JP6533830B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明はエスカレータや電動道路等の乗客コンベアに係り、特に電動機と駆動スプロケットが同軸上に設置される駆動装置を備えた乗客コンベアに関する。
乗客コンベアであるエスカレータや電動道路等は、乗降口間を移動する無端状に連結されたステップ、或いはパレット(以下、代表して踏板という)と、この踏板の両側に設けられた欄干と、この欄干上を踏板と同期して移動する移動手摺とによって構成され、一方の乗降口から他方の乗降口までの間を移動する踏板で乗客を搬送するものである。
一般的に踏板は金属製のチェーンで連結され、チェーンは乗客コンベア上部の踏板反転装置に備えられた駆動スプロケットに巻き掛けられている。
駆動スプロケットに電動機からの動力を伝達する機構として、特表2000−505406号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。特許文献1には、ステップスプロケット軸の一方の端部に固定された第一ステップスプロケットと、ステップスプロケット軸の他方の端部に固定された第二ステップスプロケットと、第二ステップスプロケットに取り付けられた回転子部品とを備え、ステップスプロケット軸の一方の端部が乗客コンベアの一方の側の支持構造物上に軸受によって据え付けられ、ステップスプロケット軸の他方の端部が軸受によって駆動モータの固定子に据え付けられた乗客コンベアの駆動装置が記載されている(第4図)。この駆動装置では、固定子は乗客コンベアの他方の側の支持構造物上に固定されており、ステップスプロケット軸の両端部は支持構造物に据え付けられた軸受、或いは支持構造物に固定された固定子に据え付けられた軸受によって軸支されている。
また特許文献1には、回転子が取り付けられた回転子円盤と、固定子が取り付けられた固定子円盤と、回転子円盤の外周を半径方向に延長した環状ブレーキディスクとを備えた駆動モータが記載されている(第9図)。
特許文献1の駆動装置では、ブレーキディスクを取り付けた電動機とスプロケットを単一の軸で直結している。
特表2000−505406号公報
ところで、乗客コベンアは長期的な使用における保全作業の中で、劣化、故障、リニューアル等の理由によって部品交換を実施する場合がある。例えば、回転部に使用される軸受は、経年的な摩耗やはく離によって、異常音が発生する場合や、回転不良となる場合があるため、交換が必要となる。
交換作業を行う場合、乗客コンベア内の限られた空間内で部品交換を実施する、もしくは乗客コンベアの限られた開口部から交換対象の装置を取り出して乗客コンベア外で部品交換を実施する。しかし、大型の装置は着脱が容易ではなく、装置の着脱に相当の作業時間を要するといった課題があった。特に特許文献1で示されるような、電動機とステップスプロケット(以下、駆動スプロケットという)とを単一のスッテプスプロケット軸(以下、軸という)で直結する構造においては、軸受が電動機の内部に備えられており、軸受を交換する場合には軸に直結され一体となった電動機と駆動スプロケットとを取外す必要がある。しかし、軸は乗客コンベアのフレーム幅にほぼ等しい長さで、フレームの幅方向に配設されているため、軸や、この軸と一体に構成された電動機及び駆動スプロケットを取り外すことは容易ではない。このため、電動機と駆動スプロケットとを単一の軸で直結する構造では、軸受の交換作業は容易ではない。
本発明の目的は、部品交換の作業性を向上させることができる乗客コンベアを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の乗客コンベアは、一方の乗降口と他方の乗降口との間を移動する無端状に連結された複数の踏板と、前記踏板の幅方向両側に設けられた欄干と、前記欄干上を前記踏板と同期して移動する移動手摺と、前記踏板を駆動及び制動する一対の駆動スプロケットとを備えた乗客コンベアにおいて、第一軸受で回転可能に軸支された電動機回転部を有する電動機ユニットと、第二軸受で回転可能に軸支されたブレーキディスクを有するブレーキディスクユニットと、駆動スプロケット軸と前記駆動スプロケット軸の両端部に配設した前記一対の駆動スプロケットとをユニット化した駆動スプロケットユニットとを備え、前記ブレーキディスクユニットは、前記ブレーキディスクと前記駆動スプロケットとを連結する連結部材を備え、前記電動機ユニット、前記ブレーキディスクユニット及び前記駆動スプロケットユニット同心状に配置され前記駆動スプロケットユニットは前記電動機ユニットの前記電動機回転部を介して前記第一軸受で軸支されると共に前記ブレーキディスクユニットの前記連結部材を介して前記第二軸受で軸支され、前記電動機ユニットと前記ブレーキディスクユニットと前記駆動スプロケットユニットにより着脱可能に連結される。
