JP6582427B2 - 繰り返し使用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、繰り返し使用容器に関し、特に口栓付き袋を付け替え可能な繰り返し使用容器に関する。
液体洗剤等の詰め替えを行う場合、詰め替え用パックの開封部を切開により開封し、液体洗剤用ボトルに詰め替え用の液体洗剤などを充填している。このような詰め替え方式では、詰め替え作業を行う際、詰め替え用パックの内容物をこぼしてしまうことがあった。そこで、例えば特許文献1では、詰め替え用パックの内容物をこぼしてしまうといったことがないように、詰め替え用パックをそのままボトル本体に収納して使用することができるボトル及びキャップ構成を提案している。
特開平8−192872号公報
しかしながら、特許文献1に記載のボトル及びキャップ構成では、詰め替え用パックの開封部を切開により開封した後、比較的、薄くて折れ曲がり易い開封部をパイプ、パッキン及び嵌合部材等の多数の部材を用いてキャップに対して固定して使用する構成となっている。このため、固定作業を行う際、開封部がよれてしまい開封部を確実にキャップに固定することが難しい場合があり、その作業が困難となってしまう虞があった。また、パッキン等のシール部材により液体洗剤等の内容物が詰め替え用パックとキャップとの間から漏れないようにしているため、詰め替え用パックを何度か交換した場合、その密封性を維持することが難しい場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、口栓付き袋の付け替え作業を容易に行える繰り返し使用容器を提供することを目的とする。
本発明は、その一側面として、所定の内容物を収容した口栓付き袋を付け替え可能な繰り返し使用容器に関する。この繰り返し使用容器は、口栓付き袋を収納する容器本体と、口栓付き袋の口栓を挟み込んで固定すると共に、容器本体に嵌め込まれる中蓋と、を備えている。中蓋は、口栓を挟み込むための開口部を全体として形成する複数の天板部と、複数の天板部を互いに連結する屈曲自在のヒンジ部と、を有し、複数の天板部は、ヒンジ部が屈曲した際に形成される開口部により口栓を挟み込んで固定し、ヒンジ部が伸びた際に開口部による口栓の固定を解除する。この繰り返し使用容器では、ヒンジ部は、少なくとも当該ヒンジ部が屈曲した際に天板部の外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部に取り付けられている。
この繰り返し使用容器では、所定の内容物を収容した口栓付き袋を付け替え可能とするための構成として、口栓を挟み込むための開口部を全体として形成する複数の天板部と、複数の天板部を互いに連結する屈曲自在のヒンジ部とを有する中蓋を設け、ヒンジ部が屈曲した際に形成される開口部により口栓付き袋の口栓を挟み込んで固定するようにしている。この場合、密封性等を予め付与することが可能で通常、所定の強度を有している口栓を有する口栓付き袋をヒンジ部の屈強動作により開口部で固定する構成となるため、密封性等の問題が生じることなく、簡単に付け替え作業を行うことができる。なお、上記の繰り返し使用容器は、所定の内容物を収容した口栓付き袋と、口栓付き袋の口栓を閉じる内キャップとを当初から備えるように構成してもよいし、後から追加するように構成してもよく、内キャップは、中蓋をその間に挟んで当該口栓に嵌め込まれるように構成される。また、この繰り返し使用容器では、口栓付き袋とその口栓を閉じる内キャップとを有する構成となっているため、内容物が液体等であっても密封性を容易に提供することができる。更に、この繰り返し使用容器では、ヒンジ部は、少なくとも当該ヒンジ部が屈曲した際に天板部の外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部に取り付けられている。この場合、ヒンジ部の屈曲により開口部で口栓付き袋を固定した中蓋の外縁からヒンジ部が突出等しない構成となるため、中蓋を容器本体に容易に嵌め込むことができる。
上記の繰り返し使用容器では、口栓は、大外径部と、大外径部よりも径の小さい小外径部とを含んでおり、複数の天板部により形成される開口部が小外径部に入り込むことで口栓を挟み込んで固定することが好ましい。この場合、大外径部により、小外径部に入り込んだ開口部の移動が制限されるため、付け替えされた口栓付き袋の容器内での移動を抑制することができる。
