JP6534331B2 - 色素増感型光電変換素子用のヘテロ環リンカー基を有する完全有機色素化合物、およびそれを用いた光電変換素子 - Google Patents

色素増感型光電変換素子用のヘテロ環リンカー基を有する完全有機色素化合物、およびそれを用いた光電変換素子 Download PDF

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Description

本発明は、色素増感太陽電池などの光電変換素子に使用できる光電変換用増感色素、その製造方法および該色素を用いた光電変換素子に関する。
色素増感太陽電池などの光電変換素子は、支持体の透明導電層側に、例えばルテニウム錯体からなる色素を表面に吸着した色素吸着金属酸化物層を半導体層として形成した負極と、正極となる白金などの金属層あるいは導電層を設けた透明ガラス板あるいは透明樹脂板のような透明絶縁材料との間に電荷移動層として酸化還元可能な電解質を封入したものがある。色素増感太陽電池に光が照射されると、負極では光を吸収した色素が励起し、励起により生成した電子が半導体層に移動し、更に透明電極へと導かれ、正極では導電層からくる電子により電解質を還元する。還元された電解質は色素に電子を伝えることで酸化され、このサイクルで色素増感太陽電池が発電すると考えられている。
ルテニウム錯体からなる色素では、10%以上の変換効率が達成され、従来のシリコン半導体を用いた太陽電池の代替として期待されている。しかしながら、ルテニウム錯体は、高価な貴金属を含むことで依然として高価であり、色素増感太陽電池の利点である低価格化の障害となっている。そこで、このような金属錯体でない有機色素(完全有機色素)を用いた色素増感太陽電池が提案されている。
一般に、このような用途に使用される色素では、半導体層である二酸化チタンへの吸着部位(以下、アンカー部という)には、カルボキシル基を含んでいることが多く、代表的にはシアノ酢酸ビニル残基である。
シアノ酢酸ビニル残基以外のアンカーとして、ヘテロ環構造を用いるものが知られている(特許文献1〜3)。
韓国特許第101323867号 特開2009−48925号公報 特開2004−14175号公報
色素増感太陽電池などの光電変換素子においては、その製造過程や電解質を溶解した液状の電荷移動層には水が含まれることがある。このような水が存在していると、光電変換素子の使用に伴い変換効率が著しく低下することを本発明者らは見出した。
本発明者らは、増感色素の水中での安定性を評価した結果、アンカーとして機能するカルボキシル基やシアノ酢酸ビニル基が加水分解を受けて分解し、アンカーとしての機能を失うことを突き止めた。
そこで、本発明の目的は、耐久性に優れた光電変換素子を提供可能な有機色素及び該有機色素を増感色素として用いた光電変換素子を提供することにある。
本発明の一実施形態は、下記一般式(1)で表される光電変換素子用の有機色素に関する。
一般式(1)中、X及びYはそれぞれ独立にO,S,NHを示し、X及びYの少なくとも一方はOである。Zは、S又はN−Rを示す。RはH又はメチル基を示す。Dは下記式(a)又は(b)をQは下記式(c)又は(d)を示す。
式(d)中、R’はH又は−C1225を示す。
又、本発明の別の実施形態は、対向する2つの電極と、前記電極の一方に形成された半導体層と、前記半導体層上に吸着した有機色素と、前記2つの電極間に配置された電荷移動層と、を有する光電変換素子であって、前記有機色素が上記一般式(1)で表される有機色素である光電変換素子に関する。
一般式(1)で表される有機色素は、光電変換素子用の有機色素として機能し、水存在下でのアンカー構造の分解が起こらず、耐久性に優れた光電変換素子を提供することができる。
本発明の一例になる光電変換素子の概略断面図である。 本発明に係る有機色素を用いた光電変換素子の電圧−電流密度特性を示すグラフである。 本発明に係る有機色素のIPCE特性を示すグラフである。
以下、本発明を実施形態例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施形態例のみに限定されるものではない。
本発明で使用する増感色素は、下記一般式(1)で表される構造を有する有機色素である。
一般式(1)中、X及びYはそれぞれ独立にO,S,NHを示し、X及びYの少なくとも一方はOである。Zは、S又はN−Rを示す。RはH又はメチル基を示す。Dは下記式(a)又は(b)を、Qは下記式(c)又は(d)を示す。
