JP6529677B2 - 強誘電体ランダムアクセスメモリ用のハイブリッド基準発生 - Google Patents

強誘電体ランダムアクセスメモリ用のハイブリッド基準発生 Download PDF

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Description

優先権
本出願は、2016年3月3日に出願された米国仮特許出願第62/302,922号の優先権の利益を主張して、2016年6月10日に出願された米国特許出願第15/279,070号の国際出願であり、その両出願とも引用することにより本明細書に組み込まれるものとする
本出願は、概して、不揮発性(NV)メモリデバイスに関し、特に、強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)デバイス用の基準信号/電圧の発生に関する。
動作電源が利用できないときでもそのデータを保持するメモリは不揮発性メモリとして分類される。不揮発性メモリの例としては、NVSRAM、F−RAM、電気的消去可能ROM(EEPROM)及びフラッシュメモリがある。このクラスのメモリは、電源が除去された後も又は電源が動作中に中断されたときも重要データを保存しなければならない用途に使用することができる。
メモリデバイス又はセルのための基準電圧は、メモリデバイス又はセルに蓄積/発生された電荷に依存して、記憶データ値を“0”とみなすべきか“1”とみなすべきか分離する電圧レベルである。特定の実施形態では、基準電圧より低いメモリバス上の検出電圧は“0”とみなされ、基準電圧より高い電圧は“1”とみなされ、また逆も同様である。いくつかの実施形態では、基準電圧は一定レベルに維持しても、プログラム可能にしても、又はその組み合わせにしてもよい。
いくつかの不揮発性メモリデバイス、例えばF−RAMデバイスでは、強誘電体キャパシタからの電荷出力、例えばスイッチングターム(switching term)及び非スイッチングターム(non-switching term)等、は温度依存性であり得る。従って、このようなF−RAMデバイスのより正確な読み出し動作を達成し得るように基準電圧をプログラム可能又は可変にするのが有利である。
本開示は限定ではなく例示を目的として添付図面に示される。
本発明の一実施形態による1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)メモリセルを示す概略図である。 強誘電体ヒステリシスループを示す図である。 F−RAMのスイッチングターム(Pターム)及び非スイッチングターム(Uターム)とビットフェイルカウント(F−RAMビット分布)との関係を示す図である。 金属酸化物半導体キャパシタ(MOSキャパシタ)基準電圧発生アレイを含む本発明の一実施形態によるF−RAMデバイスの一部分を示す概略図である。 1T1C基準電圧、Pターム及びUタームの関係を温度の関数として示す図である。 1T1C F−RAMの信号マージンを温度の関数として示す図である。 ハイブリッド基準電圧発生アレイを含む本発明の一実施形態によるF−RAMデバイスの一部分を示す概略図である。 ハイブリッド基準電圧発生アレイを含む本発明の別の実施形態によるF−RAMデバイスの一部分を示す概略図である。 強誘電体基準信号の倍率の影響を示す図である。 MOSキャパシタアレイを用いるときの1T1C信号マージンと基準発生アレイを用いるときの1T1C信号マージンとの関係を温度の関数として示す図である。 ハイブリッドF−RAMデバイスのPターム信号、Uターム信号及びハイブリッド1T1C基準信号を温度の関数として示す図である。 不揮発性メモリシステムの一部分を示す概略図である。 本発明の一実施形態によるハイブリッド1T1C F−RAMデバイスの動作方法を示す代表的なフローチャートである。
以下の詳細な説明では本発明のいくつかの実施形態のよりよい理解を提供するために、多くの具体的な詳細、例えば特定のシステム、コンポーネント、方法などの例について説明する。しかしながら、少なくともいくつかの実施形態はこれらの具体的な詳細説明なしでも実施し得ることは当業者に明らかである。ほかの面では、周知のコンポーネント又は方法は詳細に記述せず、また本明細書に記載する技術が不必要に不明瞭にならないように簡単なブロック図形式で示している。従って、後述される具体的詳細は単なる例示である。特定の実施形態はこれらの例示的詳細から変更することができ、依然として本発明の精神及び範囲に含まれることが意図される。
