JP6531679B2 - 電子時計 - Google Patents
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Description
また、所定のモードが設定された後、前記継続時間が所定時間に達すると、自動的に所定のモードにおける設定を行うことが規制されるような電子時計においても、同様の問題がある。すなわち、このような電子時計では、所定のモードが設定された後、所定動作が実行された場合、ユーザーが操作部を操作せずに所定動作が終了するのを待っていると、前記継続時間が所定時間に達し、設定を行うことが自動的に規制されてしまう場合がある。この場合も、ユーザーは、所定のモードにおける設定を行うことができない。
所定動作は、例えば、アラーム鳴鐘や、標準電波や衛星信号を受信する受信処理などである。所定動作は、動作時間が設定時間に達した場合や、操作部の操作に応じて終了する。
本発明によれば、所定動作が実行されている間は、前記継続時間のカウントは行われない。このため、第二モードが設定された後、所定動作が実行された場合、ユーザーが、所定動作が終了するまで操作部を操作せずにいても、前記継続時間が所定時間に達することはないため、所定動作が終了した後に、第二モードが設定された状態を維持できる。これによれば、ユーザーは、所定動作が終了した後に、操作部を操作して所定の設定を行うことができるため、電子時計の使い易さを向上できる。
本発明によれば、所定動作が実行されている間は、前記継続時間のカウントは行われない。このため、第二モードが設定された後、所定動作が実行された場合、ユーザーが、所定動作が終了するまで操作部を操作せずにいても、前記継続時間が所定時間に達することはないため、所定動作が終了した後に、所定の設定が行われることが規制されていない状態を維持できる。これによれば、ユーザーは、所定動作が終了した後に、操作部を操作して所定の設定を行うことができるため、電子時計の使い易さを向上できる。
一方、第二モードが設定され、かつ、所定動作が実行されない場合は、前記継続時間が所定時間に達すると、第一モードが設定される。
一方、第二モードが設定され、かつ、所定動作が実行されない場合は、前記継続時間が所定時間に達すると、所定の設定が行われることが規制される。
また、所定動作が、例えば、アラーム鳴鐘の場合、アラーム時刻をユーザーに確実に報知するため、アラーム鳴鐘時間は、例えば20秒以上など、比較的長めに設定されることが望ましい。
このため、所定時間が設定時間以下であることで、所定時間が設定時間よりも長い場合と比べて、電子時計をより使い易くできる。
図1は、アナログ電子時計1を示す正面図である。ここで、アナログ電子時計1は、電子時計の一例である。
図1に示すように、アナログ電子時計1は、円形の文字板2を備えている。文字板2には、時計表面側から見て、中心から12時方向にずれた位置に円形の第1小窓20が設けられ、中心から9時方向にずれた位置に円形の第2小窓30が設けられ、中心から6時方向にずれた位置に円形の第3小窓60が設けられている。
そして、文字板2の外周表面には、世界各地の都市名を表す都市情報71が、外周に沿って表記されている。これらの都市情報71を第2指針13が指示することで、選択されているタイムゾーンの代表都市名が表示される。
また、文字板2の外周表面には、都市情報71の内側に、アラーム鳴鐘が有効とされていることを表す「AL−ON」との記号と、アラーム鳴鐘が無効とされていることを表す「AL−OFF」との記号が表記されている。これらの記号を第2指針13が指示することで、アラーム鳴鐘が有効か、無効かが表示される。
また、アナログ電子時計1には、操作部としてのリューズ3と、Aボタン4と、Bボタン5とが設けられている。
図2に示すように、各指針11〜13,21,31,61,62は、5つのステップモーターでそれぞれ駆動される。すなわち、秒針31は、秒針用ステップモーター41で駆動され、時針11、分針12は、時分針用ステップモーター42で駆動され、第1指針21は、第1指針用ステップモーター43で駆動され、第2指針13は、第2指針用ステップモーター44で駆動され、副時分針63(副時針61および副分針62)は、副時分針用ステップモーター45で駆動される。なお、時針11、分針12、秒針31は、共通のステップモーターで駆動されてもよい。
駆動制御回路50は、第1スイッチ検出部51A、第2スイッチ検出部51B、第3スイッチ検出部51C、制御部58、秒針駆動制御部53、時分針駆動制御部54、第1指針駆動制御部55、第2指針駆動制御部56、副時分針駆動制御部57を備えている。