式(d)中、R’はH又は−C1225を示す。一般式(1)で表される化合物はいずれも新規化合物である。
特に、本発明では、下記式(1−1)〜(1−16)で表される化合物が好ましい。
一般的に、色素増感太陽電池などに使用される増感色素は、ドナー構造とアクセプタ構造をπ共役系で接続した構造であるが、実際に増感色素として機能するかどうかは、シミュレータを用いたLUMO−HOMO計算からのみで予測することはできない。したがって、色素を実際に製造して検証する必要がある。
光電変換素子
本発明の色素を用いた光電変換素子(色素増感太陽電池)の基本構成の一例を図1により説明する。図1は色素増感太陽電池の一例を示す断面図であり、支持体1上に、負極導電層2と、一つ以上の層で構成された半導体層3に色素が吸着された負極10と、支持体6上に正極導電層5が設けられた正極11を有し、両電極間に電解質を含む電荷移動層4を配した構成となっている。
負極10と正極11の少なくとも一方は透光性であり、外部から光を半導体層3に吸着している色素に供給可能となっている。特に負極10が透光性であることが好ましく、正極も同時に透光性とすることができる。
半導体層は、色素を吸着させることが可能な金属酸化物層を有しており、例えば、酸化チタン(チタニアとも言う)微粒子あるいはその他の金属酸化物微粒子を用いて1つの層として塗工・焼結されたもの、又は複数回の塗工・焼結により形成された層である。
支持体1または6としては、透明な絶縁材料であれば特に限定されるものではなく、例えば、ガラスやプラスチックなどの材料が挙げられる。
負極導電層2としては、インジウム−錫酸化物(ITO)、フッ素ドープ酸化錫(FTO)、三酸化アンチモン(ATO)などの透明導電性酸化物あるいはこれらを組み合わせたものが使用でき、更には透明性を損なわない厚みの金属層であってもよい。これらの導電層を設ける方法は特に限定されるものではなく、スパッタリング、蒸着(CVD及びPVDを含む)、スプレー、レーザアブレーションあるいはペースト化した各材料を用いるスピンコート、バーコート、スクリーン印刷の手法など既知の手法を用いることができる。中でも、スプレー法又は気相で行われるスパッタリング又は蒸着法が好適である。
半導体層3を構成している金属酸化物微粒子としては、好ましくは平均粒子径が5〜500nm、より好ましくは10〜200nmの範囲の微粒子である。
色素はこれを溶解する溶媒に溶解して半導体層3の金属酸化物微粒子表面に吸着させる。溶媒は色素が溶解可能である溶媒であれば、いずれの溶媒も使用することができる。具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、n−ブタノール等のアルコール類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等のカーボネート類、ラクトン類、カプロラクタム類を挙げることができる。
色素を金属酸化物微粒子表面に吸着させる際に、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸(DCA)等の共吸着剤を併用しても良い。また、本発明に係る色素に加えて、紫外−可視領域に吸収を有するその他の色素を共吸着させ、色素カクテルにより光の利用効率を高めることができる。
負極10に対向する電極(正極11)は、支持体6上に導電性の金属や透明導電性酸化物からなる正極導電層5を配したものである。正極導電層5の表面には、白金などの貴金属を含む触媒層(不図示)が通常設けられる。触媒層は電解質の還元をスムーズに行うために設けられる。
負極10と、正極11の間には、酸化還元可能な電解質を含む電荷移動層4を設ける。この電解質の種類は、光励起され半導体への電子注入を果した後の色素を還元するための酸化還元が可能であれば特に限定されず、液状の電解質であってもよく、これに公知のゲル化剤(高分子又は低分子のゲル化剤)やイオン液体と金属酸化物を混練した擬固体を添加して得られるゲル状の電解質であってもよい。
例えば、液状の電解質の例としては、ヨウ素とヨウ化物(LiI、NaI、KI、CsI、CaI等の金属ヨウ化物、テトラアルキルアンモニウムヨーダイド、ピリジニウムヨーダイド、イミダゾリウムヨーダイド等の4級アンモニウム化合物ヨウ素塩等)の組み合わせ、臭素と臭化物(LiBr、NaBr、KBr、CsBr、CaBr等の金属臭化物、テトラアルキルアンモニウムブロマイド、ピリジニウムブロマイド等の4級アンモニウム化合物臭素塩等)の組み合わせ、ポリ硫化ナトリウム、アルキルチオール、アルキルジスルフィド等のイオウ化合物、ビオロゲン色素、ヒドロキノン、キノン等が挙げられる。電解質は2種以上を混合して用いてもよい。
