JP6534644B2 - ブリスターパック - Google Patents

ブリスターパック Download PDF

Info

Publication number
JP6534644B2
JP6534644B2 JP2016189054A JP2016189054A JP6534644B2 JP 6534644 B2 JP6534644 B2 JP 6534644B2 JP 2016189054 A JP2016189054 A JP 2016189054A JP 2016189054 A JP2016189054 A JP 2016189054A JP 6534644 B2 JP6534644 B2 JP 6534644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
tube
blister pack
stool
sampling tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016189054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018052535A (ja
Inventor
哲也 二階堂
哲也 二階堂
智広 山本
智広 山本
豊仁 市村
豊仁 市村
誠 長倉
誠 長倉
正晴 中澤
正晴 中澤
虎幸 田畑
虎幸 田畑
Original Assignee
株式会社町田予防衛生研究所
バイオテック株式会社
東京パック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社町田予防衛生研究所, バイオテック株式会社, 東京パック株式会社 filed Critical 株式会社町田予防衛生研究所
Priority to JP2016189054A priority Critical patent/JP6534644B2/ja
Publication of JP2018052535A publication Critical patent/JP2018052535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6534644B2 publication Critical patent/JP6534644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)

Description

本発明はブリスターパックに関し、特に、例えば便試料を内部に保持した採便管の輸送用のものとして好適に用いられるブリスターパックに関する。
一般に、例えば免疫学的便潜血検査などの便検査を行う場合には、例えば便試料を採取するために用いられる採便管が検査センター(検査機関)において専用のチャック付き袋等の輸送用袋に入れられた状態で被検験者に発送され、被検者自身によって採便された後、輸送用袋および採便管に名前等が記入されて検査センターに返送されるシステムが利用されている。このようなシステムが利用されることは、例えば特許文献1に記載されている。
そして、検査センターにおいては、返送された輸送用袋の記載内容等が確認、登録された後、検査員によって輸送用袋から採便管が取り出され、検査機にかけられて各種検査が行われる。
特開2004−125408号公報
しかしながら、採便管の輸送に際して、従来の専用チャック付きの輸送用袋等による包装形態が用いられるのでは、輸送用袋内での採便管の向きが一定にならない。このため、輸送用袋から採便管を取り出すためには、人手に頼るしかないのが現状であって、採便管の取り出し工程の自動化を図ることが困難である、という問題があった。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、収納された物品を容易に取り出すことができ、特に採便管の輸送用のものとして構成された場合において、便試料の検査を行うに際しての採便管の取り出し工程の自動化を図ることが容易なブリスターパックを提供することを目的とする。
本発明のブリスターパックは、樹脂シートの成形品よりなり、一方のケースを当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースに嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成するブリスターパックであって、
内部に収納される物品が採便管であって、
前記一方のケースに、前記採便管を当該採便管の長手方向の一端側に前記折り曲げ部が位置される姿勢で受容して保持する採便管収容凹部が形成され、当該採便管収容凹部の内面には、収容される採便管の管軸方向にのみ延びる係合用凹溝が形成されており、
前記他方のケースには、当該採便管収容凹部の開口形状に適合する枠状の凸部が形成されており、当該凸部の外周面に、前記係合用凹溝に係合される係合用突条が形成されており、
前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方が、当該一方のケースと当該他方のケースが係合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して、前記折り曲げ部に連続していることを特徴とする。
本発明のブリスターパックにおいては、前記湾曲部の曲率半径が、開状態における前記一方のケースに対する前記他方のケースの開き角が45°〜90°に維持される大きさとされていることが好ましい。
本発明のブリスターパックにおいては、前記一方のケースおよび前記他方のケースは、外周における少なくとも開閉端側の位置にフランジ部分を有しており、
