JP6507714B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

この発明は、夏時間に対応した時刻を表示する電子時計に関する。
世界の一部の地域において、一年間のうち夏季の所定期間に地方時を当該地域の属するタイムゾーンにおける標準時間からずらす夏時間(サマータイム、Daylight Saving Time)が実施されている。従来、電子時計では、この夏時間に対応して適切に地方時を計数、表示させるための技術が開発されている。特許文献1には、予め夏時間の開始日と終了日を記憶しておき、当該開始日と終了日の間で所定時間時刻を変化させる技術が開示されている。
また、世界の何れかの地域又は都市を選択して、当該地域又は都市における地方時を算出、表示する機能を有する電子時計がある。この電子時計では、世界の各地域又は都市と、タイムゾーン情報及び夏時間実施情報といった地方時設定情報とを対応付けて記憶し、選択された地域又は都市に対応する地方時設定情報に基づいて協定世界時といった基準となる日時からの時差を算出することで、正しい地方時が得られる。
特開昭54−74473号公報
しかしながら、電子時計、特に、腕時計のような小型且つ携帯型の電子時計では、サイズや重量の制約から表示内容が限られる。また、夏時間実施情報は、政治的、経済的又は宗教的な理由などによりしばしば変更される。従来、携帯型の電子時計では、この夏時間実施情報の更新にも制約があることから、選択した都市に対して算出される地方時が夏時間実施中のものであるのか否かをユーザが即座に判別し難しいという課題がある。
この発明の目的は、算出される地方時が夏時間実施中のものか否かをユーザが即座に判別することの出来る電子時計を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
日時を計数する計時手段と、
予め設定された世界の複数地域と当該複数地域のそれぞれにおける地方時設定とを各々対応付けて記憶する設定記憶手段と、
選択する一の地方時設定を切り替える選択切替手段と、
前記計時手段で計数されている日時が前記選択されている地方時設定において夏時間の適用期間内であるか否かを判別する夏時間実施判別手段と、
前記夏時間実施判別手段による判別結果を示す表示を表示部に行わせる表示制御手段と、
を備え
前記表示制御手段は、前記夏時間の適用期間の開始前には前記判別結果を示す表示の消灯時間が前記判別結果を示す表示の点灯時間より長い点滅を行わせ、前記夏時間の適用期間の終了前には前記判別結果を示す表示の消灯時間が前記判別結果を示す表示の点灯時間より短い点滅を行わせることを特徴とする電子時計である。
本発明に従うと、算出される地方時が夏時間実施中のものか否かをユーザが即座に判別することが出来るという効果がある。
本発明の実施形態の電子時計を示す正面図である。 電子時計の機能構成を示すブロック図である。 地方時設定情報のリストデータの例を示す図である。 都市設定変更処理の制御手順を示すフローチャートである。 都市設定変更処理時における表示画面の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電子時計1の正面図である。
この電子時計1は、デジタル表示を行う表示画面3を備えた腕時計型のものである。電子時計1は、筐体2と、筐体2の正面側に設けられた表示画面3と、筐体2の側面に設けられた複数(ここでは4つ)の押しボタンスイッチB1〜B4とを備える。
表示画面3は、特には限られないが、例えば、液晶表示ディスプレイ(LCD)である。ここでは、表示画面3は、時刻などの数値や所定の標識を表示するためのセグメント表示部31と、都市や曜日を表示するためのドットマトリクス表示部32とにより構成されている。ここでは、セグメント表示部31には、夏時間(DST)実施中で、午後(P)8時52分48秒であることが示され、ドットマトリクス表示部32には、火曜日(TUE)であることが示されている。
図2は、電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
この電子時計1は、CPU11(Central Processing Unit)(選択切替手段、夏時間実施判別手段、表示制御手段、モード切替手段、夏時間適用選択手段)と、ROM12(Read Only Memory)(設定記憶手段)と、RAM13(Random Access Memory)と、発振回路14と、分周回路15と、計時回路16(計時手段)と、操作部17(操作受付手段)と、表示部18と、表示ドライバ19と、Bluetoothモジュール21と、アンテナANTなどを備えている。
CPU11は、演算処理を行い、電子時計1の全体動作を統括制御する。CPU11は、ROM12から制御プログラムを読み出して実行することで、表示画面3への表示内容を制御する。
