JP7218415B2 - 測定器、衝突退避方法、工作機械、及び、ワークの加工方法 - Google Patents
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Description
[2] 上記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、上記外側テーパ軸の大径および小径の円筒部とを互いに対向させ、それらをそれぞれ滑り軸受として構成したことを特徴とする[1]に記載の測定器。
[3] 上記衝突退避機構は、上記内側テーパ軸と上記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備える、[1]または[2]に記載の測定器。
[4] 上記内側テーパ軸、または、上記外側テーパ軸が工作機械に固定されている、[1]ないし[3]のいずれかに記載の測定器。
[5] 上記内側テーパ軸のテーパ状係止部と上記小径の円筒部との接続部および上記外側テーパ軸のテーパ状係止部と上記大径の円筒部との接続部に、それぞれ軸方向に延びる逃げ部を形成したことを特徴とする[1]ないし[4]のいずれかに記載の測定器。
[6] 測定器に取り付けられ、中間部に設けられたテーパ状の係止部と、上記テーパ状の係止部の両軸方向端側に設けられた大径および小径の円筒部を有する、入れ子構造の内側テーパ軸と外側テーパ軸、および上記内側テーパ軸と上記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備えた衝突退避機構を用いる衝突退避方法において、上記測定器が外部物体に接触または衝突したら、互いに対向する上記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、上記外側テーパ軸の大径、小径の円筒部と、がそれぞれ滑り軸受を形成して、上記内側テーパ軸を上記外側テーパ軸側へ軸方向に退避動作させる、衝突退避方法。
[7] スピンドル部に取り付けられたツールを用いてワークを加工する工作機械であって、上記スピンドル部に取り付けられ、上記ワークの加工部の測定を行う測定器を備え、上記測定器は、衝突時に上記測定器を衝突位置から退避させる衝突退避機構を備え、上記衝突退避機構は入れ子構造の内側テーパ軸と外側テーパ軸とを有し、内側テーパ軸と外側テーパ軸の各々は、中間部に設けられたテーパ状の係止部とこのテーパ状の係止部の両軸方向端側に設けられた大径および小径の円筒部を有する、工作機械。
[8] 上記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、上記外側テーパ軸の大径および小径の円筒部とを互いに対向させ、それらをそれぞれ滑り軸受として構成したことを特徴とする[7]に記載の工作機械。
[9] 上記衝突退避機構は、上記内側テーパ軸と上記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備える、[7]または[8]に記載の工作機械。
[10] スピンドル部に取り付けられたツールによってワークを加工する工作機械を用いて、ワークを加工する、ワークの加工方法であって、上記ツールを用いてワークを加工するステップと、上記ワークの加工部を、上記ツールに代えて上記スピンドル部に取り付けられた測定器によって測定するステップと、を有し、上記測定器は、衝突時に上記測定器を衝突位置から退避させる衝突退避機構を備え、上記衝突退避機構は入れ子構造の内側テーパ軸と外側テーパ軸とを有し、内側テーパ軸と外側テーパ軸の各々は、中間部に設けられたテーパ状の係止部とこのテーパ状の係止部の両軸方向端側に設けられた大径および小径の円筒部を有し、さらに、上記内側テーパ軸と上記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備え、上記測定するステップにおいて、上記測定器が外部物体に接触または衝突したら、互いに対向する上記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、上記外側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、がそれぞれ滑り軸受を形成して、上記内側テーパ軸を上記外側テーパ軸側へ軸方向に退避動作させる、ワークの加工方法。
このように、退避ストロークstの手前の位置にしたのは、工作機械が停止するまでの安全マージンを見込んだもので、退避ストロークstまで退避させると、その直後には衝突の衝撃がボアゲージおよび工作機械の主軸に伝わり、ボアゲージの破損を生じる恐れがあるためである。