当該一方のケースおよび当該他方のケースの少なくとも一方のケースにおけるフランジ部分が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において外方に向かって拡開するよう傾斜した構成とされていることが好ましい。
このような構成のものにおいては、前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方のケースのフランジ部分の内面に、突起部が形成された構成とされていることがさらに好ましい。
さらにまた、本発明のブリスターパックにおいては、前記採便管は、外形形状が管軸方向における一端部と他端部とで互いに異なるものであって、
前記物品収納空間は、前記採便管の一端部および他端部の少なくとも一方の端部の外形形状に適合する空間形状を有する構成とされていることが好ましい。
さらにまた、本発明のブリスターパックにおいては、前記一方のケースに、前記採便管を受容して保持する採便管収容凹部が形成されており、当該採便管収容凹部には、当該採便管収容凹部に採便管が保持された状態において、当該採便管収容凹部の壁面と採便管の外周面との間に空間を形成する膨出部を有する構成とされていることが好ましい。
さらにまた、本発明のブリスターパックにおいては、前記採便管に保持された便試料の色と補色の関係にある色の有色透明のものとして構成されていることが好ましい。
本発明のブリスターパックによれば、当該ブリスターパックを開状態とした際に、湾曲部のバネ性によって、一方のケースが他方のケースに対して所定の大きさの角度で開いた状態を維持することができるため、収納された物品を容易に取り出すことの状態を得ることができる。また、一方のケースと他方のケースとの係合状態を完全に解除しなくても、一方のケースが他方のケースに対して相対的に跳ね上がるように開くため、容易に開状態とすることができる。
従って、採便管の輸送用のものとして構成されている場合には、採便管に保持された便試料の検査を行うに際しての採便管の取り出し工程の自動化を図ることが容易となる。
本発明のブリスターパックに係る採便管用ブリスターパックの一例における構成を示す平面側斜視図である。 図1に示す採便管用ブリスターパックが開状態とされた状態を示す平面側斜視図である。 図1に示す採便管用ブリスターパックを展開した状態で示す平面側斜視図である。 図1に示す採便管用ブリスターパックにおける本体部の構成を示す平面図である。 採便管が図1に示す採便管用ブリスターパックに収納された状態における、折り曲げ部側の端部構造を示す断面図である。 採便管が図1に示す採便管用ブリスターパックに収納された状態における、開閉端側の端部構造を示す断面図である。 図1に示す採便管用ブリスターパックの折り曲げ部の構造を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明のブリスターパックは、樹脂シートの成形品よりなり、一方のケースと当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースとを嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成する、いわゆる「クラムシェル型」のブリスターパックであって、一方のケースおよび他方のケースの少なくとも一方が、2つのケースが嵌合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して折り曲げ部に連続する構成とされている。
本発明のブリスターパックは、一方のケースが他方のケースに対して開閉自在に構成されており、例えば物品の輸送用のものとして用いられる。収納される物品は、特に限定されるものではないが、本発明のブリスターパックは、例えば、便試料を内部に保持する採便管の輸送用のものとして好適に用いられる。
図1は、本発明のブリスターパックに係る採便管用ブリスターパックの一例における構成を示す平面側斜視図である。図2は、図1に示す採便管用ブリスターパックが開状態とされた状態を示す平面側斜視図である。図3は、図1に示す採便管用ブリスターパックを展開した状態で示す平面側斜視図である。図4は、図1に示す採便管用ブリスターパックにおける本体部の構成を示す平面図である。
この採便管用ブリスターパック10は、樹脂シートを例えば真空成形または圧空成形することによって得られる成形品よりなり、一方のケースである本体部11と、他方のケースである蓋部30とが折り曲げ部40を介して一体に連結されて構成されている。この採便管用ブリスターパック10は、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態(閉状態)において、平面視で略長方形状の形態を有している。
樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂などの透明な熱可塑性樹脂からなるシートを用いることができる。透明な樹脂シートが用いられることにより、採便管50が内部に収容されているか否かを外部から視認することができる。特に、ブリスターパックが採便管用のものである場合には、採便管50に保持された便試料の色と補色の関係にある色、例えば緑色または青色などの有色透明な樹脂シートが用いられることが好ましい。一般に、採便管50は透光性を有するものであるため、ブリスターパックが有色透明であることにより、便試料本来の色とは異なる色、例えば黒色(混色)に見えるようにすることができる。
また、樹脂シートの厚みは、例えば0.2〜0.3mmであることが好ましい。
