JP6530974B2 - 測定機の衝突防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定機の衝突防止装置に係り、詳しくは、被測定物と非接触式プローブとを相対移動させながら被測定物の寸法等を測定する測定機の衝突防止装置に関する。
非接触式プローブを用いた測定機として、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向へ被測定物または非接触式プローブを移動させ、非接触式プローブによって取り込まれた画像から被測定物の寸法等を測定できる三次元画像測定機が知られている。
このような三次元画像測定機において、非接触式プローブは、被測定物に近接した位置で使用される。特に、測定の際には、非接触式プローブを、被測定物に対して三次元方向に移動させる。
このとき、オペレータの不注意やコンピュータへの座標の入力設定ミス等により、非接触式プローブを被測定物に衝突させてしまうことがある。
このような衝突による、非接触式プローブや測定機本体および被測定物等の破損を防止するために、測定機の衝突防止装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1の衝突防止装置では、非接触式プローブを覆うリング状の衝突検知部を設け、衝突検知部が非接触式プローブに対して相対変位した際に、これを検知して移動停止または退避移動を指令するようにしている。
特許第3831561号公報
前述した特許文献1の衝突防止装置は、三次元移動のいずれの方向にも衝突防止を有効にするために、非接触式プローブの外周を覆うリング状の衝突検知部を用いている。
しかし、次のような条件下では、特許文献1の衝突防止装置の有効性が十分に発揮されないという問題があった。
第1に、プローブの表面に操作部分があり、オペレータが操作を行うものである場合。このようなプローブに対しては、前述した衝突防止装置では、リング状の衝突検知部がプローブの操作部分を隠してしまい、オペレータの操作ができなくなってしまう。
第2に、被測定物の測定対象面が平面であり、高さ方向に凹凸が無い場合。このような被測定物においては、X軸方向およびY軸方向(それぞれ測定対象面に沿った方向)の移動時には衝突の恐れが無く、Z軸方向の衝突のみ防止すればよい。しかし、前述した衝突防止装置では、Z軸の周囲を取り囲むリング状の衝突検知部を用いており、過剰な装置構成となる。
第3に、プローブのZ軸方向の作動距離が極めて短い場合。前述した衝突防止装置では、接触に対して応答するのに一定の移動距離が必要である。そして、Z軸方向の移動の際に、リング状の衝突検知部の一部が被測定物の平面に当接しても、さらにZ軸方向に移動してリング状の衝突検知部の大部分が接触するようになるまで、接触を検知することができず、安全に停止させることができない場合がある。
本発明の目的は、非接触式プローブを覆うことがなく、構造が簡素で、かつZ軸方向の移動距離が短くても接触を検知可能な測定機の衝突防止装置を提供することにある。
本発明は、被測定物と非接触式プローブとを相対移動させながら被測定物の寸法等を測定する測定機の衝突防止装置であって、前記非接触式プローブに沿って延びる棒状の衝突部材と、前記衝突部材をその先端が前記非接触式プローブより突出した状態で支持する支持機構と、前記衝突部材と前記被測定物との衝突を検知するスイッチとを備え、前記支持機構は、前記衝突部材の長手方向の支持位置を調節可能な調節機構を有することを特徴とする。
あるいは、本発明は、被測定物と非接触式プローブとを相対移動させながら被測定物の寸法等を測定する測定機の衝突防止装置であって、前記非接触式プローブに沿って延びる棒状の衝突部材と、前記衝突部材をその先端が前記非接触式プローブより突出した状態で支持する支持機構と、前記衝突部材と前記被測定物との衝突を検知するスイッチとを備え、前記支持機構は、前記衝突部材の長手方向の支持位置を、前記非接触式プローブの機種に応じて切換可能なプローブ切換機構を有することを特徴とする。
このような本発明では、支持機構により棒状の衝突部材が非接触式プローブに沿って配置される。この際、衝突部材は、その先端が非接触式プローブより突出した状態とされる。このため、非接触式プローブが被測定物に近接する場合、非接触式プローブと被測定物とが衝突する前に、衝突部材の先端が被測定物に衝突するため、これをスイッチで検知して移動を停止させることができる。
本発明では、衝突部材を棒状としたので、非接触式プローブを覆うことがなく、非接触式プローブに操作部分がある場合でもオペレータによる操作を妨げることがない。
また、衝突部材が棒状であるため、従来のリング状の衝突検知部よりも構造を簡素にすることができる。
さらに、棒状の衝突部材の先端が被測定物に接触した時点で、衝突を検知することができ、従来のリング状の衝突検知部よりも衝突検知ないし移動停止を確実に行うことができる。
さらに、調節機構を有する本発明では、調節機構により衝突部材の先端の位置を調節することができる。このような調節により、衝突部材の先端が非接触式プローブから突出する量を調節することができ、衝突の検知特性を調節することができる。また、非接触式プローブの寸法が変わった場合でも、これに対応するべく衝突部材の支持位置を調節することができる。
あるいは、プローブ切換機構を有する本発明では、プローブ切換機構により、衝突部材の支持位置を、非接触式プローブの機種に応じて切換可能である。このため、非接触式プローブの機種が変更された場合でも、非接触式プローブに対する衝突部材の先端の位置を所定の状態に維持することができる。
本発明の測定機の衝突防止装置において、前記衝突部材は、前記衝突部材の長手方向に伸縮自在な伸縮機構を有することが好ましい。
このような本発明では、伸縮機構が伸縮することで、衝突部材の先端が衝突部材の長手方向に変位可能となり、被測定物に衝突した際の衝撃を緩和し、被測定物に傷などが生じることを防止できる。
なお、同様に被測定物に傷などが生じることを防止する目的で、衝突部材の先端を合成樹脂成型品としてもよい。
本発明の測定機の衝突防止装置において、前記支持機構は、前記衝突部材を退避させる退避機構を有することが好ましい。
このような本発明では、退避機構により衝突部材を、衝突検知を行う位置つまり被測定物と接触可能な位置から、被測定物と接触しない位置へと退避させることができる。被測定物と接触しない位置としては、少なくとも衝突部材の先端が非接触式プローブの先端から突出しない状態にできればよい。
このため、衝突検知を行う必要がない場合、例えば非接触式プローブを被測定物の表面に沿って移動させる場合など、予め衝突部材を退避させておくことで、衝突部材と被測定物との不必要な接触を未然に防止することができる。
本発明によれば、非接触式プローブを覆うことがなく、構造が簡素で、かつZ軸方向の移動距離が短くても接触を検知可能な測定機の衝突防止装置を提供することができる。
本発明の一実施形態の三次元測定機を示す正面図。 前記実施形態の非接触式プローブおよび衝突防止装置を示す拡大斜視図。 前記実施形態の衝突防止装置の要部を示す拡大側面図。 前記実施形態の衝突防止装置の未衝突状態を示す断面図。 前記実施形態の衝突防止装置の衝突状態を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔三次元測定機〕
図1において、三次元測定機10は、基台11の上面にステージ12および門型のコラム13を有し、コラム13のクロスレール14にはスライダ15が支持されている。スライダ15は下向きにラム16が設置され、ラム16の先端には非接触式プローブ17が装着されている。
三次元測定機10において、ステージ12は基台11に対してX軸方向へ移動可能とされ、スライダ15はクロスレール14に沿ってY軸方向へ移動可能とされ、ラム16はスライダ15に対してZ軸方向へ移動可能である。
これらの各軸移動により、非接触式プローブ17は、ステージ12に対して任意の三次元位置に移動することが可能である。
ステージ12には、被測定物であるワーク9が載置されている。ワーク9は表面が平坦とされ、この表面の微細な形状を非接触式プローブ17で測定される。
非接触式プローブ17は、ワーク9の表面画像を撮影し、画像処理することで表面の微細な形状を測定するものである。
図2にも示すように、非接触式プローブ17は角柱状のプローブ本体171を有し、プローブ本体171には下向きに延びる鏡筒172が設置されている。鏡筒172には撮影用の光学系が格納され、下端に前述した対物レンズ173が設置されている。
非接触式プローブ17は、ワーク9の表面の測定時に、対物レンズ173をワーク9の表面に近接させる。
このような近接時に、非接触式プローブ17とワーク9の表面との衝突を防止するために、非接触式プローブ17には衝突防止装置20が設置されている。
〔衝突防止装置20〕
衝突防止装置20は、衝突部材であるスピンドル21と、このスピンドル21を非接触式プローブ17に沿って支持する支持機構22とを有する。
図3にも示すように、スピンドル21の軸線Abは、非接触式プローブ17の光路の軸線Apと平行に配置される。
また、スピンドル21の先端は、非接触式プローブ17の対物レンズ173の先端よりも突出するように支持されている。
すなわち、非接触式プローブ17をワーク9の表面に近接させた際には、スピンドル21の先端とワーク9の表面との距離Dbが、対物レンズ173の先端とワーク9の表面との距離Dpよりも小さくなるように、つまり近くなるように設定されている。
〔支持機構22〕
支持機構22は、支持アーム220、上部アーム221、中間アーム222および下部ブロック223を有する。
