち、AE(n)≒AE(n+5)の関係となる。
一方、光量変化がない光源下であれば、nによらずAE(n)は略一定である。そこで、フリッカー検出用の蓄積を行い得られた複数の測光値に基づいて、下の式(1)、(2)を用いて評価値を算出する。
Figure 0006537224
Figure 0006537224
式(1)を用いて算出される評価値をF50、式(2)を用いて算出される評価値をF60として、評価値F50及び評価値F60を所定の閾値F_thと比較することで、フリッカー検出を行う。具体的には、F50<F_thかつ、F60<F_thの場合、フリッカー検出用の蓄積を行い得られた複数の測光値のすべてが略等しいといえるため、フリッカーが生じていないと判断する。F50<F_thかつ、F60≧F_thの場合、フリッカー検出用の蓄積を行い得られた複数の測光値が、6回周期で略等しい値となっていて、5回周期では略等しい値となっていないといえる。そのため、光量変化周期が10msのフリッカーが生じている(商用電源周波数が50Hzのフリッカー光源下)と判断する。
F50≧F_thかつ、F60<F_thの場合、フリッカー検出用の蓄積を行い得られた複数の測光値が、5回周期で略等しい値となっていて、6回周期では略等しい値となっていないといえる。そのため、光量変化周期が8,33msのフリッカーが生じている(商用電源周波数が60Hzのフリッカー光源下)と判断する。
なお、フリッカー検出用の蓄積を行っている間にパンニングなどの撮像装置の移動や被写体の移動が生じた場合などに、測光値が大きく変化してF50≧F_thかつ、F60≧F_thとなる場合も考えられる。その場合はF50とF60とを比較してフリッカー検出を行う。
具体的には、F50≧F_thかつ、F60≧F_thかつ、F50≦F60の場合、光量変化周期が10msのフリッカーが生じている(商用電源周波数が50Hzのフリッカー光源下)と判断する。反対に、F50≧F_thかつ、F60≧F_thかつ、F50>F60の場合、光量変化周期が8,33msのフリッカーが生じている(商用電源周波数が60Hzのフリッカー光源下)と判断する。なお、F50≧F_thかつ、F60≧F_thかつ、F50=F60の場合は、フリッカー光源の光量変化周期を判断できないため、フリッカーが生じていないあるいはフリッカーの検出不可と判断してもよい。
その他、F50≧F_thかつ、F60≧F_thの場合にフリッカー光源の光量変化周期を判断したが、F50≧F_thかつ、F60≧F_thの場合はフリッカー検出の精度が低いため、フリッカー検出用の蓄積をやり直してもよい。
さらに、ステップS103ではICPU112は、フリッカー光源下である場合は、フリッカーの特徴点のタイミングを求める。図5はフリッカーの特徴点のタイミングの一例であるフリッカー光源の光量のピークのタイミングを算出する方法の一例を説明する図である。
AE(1)〜AE(12)の中で最大値を得た点をP2(t(m),AE(m))とし、その1つ前の測光結果の点をP1(t(m−1),AE(m−1))、1つ後の測光結果の点をP3(t(m+1),AE(m+1))とする。そして、AE(m−1)とAE(m+1)の小さい方を取る点(図5の例ではP1)と点P2の2点を通る直線をL1=at+bとして求め、AE(m−1)とAE(m+1)の大きい方を取る点(図5の例ではP3)を通り、傾き−aの直線をL2とする。L1とL2の交点を求めると、フリッカー検出用の蓄積開始時を0msとしたときのピークタイミングt_peakと、ピーク時の光量に対応するピーク測光値AE_peakを算出することができる。
なお、図5では、フリッカーの特徴点のタイミングを算出する方法の一例としてフリッカーの光量変化の中で光量が最大(ピーク)となるタイミングを算出する方法を説明したが、光量が最小(ボトム)となるタイミングを算出しても構わない。
次にステップS104で、カメラマイコン101は、ステップS103で求めたフリッカー周波数と光量変化のタイミングに基づいて基準信号となるフリッカー同期信号を生成する。フリッカー同期信号は、図6に示したように、フリッカー光源の光量変化の1周期毎に繰り返し生成され、フリッカー光源の光量変化の所定のタイミングに同期させた信号である。図6は、フリッカー光源の光量変化とフリッカー同期信号及びシャッター開始信号の発生タイミング(生成タイミング)との関係を示す図である。
図6において、シャッター開始信号から実際にシャッター104が走行して撮像素子103の撮像領域の最初に露光が開始される領域(以下、最初のラインとする)を露光し始めるまでのタイムラグをT_ShutterResponseとする。また、撮像素子103の撮像領域の最初のラインを露光し始めてから最後に露光が開始される領域(以下、最後のラインとする)を露光し始めるまでの時間T_Runとする。なお、撮像素子103の全撮像領域を同時に露光開始させる場合、T_Run=0とすればよい。