本体部11は、一の採便管50を受容して保持する採便管収容凹部20と、採便管収容凹部20の開口端縁の全周にわたって外方に延出するフランジ部15とを有する。
この例の採便管ブリスターパック10において収納される採便管50は、外形形状が管軸方向における一端部と他端部とで互いに異なるものであって、一端が開口すると共に他端が例えば半球面状に閉塞された円筒状の採便管本体51と、採便管本体51の開口部に着脱可能に装着された円筒状のキャップ52とにより構成されている。
採便管収容凹部20は、板状空間を形成する第一凹部21と、この第一凹部21の底面側に段部23を介して連続する第二凹部22とを有する。
第一凹部21の内面には、収容される採便管50の管軸方向(以下、「長さ方向」という。)に延びる係合用凹溝24が形成されている。具体的には、係合用凹溝24は、第一凹部21を画成する互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁の内面の各々に、例えば開口面に対して平行に長さ方向に延びるよう形成されている。
第二凹部22は、採便管50の一端部および他端部の少なくとも一方の端部の外形形状に適合する空間形状を有する。この例においては、第二凹部22は、長さ方向における一端側部分が採便管50のキャップ52の外形形状に適合する空間形状を有すると共に他端側部分が採便管50の採便管本体51の外形形状に適合する空間形状を有する。すなわち、この採便管用ブリスターパック10においては、採便管50が、採便管本体部分が第二凹部22の他端側である折り曲げ部側(以下、「連結端側」という。)に位置される姿勢で、第二凹部22内に収容される。従って、図5に示すように、第二凹部22における連結端側の端壁の内面および底壁の内面が、採便管本体51の他端部に係る球面に沿った形状を有している。また、図6に示すように、第二凹部22における一端側(以下、「開閉端側」という。)の端壁の内面および底壁の内面が、それぞれキャップ52の一端面および一端部の外周面に沿った形状を有している。
また、第二凹部22は、当該第二凹部22に採便管50が保持された状態において、第二凹部22の壁面と採便管50の外周面との間に空間Sを形成する膨出部26を有する。具体的には、第二凹部22を画成する互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁の各々における長さ方向中央部分に膨出部26が互いに対向して形成されている。膨出部26を有することにより形成される空間Sは、便試料の検査を行うに際しての採便管50の取り出し工程を自動化するに際して、採便管取り出し用治具の挿入用空間として利用することができる。
また、第二凹部22を画成する互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁の内面の各々には、採便管50を嵌合状態で保持するための突起部が形成されている。この例においては、第二凹部22の開閉端側部分の周壁に、一対の嵌合用突起部25aが互いに対向して形成されており、採便管50のキャップ部分が当該一対の嵌合用突起部25aによって狭持されて嵌合状態で保持される。また、第二凹部22の後端側部分の周壁には、一対の嵌合用突起部25bが互いに対向して形成されており、採便管50における採便管本体部分が当該一対の嵌合用突起部25bによって狭持されて嵌合状態で保持される。
本体部11のフランジ部15における開閉端側に位置される部分(以下、「開閉端側フランジ部分16」という。)は、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において、後述する蓋部30における開閉端側フランジ部分36に対して長さ方向外方に向かって拡開するよう傾斜しており(図6参照。)、これにより、本体部11における開閉端側フランジ部分16の内面と、蓋部30における開閉端側フランジ部分36の内面との間に、空隙が形成されている。すなわち、この採便管用ブリスターパック10においては、蓋部30が閉じられた状態において、開閉端が常時開いた状態とされる。
この採便管ブリスターパック10における蓋部30は、内面側に突出して形成された、本体部11の採便管収容凹部20における第一凹部21内に挿入される凸部31と、この凸部31の外面側に位置される端部において外周の全周にわたって外方に延出するよう形成されたフランジ部35とを有する。
この採便管用ブリスターパック10においては、例えば被験者の氏名等の個人情報が記されたラベルが蓋部30の外面に貼付されることから、蓋部30の外面は平坦面とされていることが好ましい。然るに、蓋部30が平坦なシート状に構成されていると、例えば輸送時などにおいて蓋部30が変形するなどして採便管50が脱落するおそれがあるため、蓋部30は十分な強度を有する構成とされていることが望ましい。このような理由から、この例においては、凸部31は、本体部11の採便管収容凹部20の開口形状に適合する矩形枠状に構成されている。この凸部31は、蓋部30の外面側から見ると、幅の狭い凹溝によって構成されている。
蓋部30の内面側に形成された、凸部31によって囲まれた空間は、少なくとも一部が採便管50の外形と適合する空間形状を有する。すなわち、この例においては、図5に示すように、凸部31における連結端側の内壁が、採便管本体51の他端部に係る球面に沿った湾曲した形状を有している。一方、凸部31における開閉端側の内壁は、図6に示すように、採便管50におけるキャップ52の一端面に沿った平坦な形状とされている。