ROM12は、電子時計1の動作制御に用いられるプログラム12aや初期設定データを記憶する。ROM12に記憶される初期設定データには、予め設定された世界の各都市(複数地域)における地方時設定を記憶する地方時設定記憶部12bと、当該各都市の何れかで実施される夏時間の実施ルール(夏時間実施情報)の一覧を記憶する夏時間設定記憶部12cとが含まれる。ROM12は、マスクROMに加えて又は代えて書き換え可能なフラッシュメモリなどの不揮発性メモリが用いられても良く、この場合には、新たに設定された夏時間設定などを追記可能な予備メモリ領域が確保されていることが好ましい。
図3は、(a)地方時設定記憶部12bに格納された地方時設定の例を示す図表と、(b)夏時間設定記憶部12cに格納された夏時間実施ルールの一覧の例を示す図表である。
図3(a)に示すように、一意に定められる都市番号(都市No.)に対して、それぞれ都市名、タイムゾーン(UTC(協定世界時)からの時差)、図3(b)に示す夏時間実施ルールのDST番号(DST No.)や、夏時間実施ルールを自動的に適用して(AUTOモード)地方時を算出するか、又は、手動設定により強制的に夏時間実施状態(DSTモード)若しくは夏時間不実施状態(STDモード)の地方時を算出するかを定めるDST設定(DST set)が対応付けられて記憶されている。
また、図3(b)に示すように、一意に定められるDST番号(DST No.)に対し、夏時間の開始日付、開始時刻、終了日付、終了時刻、及び夏時間実施期間中のシフト時間がそれぞれ対応付けられて設定されている。年跨ぎのフラグは、1月1日0時に夏時間が実施中であるか否かを示す。また、LT/UTCフラグは、夏時間の開始及び終了の時刻が、地方時を基準にして定められるか、又は、UTC時刻を基準にして定められるかを示す。
例えば、図3(a)に示す都市番号「2」のニューヨークでは、タイムゾーンがUTC−5であり、夏時間がDST番号「1」、即ち、図3(b)に示されているように、夏時間が3月第2日曜の2時0分に開始され、11月第1日曜の2時0分に終了し、夏時間実施中のシフト時間が1時間0分であることが示される。
RAM13は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。一時データには、設定されている都市及びそのタイムゾーンや夏時間の実施情報に基づくUTC(協定世界時)からの時差情報などが含まれる。
発振回路14は、所定の周波数のクロック信号を生成して出力する。分周回路15は、生成されたクロック信号をCPU11や計時回路16などが用いる適宜な周波数信号に分周して出力する。出力する周波数は、電子時計1の動作状態などに応じて変更可能である。
計時回路16は、分周回路15から入力された信号を計数して現在の日時を保持する。計時回路16が保持する日時は、独自の基準に基づく計数値であっても良いし、或いは、UTC日時や所定の都市における地方時であっても良い。また、計時回路16が計数する日時は、CPU11からの制御信号に応じて修正可能である。
操作部17は、ユーザの入力操作を受け付けて、受け付けた操作内容に応じた入力信号をCPU11に出力する。操作部17には、押しボタンスイッチB1〜B4が含まれる。操作部17は、時刻を表示させる対象の都市の選択や、DST設定の切り替えに用いられる。
表示部18は、表示画面3を有し、CPU11の制御信号に応じて表示ドライバ19から出力された駆動信号に従って表示画面3に表示を行わせる。表示画面3には、下段のセグメント表示部31を用いた現在の時刻や日付の数値表示に加えて、上段のドットマトリクス表示部32を用いて曜日及び日時を表示する位置情報として設定されている都市名や、これらの略称の文字表示が可能である。また、表示部18は、表示画面3を用いてアラーム動作やストップウォッチ動作などの実行可能な各種動作に係る表示を行わせることが出来る。更に、表示部18には、図1に示したように、セグメント表示部31の上端に午後を示す標識「P」及び夏時間の実施中であることを示す標識「DST」(DST標識)を点灯させて表示可能となっている。
Bluetoothモジュール21は、外部機器とブルートゥース通信(登録商標:Bluetooth)を行うための制御動作を行う。Bluetoothモジュール21は、アンテナANTを介して外部機器から2.4GHz帯の電波を受信して復調、復号を行うと共に、送信する信号を符号化、変調して同波長の電波を外部機器に対して送信する。Bluetoothモジュール21は、その他、ブルートゥース通信のプロトコルに従った各種データの処理及び通信制御を行う。Bluetoothモジュール21は、外部機器、例えば、携帯電話機やスマートフォンなどと通信を行い、電子時計1では、これら外部機器への電話やメールの着信情報を表示画面3に表示させたり、外部機器を用いて行われた電子時計1の動作設定を受け取って適用したりすることが出来る。
次に、本実施形態の電子時計1におけるホーム都市設定について説明する。
