JP6536782B2 - 穀物共同乾燥調製施設における荷受管理システム - Google Patents

穀物共同乾燥調製施設における荷受管理システム Download PDF

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Description

本発明は、農家の穀粒(籾)を荷受して半乾燥までを行う複数のサテライト施設と、該複数のサテライト施設の中央に設置して、半乾燥の籾を受けて本乾燥までを行うターミナル施設と、を備えた穀物共同乾燥調製施設における荷受管理システムに関するものである。
従来から、農家から持ち込まれた籾を荷受して半乾燥までを分担して行う複数のサテライト施設と、該複数のサテライト施設の中央に設置して、半乾燥された籾を荷受して本乾燥までを分担して行うターミナル施設とを備えた穀物共同乾燥調製施設が知られている(例えば、特許文献1参照)。この穀物共同乾燥調製施設は、農家が収穫後の籾を直接ターミナル施設に持ち込むのではなく、農家の近隣に設置されたサテライト施設に持ち込んで半乾燥を行い、次いで、時期をみて半乾燥された籾をターミナル施設に搬入して本乾燥を行うため、多くの農家が一カ所に集中して交通が渋滞するなどの問題がなく、品位劣化の問題が生じず、また、荷受け作業を効率化することができるなどの様々な利点がある。
ここで、サテライト施設に持ち込まれた籾は、荷受時に一部を試料(サンプル籾)として採取し、自主検定装置にかけて農家への払い渡し金の精算などに利用される。しかし、通常、サテライト施設側には自主検定装置が設置されていないため、サテライト施設で採取したサンプル籾を、管理者が自家用車などを利用して、自主検定装置が設置されたターミナル施設側へ搬入する作業が行われている(例えば、特許文献1の第5ページ右欄上から3行目〜6行目および第2図参照)。
この場合、サテライト施設とターミナル施設との距離が近い場合は一日に何度も往復してサンプル籾を搬入することが可能であるが、サテライト施設とターミナル施設との距離が10km〜30km程度離れている場合は、せいぜい一日一往復してサンプル籾を搬入するのが限度である。すなわち、サンプル籾をターミナル施設側に毎日搬入することが非効率であることから、実際はある程度の荷口数がまとまった段階で(2〜3日後に)サンプル籾をターミナル施設に搬入することが行われている(このとき、サンプル籾は品位が劣化するので、これを防止するため乾燥処理が行われている。)。
つまり、上記特許文献1記載の穀物共同乾燥調製施設では、サテライト施設に農家から籾が持ち込まれて、荷受が完了した場合であっても、サンプル籾をサテライト施設からターミナル施設に搬入し、その後、ターミナル施設のデータコンピュータに荷受データを入力しない限り、当日荷受けした荷受データが更新されない問題があった。したがって、複数の穀物共同乾燥調製施設を管理・管轄する農業協同組合(通称:農協,愛称:JA、以下、「農協」という。)の本所などでは、どの穀物共同乾燥調製施設にどれだけ集荷されているかの正確な荷受データを得るため、各穀物共同乾燥調製施設のターミナル施設やサテライト施設に対して都度問い合わせするなどの煩雑な事務作業を行い、手作業で集計していた。
また、農家がサテライト施設に穀粒を持ち込む際に、その施設の荷受量に余裕がない場合に、他の施設に持ち込めるか否かの確認についても、各施設に都度問い合わせするなどして手作業による確認が行われていた。
特許第3362735号公報
本発明は上記問題点にかんがみ、複数の穀物共同乾燥調製施設を管理・管轄している農協など管理者が荷受スケジュール管理や集荷目標管理の作業負担を軽減することのできる荷受管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、農家から持ち込まれた穀粒を荷受して半乾燥までを行う複数のサテライト施設と、該複数のサテライト施設にて半乾燥された穀粒を荷受して本乾燥までを行うターミナル施設と、前記複数のサテライト施設に設置される荷受データ収集用のデータ収録装置と、前記ターミナル施設に設置される自主検定データ収集用のデータ収録装置と、前記各データ収録装置と通信可能に配置されて各データを蓄積するサーバとを備えた穀物共同乾燥調製施設の荷受管理システムであって、前記サーバは、前記サテライト施設で荷受した穀粒の荷受データと前記ターミナル施設で荷受した穀粒の自主検定データとを照合し、前記荷受けデータと前記自主検定データとを統合した統合データベースを作成するものであり、
