JP6536511B2 - フィルタープレス用ろ布 - Google Patents
フィルタープレス用ろ布 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6536511B2 JP6536511B2 JP2016149170A JP2016149170A JP6536511B2 JP 6536511 B2 JP6536511 B2 JP 6536511B2 JP 2016149170 A JP2016149170 A JP 2016149170A JP 2016149170 A JP2016149170 A JP 2016149170A JP 6536511 B2 JP6536511 B2 JP 6536511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- liquid supply
- filter cloth
- supply plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
従来のフィルタープレスの給液板は、例えば、ろ板と圧搾ろ板の間に一対のろ布を昇降自在に吊設し、それぞれのろ布に押え板をボルトで締付けてボルトの頭部を付き合わせ、給液板をろ布に止着する構造のフィルタープレスが特許文献1に開示されている。
給液板を収納して保持する袋状のポケットを備え、
ポケットは上部に開口を有し側面と底部から形成され、
ポケットの上端縁を一対のろ布間でろ布に連結して吊り下げたことで、給液板を容易に着脱でき、脱水ケーキを排出するためにろ布を開いても、ポケットが袋状のためろ布の連結部に負荷が掛かりにくくなる。また、ポケットの側面に給液板の原液通路と対応する側孔を有し、ろ布の通孔と原液通路、側孔が連通することで、ポケットに収納した給液板を通してろ過室に原液を供給することができる。
給液板はろ布に連結したポケットに収納して装着するため、取り外しが容易となり、フィルタープレスからろ布を取り外すことなく給液板のみ交換することができる。
給液板のポケットの上端縁をろ布に連結することで、一対のろ布間で形成した脱水ケーキを排出する際に、一対のろ布を大きく開くことが可能で、脱水ケーキを排出しやすくなる。そして、ろ布は連結部近傍まで反転させることができるため、給液板の下方で形成される脱水ケーキを排出する際には、ろ布の反転に余裕があり、連結部に負荷がかかりにくい。
一対のろ布1の上端を合着して袋部2を形成するとともに、ろ布1の下端にもそれぞれ袋部3を形成する。上端の袋部2と下端の袋部3にそれぞれ上部ろ布芯金4と下部ろ布芯金5を挿通する。ろ布1の上部中央に開口した通孔6に給液板8の原液通路7を合わせて、一対のろ布1、1間に給液板8を狭持している。給液板8の原液通路7から分岐してろ布1、1間に形成したろ過室に原液を供給する給液路9を設けている。
給液板8の中央やや上方には原液通路7が前後の面にわたって貫通しており、原液通路7から下方に分岐して給液路9を設けている。給液路9は給液板8の中央内部を縦断して下端まで貫通している。
給液板8の底面は、接触したろ布1が破損しないようにテーパ状に構成している。
ポケット15は、PP等の合成繊維を編み込んで袋状に形成したもので、一対のろ布1、1間に配置する。ポケット15上部の開口から内部に給液板8を挿入し、ポケット15底面で支持することで、ろ布1、1間に給液板8を保持する。
ポケット15の側面中央には、給液板8の原液通路7と対応する側孔16が設けられ、給液板8をポケット15に挿入した際には、原液通路7とろ布1の通孔6、ポケット15の側孔16が連通する。
ポケット15は、底部又は側面を適宜縫合して袋状に形成する。
一対のろ布1、1間で、ろ布1に開口する通孔6と、ポケット15の側孔16が連通する位置にポケット15を配置し、ろ布1とポケット15を連結する。ろ布1、1間にポケット15を連結することで、給液板8の着脱が容易となる。
また、ポケット15は上端縁18をろ布1と連結し、吊り下げるようにしてポケット15を配置する。一対のろ布1の一方と連結するポケット15の上端縁18を連結部19a、一対のろ布1、1の他方と連結するポケット15の上端縁18を連結部19bとする。
ポケット15の側面及び底面には、収納した給液板8を支持できれば、切り欠きを形成してもよい。切り欠きからポケット15内に堆積した原液が排出され、ろ板のシール不良を防止できる。
一対のろ布1、1間に設けたポケット15は、上端縁18の連結部19aを一方のろ布1に、連結部19bを他方のろ布1に連結している。
図7では、ポケット15の上端縁18の全周が、何れか一方のろ布1と連結している。ポケット15の上端縁18より下方の側面は、ろ布1と離接自在に構成する。
従って、脱水ケーキ排出時に、ろ布1は連結部19a、19b近傍まで反転させることができるため、給液板8の下方で形成される脱水ケーキを排出する際には、ろ布1の反転に余裕があり、連結部19a、19bに負荷がかかりにくい。
なお、本実施例では、ポケット15の上端縁18が一対のろ布1、1の両方に連結されているが、何れか一方のろ布1に上端縁18を連結すればその効果が得られる。
図8は、図5のA−A断面斜視図で、図7とは異なる実施形態を示す。ポケット15の上端縁18は連結部19a、19bの両側方を連結せずに、一対のろ布1、1と離接自在な構成としている。すなわち、ポケット15の上端縁18にマチ20を設け、ろ布1の開閉方向に開きやすくしている。マチ20を設けることでポケット15を大きく開くことができるため、給液板8が容易に着脱できるようになる。また、一対のろ布1、1もマチ20の分だけ大きく開くことができる。マチ20の長さを給液板8の厚みに合わせると、給液板8を収納した際にズレが生じにくくなる。
他の実施例1における一対のろ布1、1間に設けるポケット15は、給液板8と同様の形状で、上端縁18を円弧状に形成する。ポケット15とろ布1は、上端縁18の最も高い位置と、上端縁18の最も低い位置の一部を連結する。もしくは、円弧状の上端縁18に沿って、上端縁18全部を連結してもよい。
このように、給液板8と同様の形状の上端縁18を円弧状に形成したポケット15を用いることで、脱水のためにろ板10を閉板した際に、ろ板10と給液板8の隙間から原液が漏れるのを防止する。
また、上端縁18はろ布と連結され、連結部19a、19bの下端の高さからポケット15を開くことができるため、ポケット15に給液板8を挿入する際には、給液板8の上部が連結部19a、19bの下端から上方に突出し、給液板8の着脱が容易に行える。
6 通孔
7 原液通路
8 給液板
9 給液路
10 ろ板
14 ろ過室
15 ポケット
16 側孔
17 底孔
18 上端縁
19a、19b 連結部
20 マチ
Claims (3)
- ろ板(10、10)間に吊設した一対のろ布(1、1)間に給液板(8)を狭持し、ろ布(1、1)間に形成したろ過室(14)に原液を供給して脱水するフィルタープレス用ろ布において、
給液板(8)を収納して保持する袋状のポケット(15)を備え、
ポケット(15)は上部に開口を有し側面と底部から形成され、
ポケット(15)の上端縁(18)を一対のろ布(1、1)間でろ布(1)に連結して吊り下げると共に、