電子時計1では、押しボタンスイッチB1〜B4に所定の入力操作が行われることにより、通常表示画面に表示させる地方時に係るホーム都市の設定を切り替えることが出来る。ここでは、押しボタンスイッチB2が所定時間継続して押下されることにより、ホーム都市の切替設定モード(選択状態)に移行する。そして、この切替設定モードにおいて、押しボタンスイッチB4が押下される(所定の切替操作がなされる)ごとに予め設定された順番で選択される都市が切り替えられ、押しボタンスイッチB2が所定時間継続して押下されることで、切替設定モードが終了される。
図4、本実施形態の電子時計1で実行される都市設定変更処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
この都市設定変更処理は、上述のように、押しボタンスイッチB2が所定時間継続して押下されることで開始される。
都市設定変更処理が開始されるとCPU11は、都市変更操作が検出されたか否かを判別する(ステップS101)。具体的には、CPU11は、押しボタンスイッチB4の押下動作が検出されたか否かを判別する。都市変更操作が検出されていないと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS109に移行する。
都市変更操作が検出されたと判別された場合には(ステップS101で“YES”)、CPU11は、地方時設定記憶部12bを参照して現在設定されている都市の次の都市番号の都市を取得する(ステップS102)。CPU11は、当該取得された都市のタイムゾーン(TZ)と夏時間実施ルールを取得する(ステップS103)。
CPU11は、取得されたタイムゾーン及び夏時間実施ルールと、計時回路16で計数されている現在日時とに基づいて、地方時を算出する(ステップS104)。CPU11は、当該地方時が夏時間を実施中(夏時間の適用期間内)のものであるか否かを判別する(ステップS105)。夏時間の実施中であると判別された場合には(ステップS105で“YES”)、CPU11は、表示ドライバ19に制御信号を出力して、表示画面3に現在夏時間を実施中であることを示すDST標識を点灯(判別結果を示す表示)させる(ステップS106)。それから、CPU11の処理は、ステップS108に移行する。
夏時間の実施中ではないと判別された場合には(ステップS105で“NO”),CPU11は、表示ドライバ19に制御信号を出力して、表示画面3に現在夏時間の実施中ではないことを示すため、DST標識を消灯(判別結果を示す表示)させる(ステップS107)。それから、CPU11の処理は、ステップS108に移行する。
ステップS108の処理に移行すると、CPU11は、表示ドライバ19に制御信号を出力して、表示画面3に地方時と当該地方時に係る都市名(地方時設定に対応する地域)とを表示させる(ステップS108)。それから、CPU11の処理は、ステップS109の処理に移行する。
ステップS109の処理に移行すると、CPU11は、切替設定モードを終了させる操作が検出されたか否かを判別する(ステップS109)。検出されていないと判別された場合には(ステップS109で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS101に戻る。検出されたと判別された場合には(ステップS109で“YES”)、CPU11は、都市設定変更処理を終了する。
都市設定変更処理を終了しても、CPU11は、当該DST標識の点灯状態又は消灯状態を維持させることが出来る。この場合のDST標識の表示状態は、都市設定変更処理時だけではなく、通常の日時表示状態でも適宜制御される。即ち、DST標識の点灯状態又は消灯状態は、夏時間実施ルールに基づいて夏時間の実施期間が開始又は終了するタイミングで変更される。このとき、夏時間の開始予定日時又は終了予定日時の所定時間前からDST標識の点滅動作を行わせたり、或いは、DST標識の点灯状態又は消灯状態に加えて矢印などの所定の標識を更に点灯表示させたりするなどにより予め報知させても良い。また、例えば、夏時間の開始前には、DST標識の消灯時間がDST標識の点灯時間より長い点滅を行わせ、夏時間の終了前には、DST標識の点灯時間がDST標識の消灯時間より短い点滅を行わせるなどで相違させても良い。
ここで、都市設定変更処理において変更された都市のDST設定が「AUTO」ではない、即ち、「DST」又は「STD」の場合、そのまま当該DST設定を適用して地方時及びDST標識の表示を行わせる。或いは、電子時計1では、当該都市に対して設定されているDST設定を無効としてAUTOモードで地方時及びDST標識を表示させることが出来る。このとき、都市設定変更処理が終了されて都市の選択が確定された後もAUTOモードを維持して、ユーザに再度DSTモード又はSTDモードを設定させても良いし、都市設定変更処理の終了後に、選択が確定した都市に対して記憶されているDST設定を反映させた地方時表示に移行させることとしても良い。このような場合、「DST」、「STD」と、「AUTO」における夏時間の実施有無がユーザにより判別可能なように異なる表示を行わせても良い。