前記サーバには、農家から持ち込まれる穀粒をいずれの施設で受け入れるかを管理する荷受スケジュール管理プログラムが組み込まれ、
該荷受スケジュール管理プログラムは、当該施設の収容可能重量と当該施設の現時点の荷受重量とから受け入れ可能重量を演算し、該受け入れ可能重量が所定値未満の場合には、受け入れ可能重量に余裕のある他の施設へ荷受の振り替えを表示するという技術的手段を講じた。
さらに、前記サーバには、あらかじめ設定した集荷目標にどれだけ到達したかを管理する集荷目標管理プログラムを組み込み、該集荷目標管理プログラムが、あらかじめ設定した集荷目標と全ての施設の荷受重量の総計とから現在の集荷目標達成度を演算・表示するとともに、該集荷目標達成度が所定値以上の場合には、特定箇所のサテライト施設の荷受の中止を表示するよう実行させるとよい。
本発明によれば、複数のサテライト施設に設置される荷受データ収集用のデータ収録装置と、ターミナル施設に設置される自主検定データ収集用のデータ収録装置と、各データ収録装置と通信可能に配置されて荷受データ及び自主検定データを蓄積するサーバとを備え、該サーバが、生産者氏名、IDコード又は荷受番号などのデータから前記サテライト施設で荷受した穀粒の荷受データと前記ターミナル施設で荷受した穀粒の自主検定データとを照合し、前記荷受けデータと前記自主検定データとを統合した統合データベースを作成するものであるから、サンプル籾がサテライト施設からターミナル施設に移送されていない場合でも、サテライト施設で荷受したときの荷受データがリアルタイムでサーバに記録・蓄積され、どの穀物共同乾燥調製施設に穀粒がどれだけ集荷されているかの正確なデータを把握することが可能となる。
そしてサーバには、農家から持ち込まれる穀粒をいずれの施設で受け入れるかを管理する荷受スケジュール管理プログラムが組み込まれており、該荷受スケジュール管理プログラムを起動することで、当該施設の収容可能重量と当該施設の現時点の荷受重量とから受け入れ可能重量を演算・表示されるとともに、該受け入れ可能重量が所定値未満の場合には、受け入れ可能重量に余裕のある他の施設へ荷受の振り替えが表示されるので、管理者は手作業によることなく、穀物共同乾燥調製施設の設置地域内における荷受を計画的に実行することができる利点がある。
さらに、サーバには、あらかじめ設定した集荷目標にどれだけ到達したかを管理する集荷目標管理プログラムを組み込まれており、該集荷目標管理プログラムを起動することで、あらかじめ設定した集荷目標と全ての施設の荷受重量の総計とから現在の集荷目標達成度を演算・表示されるとともに、該集荷目標達成度が所定値以上の場合には、特定箇所のサテライト施設の荷受の中止が表示されるので、あらかじめ設定した集荷目標に対して、どれだけ集荷目標に到達したかをリアルタイムで知ることができる。
また、集荷目標到達度の値が高い収穫の終期においては、特定箇所のサテライト施設を間引いて稼働させる指示を出すことで、施設全体での燃料代や電気代等のランニングコスト及び人件費を削減することが可能となり、経済的な稼働計画を設定することができる利点がある。
本発明の実施形態に係る荷受管理システムを示すブロック図である。 荷受管理システムのクラウドサーバ内部のブロック図である。 サテライト施設での荷受データをファイルサーバに蓄積するときの基本的なデータベース構成である。 ターミナル施設での荷受データをファイルサーバに蓄積するときの基本的なデータベース構成である。 サテライト施設とターミナル施設との統合データベースである。 荷受管理システムを起動する際の初期画面である。 荷受管理システムにおける荷受スケジュール管理のプログラムを立ち上げた画面である。 荷受管理システムにおける集荷目標管理のプログラムを立ち上げた画面である。 荷受スケジュール管理の動作を示すフローチャートである。 集荷目標管理の動作を示すフローチャートである。
図1は本発明の実施形態に係る荷受管理システムを示すブロック図である。一般的に、市町村単位の地域を管轄する農協では、複数の穀物共同乾燥調製施設CEを管理しており、例えば、図1のブロック図では、A地区及びB地区にそれぞれ建設・施工した計二カ所の穀物共同乾燥調製施設CEを管理することを想定している。このような穀物共同乾燥調製施設CEには、農家から持ち込まれる籾の荷受から半乾燥までを行う複数のサテライト施設S1,S2…と、該複数のサテライト施設S1,S2…の中央に設置して、半乾燥の籾を受けて本乾燥までを行うターミナル施設T1,T2とがそれぞれ備えられている。
