JP6531003B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
この種の吐出器では一般に、吐出ヘッドを上方付勢する付勢手段が、金属製のコイルスプリングとされてポンプのシリンダ内に配設されている。
本発明に係る吐出器は、内容物が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動自在に配設されるとともに前方に向けて開口する内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドを有するポンプと、前記ポンプを前記口部に装着する装着キャップと、前記装着キャップの後部に立設される支持部と、前記支持部に回転軸回りに回転自在に配設され、前記吐出ヘッドを押し下げる押下部材と、を備え、前記押下部材を回転軸回りに下方に向けて回転させることにより、前記吐出ヘッドが下方移動し、内容物が前記吐出孔から吐出される吐出器であって、前記吐出ヘッドは、前記押下部材に、前記押下部材の回転軸回りの上下動に連係するように連結され、前記吐出ヘッドを上方付勢する付勢手段は、一端部が前記支持部に連結され、かつ他端部が前記押下部材に連結される合成樹脂製の延在体であり、前記延在体の他端部は、下方に向けて弾性変形させられた状態で、前記押下部材に連結されていることを特徴とする。
本発明に係る吐出器は、内容物が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動自在に配設されるとともに前方に向けて開口する内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドを有するポンプと、前記ポンプを前記口部に装着する装着キャップと、前記装着キャップの後部に立設される支持部と、前記支持部に回転軸回りに回転自在に配設され、前記吐出ヘッドを押し下げる押下部材と、を備え、前記押下部材を回転軸回りに下方に向けて回転させることにより、前記吐出ヘッドが下方移動し、内容物が前記吐出孔から吐出される吐出器であって、前記吐出ヘッドは、前記押下部材に、前記押下部材の回転軸回りの上下動に連係するように連結され、前記吐出ヘッドを上方付勢する付勢手段は、一端部が前記支持部に連結され、かつ他端部が前記押下部材に連結される合成樹脂製の延在体であり、前記押下部材は、前記吐出ヘッドを、前後方向に直交する左右方向に挟む一対の側板部を備え、前記吐出ヘッドおよび前記側板部のうちのいずれか一方には、他方に向けて突出する軸部が形成され、かつ他方には、前記軸部に係止することで前記吐出ヘッドを前記押下部材の上方移動および下方移動のうちの少なくとも一方に連係させる係止部が形成され、前記延在体のうち、前記一端部と前記他端部との間の中間部分には、前記軸部を下方に跨ぐ逃げ部が形成されていることを特徴とする。
以下、本発明による吐出器の第1実施形態を、図1から図6に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
この吐出器1では、押下部材16を回転軸L回りに下方に向けて回転させることにより、吐出ヘッド13が下方移動し、内容物が吐出孔13Aから吐出される。なお吐出ヘッド13は、円筒状のステム12と、ステム12の上端部に装着され吐出孔13Aが形成されたヘッド本体30と、を備えている。
周壁部22の内周面には、容器本体2の口部3の外周面に形成された雄ネジに螺着する雌ネジが形成されている。
弾性部材25には、図3に示すように、上下方向に延在する弾性部材切欠部25Aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。また、弾性部材25の下端開口縁は、図1及び図2に示すように、径方向外側から内側に向かうにしたがって下方を向くように傾斜している。
装着筒部31の外周面には、上下方向に延びる縦リブ31aが突設されている。縦リブ31aは、周方向に間隔をあけて複数配置されている。
ノズル筒部32内には、前後方向に延在する芯棒体35と、芯棒体35の前端部に被着された有頂円筒状のチップ36と、が配設されている。