また、都市設定変更処理の途中で取得されている都市で夏時間が開始又は終了する場合には、CPU11は、リアルタイムでDST標識を点灯又は消灯させ、表示時刻を変化させる。
図5は、都市設定変更処理時における表示画面3への表示例を示す図である。
押しボタンスイッチB4が押下されて都市変更操作が検出されると(ステップS101で“YES”)、CPU11は、次の都市、ここでは、「東京(TYO)」を選択して(ステップS102)、そのタイムゾーン(UTC+9)及びDST実施ルール(不実施)を取得する(ステップS103)。東京では、日付によらずDST実施期間中ではないので(ステップS105で“NO”)、図5(a)に示すように、CPU11は、セグメント表示部31のDST標識を消灯させ(ステップS107)、また、地方時、ここでは、9時52分48秒と都市名の略称「TYO」を表示させる(ステップS108)。
押しボタンスイッチB3の押下による終了操作がなされずに(ステップS109で“NO”)、更に押しボタンスイッチB4が押下されて都市変更操作が検出されると(ステップS101で“YES”)、CPU11は、次の都市、ここでは、「ロンドン(LON)」を選択して(ステップS102)、そのタイムゾーン(UTC+0)及びDST実施ルール(DST No.が「2」で示された内容)を取得する(ステップS103)。ここでは、ロンドンにおいて夏時間の実施中であると判別された場合(ステップS105で“YES”)、図5(b)に示すように、CPU11は、セグメント表示部31のDST標識を点灯させ(ステップS106)、また、地方時、ここでは、標準時間における0時52分48秒から夏時間で1時間進んだ1時52分48秒と、都市名の略称「LON」を表示させる(ステップS108)。
このように、この都市設定変更処理では、ステップS109で終了操作が検出されて最終的に設定される都市が確定されなくても、この電子時計1では、都市が変更されるごとに地方時と当該地方時における夏時間の実施有無が表示される。
以上のように、本実施形態の電子時計1は、日時を計数する計時回路16と、予め設定された世界の複数の都市と当該複数の都市のそれぞれにおける地方時設定とを各々対応付けて地方時設定記憶部12b及び夏時間設定記憶部12cとして記憶するROM12と、CPU11とを備える。CPU11は、選択切替手段として、選択する一の地方時設定を切り替え、夏時間実施判別手段として、計時回路16で計数されている日時が選択されている地方時設定において夏時間の適用期間内であるか否かを判別し、表示制御手段として、上述の判別結果を示す表示を表示部18に行わせる。
従って、地方時設定に応じて算出される地方時が夏時間実施中のものか否かをリアルタイムで表示させるので、都市の変更時や夏時間の開始/終了の切り替わり時にユーザが即座に表示画面3で視認して判別することが出来る。また、その結果、夏時間設定が急遽変更になった場合などに、電子時計1において夏時間の設定が正確に反映されているか否かをユーザが気づかずに誤った時間を表示させ続けることを防ぐことが出来る。
また、ユーザの入力操作を受け付ける操作部17を備え、CPU11は、モード切替手段として、操作部17への所定のユーザ操作に基づいて地方時設定のうちの一つを選択する都市変更モードに移行し又は都市変更モードを終了し、選択切替手段としてのCPU11は、都市変更モードにおいて、即ち、都市設定変更処理の実行時に、ユーザによる操作部17への所定の切替操作に応じて選択する地方時設定を切り替える。
これにより、ホーム都市やワールドタイムの設定都市の変更モードにおいて、当該変更モードの終了操作により変更が確定しない段階でもリアルタイムで設定選択される都市が変更されるごとに当該都市において夏時間の実施中か否かが判別されて表示される。従って、ユーザは、変更モードの途中で選択されている都市が夏時間の実施中であるか否かを容易に知得することが出来る。即ち、実際に都市を変更する必要が無い場合でも所望の都市で夏時間が実施中であるか否かを確認することが出来る。
また、都市変更モードにおいて、表示制御手段としてのCPU11は、上述の判別結果と共に、選択されている地方時設定に対応する都市を示す表示を表示部18に行わせるので、現在どの都市が選択されており、電子時計1において、当該都市で現在夏時間が適用期間中であるか否かを容易に知得することが出来る。
また、表示部18は、デジタル表示を行わせる表示画面3を有するので、このようなDST設定に係る表示(DST標識)や都市の表示を速やかに切り替えてユーザに知得させることが出来る。