上記の繰り返し使用容器では、ヒンジ部は、複数の天板部の下方又は上方に取り付けられていることが好ましい。この場合、ヒンジ部を、天板部の外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部に取り付けることを容易に実現できる。
上記の繰り返し使用容器では、ヒンジ部は、当該ヒンジ部を屈曲させた際、その屈曲先端が複数の天板部の平面方向内側に向かって又は容器本体に向かって折れ曲がることが好ましい。この場合、ヒンジ部を、屈曲した際に天板部の外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部に取り付けることを容易に実現できる。
上記の繰り返し使用容器では、容器本体及び中蓋の少なくとも一方には空気が透過可能な孔が形成されていてもよい。口栓付き袋に収容される内容物によっては、空気中の酸素を吸収し、密封容器内を減圧にする場合があり、かかる減圧により容器が凹む場合がある。しかしながら、上述したように孔を形成することにより、容器本体等が凹むのを防止することができ、容器の外観を綺麗な状態に維持できる。
上記の繰り返し使用容器では、ヒンジ部は、屈曲した際に所定の方向に折れ曲がるように予め型付けされていることが好ましい。この場合、ヒンジ部の屈曲動作を一定の方向にすることができ、口栓付き袋の付け替え作業を繰り返した場合でも、ヒンジ部が破損等してしまう可能性を低減することができる。
上記の繰り返し使用容器は、容器本体に嵌め込まれる外キャップを更に備えていてもよい。なお、このような外キャップに目盛り線を設けておく場合、計量カップとしても使用することができるため、使用の利便性を向上できる。
上記の繰り返し使用容器では、ヒンジ部は、天板部の連結先の別の天板部側の縁から所定距離内側に入った箇所で、当該天板部に取り付けられていてもよい。この場合、ヒンジ部が屈曲して隣接する天板部同士が接する際、ヒンジ部の収容箇所を確保することできる。
上記の繰り返し使用容器では、ヒンジ部は、長手方向の中央部であって天板部の平面方向内側寄りの縁に切欠き部を有していてもよい。この場合、ヒンジ部を天板部の平面方向内側に向かってより確実に屈曲させることができる。
本発明によれば、口栓付き袋の付け替え作業を容易に行える繰り返し使用容器を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る繰り返し使用容器の分解斜視図である。 図2は、図1に示す繰り返し使用容器の中蓋を示す平面図である。 図3(a)は、図2に示す中蓋のIII(a)―III(a)線に沿った断面図であり、図3(b)は、図2に示す中蓋のIII(b)−III(b)線に沿った断面図である。 図4は、図2に示す中蓋のIV−IV線に沿った断面図である。 図5(a)は、図2に示す中蓋のヒンジ部を示す平面図であり、図5(b),(c)は、ヒンジ部の変形例を示す平面図である。 図6は、中蓋によって口栓が挟み込まれて固定されている状態を示す一部拡大断面図である。 図7は、図1に示す繰り返し使用容器の充填方法を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る繰り返し使用容器について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いる場合があり、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る繰り返し使用容器の分解斜視図である。繰り返し使用容器1は、所定の内容物を収容した口栓付き袋10を付け替え可能な容器であって、図1に示すように、口栓付き袋10、容器本体20、中蓋30、内キャップ40、及び、外キャップ50を備えて構成される。口栓付き袋10に収容される内容物としては、洗剤や入浴剤や粉ミルクなどの紛体、又は、洗剤や入浴剤などの液体等を例示することができるが、これらに限定されず各種のものを収容することが可能である。
口栓付き袋10は、所定の内容物を収容するための袋であり、フィルムパックなどから形成される袋部11を有すると共に、当該内容物の出入口となる口栓12を先端部に設けた構成となっている。口栓12は、所定の強度を有するように構成されている。口栓12には、その外周部にネジ部12aが形成されており、そのネジ部12aが内キャップ40内に形成されたナット部(不図示)に螺合されることにより、口栓付き袋10の内容物が外部に漏出しないように密封される。口栓付き袋10に収容される内容物の種類(例えば紛体物)によっては、密封までされていなくてもよい。また、口栓12には、後述する中蓋30が嵌め込まれる嵌込み部12bが形成されている。なお、口栓付き袋10は他の用途では従来から用いられているため、その構成の詳細な説明は省略する。