液状電解質は、粘度が低く高イオン移動度を示し、優れたイオン伝導性を発現できる溶媒を含む。このような溶媒の例としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート化合物、3−メチル−2−オキサゾリジノン等の複素環化合物、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル化合物、エチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリプロピレングリコールジアルキルエーテル等の鎖状エーテル類、メタノール、エタノール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールモノアルキルエーテル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、アセトニトリル、グルタロジニトリル、メトキシアセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル化合物、ジメチルスルホキシド、スルフォラン等の非プロトン極性物質、水等が挙げられる。これらの溶媒は混合して用いることもできる。
電荷移動層4を設ける方法は特に限定されるものではなく、例えば両電極の間にスペーサを配置して隙間を形成し、その隙間に電解質を注入する方法でも良く、また、負極の半導体層3に電解質スラリーを塗布した後に、正極を適当な間隔をおいて載置する方法でも良い。電解質が漏出しないよう、両極とその周囲を封止することが望ましく、封止の方法や封止材の材質については公知の方法が使用でき、特に限定されない。
以下、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
[合成例1]中間体1の合成
ビスジベンジリデンアセトンパラジウム(345mg,0.600mmol、Pd(dba))、キサントホス(694mg,1.20mmol)、炭酸ナトリウム(1.27g,12.0mmol)、4−(ジフェニルアミノ)フェニルボロン酸(1.91g,6.60mmol)をテトラヒドロフラン(87.0ml)と水(87.0mL)に溶解させた後、2,5−ジブロモチオフェン(0.678mL,6.00mmol)を加え、2時間加熱還流を行った。その後、室温下でPd(dba)(345mg,0.600mmol)、トリ−tert−ブチルホスフィンテトラフルオロボラート(348mg,1.20mmol、P(t−Bu)HBF)、炭酸ナトリウム(1.27g,12.0mmol)、5−ホルミル−2−チオフェンボロン酸(1.40g,9.00mmol)を加え、12時間撹拌した。その後、反応物をジエチルエーテルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。有機溶媒を減圧下留去し得られた残渣を、ヘキサン:酢酸エチルを移動層とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を1.94g、74%の収率で得た。
H NMR(500MHz,CDCl) δ9.86(s,1H),7.67(d,J=3.5Hz,1H),7.46(d,J=8.6Hz,2H),7.34−7.22(m,6H),7.19(d,J=8.6Hz,1H),7.13(d,J=7.5Hz,4H),7.09−7.18(m,4H)
[合成例2]化合物1−1の合成
中間体1(43.8mg,0.100mmol)、ローダニン(13.3mg,0.100mmol)をトルエン(1.00mL)に溶解させた後、ピペリジン(1.00μL)を加え、24時間加熱還流を行った。その後、有機溶媒を減圧下留去し得られた残渣を、再結晶化で精製し、表題化合物を32.4mg、59%の収率で得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ7.84(s,1H),7.65(s,1H),7.58(d,J=8.6Hz,2H),7.53(d,J=3.5Hz,1H),7.49(d,J=3.5Hz,1H),7.43(d,J=3.5Hz,1H),7.32(t,J=7.5Hz,4H),7.07(t,J=7.5Hz,2H),7.04(d,J=7.5Hz,4H),6.94(d,J=8.6Hz,2H)