また、制御部58は、アナログ電子時計1における各種処理を行うものであり、モード設定部581、計測部582、ワールドタイム機能部583、アラーム機能部584、表示制御部585を備える。
第2スイッチ検出部51Bは、Bボタン5の押し込み操作を検出し、押し込み操作があった場合にその検出信号を制御部58に出力する。
第3スイッチ検出部51Cは、リューズ3の操作を検出し、操作があった場合に操作に応じた検出信号を制御部58に出力する。
計測部582は、時間をカウントする。
ここで、アラーム機能部584は、所定動作部の一例であり、アラーム鳴鐘は、所定動作の一例である。
また、アラーム機能部584は、操作部の設定操作に応じて、アラーム鳴鐘の有効無効の設定やアラーム時刻の設定を行う。
なお、制御部58の各機能の詳細については後述する。
時分針駆動制御部54は、前記基準信号を利用してモーター駆動パルスを出力し、時分針用ステップモーター42を制御して、時針11、分針12の駆動を制御する。
第1指針駆動制御部55は、前記基準信号を利用してモーター駆動パルスを出力し、第1指針用ステップモーター43を制御して、第1指針21の駆動を制御する。
第2指針駆動制御部56は、前記基準信号を利用してモーター駆動パルスを出力し、第2指針用ステップモーター44を制御して、第2指針13の駆動を制御する。
副時分針駆動制御部57は、前記基準信号を利用してモーター駆動パルスを出力し、副時分針用ステップモーター45を制御して、副時針61、副分針62の駆動を制御する。
本実施形態では、通常モードが、操作部の操作に応じて選択されたタイムゾーンの現在時刻であるワールドタイムが副時分針63において表示されるワールドタイムモードである。
ワールドタイムモードが設定されている場合、図1に示すように、第1指針21は、「WT」の文字を指示して、ワールドタイムモードが設定されていることを表示する。
副時分針63は、ワールドタイムの時分を表示する。
第2指針13は、選択されているタイムゾーンに対応する都市名を表示する。
時針11、分針12、秒針31は、基本時計の現在時刻の時分秒を表示する。
ワールドタイムモードでは、ワールドタイム機能部583は、Aボタン4の操作に応じて、世界各地の都市が属するタイムゾーンの中からいずれかを選択する。そして、Bボタン5の操作に応じて、選択したタイムゾーンの現在時刻(ワールドタイム)を設定する。これにより、表示制御部585は、副時分針駆動制御部57を制御して、副時分針63に設定されたワールドタイムを表示させる。
ワールドタイムモードでは、Aボタン4が長押し(3秒以上)され、モード切替操作が行われると、モード設定部581は、ワールドタイムモードに替えて、アラーム時刻を設定できるアラーム設定モードを設定する。
アラーム設定モードが設定された場合、表示制御部585は、以下の表示となるように各駆動制御部を制御する。具体的には、図3に示すように、第1指針21は、「AL」の文字を指示して、アラーム設定モードが設定されていることを表示する。
副時分針63は、早送りで移動し、アラーム時刻の時分を表示する。
第2指針13は、早送りで移動し、「AL−ON」または「AL−OFF」を指示することで、アラーム鳴鐘が有効か、無効かを表示する。
時針11、分針12、秒針31は、基本時計の現在時刻の時分秒の表示を継続する。
アラーム設定モードでは、アラーム機能部584は、Aボタン4の操作に応じて、アラーム鳴鐘の有効、無効を切り替える。また、Bボタン5の操作に応じて、アラーム時刻を設定する。ここで、アラーム鳴鐘の有効無効の設定、および、アラーム時刻の設定は、所定の設定の一例である。
図4は、アラーム設定モードが設定された場合のモード切替動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、アラーム設定モードが設定されると、表示制御部585は、前述のアラーム設定モードでの表示となるように第1指針21、副時分針63、第2指針13を移動させる。計測部582は、カウント値を初期化し、予め設定された初期値に設定する(S11)。初期値には、モードを自動的に切り替える基準となる時間であるモード自動切替時間(所定時間)が設定される。本実施形態では、モード自動切替時間は、アラーム鳴鐘時間以下に設定され、具体的には、10秒に設定されている。
次に、計測部582は、第1スイッチ検出部51Aおよび第2スイッチ検出部51Bから出力された検出信号に基づいて、Aボタン4またはBボタン5が操作されたか否かを判定する(S12)。