前記サテライト施設S1の構成は、主として農家から持ち込まれる生籾を受ける荷受ホッパ11、粗選機(図示せず)、荷受計量機12からなる荷受部13と、複数の通風乾燥機14からなる貯留乾燥部15と、前記荷受計量機12からの荷受データ(穀粒の重量値・水分値・所有者コード及び品種等)を取得するデータ収録装置16aとから形成されている。このほか、A地区のサテライト施設S2及びB地区のサテライト施設S3,S4もほぼ同様の構成となっているが、前記データ収録装置16についてのみ、b〜dの添え字をつけて他のサテライト施設のデータ収録装置と区別をしている。
一方、前記ターミナル施設T1の構成は、サテライト施設S1…からトラックTrなどで持ち込まれた籾を受ける荷受部21と、穀物を貯留する貯留ビン22と、穀物を循環させながら所定水分に乾燥する乾燥機23と、乾燥済の穀物を貯留する複数のサイロ24…と、間隙サイロに配置した循環型の乾燥機(図示せず)と、乾燥済の穀物の籾摺・精選・計量を行う調製機25とにより主要部が形成される。そして、荷受部21の近傍において、サテライト施設S1…から持ち込まれたサンプル籾を所定水分値まで乾燥するテストドライヤー26と、乾燥済のサンプル籾を脱ぷ処理して整粒と屑粒とに分別し、各重量値から歩留率を算出する自主検定装置27と、自主検定装置27からの穀粒を取り出して光学的に品位などを算出する穀粒判別器28と、光学的に食味値などを算出する食味測定器29とを備え、さらに、自主検定装置27からの自主検定データ(籾、玄米、整粒及び屑粒の重量値・歩留率・所有者コード及び品種等)、穀粒判別機28からの品位データ(整粒、屑粒、着色粒の重量値等)及び食味測定器29からの食味データ(食味値等)を取得するデータ収録装置30aが設置されている。このほか、B地区のターミナル施設T2もほぼ同様の構成となっていて、前記データ収録装置30についてのみ、bの添え字をつけて他のターミナル施設のデータ収録装置と区別をしている。
図1に示すように、荷受管理システム1は、インターネット2を介しサテライト施設におけるサンプル籾の荷受データを送信するデータ収録装置16a,16b,16c,16dと、ターミナル施設におけるサンプル籾の自主検定データ,品位データ及び食味データを送信するデータ収録装置30a,30bと、前記データ収録装置16….30…からのデータを記録・蓄積するクラウドサーバ5と、農協の本所などに設置され、前記クラウドサーバ5に記録・蓄積されたデータの閲覧・編集を行う管理者用のクライアント用コンピュータ6と、農協の支所や現場において携帯して閲覧ができる閲覧用の複数のタブレット端末7とを備えている。該タブレット端末7はノート型の汎用パーソナルコンピュータであってもよい。
前記クラウドサーバ5は、外部の端末と情報の送受信を行うWEBサーバ3と、各種データを蓄積してデータベースとして機能させるファイルサーバ4と、前記クライアント用コンピュータ6やタブレット端末にインストールが必要なアプリケーションを配信するためのアプリケーションサーバ8など汎用的な基本機能を備えたものである。
図2は、本実施形態に係る荷受管理システム1を構成するクラウドサーバ5の内部構造が示されている。クラウドサーバ5は、中央演算処理装置(CPU)40と、該CPU40の作業領域としてデータの読み書きのできる第1記憶媒体(RAM)41と、前記CPU40で実行される基本的なプログラムを記録する読み出し専用の第2記憶媒体(ROM)42と、ハードディスク装置や不揮発性のフラッシュメモリ装置からなる第3の記憶媒体43と、キーボードやマウス等の入力装置44と、ディスプレイ等の表示装置45と、データの入出力に関する入出力インターフェース46とを備えて構成される。
なお、前記クライアント用コンピュータ6及び前記タブレット端末7の内部構成についても、図2とほぼ同様の構成であるが、コンピュータからのデータの出力装置として紙媒体へ印字を行うプリンタを接続するのがよい。また、前記タブレット端末7は、前記キーボードやマウス等の入力装置44の機能が表示装置45でのタッチパネルであることを除いてはほぼ同様の構成である。
図3には、データ収録装置16a,16b,16c,16dにより取得されるサテライト施設での荷受データをファイルサーバ4に蓄積するときの基本的なデータベース構成を示し、図4には、データ収録装置30a,30bにより取得されるターミナル施設での荷受データをファイルサーバ4に蓄積するときの基本的なデータベース構成を示す。