本発明によれば、スプロケットユニットを単独で取外すことにより、電動機ユニット及びブレーキユニットへのアクセスが容易となり、軸受等の部品交換の作業性を向上させることが出来る。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明が適用される乗客コンベア装置の一実施例に係る構成を示す構成図である。 乗客コンベア装置の上部水平枠部分の上面図である。 本発明の実施例に係る駆動装置の構造を示す上面図である。 本発明の実施例に係る駆動スプロケットユニットの側面図である。 本発明の実施例に係る、スプロケットユニットと電動機ユニットとの連結部を示す上面図である。 本発明の実施例に係る、スプロケットユニットとブレーキディスクユニットとの連結部を示す上面図である。 本発明の実施例に係る電動機ユニットの軸受構造の変更例を示す上面図である。 本発明の実施例に係るブレーキディスクユニットの変更例を示す上面図である。
本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
まず、図1及び図2を参照して、乗客コンベアの構成について説明する。図1は、本発明が適用される乗客コンベア装置の一実施例に係る構成を示す構成図である。図2は、乗客コンベア装置の上部水平枠2a部分の上面図である。なお、ここでは、乗客コンベアの一実施例としてエスカレータについて説明する。本発明は、エスカレータの他に、踏板が隣接する踏板との間に段差が設けられない状態で移動する電動道路にも適用可能である。踏板は、エスカレータではステップと呼ばれ、電動道路ではパレットと呼ばれる。以下、両者を代表して踏板と呼んで説明する。また、踏板の移動方向に垂直でかつ鉛直方向に垂直な方向を、踏板及び乗客コンベアの幅方向と定義する。
図1に示すように、乗客コンベアの一種であるエスカレータ1には上階と下階に架け渡された枠体(フレーム)2が設けられており、この枠体2は上部水平枠2a、中間枠2b及び下部水平枠2cより構成されている。枠体2の内部には無端状に連結された複数の踏板6が移動可能に設けられている。踏板6は、一方の乗降口と他方の乗降口との間を移動する。また、踏板6の左右両側に移動手摺9を支持する欄干7が枠体2から立設されている。欄干7の下部にはスカートガード8が設けられている。
踏板6を無端状に連結する駆動チェーン5は、駆動スプロケット3及び従動スプロケット4に巻き掛けられており、踏板6は駆動スプロケット3及び従動スプロケット4において反転して循環する。駆動スプロケット3は、踏板6を駆動及び制動する。
本発明の実施形態について図3及び図4に基づき説明する。図3は、本発明の実施例に係る駆動装置35の構造を示す上面図である。図4は、本発明の実施例に係る駆動スプロケットユニット10の側面図である。なお、図3は上部水平枠2aの上面図に相当する。
上部水平枠2a内の機械室34には、駆動スプロケット3を含むスプロケットユニット10、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12を備えた駆動装置35が据え付けられている。
スプロケットユニット10はスプロケット軸13、駆動スプロケット3a及び駆動スプロケット3bを備え、これらの部品がユニット化されている。一対の駆動スプロケット3a,3bは、スプロケット軸13の両端部に設けられている。左右の駆動スプロケット3a及び駆動スプロケット3bはそれぞれの中心が一つの軸線上に位置するようにスプロケット軸13により同心状に連結されている。このときスプロケット軸13は、軸中心が駆動スプロケット3aの中心及び駆動スプロケット3bの中心と共に、一つの軸線上に配置されるように連結されている。
このような構成により、本実施例のスプロケットユニット10は、電動機ユニット11の電動機軸受16とブレーキディスクユニット12のブレーキ軸受19とにより、回転可能に軸支される。すなわち、スプロケットユニット10のスプロケット軸13は、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12を介して、電動機軸受16及びブレーキ軸受19により回転可能に軸支される。
電動機ユニット11は上部水平枠2aに対して固定された電動機固定部14と、電動機軸受16と、電動機軸受16で回転可能に軸支された電動機回転部15とを備えている。ブレーキディスクユニット12は、ブレーキ軸18と、ブレーキ軸受19と、ブレーキ軸受19で回転可能に軸支されたブレーキディスク17とを備えている。駆動装置35には、ブレーキディスク17と接触することによって駆動スプロケット3を制動するブレーキ20が備えられている。
駆動スプロケット3a,3bには複数の貫通孔21が設けられている。電動機回転部15には、駆動スプロケット3の貫通孔21と対応する位置に、めねじ22が設けられている。またブレーキディスク17には、駆動スプロケット3の貫通孔21と対応する位置にめねじ23が設けられている。