コンピュータや他の処理装置は開発又は更新された情報又はプログラムをフラッシュメモリ、EEPROM、F−RAM等のNVメモリに格納することは、停電やミステイクの場合にデータを回復することができるために、通常行われている。
[実施形態の概要]
不揮発性メモリ(NVM)デバイス用の基準信号を発生するように構成された基準発生回路は、基準信号の第1の信号成分を発生するために1つ又は複数の金属酸化物半導体キャパシタ(MOSキャパシタ)を有する第1の回路と、基準信号の第2の信号成分を発生するために1つ又は複数の強誘電体キャパシタを有する第2の回路とを含む。一実施形態において、第2の信号成分は温度依存性である。基準信号の第2の信号成分の温度依存性はNVMデバイスの温度特性と一致する。第1及び第2の回路は並列に結合され、基準信号を累積的に生成するように構成される。一実施形態において、第1及び第2の信号成分はそれぞれ複数のスイッチによりプログラム可能である。一実施形態において、第2の回路は強誘電体キャパシタアレイを含み、強誘電体キャパシタアレイは少なくとも1つの強誘電体キャパシタを有する。一実施形態において、複数の強誘電体キャパシタは並列に接続され、第2の信号成分は複数のスイッチによりプログラム可能である。別の実施形態において、第2の回路は複数の強誘電体キャパシタアレイを含み、強誘電体キャパシタアレイの各々は少なくとも1つの強誘電体キャパシタを有する。一実施形態において、複数の強誘電体キャパシタは並列に結合され、強誘電体キャパシタアレイの各々は互いに並列に結合され、第2の信号成分は複数のスイッチによりプログラム可能である。NVMデバイスは、1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)構成の少なくとも1つのメモリ強誘電体キャパシタを含む強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)デバイスとし得る。F−RAMデバイスの複数のメモリ強誘電体キャパシタの1つ及び第2の回路の少なくとも1つの強誘電体キャパシタはほぼ同じサイズ及び/又は類似の構造的特徴を有するものとし得る。基準信号の第1の信号成分は少なくとも1つのMOSキャパシタの電荷共有により発生され、第2の信号成分は少なくとも1つの強誘電体キャパシタの電荷共有により発生され得る。一実施形態において、基準信号の第2の信号成分は、時間の関数としてF−RAMデバイスの複数のメモリ強誘電体キャパシタの非スイッチターム(Uターム)信号に近似的に等しくなるように形成し、基準信号の第1の信号成分は比較的非温度依存で、基準回路の基準信号とF−RAMデバイスのUターム信号との間にほぼ一定のマージンを提供するように形成することができる。基準信号の第1の信号成分の出力は第1のパストランジスタにより制御することができ、第1のパストランジスタのゲートは読み出しワード線信号に結合することができ、基準信号の第2の信号成分は第2のパストランジスタにより制御することができ、第2のパストランジスタのゲートは強誘電体ワード線信号に結合することができる。一実施形態において、NVMデバイスの出力信号はセンス増幅器の第1の入力として結合し、基準信号はセンス増幅器の第2の入力として結合することができる。一実施形態において、複数のスイッチによって、電荷共有により第1の信号成分を発生させるために少なくとも1つのMOSキャパシタの第1の量をプログラムするように且つ電荷共有により第2の信号成分を発生するために少なくとも1つの強誘電体キャパシタの第2の量をプログラムするように構成することができる。