S12でYESと判定された場合、計測部582は、処理をS11に戻し、1秒後にS11の処理を実行する。
S13でYESと判定された場合、計測部582は、処理をS11に戻し、1秒後にS11の処理を実行する。
S13でNOと判定された場合、計測部582は、カウント値を1秒減算する(S14)。
そして、モード設定部581は、カウント値が0であるか否かを判定する(S15)。
S15でNOと判定された場合、モード設定部581は、処理をS12に戻し、1秒後に、計測部582は、S12の処理を実行する。
S15でYESと判定された場合、すなわち、アラーム設定モードが設定されてからモード自動切替時間である10秒が経過した場合、モード設定部581は、通常モードを設定し(S16)、処理を終了する。
なお、通常モードが設定されると、副時分針63は、早送りで移動し、ワールドタイムの時分を24時間表示で表示する。また、第2指針13は、早送りで移動し、選択されているタイムゾーンに対応する都市名を表示する。第1指針21は、「WT」の文字を指示する。
また、計測部582は、アラーム鳴鐘が終了すると、初期値からカウントを再開できる。
そして、モード設定部581は、アラーム設定モードが設定された後、前記継続時間がモード自動切替時間(10秒)に達すると、通常モードを設定できる。
アナログ電子時計1によれば、アラーム鳴鐘が実行されている間は、上記継続時間のカウントは行われない。このため、アラーム設定モードが設定された後、アラーム鳴鐘が実行された場合、ユーザーが、アラーム鳴鐘が終了するまで操作部を操作せずにいても、前記継続時間がモード自動切替時間に達することはないため、アラーム鳴鐘が終了した後に、アラーム設定モードが設定された状態を維持できる。これによれば、ユーザーは、アラーム鳴鐘が終了した後に、操作部を操作してアラーム鳴鐘の有効無効の設定やアラーム時刻の設定(所定の設定)を行うことができるため、アナログ電子時計1の使い易さを向上できる。
また、アラーム鳴鐘が終了した後、所定の設定を行うことができる時間を、モード自動切替時間、確実に確保できる。
また、アラーム時刻をユーザーに確実に報知するため、アラーム鳴鐘時間は、例えば20秒以上など、比較的長めに設定されることが望ましい。
アナログ電子時計1によれば、モード自動切替時間がアラーム鳴鐘時間以下であるため、モード自動切替時間がアラーム鳴鐘時間よりも長い場合と比べて、アナログ電子時計1をより使い易くできる。
第1実施形態のアナログ電子時計1は、第一モードとしてワールドタイムモードを有しているが、第2実施形態のアナログ電子時計1Aは、第一モードとしてクロノグラフモードを有している。アナログ電子時計1Aのその他の構成は、アナログ電子時計1と同様である。なお、アナログ電子時計1Aについて、アナログ電子時計1と同じ構成については、同じ符号を付け、説明は省略する。
また、第2指針13は、アラーム鳴鐘の有効無効を表示する他、文字板2の外周に表記された1周を60分割にする目盛を指示することで、計測時間の秒(クロノグラフ秒)を表示する。
また、副時分針63は、アラーム時刻の他に、計測時間の時分(クロノグラフ時分)を表示する。
本実施形態では、通常モードが、クロノグラフモードである。
クロノグラフモードが設定されている場合、図5に示すように、第1指針21は、「CHR」の文字を指示して、クロノグラフモードが設定されていることを表示する。
副時分針63は、初期状態では0時0分位置で停止しており、クロノグラフの計測が開始されると、計測時間の時分を表示する。
第2指針13は、初期状態では0秒位置で停止しており、クロノグラフの計測が開始されると、計測時間の秒を表示する。
時針11、分針12、秒針31は、基本時計の現在時刻の時分秒を表示する。
クロノグラフモードでは、クロノグラフ機能部586は、初期状態(リセット状態)でAボタン4が押されると、時間計測をスタートする。
クロノグラフ機能部586は、時間計測中に、Aボタン4が押されると時間計測をストップする。
クロノグラフ機能部586は、時間計測がストップしている状態で、Aボタン4が押されると時間計測を再スタートする。一方、Bボタン5が押されると時間計測をリセットする。
クロノグラフ機能部586は、時間計測中に、スプリット機能が実行されている状態で、Aボタン4が押されるとスプリット機能を解除せずに時間計測をストップする。一方、Bボタン5が押されるとスプリット機能を解除する。
クロノグラフ機能部586は、スプリット機能が実行され、かつ、時間計測がストップしている状態で、Aボタン4が押されると時間計測を再スタートする。一方、Bボタン5が押されるとスプリット機能を解除する。