駆動スプロケット3aの貫通孔21にボルト24を挿通させ、ボルト24をめねじ22に螺合することで、駆動スプロケット3aと電動機回転部15とを連結する。また、駆動スプロケット3bの貫通孔21にボルト24を挿通させ、ボルト24をめねじ23に螺合することで、駆動スプロケット3bとブレーキディスク17とを連結する。このとき、駆動スプロケット3aと電動機回転部15とは、それぞれの中心が一つの軸線上に位置するように同心状に締結される。駆動スプロケット3bとブレーキディスク17とはそれぞれの中心が一つの軸線上に位置するように同心状に締結される。これにより、スプロケットユニット10、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12を同心状にかつ着脱可能に連結することができる。
スプロケットユニット10、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12を分割する場合には、ボルト24を取外すことで駆動スプロケット3aと電動機回転部15との締結、及び駆動スプロケット3bとブレーキディスク17との締結を解けばよい。電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12から分離されたスプロケットユニット10は、駆動スプロケット3aと駆動スプロケット3bとが駆動装置35に組み付けられた状態と同じ間隔(幅寸法)L2を有している。この幅寸法L2は各ユニット10,11,12の中で最も大きな部品寸法になる。スプロケットユニット10の幅寸法L2は踏板6の幅寸法以下の大きさであり、踏板6を取り外した後の開口部から容易に出し入れできる。
スプロケットユニット10、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12を分割することで、スプロケットユニット10のみをエスカレータ1から取り外すことができ、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12に容易にアクセスすることができる。これにより、軸受等の部品交換等の保全作業性を向上することができる。
なお、スプロケットユニット10を取り外すときに、ブレーキディスク17の重量によりブレーキ軸受19の許容調心角を超えてブレーキ軸18が傾く可能性がある。そこで、スプロケットユニット10を取り外す場合には、ブレーキ20を動作させてブレーキユニット12を保持するか、ワイヤ等でブレーキユニット12を固定することが望ましい。
次に、図5及び図6を用いて、スプロケットユニット10、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12を連結する連結構造を詳細に説明する。図5は、本発明の実施例に係る、スプロケットユニット10と電動機ユニット11との連結部を示す上面図である。図6は、本発明の実施例に係る、スプロケットユニット10とブレーキディスクユニット12との連結部を示す上面図である。
電動機ユニット11の電動機回転部15は、中心軸15aを備え、中心軸15aを回転軸として回転可能に構成されている。中心軸15aは電動機回転部15に固定されている。電動機回転部15は、中心軸15aが電動機軸受16によって軸支され、電動機固定部14に対して回転可能に構成されている。
ブレーキディスクユニット12のブレーキディスク17は、中心軸17aを備え、中心軸17aを回転軸として回転可能に構成されている。中心軸17aはブレーキディスク17に固定されている。ブレーキディスク17は、中心軸17aがブレーキ軸受19によって軸支され、ブレーキ軸受19が固定された上部水平枠2aに対して回転可能に構成されている。
本実施例では、駆動スプロケット3a,3bに凹部(凹形状部)25及び面取り26を設けている。電動機回転部15には凸部(凸形状部)27及び面取り28を設けている。ブレーキディスク17には凸部(凸形状部)29及び面取り30を設けている。駆動スプロケット3aの凹部25と電動機回転部15の凸部27との間に生じる隙間の上限値を、スプロケットユニット10と電動機ユニット11との間の同心度の許容差の上限とする。また、駆動スプロケット3bの凹部25とブレーキディスク17の凸部29との間に生じる隙間の上限値を、スプロケットユニット10とブレーキディスクユニット12との間の同心度の許容差の上限とする。これにより、ボルト24による各ユニット10,11,12の締結時において同心に合わせる調整作業を不要にできる。
本実施例では、スプロケットユニット10、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12を容易に同心状に固定できる構造を有していることにより、スプロケットユニット10、電動機ユニット11及びブレーキディスクユニット12の組み付け作業が容易になる。これにより、本実施例は軸受等の部品交換等の保全作業性を向上することができる。
なお、図5及び図6の構造とは反対に、駆動スプロケット3a,3bに凸部、電動機回転部15及びブレーキディスク17に凹部を備えた構造においても、同様の効果が得られる。凸部と凹部とは、駆動スプロケット3a,3bと電動機回転部15又はブレーキディスク17との間で、適宜入れ替えてもよい。