また、凸部31における互いに対向して長さ方向に延びる一対の周壁部分の外壁の外面の各々には、本体部11の採便管収容凹部20における第一凹部21に形成された係合用凹溝24の各々に係合される係合用突条32が形成されている。このように、この採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における係合用凹溝24と蓋部30における係合用突条32による長さ方向に延びる係合部が形成されるため、蓋部30を容易に開けることのできる構造でありながら、採便管ブリスターパック10の輸送時などにおいて、蓋部30が期せずして開状態とされることを回避することができる。
蓋部30のフランジ部35における開閉端側に位置される部分(開閉端側フランジ部分36)の内面には、突起部38が形成されている。なお、密着防止用の突起部は、本体部11における開閉端側フランジ部分16の内面に形成されていてもよい。また、蓋部30における開閉端側フランジ部分36は、本体部11における開閉端側フランジ部分16に対して長さ方向外方に向かって拡開するよう傾斜していてもよい。
この採便管ブリスターパック10における折り曲げ部40は、図7に示すように、展開された状態において、本体部11側に向かって凸となるよう弧状に湾曲して形成されている。
而して、上記の採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における連結端側フランジ部分17が、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において内方側(蓋部30側)に向かって凸となる第一の湾曲部41を介して折り曲げ部40の一端に連続すると共に、蓋部30における連結端側フランジ部分37が、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において内方側(本体部側)に向かって凸となる第二の湾曲部42を介して折り曲げ部40の他端に連続する構成とされている。すなわち、図7にも示すように、第一の湾曲部41および第二の湾曲部42は、いずれも折り曲げ部40とは互いに異なる方向に湾曲するよう形成されている。
第一の湾曲部41の曲率半径R1の大きさおよび第二の湾曲部42の曲率半径R2の大きさは、互いに同一の大きさであっても、異なる大きさであってもよいが、折り曲げ部40の曲率半径R0より大きい構成とされていることが好ましい。
また、第一の湾曲部41の曲率半径R1の大きさおよび第二の湾曲部42の曲率半径R2の大きさは、例えば、採便管用ブリスターパック10を構成する樹脂シートの材質や厚みとの関係において、開状態とされた状態における開き角が45°〜90°となる大きさとされていることが好ましい。ここに、「開き角」とは、本体部11における採便管収容凹部20の開口端面を含む平面と、蓋部30におけるフランジ部35の内面を含む平面とがなす角である。
このような構成とされていることにより、便試料の検査に際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。
例えば、厚みが0.25mmであるPET樹脂シートが用いられた場合における一構成例を示すと、折り曲げ部40の曲率半径R0は、例えば2mmであり、第一の湾曲部41の曲率半径R1および第二の湾曲部42の曲率半径R2は、例えば5mmである。
以上の採便管用ブリスターパック10は、採便管50が内部に収容されたままの状態で、検査機にセットされて用いられ、当該検査機における蓋部開用治具によって開状態とされると共に採便管取り出し治具によって採便管50が採便管ブリスターパック10より取り出される。
而して、上記構成の採便管用ブリスターパック10によれば、第一の湾曲部41および第二の湾曲部42の各々のバネ性によって、蓋部30を開けた際に、蓋部30が所定の大きさの角度で開いた状態を維持することができるため、採便管収容凹部20から採便管50を容易に取り出すことの状態を得ることができる。また、本体部11と蓋部30との係合状態を完全に解除しなくても、第一の湾曲部41および第二の湾曲部42の各々のバネ性、並びに、折り曲げ部40のバネ性によって、蓋部30が跳ね上がるように開くため、容易に開状態とすることができる。従って、便試料の検査を行うに際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが容易となる。
また、「ブリスターパッケージ」という包装形態それ自体の機能、具体的には、材質的あるいは構造的に輸送に耐えられる十分な強度を有すると共に密閉性を有することによって、従来のように輸送用袋を利用した包装形態であれば生ずる採便管50の輸送時における不具合が生ずることを回避することができる。
また、上記構成の採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における開閉端側フランジ部分16が、本体部11と蓋部30とが嵌合された状態において、蓋部30における開閉端側フランジ部分36に対して長さ方向外方に向かって拡開するよう傾斜しており、蓋部30が閉じられた状態において、開閉端が常時開いた状態とされる。このため、適宜の平板状の蓋部開用治具を当該開閉端側の空隙に挿入しさえすれば、蓋部30を開けることができるので、便試料の検査に際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。
さらにまた、蓋部30における開閉端側フランジ部分36の内面に、突起部38が形成されていることにより、本体部11の開閉端側フランジ部分16と、蓋部30における開閉端側フランジ部分36とが密着した状態となることが回避されるため、蓋部開用治具の挿入用空間部を確実に確保することができる。