[合成例3]中間体2の合成
ヒダントイン(500mg,5.00mmol)をジオキサン(20.0mL)に溶解させた後、臭素(0.258mL,5.00mmol)を加え、100℃で15分間撹拌した。その後、室温下で亜リン酸トリエチル(0.865mL,5.00mmol)を加え、90分間撹拌した。その後、有機溶媒を減圧下留去し得られた残渣を、クロロホルム:メタノールを移動層とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を481mg、41%の収率で得た。
HNMR(500MHz,CDCl)δ10.91(s,1H),8.40(s,1H),4.74(d,1H,J=13.1Hz),4.06(m,4H),1.21(t,6H,J=6.9Hz)
[合成例4]化合物1−2の合成
合成例1で合成した中間体1(87.4mg,0.200mmol)、合成例3で合成した中間体2(47.2mg,0.200mmol)をエタノール(2.00mL)に溶解させた後、水酸化リチウム一水和物(8.39mg,0.200mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。その後、有機溶媒を減圧下留去し得られた残渣を、クロロホルム:メタノールを移動層とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を38.2mg、37%の収率で得た。
[合成例5]化合物1−3の合成
合成例1で合成した中間体1(43.8mg,0.100mmol)、2,4−チアゾリジンジオン(11.7mg,0.100mmol)をトルエン(1.00mL)に溶解させた後、ピペリジン(1.00μL)を加え、24時間加熱還流を行った。その後、有機溶媒を減圧下留去し得られた残渣を、再結晶化で精製し、表題化合物を5.80mg、11%の収率で得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ7.99(s,1H),7.62(d,J=3.5Hz,1H),7.58(d,J=8.6Hz,2H),7.49(d,J=3.5Hz,1H),7.48(d,J=3.5Hz,1H),7.42(d,J=3.5Hz,1H),7.31(t,J=7.5Hz,4H),7.07(t,J=7.5Hz,2H),7.04(d,J=7.5Hz,4H),6.94(d,J=8.6Hz,2H)
[合成例6]化合物1−4の合成
合成例1で合成した中間体1(200mg,0.457mmol)、クレアチニン(62.0mg,0.548mmol)を酢酸(1.37mL)に溶解させた後、酢酸ナトリウム(187mg,2.29mmol)を加え、24時間加熱還流を行った。その後、有機溶媒を減圧下留去し得られた残渣を、再結晶化で精製し、表題化合物を253mg、定量的に得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ8.50(s,1H),7.56(d,J=8.6Hz,2H),7.44(d,J=3.5Hz,1H),7.37(d,J=3.5Hz,1H),7.31(t,J=7.5Hz,4H),7.29(d,J=3.5Hz,1H),7.25(d,J=3.5Hz,1H),7.06(t,J=7.5Hz,2H),7.03(d,J=7.5Hz,4H),6.94(d,J=8.6Hz,2H),6.56(s,1H),3.17(s,3H)
[合成例7]中間体3の合成
合成例1における実験操作に準じて、収率71%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,CDCl)δ9.99(s,1H),7.89(d,J=8.6Hz,2H),7.77(d,J=8.6Hz,2H),7.50(d,J=8.6Hz,2H),7.44(d,J=3.5Hz,1H),7.29(t,J=8.6Hz,4H),7.25(d,J=3.5Hz,1H),7.13(d,J=7.5Hz,4H),7.08(d,J=8.6Hz,4H),7.06(t,J=7.5Hz,2H)
[合成例8]化合物1−5の合成