芯棒体35の外周面には、ノズル筒部32の内周面との間で内容物の流動を可能とする複数の流路溝部35Aが前後方向にわたって形成されている。
チップ筒部37は、ノズル筒部32内に嵌合されており、端壁部38は、芯棒体35の先端面に当接している。端壁部38のうち芯棒体35の先端面に当接する後面には、芯棒体35の流路溝部35Aに連通するスピン流路38Aが形成されている。また、端壁部38の中央部分には、スピン流路38Aに連通する前述した吐出孔13Aが形成されている。
摺動部51の下端部は、上方から下方に向かうにしたがって漸次径方向外側に向けて反るように湾曲しており、摺動部51の下端は、シリンダ42の内周面に摺接している。
閉塞部52の下端部は、上方から下方に向かうにしたがって漸次径方向内側に向けて反るように湾曲しており、ピストンガイド43の後述する底部43A近傍に形成された当接部43Eに当接している。また、閉塞部52の上端部は、下方から上方に向かうにしたがって漸次径方向外側に向けて反るように湾曲しており、ステム12の下端部の内周面に摺接している。
環状連結部53の上面は、径方向外側から内側に向かうにしたがって漸次下方に向かうように傾斜し、弾性部材25の下端開口縁を受ける受け面53Aとなっている。
立上筒部62は、天壁部21の開口部を通って上方に向けて立設されている。
上筒部63の上端部には、上筒部63の内外を連通させる空気孔63Aが形成されている。空気孔63Aは、環状連結部53の外周面によって閉塞されている。また、上筒部63の内周面には、ステム12のガイド突出部12Cが当接または近接している。
直筒部67の内周面には、上下方向に延在し、径方向内側に向けて突出する複数の縦リブ部67Aが周方向に間隔をあけて配設されている。また、直筒部67内には、ピストンガイド43の後述する底部(下端部)43Aが進入可能となっている。
テーパ筒部68の内側には、弁体44がテーパ筒部68のテーパ面に離着自在に配設されている。また、テーパ筒部68の内周面には、径方向外側から内側に向かうにしたがって上方に向けて傾斜する規制突部68Aが突設されている。規制突部68Aの上端の内径は、弁体44よりも小さくなっている。また、規制突部68Aには、周方向の延在を中断する間隙が形成されている。
下筒部65の内側には、容器本体2内の内容物が流動するチューブ69が嵌め込まれている。
ピストンガイド43の下端部には、ピストンガイド43内とシリンダ42内とを連通させる一対の連通孔43Bが形成されている。連通孔43Bは、中心軸Oを径方向で挟む両側に形成されている。連通孔43Bは、閉塞部52の下端よりも上方に位置しており、シリンダ42の上筒部63の内側との連通が遮断されている。
同様に、ピストンガイド43の上端部には、ピストンガイド43内とシリンダ42内とを連通させる一対の貫通孔43Cが形成されている。貫通孔43Cは、連通孔43Bと同様に、中心軸Oを径方向で挟む両側に形成されている。貫通孔43Cは、ステム12の移行部分12Aにおける内周面に向けて開口している。
また、ピストンガイド43のうち貫通孔43Cよりも上側に位置する部分は、ステム12の係合突部12Bが係合する係合溝部43Dが全周にわたって形成されている。これにより、ピストンガイド43は、ステム12と共に一体に上下移動する。
下部材45aは、円筒状の外筒部71と、外筒部71よりも径方向内側に配設された円筒状の内筒部72と、を有する。これら外筒部71および内筒部72は、中心軸Oと同軸に配設されている。
外筒部71は、立上筒部62に外嵌され、内筒部72は、立上筒部62内に嵌合されている。内筒部72の上端は、外筒部71の上端に連設されている。内筒部72の下端には、径方向の内側に向けて突出するフランジ部73が設けられている。内筒部72の下端(フランジ部73)と頂壁部61との間には、第2パッキン76が介在されている。
上部材45bには、操作片75と、縦溝部79と、が更に設けられている。操作片75は、上部材45bから前方に向けて突設されている。操作片75を周方向に移動させることで、上部材45bを下部材45aに対して周方向に回転させることができる。縦溝部79は、上部材45bの内周面に形成されている。縦溝部79は、上部材45bの上下方向の全長にわたって設けられ、上部材45bの上端開口縁に開口している。上部材45bの上端開口縁のうち、縦溝部79の開口部を回避した部分は、縦リブ31aの下端縁に、下方から近接もしくは当接している。これにより、吐出ヘッド13の下方移動が規制されている。