荷受データとしては、図3に図示するように、サテライト施設(この例では1号ライスセンタ(RC))で荷受したときの生産者氏名、IDコード、品種名、品種コード、荷受月日、荷受番号、荷受重量、水分及びサンプル籾の重量などのデータがデータベースとして構築される。一方、ターミナル施設に搬入されたサンプル籾から得られるデータとしては、図4に図示するように、サンプル籾(1号ライスセンタ(RC)から搬入されたことを表示)の生産者氏名、IDコード、荷受番号、サンプル籾の重量、精品重量、屑重量、精品歩合、屑歩合、品位及び食味値などのデータがデータベースとして構築される。このとき、穀粒判別機28で測定される他のデータとして、サンプル中の整粒、未熟粒、被害粒、胴割粒、死米及び着色粒の各割合が表示されるようにしてもよいし、食味測定器29で測定される他のデータとして、タンパク、アミロース及び脂肪酸の各成分割合が表示されるようにしてもよい。
図5は、サテライト施設とターミナル施設との統合データベースである。この統合データベースでは、サテライト施設で荷受したときの生産者氏名、IDコード、荷受月日、荷受番号及びサンプル籾の重量と、ターミナル施設に移送して荷受するときの生産者氏名、IDコード、荷受番号、サンプル籾の重量とが一致するか否かを照合し、各データの値が一致したときに、サテライト施設とターミナル施設とを統合する統合データベースが構築されるようになっている。
図5に示す統合データベースでは、サンプル籾がサテライト施設からターミナル施設に搬入(移送)されていない場合でも、サテライト施設で荷受したときの生産者氏名、IDコード、品種名、品種コード、荷受月日、荷受番号、荷受重量、水分及びサンプル籾の重量データは、荷受データとしてリアルタイムでファイルサーバ4に記録・蓄積されるようになっている。
次に、本発明の実施形態に係る荷受管理システム1の機能構成を、クライアント用コンピュータ6及び複数のタブレット端末7に表示される画面表示例を参照してその手順と一緒に説明する。
クライアント用コンピュータ6及び複数のタブレット端末7では、アプリケーションサーバ8から荷受管理システムを読み込むことができ、このプログラムを実行すると図6に示す初期画面100が表示され、起動ボタン101をクリックしてしばらくすると、ログイン画面102が表示される。ログイン画面102ではユーザID入力枠103及びパスワード入力枠104に、あらかじめ登録されている文字列を入力し、ログインボタン105を押すことで、システム1にアクセスすることができる。
図7は荷受管理システムにおける荷受スケジュール管理のプログラムを立ち上げた画面である。図9は荷受スケジュール管理の動作を示すフローチャートである。図7及び図9を参照して荷受スケジュール管理の動作について説明する。
図7の初期画面200を起動させ、次いで、左欄にあるメインメニュー201の荷受スケジュール202をクリックすると、スケジュール用データベース203が立ち上がる(図9のS001)。そして、農協などの管理者は、あらかじめデータベース203に各サテライト施設(1号〜4号RCなど)及び各ターミナル施設(CEなど)の籾の収容可能量204を登録する(図9のS002)。
次に、日付入力欄205に今日の日付を入力すると、各サテライト施設(1号〜4号RCなど)及び各ターミナル施設(CEなど)の現時点の荷受重量206が、荷受データベース(図3参照)から自動的に取得される(図9のS003)。
そして、前記収容可能量204から現時点の荷受重量206を減算するなどの演算処理が行われ、その結果、推定受け入れ可能重量207及び受け入れの残割合208が演算・表示される(図9のS004)。
次に、前記受け入れの残割合208の数値が、例えば、20%未満か否かを判断し(図9のS005)、受け入れの残割合208の数値が20%未満の場合は、図7のメッセージ表示部209にメッセージを表示する(図9のS006)。このメッセージとしては、例えば、「本日は、A地区の3号RCの荷受に余裕はありますが、2号RCは余裕が少なくなっています。3号RCの荷受を優先する荷受スケジュールを計画してください。」等の表示がなされる。