一実施形態において、動作方法は、少なくとも1つのMOSキャパシタを備える第1の回路及び少なくとも1つの強誘電体キャパシタを備える第2の回路を有する基準発生回路を準備し、第1及び第2の回路を並列に結合するステップを含む。次に、第1の回路によって第1の信号成分を電荷共有により生成するステップ、第2の回路によって第2の信号成分を電荷共有により生成するステップが続く。その後、第1及び第2の信号成分を合成することにより基準信号を生成するステップ、基準信号をセンス増幅器に第1の入力として結合するステップ、不揮発性(NVM)デバイスの信号出力をセンス増幅器の第2の入力として結合するステップが続く。その後、センス増幅器によって、基準信号がNVMデバイスの信号出力より大きい場合にNVMデバイスの第1のデータ値を、及び基準信号がNVMデバイスの信号出力より小さい場合にNVMデバイスの第2のデータ値を、出力するステップが続く。一実施形態において、NVMデバイスは1T1C構造よりなる強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)を含む。本方法は、少なくとも1つのMOSキャパシタ及び少なくとも1つの強誘電体キャパシタをプリチャージ電圧にプリチャージするステップ、複数のスイッチを用いて、少なくとも1つのMOS及び強誘電体キャパシタを、前記第2の信号成分が温度の関数として前記F−RAMの非スイッチングターム(Uターム)信号に類似するように且つ前記第1の信号成分が前記基準信号とUターム信号との間に温度非依存のマージンを提供するようにプログラムされるように設定するステップ、及び前記プリチャージ電圧の大きさを設定するステップが続く。
一実施形態において、メモリシステムは、処理要素と、行及び列に配列された1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)セルを含むメモリ部と、ハイブリッド基準発生器とを含み、該ハイブリッド基準発生器は少なくとも1つのMOSキャパシタを含むMOS回路を含み、該MOS回路は温度の関数として大きく変化しない基準信号の第1の信号成分を発生する。前記メモリ部は、更に、少なくとも1つの強誘電体キャパシタを含む強誘電体回路を含み、該強誘電体回路は基準信号の第2の信号成分を発生し、該第2の信号成分は温度依存性とし得る。本メモリシステムは、更に、複数のビット線を含み、同じ列の1T1CF−RAMセルが前記ビット線の1つを共有し、更に前記ビット線を介して前記1T1C F−RAMセルに結合されたセンス増幅器を含む。一実施形態において、前記センス増幅器は、前記1T1C F−RAMセルの信号出力を第1の入力として受信し、前記ハイブリッド基準発生器からの前記基準信号を第2の入力として受信するように構成される。一実施形態において、前記強誘電体回路の前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタは前記メモリ部の周辺領域に配置され、前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタは前記1T1CF−RAMセル内のメモリ強誘電体キャパシタと同様にしてよい。別の実施形態において、前記強誘電体回路の強誘電体キャパシタは前記MOS回路に隣接して配置され、前記強誘電体キャパシタはダイ面積を保つために前記MOSキャパシタのいくつかと置換される。
次に、発生される基準電圧に温度依存成分を組み込むことができる強誘電体キャパシタベースのメモリデバイス用のハイブリッド基準電圧発生回路及び該回路を動作する方法の実施形態を添付図面を参照して説明する。図面は概略図にすぎず、限定ではない。図面において、要素のいくつかの寸法は説明のために拡大され、一定の縮尺で描かれていない。寸法及び相対寸法は主題の実施化に対応しないかもしれない。明瞭のために、本発明の装置及び方法に関連しない、一般的に且つ具体的に広く知られている入力デバイス及び動作方法の多くの詳細は以下の説明から省略されている。
図1は、本発明の一実施形態による1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)セル90を示す概略図である。一実施形態では、ITICF−RAMセル90は、強誘電体キャパシタ(F−RAM強誘電体キャパシタ)96等の不揮発性要素、nチャネル又はpチャネルパス電界効果トランジスタ(パストランジスタ)98、及びビット線キャパシタ92を含むことができ、ビット線キャパシタ92は金属酸化物半導体(MOS)キャパシタ又は単に寄生キャパシタとしてよい。F−RAM強誘電体キャパシタ96は2つの導電性プレートの間に強誘電体層が配置された構造又は従来知られる他の類似の構造を含み得る。一実施形態では、F−RAM強誘電体キャパシタ96の一方のプレートはプレート線94に結合することができ、他方のプレートはパストランジスタ98のソース−ドレインパスを介してビット線99に結合することができる。パストランジスタ98のゲートはワード線97に結合し、ワード線信号により制御されるように構成することができる。一実施形態では、F−RAMセル90の読み出し及び書き込みはプレート線信号、ビット線信号及びワード線信号をプログラミングすることによって実行される。従って、F−RAM強誘電体キャパシタ96のデータ値“0”又は“1”を表す分極状態は所望の記憶データ値に応じて反転され、維持され及び出力され得る。特定の実施形態では、多数の1T1CF−RAMセル90をF−RAMアレイに配列することができ(図示せず)、同じ行又は列の各1T1CF−RAMは共通のプレート線94、ビット線99及び/又はワード線97を共有することができる。一実施形態では、読み出し動作中にF−RAM強誘電体キャパシタ96に発生した電荷は記憶データがデータ“0”であるか“1”であるかを決定するためにセンス増幅器に出力される。しかしながら、F−RAMセルのいくつかの実施形態では、他のタイプのトランジスタ、例えばpチャネルFET、及び異なるタイプのトランジスタ、キャパシタ、抵抗の組み合わせを使用することができることを認識すべきである。
図2は強誘電体ヒステリシスループを示す図であり、この図はF−RAM強誘電体キャパシタ96又は類似の強誘電体デバイスの動作を説明するものである。図2に示されるように、例えばF−RAM強誘電体キャパシタ等の強誘電体キャパシタは、印加電界がゼロのときでも自発非ゼロ分極を示す。この際立った特徴は、自発分極は反対方向に印加される適度に強い電界によって逆転又は反転され得ることを意味する。従って、分極は現在印加されている電界に依存するのみならず、強誘電体キャパシタの現在の極性にも依存する。非スイッチングターム(Uターム又はUターム信号)は電圧又は電界が印加された後で関連する分極のスイッチングがないときにF−RAM強誘電体キャパシタ96に発生される電荷である。スイッチングターム(Pターム又はPターム信号)は分極のスイッチングがあるときに発生される電荷である。1T1C構造では、Uタームはデータ“0”を表し、Pタームはデータ“1”を表すことができ、またいくつかの実施形態においてその逆も可能である。ポシティブ非スイッチングアフターターム(Uaターム又はUaターム信号)は強誘電体キャパシタから電圧又は電界が除去された後で分極のスイッチングがないときに発生される正電荷であるが、ネガティブ非スイッチングアフターターム(Daターム又はDaターム信号)は同じ条件下で発生される負電荷である。以後の節において、U,P,Ua及びDaターム信号の大きさは電圧タームで表され、他の信号と比較される。
1つの強誘電体キャパシタのみを含む1T1C F−RAM構造は、記憶データを表すために1T1C F−RAMセル内の同じ強誘電体キャパシタのPタームとUタームを利用し得る。従って、1T1CF−RAMセルはシングルエンデッドとみなせる。これに対して、2つの強誘電体キャパシタを含む2トランジスタ2キャパシタ(2T2C)F−RAM構造(図示せず)は、記憶データを表すために同じ2T2CF−RAMセル内の一方の強誘電体キャパシタのPタームと他方の強誘電体キャパシタのUタームを利用し得る。一実施形態では、2T2CF−RAMセルはフル強誘電体キャパシタスイッチング電荷(即ち、Pターム−Uターム)の恩恵を受ける信号マージンをもたらし、2T2CF−RAMセルを差動型にする。しかし、1T1C F−RAMセル又はアレイは2T2C設計と比較して、より小さいセルサイズという利点を有する。
基準信号又は電圧は、強誘電体キャパシタのPターム及びUターム(それぞれデータを表す)を区別するためにF−RAMデバイスの内部又は外部で基準として発生される電圧である。1T1CF−RAMは同じ強誘電体キャパシタのPターム及びUタームを利用するため、基準電圧は2つの信号を区別するために必要とされる。一実施形態では、図3に示すように、基準電圧はUターム信号とPターム信号との間の範囲内に発生される。Mgn0はデータ“0”に対する1T1C信号マージンとして規定され、これは基準電圧とUターム信号との間の電圧差である。Mgn1はデータ“1”に対する1T1C信号マージンとして規定され、これはPターム信号と基準電圧との間の電圧差である。Pターム及びUタームはいくつかの実施形態ではそれぞれ“0”及び“1”を表すために逆にしてもよい。