クロノグラフモードでは、時間計測がリセットされた状態で、Bボタン5が押され、モード切替操作が行われると、モード設定部581は、クロノグラフモードに替えて、アラーム設定モードを設定する。
第1実施形態のアナログ電子時計1は、第一モードとしてワールドタイムモードを有し、第二モードとしてアラーム設定モードを有している。第2実施形態のアナログ電子時計1Aは、第一モードとしてクロノグラフモードを有し、第二モードとしてアラーム設定モードを有している。これに対して、第3実施形態のアナログ電子時計1Bは、第一モードとしてクロノグラフモードを有し、第二モードとしてワールドタイムモードおよびアラーム設定モードを有している。アナログ電子時計1Bのその他の構成は、アナログ電子時計1,1Aと同様である。なお、アナログ電子時計1Bについて、アナログ電子時計1,1Aと同じ構成については、同じ符号を付け、説明は省略する。
また、第2指針13は、アラーム鳴鐘の有効無効、選択されているタイムゾーンの代表都市名、クロノグラフモードでの計測時間の秒を表示する。
また、副時分針63は、アラーム時刻、ワールドタイム、計測時間の時分を表示する。
規制部587は、アラーム設定モードにおいて、操作部の設定操作に応じたアラーム鳴鐘の有効無効の設定やアラーム時刻の設定(所定の設定)が行われることを規制する。
アナログ電子時計1Bにおける、クロノグラフモードでの表示、操作部の操作に応じた動作は、第2実施形態におけるクロノグラフモードと同様である。
本実施形態では、クロノグラフモードにおいて、時間計測がリセットされた状態で、Bボタン5が押され、モード切替操作が行われると、モード設定部581は、クロノグラフモードに替えて、ワールドタイムモードを設定する。
アナログ電子時計1Bにおける、アラーム設定モードでの表示、操作部の操作に応じた動作は、第1実施形態および第2実施形態におけるアラーム設定モードと同様である。
そして、規制部587は、アラーム設定モードが設定された後、前記継続時間が、アラーム鳴鐘の有効無効の設定やアラーム時刻の設定(所定の設定)が行われることを自動的に規制する基準となる時間である自動規制時間(所定時間)に達すると、所定の設定が行われることを規制する。すなわち、規制されている状態で各ボタン4,5の操作が行われても、アラーム機能部584はその操作を無効とする。
本実施形態においても、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成により、同様の作用効果を得ることができる。
すなわち、アナログ電子時計1Bによれば、アラーム鳴鐘が実行されている間は、上記継続時間のカウントは行われない。このため、ワールドタイムモードが設定された後、アラーム鳴鐘が実行された場合、ユーザーが、アラーム鳴鐘が終了するまで操作部を操作せずにいても、前記継続時間がモード自動切替時間に達することはないため、アラーム鳴鐘が終了した後に、ワールドタイムモードが設定された状態を維持できる。これによれば、ユーザーは、アラーム鳴鐘が終了した後に、操作部を操作してワールドタイムの設定(所定の設定)を行うことができるため、アナログ電子時計1Bの使い易さを向上できる。
また、アラーム鳴鐘時間は、例えば20秒以上など、比較的長めに設定されることが望ましい。
アナログ電子時計1Bによれば、モード自動切替時間がアラーム鳴鐘時間以下であるため、モード自動切替時間がアラーム鳴鐘時間よりも長い場合と比べて、アナログ電子時計1Bをより使い易くできる。
すなわち、アナログ電子時計1Bによれば、アラーム設定モードが設定された後、アラーム鳴鐘が実行された場合、ユーザーが、アラーム鳴鐘が終了するまで操作部を操作せずにいても、上記継続時間が自動規制時間に達することはないため、アラーム鳴鐘が終了した後に、アラーム鳴鐘の有効無効の設定やアラーム時刻の設定(所定の設定)が行われることが規制されてない状態を維持できる。これによれば、ユーザーは、アラーム鳴鐘が終了した後に、操作部を操作して所定の設定を行うことができるため、アナログ電子時計1Bの使い易さを向上できる。
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、計測部582は、アラーム鳴鐘が終了すると、アラーム鳴鐘が実行される直前のカウント値からカウントを再開してもよい。
例えば、第二モードが設定された後、2秒後にアラーム鳴鐘が実行された場合、計測部582は、アラーム鳴鐘が終了した後、2秒からカウントを再開する。