側壁部77は、外筒部71の後部から上方に向けて突出している。側壁部77は、上方に向かうに漸次後方に向けて延びている。側壁部77は、表裏面が左右方向を向く板状に形成され、この側壁部77の外周縁のうち、前方を向く前端縁に、下方に向けて窪む支持凹部77Bが形成されている。側壁部77の上端部の外側面には、左右方向外側に向けて延在する円柱状の軸体77Aが突設されている。
押下部材16は、吐出ヘッド13を上方から覆う天板部81と、天板部81の後端縁から後方に向けて斜め下方に延在する後板部82と、天板部81の前端縁から前方に向けて斜め下方に延在する前板部83と、天板部81の左右両側の側端縁から各別に垂下された一対の側板部84と、を有する。
前板部83の上側部分には、上下方向に延在する長孔部83Aが形成されており、この長孔部83Aには、ヘッド本体30のノズル筒部32が挿通されている。また、前板部83の下側部分は、指などをかけるための指掛部分(ハンドル)となっている。
一対の側板部84は、吐出ヘッド13および支持部15を左右方向に挟んでいる。側板部84の後部には、軸体77Aが回転軸L回りに摺動可能に挿通された軸孔部84Aが形成されている。
係止部85は、軸部33に係止することで吐出ヘッド13を押下部材16の上方移動および下方移動の両方に連係させる。係止部85は、軸部33に係止することで吐出ヘッド13を押し下げる押下部86と、軸部33に係止することで吐出ヘッド13を引き上げる引上部87と、を備えている。押下部86および引上部87は、側板部84の内側面に設けられている。
押下部86は、装着筒部31を左右両側から挟む一対の板状部材であり、押下部86の下端には、軸部33がその軸線回りに摺動可能に嵌め込まれた円弧状の押下切欠部86Aが形成されている。押下切欠部86Aは、左右方向から見た正面視において上方に向けて凸となる円弧状に形成されている。
引上部87は、装着筒部31を左右両側から挟む一対の突条である。引上部87は、軸部33がその軸線回りに摺動可能に嵌め込まれた円弧状に形成されている。引上部87は、左右方向から見た正面視において下方に向けて凸となる円弧状に形成されている。
延在体91は、一端部91aが他端部91bに対して後方に位置し、かつ下方に位置して湾曲している。延在体91は、後方に向けて突となるように湾曲している。延在体91は湾曲した柱状に形成されている。延在体91は、左右方向に間隔をあけて一対配設され、一対の延在体91同士の間に、吐出ヘッド13(ヘッド本体30)および支持部15が配置されている。図1および図4に示すように、各延在体91の一端部91a同士は、左右方向に延びる連結体92により連結されている。連結体92は、左右方向に延びる円柱状に形成され、支持凹部77B内に回転自在に支持されている。延在体91のうち、一端部91aと他端部91bとの間の中間部分91cは、一端部91aから後側に向けて延びつつ前側に向けて湾曲した後、軸部33の上側を通過して他端部91bに至る。中間部分91cは、左右方向から見た側面視で、後方に向けて突となる1つの円弧をなしている。延在体91の他端部91bは、下方に向けて弾性変形させられた状態で、押下部材16の天板部81の下面に当接しており、これにより、他端部91bは、押下部材16に連結されている。他端部91bは、天板部81の下面のうち、前板部83に連結される部分に当接していて、他端部91bの前方に向けた移動は、前板部83によって規制されている。
なお、延在体91の一端部91aと支持部15との連結、および延在体91の他端部91bと押下部材16との連結は、上述の構成に限定されるものではなく、他の構成を採用してもよい。
例えば、延在体91の一端部91aと支持部15とが一体に形成されてもよいし、延在体91の他端部91bと押下部材16とが一体に形成されてもよい。また、延在体91の一端部91aを、支持部15に接着してもよいし、支持部15に形成した孔に嵌合する等してもよい。また、延在体91の他端部91bを、押下部材16に接着してもよいし、押下部材16に形成した孔に嵌合する等してもよい。
