JP2009077057A - 撮像装置、撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明光源のフリッカに伴うシェーディングをなるべく目立たなくすることができる撮像装置等を提供する。
【解決手段】撮影レンズ1により結像された被写体光像を光電変換して画像信号を生成するXYアドレス走査型の撮像素子を備える撮像部2と、フリッカの有無を検出してフリッカが有ると判定した場合にはさらに明るさが最大となるタイミングとフリッカ周期とを検出するフリッカ検出部4と、明るさが最大となるタイミングが撮像素子による1フレームの露光期間の略中央の略中央に一致するようにかつフレーム周期がフリッカ周期と等しくなるように、撮像素子からの画像信号の読み出しを制御する撮像制御部11と、撮像制御部11により撮像部2から読み出された画像信号を表す画像をライブビュー表示する表示部7と、を備えた撮像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、XYアドレス走査型の撮像素子とライブビュー表示する表示部とを備える撮像装置と、その制御方法と、に関する。
被写体を照明する照明光源には、蛍光灯のようなフリッカを発生するタイプの照明光源が存在するが、フリッカが存在すると、CMOS撮像素子などのXYアドレス型の撮像素子を備える撮像装置によっていわゆる電子ローリングシャッタによる撮像を行ったときに、例えば低輝度の帯状の画像部分が発生する現象があることが知られている。
この現象について、図6を参照して説明する。図6は、XYアドレス型の撮像素子によりフリッカ周期よりも短い露光時間の撮像を行って画像信号を読み出すときのタイミングを示す線図である。ここに、図6(A)はフリッカ周期を、図6(B)はフリッカ周期に対する電子ローリングシャッタのタイミングを、それぞれ示している。
まず、フリッカが図6(A)に示すように、周期Tfで発生しているものとする。また、電子ローリングシャッタのフレーム周期はT0、各画素の露光時間がTe、全画素を読み出すのに要する読出期間がTrであるものとする。そして、今、各時間の関係が、
Te<Tf<Tr=T0
であるものとする。
このとき、明るさが最大となるタイミングをまたぐように露光を行った画素と、明るさが最小となるタイミングをまたぐように露光を行った画素とでは、同一の露光時間Teであっても露光量が図6(A)のハッチング部分に示すように異なるために、後者の画素は前者の画素に比べて低輝度となってしまう。そして、画素の読み出しをライン単位で行う場合には、このような低輝度部分が画面横方向の低輝度の帯状の画像部分となってしまう。
このような課題に対応する技術として、例えば特開2003−283930号公報には、フリッカを検出した場合にはシャッタ速度を照明光源のフリッカ周期に同期させることにより、フリッカによる輝度変動の影響を受けることのないようにする技術が記載されている。この技術について、図7を参照して説明する。図7はXYアドレス型の撮像素子によりフリッカ周期と同一の露光時間の撮像を行って画像信号を読み出すときのタイミングを示す線図である。ここに、図7(A)はフリッカ周期を、図7(B)はフリッカ周期に対する電子ローリングシャッタのタイミングを、それぞれ示している。
この図7に示す例においては、各時間の関係が、
Te=Tf<Tr=T0
となっている。露光時間Teはフリッカ周期Tfと同一であるために、時間Teだけ輝度を積分したものは、どの時点から露光を開始したかに依らず一定である。従って、フリッカによる輝度変動の影響を受けることなく、全ての画素が同一の露光量を得ることが可能である。
ただし、この技術では、シャッタ速度はフリッカ周期の整数倍であり、最小のシャッタ速度はフリッカ周期と同一になるために、明るい被写体を撮像する場合には、絞りを絞る等を行うことが必要になる。しかし、合焦位置の検出を行うためには絞りを開放にすることが望ましい(絞りを絞ると合焦位置を正確に検出するのが困難になる)ために、該公報にはさらに、絞りを絞る代わりに、測光データに基づいてゲインをマイナスに切り換える技術が記載されている。