ここで、例えば、第二モードが設定された後、所定時間(モード自動切替時間または自動規制時間)が経過する直前まで、操作部の操作が行われない場合は、ユーザーが所定の設定を行いたいと考えている可能性は低いと判断できる。上記構成によれば、このような場合にアラーム鳴鐘が実行された場合は、アラーム鳴鐘が終了した後、すぐに上記継続時間が所定時間に達し、所定の設定ができなくなる。このため、例えば、ユーザーが意図せず操作部に触ってしまい、所定の設定が行われてしまうことを抑制できる。
例えば、計測部582が、アラーム鳴鐘が実行されているか否かにかかわらず、各ボタン4,5の操作が行われていない状態の継続時間をカウントする。
そして、モード設定部581が、第二モードが設定され、かつ、アラーム鳴鐘が実行されない場合、前記継続時間がモード自動切替時間に達すると、通常モードを設定する。また、第二モードが設定され、かつ、アラーム鳴鐘が実行された場合、前記継続時間が、自動切替時間にアラーム鳴鐘時間(設定時間)以上の時間を加算した加算時間に達すると、通常モードを設定するようにしてもよい。
これによれば、第二モードが設定され、かつ、アラーム鳴鐘が実行された場合、前記継続時間が、加算時間に達すると、通常モードが設定される。このため、第二モードが設定された後、アラーム鳴鐘が実行された場合、ユーザーが、アラーム鳴鐘が終了するまで操作部を操作せずにいても、前記継続時間が加算時間に達することはないため、アラーム鳴鐘が終了した後に、第二モードが設定された状態を維持できる。これによれば、ユーザーは、アラーム鳴鐘が終了した後に、操作部を操作して所定の設定を行うことができるため、アナログ電子時計の使い易さを向上できる。
これによれば、第二モードとしてのアラーム設定モードが設定された後、アラーム鳴鐘が実行された場合、ユーザーが、アラーム鳴鐘が終了するまで操作部を操作せずにいても、前記継続時間が加算時間に達することはないため、アラーム鳴鐘が終了した後に、所定の設定が行われることが規制されていない状態を維持できる。これによれば、ユーザーは、アラーム鳴鐘が終了した後に、操作部を操作して所定の設定を行うことができるため、アナログ電子時計の使い易さを向上できる。
例えば、アナログ電子時計が、標準電波や衛星信号を受信する受信処理を実行する受信機能部を備えている場合、受信機能部が所定動作部を構成し、受信処理が所定動作に相当するようにしてもよい。つまり、所定動作部は、時刻表示以外の所定動作を実行する動作部であればよい。
例えば、第1実施形態の場合、第三モードとしてクロノグラフモードを設定できるようにする。
そして、モード設定部581が、第二モードが設定された後、所定動作が実行されておらず、かつ、各ボタン4,5の操作が行われていない状態の継続時間が所定時間に達すると、第一モードおよび第三モードのうち、直前に設定されていたモードを設定するようにしてもよい。
また、前記第3実施形態では、自動規制時間は、アラーム鳴鐘時間よりも長いが、本発明はこれに限定されない。すなわち、自動規制時間は、アラーム鳴鐘時間以下であってもよい。
Claims (11)
- 操作部と、
第一モード、および、前記操作部の設定操作に応じて所定の設定を行うことが可能な第二モードを設定するモード設定部と、
計測部と、
時刻表示以外の所定動作を実行する所定動作部と、を備え、
前記計測部は、前記第二モードが設定された場合、前記所定動作が実行されておらず、かつ、前記操作部の操作が行われていない状態の継続時間をカウントし、
前記モード設定部は、
前記操作部のモード切替操作に応じて前記第二モードを設定し、
前記第二モードが設定された後、前記継続時間が所定時間に達すると、前記第二モードに替えて前記第一モードを設定する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1に記載の電子時計において、
前記モード設定部は、
第三モードを設定でき、
前記第二モードが設定された後、前記継続時間が前記所定時間に達すると、前記第一モードおよび前記第三モードのうち、直前に設定されていたモードを設定する
ことを特徴とする電子時計。 - 操作部と、
第一モード、および、前記操作部の設定操作に応じて所定の設定を行うことが可能な第二モードを設定するモード設定部と、
計測部と、
時刻表示以外の所定動作を実行する所定動作部と、
前記所定の設定が行われることを規制する規制部と、を備え、
前記モード設定部は、前記操作部のモード切替操作に応じて前記第二モードを設定し、
前記計測部は、前記第二モードが設定された場合、前記所定動作が実行されておらず、かつ、前記操作部の操作が行われていない状態の継続時間をカウントし、
前記規制部は、前記第二モードが設定された後、前記継続時間が所定時間に達すると、前記所定の設定が行われることを規制する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子時計において、
前記計測部は、実行されていた前記所定動作が終了すると、初期値からカウントを再開する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子時計において、
前記計測部は、実行されていた前記所定動作が終了すると、前記所定動作が実行される直前のカウント値からカウントを再開する
ことを特徴とする電子時計。 - 操作部と、
第一モード、および、前記操作部の設定操作に応じて所定の設定を行うことが可能な第二モードを設定するモード設定部と、
計測部と、
時刻表示以外の所定動作を実行する所定動作部と、を備え、
前記計測部は、前記第二モードが設定された場合、前記操作部の操作が行われていない状態の継続時間をカウントし、
前記所定動作部は、前記所定動作を実行した後、動作時間が設定時間に達すると、前記所定動作を終了し、
前記モード設定部は、
前記操作部のモード切替操作に応じて前記第二モードを設定し、
前記第二モードが設定され、かつ、前記所定動作が実行されない場合、前記継続時間が所定時間に達すると、前記第二モードに替えて前記第一モードを設定し、
前記第二モードが設定され、かつ、前記所定動作が実行された場合、前記継続時間が、前記所定時間に前記設定時間以上の時間を加算した加算時間に達すると、前記第二モードに替えて前記第一モードを設定する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項6に記載の電子時計において、
前記モード設定部は、
第三モードを設定でき、
前記第二モードが設定された後、前記継続時間が前記所定時間に達すると、前記第一モードおよび前記第三モードのうち、直前に設定されていたモードを設定する
ことを特徴とする電子時計。 - 操作部と、
第一モード、および、前記操作部の設定操作に応じて所定の設定を行うことが可能な第二モードを設定するモード設定部と、
計測部と、
時刻表示以外の所定動作を実行する所定動作部と、
前記所定の設定が行われることを規制する規制部と、を備え、
前記モード設定部は、前記操作部のモード切替操作に応じて前記第二モードを設定し、
前記計測部は、前記第二モードが設定された場合、前記操作部の操作が行われていない状態の継続時間をカウントし、
前記所定動作部は、前記所定動作を実行した後、動作時間が設定時間に達すると、前記所定動作を終了し、
前記規制部は、
前記第二モードが設定され、かつ、前記所定動作が実行されない場合、前記継続時間が所定時間に達すると、前記所定の設定が行われることを規制し、
前記第二モードが設定され、かつ、前記所定動作が実行された場合、前記継続時間が、前記所定時間に前記設定時間以上の時間を加算した加算時間に達すると、前記所定の設定が行われることを規制する
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電子時計において、
前記所定動作部は、前記所定動作を実行した後、動作時間が設定時間に達すると、前記所定動作を終了し、
前記所定時間は、前記設定時間以下である
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電子時計において、
前記所定動作は、アラーム鳴鐘である
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電子時計において、
アラーム機能部、または、前記操作部の操作に応じて選択されたタイムゾーンの現在時刻を設定するワールドタイム機能部を備え、
前記所定の設定は、アラーム時刻の設定、または、前記現在時刻の設定である
ことを特徴とする電子時計。
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JP2016043559A JP6531679B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | 電子時計 |
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JP2016043559A JP6531679B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | 電子時計 |
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