1T1C基準電圧は全強誘電体スイッチング電荷を2つの成分又は部分、即ちデータ“0”に対する1T1C信号マージン(Mgn0)とデータ“1”に対する1T1C信号マージン(Mgn1)、に分割する。2T2C設計と比較して、1T1C設計は、基準電圧がPターム信号とUターム信号の中間電圧に完全に設定される場合、信号マージンの最大半分を含むのみである。従って、1T1C設計の小セルサイズは利用可能な信号マージンが犠牲になり得る。図3を参照すると、Uターム信号はF−RAMデバイスの寿命中の変化が比較的小さく、ITIC基準電圧はUターム信号より上に一定のオフセットを使って設定することができ、一定のオフセットはMgn0に等しくすることができる。
図4は、MOSキャパシタ基準電圧発生アレイ102を含むF−RAMデバイス100の一部分を示す概略図である。図4を参照するに、F−RAMデバイス100は1T1C構造を有する1T1CF−RAMセル90を含むことができる。1T1C F−RAMデバイス100は多数の1T1C F−RAMセル90を含むことができ、各1T1CF−RAMセル90は1ビットのデータ(“0”及び“1”)を記憶することを理解されたい。いくつかの実施形態では、F−RAMデバイス100は少なくとも1つの2T2CF−RAMセルを含むことができる(この図には示されていない)。一実施形態では、F−RAM強誘電体キャパシタ96はセンス増幅器120の1つの入力に結合され、その信号をビット線99を経てその入力に出力する。パストランジスタ98はF−RAM強誘電体キャパシタ96の出力信号を制御し、ワード線(WL)信号によりプログラムされ得る。F−RAMデバイス100は更にMOS基準発生回路102を含み、基準信号発生回路102はMOSキャパシタマトリクス110を含むことができる。一実施形態では、MOSキャパシタマトリクス110は少なくとも1つの基準MOSキャパシタ104を含み、各基準MOSキャパシタ104の一方のプレートはスイッチ106に結合され、他方のプレートはコア電圧Vcc又は他の適切な電圧を受信するように構成される。多数の基準MOSキャパシタ104は並列に配置することができ、それらの合成信号出力はセンス増幅器120の第2の入力に結合される。MOSマトリクス110の合成信号出力は読み出しワード線(RWL)信号により制御される。一実施形態では、基準MOSキャパシタ104はVcc又は他の適切な電圧にプリチャージされる。F−RAMデバイス100の読み出し動作が開始されるとき、WL及びRWL信号はそれぞれ1T1CF−RAMセル90及びMOS基準発生回路102内のパストランジスタ98及び108をターンオンする。1T1CF−RAMセル90において、F−RAM強誘電体キャパシタ96の分極状態が反転すれば、Pターム信号がセンス増幅器120へと出力される。F−RAM強誘電体キャパシタ96の分極状態が不変のままであれば、Uターム信号が出力される。MOS基準発生回路102において、基準MOSキャパシタ104は一時的にVcc受信から切り離される。プリチャージステージ中に蓄積された電荷が合成されて1T1C基準電圧を発生する。センス増幅器120はこの時1T1CF−RAMセル90から出力される信号をITIC基準電圧と比較するように構成される。1T1CF−RAMセル90に記憶されたデータは、1T1C基準電圧の方が大きければ“0”とみなされ、1T1C基準電圧の方が小さければ“1”とみなされる。先に述べたように、1T1C基準電圧はUターム信号よりオフセットマージン(Mgn0)だけ上位にプログラムされる。一実施形態では、1T1C基準電圧の大きさをプログラムする一つの方法は、基準MOSキャパシタ104の一部分のみをプリチャージする方法である。1T1C基準電圧を設定する別の方法は、スイッチ106をプログラムし、スイッチ106の一部分のみを読み出し動作中に閉じる方法である。一つの代替実施形態では、両方法の組み合わせを採用してもよい。1T1C基準電圧は、プログラムされた基準MOSキャパシタ104間の電荷共有によって発生することができ、その1T1C基準電圧を平均化することによって2つ以上のF−RAMセル90のために利用することができる。別の実施形態では、基準キャパシタ104に結合されたVcc又は電圧を1T1C基準電圧の大きさを制御するようにプログラムすることができる。一般的に、1T1C基準電圧は次の式:1T1C基準電圧=Vcc×Cc/CT:を用いて計算することができる。ここで、CcはVccに充電されたすべてのMOSキャパシタの総容量であり、CTはプログラムされたMOSキャパシタの総容量である。一実施形態では、1T1C基準電圧は多数のMOSキャパシタの電荷共有により発生され、多数の1T1CF−RAMセル90の各々に対して平均化することができる。