合成例7で合成した中間体3を用いた以外は、合成例2における実験操作に準じて、収率43%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ8.29(s,1H),7.81(d,J=8.0Hz,2H),7.67(d,J=3.5Hz,1H),7.65−7.55(m,5H),7.45(d,J=3.5Hz,1H),7.31(t,J=7.5Hz,4H),7.06(t,J=7.5Hz,2H),7.03(d,J=7.5Hz,4H),6.96(d,J=8.6Hz,2H),6.39(s,1H)
[合成例9]化合物1−6の合成
合成例7で合成した中間体3を用いた以外は、合成例4における実験操作に準じて、収率98%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ8.29(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,2H),7.64(d,J=8.0Hz,2H),7.60(d,J=3.5Hz,1H),7.58(d,J=8.6Hz,2H),7.42(d,J=3.5Hz,1H),7.30(t,J=8Hz,4H),7.04(t,J=7.5Hz,2H),7.03(d,J=7.5Hz,4H),6.96(d,J=8.6Hz,2H)
[合成例10]化合物1−7の合成
合成例7で合成した中間体3を用いた以外は、合成例5における実験操作に準じて、収率86%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ7.80(d,J=8.6Hz,2H),7.74(s,1H),7.65(d,J=3.5Hz,1H),7.61(d,J=8.6Hz,2H),7.58(d,J=8.6Hz,2H),7.44(d,J=3.5Hz,1H),7.30(t,J=8.0Hz,4H),7.06(t,J=7.5Hz,2H),7.03(d,J=7.5Hz,4H),6.96(d,J=8.6Hz,2H)
[合成例11]化合物1−8の合成
合成例7で合成した中間体3を用いた以外は、合成例6における実験操作に準じて、収率53%で標題化合物を得た。
[合成例12]中間体4の合成
合成例1における実験操作に準じて、収率81%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,CDCl)δ10.0(s,1H),7.91(d,J=8.6Hz,2H),7.62(d,J=8.6Hz,2H),7.46(d,J=8.6Hz,2H),7.27(t,J=8.6Hz,4H),7.14(s,1H),7.12(d,J=8.6Hz,4H),7.07(d,J=8.6Hz,2H),7.06(t,J=8.6Hz,2H),2.70(t,J=7.5Hz,2H),1.66(tt,J=7.5,7.5Hz,2H),1.37−1.20(m,18H),0.87(t,J=7.5Hz,3H)
[合成例13]化合物1−9の合成
合成例12で合成した中間体4を用いた以外は、合成例2における実験操作に準じて、収率54%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.70(s,1H),7.59(d,J=8.0Hz,2H),7.52(d,J=8.0Hz,2H),7.46(d,J=8.6Hz,2H),7.27(t,J=8.6Hz,4H),7.13(s,1H),7.12(d,J=8.6Hz,4H),7.07(d,J=8.6Hz,2H),7.05(t,J=8.6Hz,2H),2.71(t,J=7.5Hz,2H),1.67(tt,J=7.5,7.5Hz,2H),1.38−1.20(m,18H),0.88(t,J=7.5Hz,3H)
[合成例14]化合物1−10の合成
合成例12で合成した中間体4を用いた以外は、合成例4における実験操作に準じて、収率79%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ11.26(s,1H),10.50(s,1H),7.67(d,J=8.0Hz,2H),7.54(d,J=8.0Hz,2H),7.43(d,J=8.6Hz,2H),7.34(s,1H),7.30(t,J=8.6Hz,4H),7.05(t,J=8.6Hz,2H),7.03(d,J=8.6Hz,4H),6.95(d,J=8.6Hz,2H),6.41(s,1H),2.63(t,J=7.5Hz,2H),1.58(tt,J=7.5,7.5Hz,2H),1.38−1.10(m,18H),0.80(t,J=7.5Hz,3H)