すなわち、駆動スプロケットユニット10と電動機ユニット11との連結部は、駆動スプロケット3a側の連結部と電動機ユニット11側の連結部とのうちいずれか一方の連結部が端部に面取り26を有する凹部25で構成され、他方の連結部は端部に面取り28を有する凸部27で構成され、凹部25と凸部27とを嵌め合わせて、駆動スプロケットユニット10と電動機ユニット11とを連結すればよい。
また、駆動スプロケットユニット10とブレーキディスクユニット12との連結部は、駆動スプロケットユニット10側の連結部とブレーキディスクユニット12側の連結部とのうちいずれか一方の連結部が端部に面取り26を有する凹部25で構成され、他方の連結部は端部に面取り30を有する凸部29で構成され、凹部25と凸部39とを嵌め合わせて、駆動スプロケットユニット10とブレーキディスクユニット12とを連結すればよい。
次に、図7を用いて、電動機軸受16の構造を変更した例を説明する。図7は、本発明の実施例に係る電動機ユニット11の軸受16の構造の変更例を示す上面図である。なお、上述した実施例と同じ構成には同じ符号をつけ、説明を省略する。
本実施例では、電動機軸受16の外輪16aと電動機回転部15とを固定する。さらに電動機回転部15は、電動機軸受16に対して駆動スプロケット3a側の部分に空間部15aを有する。空間部15aは、電動機回転部15の駆動スプロケット3aと対向する端面に開口を形成する。そして電動機回転部15は、空間部15aの開口を覆う軸受カバー31を備える。
電動機軸受16の内輪16bは、電動機固定部14に設けられた中心軸15cに支持されている。中心軸15cは固定軸である。なお、電動機軸受16としては、深溝玉軸受、円錐コロ軸受又は自動調心コロ軸受等を単独で、或いは複数の軸受を組み合わせて用いることができる。また、複数の軸受を重ねて配置してもよい。
本実施例によれば、スプロケットユニット10及び軸受カバー31を取外すことで、摩耗、はく離及びグリースの変色等といった電動機軸受16の劣化状態を直接観察することができ、電動機軸受16の故障防止に役立てることができる。
次に、図8を用いて、ブレーキディスク17の構造を変更した例を説明する。図8は、本発明の実施例に係るブレーキディスクユニット12の変更例を示す上面図である。なお、上述した実施例と同じ構成には同じ符号をつけ、説明を省略する。
ブレーキディスクユニット12は、ブレーキディスク17と駆動スプロケット3bとの間にブレーキディスク連結ボス32を備える。すなわち、上述した実施例では、図6に示すように、ブレーキディスク17と一体化されていた連結ボス部17bが、ブレーキディスク17とは別部材として設けられている。
また、ブレーキディスク17は中心軸17aとは別部材として構成される。中心軸17aは連結ボス32に固定されている。中心軸17aは連結ボス32と一体に形成してもよいし、連結ボス32とは別部材として形成した中心軸17aを連結ボス32に固定してもよい。ブレーキディスクユニット12が駆動装置35に据え付けられた状態では、ブレーキディスク17は中心軸17aと一体で回転する。
以上説明したように、本変更例のブレーキディスクユニット12は、ブレーキ軸受19で回転可能に軸支された中心軸17aと、中心軸17aに固定され駆動スプロケット3bに連結される連結ボス32とを有する。ブレーキディスク17は連結ボス32に着脱可能にかつ同心状に固定される。
本変更例では、ブレーキディスク17とブレーキディスク連結ボス32とを締結するボルト33を取り外すことで、ブレーキディスク17のみをブレーキユニット12から取り外すことができる。ブレーキディスク17の取り外しを可能にするために、ブレーキディスク17の中心部にはブレーキ軸受19の外径D19よりも大きい直径D17を有する貫通孔17cが形成されている。これにより、中心軸17aにブレーキ軸受19を取り付けたまま、ブレーキディスク17を中心軸17a及び連結ボス32から分離することができる。本変更例では、ブレーキディスク17が損傷した場合等において、ブレーキディスク17のみを交換でき、交換作業性を向上させることができる。
本発明に係る実施例及び変更例では、図2におけるスカート間の幅L1より、スプロケットユニット10の全幅L2(図3参照)を小さくすることで、踏板6を取り外すことにより、左右のスカートガード7の間を通してスプロケットユニット10を取り外すことが可能となる。