フリッカー同期信号が生成されるタイミングt_Flickerは、フリッカー検出用の蓄積開始時を0msとしたとき以下の式(3)のようになる。
t_Flicker=t_peak−T_ShutterResponse−(T_Run+TVmax)/2+T×n ・・・(3)
ここで、フリッカー光源の光量変化周期Tとフリッカー検出用の蓄積開始時を0msとしたときのピークタイミングt_peakは、ステップS103で算出されている。nは自然数、TVmaxは、フリッカーの影響を低減させるシャッター制御を行うか否かの閾値となるシャッタースピードであり、予め設定されている。
シャッタースピードが1/100秒より遅い場合は、フリッカー光源の光量変化周期の1周期分以上の期間で露光を行うため、フリッカーの影響が少なくなる。また、露光を行う期間がフリッカー光源の光量変化周期の1周期分に満たないシャッタースピードであっても、露光を行う期間がフリッカー光源の光量変化周期の1周期分に近ければ比較的フリッカーの影響が少ないと考えられる。そこで、本実施形態では、シャッタースピードが8msよりも速い場合にフリッカーの影響を低減させるシャッター制御を行うものとし、TVmax=1/125(秒)とする。
また、カメラマイコン101は、フリッカー同期信号からシャッター104の走行開始を指示するシャッター開始信号までのウェイト時間(時間差)であるT_ShutterWaitを設定する。カメラマイコン101は、フリッカー光源の光量が所定値以上となるタイミングが撮像素子103の撮像領域の最初のラインの露光開始から最後のラインの露光終了までの期間の中心にくるように制御する。なお、フリッカー光源の光量が所定値以上となるタイミングは、測光対象からの光の所定期間内における光量変化が所定値未満となるタイミングに相当する。このとき、カメラマイコン101は、T_ShutterWaitをシャッタースピード毎に変更し、例えば、式(4)のようにT_ShutterWaitを設定する。
T_ShutterWait= (TVmax−TV)/2 ・・・(4)
(ただし、TV<1/125)
上記のようにT_ShutterWaitを設定することで、フリッカー光源の光量のピークのタイミングが撮像素子103の撮像領域の最初のラインの露光開始から最後のラインの露光終了までの期間の中心にくるように制御できる。すなわち、撮像素子103の撮像領域の最初に露光が開始される領域の露光開始から最後に露光が開始される領域の露光終了までの期間の中心となるタイミングが、測光対象からの光が所定の条件を満たすタイミングに合うように、シャッター制御を行う。シャッター制御を具体的に説明すると、シャッター104の状態を第1の状態から第2の状態へ変更させる動作を開始させる開始タイミング(シャッター開始信号の生成タイミングなど)を決定して、シャッター104を走行させる。
なお、図7は、T_ShutterWaitの値とシャッタースピードの値とを対応付けたテーブルを示す図であって、図7に示すようなテーブルをメモリ102などに予め記憶しておいてもよい。なお、基準信号が生成されるタイミングとシャッター走行の開始タイミングとの時間差に関する複数の情報を設定可能な複数の露光時間のいずれかと対応付けて予め記憶する構成であれば、テーブルでなくてもよい。また、基準となる露光時間に対応する、基準信号が生成されるタイミングとシャッター走行の開始タイミングとの時間差に関する情報を予め記憶しておき、設定された露光時間と基準となる露光時間との差に基づいて記憶された情報を補正して用いてもよい。
以上のように、ステップS103でフリッカー光源の光量のピークのタイミングを算出し、フリッカー同期信号の発生タイミングをフリッカー光源の光量のピークのタイミングに基づいて設定する例を説明した。しかしながら、フリッカー同期信号の発生タイミングをフリッカー光源の光量のボトムのタイミングに基づいて設定してもよい。なお、フリッカー光源の光量が所定値未満となるタイミングが撮像素子103の撮像領域の最初のラインの露光開始から最後のラインの露光終了までの期間の中心にくるように制御してもよいい。このとき、フリッカー光源の光量が所定値未満となるタイミングも、フリッカー光源の光量が所定値以上となるタイミングと同様に、測光対象からの光の所定期間内における光量変化が所定値未満となるタイミングに相当する。