また、CPU11は、夏時間適用選択手段として、地方時設定に含まれる夏時間実施ルールに基づいて夏時間の適用期間内であるか否かを判別するAUTOモードか、又は、夏時間の適用有無に係る手動設定に従って夏時間の適用有無を定めるDSTモード又はSTDモードかを選択し、夏時間実施判別手段としてのCPU11は、手動設定、即ち、DST設定の「DST」又は「STD」に従って夏時間の適用有無を定める選択がなされている地方時設定が選択された場合には、当該手動設定に従って夏時間の適用有無を判別する。
従って、ユーザが予め所望の都市に対して夏時間設定の適用可否を手動で定めている場合には、当該設定に基づいて表示させるので、ユーザに不要な混乱を生じさせない。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、操作部17へのユーザの入力操作に基づくホーム都市の切替設定モードでのホーム都市の切替に応じた夏時間実施有無の判別及びDST標識の点灯制御を例に挙げたが、これに限られず、世界時計表示を行わせる場合の都市設定の切替でも同様に判別及びDST標識の点灯制御を行うことが出来る。また、ユーザが操作部17を介して直接操作した場合だけでなく、外部機器から設定を受信して切り替えられた場合でも同様の処理を行わせることが出来る。
また、上記実施の形態では、都市名に対応付けて地方時設定を保持させることとしたが、地方時設定の適用範囲を示すものであればこれに限られず、例えば、州名、国名や島名といった各種地域を示すものを用いることが出来る。また、ここでいう都市は、厳密な一点や当該都市の行政区画範囲ではなく、当該都市で代表される地域全体を含ませる意味を持たせることが出来る。
また、上記実施の形態では、押しボタンスイッチB4が押下されるごとに一つずつ都市を変更することとしたが、押しボタンスイッチB4を所定時間長押しされた場合などに、都市を所定の時間間隔で連続的に変更させていくこととしても良い。この場合、例えば、再度押しボタンスイッチB4が押下されることで連続的な変更を中止させることが出来る。また、押しボタンスイッチB1を押下された場合には、選択する都市をリスト順において一つ戻す、即ち、押しボタンスイッチB4が押下される場合と逆順で変更させることとしても良い。
また、上記実施の形態では、押しボタンスイッチB2により都市設定変更処理を単独で開始及び終了させることとしたが、例えば、都市設定変更処理時に押しボタンスイッチB3を押下することで、他の設定処理モード、例えば、DST設定の切り替えなどの他のモードに移行することとして、都市設定変更処理を終了させても良い。同様に、他の設定処理モードを終了することで都市設定変更処理に移行する処理形態であっても良い。
また、上記実施の形態では、夏時間実施期間中にDST標識を点灯させたが、夏時間実施期間中であるか否かがほぼリアルタイムで判別可能であれば、任意の方法で表示を行わせることが出来る。例えば、選択された都市が夏時間の実施中である場合に、都市設定変更処理時には点滅動作をさせ、確定後には点灯動作に切り替えるなどで相違させても良い。また、表示画面が狭いなどでDST標識が設けられない場合などで、表示可能文字数も少ない場合に、都市略称表示と夏時間の実施有無を示す表示とを同一表示部分に交互に行わせても良い。
また、上記実施の形態では、地方時設定記憶部12bと夏時間設定記憶部12cとを別個に設けたが、一つの統合されたテーブルデータであっても良い。
また、上記実施の形態では、デジタル表示を行う電子時計を例に挙げて説明したが、指針を用いたアナログ表示を行う電子時計や、指針表示とデジタル表示が併用された電子時計であっても良い。指針を用いる場合には、例えば、分針と時針により地方時を表示させ、秒針で選択された都市を表示させ、その他の機能針を用いて夏時間の実施中であるか否かを表示させることが出来る。また、機能針には、夏時間の実施中であるか否かだけではなく、例えば、夏時間の開始前所定時間内又は夏時間の終了前所定時間内であることを表示させて予め切り替わりを報知させても良い。
また、電子時計1は、標準電波送信局や測位衛星などから電波を受信して日時情報を自動的に修正可能な電波時計であっても良い。
また、上記実施の形態では、都市変更操作があった場合に、DST標識と共に地方時と都市の両方を表示させることとしたが、地方時を表示させず、都市名だけであっても良い。例えば、アナログ電子時計などで、指針(特に、時分針)の移動に時間がかかる場合には、秒針と機能針のみを移動させて都市と夏時間の実施有無のみを表示させても良い。また、地方時の代わりに時差情報(例えば、UTCからのずれ時間)などを表示させても良い。
その他、電子時計1の構成、都市設定変更処理の処理内容や処理手順などに係る具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
日時を計数する計時手段と、
予め設定された世界の複数地域と当該複数地域のそれぞれにおける地方時設定とを各々対応付けて記憶する設定記憶手段と、
選択する一の地方時設定を切り替える選択切替手段と、
前記計時手段で計数されている日時が前記選択されている地方時設定において夏時間の適用期間内であるか否かを判別する夏時間実施判別手段と、