まず、操作片75を用いて上部材45bを下部材45aに対して周方向に回転させ、上部材45bの上端開口縁のうち、縦溝部79が開口する部分を、縦リブ31aの下端縁に対向させる。これにより、吐出ヘッド13の下方移動の規制が解除される。その後、押下部材16の前板部83の上記指掛部分に指などを掛け、図5に示すように、付勢手段17からの付勢力に抗して押下部材16を下方に向けて回転させる。このとき、延在体91の他端部91bが、前板部83により前方に向けた移動を規制されながら、天板部81によって下方に向けて押し込まれる。すると、延在体91のうち、側面視で後方に向けて突となるように湾曲している部分における曲率が大きくなり、延在体91の弾性変形量が増加する。なお本実施形態では、延在体91の中間部分91cが、後方に向けて突となる1つの円弧をように湾曲されており、湾曲する部分が大きく確保されていることから、延在体91の変形時の負荷を分散させて付勢手段17の耐久性を高め易くすることができる。
押下部材16の回転に伴って、押下部86は、ノズル筒部32の軸部33を下方に押圧し、縦リブ31aを縦溝部79内に進入させながら、吐出ヘッド13を押し下げる。ここで、ステム12には、ピストンガイド43が取り付けられており、ステム12に設けられた弾性部材25は、ピストン41に当接している。これにより、吐出ヘッド13、ピストンガイド43及びピストン41は、一体となってシリンダ42に対して下降する。そのため、ピストン41の閉塞部52がピストンガイド43の連通孔43Bを閉塞させたままの状態で、シリンダ42の上筒部63内が加圧される。
なお、上筒部63の上昇した内圧及び上筒部63内に充填されている内容物に起因して、ピストン41の下方移動は、上筒部63内に内容物が充填されていない場合と比較して上側の位置において抑止される場合がある。このような場合には、ピストンガイド43の底部43Aが直筒部67内に進入する前に、連通孔43Bがシリンダ42の上筒部63内に対して開放されることがある。
吐出ヘッド13及びピストンガイド43が上昇すると、シリンダ42の上筒部63内が減圧され、弁体44が浮上して中筒部64の下部が開放され、容器本体2内の内容物は、チューブ69を通って中筒部64内に流入し、縦リブ部67A間と弁体44及び規制突部68Aの間とを通って上筒部63内に流入する。押下部材16は、図1に示す元の位置まで復元変位する。
そのためには、上述と同様に、上部材45bを下部材45aに対して周方向に回転させて吐出ヘッド13の下方移動の規制を解除し、押下部材16を下方に向けて回転させステム12を押し下げる。連通孔43Bがシリンダ42の上筒部63内に対して開放されると、上述と同様に、上筒部63内を満たしている空気は、連通孔43Bを通る経路と貫通孔43Cを通る経路とを介して、ピストンガイド43内に流入する。そして、ピストンガイド43内に流入した空気は、ステム12の上側部分内を流動してノズル筒部32に至り、ノズル筒部32の吐出孔13Aから排出される。その後、押下部材16を引いた指などを外すと、付勢手段17による付勢により、吐出ヘッド13及びピストンガイド43が上昇する。上述のように、上筒部63内が減圧され、弁体44が浮上して中筒部64の下部が開放されるので、容器本体2内の内容物が上筒部63内に供給される。
このように押下部材16の下方に向けた回転を繰り返すことによって、シリンダ42の上筒部63内、ステム12内及びピストンガイド43内に内容物を充填させる。
また、延在体91の他端部91bが、下方に向けて弾性変形させられた状態で、押下部材16に連結されているので、押下部材16を効果的に上方に向けて付勢することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態の吐出器を、図7および図8を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第3実施形態の吐出器を、図9から図11を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