ポケット(15)の側面に給液板(8)の原液通路(7)と対応する側孔(16)を有し、ろ布(1)の通孔(6)と原液通路(7)、側孔(16)が連通することを特徴とするフィルタープレス用ろ布。
- 前記ポケット(15)の上端縁(18)は、
一対のろ布(1、1)の一方に連結する連結部(19a)と、一対のろ布(1、1)の他方に連結する連結部(19b)を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタープレス用ろ布。 - 前記連結部(19a、19b)の両側方に、一対のろ布(1、1)と離接自在なマチ(20)を形成する
ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタープレス用ろ布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016149170A JP6536511B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | フィルタープレス用ろ布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016149170A JP6536511B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | フィルタープレス用ろ布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018015732A JP2018015732A (ja) | 2018-02-01 |
JP6536511B2 true JP6536511B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=61079050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016149170A Active JP6536511B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | フィルタープレス用ろ布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6536511B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7037376B2 (ja) * | 2018-01-31 | 2022-03-16 | 日立造船株式会社 | 濾布ユニットおよびフィルタプレス装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943206B2 (ja) * | 1981-07-16 | 1984-10-20 | 株式会社 栗田機械製作所 | フイルタプレスの原液供給板 |
JPS591363B2 (ja) * | 1981-09-04 | 1984-01-11 | 株式会社 栗田機械製作所 | フイルタプレスにおける「ろ」布に対する原液供給板の取付構造 |
JP4192764B2 (ja) * | 2003-11-11 | 2008-12-10 | 株式会社石垣 | フイルタープレスの原液供給板並びに原液供給方法 |
JP5817991B2 (ja) * | 2011-10-19 | 2015-11-18 | Jfeスチール株式会社 | フィルタプレス式脱水機用フィルタ |
FI20135500A (fi) * | 2013-05-13 | 2014-11-14 | Metso Fabrics Oy | Suodatinelementti, menetelmä sen valmistamiseksi ja käyttö |
JP6032559B2 (ja) * | 2013-10-01 | 2016-11-30 | 株式会社石垣 | フィルタープレスにおける原液の供給装置 |
-
2016
- 2016-07-29 JP JP2016149170A patent/JP6536511B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018015732A (ja) | 2018-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI507239B (zh) | Filter cloth walking filter press filter cloth hanging device and filter cloth walking filter press | |
US3347383A (en) | Filter press | |
CN102099303A (zh) | 抽吸式过滤浓缩装置 | |
JP6536511B2 (ja) | フィルタープレス用ろ布 | |
JP6032559B2 (ja) | フィルタープレスにおける原液の供給装置 | |
JP2005138064A (ja) | 濾過装置および該濾過装置に用いられる濾過袋 | |
JP5585887B2 (ja) | ろ布走行型フィルタープレスにおける付着ろ布の引き剥し装置 | |
US5514275A (en) | Smooth wall filter vessel and liner | |
KR101255624B1 (ko) | 필터프레스 여과판에 장착되는 분리형 여과포 | |
WO2012127676A1 (ja) | フィルタプレス脱水機 | |
JP5585888B2 (ja) | ろ布走行型フィルタープレスにおける付着ろ布の引き剥し装置 | |
JP5410219B2 (ja) | フィルタプレス脱水機 | |
JP2014094319A (ja) | フィルタプレスの濾布洗浄装置 | |
JP4192778B2 (ja) | フイルタープレス | |
KR200320055Y1 (ko) | 필터프레스의 여과판에 있어서, 여과포의 장착구조 | |
JP2011067798A (ja) | フィルタプレス脱水機 | |
JP2565955Y2 (ja) | フイルタプレスにおける原液の供給装置 | |
JP2014094320A (ja) | フィルタプレスにおける排水案内構造 | |
JP6080113B2 (ja) | フィルタープレスのろ布走行機構 | |
JP5907478B2 (ja) | フィルタープレスのろ布吊設装置 | |
JPH06304415A (ja) | 逆洗可能なフイルター装置及び該フイルターの逆洗方法 | |
JP2001137617A (ja) | 濾過装置 | |
US2351332A (en) | Liquid straining device | |
US2761567A (en) | Filter press | |
JP4192764B2 (ja) | フイルタープレスの原液供給板並びに原液供給方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190320 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6536511 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |