JP6530065B2 - 水耕栽培装置 - Google Patents

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Description

土を使わず、植物の根を水に浸して栽培をおこなう、いわゆる水耕栽培装置に関する。
従来から、水耕栽培装置の開発が進められている。水耕栽培においては、植物の周辺の環境の水温及び気温の制御がなされている。これに関連する技術を開示している先行文献として、たとえば、次の特許文献1がある。
特開2010−233481号公報
多年生植物には、地上部の葉が枯れてしまう休眠期と新たな地上部の葉が茂っている育成期とを有する宿根草と言われる植物が存在する。休眠期に植物に適した環境と育成期に植物に適した環境とは異なる。そのため、人工的に植物を水耕栽培する場合には、休眠期および育成期のそれぞれのために温度が異なる2つの環境を提供する必要がある。
しかなしながら、上記の特許文献1に開示された水耕栽培装置を含め、従来の水耕栽培装置は、休眠期および育成期のそれぞれのために温度環境または光環境が異なる2つの環境を提供していない。特に、従来の水耕栽培装置は、休眠を打破するように萌芽を促進させる環境を植物に提供していない。そのため、従来においては、別の場所で休眠期を経過した後の萌芽した植物が水耕栽培装置内において育成されている。したがって、同一の水耕栽培装置内において休眠状態にある植物の萌芽の促進とその後の植物の育成との双方を実行することができる技術が望まれている。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、休眠期にある植物の萌芽の促進とその後の植物の育成との双方を実行することができる水耕栽培装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、前記休眠判定部は、基準時点から計時を開始するタイマをさらに含み、前記タイマが前記基準時点から所定時間を計時したか否かによって、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する。
本発明の第2の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を低下させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、前記休眠判定部は、基準時点から計時を開始するタイマをさらに含み、前記タイマが前記基準時点から所定時間を計時したか否かによって、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する。
本発明の第3の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定する。
本発明の第4の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を低下させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定する。
本発明の第5の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、前記制御部は、前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報を抽出する画像処理部と、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、を含み、前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定する。
本発明の第6の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を低下させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、前記制御部は、前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報を抽出する画像処理部と、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、を含み、前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定する。
本発明の第7の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、前記光照射部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、基準時点から計時を開始するタイマと、を含み、前記休眠判定部は、前記タイマが所定時間を計時したか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部をさらに備え、前記光特性判定部は、前記光特性入力部によって入力された前記光特性情報に基づいて、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する。
本発明の第8の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、前記光照射部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定し、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部をさらに備え、前記光特性判定部は、前記光特性入力部によって入力された前記光特性情報に基づいて、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する。
本発明の第9の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、前記光照射部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、前記制御部は、前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報を抽出する画像処理部と、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、をさらに含み、前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部をさらに備え、前記光特性判定部は、前記光特性入力部によって入力された前記光特性情報に基づいて、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する。
本発明の第10の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、前記光照射部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、基準時点から計時を開始するタイマと、を含み、前記休眠判定部は、前記タイマが前記基準時点から所定時間を計時したか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、前記地上部の画像データを取得する撮像部を備え、前記制御部は、前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の特定の情報を抽出する画像処理部と、前記植物が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部と、を含み、前記光特性判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記特定の情報が前記記憶部に記憶された前記好光性条件および前記嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定することによって、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する。
本発明の第11の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、前記光照射部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定し、前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、前記制御部は、前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の特定の情報を抽出する画像処理部と、前記植物が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部と、をさらに含み、前記光特性判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記特定の情報が前記記憶部に記憶された前記好光性条件および前記嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定することによって、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する。
本発明の第12の態様に係る水耕栽培装置は、植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、前記光照射部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、前記制御部は、前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報および特定の情報を抽出する画像処理部と、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、をさらに含み、前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、前記制御部は、前記植物が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部をさらに含み、前記光特性判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記特定の情報が前記記憶部に記憶された前記好光性条件および前記嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定することによって、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する。
本発明の水耕栽培装置によれば、休眠期にある植物の萌芽の促進とその後の植物の育成との双方を実行することができる。
本発明の実施の形態の水耕栽培装置の全体概要を説明するための断面模式図である。 本発明の実施の形態の水耕栽培装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1の水耕栽培装置の制御部により実行される温度制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態2の水耕栽培装置の制御部により実行される温度制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態3の水耕栽培装置の制御部により実行される温度制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態4の水耕栽培装置の制御部により実行される照明制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態5の水耕栽培装置の制御部により実行される照明制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態6の水耕栽培装置の制御部により実行される照明制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、実施の形態の水耕栽培装置100を説明する。
(水耕栽培装置によって栽培される植物)
実施の形態の水耕栽培装置100を用いて栽培される植物1の例として、オタネニンジン(高麗人参または朝鮮人参)等の根菜類が挙げられる。ただし、実施の形態の水耕栽培装置100によって栽培され得る植物1は、これに限定されるものではない。
実施の形態の水耕栽培装置100は、宿根草の水耕栽培に適している。宿根草は、多年生植物のうち、生育に適さない時期(多くの場合冬であるが、夏のこともある)には地上部が枯れてしまうが、その時期をすぎると発芽して再び生育を始めるものをいう。
(実施の形態の水耕栽培装置の構造)
図1および図2を用いて、実施の形態1の水耕栽培装置100を説明する。実施の形態1〜8の水耕栽培装置100は、いずれも、図1および図2に示される構成を、共通の構成として有している。
図1に示されるように、実施の形態の水耕栽培装置100は、コンテナのような筐体200内に設置されている。筐体200は、実質的に密閉された空間を構成している。筐体200には、扉が設けられている。栽培員は、その扉を開閉することにより、筐体200に入ることができる。筐体200内の空間が水耕栽培装置100の地上空間26を構成している。
実施の形態の水耕栽培装置100は、栽培槽6、光照射部5、地表面部7、地下温度検出部9、地下温度調整部2478、地上温度検出部8、地上温度調整部90、制御部50、および操作部300を備えている。地下温度調整部2478は、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78を有している。
栽培槽6には水または養液60が貯留されている。栽培槽6は、水または養液60を排出するための排出配管6Cを備えている。栽培槽6には供給配管6Aから水または養液60が供給される。栽培槽6は、水槽のような構造をしている。ただし、プラスチック製の配管に貫通孔を明け、その貫通孔に水耕栽培用の培地を挿入する場合には、横方向に延びる配管が栽培槽6と同様の機能を果たす。この場合、栽培槽6および地表面部7の2つの部分の機能を、1つの配管が果たす。したがって、栽培槽6および地表面部7は、配管のような構造を有しており、その配管内において、水または養液60が、貯留されているか、または、流れる構造を有するものであってもよい。
水耕栽培装置100は、水耕栽培用の培地30が挿入され得る貫通孔7Aを有する板状の地表面部7を備えている。栽培槽6内においては、植物1の地下部1Aが、水耕栽培用の培地30を媒介として地表面部7に保持され、それによって、水または養液60の上方に位置付けられている。
地表面部7は、植物1の地下部1Aが成長する地下空間16と植物1の地上部1Bが成長する地上空間26とを仕切っている。本実施の形態においては、地表面部7は、板状の部材であるが、水または養液60の上方に植物1を位置付けるように、水耕栽培用の培地30を保持することができるものであれば、地表面部7の形状はいかなるものであってもよい。地表面部7は、軽量化の観点から、たとえば、発砲スチロール等の材料により構成されていることが好ましい。
水耕栽培装置100の培地30は、図1に示されるように、植物1の地下部1Aを囲むように配置され、浸透した水分を保持し得るスポンジ等により構成されている。培地30は、植物1の周囲に円筒状に形成されている。植物1は、植物1とスポンジとの間に生じる摩擦力によって支持されている。培地30を構成するスポンジは、成長していく植物1の大きさに応じて弾性変形することができる。
栽培槽6と地表面部7とは、植物1の地下部1Aが成長する地下空間16を内包する栽培室地下部67としての筐体を構成している。栽培室地下部67は、植物1の根1Cが浸るように水または養液60を貯留し、地上空間26から分離するように、地下空間16を内包している。地表面部7と栽培槽6とは、地下部1Aに光が照射されることを抑制するために、実質的に密閉された空間を形成するように設けられている。そのため、地下空間16内の雰囲気の多少の出入りはあるが、地下空間16内の雰囲気の実質的な出入りは抑制されている。ただし、地表面部7と栽培槽6とは、光が地下部1Aに照射されることを抑制しながら、地下空間16の雰囲気の温度を制御することができるように構成されていれば、いかなる形態を有していてもよい。
本実施の形態の水耕栽培装置100においては、地上空間26の植物1の上方に植物1の地上部1Bに光を照射する光照射部5が設けられている。植物1の葉は、水耕栽培用の培地30から上方に突出しているため、光照射部5からの光を受けて、光合成を行うことができる。一方、植物1の根1Cは、地下部1Aの下側部分から、水または養液60に浸るように垂れ下がっている。したがって、植物1は、その根1Cから水または養液60を吸収することができる。
光照射部5は、植物1の地上部1Bに光を照射する明期の状態と植物1の地上部1Bに光を照射しない暗期の状態とのいずれかに制御される。光照射部5は、自ら発光する人工光源のみならず、太陽光または自ら発光する人工光源から導かれた光を植物1に照射する導光体であってもよい。
地下温度検出部9は、地下空間16の雰囲気の温度を検出し、地下空間16の雰囲気の温度の情報を制御部50へ送信する。地下温度検出部9は、地下空間16の温度を検出することができる位置であれば、栽培室地下部67を構成する栽培槽6および地表面部7のいずれの位置に設けられていてもよい。
地上温度検出部8は、地上空間26の雰囲気の温度を検出し、地上空間26の雰囲気の温度の情報を制御部50へ送信する。地下温度調整部2478は、地下空間16の雰囲気の温度を調整する。地上温度調整部90は、地上空間26の雰囲気の温度を調整する。
地下温度調整部2478は、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78を含んでいる。噴霧部20は、地下空間16へミスト状の水または養液60を供給する。気温調整部40は、地下空間16に外部の所定の温度の気体を供給する。液温調整部78は、栽培槽6内の水または養液60の温度を調整する。
噴霧部20は、栽培槽6内において植物1にミスト状の水または養液60を噴霧することにより、地下空間16内に存在する雰囲気の温度を調整する。噴霧部20は、制御部50から送信されてきた信号を受けて、閉状態から開状態へ変化する。それにより、噴霧部20は、ポンプ11によって送られてきたタンク12内の水または養液60を吐出口から植物1の地下部1Aに向かって噴霧する。本実施の形態においては、噴霧部20から噴霧されたミスト状の水または養液60が蒸発するときの気化熱によって地下空間16の雰囲気の温度が低下する。ただし、噴霧部20は、加熱機構(図示せず)または吸熱機構(図示せず)によって温度が調節されたミスト状の水または養液60を地下空間16に噴霧し、それにより、地下空間16の雰囲気の温度を調整するものであってもよい。
気温調整部40は、栽培槽6の内部から栽培槽6の外部へ排出された雰囲気の温度を調整する機構と、その調整する機構により温度が調整された雰囲気を栽培槽6の外部から栽培槽6の内部へ導入する機構と、を含んでいる。より簡単に言えば、気温調整部40は、地下空間16の雰囲気を循環させながら、その温度を所定の温度に維持する空気調和機である。気温調整部40によれば、地下空間16の雰囲気を地上空間26の雰囲気から独立して調整することができるため、より迅速に地下空間16の温度を目標温度に近づけることができる。
液温調整部78は、栽培槽6内に供給される水または養液60の温度を調整することにより、水または養液60から地下空間16内に存在する雰囲気へ伝達される温熱または冷熱によって地下空間16内に存在する雰囲気の温度を調整する。具体的には、液温調整部78は、ヒータ70およびチラー80を含んでいる。液温調整部78は、地下空間16の雰囲気の温度に応じて、ヒータ70およびチラー80のいずれかが地下空間16の雰囲気の温度を調整する。これによれば、水耕栽培に必要な水または養液60の循環経路を利用して地下空間16の温度を調整することができる。そのため、液温調整部78のみを地下空間16の温度調整のために用いる場合には、地下空間16への熱伝達媒体の循環経路を別途設けることなく、地下空間16の雰囲気の温度を調整することができる。
本実施の形態においては、植物1への潅水が噴霧部20により実行される栽培方式が採用されている。ただし、植物1への潅水は、薄膜水耕栽培方式、つまり、NFT(Nutrient Film Technique)によって実行されてもよい。また、植物1への潅水は、湛液型水耕栽培方式、つまりDFT(Deep Flow Technique)によって実行されてもよい。潅水方法が、NFTまたはDFTである場合、地下空間16を実質的な密閉状態にする必要はない。しかしながら、本実施の水耕栽培装置100においては、地下空間16を暗がりにするため、および、地下空間16の温度を制御するために、地下空間16を実質的に密閉された状態にしている。
図1に示される水耕栽培装置100においては、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78の3つの組合せによって地下空間16の温度が調整される。ただし、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78のいずれか1つのみによって地下空間16の温度が調整されてもよい。また、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78のうちいずれか2つの組合せによって地下空間16の温度が調整されてもよい。
水耕栽培装置100は、撮像部95を備えている。撮像部95は、一般的に使用されているビデオカメラである。ただし、撮像部95は、植物1をその温度によって周囲の物体から識別する赤外線カメラであってもよい。撮像部95は、植物1の地上部1Bの画像データを取得し、制御部50へ送信する。
制御部50は、光照射部5を制御する。また、制御部50は、地下温度検出部9によって検出された地下空間16の雰囲気の温度の情報に基づいて、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78を制御する。制御部50は、地上温度検出部8によって検出された地上空間26の雰囲気の温度の情報に基づいて、地上温度調整部90を制御する。
操作部300は、植物1の育成者によって操作され、制御部50へ情報を送信する。制御部50は、操作部300から送信されてきた情報に基づいて、各機器を制御することができる。
制御部50は、ポンプ11の駆動を制御する。それにより、タンク12に蓄えられている水または養液60が栽培槽6に供給される。また、タンク12内の水または養液60が噴霧部20へ供給される。
(水耕栽培装置の機能ブロック)
図2を用いて、実施の形態の水耕栽培装置100の機能を説明する。
制御部50は、地下温度調整部2478を制御する。制御部50は、休眠判定部51と温度制御部54とを含んでいる。休眠判定部51は、植物1の栽培時期が、地上部1Bの葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する。温度制御部54は、休眠判定部51によって植物1の栽培時期が植物1の地上部1Bの葉が枯れた休眠期であると判定された場合に、植物1の萌芽が促進されるように、地下温度調整部2478に地下空間16の雰囲気の温度を調整させる。
具体的には、地下温度調整部2478のうち、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78のうちの少なくともいずれか1つが、地下空間16の雰囲気の温度を低下させる。そのため、地上部1Bの葉が枯れている植物1の休眠を打破することができる。それにより、植物1の育成者が、水耕栽培される植物1の萌芽時期を制御することができる。
温度制御部54による地下空間16の雰囲気の温度制御は、植物1の休眠を打破することができる制御であれば、いかなる制御であってもよい。たとえば、温度制御部54による制御は、地下空間16の雰囲気の温度を上昇させるだけの制御であってもよい。温度制御部54による制御は、地下空間16の雰囲気の温度を低下させるだけの制御であってもよい。温度制御部54による地下空間16の雰囲気の温度制御は、育成される植物1の種類によって異なっている。
本実施の形態においては、温度制御部54は、地下空間16の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに地下空間16の雰囲気の温度を上昇させるように、地下温度調整部2478を制御する。そのため、天然栽培されている植物1が経験している冬から春への気温変化を水耕栽培されている植物1に経験させることができる。その結果、植物1に自身の休眠を打破し、萌芽すべき時期であると感じさせることができる。
ただし、夏に地上部が枯れる植物を水耕栽培する場合、休眠打破による萌芽促進のためには、夏から秋への気温変化を植物1に経験させる必要がある。この場合、温度制御部54は、地下空間16の雰囲気の温度を上昇させた後、所定期間が経過したときに地下空間16の雰囲気の温度を低下させるように、地下温度調整部2478を制御する。
温度制御部54は、地下温度検出部9および地上温度検出部8のそれぞれから得られた地下空間16および地上空間26の温度情報に基づいて、地下温度調整部2478および地上温度調整部90を制御する。温度制御部54は、地下空間16の気温が自然に低下した場合には、地下温度調整部2478を制御しない。その後、温度制御部54は、地下空間16の気温が自然に上昇した場合にも、地下温度調整部2478を制御しない。つまり、温度制御部54による植物1の萌芽促進のための制御は、地下空間16の温度が一旦自然に低下しその後自然に上昇する場合に、地下温度調整部2478を何ら制御しないことも含んでいる。また、夏に地上部が枯れる植物の場合には、温度制御部54による植物1の萌芽促進のための制御は、地下空間16の温度が一旦自然に上昇しその後自然に低下する場合に、地下温度調整部2478を何ら制御しないことも含んでいる。
休眠判定部51によって植物1の栽培時期が植物1の地上部1Bの葉が枯れた休眠期であると判定される場合がある。この場合、制御部50は、植物1が好光性であるかまたは嫌光性であるかに応じて、植物1の地上部1Bに照射される光の量が増加するように光照射部5を制御するか、または、植物1の地上部1Bに照射される光の量が減少するように光照射部5を制御する。そのため、休眠打破のときに植物1に快適な環境を提供することにより、休眠打破を促進させることができる。それにより、水耕栽培される植物1の萌芽を促進することができる。植物1によっては萌芽時期を早めることができる。
休眠判定部51は、タイマTが予め定められた所定の基準時点から所定時間を計時した場合に、栽培時期が休眠期であると判定する。これによれば、センサおよび撮像部95等の他の装置を用いることなく、栽培時期が休眠期であるか否かを判定することができる。
本実施の形態の水耕栽培装置100の操作部300は、植物1の栽培時期を入力することが可能な栽培時期入力部301を備えている。そのため、休眠判定部51は、植物1の栽培時期が休眠期であることを特定可能な情報が栽培時期入力部301によって入力された場合に、栽培時期が休眠期であると判定することができる。これによれば、植物1の育成者によって栽培時期が休眠期であるか否かが決定されるため、育成者が意図的に休眠打破の時期を調整することができる。
休眠判定部51は、植物1の栽培時期が休眠期であるのか否かの判定結果を温度制御部54および光特性判定部52のそれぞれへ送信する。その判定結果に基づいて、温度制御部54は、地下温度調整部2478を制御する。また、光特性判定部52は、自身による判定の結果と休眠判定部51による判定の結果とを組合せた判定結果を照明制御部55へ送信する。照明制御部55は、その組合せの判定結果に基づいて、光照射部5を制御する。これらの判定結果の送信の詳細は後に述べられる。
また、水耕栽培装置100は、地上部1Bの画像データを取得する撮像部95を備えている。制御部50は、撮像部95によって取得された画像データを処理し、それにより、地上部1Bの所定の情報を抽出する画像処理部53を含んでいる。制御部50は、栽培時期が休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部Mを含んでいる。休眠判定部51は、画像処理部53によって抽出された所定の情報が記憶部Mに記憶された休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、栽培時期が休眠期であるか否かを判定する。
具体的には、植物1の葉の形状の特徴点が予め記憶部Mに記憶されている。撮像部95によって取得された地上部1Bの画像データが記憶部Mに記憶された葉の形状の特徴点を有していない場合に、休眠判定部51によって植物1の栽培時期が休眠期であると判定される。この特徴点は、葉の色、葉の輪郭の形状、葉の輪郭の曲率、葉脈の形状、葉が延びる方向、または葉の温度等のいかなる情報であってもよい。これによれば、栽培時期が休眠期であるのか否かについて自動的に判定することができる。
画像処理部53は、記憶部Mに記憶された複数種類の植物の地上部の画像データのそれぞれと撮像部95によって撮像された植物1の地上部1Bの画像データとを比較する。画像処理部53は、撮像部95によって撮像された画像データが記憶部Mに記憶された複数種類の植物の地上部の画像データのうちのいずれの特徴点と同一の特徴点を含んでいるか否かを判定する処理を実行し、その処理の結果を光特性判定部52へ送信する。
また、画像処理部53は、撮像部95によって取得された画像データを処理し、それにより、地上部1Bの特定の情報を抽出する。また、制御部50は、植物1が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および植物1が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部Mを含んでいる。光特性判定部52は、画像処理部53によって抽出された特定の情報が記憶部Mに記憶された好光性条件および嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定する。それによって、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかが判定される。
具体的には、予め記憶部Mに記憶された萌芽において好光性を示す植物(または嫌光性を示す植物)の特徴点の情報が、撮像部95によって取得された画像データにおいて含まれている場合がある。この場合に、光特性判定部52は、植物1が萌芽において好光性を示す植物(または嫌光性を示す植物)であると判定する。したがって、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のいずれであるのかを自動的に判定することができる。光特性判定部52は、休眠判定部51が植物1の栽培時期が休眠期であると判定した場合に、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のいずれであるのかについての判定結果を照明制御部55へ送信する。
なお、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のいずれであるのかは、葉や茎が茂っているときに撮像部95によって取得された地上部1Bの画像データを用いて判定されてもよい。また、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のいずれであるのかは、地上部1Bが枯れているときに撮像部95によって取得された地上部1Bの画像データを用いて判定されてもよい。
ただし、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のいずれであるのかが予め判明しているのが通常である。したがって、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のいずれであるのかを判定することは必須の構成ではない。この場合、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のいずれであるのかに応じて、植物1の栽培時期が休眠期になると、光照射部5を点灯させるのかそれとも消灯させるのかが予め決定されていてもよい。
前述のように、光特性判定部52は、植物1が、萌芽において好光性を示す植物であるか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるかの判定結果を照明制御部55へ送信する。それにより、休眠判定部51によって植物1の栽培時期が休眠期であると判定され、かつ、光特性判定部52によって植物1が萌芽において好光性を示す植物1であると判定される場合がある。この場合には、照明制御部55は、光特性判定部52から送信されてきた2つの判定結果の組合せの情報に基づいて、植物1の地上部1Bに照射される光の量が増加するように、光照射部5を制御する。一方で、光特性判定部52によって植物1が萌芽において嫌光性を示す植物1であると判定され、かつ、休眠判定部51によって植物1の栽培時期が休眠期であると判定される場合がある。この場合には、照明制御部55は、光特性判定部52から送信されてきた2つの判定結果の組合せの情報に基づいて、休眠期に植物1の地上部1Bに照射される光の量が減少するように、光照射部5を制御する。
植物1の地上部1Bに照射される光の量を増加させることは、光照射部5を消灯状態から点灯状態へ変化させること、光照射部5の1日のうちの点灯時間を長くすること、および、光照射部5を光量が少ない状態から光量が多い状態へ変化させること等を含む。植物1の地上部1Bに照射される光の量を減少させることは、光照射部5を点灯状態から消灯状態へ変化させること、光照射部5の1日のうちの点灯時間を短くすること、および、光照射部5を光量が多い状態から光量が少ない状態へ変化させること等を含む。
地上部1Bの葉が枯れた植物1の休眠期に上記の光照射部5の制御を用いれば、植物1の休眠打破を促進することができる。それにより、水耕栽培される植物1の萌芽を促進することができる。特に、制御部50は、植物1が萌芽において好光性を示す植物1である場合には、休眠期に植物1に24時間光が照射されるように、光照射部5を制御することが好ましい。また、植物1が萌芽において嫌光性を示す植物1である場合には、休眠期に植物1に24時間光が照射されないように、光照射部5を制御することが好ましい。
本実施の形態の水耕栽培装置100の操作部300は、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部302を備えている。そのため、光特性判定部52は、光特性入力部302によって入力された光特性情報に基づいて、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のいずれであるのかを判定することも可能である。この判定によれば、植物1の育成者が光特性情報を入力するため、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のいずれであるのかについての判定をより簡単な構成によって実現することができる。
(実施の形態1)
図3を用いて、実施の形態1の水耕栽培装置100の制御部50により実行される温度制御処理を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100の構成は、図1および図2を用いて既に説明されたものである。
図3に示されるように、制御部50においては、ステップS1において、休眠判定部51が、タイマTが計時している時間の情報を取得する。ステップS2において、植物1が休眠状態であるか否かを判定する。本実施の形態においては、休眠判定部51は、タイマTが予め定められた栽培開始後の所定の基準時点から所定時間を計時した場合に、栽培時期が休眠期であると判定する。
前述の所定の基準時は、栽培の開始時の操作部300の操作によって決定され、また、前述の所定時間は、予め実測された栽培の開始から休眠期になるまでの時間のデータによって特定される。
ステップS2において、休眠判定部51は、タイマTが植物1の栽培時期が休眠期になっていると予測される時間を計時していない場合には、ステップS1およびステップS2の処理を繰り返す。一方、ステップS2において、タイマTが植物1の栽培時期が休眠期になっていると予測される時間を計時した場合には、制御部50は、ステップS3以降の処理を実行する。
ステップS3において、温度制御部54は、地下温度調整部2478を制御することによって、地下空間16の雰囲気の温度を低下させる。この場合、温度制御部54は、地下空間16の雰囲気の温度を低下させる制御を実行していることを示す信号を照明制御部55へ送信する。それにより、ステップS4において、照明制御部55は、光照射部5を制御することによって、光照射部5の照度を増加または減少させる。これにより、植物1の萌芽を促進させることができる。
照明制御部55が、光照射部5の照度を増加させるかまたは減少させるかは、温度制御処理のプログラムにおいて、植物1が好光性の植物であるかまたは嫌光性の植物であるかによって予め定められている。つまり、栽培される植物1が好光性の植物であれば、萌芽を促進させるために、照明制御部55は、光照射部5の照度を増加させるための光照射部5の制御を実行する。一方、栽培される植物1が嫌光性の植物であれば、萌芽を促進させるために、照明制御部55は、光照射部5の照度を減少させるための光照射部5の制御を実行する。
ステップS5においては、温度制御部54は、ステップS4の処理が実行された後、タイマTが所定時間を計時したか否かを判定する。ステップS5において、ステップS4の処理が実行された後、所定時間が計時されていなければ、ステップS5の判定が繰り返される。一方、ステップS5において、ステップS4の処理が実行された後、所定時間が経過したと判定されると、温度制御部54は、休眠打破のために地下空間16の雰囲気の温度を上昇させるべき時期であるとみなす。そのため、ステップS6において、温度制御部54は、地下温度調整部2478を制御することによって、地下空間16の雰囲気の温度を上昇させる。
上記の制御部50の制御により、地下空間16の雰囲気の温度の低下とその後の上昇によって、植物1は冬から春へ変化したのと同様の温度変化を感じる。そのため、植物1の休眠を打破し、萌芽を促進することができる。
(実施の形態2)
図4を用いて、実施の形態2の水耕栽培装置100を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態1の水耕栽培装置100とほぼ同様の構成および機能を有している。本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態1の水耕栽培装置100との同一の構成および機能の説明は繰り返さない。
図4に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100は、制御部50の温度制御処理のステップS1Aにおいて、休眠判定部51が操作部300から送信されてきた操作部300の操作に基づく入力情報を受け付ける。図4に示される本実施の形態の水耕栽培装置100の制御部50の温度制御処理は、このステップS1Aの処理のみが、図3に示される本実施の形態1の水耕栽培装置100の制御部50の温度制御処理と異なっている。
図4に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置の温度制御処理においても、ステップS2において、制御部50は、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かを判定する。ただし、本実施の形態においては、ステップS2において、休眠判定部51は、植物1の栽培時期が休眠期であることを特定可能な情報が栽培時期入力部301によって入力された場合に、栽培時期が休眠期であると判定する。栽培時期が休眠期であることを特定可能な情報は、植物1の育成者が操作部300に対して処理の操作をなすことによって、休眠判定部51に送信される。つまり、本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態1の水耕栽培装置100とは、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かの判定方法が異なるだけで、その他の点については同様である。
本実施の形態の水耕栽培装置100の温度制御処理によっても、植物1の休眠を打破し、萌芽を促進することができる。
(実施の形態3)
図5を用いて、実施の形態の処理3の水耕栽培装置100を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態1の水耕栽培装置100とほぼ同様の構成および機能を有している。本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態1の水耕栽培装置100との同一の構成および機能の説明は繰り返さない。
図5に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100は、制御部50の温度制御処理のステップS1Bにおいて、休眠判定部51が撮像部95によって取得された植物1の地上部1Bの画像データに基づいた画像処理部53による処理結果を取得する。図5に示される本実施の形態の水耕栽培装置100の制御部50の温度制御処理は、ステップS1Bの処理のみが、図3に示される本実施の形態1の水耕栽培装置100の制御部50の温度制御処理と異なっている。
図5に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置の温度制御処理においても、ステップS2において、制御部50は、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かを判定する。本実施の形態においては、ステップS2において、休眠判定部51は、撮像部95によって取得された画像データに基づいて、栽培時期が休眠期であると判定する。具体的には、植物毎に予め取得された休眠期の地上部の画像データと実際に撮像部95によって取得された植物1の地上部1Bの画像データとが比較される。この場合、地上部1Bの葉の部分がない場合に、植物1の栽培時期が休眠期であると判定される。葉の形状は葉の色によって特定される。つまり、本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態1の水耕栽培装置100とは、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かの判定方法が異なるだけで、その他の点については同様である。
本実施の形態の水耕栽培装置100の温度制御処理によっても、植物1の休眠を打破し、萌芽を促進することができる。
(実施の形態4)
図6を用いて、実施の形態4の水耕栽培装置100の制御部50により実行される照明制御処理を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100の構成は、図1および図2を用いて既に説明されたものである。
本実施の形態の水耕栽培装置100においては、制御部50は、上記した実施の形態1〜3の水耕栽培装置100によって実行される図3〜図5に示される温度制御処理の代わりに、図6に示される照明制御処理を実行する。
図6に示されるように、ステップS11において、休眠判定部51は、タイマTが計時している時間の情報を取得する。ステップS12において、制御部50は、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かを判定する。具体的には、休眠判定部51は、タイマTが予め定められた栽培開始後の所定の基準時点から所定時間を計時した場合に、栽培時期が休眠期であると判定する。前述の所定の基準時は、栽培の開始時の操作部300の操作によって決定され、また、前述の所定時間は、予め実測された栽培の開始から休眠期になるまでの時間のデータによって特定される。ステップS12において、植物1の栽培時期が休眠期であると判定されない場合には、ステップS11およびステップS12の処理が繰り返される。
ステップS12において栽培時期が休眠期であると判定された場合には、ステップS13においては、光特性判定部52は、植物1が、好光性の植物であるのか、それとも、嫌光性の植物であるのかを判定する。
ステップS13において、光特性判定部52が、植物1が好光性の植物であると判定すると、ステップS14において、照明制御部55は、光照射部5を点灯させるか、または、光照射部5が発する光の量を増加させる。一方、光特性判定部52が、植物1が嫌光性の植物であると判定すると、ステップS15において、照明制御部55は、光照射部5を消灯させるか、または、光照射部5が発する光の量を低減させる。
植物1が好光性の植物および嫌光性の植物のいずれであっても、植物1の栽培時期が休眠期である場合には、ステップS16において、温度制御部54は、地下温度調整部2478を制御することによって、地下空間16の雰囲気の温度を低下させる。
ステップS17においては、温度制御部54は、ステップS16が実行された後、タイマTが所定時間を計時したか否かを判定する。ステップS17において所定時間が計時されていなければ、ステップS17の判定が繰り返される。一方、ステップS17において所定時間が経過したと判定されると、温度制御部54は、休眠打破のために地下空間16の雰囲気の温度を上昇させるべき時期であるとみなす。それにより、ステップS18において、温度制御部54は、地下温度調整部2478を制御することによって、地下空間16の雰囲気の温度を上昇させる。これにより、実施の形態1と同様に、植物1は冬から春へ変化したのと同様の温度変化を感じる。そのため、植物1の休眠を打破し、萌芽を促進することができる。
なお、植物1の栽培時期が休眠期であるときに、地下空間16の温度が自然に低下しその後上昇する場合には、制御部50は、ステップS16〜ステップS18の処理を実行しなくてもよい。
(実施の形態5)
図7を用いて、実施の形態5の水耕栽培装置100を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態4の水耕栽培装置100とほぼ同様の構成および機能を有している。本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態4の水耕栽培装置100との同一の構成および機能の説明は繰り返さない。
図7に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100は、制御部50により実行される照明制御処理のステップS11Aにおいて、休眠判定部51が操作部300から送信されてきた操作部300の操作に基づく入力情報を受け付ける。図7に示される本実施の形態の水耕栽培装置100の制御部50の照明制御処理は、ステップS11Aの処理のみが、図6に示される本実施の形態4の水耕栽培装置100の制御部50の照明制御処理と異なっている。
図7に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100の照明制御処理においても、ステップS12において、制御部50は、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かを判定する。ただし、本実施の形態においては、ステップS12において、休眠判定部51は、植物1の栽培時期が休眠期であることを特定可能な情報が栽培時期入力部301によって入力された場合に、栽培時期が休眠期であると判定する。栽培時期が休眠期であることを特定可能な情報は、植物1の育成者が操作部300に対して処理の操作をなすことによって、休眠判定部51に送信される。つまり、本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態の水耕栽培装置100とは、植物1の栽培時期が休眠期であるのか否かの判定方法が異なるのみで、その他の点については同様である。
本実施の形態の水耕栽培装置100の照明制御処理によっても、植物1の休眠を打破し、萌芽を促進することができる。
(実施の形態6)
図8を用いて、実施の形態6の水耕栽培装置100を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態4の水耕栽培装置100とほぼ同様の構成および機能を有している。本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態4の水耕栽培装置100との同一の構成および機能の説明は繰り返さない。
図8に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100は、照明制御処理のステップS11Bにおいて、休眠判定部51が撮像部95によって取得された植物1の地上部1Bの画像データに基づいた画像処理部53による処理結果を取得する。図8に示される本実施の形態の水耕栽培装置100の制御部50の照明制御処理は、ステップS11Bの処理のみが、図6に示される本実施の形態4の水耕栽培装置100の制御部50の照明制御処理と異なっている。
本実施の形態の水耕栽培装置の照明制御処理においても、ステップS12において、制御部50は、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かを判定する。ただし、本実施の形態においては、ステップS12において、休眠判定部51は、撮像部95によって取得された画像データに基づいて、栽培時期が休眠期であると判定する。具体的には、植物毎に予め取得された休眠期の地上部の画像データと実際に撮像部95によって取得された植物1の地上部1Bの画像データとが比較される。さらに具体的に言うと、休眠判定部51は、撮像部95によって取得された画像データを画像処理部53へ送信する。画像処理部53は、植物1の所定の情報を抽出する。休眠判定部51は、画像処理部53により抽出された植物1の所定の情報と記憶部Mに予め記憶された植物1の栽培時期が休眠期であることを特定した休眠情報とを比較し、その比較結果に基づいて、栽培時期が休眠期であるか否かを判定する。この場合、地上部1Bの葉の部分がない場合に、植物1の栽培時期が休眠期であると判定される。葉の形状は葉の色によって特定される。つまり、本実施の形態の水耕栽培装置100と実施の形態4の水耕栽培装置100とは、植物1の栽培時期が休眠期であるか否かの判定方法が異なるだけで、その他の点については同様である。
本実施の形態の水耕栽培装置100の照明制御処理によっても、植物1の休眠を打破し、萌芽を促進することができる。
(実施の形態7)
実施の形態7の水耕栽培装置100の制御部50により実行される温度制御処理および照明制御処理を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100の構成は、図1および図2を用いて既に説明されたものである。また、本実施の形態の水耕栽培装置100の制御部50により実行される処理は、基本的に実施の形態1〜6のそれぞれと基本的に同様である。
本実施の形態においては、夏に地上部が枯れて休眠する植物1の休眠打破を行う。そのため、本実施の形態においては、植物1が夏から秋へ変化したのと同様の温度変化を感じるように、制御部50は、地下温度調整部2478を制御する。したがって、本実施の形態の制御部50による温度制御処理は、図3、図4、および図5のステップS3およびS6のみが、実施の形態1〜3のそれぞれの水耕栽培装置100の制御部50による温度制御処理と異なっている。また、本実施の形態の制御部50による温度制御処理は、図6、図7、および図8のステップS16およびS18のみが、実施の形態4〜6のそれぞれの水耕栽培装置100の制御部50による温度制御処理と異なっている。
具体的には、制御部50は、図3、図4、および図5のステップS3または図6、図7、および図8のそれぞれのステップS16において、地下空間16の温度を一旦上昇させるように地下温度調整部2478を制御する。その後、制御部50は、図3、図4、および図5のそれぞれのステップS6または図6、図7、および図8のそれぞれのステップS18において、地下空間16の温度を低下させるように地下温度調整部2478を制御する。これによれば、夏に地上部1Bが枯れる植物1であっても、休眠を打破し、萌芽を促進させることができる。
(実施の形態8)
実施の形態8の水耕栽培装置100の制御部50により実行される照明制御処理を説明する。本実施の形態の水耕栽培装置100の構成は、図1および図2を用いて既に説明されたものである。また、本実施の形態の水耕栽培装置100の制御部50により実行される処理は、実施の形態4〜6のそれぞれと基本的に同様である。
本実施の形態の制御部50は、実施の形態4〜6の水耕栽培装置100の制御部50により実行される図6、図7、および図8のそれぞれのステップS16〜S18の処理を実行しない。
つまり、本実施の形態においては、図6、図7,および図8のそれぞれのステップS16〜S18の制御部50の処理なしに、地下空間16の雰囲気の温度が周辺の環境の温度変化に応じて自然に上昇(または下降)する。その後、図6、図7,および図8のそれぞれのステップS16〜S18の処理なしに、地下空間16の雰囲気の温度が周辺の環境の温度変化に応じて自然に下降(または上昇)する。ただし、制御部50は、図6のステップS11〜S15、図7のステップS11A〜S15、および図8ステップS11B〜S15のそれぞれの処理と同一の処理を実行する。
本実施の形態の水耕栽培装置100によれば、休眠打破のための周辺環境の温度変化が自然に生じているときに、萌芽において光を好むかそれとも嫌うかという植物1の光に対する特性に応じて、光照射部5による光の照射状態を異ならせることができる。そのため、前述の各実施の形態の水耕栽培装置100のように、制御部50が地下温度調整部2478を制御することにより地下空間16の温度変化を調整しなくとも、植物1の萌芽を促進させることができる。
(実施の形態の特徴的構成および効果)
以下、実施の形態の水耕栽培装置100の特徴的構成およびそれにより得られる効果を記載する。
(1) 水耕栽培装置100は、栽培室地下部67、地下温度調整部2478、および制御部50を備えている。栽培室地下部67は、植物1の地上部1Bが成長する地上空間26から分離するように、植物1の地下部1Aが成長する地下空間16を内包する。地下温度調整部2478は、地下空間16の雰囲気の温度を調整する。制御部50は、地下温度調整部2478を制御する。制御部50は、休眠判定部51と温度制御部54とを含んでいる。休眠判定部51は、植物1の栽培時期が、地上部1Bの葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する。温度制御部54は、休眠判定部51によって栽培時期が休眠期であると判定された場合に、植物1の萌芽が促進されるように、地下温度調整部2478に地下空間16の雰囲気の温度を調整させる。
上記の構成によれば、地上部1Bが枯れる植物1の休眠を打破することができる。それにより、植物1の育成者が、水耕栽培される植物1の萌芽を促進することができる。また、地下空間16の雰囲気のみの温度を調整するため、温度調整のためのエネルギー消費量を低減することができる。
(2) 温度制御部54は、地下空間16の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに地下空間16の雰囲気の温度を上昇させるように、地下温度調整部2478を制御してもよい。
上記の構成によれば、天然栽培される植物1が経験している冬から春への気温変化と同様の気温変化を水耕栽培されている植物1に経験させることができる。その結果、植物1に自身の休眠を打破する時期であると感じさせることができる。
(3) 地下温度調整部2478は、噴霧部20、気温調整部40、および液温調整部78のうちの少なくともいずれか1つを含んでいてもよい。噴霧部20は、地下空間16へミスト状の水または養液60を供給する。気温調整部40は、地下空間16に外部の所定の温度の気体を供給する。液温調整部78は、地下空間16に貯留された水または養液60の温度を調整する。
気温調整部40の場合、地下空間16の雰囲気の温度を直接的に調整することができるため、地下空間16の雰囲気の温度を迅速に調整することができる。液温調整部78の場合、水また養液60に根1Cを浸しておけば、根1Cに水または養液60を供給しながら、地下空間16の温度を調整することができる。噴霧部20の場合、地下空間16の湿度を調整しながら、地下空間16の温度も調整することができる。
(4) 水耕栽培装置100は、地上部1Bに光を照射する光照射部5を備えていることが好ましい。制御部50は、休眠判定部51によって栽培時期が休眠期であると判定された場合に、地上部1Bに照射される光の量が増加するように光照射部5を制御するか、または、地上部1Bに照射される光の量が減少するように光照射部5を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、休眠打破のときに植物1に快適な環境を提供することにより、休眠打破を促進させることができる。それにより、水耕栽培される植物1の萌芽を促進することができる。たとえば、植物1によっては萌芽時期を早めることができる。
(5) 水耕栽培装置100は、植物1の地上部1Bに光を照射する光照射部5と、光照射部5を制御する制御部50と、を備えている。制御部50は、休眠判定部51、光特性判定部52、および照明制御部55を含んでいる。
休眠判定部51は、植物1の栽培時期が、地上部1Bの葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する。光特性判定部52は、植物1が、萌芽において好光性を示す植物1であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物1であるのかを判定する。休眠判定部51によって栽培時期が休眠期であると判定され、かつ、光特性判定部52によって植物1が萌芽において好光性を示す植物1であると判定される場合がある。この場合には、照明制御部55は、地上部1Bに照射される光の量が増加するように、光照射部5を制御する。一方、休眠判定部51によって栽培時期が休眠期であると判定され、かつ、光特性判定部52によって植物1が萌芽において嫌光性を示す植物1であると判定される場合がある。この場合には、照明制御部55は、地上部1Bに照射される光の量が減少するように、光照射部5を制御する。
地上部1Bが枯れる植物1の休眠期に上記の制御を用いれば、植物1の休眠打破を促進することができる。それにより、水耕栽培される植物1の萌芽を促進することができる。
(6) 水耕栽培装置100は、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のうちのいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部302を備えていることが好ましい。この場合、光特性判定部52は、光特性入力部302によって入力された光特性情報に基づいて、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のうちのいずれであるのかを判定する。
上記の構成によれば、植物1の育成者が光特性情報を入力するため、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のいずれであるのかについての判定をより簡単な構成によって実現することができる。
(7) 水耕栽培装置100は、地上部1Bの画像データを取得する撮像部95を備えていてもよい。制御部50は、撮像部95によって取得された画像データを処理し、それにより、地上部1Bの特定の情報を抽出する画像処理部53を含んでいてもよい。また、制御部50は、植物1が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および植物1が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部Mを含んでいてもよい。光特性判定部52は、画像処理部53によって抽出された特定の情報が記憶部Mに記憶された好光性条件および嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定してもよい。それによって、植物1が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかが判定されてもよい。
上記の構成によれば、植物1が萌芽において好光性を示す植物1および萌芽において嫌光性を示す植物1のいずれであるのかについて自動的に判定することができる。
(8) 水耕栽培装置100は、地下温度調整部2478および制御部50を備えていてもよい。地下温度調整部2478は、地下空間16の雰囲気の温度を調整する。制御部50は、地下温度調整部2478を制御してもよい。温度制御部54は、休眠判定部51によって栽培時期が休眠期であると判定された場合に、植物1の萌芽が促進されるように、地下温度調整部2478に地下空間16の雰囲気の温度を調整させてもよい。
上記の構成によれば、地下空間16の雰囲気の温度を積極的に制御することにより、自然の気温変化を待つことなく、育成者が植物1の休眠打破を意図的に実行することができる。
(9) 制御部50は、植物1の栽培開始後の基準時点から計時を開始するタイマTを含んでいてもよい。この場合、休眠判定部51は、タイマTが植物1の栽培開始後の所定の基準時点から所定時間を計時したか否かによって、栽培時期が休眠期であるか否かを判定してもよい。これによれば、センサまたは撮像部95等の他の装置を用いることなく、栽培時期が休眠期であるか否かを判定することができる。
(10) 水耕栽培装置100は、栽培時期を入力することが可能な栽培時期入力部301を備えていてもよい。この場合、休眠判定部51は、植物1の栽培時期が休眠期であることを特定可能な情報が栽培時期入力部301から入力されたか否かによって、栽培時期が休眠期であるか否かを判定してもよい。これによれば、植物1の育成者によって栽培時期が休眠期であるか否かが判定されるため、育成者が意図的に休眠打破の時期を調整することができる。
(11) 水耕栽培装置100は、地上部1Bの画像データを取得する撮像部95を備えていてもよい。制御部50は、撮像部95によって取得された画像データを処理し、それにより、地上部1Bの所定の情報を抽出する画像処理部53と、栽培時期が休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部Mと、を含んでいてもよい。この場合、休眠判定部51は、画像処理部53によって抽出された所定の情報が記憶部Mに記憶された休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、栽培時期が休眠期であるか否かを判定してもよい。これによれば、栽培時期が休眠期であるのか否かについて自動的に判定することができる。
本出願は、2015年6月2日に出願された日本出願の特願2015−112106号に基づく優先権を主張し、当該日本出願に記載された全ての記載内容を参照によって援用するものである。
1 植物
1A 地下部
1B 地上部
5 光照射部
16 地下空間
20 噴霧部
40 気温調整部
50 制御部
51 休眠判定部
52 光特性判定部
53 画像処理部
54 温度制御部
55 照明制御部
60 養液
67 栽培室地下部
78 液温調整部
95 撮像部
100 水耕栽培装置
301 栽培時期入力部
302 光特性入力部
2478 地下温度調整部
M 記憶部
T タイマ

Claims (13)

  1. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、
    前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、
    前記休眠判定部は、
    基準時点から計時を開始するタイマをさらに含み、
    前記タイマが前記基準時点から所定時間を計時したか否かによって、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する、水耕栽培装置。
  2. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、
    前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を低下させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、
    前記休眠判定部は、
    基準時点から計時を開始するタイマをさらに含み、
    前記タイマが前記基準時点から所定時間を計時したか否かによって、前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する、水耕栽培装置。
  3. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、
    前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、
    前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定する、水耕栽培装置。
  4. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、
    前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を低下させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、
    前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定する、水耕栽培装置。
  5. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、
    前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を低下させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、
    前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報を抽出する画像処理部と、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、を含み、
    前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定する、水耕栽培装置。
  6. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地下空間の雰囲気の温度を調整する地下温度調整部と、
    前記地下温度調整部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定された場合に、前記地下空間の雰囲気の温度を上昇させた後、所定期間が経過したときに前記地下空間の雰囲気の温度を低下させるように、前記地下温度調整部を制御する温度制御部と、を含み、
    前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報を抽出する画像処理部と、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、を含み、
    前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定する、水耕栽培装置。
  7. 前記地下温度調整部は、前記地下空間へミスト状の水または養液を供給する噴霧部、前記地下空間に外部の所定の温度の気体を供給する気温調整部、および前記地下空間に貯留された水または養液の温度を調整する液温調整部のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項1〜のいずれかに記載の水耕栽培装置。
  8. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、
    前記光照射部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、
    基準時点から計時を開始するタイマと、を含み、
    前記休眠判定部は、前記タイマが所定時間を計時したか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、
    前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部をさらに備え、
    前記光特性判定部は、前記光特性入力部によって入力された前記光特性情報に基づいて、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する、水耕栽培装置。
  9. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、
    前記光照射部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、
    前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定し、
    前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部をさらに備え、
    前記光特性判定部は、前記光特性入力部によって入力された前記光特性情報に基づいて、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する、水耕栽培装置。
  10. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、
    前記光照射部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、
    前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報を抽出する画像処理部と、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、をさらに含み、
    前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、
    前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを特定可能な光特性情報を入力するための光特性入力部をさらに備え、
    前記光特性判定部は、前記光特性入力部によって入力された前記光特性情報に基づいて、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する、水耕栽培装置。
  11. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、
    前記光照射部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、
    基準時点から計時を開始するタイマと、を含み、
    前記休眠判定部は、前記タイマが前記基準時点から所定時間を計時したか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、
    前記地上部の画像データを取得する撮像部を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の特定の情報を抽出する画像処理部と、
    前記植物が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部と、を含み、
    前記光特性判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記特定の情報が前記記憶部に記憶された前記好光性条件および前記嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定することによって、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する、水耕栽培装置。
  12. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、
    前記光照射部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報を入力することが可能な栽培時期入力部をさらに備え、
    前記休眠判定部は、前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な情報が前記栽培時期入力部から入力されか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であると判定し、
    前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の特定の情報を抽出する画像処理部と、
    前記植物が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部と、をさらに含み、
    前記光特性判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記特定の情報が前記記憶部に記憶された前記好光性条件および前記嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定することによって、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する、水耕栽培装置。
  13. 植物の地上部が成長する地上空間から分離するように、前記植物の地下部が成長する地下空間を内包する栽培室地下部と、
    前記地上空間に設けられ、前記地上部に光を照射する光照射部と、
    前記光照射部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記植物の栽培時期が、前記地上部の葉が枯れた休眠期であるのか否かを判定する休眠判定部と、
    前記植物が、萌芽において好光性を示す植物であるのか、それとも、萌芽において嫌光性を示す植物であるのかを判定する光特性判定部と、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において好光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が増加するように、前記光照射部を制御する一方で、
    前記休眠判定部によって前記栽培時期が前記休眠期であると判定され、かつ、前記光特性判定部によって前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物であると判定された場合には、前記地上部に照射される光の量が減少するように、前記光照射部を制御する照明制御部と、を含み、
    前記地上部の画像データを取得する撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部によって取得された前記画像データを処理し、それにより、前記地上部の所定の情報および特定の情報を抽出する画像処理部と、
    前記栽培時期が前記休眠期であることを特定可能な休眠条件を記憶する記憶部と、をさらに含み、
    前記休眠判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記所定の情報が前記記憶部に記憶された前記休眠条件を満たす情報を含んでいるか否かによって、前記栽培時期が前記休眠期であるか否かを判定し、
    前記制御部は、
    前記植物が萌芽において好光性を示す植物である条件を特定した好光性条件および前記植物が萌芽において嫌光性を示す植物である条件を特定した嫌光性条件を記憶する記憶部をさらに含み、
    前記光特性判定部は、前記画像処理部によって抽出された前記特定の情報が前記記憶部に記憶された前記好光性条件および前記嫌光性条件のうちのいずれの条件を満たす情報を含んでいるのかを判定することによって、前記植物が萌芽において好光性を示す植物および萌芽において嫌光性を示す植物のうちのいずれであるのかを判定する、水耕栽培装置。
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