その後、ステップS105で、カメラマイコン101は、ユーザにレリーズボタンが操作されて撮影動作の開始を指示するためのスイッチSW2がONされているか否かを判断する。スイッチSW2がONされていない場合は、ステップS101に戻り、ステップS101〜S104の一連の動作を繰り返すことで、フリッカー光源の光量変化周期とフリッカー光源の光量のピークのタイミングを最新のものに更新していく。ステップS101〜S104の一連の動作を、例えば100ms周期程度で繰り返し行えば、フリッカー光源の光量変化周期のゆらぎが±0,4Hz程度あっても、100msの間における光量変化周期のずれは最大で±0,4ms程度におさまる。そのため、いつスイッチSW2がONされたとしても、精度よくフリッカーの影響を低減させるシャッター制御を行うことができる。
なお、ステップS101〜S104の動作を同じように繰り返すのではなく、ステップS101で行う測光動作とステップS102〜S104で行うフリッカー検出動作とを異なる周期で行うようにしてもよい。前述したように、フリッカー検出動作は100ms程度の周期で十分であるが、被写体の輝度変化に対する応答性をよくするために測光動作をフリッカー検出動作の周期よりも短い周期、例えば50ms程度の周期で行うようにしてもよい。
スイッチSW2がONされている場合、ステップS106へ移行する。そして、ステップS106でカメラマイコン101は、SW2がONされてから最初のフリッカー同期信号に対して、決定されているシャッタースピードに応じたT_ShutterWaitだけ遅らせてシャッター開始信号を生成する。その後、生成されたシャッター開始信号に応じてシャッター104が駆動し、撮影が行われる。
以上のように、フリッカーの影響を低減させるシャッター制御として、フリッカー同期信号に対してシャッタースピードに応じたT_ShutterWaitだけシャッター開始信号を遅らせている。そのため、図6に示すように、シャッタースピードが1/1000秒のときでも、1/200秒のときでもフリッカー光源の光量のピークのタイミングが撮像素子103の撮像領域の最初のラインの露光開始から最後のラインの露光終了までの期間の中心にくる。このように、フリッカーの特徴点のタイミングに基づいて撮影タイミングを制御することにより、フリッカーの影響による1つの画像内における露出ムラを低減することができる。
なお、図6では、シャッター104の走行特性が直線(走行速度が一定)となる場合を説明したが、シャッターの走行特性が曲線(走行速度が変化)となる構成も考えられる。例えば、撮像素子の上から下に向かって走行するメカニカルシャッターの場合、シャッターの先幕、後幕はそれぞれ質量を持っているため、下に向かって動き始めると重力により徐々に加速していき、走行特性が曲線となる。図9は、シャッターの走行特性が直線となる場合の露光量と曲線となる場合の露光量を示している。図9(a)は、シャッターの走行特性が直線となる場合にフリッカー光源の光量が所定値以上となるタイミングが撮像素子の撮像領域の最初のラインの露光開始から最後のラインの露光終了までの期間の中心にくるように制御したときの露光量を示している。以下では、撮像素子の撮像領域の最初のラインを撮像素子の上端、撮像領域の最後のラインを撮像素子の下端、撮像領域の最初のラインと最後のラインの中間になるラインを撮像素子の中央とする。
図9(a)に示すように、シャッターの走行特性が直線となる場合、フリッカー光源の光量が所定値以上となるタイミングに撮像素子の中央の露光期間の中心である点Aを合わせることで、撮像素子の上端と下端で露光量が一致する。したがって、画像内の露出ムラは最小限に抑えられる。また、撮像素子の中央が露光量が最も大きくなるので、撮像素子の中央から上側への露光量の変化と中央から下側への露光量の変化は略等しくなる。
それに対して、図9(b)は、シャッターの走行特性が曲線となる場合にフリッカー光源の光量変化の少ないタイミングに撮像素子の中央の露光期間の中心である点Aを合わせる制御したときの露光量を示している。なお、図9(b)、(c)に示す例では、シャッターの先幕と後幕の走行特性は略等しく、走行特性の差異による露出ムラが画像に影響を与えない程度(露出差が所定値未満)であるものとする。
図9(b)に示すように、シャッターの走行特性が曲線の場合、シャッターが撮像素子の上端から中央まで走行するのに要する時間と、シャッターが撮像素子の中央から下端まで走行するのに要する時間とは異なる。そのため、撮像素子の中央が露光量が最も大きくなるが、撮像素子の上端と下端で露光量が一致せず、画像内の露出ムラが図9(a)に示す画像よりも大きくなる。そこで、シャッターの走行特性が曲線の場合、図9(c)で示すように撮影タイミングを制御する。図9(c)では、フリッカー光源の光量が所定値以上となるタイミングに、撮像素子の上端の露光期間の中心から撮像素子の下端の露光期間の中心までの期間の中心となるタイミングである点Bを合わせる制御を行っている。このよう制御を行うと、撮像素子の中央で露光量が最も大きくならないが、撮像素子の上端と下端で露光量が一致するため、画像内の露出ムラは最小に抑えることができる。