また、特開2003−32551号公報には、CMOS撮像素子によりフリッカ光源下において電子フォーカルプレーンシャッタ動作を行う際に、各画素の露光時間を少なくとも2回に分けて設定し、これら複数の露光時間に基づく信号をフリッカの周期の半分だけずれたタイミングで別々に読み出して、その後に同時化して加算する固体撮像素子が記載されている。そして、これにより、高速の電子シャッタを切る際に発生するフリッカを大幅に軽減可能であるとしている。
特開2003−283930号公報 特開2003−32551号公報
しかしながら、上記特開2003−283930号公報に記載された技術では、明るい撮影レンズ(開放F値が小さい撮影レンズ)の場合には、ゲインを下げるだけでは被写体を適切な露光量で撮影することが難しい場合がある。特に、一眼レフレックスタイプのカメラに多いレンズ交換が可能なカメラであって、かつライブビューを行うタイプのカメラの場合には、交換の対象となる全ての撮影レンズに対応しなければならず、交換レンズの中には開放F値が1.4といったような明るい撮影レンズも含まれていることがあり得るために、現実的には露光時間をフリッカ周期よりも短くせざるを得ず、フリッカにより発生するシェーディングを防止することは難しい。そして、フリッカに起因して発生する低輝度の帯状の画像部分が画像内を移動すると、画像を観察するときに目立つために、この移動も解決すべき課題となっている。
また、上記特開2003−32551号公報に記載されたような技術では、回路が複雑になると共に、露光時間が分断されることになるために、得られる画像が不自然なものになってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、照明光源のフリッカに伴うシェーディングをなるべく目立たなくすることができる撮像装置、撮像装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1の発明による撮像装置は、撮影レンズと、この撮影レンズにより結像された被写体光像を光電変換して画像信号を生成するXYアドレス走査型の撮像素子と、被写体がフリッカを有する照明光源により照明されているか否かを検出するとともにフリッカを有する照明光源により照明されていると検出した場合にはさらに被写体の明るさが最大となるタイミングとフリッカ周期とを検出するフリッカ検出部と、上記被写体の明るさが最大となるタイミングが上記撮像素子による1フレームの露光期間の略中央に一致するようにかつフレーム周期が上記フリッカ周期と等しくなるように上記撮像素子からの画像信号の読み出しを制御する撮像制御部と、上記撮像制御部により上記撮像素子から読み出された画像信号を表す画像をライブビュー表示する表示部と、を具備したものである。
また、第2の発明による撮像装置は、上記第1の発明による撮像装置において、上記撮像制御部が、上記被写体の明るさが最大となるタイミングが上記撮像素子から1フレームの画像信号を読み出す期間の略中央に一致するようにすることにより、該被写体の明るさが最大となるタイミングが該撮像素子による1フレームの露光期間の略中央に一致するように制御するものである。
さらに、第3の発明による撮像装置は、上記第2の発明による撮像装置において、上記撮像制御部が、上記撮像素子による1フレームの露光期間が上記フリッカ周期よりも短くなるようにさらに制御するものである。
第4の発明による撮像装置は、上記第3の発明による撮像装置において、上記撮像制御部が、上記画像信号の読出周期が上記フレーム周期よりも短くなるようにさらに制御するものである。
第5の発明による撮像装置は、上記第4の発明による撮像装置において、上記撮像制御部が、上記撮像素子による1画素の露光時間が(フリッカ周期−読出周期)/2以下となるようにさらに制御するものである。
第6の発明による撮像装置は、上記第1の発明による撮像装置において、上記撮影レンズが、絞りを有して構成されたものであり、上記撮像制御部は、絞りを開放にする条件の下で、上記制御を行うものである。
第7の発明による撮像装置は、上記第6の発明による撮像装置において、上記撮影レンズが、撮像装置本体に着脱可能かつ交換可能となるように構成されたものであり、上記撮像制御部は、装着されている撮影レンズの絞りを開放にする条件の下で、上記制御を行うものである。