支持アーム220は、角棒状に形成されプローブ本体171の下面の一角に下向きに固定されている。
上部アーム221は、角棒状に形成され、所定長さにわたって支持アーム220の表面(側面)に沿わされたうえ、複数のボルト締めにより相互に固定されている。
中間アーム222は、角棒状に形成され、所定長さにわたって上部アーム221の表面(支持アーム220に取り付けられた側面と直交する側面)に沿わされたうえ、複数のボルト締めにより相互に固定されている。
下部ブロック223は、箱状に形成され、中間アーム222の下端部に固定されるとともに、下面側にスピンドル21を支持している。
これらの支持アーム220、上部アーム221、中間アーム222および下部ブロック223の間には、調節機構224、退避機構225、プローブ切換機構226が形成されている。
〔調節機構224〕
上部アーム221と支持アーム220とは、相互の固定を行う複数のボルトを緩めることで、支持アーム220に対する上部アーム221の固定位置を各々の長手方向に微小距離だけ調整可能である。これにより、スピンドル21の長手方向の支持位置を調節する調節機構224が構成されている。
このような調節機構224により、スピンドル21の先端が非接触式プローブ17の先端から突出する量(前述した距離Dbと距離Dpとの差)を調節することができ、衝突防止の感度を調節することができる。
〔退避機構225〕
中間アーム222と上部アーム221とは、相互の固定を行う複数のボルトを緩めることで、上部アーム221に対する中間アーム222の固定位置を各々の長手方向に、調節機構224の調節代に比べて十分に大きい距離変更することが可能である。これにより、スピンドル21を通常の支持位置から退避させる退避機構225が構成されている。
このような退避機構225により、スピンドル21の先端が非接触式プローブ17の先端から突出しない状態まで、スピンドル21を退避させることができ、衝突防止機能が必要ない状態でのスピンドル21とワーク9などどの干渉を避けることができる。
退避機構225によるスピンドル21の変位量は、例えば10mmである。
〔プローブ切換機構226〕
下部ブロック223と中間アーム222との固定部分は、複数の位置で係止可能なスライド機構、例えばラッチ付のガイドレール機構などとされ、下部ブロック223は、中間アーム222の長手方向の複数の位置で固定可能である。
ここで、固定可能な複数の位置は、非接触式プローブ17の種類に応じて設定されている。すなわち、第1のプローブであれば第1の位置、第2のプローブであれば第2の位置とすることにより、スピンドル21の先端をプローブの先端に対して適切な突出量で配置することができるようになっている。
これにより、スピンドル21の長手方向の支持位置を、非接触式プローブ17の機種に応じて切換可能なプローブ切換機構226が構成されている。
プローブ切換機構226によるスピンドル21の変位量は、例えば上下にそれぞれ2.2mmである。
〔スピンドル21〕
スピンドル21は、前述した支持機構22により、非接触式プローブ17に沿って、その先端が非接触式プローブ17より突出した状態で支持されている棒状の部材である。
図4および図5には、スピンドル21の内部構造が示されている。なお、図4および図5はそれぞれスピンドル21の軸線Abに沿った断面図であるが、各々は互いに90度異なる向きの断面を表している。
図4および図5において、スピンドル21は、中空筒状のスピンドル本体211と、その内部を移動可能な移動部材212とを有する。
スピンドル本体211の上端側は、支持機構22の下部ブロック223に下面側から挿入され、止めねじ213で固定されている。
移動部材212の上端には、端部材216が装着され、端部材216はスピンドル本体211のスリーブ215の上端と当接し、下方への移動を拘束される。
移動部材212の中間部には段差が形成され、この段差より上側は所定長さにわたって、段差より下側の径よりも小径とされ、この小径部分の外周にはコイルばね214が装着されている。
コイルばね214は、下端が移動部材212の中間部の段差に係合されている。
スピンドル本体211とスピンドル本体211の間にはスリーブ215が設けられており、コイルばね214の上端側はこのスリーブ215上端に設けられた突出部に係止されている。
このコイルばね214により、移動部材212は、スピンドル本体211に対して下向きに付勢されている。
従って、移動部材212は、コイルばね214で下向きに付勢され、通常はその移動下限つまり端部材216とスリーブ215とが当接した状態に維持される。
移動部材212の下端には、合成樹脂製のチップ210が装着されている。
チップ210は、通常の移動部材212が移動下限にある状態では、スピンドル本体211の先端との間に間隔Db0が空けられている(図4参照)。
この状態では、前述の通り、端部材216とスリーブ215とが当接した状態である。