ここで、シャッターの走行特性が曲線の場合における、フリッカー光源の光量変化とフリッカー同期信号及びシャッター開始信号の発生タイミングとの関係を図10を用いて説明する。なお、図10では、フリッカー同期信号をフリッカー光源の光量が最大となるタイミングに同期させた例を示しているが、フリッカー同期信号をフリッカー光源の光量が最小となるタイミングに同期させてもよいし、その他の所定のタイミングに同期させてもよい。
前述したように、シャッターはシャッター開始信号を受けてすぐに走行を開始するわけではなく、実際の走行開始までのタイムラグT_ShutterResponseの後に走行を開始する。よって、点Bにフリッカー光源の光量変化の少ないタイミングが合うようにシャッターの走行タイミングを調整するには、フリッカー同期信号よりもT_ShutterResponseを考慮した分だけ前倒しでシャッター開始信号を出す必要がある。そこで図10に示す点S−点B間の時間を、予め設計値として撮像装置内部(メモリ102など)に記憶しておけばよい。もしくは、T_ShutterResponseは個体差を持つことも考えられるため、より正確に点Bをフリッカー光源の光量変化の少ないタイミングに合わせるためには、点S−点B間の時間を調整値として工場などで撮像装置に記憶しておけばよい。フリッカーの影響は、シャッタースピードが速いときの方が顕著に表れるため、例えばシャッターが動作可能な最高速度のシャッタースピードTV_Maxの場合の点S−点B間の時間を設計値、もしくは実測して調整値として記憶すればよい。調整する場合、シャッター開始信号を出した時刻点S、先幕が撮像素子の上端に到達した時刻点C、先幕が撮像素子の下端に到達した時刻点E、後幕が撮像素子の上端に到達した時刻点D、後幕が撮像素子の下端に到達した時刻点Fの5点の時刻を測定する。そして、測定した5点の時刻から、点S−点B間の時間SBは以下の式(5)から
Figure 0006537224
として計算できるので、計算されたこの値を撮像装置内部に記憶すればよい。ただし、実際の撮影時は、シャッタースピードはTV_Maxとは限らないため、TV_Maxより遅いシャッタースピードTVでフリッカー光源の光量変化の少ないタイミングに同期して撮影したい場合は、シャッタースピードの差の分だけ補正が必要である。フリッカー同期信号は、フリッカー光源の光量が最大となるタイミングに同期させているので、t_peak+(m×T)(mは任意の自然数)の時刻に出力される。フリッカー同期信号よりも時間SBとシャッタースピード分の補正だけ前倒しでシャッター走行開始信号を出せばよいので、シャッター開始信号を出すタイミング点Sは、時間SBと、撮影時のシャッター速度TVを使って以下の式(6)から求められる。
Figure 0006537224
なお、シャッターの走行特性は、重力の影響を受けるため、撮像装置の姿勢によって変化することが考えられる。これに対応するためには、時間SBは、撮像装置の姿勢毎に個別に持てばよく、例えば正位置での時間SB(正)、縦位置での時間SB(縦)、といったように個別に記憶する。実際の撮影時にシャッター開始信号を出すタイミング点Sを計算する際は、撮像装置が備える姿勢センサの出力から撮像装置の姿勢を検出し、対応する姿勢の時間SBの値を使えばよい。
また、ここまでは図10の点S−点B間の時間を調整値として記憶する例を説明したが、変形例として、図10の点S−点A間の時間を設計値、もしくは実測して調整値として撮像装置内部に記憶しておけばよい。調整する場合、先幕が撮像素子の中央に到達した時刻点G、後幕が撮像素子の中央に到達した時刻点Hの時刻を測定しておけば、以下の式(7)から
Figure 0006537224
時間SAを計算できる。時間SAを使用する際は、予めシャッターの走行特性から、図10の点A−点B間の時間を設計値、もしくは調整値Δとして撮像装置内部(メモリ102など)に記憶しておき、以下の式(8)から
Figure 0006537224
シャッター開始信号を出すタイミング点Sを計算すればよい。
撮影が終了したら、ステップS107でカメラマイコン101は、連続撮影(連写)が行われるか否かを判断する。なお、連続撮影が行われるか否かは、SW2がONされた状態が維持されているか否かに基づいて判断してもよいし、動作モードとして連続撮影モードが選択されている否かに基づいて判断してもよい。
連続撮影が行われない場合はS101に戻り、連続撮影が行われる場合はステップS108へ移行する。
ステップS108でカメラマイコン101は、フリッカーの有無を判断する。ここでは、ステップS103での判断結果を用いればよい。フリッカーがない場合はステップS109へ移行し、フリッカーがある場合はステップS110へ移行する。
ここで、連続撮影の駒間(連続撮影を行う際の撮影の合間)の動作シーケンスを図8を用いて説明する。図8は、連続撮影の駒間における測光センサ108及びICPU112の動作シーケンスを示す図であり、図8(a)はフリッカーがないとき、図8(b)はフリッカーがあるときをそれぞれ示している。ステップS109では、測光センサ108及びICPU112は図8(a)に示すように動作し、ステップS110では、測光センサ108及びICPU112は図8(a)に示すように動作する。
まず、フリッカーがないときの連続撮影の駒間における測光センサ108及びICPU112の動作シーケンスを図8(a)を用いて説明する。
撮影時に光束を撮像素子103へ導くためにミラーアップ状態となっていたハーフミラー105は、撮影後に光束を測光センサ108へ導くためにミラーダウン状態に移動する。ミラーアップ状態からミラーダウン状態に移動した直後には移動停止に伴う衝撃でハーフミラー105はバウンド(以下、ミラーバウンドとする)する。ミラーバウンドが収束しハーフミラー105が安定したミラーダウン状態になると、測光センサ108は、測光及び被写体追尾に用いる画像信号を得るための電荷の蓄積(以下、AE及び追尾用蓄積とする)及び画像信号の読み出しを行う。このAE及び追尾用蓄積に伴う画像信号の読み出しは、連続撮影の駒速(連写速度)速くするためには短い方が好ましい。そこで、測光センサ108にCCDを用いる場合には前述した画素加算読み出しを行い、CMOSを用いる場合には、前述した間引き読み出しを行う。そして、ICPU112は、得られた画像信号に基づいて被写体追尾に関わる演算(以下、追尾演算とする)及び測光演算を行う。
測光センサ108は、AE及び追尾用蓄積に伴う画像信号の読み出し後に被写体の顔検出に用いる画像信号を得るための電荷の蓄積(以下、顔検出用蓄積とする)及び画像信号の読み出しを行う。顔検出用蓄積に伴う画像信号の読み出しは、顔検出を精度よく行うために、AE及び追尾用蓄積に伴う画像信号の読み出しよりも、画素加算読み出しの画素加算数や間引き読み出しの間引きライン数を少なくする。本実施形態では、画素加算読み出しや間引き読み出しを行わず全画素読み出しを行うものとする。そして、ICPU112は、得られた画像信号に基づいて被写体の顔検出に関わる演算(以下、顔検出演算とする)を行う。顔検出演算の結果は次の追尾演算及び測光演算に用いられる。例えば、顔検出演算により検出された被写体の顔領域を追尾対象として追尾演算を行ったり、顔検出演算により検出された被写体の顔領域の重み付けを大きくして測光演算を行ったりする。
ここで、連続撮影の駒速(連写速度)を速くするために、顔検出用蓄積は、ICPU112による追尾演算及び測光演算と並行して行われることが好ましい。また、顔検出用蓄積に伴う画像信号の読み出しは、測光センサ108に光束が導かれていない状態で行ってもよいので、連続撮影の駒速(連写速度)を速くするために、ハーフミラー105をミラーアップ状態へ移動させている途中で行われることが好ましい。
そして、移動後のミラーバウンドが収束しハーフミラー105が安定したミラーアップ状態になると次の撮影(露光)を行う。
フリッカーがないときはSW2のON状態が解除されるまでこのような動作シーケンスで連続撮影を行う。すなわち、フリッカー検出用の電荷の蓄積及び画像信号の読み出し(以下、フリッカー検出用蓄積・読み出しとする)を行わず、新たにフリッカーを検出しないし、フリッカーの特徴点のタイミングを算出しない。
次に、フリッカーがあるときの連続撮影の駒間における測光センサ108及びICPU112の動作シーケンスを図8(b)を用いて説明する。
ミラーバウンドが収束しハーフミラー105が安定したミラーダウン状態になると、測光センサ108は、フリッカー検出用の電荷の蓄積及び画像信号の読み出し(以下、フリッカー検出用蓄積・読み出しとする)を行う。このフリッカー検出用蓄積・読み出しは、図2のステップS102で説明した方法と同様の方法で行う。
なお、連続撮影中に光源がフリッカー周波数の異なる別の光源に変化する可能性は低く、連続撮影中のフリッカー周波数の基準となる周波数は一定と考えてよい。そこで、フリッカー検出用の電荷の蓄積回数を、フリッカー光源の光量のピークのタイミングが算出できる回数であれば、図2のステップS102で行う回数より少なくしてもよい。例えば、フリッカー光源の光量のピークのタイミングの算出には、少なくともフリッカー光源の光量変化周期の1周期分に相当する蓄積回数があればよい。フリッカーの光量変化周期が約8,33msの場合は5回以上、約10msの場合は6回以上蓄積を行えばフリッカー光源の光量のピークのタイミングを精度よく算出することができる。以上のように、連続撮影の駒間では、フリッカー光源の光量のピークのタイミングを算出するための簡易的なフリッカー検出用蓄積を行うことで、連続撮影の駒速(連写速度)の低下を抑制できる。
そして、ICPU112は、得られた画像信号に基づいてフリッカー検出演算を行う。このフリッカー検出演算は、図2のステップS103で説明した方法と同様の方法で行う。なお、前述したように、連続撮影中のフリッカー周波数の基準となる周波数は一定と考えてよいので、ここでは、フリッカー光源の光量変化周期の判断は行わずに、フリッカー光源の光量のピークのタイミングだけ算出してもよい。このとき、検出結果のうち最新の検出結果が表すフリッカーの特徴点のタイミングを算出する。
フリッカー検出演算の終了後、カメラマイコン101は、フリッカー検出演算の検出結果に基づいてフリッカー同期信号を最新のものに更新する。すなわち、前の撮影の後に算出された最新のフリッカーの特徴点のタイミングに基づいて撮影タイミングを制御する。
測光センサ108は、フリッカー検出用蓄積・読み出しが終わるとAE及び追尾用蓄積及び画像信号の読み出しを行う。ここで、連続撮影の駒速(連写速度)を速くするために、AE及び追尾用蓄積は、ICPU112によるフリッカー検出演算と並行して行われることが好ましい。
以降に行う顔検出用蓄積や各種演算は、図8(a)を用いて説明したフリッカーがないときと同様のため説明は省略する。
測光演算の終了後、カメラマイコン101は、最新のフリッカー同期信号に対して、最新の測光演算の結果に基づいて決定されたシャッタースピードに応じたT_ShutterWaitだけ遅らせてシャッター開始信号を生成し、次の撮影を行う。
フリッカーがあるときはSW2のON状態が解除されるまでこのような動作シーケンスで連続撮影を行う。
以上のように、本発明によれば、商用電源周波数のゆらぎが多少あっても、連続撮影の駒間にフリッカー光源の光量のピークのタイミングを算出し、算出したピークのタイミングに合わせて各撮影を行うので、良好な画像を取得することができる。
なお、上記の実施形態では、ハーフミラー105を備え、連続撮影の駒間におけるハーフミラーがミラーダウン状態のときに測光センサ108による各種用途のための蓄積を行う例を説明したが、ハーフミラー105がない構成であっても構わない。その場合、測光センサ108がなくてもよく、撮像素子103で測光センサ108と同様の各種用途のための蓄積を行えばよい。
また、図8に示した測光センサ108による各種蓄積の順序は一例であり、異なる順序で各種蓄積を行ってもよい。
また、図8では、測光に用いる画像信号を得るための電荷の蓄積及び被写体追尾に用いる画像信号を得るための電荷の蓄積をまとめて1つの蓄積としているが、別々に蓄積を行う構成でも構わない。
また、被写体追尾や被写体の顔検出を行わない構成でもよく、連続撮影の駒間において、フリッカーがないときはフリッカー検出用蓄積を行わず、フリッカーがあるときはフリッカー検出用蓄積を行う構成であればよい。フリッカーがあるときはフリッカー検出用蓄積を行うため、フリッカーがないときと比べて連続撮影の駒速が低下することになるが、精度よくフリッカーの影響を低減させることができ、フリッカー光源下で撮影しても良好な画像を取得することができる。一方、フリッカーがないときはフリッカー検出用蓄積を行わないため、連続撮影の駒速を不必要に低下させることを防止できる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ本体
101 カメラマイコン
103 撮像素子
105 ハーフミラー
108 測光センサ
112 ICPU

Claims (11)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子を遮光する第1の状態と前記撮像素子を遮光しない第2の状態になるシャッターと、
    前記撮像素子の露光時間を設定する設定手段と、測光対象からの光の光量変化特性を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された光量変化特性に基づいて基準信号を繰り返し生成する生成手段と、