容器本体20は、口栓付き袋10を収納するための容器であり、口栓付き袋10を収納するための収納部を内部に有している。容器本体20は、例えば断面が円形、楕円形又は多角形等である有底の筒形状を呈し、一方が開口部20aとして開口している。容器本体20は、例えばプラスチックや紙等から形成することができるが、耐水性の観点からはプラスチックから形成されることが好ましい。また、容器本体20には、空気が透過可能な孔が1つ又は複数形成されていてもよい。口栓付き袋10に収納される内容物が空気中の酸素を吸収してしまうもの(例えばコーヒー豆など)である場合、密封容器であると酸素の吸収により容器1内を減圧にしてしまうことがあるが、かかる孔を設けることにより、減圧による容器の凹み等を抑制できる。なお、このような孔は、容器本体20と共に、又は容器本体20とは別に、以下で説明する中蓋30に設けるようにしてもよい。
中蓋30は、口栓付き袋10の口栓12を開口部30aにより挟め込んで容器本体20に固定するための部材であり、その外形が容器本体20に嵌め込まれるように形成されている。中蓋30は、開口部30aを全体としてその内側に形成する一対の天板部31,32(複数の天板部)と、天板部31,32を互いに連結する屈曲自在の一対のヒンジ部33,34とを含んで構成される。中蓋30は、ヒンジ部33,34の屈曲により、図示矢印で示すように、天板部31,32を互いに近づけて一体化させて開口部30aにより口栓12を固定する一方、ヒンジ部33,34の伸びにより、天板部31,32を離間させてその固定を解除するようになっている。図1では、天板部31,32が離間した状態を示している。なお、中蓋30の詳細については、後述する。
内キャップ40は、口栓付き袋10の口栓12を閉じるためのキャップ部材である。内キャップ40は、口栓付き袋10内に収容した内容物を出し入れするための開口部42と、開口部42を閉じるための蓋部44とを含んで構成される。内キャップ40は、口栓付き袋10内に液体が収容されている場合には口栓12を密封するよう構成されることが好ましいが、紛体等の場合には内容物が漏れない程度に封じる構成でよい。内キャップ40は、例えばプラスチック材料から形成される。また、内キャップ40は、その内部に口栓12のネジ部12aに螺合するボルト部が形成されており、中蓋30をその間に挟んで口栓付き袋10の口栓12に嵌め込まれる。なお、内キャップ40は、口栓付き袋10の口栓12にネジ式で嵌め込まれてよいし、打栓式で嵌め込まれてもよい。
外キャップ50は、口栓付き袋10の口栓12、中蓋30、及び、口栓12に嵌め込まれる内キャップ40等を覆い、容器本体20に嵌め込まれるキャップ部材である。外キャップ50は、例えばプラスチック材料から形成される。外キャップ50は、容器本体20にネジ式で嵌め込まれてよいし、打栓式で嵌め込まれてもよい。なお、外キャップ50に目盛り線を設けて、計量カップとして使用できるようにしてもよい。この場合、使用の利便性を向上できる。
次に、図2〜図6を参照して、繰り返し使用容器1の中蓋30について、より詳細に説明する。図2は、図1に示す繰り返し使用容器の中蓋を示す平面図である。図3(a)は、図2に示す中蓋のIII(a)―III(a)線に沿った断面図であり、図3(b)は、図2に示す中蓋のIII(b)−III(b)線に沿った断面図である。図4は、図2に示す中蓋のIV−IV線に沿った断面図である。図5(a)は、図2に示す中蓋のヒンジ部を示す平面図であり、図5(b)、(c)は、ヒンジ部の変形例を示す平面図である。図6は、中蓋によって口栓が挟み込まれて固定されている状態を示す一部拡大断面図である。