第8の発明による撮像装置は、上記第1の発明による撮像装置において、上記撮像素子から読み出した画像信号のフリッカに起因するシェーディングを補正するためのシェーディング補正部をさらに具備したものである。
第9の発明による撮像装置の制御方法は、撮影レンズにより結像された被写体光像を光電変換して画像信号を生成するXYアドレス走査型の撮像素子と、上記撮像素子から読み出された画像信号を表す画像をライブビュー表示する表示部と、を備える撮像装置の制御方法であって、被写体がフリッカを有する照明光源により照明されているか否かを判定し、フリッカを有する照明光源により照明されていると判定した場合にはさらに被写体の明るさが最大となるタイミングとフリッカ周期とを検出し、上記被写体の明るさが最大となるタイミングが上記撮像素子による1フレームの露光期間の略中央に一致するようにかつフレーム周期が上記フリッカ周期と等しくなるように上記撮像素子からの画像信号の読み出しを制御する方法である。
本発明の撮像装置、撮像装置の制御方法によれば、照明光源のフリッカに伴うシェーディングをなるべく目立たなくすることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図5は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は撮像装置の構成を示すブロック図、図2は撮像装置の作用を示すフローチャート、図3は、XYアドレス型の撮像素子により撮像を行って画像信号を読み出すときのタイミングを示す線図であり、図3(A)はフリッカ周期を、図3(B)はフリッカ周期に対する電子ローリングシャッタのライン読出タイミングを、それぞれ示している。図4はフリッカ周期と電子ローリングシャッタとのタイミング関係を示す図であり、図4(A)はフリッカ周期を、図4(B)は電子ローリングシャッタを、それぞれ示している。図5はシェーディング補正部によるシェーディング補正の様子を示す図であり、図5(A)は補正前を、図5(B)は補正後を、それぞれ示している。
図1に示すように、この撮像装置は、撮影レンズ1と、撮像部2と、露出検出部3と、フリッカ検出部4と、カメラ制御部5と、画像処理部6と、表示部7と、メモリカード8と、カメラ操作部9と、を備えている。
撮影レンズ1は、被写体光像を結像するための撮像光学系である。この撮影レンズ1は、絞りを含んで構成されていて、撮像装置本体に対して着脱可能かつ交換可能に構成されているものとする。
撮像部2は、この撮影レンズ1により結像された被写体光像を光電変換して画像信号を生成するXYアドレス走査型の撮像素子を含んで構成されたものである。さらに、この撮像部2には、撮像素子からの画像信号を増幅する増幅部も設けられていて、カメラ制御部5により設定されたゲインに応じて、増幅率を制御するようになっている。
露出検出部3は、撮像部2から得られる画像信号に基づいて、被写体の輝度を検出するものである。
フリッカ検出部4は、被写体がフリッカを有する照明光源により照明されているか否かを検出するとともに、フリッカを有する照明光源により照明されていると検出した場合にはさらに被写体の明るさが最大となるタイミングとフリッカ周期とを検出するものである。なお、ここではフリッカ検出部4を露出検出部3とは別個に設けたが、露出検出部3がフリッカ検出部4の機能を兼ね備えるように構成しても構わない。
カメラ制御部5は、この撮像装置全体を統括的に制御するためのものであり、撮像制御部11を備えて構成されている。ここに、撮像制御部11は、撮像部2の撮像素子の露光時間や撮像素子からの画像信号の読み出しを制御するものであり、その制御の詳細については後述する。
画像処理部6は、撮像部2から出力される画像信号に各種の画像処理を施すものである。この画像処理部6は、画像信号にシェーディング補正を施すためのシェーディング補正部12を備えて構成されている。
表示部7は、画像処理部6により処理された画像信号を表す画像を表示するものであり、静止画の表示を行うこともできるとともに、さらに撮像部2により取得されている画像をリアルタイムに表示するライブビュー表示も行うことができるようになっている。
メモリカード8は、画像処理部6により処理された画像信号を記録するための記録媒体である。
次に、図2を参照して、撮像装置の作用について説明する。この図2においては、主として、ライブビューを行っているときの動作について記載しており、動作の主体は主にカメラ制御部5である。