さらにまた、上記の採便管用ブリスターパック10においては、本体部11における採便管収容部20を構成する第二凹部22が、長さ方向における一端側部分が採便管50のキャップ52の外形形状に適合する空間形状を有すると共に他端側部分が採便管50の採便管本体51の外形形状に適合する空間形状を有している。また、蓋部30の凸部31における連結端側の内壁が、採便管本体51の他端部に係る球面に沿った湾曲した形状を有している。このため、採便管用ブリスターパック10に対する採便管50の逆入れを確実に防止することができる。従って、採便管用ブリスターパック10の向きを揃えれば、採便管50の向きを揃えることができるため、便試料の検査に際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。
さらにまた、本体部11における採便管収容部20を構成する第二凹部22は、当該第二凹部22に採便管50が保持された状態において、第二凹部22の壁面と採便管50の外周面との間に空間Sを形成する膨出部26を有する構成とされている。このため、当該空間Sを採便管取り出し用治具の挿入用空間として利用することができるので、便試料の検査を行うに際しての採便管50の取り出し工程の自動化を図ることが一層容易となる。
さらにまた、上記の採便管用ブリスターパック10においては、蓋部30における凸部31が、本体部11の採便管収容凹部20の開口形状に適合する矩形枠状に構成されているため、例えば採便管用ブリスターパック10の輸送に耐えられる十分な強度を蓋部30に確保することができて、蓋部30が期せずして開状態とされて採便管50が脱落することを回避することができ、しかも、蓋部30外面における平坦面領域を比較的大きく確保することができるため、蓋部30外面に貼付されるラベルに対する例えば被験者の氏名等の必要事項を記入しにくくなるといった不具合が生ずることを回避することができる。
以上、本発明のブリスターパックの一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、上記の採便管用ブリスターパックにおいては、本体部11および蓋部30の各々が湾曲部41,42を介して折り曲げ部40に連続する構成とされているが、本体部11および蓋部30の少なくとも一方が湾曲部を介して折り曲げ部40に連続する構成とされていてもよい。
10 採便管用ブリスターパック
11 本体部
15 フランジ部
16 開閉端側フランジ部分
17 連結端側フランジ部分
20 採便管収容凹部
21 第一凹部
22 第二凹部
23 段部
24 係合用凹溝
25a 嵌合用突起部
25b 嵌合用突起部
26 膨出部
30 蓋部
31 凸部
32 係合用突条
35 フランジ部
36 開閉端側フランジ部分
37 連結端側フランジ部分
38 突起部
40 折り曲げ部
41 第一の湾曲部
42 第二の湾曲部
50 採便管
51 採便管本体
52 キャップ
S 空間

Claims (7)

  1. 樹脂シートの成形品よりなり、一方のケースを当該一方のケースに折り曲げ部を介して連続する他方のケースに嵌合させることにより内部に物品収納空間を形成するブリスターパックであって、
    内部に収納される物品が採便管であって、
    前記一方のケースに、前記採便管を当該採便管の長手方向の一端側に前記折り曲げ部が位置される姿勢で受容して保持する採便管収容凹部が形成され、当該採便管収容凹部の内面には、収容される採便管の管軸方向にのみ延びる係合用凹溝が形成されており、
    前記他方のケースには、当該採便管収容凹部の開口形状に適合する枠状の凸部が形成されており、当該凸部の外周面に、前記係合用凹溝に係合される係合用突条が形成されており、
    前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において内方側に向かって凸となる湾曲部を介して、前記折り曲げ部に連続していることを特徴とするブリスターパック。
  2. 前記湾曲部の曲率半径が、開状態における前記一方のケースに対する前記他方のケースの開き角が45°〜90°に維持される大きさとされていることを特徴とする請求項1に記載のブリスターパック。
  3. 前記一方のケースおよび前記他方のケースは、外周における少なくとも開閉端側の位置にフランジ部分を有しており、
    当該一方のケースおよび当該他方のケースの少なくとも一方のケースにおけるフランジ部分が、当該一方のケースと当該他方のケースが嵌合された状態において外方に向かって拡開するよう傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブリスターパック。
  4. 前記一方のケースおよび前記他方のケースの少なくとも一方のケースのフランジ部分の内面に、突起部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のブリスターパック。
  5. 前記採便管は、外形形状が管軸方向における一端部と他端部とで互いに異なるものであって、
    前記物品収納空間は、前記採便管の一端部および他端部の少なくとも一方の端部の外形形状に適合する空間形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のブリスターパック。
  6. 前記採便管収容凹部には、当該採便管収容凹部に採便管が保持された状態において、当該採便管収容凹部の壁面と採便管の外周面との間に空間を形成する膨出部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のブリスターパック。