前記夏時間実施判別手段による判別結果を示す表示を表示部に行わせる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする電子時計。
<請求項2>
ユーザの入力操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段への所定のユーザ操作に基づいて前記地方時設定のうちの一つを選択する選択状態に移行し又は当該選択状態を終了するモード切替手段を備え、
前記選択切替手段は、前記選択状態において、ユーザによる前記操作受付手段への所定の切替操作に応じて選択する前記地方時設定を切り替える
ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
<請求項3>
前記表示制御手段は、前記選択状態において、前記判別結果を示す表示と共に、前記選択されている地方時設定に対応する地域を示す表示を前記表示部に行わせることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
<請求項4>
前記表示部は、デジタル表示を行わせる表示画面を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項5>
前記地方時設定に含まれる夏時間実施情報に基づいて夏時間の適用期間内であるか否かを判別するか、又は、夏時間の適用有無に係る手動設定に従って夏時間の適用有無を定めるかを選択する夏時間適用選択手段を備え、
前記夏時間実施判別手段は、前記手動設定に従って夏時間の適用有無を定める選択がなされている地方時設定が前記選択切替手段により選択された場合には、前記手動設定に従って夏時間の適用有無を判別する
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子時計。
1 電子時計
2 筐体
3 表示画面
31 セグメント表示部
32 ドットマトリクス表示部
11 CPU
12 ROM
12a プログラム
12b 地方時設定記憶部
12c 夏時間設定記憶部
13 RAM
14 発振回路
15 分周回路
16 計時回路
17 操作部
18 表示部
19 表示ドライバ
21 Bluetoothモジュール
ANT アンテナ
B1〜B4 押しボタンスイッチ

Claims (5)

  1. 日時を計数する計時手段と、
    予め設定された世界の複数地域と当該複数地域のそれぞれにおける地方時設定とを各々対応付けて記憶する設定記憶手段と、
    選択する一の地方時設定を切り替える選択切替手段と、
    前記計時手段で計数されている日時が前記選択されている地方時設定において夏時間の適用期間内であるか否かを判別する夏時間実施判別手段と、
    前記夏時間実施判別手段による判別結果を示す表示を表示部に行わせる表示制御手段と、
    を備え
    前記表示制御手段は、前記夏時間の適用期間の開始前には前記判別結果を示す表示の消灯時間が前記判別結果を示す表示の点灯時間より長い点滅を行わせ、前記夏時間の適用期間の終了前には前記判別結果を示す表示の消灯時間が前記判別結果を示す表示の点灯時間より短い点滅を行わせることを特徴とする電子時計。
  2. ユーザの入力操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段への所定のユーザ操作に基づいて前記地方時設定のうちの一つを選択する選択状態に移行し又は当該選択状態を終了するモード切替手段を備え、
    前記選択切替手段は、前記選択状態において、ユーザによる前記操作受付手段への所定の切替操作に応じて選択する前記地方時設定を切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  3. 前記表示制御手段は、前記選択状態において、前記判別結果を示す表示と共に、前記選択されている地方時設定に対応する地域を示す表示を前記表示部に行わせることを特徴とする請求項2記載の電子時計。
  4. 前記表示部は、デジタル表示を行わせる表示画面を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子時計。
  5. 前記地方時設定に含まれる夏時間実施情報に基づいて夏時間の適用期間内であるか否かを判別するか、又は、夏時間の適用有無に係る手動設定に従って夏時間の適用有無を定めるかを選択する夏時間適用選択手段を備え、
    前記夏時間実施判別手段は、前記手動設定に従って夏時間の適用有無を定める選択がなされている地方時設定が前記選択切替手段により選択された場合には、前記手動設定に従って夏時間の適用有無を判別する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子時計。
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