この処理を開始すると、まず、ライブビューを開始する(ステップS1)。このときには撮影レンズ1の絞りは開放であるものとする。
そして、フリッカ検出部4によりフリッカが検出されているか否かを判定する(ステップS2)。ここで、フリッカが検出されていないと判定された場合には、通常のライブビュー制御を行う(ステップS3)。
また、ステップS2において、フリッカが検出されていると判定された場合には、露出検出部3から得られる被写体輝度情報に基づき露出を確認し(ステップS4)、フリッカ周波数をf(Hz)としたときに、絞りを開放にしたままでも1/f(秒)(ここに、1/fは後述するフリッカ周期Tfに等しい)以上の露光時間を設定可能であるか否かを判定する(ステップS5)。なお、この判定は、現在装着されている撮影レンズ1の絞りを開放にする条件の下で行うために、撮影レンズ1が交換された場合には、そのときに装着されている撮影レンズ1の絞りを開放にする条件下で判定することになる。
ここで、1/f(秒)以上の露光時間を設定可能であると判定した場合には、露光時間をn/f(秒)(ここに、nは自然数)、つまり1/f(秒)の自然数倍に設定して、フリッカ周期の影響が画像に現れないようにする(ステップS6)。
一方、ステップS5において、1/f(秒)以上の露光時間を設定することは不可能であると判定した場合には、フリッカ周期とフレーム周期T0とを一致させると共に、露光時間(シャッタ速度)Teを後述するように短く設定する(ステップS7)。
そして、最も光量の多い部分が読み出しレートの中央になるように、撮像制御部11が、ライン読み出しタイミングの位相を変更する(ステップS8)。
その後、この状態で読み出されたフレーム画像にシェーディング補正を行う(ステップS9)。
こうして、ステップS3、ステップS6、またはステップS9の処理を行ったら、次に、カメラ操作部9からレリーズ動作が行われたか否かを判定し(ステップS10)、行われていない場合にはステップS2へ戻って上述したような動作を繰り返して行う。
一方、ステップS10において、レリーズ動作が行われたと判定された場合には、画像の撮影、画像処理、メモリカード8への記録などの一連の処理を行う(ステップS11)。
その後、撮影が終了したか否かを判定して(ステップS12)、終了していないと判定した場合にはステップS2へ戻って上述したような動作を繰り返して行い、一方、終了したと判定した場合にはこの処理を終了する。
次に、図3および図4を参照して、上述したステップS7およびステップS8の処理の詳細について説明する。
この図3において、フリッカ周期をTf、フレーム周期をT0、全画素を読み出すのに要する読出期間をTrとしているのは図6および図7を参照して上述した例と同様である。さらに、図4において、各画素の露光時間(電子シャッタ速度)をTeとしているのも同様である。
このとき、撮像制御部11は、ステップS7の処理において、図3に示すように、フリッカ周期Tfをフレーム周期T0と一致させている(つまり、Tf=T0)。また、撮像制御部11は、図3に示すように、読出周期Trがフレーム周期Tfよりも短くなるように制御している。さらに、撮像制御部11は、図4に示すように、各画素の露光時間Teがなるべく短くなるようにしている。より具体的には、
Tr+2×Te≦Tf
つまり、
Te≦(Tf−Tr)/2
となるようにしている。なお、図4を見れば分かるように、1フレームの露光期間はTr+Teであるが、上記不等式から、Tr+Te≦Tf−Te<Tfであるために、1フレームの露光期間がフリッカ周期Tfよりも短くなるように制御していることが分かる。
そして、露出検出部3から得られる被写体の輝度では、この露光時間Teの条件を満たすことが難しい場合には、カメラ制御部5は、撮像部2に含まれる増幅部によりゲインアップを行わせてでも、この条件が満たされるようにしている。
さらに、ステップS8の処理により、図3(A)に示す輝度変化を示すフリッカにおいて、撮像制御部11は、フリッカ検出部4により検出された被写体の明るさが最大となるタイミングが、撮像部2の撮像素子から1フレームの画像信号を読み出す期間の中央に一致するように(ライン単位で読み出す場合には、中央のラインの読み出しタイミングが、被写体の明るさが最大となるタイミングに一致するように)している。