押下部86は、天板部81から下側に向けて延びるとともに表裏面が左右方向を向く板状に形成されている。押下部86は、左右方向に間隔をあけて一対配置されている。押下部86は、ヘッド本体30(装着筒部31)の頂面30aに上方から突き当たる。押下部86は、左右方向から見た平面視において、一対の辺が上下方向に延びる矩形状に形成されていて、押下部86の下端縁88が、ヘッド本体30の頂面30a上に配置されている。下端縁88は、後側に位置する直線部88aと、前側に位置する曲線部88bと、を備えている。直線部88aは、前記平面視において前後方向に沿って延びる直線状に形成されている。曲線部88bは、後側から前側に向かうに従い漸次上側に向けて延びていて、前記平面視において下側に向けて突となる曲線状に形成されている。
また、吐出ヘッド13を上方に付勢させるように延在体91を弾性変形させる態様は、延在体91の全体を一様に弾性変形させたりする等、適宜変更してもよい。
2 容器本体
3 口部
11 装着キャップ
13 吐出ヘッド
14 ポンプ
15 支持部
16 押下部材
17 付勢手段
33 軸部
84 側板部
85 係止部
91 延在体
91a 一端部
91b 他端部
91c 中間部分
L 回転軸
Claims (3)
- 内容物が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動自在に配設されるとともに前方に向けて開口する内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドを有するポンプと、
前記ポンプを前記口部に装着する装着キャップと、
前記装着キャップの後部に立設される支持部と、
前記支持部に回転軸回りに回転自在に配設され、前記吐出ヘッドを押し下げる押下部材と、を備え、
前記押下部材を回転軸回りに下方に向けて回転させることにより、前記吐出ヘッドが下方移動し、内容物が前記吐出孔から吐出される吐出器であって、
前記吐出ヘッドは、前記押下部材に、前記押下部材の回転軸回りの上下動に連係するように連結され、
前記吐出ヘッドを上方付勢する付勢手段は、一端部が前記支持部に連結され、かつ他端部が前記押下部材に連結される合成樹脂製の延在体であり、
前記延在体の他端部は、下方に向けて弾性変形させられた状態で、前記押下部材に連結されていることを特徴とする吐出器。 - 内容物が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動自在に配設されるとともに前方に向けて開口する内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドを有するポンプと、
前記ポンプを前記口部に装着する装着キャップと、
前記装着キャップの後部に立設される支持部と、
前記支持部に回転軸回りに回転自在に配設され、前記吐出ヘッドを押し下げる押下部材と、を備え、
前記押下部材を回転軸回りに下方に向けて回転させることにより、前記吐出ヘッドが下方移動し、内容物が前記吐出孔から吐出される吐出器であって、
前記吐出ヘッドは、前記押下部材に、前記押下部材の回転軸回りの上下動に連係するように連結され、
前記吐出ヘッドを上方付勢する付勢手段は、一端部が前記支持部に連結され、かつ他端部が前記押下部材に連結される合成樹脂製の延在体であり、
前記押下部材は、前記吐出ヘッドを、前後方向に直交する左右方向に挟む一対の側板部を備え、
前記吐出ヘッドおよび前記側板部のうちのいずれか一方には、他方に向けて突出する軸部が形成され、かつ他方には、前記軸部に係止することで前記吐出ヘッドを前記押下部材の上方移動および下方移動のうちの少なくとも一方に連係させる係止部が形成され、
前記延在体のうち、前記一端部と前記他端部との間の中間部分には、前記軸部を下方に跨ぐ逃げ部が形成されていることを特徴とする吐出器。 - 前記延在体の他端部は、下方に向けて弾性変形させられた状態で、前記押下部材に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の吐出器。
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