中蓋30は、上述したように、口栓付き袋10の口栓12を開口部30aにより挟み込んで容器本体20に固定するための部材である。中蓋30は、容器本体20の開口部20a(図1参照)に嵌め込まれるため、その平面形状外形が容器本体20の断面形状と略一致するようになっており、図2に示す例では、全体として平面視した際に略楕円形状を呈するようになっている。中蓋30は、容器本体20の開口部20aの断面形状に一致するように、その平面形状外形が略円形形状や略四角形形状であってもよい。中蓋30の容器本体20への嵌め込み方は、ネジ式又は打栓等の何れの方法を用いてもよい。また、中蓋30は、口栓12を挟み込むための開口部30aをその中心部に有しているが、開口部30aは、例えば、口栓12の最外径よりも径の小さい内径を有する円形となっている。
このような全体形状を呈する中蓋30は、一対の天板部31,32と、一対のヒンジ部33,34とを含んで構成される。天板部31,32それぞれは、天板部全体が略楕円形状を呈するように、半楕円形状を呈する薄い板状の部材から形成される。また、天板部31,32は、互いに対向する側に半円形状の切欠き部31a,32aを有する。これら切欠き部31a,32aが合わさることにより、上述した平面円形形状の開口部30aが形成される。
ヒンジ部33,34は、図2〜図5に示すように、天板部31,32の両縁において両者を連結する屈曲自在の薄板状の連結部材であり、例えば天板部31,32の下方に取り付けられる。薄板状のヒンジ部33,34は、その長手方向の略中央に厚み方向に凹む切欠き部33a,34aを有し、その両端部34b,34c(図5参照)において切欠き部33a,34aが形成された側に向かって厚みが薄くなるように形成される。ヒンジ部33,34は、切欠き部33a,34aが形成されている側に屈曲するように構成されるが、両端部34b,34cの厚みが薄いことにより、この屈曲動作が容易に行われる。なお、図5の(a)にヒンジ部34の形状を拡大して示しているが、ヒンジ部33も同様である。また、ヒンジ部は、図5(b)に示されるように、短手方向(厚み方向)の中心に向かって薄くなるようにその両端37b,37cが形成されたヒンジ部37であってもよいし、図5(c)に示されるように、屈曲した際に所定の方向に折れ曲がるように予め型付けされたヒンジ部38であってもよい。この場合、ヒンジ部38の屈曲動作を一定の方向に誘導することができ、口栓付き袋10の付け替え作業を繰り返した場合でも想定外の方向への屈曲によりヒンジ部38が破損等してしまう可能性を低減できる。
また、ヒンジ部34には、図4に示すように、側面から視た際に略矩形の平板形状を呈しており、両端部34b,34cの図示上方に突出部34d,34eが形成されている。ヒンジ部34は、これら突出部34d,34eを介して、天板部31,32それぞれの下方に取り付けられる。また、このような突出部34d,34eの隣接した領域には窪み39が形成されており、かかる窪み39により、天板部31,32が近接した際、ヒンジ部34が天板部31,32の下側に確実に収納される。ヒンジ部33の構成も上記と同様である。また、両ヒンジ部33,34は、両ヒンジ部33,34が屈曲した際及び伸びた際に、天板部31,32の平面方向外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部31,32に取り付けられていることが好ましい。このような配置構成により、中蓋30を容器本体20の開口部20aに嵌め合わせる際、ヒンジ部33,34によって邪魔されることがない。なお、両ヒンジ部33,34が屈曲した際及び伸びた際に天板部31,32の平面方向外縁よりも両ヒンジ部33,34が平面方向内側に位置するのであれば、例えば天板部31,32の上方にヒンジ部33,34が取り付けられていてもよい。
このような構成を備えた中蓋30では、図2の矢印Aで示すようにヒンジ部33,34が屈曲して内側に折れ曲がり、一対の天板部31,32が矢印Bで示すように互いに近づいて一体化された際に、開口部30aにより口栓12を挟み込んで固定する。一方、ヒンジ部33,34が伸びて互いが離れた際に、切欠き部31a,32a間に空間が形成されて開口部30aによる口栓12の固定を解除する。なお、図6は、口栓12が天板部31,32によって挟み込まれた状態を示しているが、口栓12の嵌込み部12bの大外径部12cよりも径が小さい小外径部12dに中蓋30の天板部31,32が入り込むことにより、中蓋30の移動が制限され、これにより、中蓋30に対して口栓12が確実に固定される。