これは、フレーム画像の中央部の輝度が高く、上端部および下端部の輝度が低くなるようにしていることを意味する。すなわち、ライン単位で時間t順に読み出される各ラインの輝度が、図5(A)に示すようになることを意味している。
これにより、画面の中央部に低輝度の帯状の画像部分が発生することはなく、かつフリッカ周期とフレーム周期が一致しているために、低輝度部分や高輝度部分が画面内を移動することもない。
そして、ステップS9の処理において、画像処理部6のシェーディング補正部12が、図5(A)に示すように得られる画像信号にシェーディング補正処理を施すことにより、図5(B)に示すような画面内でほぼ均等な輝度が得られるようにしている。このとき、フリッカに起因する画像中の輝度の変動が図5(A)に示すような上に凸の形状のみとなり、(複数のフリッカ周期にまたがらないために)下に凸の形状が含まれるような複雑な形状とはならないために、このシェーディング補正処理を簡単にすることが可能となる。
なお、上述では、中央のラインのライン読出タイミングがフリッカにより変動する輝度のピークのタイミングに一致するように制御したが、これはフレーム画像を得る際に読出タイミングを一定にする制御を容易に行うことができるためである。
しかし、制御上の困難さを度外視するとすれば、中央のラインの露光期間の中央のタイミング(画素単位の読出を行う場合には、中央の画素の露光期間の中央のタイミング)(つまり、1フレームの露光期間の中央のタイミング)が、フリッカにより変動する輝度のピークのタイミング(被写体の明るさが最大となるタイミング)に一致するように制御すると良い。
あるいは、中央のラインの露光開始タイミングがフリッカにより変動する輝度のピークのタイミングに一致するように制御しても構わない。
また、上述では撮像装置についてを主として説明したが、これに限らず、同様の技術を撮像装置の制御方法として適用しても構わない。
このような実施形態1によれば、フレーム周期がフリッカ周期と等しくなるように制御しているために、フリッカに起因する低輝度部分や高輝度部分が画像内を移動することがない。
さらに、被写体の明るさが最大となるタイミングが、撮像素子から1フレームの画像信号を読み出す期間の略中央に一致するようにしているために、最も重要な被写体が位置する可能性が高い画像の中央部分を、最も明るい画像が得られる部分とすることができる(すなわち、画像の中央部分に低輝度の帯が発生することがない)。
その後に、シェーディング補正を行っているために、フリッカの影響をほぼ排除して、画面内が均一な輝度の画像を得ることができる。
そして、1画素の露光時間が(フリッカ周期−読出周期)/2以下となるようにしているために、1フレームの露光が複数のフリッカ周期にまたがるのを防止することができ、シェーディング補正の処理を簡単にすることが可能となる。
加えて、絞りを開放にして制御を行っているために、焦点検出等も高い精度で行うことが可能となる。
また、低速のシャッタ速度を設定可能である場合には、フリッカ周期の整数倍の露光時間を設定するようにしているために、従来と同様にフリッカを防止することができる。
さらに、撮影レンズ1が交換されて絞り開放値が変化したとしても、装着されている撮影レンズ1の絞りを開放にする条件の下で、上述したような制御を行うようにしているために、絞りを絞ることなくフリッカの影響を低減したライブビューを行うことが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明の実施形態1における撮像装置の構成を示すブロック図。 上記実施形態1における撮像装置の作用を示すフローチャート。 上記実施形態1において、XYアドレス型の撮像素子により撮像を行って画像信号を読み出すときのタイミングを示す線図。 上記実施形態1におけるフリッカ周期と電子ローリングシャッタとのタイミング関係を示す図。 上記実施形態1のシェーディング補正部によるシェーディング補正の様子を示す図。 従来において、XYアドレス型の撮像素子によりフリッカ周期よりも短い露光時間の撮像を行って画像信号を読み出すときのタイミングを示す線図。 従来において、XYアドレス型の撮像素子によりフリッカ周期と同一の露光時間の撮像を行って画像信号を読み出すときのタイミングを示す線図。