[合成例15]化合物1−11の合成
合成例12で合成した中間体4を用いた以外は、合成例5における実験操作に準じて、収率70%で標題化合物を得た。
[合成例16]化合物1−12の合成
合成例12で合成した中間体4を用いた以外は、合成例6における実験操作に準じて、収率45%で標題化合物を得た。
[合成例17]中間体5の合成
合成例1における実験操作に準じて、収率64%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,CDCl)δ10.04(s,1H),7.93(d,J=8.6Hz,2H),7.64(d,J=8.6Hz,2H),7.57(d,J=8.6Hz,2H),7.33(d,J=8.6Hz,2H),7.15(s,1H),7.07−7.03(m,2H),6.74(t,J=7.5Hz,1H),4.29(d,J=8.6Hz,1H),3.33(d,J=8.6Hz,1H),2.72(t,J=7.5Hz,2H),2.55(s,1H),2.38(s,1H),1.70−1.10(m,26H),0.88(t,J=7.5Hz,3H)
[合成例18]化合物1−13の合成
合成例17で合成した中間体5を用いた以外は、合成例2における実験操作に準じて、収率11%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,CDCl)δ9.43(s,1H),7.69(s,1H),7.61(d,J=8.0Hz,2H),7.56(d,J=8.6Hz,2H),7.53(d,J=8.6Hz,2H),7.32(d,J=8.6Hz,2H),7.15(s,1H),7.13(d,J=7.5Hz,1H),7.07−7.03(m,2H),6.74(t,J=7.5Hz,1H),4.29(d,J=8.6Hz,1H),3.33(d,J=8.6Hz,1H),2.72(t,J=7.5Hz,2H),2.55(s,1H),2.37(s,1H),1.70−1.10(m,26H),0.88(t,J=7.5Hz,3H)
[合成例19]化合物1−14の合成
合成例17で合成した中間体5を用いた以外は、合成例4における実験操作に準じて、収率8%で標題化合物を得た。
[合成例20]化合物1−15の合成
合成例17で合成した中間体5を用いた以外は、合成例5における実験操作に準じて、収率16%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,CDCl)δ7.56(d,J=8.6Hz,2H),7.48(d,J=8.6Hz,2H),7.35(d,J=8.6Hz,2H),7.32(d,J=8.6Hz,2H),7.13(s,1H),7.12(t,J=8.6Hz,2H),7.10−7.03(m,2H),6.73(d,J=8.6Hz,1H),4.29(d,J=8.6Hz,1H),3.33(d,J=8.6Hz,1H),2.72(t,J=7.5Hz,2H),2.55(s,1H),2.38(s,1H),1.70−1.10(m,26H),0.88(t,J=7.5Hz,3H)
[合成例21]化合物1−16の合成
合成例17で合成した中間体5を用いた以外は、合成例6における実験操作に準じて、収率46%で標題化合物を得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ8.21(d,J=8.6Hz,2H),7.58(d,J=8.6Hz,2H),7.43(s,1H),7.38(d,J=8.6Hz,2H),7.31(s,1H),7.30(d,J=8.6Hz,2H),7.11(d,J=8.6Hz,1H),7.03−6.94(m,2H),6.66(t,J=8.6Hz,1H),6.22(s,1H),4.29(d,J=8.6Hz,1H),3.33(d,J=8.6Hz,1H),2.72(t,J=7.5Hz,2H),2.55(s,1H),2.38(s,1H),1.70−1.10(m,26H),0.88(t,J=7.5Hz,3H)
(安定性評価)
中間体1,化合物1−1及び中間体1にt−ブチルシアノ酢酸を付加して得られた下記構造の化合物Aを薄層クロマトグラムにより展開した。さらに、化合物1−1と化合物Aを水中で80℃で12時間処理した後、トルエンにて抽出操作を行い、溶媒を除去して得られた物質を同様に薄層クロマトグラムで展開した。この結果、本発明に係る化合物1−1は加熱処理前後で展開高さの変化は認められず、水による影響がないことが確認された。これに対して、化合物Aは、加熱処理前は中間体1と異なる高さに展開されたが、加熱処理後は中間体1と同じ高さに展開されていた。この結果、水により加水分解されてアンカー機能を失った(中間体1に戻った)ものと言える。