なお、中蓋30は、図2及び図3に示すように、更に、突出部35,36を有している。これら突出部35,36は、例えば天板部31側に設けられており、天板部31,32が互いに近づいた際に天板部32を下方から支えて、天板部31,32の面一性を維持する機能を奏する。このような突出部35,36により、開口部30aによる口栓12の固定を確実に実行することが可能となる。つまり、天板部31,32が上下方向にずれることなく、口栓12の所定の小外径部12dに確実に入り込むようになる。また、中蓋30の天板部31,32それぞれは、図3及び図4に示すように、その下方外周に沿って形成される枠部31c,31d,32c,32dを有しており、これら枠部31c,31d,32c,32dにより、中蓋30を容器本体20に打栓結合させる。
次に、上記構成を有する繰り返し使用容器1の組立方法について、図7を参照して説明する。図7は、図1等に示す繰り返し使用容器の充填方法を示す斜視図である。まず、図7の(a)に示すように、口栓付き袋10の口栓12を切欠き部31a,32aからなる開口部30aで中蓋30に固定すると共に、中蓋30と一体化された口栓付き袋10を容器本体20内に収納して、容器本体20と中蓋30とを嵌め合わせる。その後、図7の(b)に示すように、口栓12に内キャップ40をネジ方式により嵌め合わせる。そして、図2の(c)に示すように、それらの上に外キャップ50を嵌め合わせる。これにより、繰り返し使用容器1が完成する。
このように、本実施形態に係る繰り返し使用容器1では、所定の内容物を収容した口栓付き袋10を付け替え可能とするための構成として、口栓12を挟み込むための開口部30aを全体として形成する天板部31,32と、天板部31,32を互いに連結する屈曲自在のヒンジ部33,34とを有する中蓋30を設け、ヒンジ部33,34が屈曲した際に形成される開口部30aにより口栓付き袋10の口栓12を挟み込んで固定するようにしている。このように、密封性等を予め付与することが可能で且つ所定の強度を有する口栓12を有する口栓付き袋10をヒンジ部33,34の屈強動作により開口部30aで固定する構成となるため、密封性等の問題が生じることなく、簡単に口栓付き袋10の付け替え作業を行うことができる。なお、この繰り返し使用容器1では、口栓付き袋10とその口栓12を閉じる内キャップ40とを有する構成となっているため、内容物が液体等であっても密封性を容易に提供することができる。更に、この繰り返し使用容器1では、ヒンジ部33,34は、ヒンジ部33,34が屈曲した際等に天板部31,32の外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部31,32に取り付けられている。このため、ヒンジ部33,34の屈曲により開口部30aで口栓付き袋10を固定した中蓋30の外縁からヒンジ部33,34が突出等しない構成となるため、中蓋30を容器本体20に容易に嵌め込むことができる。
また、本実施形態に係る繰り返し使用容器1では、口栓12は、大外径部12cと小外径部12dとを含んでおり、天板部31,32により形成される開口部30aが小外径部12dに入り込むことで口栓12を挟み込んで固定している。このため、大外径部12cにより小外径部12dに入り込んだ開口部30aの移動が制限されるため、付け替えされた口栓付き袋10の容器1内での移動を抑制することができる。
また、本実施形態に係る繰り返し使用容器1では、ヒンジ部33,34は、天板部31,32の下方に取り付けられている。このため、ヒンジ部33,34を、天板部31,32の外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部31,32に取り付けることを容易に実現できる。
また、本実施形態に係る繰り返し使用容器1では、ヒンジ部33,34は、当該ヒンジ部33,34を屈曲させた際、その屈曲先端が天板部31,32の平面方向内側に向かって折れ曲がるようになっている。このため、ヒンジ部33,34を、屈曲した際に天板部31,32の外縁よりも平面方向内側に位置するように天板部31,32に取り付けることを容易に実現できる。
また、本実施形態に係る繰り返し使用容器1では、ヒンジ部33,34は、天板部31,32の連結先の別の天板部32,31側の縁から所定距離内側に入った箇所で、当該天板部31,32に取り付けられている。このため、窪み39(隙間)が形成され、ヒンジ部33,34が屈曲して隣接する天板部31,32同士が接する際、ヒンジ部33,34の収容箇所を容易に確保することできる。