符号の説明
1…撮影レンズ
2…撮像部
3…露出検出部
4…フリッカ検出部
5…カメラ制御部
6…画像処理部
7…表示部
8…メモリカード
9…カメラ操作部
11…撮像制御部
12…シェーディング補正部

Claims (9)

  1. 撮影レンズと、
    この撮影レンズにより結像された被写体光像を光電変換して画像信号を生成するXYアドレス走査型の撮像素子と、
    被写体がフリッカを有する照明光源により照明されているか否かを検出するとともに、フリッカを有する照明光源により照明されていると検出した場合にはさらに被写体の明るさが最大となるタイミングとフリッカ周期とを検出するフリッカ検出部と、
    上記被写体の明るさが最大となるタイミングが上記撮像素子による1フレームの露光期間の略中央に一致するように、かつフレーム周期が上記フリッカ周期と等しくなるように、上記撮像素子からの画像信号の読み出しを制御する撮像制御部と、
    上記撮像制御部により上記撮像素子から読み出された画像信号を表す画像をライブビュー表示する表示部と、
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記撮像制御部は、上記被写体の明るさが最大となるタイミングが上記撮像素子から1フレームの画像信号を読み出す期間の略中央に一致するようにすることにより、該被写体の明るさが最大となるタイミングが該撮像素子による1フレームの露光期間の略中央に一致するように制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記撮像制御部は、上記撮像素子による1フレームの露光期間が上記フリッカ周期よりも短くなるようにさらに制御するものであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 上記撮像制御部は、上記画像信号の読出周期が上記フレーム周期よりも短くなるようにさらに制御するものであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 上記撮像制御部は、上記撮像素子による1画素の露光時間が、(フリッカ周期−読出周期)/2以下となるようにさらに制御するものであることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 上記撮影レンズは、絞りを有して構成されたものであり、
    上記撮像制御部は、絞りを開放にする条件の下で、上記制御を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 上記撮影レンズは、撮像装置本体に着脱可能かつ交換可能となるように構成されたものであり、
    上記撮像制御部は、装着されている撮影レンズの絞りを開放にする条件の下で、上記制御を行うものであることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 上記撮像素子から読み出した画像信号のフリッカに起因するシェーディングを補正するためのシェーディング補正部をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 撮影レンズにより結像された被写体光像を光電変換して画像信号を生成するXYアドレス走査型の撮像素子と、上記撮像素子から読み出された画像信号を表す画像をライブビュー表示する表示部と、を備える撮像装置の制御方法であって、
    被写体がフリッカを有する照明光源により照明されているか否かを判定し、
    フリッカを有する照明光源により照明されていると判定した場合には、さらに被写体の明るさが最大となるタイミングとフリッカ周期とを検出し、
    上記被写体の明るさが最大となるタイミングが上記撮像素子による1フレームの露光期間の略中央に一致するように、かつフレーム周期が上記フリッカ周期と等しくなるように、上記撮像素子からの画像信号の読み出しを制御する、
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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