実施例
<光電変換素子の作製>
フッ素をドープした酸化スズ膜付きの透明導電性ガラス基板(メーカー名:日本板硝子)に酸化チタンペースト(メーカー名:日揮触媒化成社、品番:PST−18NRおよびPST−400C)をスキージ塗布し室温乾燥後、500℃で30分焼成を行い、膜厚19μmの多孔質酸化チタン膜付き半導体層を形成した。
アセトニトリル(もしくは塩化メチレン)8ml中に、各色素を0.25mM溶解した溶液を調製し上記酸化チタン膜付き半導体層を支持体ごと浸漬させた後、16時間、室温下にて保持した。反応後多孔質酸化チタン膜をアセトニトリル(もしくは塩化メチレン)およびエタノールで洗浄し窒素雰囲気下室温乾燥を3回繰り返し、光電変換層を作製した。なお、参照として上記化合物Aからt−ブチル基を脱保護した下記化合物Bを用いた。
対向電極を、フッ素をドープした酸化スズ膜付き透明導電性ガラス基板上に、塩化白金酸0.01Mの水溶液をスピンコーターにて1500rpmでスピンコートしたのち、これを400℃で30分焼成を行うことで得た。この白金対極を使用し、光電変換層と対向電極との間にスペーサ60μm(メーカー名:三井デュポン、商品名:ハイミラン)を熱圧着し、アセトニトリル、バレロニトリル(85:15)混合溶媒に、沃素30mM、沃化リチウム100mM、4−tert−ブチルピリジン500mM、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムヨージド600mMを溶解したレドックス電解質をそれぞれ入れた電荷移動層を作製して、光電変換素子を作製した。
<光電変換特性の測定>
上記で得られた光電変換素子を、JIS C8912 クラスAに準拠したソーラーシミュレータ(メーカー名:山下電装社、型番:YSS−50A)を用いて疑似太陽光(AM1.5(100(mW/cm)))を照射しながら、ソースメーター(メーカー名:株式会社 エーディーシー 型番:6240A)にてプローブ電極を接続して電流−電圧測定を室温室湿度下で行い、短絡電流密度Jsc(mA/cm)および開放電圧値VOC(V)、フィルファクター(FF)を求めた。光電変換効率η(%)は(式α)より算出した。これらの測定結果の平均値とし、標準偏差は0.1以下であった。
η(%)=最大出力(mW)/入射光エネルギー(mW)=Jsc(mA/cm)×VOC(V)×FF/100(mW/cm)−−−−−−−(式α)
結果を表1にまとめて示す。
また、分光感度測定装置(分光計器社製CEP?2000)を用い、各色素を用いた光電変換素子のIPCEスペクトル(波長に対する光電変換効率を示すスペクトル)を測定した。モノクロメータにより単色化した入射光照射下にて、セルの電流測定を室温室湿度下で行い、短絡電流密度JSC(mA/cm)および、測定波長λ(nm)における入射光量W(λ)(W/cm)を求めた。外部量子効率IPCE(%)は(式β)より算出した。
IPCE(%)=100×JSC(mA/cm)×1240(nm/eV)/入射光量W(λ)(W/cm)×測定波長λ(nm)−−−−−−−(式β)
図2に電流−電圧測定結果を、図3に外部量子効率IPCE特性結果を示す。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で表される光電変換素子用の有機色素。
    (一般式(1)中、X及びYはそれぞれ独立にO,S,NHを示し、X及びYの少なくとも一方はOである。Zは、S又はN−Rを示す。RはH又はメチル基を示す。Dは下記式(a)又は(b)をQは下記式(c)又は(d)を示す。)
    (式(d)中、R’はH又は−C1225を示す。)
  2. 下記式(1−1)〜(1−16)の何れかで表される請求項1に記載の有機色素。
  3. 対向する2つの電極と、
    前記電極の一方に形成された半導体層と、
    前記半導体層上に吸着した有機色素と、
    前記2つの電極間に配置された電荷移動層と、
    を有する光電変換素子であって、
    前記有機色素が請求項1又は2に記載の有機色素である光電変換素子。
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