ここで、チップ210がワーク9に衝突した場合など、移動部材212に上向きの外力が加えられると、移動部材212はコイルばね214の付勢力に抗して上向きに移動し、スピンドル本体211の先端との間に間隔Db1が狭まる(図5参照)
この状態では、端部材216とスリーブ215とが離れ、各々の間には間隔ΔDbが生じる。
このように、スピンドル21においては、スピンドル本体211に対して移動部材212が進退することで、チップ210までの長さが変化する。これらにより、スピンドル21には伸縮機構219が構成されている。
この際、チップ210の移動量つまりスピンドル21の伸縮量は、間隔ΔDb=Db0−Db1である。伸縮量である間隔ΔDbは、例えば1.2mmとされる。
〔スイッチ23〕
衝突防止装置20は、スピンドル21とワーク9との衝突を検知するスイッチ23を備えている。
スイッチ23は、スピンドル本体211の上端に接続された外筒231と、端部材216に接続された内筒232と、外筒231の上部を貫通する固定接点233と、内筒232の上端近傍を貫通する移動接点234とを備えている。
固定接点233と移動接点234とは、互いに交差方向に配置され、各々の中間部位で互いに当接可能である。
スピンドル21において、移動部材212が移動下限にある状態(図4参照)では、端部材216とスリーブ215とが接触するとともに、固定接点233と移動接点234とが接触し、固定接点233と移動接点234とは電気的に導通状態となる。
一方、チップ210がワーク9に衝突した場合など、移動部材212が上向きに移動した場合(図5参照)、端部材216とスリーブ215との間に間隔ΔDbが生じるとともに、固定接点233と移動接点234との間にも間隔ΔDbが生じ、固定接点233と移動接点234とは電気的に絶縁状態となる。
従って、外部回路において固定接点233と移動接点234との導通の有無を監視することで、スピンドル21とワーク9との衝突を検知することができる。
なお、図2に示すように、スイッチ23は、スピンドル21の上端部に設置されるものであり、同上端部とともに下部ブロック223の内部に収容される。
そして、スイッチ23の固定接点233および移動接点234からの配線は、支持機構22に沿って上方へ導かれ、プローブ本体171の近傍に設置された配線ボックス235を介してプローブ本体171の配線と接続可能である。
〔実施形態の効果〕
以上のような本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
本実施形態では、支持機構22により棒状のスピンドル21(衝突部材)が非接触式プローブ17に沿って配置される。この際、スピンドル21は、その先端が非接触式プローブ17より突出した状態とされる。このため、非接触式プローブ17がワーク9(被測定物)に近接する場合、非接触式プローブ17とワーク9とが衝突する前に、スピンドル21の先端がワーク9に衝突するため、これをスイッチ23で検知して移動を停止させることができる。
本実施形態では、スピンドル21を棒状としたので、非接触式プローブ17を覆うことがなく、非接触式プローブ17に操作部分がある場合でもオペレータによる操作を妨げることがない。
また、スピンドル21が棒状であるため、従来のリング状の衝突検知部よりも構造を簡素にすることができる。
さらに、棒状のスピンドル21の先端がワーク9に接触した時点で、衝突を検知することができ、従来のリング状の衝突検知部よりも衝突検知ないし移動停止を確実に行うことができる。
本実施形態では、スピンドル21に伸縮機構219を設けたので、スピンドル21の先端がワーク9に接触した際にスピンドル21を伸縮させることができ、スピンドル21の先端(チップ210)がスピンドル21の長手方向に変位可能となり、ワーク9に衝突した際の衝撃を緩和し、ワーク9の表面に傷などが生じることを防止できる。
さらに、本実施形態では、スピンドル21の先端に合成樹脂製のチップ210を設けたため、接触時にワーク9の表面に傷などが生じることを防止できる。
本実施形態では、調節機構224により、スピンドル21の先端の位置を調節することができる。このような調節により、スピンドル21の先端が非接触式プローブ17から突出する量を調節することができ、衝突の検知特性を調節することができる。また、非接触式プローブ17の寸法が変わった場合でも、これに対応するべくスピンドル21の支持位置を調節することができる。
本実施形態では、退避機構225によりスピンドル21を、衝突検知を行う際のワーク9と接触可能な位置から、ワーク9と接触しない位置へと退避させることができる。
このため、衝突検知を行う必要がない場合、例えば非接触式プローブ17をワーク9の表面に沿って移動させる場合など、予めスピンドル21を退避させておくことで、スピンドル21とワーク9との不必要な接触を未然に防止することができる。