また、本実施形態に係る繰り返し使用容器1では、ヒンジ部33,34は、長手方向の中央部であって天板部31,32の平面方向内側寄りの縁に切欠き部33a,34aを有している。このような構成により、ヒンジ部33,34を天板部31,32の平面方向内側に向かってより確実に屈曲させることができる。
以上、本実施形態に係る繰り返し使用容器について説明してきたが、本発明に係る繰り返し使用容器は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形を適用することができる。例えば、上記実施形態では、中蓋30のヒンジ部33,34は、平面方向の内側に折れ曲がる例を示したが、ヒンジ部33,34の屈曲方向はこれに限定されるわけではなく、容器本体2側や外キャップ5側(図1の下方)に折れ曲がるようにしてもよい。このような構成にした場合であっても、屈曲したヒンジ部33,34が口栓付き袋10を避けるように構成すれば、中蓋30の開口部30aによる口栓12の固定を確実に行うことができる。
また、上記実施形態では、一対の天板部31,32を含む中蓋30の例を示したが、天板部は2つである必要はなく、口栓12を固定することが可能は開口部を全体として形成することができるのであれば、3つ以上の天板部から中蓋30が構成されていてもよい。この場合、隣接する天板部間を屈曲自在なヒンジ部でそれぞれ連結して、その内側に開口部を形成できるような構成とすることが可能である。
1…繰り返し使用容器、10…口栓付き袋、12…口栓、12c…大外径部、12d…小外径部、20…容器本体、30…中蓋、30a…開口部、31,32…天板部、31a,32a…切欠き部、33,34,37,38…ヒンジ部、40…内キャップ、50…外キャップ。

Claims (9)

  1. 所定の内容物を収納した口栓付き袋を付け替え可能な繰り返し使用容器であって、
    前記口栓付き袋を収納する容器本体と、
    前記口栓付き袋の口栓を挟み込んで固定すると共に、前記容器本体に嵌め込まれる中蓋と、を備え、
    前記中蓋は、前記口栓を挟み込むための開口部を全体として形成する複数の天板部と、前記複数の天板部を互いに連結する屈曲自在のヒンジ部と、を有し、
    前記複数の天板部は、前記ヒンジ部が屈曲した際に形成される前記開口部により前記口栓を挟み込んで固定し、前記ヒンジ部が伸びた際に前記開口部による前記口栓の固定を解除し、
    前記ヒンジ部は、少なくとも当該ヒンジ部が屈曲した際に前記天板部の外縁よりも平面方向内側に位置するように前記天板部に取り付けられており、前記ヒンジ部は、当該ヒンジ部を屈曲させた際、その屈曲先端が前記複数の天板部の平面方向内側に向かって又は前記容器本体に向かって折れ曲がる、繰り返し使用容器。
  2. 前記所定の内容物を収容した口栓付き袋と、
    前記口栓付き袋の前記口栓を閉じる内キャップと、を更に備え、
    前記内キャップは、前記中蓋をその間に挟んで当該口栓に嵌め込まれる、請求項1に記載の繰り返し使用容器。
  3. 前記口栓は、大外径部と、前記大外径部よりも外径の小さい小外径部とを含んでおり、
    前記複数の天板部により形成される前記開口部が前記小外径部に入り込むことで前記口栓を挟み込んで固定する、請求項1又は2に記載の繰り返し使用容器。
  4. 前記ヒンジ部は、前記複数の天板部の下方又は上方に取り付けられている、請求項1〜3の何れか一項に記載の繰り返し使用容器。
  5. 前記容器本体及び前記中蓋の少なくとも一方には空気が透過可能な孔が形成されている、請求項1〜の何れか一項に記載の繰り返し使用容器。
  6. 前記ヒンジ部は、屈曲した際に所定の方向に折れ曲がるように予め型付けされている、請求項1〜の何れか一項に記載の繰り返し使用容器。
  7. 前記容器本体に嵌め込まれる外キャップを更に備える、請求項1〜の何れか一項に記載の繰り返し使用容器。
  8. 前記ヒンジ部は、前記天板部の連結先の別の天板部側の縁から所定距離内側に入った箇所で、当該天板部に取り付けられている、請求項1〜の何れか一項に記載の繰り返し使用容器。
  9. 前記ヒンジ部は、長手方向の中央部であって前記天板部の平面方向内側寄りの縁に切欠き部を有している、請求項1〜の何れか一項に記載の繰り返し使用容器。
JP2015018718A 2015-02-02 2015-02-02 繰り返し使用容器 Active JP6582427B2 (ja)

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