一般的に乗客コンベアの枠(フレーム)2は踏板6を中心に左右同等の幅を有する。電動機14,15とブレーキディスク17とを一体とする構造の場合、電動機14,15側のフレーム幅が増加する。その結果として、電動機14,15が配置される側とは反対側のフレーム幅も増加してしまう。本実施例では、電動機14,15とブレーキディスク17とは左右の駆動スプロケット3a及び駆動スプロケット3bに分散して配置しているので、片側のフレーム幅の増加分を小さくすることができる。これにより、全体でのフレーム幅の増加を小さくすることができる。そして、本実施例では機械室を小型化することができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…エスカレータ、2…枠体、2a…上部水平枠、2b…中間枠、2c…下部水平枠、3…駆動スプロケット、4…従動スプロケット、5…踏板チェーン、6…踏板、7…欄干パネル、8…スカートガード、9…移動手摺、10…スプロケットユニット、11…電動機ユニット、12…ブレーキディスクユニット、13…スプロケット軸、14…電動機固定部、15…電動機回転部、15a…中心軸、16…電動機軸受、16a…外輪、16b…内輪、17…ブレーキディスク、17a…中心軸、17c…貫通孔、18…ブレーキ軸、19…ブレーキ軸受、20…ブレーキ、21…孔、22…めねじ、23…めねじ、24…ボルト、25…凹部、26…面取り部、27…凹部、28…面取り部、29…凹部、30…面取り部、31…軸受カバー、32…ブレーキディスク連結ボス、34…機械室、35…駆動装置L1…スカート間の幅、L2…スプロケットユニットの全幅。

Claims (8)

  1. 一方の乗降口と他方の乗降口との間を移動する無端状に連結された複数の踏板と、前記踏板の幅方向両側に設けられた欄干と、前記欄干上を前記踏板と同期して移動する移動手摺と、前記踏板を駆動及び制動する一対の駆動スプロケットとを備えた乗客コンベアにおいて、
    第一軸受で回転可能に軸支された電動機回転部を有する電動機ユニットと、第二軸受で回転可能に軸支されたブレーキディスクを有するブレーキディスクユニットと、駆動スプロケット軸と前記駆動スプロケット軸の両端部に配設した前記一対の駆動スプロケットとをユニット化した駆動スプロケットユニットとを備え、
    前記ブレーキディスクユニットは、前記ブレーキディスクと前記駆動スプロケットとを連結する連結部材を備え、
    前記電動機ユニット、前記ブレーキディスクユニット及び前記駆動スプロケットユニットは、同心状に配置され
    前記駆動スプロケットユニットは、前記電動機ユニットの前記電動機回転部を介して前記第一軸受で軸支されると共に、前記ブレーキディスクユニットの前記連結部材を介して前記第二軸受で軸支され、
    前記電動機ユニットと前記ブレーキディスクユニットとは、前記駆動スプロケットユニットにより着脱可能に連結されたことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、
    前記駆動スプロケットユニットと前記電動機ユニットとの連結部は、前記駆動スプロケット側の連結部と前記電動機ユニット側の連結部とのうちいずれか一方の連結部が端部に面取りを有する凹形状部で構成され、他方の連結部は端部に面取りを有する凸形状部で構成され、前記凹形状部と前記凸形状部とを嵌め合わせて連結されることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1において、
    前記駆動スプロケットユニットと前記ブレーキディスクユニットとの連結部は、前記駆動スプロケットユニット側の連結部と前記ブレーキディスクユニット側の連結部とのうちいずれか一方の連結部が端部に面取りを有する凹形状部で構成され、他方の連結部は端部に面取りを有する凸形状部で構成され、前記凹形状部と前記凸形状部とを嵌め合わせて連結されることを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項2において、
    前記駆動スプロケットユニットと前記電動機ユニットとの連結部における前記凸形状部の外径と前記凹形状部の内径との間に生じる隙間が、前記駆動スプロケットユニットと前記電動機ユニットとの同心度の許容差より小さいことを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項3において、
    前記駆動スプロケットユニットと前記ブレーキディスクユニットとの連結部における前記凸形状部の外径と前記凹形状部の内径との間に生じる隙間が、前記駆動スプロケットユニットと前記ブレーキディスクユニットの同心度の許容差より小さいことを特徴とする乗客コンベア。
  6. 請求項1において、
    前記電動機ユニットの前記電動機回転部は、前記第一軸受の外輪に固定されると共に、前記第一軸受に対して前記駆動スプロケット側の部分に空間部が形成されており、
    前記駆動スプロケットユニットを前記電動機ユニットから分離した状態で、前記第一軸受を観察可能に構成したことを特徴とする乗客コンベア。
  7. 請求項1において、
    前記ブレーキディスクユニットは、前記第二軸受で回転可能に軸支された中心軸と、前記中心軸に固定され前記駆動スプロケットに連結される連結ボスとを有し、
    前記ブレーキディスクは前記連結ボスに着脱可能にかつ同心状に固定されることを特徴とする乗客コンベア。
  8. 請求項1において、
    前記ブレーキディスクユニットの前記連結部材は、前記ブレーキディスクと一体化された連結ボス部により構成されることを特徴とする乗客コンベア。
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