そうすると、農協の本所などで荷受管理を行っている職員は、2号RCの近隣の農家に対して、当日の収穫前に「本日の荷受は、2号RCの荷受に余裕がないので、3号RCにて荷受を行ってください。」などと受け入れ施設の変更を指示・指導することとなる(図9のS007)。ここで、農協から農家への受け入れ施設変更の指示・指導は、農家の家に直接電話したり、農家が所有する携帯電話へ音声通話したり、農家の所有する携帯電話へEメール送信をしたりする連絡方法を活用することができる。
次に、農協から農家への受け入れ施設変更の指示・指導を行ったか否かアラーム解除ボタン210を押したか否かで判断し(図9のS008)、アラーム解除ボタン210を押した場合にはアラーム表示が解除とともに、荷受の振り分け処理が完了したことになり(図9のS009)、荷受管理プログラムが終了することになる(図9のS010)。
以上のように、農協などの管理者は、本発明の実施形態に係る荷受管理システム1を利用することにより、穀物共同乾燥調製施設CEの設置地域内における当日の荷受を計画的に実行することができる。
なお、図7の符号211は「前週」タブであり、符号212は「今週」タブ209であり、符号213は「次週」タブであり、符号214は「次々週」タブである。これらは週単位のスケジュール作成用のタブであって、荷受件数や荷受重量をあらかじめ予測して将来の荷受計画をスケジューリングしたり、前年度など過去の荷受実績から荷受計画をスケジューリングしたりすることが可能となっている。
次に、図8及び図10を参照して集荷目標管理の動作について説明する。図8は荷受管理システムにおける集荷目標管理のプログラムを立ち上げた画面であり、図10は集荷目標管理の動作を示すフローチャートである。
図8の初期画面200を起動させ、次いで、左欄にあるメインメニュー201の集荷目標管理220をクリックすると、スケジュール用データベース203が立ち上がる(図10のS101)。そして、メインメニュー201には、収穫年度入力欄222や、農協などが収穫前にあらかじめ決定した集荷目標入力欄223が配置されていて、集荷目標入力欄223は、米を重量単位で入力することができる重量入力部223bとしたり、米を俵の単位で入力することができる俵単位入力部223aとしたりすることができる。
そして、農協などの管理者が、収穫年度と収穫目標とを各入力欄に入力し(図10のS102)、次いで、日付入力欄205に今日の日付を入力すると、農協の管轄(例えば、A地区とB地区)の全てのサテライト施設(1号〜4号RCなど)及び全てのターミナル施設(CEなど)における現時点の荷受重量206が、統合データベース(図5参照)から自動的に取得される(図10のS103)。
次に、A地区及びB地区の全てのサテライト施設や全てのターミナル施設の荷受重量の総計227が演算・表示され(図10のS104)、さらに、前記集荷目標入力欄223に入力した集荷目標値と前記荷受重量の総計227とから現在の集荷目標達成度が演算されるとともに、この数値が集荷目標到達度表示部221に表示される(図10のS105)。
図8に示す例では、集荷目標到達度表示部221に表示された集荷目標達成度が「7.8%」であるから、現在は収穫の初期段階であることが分かり、複数のターミナル施設やサテライト施設に都度問い合わせする必要がなく、集荷目標にどれだけ到達したかがリアルタイムで知ることができるのである。
引き続き処理される集荷目標管理プログラムでは、集荷目標到達度の値が、例えば、80%以上か否かが判断される(図10のS106)。この集荷目標到達度の値が80%以上となっている状況は、収穫も終期段階となっている時期と判断される。そこで、全てのサテライト施設が稼働している状況から、特定箇所のサテライト施設を間引いて稼働させる目的で、特定箇所のサテライト施設の荷受を中止するメッセージを表示する(図10のS107)。図8の例では、データベース203に次回の荷受予定欄228を設け、次回の荷受予定を中止するサテライト施設(この例では2号RC)に対して中止と表示させている。
この場合、図9のS007の処理と同様に、農協の本所などで荷受管理を行っている職員が、2号RCの近隣の農家に対し、他のサテライト施設に荷受を振り分ける処理を行う(図10のS108)。そうすると、特定箇所のサテライト施設の稼働が停止されるので、集荷目標となる100%に到達する期間は多少長引いてしまうが、施設全体の経費を考慮すれば、燃料代や電気代等のランニングコスト及び人件費を削減することが可能となる。以上の荷受の振り分け処理が終了すると、集荷目標管理も終了することになる(図10のS109)。