  7. 前記採便管に保持された便試料の色と補色の関係にある色の有色透明のものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のブリスターパック。
JP2016189054A 2016-09-28 2016-09-28 ブリスターパック Active JP6534644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016189054A JP6534644B2 (ja) 2016-09-28 2016-09-28 ブリスターパック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016189054A JP6534644B2 (ja) 2016-09-28 2016-09-28 ブリスターパック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018052535A JP2018052535A (ja) 2018-04-05
JP6534644B2 true JP6534644B2 (ja) 2019-06-26

Family

ID=61833865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016189054A Active JP6534644B2 (ja) 2016-09-28 2016-09-28 ブリスターパック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6534644B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0423770Y2 (ja) * 1987-12-07 1992-06-03
JP3219313B2 (ja) * 1991-10-30 2001-10-15 株式会社エスアールエル 試料採取器具
JPH0741462U (ja) * 1993-12-27 1995-07-21 大日本インキ化学工業株式会社 採便容器包装体
JP3030946U (ja) * 1996-03-27 1996-11-12 有限会社荒川パック ヒンジ開閉ケース
JP5014351B2 (ja) * 2005-11-16 2012-08-29 マジック・プロダクション・グループ(エムピージー)エス・エー サプライズコンテナー
JP5226397B2 (ja) * 2007-07-10 2013-07-03 天昇電気工業株式会社 医療廃棄物用容器
JP4929336B2 (ja) * 2009-09-30 2012-05-09 株式会社エフピコ 包装用容器
JP2011006154A (ja) * 2010-09-15 2011-01-13 Chugai Pharmaceut Co Ltd プレフィルドシリンジ収納用ブリスター包装容器
JP6216602B2 (ja) * 2013-10-10 2017-10-18 栄研化学株式会社 採便容器
JP6198318B2 (ja) * 2013-10-30 2017-09-20 株式会社エフピコ 不正改ざん防止構造付きの内嵌合包装用容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018052535A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200369445A1 (en) Gaskets and beverage container systems and kits comprising gaskets
KR20180026365A (ko) 편평한 시일 용기
JP6534644B2 (ja) ブリスターパック
EP2403644B1 (en) Shipping package for research substances
US20210070501A1 (en) Child resistant container
JP2010522869A (ja) 複数の試験細長片のための容器
CN210417311U (zh) 一种可多次使用的包装盒
JP3011075U (ja) 容 器
KR20070121160A (ko) 포장 용기
JP2016074468A (ja) 包装用箱体
JP5594877B2 (ja) 部材収容具
KR20150103865A (ko) 봉투고정장치
JP6466511B2 (ja) ラベルおよび検体容器収納ケース並びに検体採取用キット
RU54359U1 (ru) Упаковка, преимущественно для торта
JP3123121U (ja) 卵用パック容器
JP6582427B2 (ja) 繰り返し使用容器
JP6768558B2 (ja) 携帯用衛生用薄葉紙収納容器及び携帯用衛生用薄葉紙収納容器ユニット
JP3199444U (ja) 搬送ケース
KR200420267Y1 (ko) 용기와 뚜껑의 결합구조.
JP2018108844A (ja) 連設鶏卵容器
JP5874795B1 (ja) 可撓性容器
JP2007015753A (ja) 電極用収納体
JP3079558U (ja) 卵包装用容器
JP2838889B2 (ja) 卵容器
JP2019163076A (ja) 再封容器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181019

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6534644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250