    基準となる露光時間に対応した、前記基準信号が生成されるタイミングと前記シャッターを前記第1の状態から前記第2の状態にする動作を開始させる開始タイミングとの時間差に関する第1の情報を記憶する記憶手段と、前記第1の情報に基づいて前記開始タイミングを決定する決定手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記基準となる露光時間と前記設定手段により設定された露光時間との差に基づいて前記第1の情報を補正して前記開始タイミングを決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記憶手段は、前記設定手段により設定可能な複数の露光時間のいずれかと対応付けされた、前記基準信号が生成されるタイミングと前記シャッターを前記第1の状態から前記第2の状態にする動作を開始させる開始タイミングとの時間差に関する第2の情報を記憶しており、
    前記決定手段は、前記設定手段により設定された露光時間に対応付けされた前記第2の情報に基づいて前記第1の情報を補正することで、前記開始タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記基準となる露光時間は、設定可能な最大の露光時間であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記決定手段は、前記設定手段により設定された露光時間が所定の露光時間よりも短い場合に前記第1の情報に基づいて前記開始タイミングを決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記決定手段は、前記撮像素子の撮像領域の最初に露光が開始される領域の露光開始から前記撮像素子の撮像領域の最後に露光が開始される領域の露光終了までの期間の中心となるタイミングが、前記測光対象からの光が所定の条件を満たすタイミングに合うように、前記開始タイミングを決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記決定手段は、前記撮像素子の撮像領域の最初に露光が開始される領域の露光期間の中心から前記撮像素子の撮像領域の最後に露光が開始される領域の露光期間の中心までの期間の中心となるタイミングが、前記測光対象からの光が所定の条件を満たすタイミングに合うように、前記開始タイミングを決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記決定手段は、前記撮像素子の撮像領域の中央の領域の露光期間の中心となるタイミングが、前記測光対象からの光が所定の条件を満たすタイミングに合うように、前記開始タイミングを決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記測光対象からの光が所定の条件を満たすタイミングは、前記測光対象からの光の所定期間内における光量変化が所定値未満となるタイミングであることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 撮像素子と、前記撮像素子を遮光する第1の状態と前記撮像素子を遮光しない第2の状態になるシャッターと、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子の露光時間を設定する設定ステップと、測光対象からの光の光量変化特性を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出された光量変化特性に基づいて基準信号を繰り返し生成する生成ステップと、基準となる露光時間に対応した、前記基準信号が生成されるタイミングと前記シャッターを前記第1の状態から前記第2の状態にする動作を開始させる開始タイミングとの時間差に関する第1の情報に基づいて、前記開始タイミングを決定する決定ステップと、を有し、
    前記決定ステップでは、前記基準となる露光時間と前記設定手段により設定された露光時間との差に基づいて前記第1の情報を補正して前記開始タイミングを決定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 請求項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. コンピュータに、請求項に記載された制御方法を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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