なお、図8のメインメニュー201内に配置される検索プログラム224は、生産者氏名、IDコード、荷受番号などのデータの入力により処理状況等が検索できるものであり、統計プログラム225は、データ収録装置により収集された穀粒判別機で測定されたデータや、食味測定器で測定されたデータや、品種ごとに荷受した統計データを、棒グラフ、円グラフ、レーダーチャート等に表すことができるものであり、精算金管理プログラム226は、生産者氏名、IDコード、荷受番号などのデータの入力により農家への払い渡し金の精算等の状況が照会できるものである。
以上のように、本発明の実施形態の荷受管理システム1を利用することにより、農協などがあらかじめ設定した集荷目標に対して、どれだけ集荷目標に到達したかをリアルタイムで知ることができる。
また、集荷目標到達度の値が80%以上となる収穫の終期段階においては、特定箇所のサテライト施設を間引いて稼働させる指示が出せるため、施設全体での燃料代や電気代等のランニングコスト及び人件費を削減することが可能となり、経済的な稼働計画を設定することができる利点がある。
本発明の荷受管理システムは、穀物共同乾燥調製施設の分野や、精米工場の分野や、食品加工工場の分野などで適用することができる。
1 荷受管理システム
2 インターネット
3 WEBサーバ
4 ファイルサーバ
5 クラウドサーバ
6 クライアントコンピュータ
7 タブレット端末
8 アプリケーションサーバ
11 荷受ホッパ
12 荷受計量機
13 荷受部
14 通風乾燥機
15 貯留乾燥部
16 データ収録装置
21 荷受部
22 貯留ビン
23 乾燥機
24 サイロ
25 調製機
26 テストドライヤー
27 自主検定装置
28 穀粒判別機
29 食味測定器
30 データ収録装置
40 中央演算処理装置(CPU)
41 第1記憶媒体(RAM)
42 第2記憶媒体(ROM)
43 第3記憶媒体
44 入力装置
45 表示装置
46 入出力インターフェース
CE 穀物共同乾燥調製施設
S サテライト施設
T ターミナル施設

Claims (2)

  1. 農家から持ち込まれた穀粒を荷受して半乾燥までを行う複数のサテライト施設と、該複数のサテライト施設にて半乾燥された穀粒を荷受して本乾燥までを行うターミナル施設と、前記複数のサテライト施設に設置される荷受データ収集用のデータ収録装置と、前記ターミナル施設に設置される自主検定データ収集用のデータ収録装置と、前記各データ収録装置と通信可能に配置されて各データを蓄積するサーバとを備えた穀物共同乾燥調製施設の荷受管理システムであって、
    前記サーバは、前記サテライト施設の荷受データと前記ターミナル施設の自主検定データとを照合し、前記荷受けデータと前記自主検定データとを統合した統合データベースを作成するものであり、
    前記サーバには、農家から持ち込まれる穀粒をいずれの施設で受け入れるかを管理する荷受スケジュール管理プログラムが組み込まれ、
    該荷受スケジュール管理プログラムは、当該施設の収容可能重量と当該施設の現時点の荷受重量とから受け入れ可能重量を演算し、該受け入れ可能重量が所定値未満の場合には、受け入れ可能重量に余裕のある他の施設へ荷受の振り替えを表示することを特徴とする穀物共同乾燥調製施設の荷受管理システム。
  2. 農家から持ち込まれた穀粒を荷受して半乾燥までを行う複数のサテライト施設と、該複数のサテライト施設にて半乾燥された穀粒を荷受して本乾燥までを行うターミナル施設と、前記複数のサテライト施設に設置される荷受データ収集用のデータ収録装置と、前記ターミナル施設に設置される自主検定データ収集用のデータ収録装置と、前記各データ収録装置と通信可能に配置されて各データを蓄積するサーバとを備えた穀物共同乾燥調製施設の荷受管理システムであって、
    前記サーバは、前記サテライト施設の荷受データと前記ターミナル施設の自主検定データとを照合し、前記荷受けデータと前記自主検定データとを統合した統合データベースを作成するものであり、
    前記サーバには、あらかじめ設定した集荷目標にどれだけ到達したかを管理する集荷目標管理プログラムが組み込まれており、
    該集荷目標管理プログラムは、あらかじめ設定した集荷目標と全ての施設の荷受重量の総計とから現在の集荷目標達成度を演算・表示するとともに、該集荷目標達成度が所定値以上の場合には、特定箇所のサテライト施設の荷受の中止を表示することを特徴とする穀物共同乾燥調製施設の荷受管理システム。
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