例えば、退避ストロークstが5mmとすれば、0.3mm程度ストロークした時点で、スイッチ280の接点228,266が接触して衝突を検知することが好ましい。これにより、残りのストロークは、衝突を検知してから実際に停止するまでの安全マージンとすることができる。よって、スイッチ280が接触を検知してから実際に停止するまでに少し移動しても退避ストロークstの手前の位置で停止することができる。この時、外側テーパ軸250の内径側と内側テーパ軸230の外径側間には、隙間が形成される。
Claims (10)
- 接触式または非接触式の測定器において、
衝突時に前記測定器を衝突位置から退避させる衝突退避機構を備え、
前記衝突退避機構は入れ子構造の内側テーパ軸と外側テーパ軸とを有し、内側テーパ軸と外側テーパ軸の各々は、中間部に設けられたテーパ状の係止部とこのテーパ状の係止部の両軸方向端側に設けられた大径および小径の円筒部を有することを特徴とする測定器。 - 前記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、前記外側テーパ軸の大径および小径の円筒部とを互いに対向させ、それらをそれぞれ滑り軸受として構成したことを特徴とする請求項1に記載の測定器。
- 前記衝突退避機構は、前記内側テーパ軸と前記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備える、請求項1または2に記載の測定器。
- 前記内側テーパ軸、または、前記外側テーパ軸が工作機械に固定されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の測定器。
- 前記内側テーパ軸のテーパ状係止部と前記小径の円筒部との接続部および前記外側テーパ軸のテーパ状係止部と前記大径の円筒部との接続部に、それぞれ軸方向に延びる逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の測定器。
- 測定器に取り付けられ、中間部に設けられたテーパ状の係止部と、前記テーパ状の係止部の両軸方向端側に設けられた大径および小径の円筒部を有する、入れ子構造の内側テーパ軸と外側テーパ軸、および前記内側テーパ軸と前記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備えた衝突退避機構を用いる衝突退避方法において、
前記測定器が外部物体に接触または衝突したら、互いに対向する前記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、前記外側テーパ軸の大径、小径の円筒部と、がそれぞれ滑り軸受を形成して、前記内側テーパ軸を前記外側テーパ軸側へ軸方向に退避動作させる、衝突退避方法。 - スピンドル部に取り付けられたツールを用いてワークを加工する工作機械であって、
前記スピンドル部に取り付けられ、前記ワークの加工部の測定を行う測定器を備え、
前記測定器は、衝突時に前記測定器を衝突位置から退避させる衝突退避機構を備え、
前記衝突退避機構は入れ子構造の内側テーパ軸と外側テーパ軸とを有し、内側テーパ軸と外側テーパ軸の各々は、中間部に設けられたテーパ状の係止部とこのテーパ状の係止部の両軸方向端側に設けられた大径および小径の円筒部を有する、工作機械。 - 前記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、前記外側テーパ軸の大径および小径の円筒部とを互いに対向させ、それらをそれぞれ滑り軸受として構成したことを特徴とする請求項7に記載の工作機械。
- 前記衝突退避機構は、前記内側テーパ軸と前記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備える、請求項7または8に記載の工作機械。
- スピンドル部に取り付けられたツールによってワークを加工する工作機械を用いて、ワークを加工する、ワークの加工方法であって、
前記ツールを用いてワークを加工するステップと、
前記ワークの加工部を、前記ツールに代えて前記スピンドル部に取り付けられた測定器によって測定するステップと、を有し、
前記測定器は、衝突時に前記測定器を衝突位置から退避させる衝突退避機構を備え、
前記衝突退避機構は入れ子構造の内側テーパ軸と外側テーパ軸とを有し、内側テーパ軸と外側テーパ軸の各々は、中間部に設けられたテーパ状の係止部とこのテーパ状の係止部の両軸方向端側に設けられた大径および小径の円筒部を有し、さらに、前記内側テーパ軸と前記外側テーパ軸に対して軸方向に付勢力が作用するよう配設した圧縮ばねを備え、
前記測定するステップにおいて、前記測定器が外部物体に接触または衝突したら、互いに対向する前記内側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、前記外側テーパ軸の大径および小径の円筒部と、がそれぞれ滑り軸受を形成して、前記内側テーパ軸を前記外側テーパ軸側へ軸方向に退避動作させる、ワークの加工方法。
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