本実施形態では、プローブ切換機構226により、スピンドル21の支持位置を、非接触式プローブ17の機種に応じて切換可能である。このため、非接触式プローブ17の機種が変更された場合でも、非接触式プローブ17に対するスピンドル21の先端の位置を所定の状態に維持することができる。
〔変形例〕
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形などは、本発明に含まれるものである。
例えば、支持機構22において、調節機構224、退避機構225、プローブ切換機構226は必須ではなく、いずれかを省略してもよい。
また、調節機構224、退避機構225、プローブ切換機構226は、それぞれスピンドル21を変位させる点で共通であり、いずれかにより他を兼ねるようにしてもよい。
さらに、調節機構224、退避機構225、プローブ切換機構226は、それぞれボルト締めを緩めて位置調整するものなどに限定されず、位置調整が可能な既存の構成であれば適宜採用することができる。
前記実施形態では、スピンドル21に伸縮機構219を設けたが、伸縮機構219はスピンドル本体211と移動部材212とによる進退式の伸縮を行うものに限らず、スピンドル21を弾性部材で形成して伸縮させてもよい。さらに、スピンドル21は伸縮しないものであってもよく、先端のチップ210でクッション性を確保してもよい。
前記実施形態では、スピンドル21の伸縮機構219を利用して、その伸縮により固定接点233と移動接点234との導通の有無を切り替えたが、他の構成によるスイッチであってもよい。
例えば、光学的なセンサによりスピンドル本体211に対する移動部材212の移動を検知してもよい。また、スピンドル21を先端まで導電性とし、ワーク9との間の電気的導通を検知してもよい。
本発明は、被測定物と非接触式プローブとを相対移動させながら被測定物の寸法等を測定する測定機の衝突防止装置として利用できる。
10…三次元測定機、11…基台、12…ステージ、13…コラム、14…クロスレール、15…スライダ、16…ラム、17…非接触式プローブ、171…プローブ本体、172…鏡筒、173…対物レンズ、20…衝突防止装置、21…スピンドル、210…チップ、211…スピンドル本体、212…移動部材、213…止めねじ、214…コイルばね、215…スリーブ、216…端部材、219…伸縮機構、22…支持機構、220…支持アーム、221…上部アーム、222…中間アーム、223…下部ブロック、224…調節機構、225…退避機構、226…プローブ切換機構、23…スイッチ、231…外筒、232…内筒、233…固定接点、234…移動接点、235…配線ボックス、9…ワーク、Ab,Ap…軸線、Db,Dp…距離、Db0,Db1,ΔDb…間隔。

Claims (5)

  1. 被測定物と非接触式プローブとを相対移動させながら被測定物の寸法等を測定する測定機の衝突防止装置であって、
    前記非接触式プローブに沿って延びる棒状の衝突部材と、前記衝突部材をその先端が前記非接触式プローブより突出した状態で支持する支持機構と、前記衝突部材と前記被測定物との衝突を検知するスイッチとを備え
    前記支持機構は、前記衝突部材の長手方向の支持位置を調節可能な調節機構を有することを特徴とする測定機の衝突防止装置。
  2. 被測定物と非接触式プローブとを相対移動させながら被測定物の寸法等を測定する測定機の衝突防止装置であって、
    前記非接触式プローブに沿って延びる棒状の衝突部材と、前記衝突部材をその先端が前記非接触式プローブより突出した状態で支持する支持機構と、前記衝突部材と前記被測定物との衝突を検知するスイッチとを備え
    前記支持機構は、前記衝突部材の長手方向の支持位置を、前記非接触式プローブの機種に応じて切換可能なプローブ切換機構を有することを特徴とする測定機の衝突防止装置。
  3. 請求項1に記載された測定機の衝突防止装置において、
    前記支持機構は、前記衝突部材の長手方向の支持位置を、前記非接触式プローブの機種に応じて切換可能なプローブ切換機構を有することを特徴とする測定機の衝突防止装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された測定機の衝突防止装置において、
    前記衝突部材は、前記衝突部材の長手方向に伸縮自在な伸縮機構を有することを特徴とする測定機の衝突防止装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載された測定機の衝突防止装置において、
    前記支持機構は、前記衝突部材を退避させる退避機構を有することを特徴とする測定機の衝突防止装置。
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