一般的に、基準発生回路により発生される基準電圧はMOSキャパシタのみからなる(例えば、MOS基準発生回路102)。一実施形態では、MOSキャパシタのみの回路により発生される基準電圧は温度の関数として大きく変化又は変動しない。本明細書において及び後節においては、MOSキャパシタにより発生される基準電圧は比較的温度非依存であることを理解されたい。いったん基準発生回路がプログラムされると、基準電圧は動作温度の関数として大きく変化又は変動しない。2T2CF−RAMデバイスにおいては、信号マージンを決定するために使用される基準電圧は比較的温度非依存であり、温度の関数として大きく変動しないのが有利である。その理由は、様々な温度における信号マージンを決定する際に基準電圧に対する何の温度要因も考慮しなくてよいためである。しかしながら、1T1CF−RAM、例えばF−RAMデバイス100、においては、1T1C F−RAMセル90内のF−RAM強誘電体キャパシタ96のUターム及びPタームが温度の関数として非線形性であるために、比較的温度非依存性の1T1C基準電圧は温度の上昇時にF−RAMデバイス100のスイッチングターム信号マージンMgn1を制限する。Mgn1の損失はデータの誤読み出しを生じ、1T1C F−RAMデバイスに85℃超の温度での動作等の温度要件を満たすという大きな課題をもたらす。
図5は、1T1C基準電圧と、Pターム及びUタームの関係を温度の関数として示す図である。図5を参照するに、1T1C基準電圧は、MOSキャパシタのみの発生回路、例えば図4のMOS基準電圧発生回路102、により発生され、MOS基準電圧発生回路102は温度の関数として大きく変動しない信号を発生する。しかしながら、1T1CF−RAMセル90内のF−RAM強誘電体キャパシタ96のスイッチングターム(Pターム)信号及び非スイッチングターム(Uターム)信号は温度依存性であり、温度の関数として変化する。室温より高い温度では、Pターム信号は温度の上昇とともに減少するが、Uターム信号は室温又はその周囲で最大値を有する放物線傾向に従う。室温より高い温度では、Uターム信号は温度の上昇とともに減少するが、その減少はPターム信号より緩やかな割合で減少する。図5に示されるように、温度が上昇するにつれて、Mgn0は維持又は増大するが、Mgn1は速い割合で減少する。温度が所定の閾値、例えば図5に示す125℃、を超えると、Mgn1がセンス増幅器に対して小さくなりすぎてPターム信号をUターム信号から区別することができなくなる。結果として、センス増幅器はすべての信号を比較的温度非依存の1T1C基準電圧より低いと決定し、Uターム(データ“0”)であると示す能性がある。図5はこの現象を説明するためのF−RAMの一例を特徴的に示している。図5の例に示されるように、臨界又はスイッチングターム信号マージン(Mgn1=53mV)は90℃において46mVの最小要件を満たすが、125℃で小さくなりすぎる(Mgn1=19mV)。Mgn1の減少は、いくつかの1T1CF−RAMデバイスは85℃以上の所要の温度範囲を有する用途に使用できないという1つの理由となり、工業温度範囲(−45℃〜85℃)内で動作するものと指定し得るのみとなる。
図6は、図5から導出される1T1C F−RAM信号マージン(Mgn0及びMgn1)の関係を温度の関数として示す図である。図6に示されるように、MOSキャパシタのみの基準発生回路のスイッチングターム信号のマージン(Mgn1=Pターム−1T1C基準電圧)は30℃より高い範囲において温度の上昇とともに急速に減少する。例えば、130℃において、Mgn1は高温度における1T1CF−RAMのPターム劣化のために僅か16mVであるが、室温に対して決定される比較的温度非依存の1T1C基準信号は比較的安定したままである。150℃において、信号マージンはスイッチング側に残存せず(Mgn1=0)、これはデータの読み出しエラーに寄与し得る。他方、非スイッチングターム信号のマージン(Mgn0=1T1C基準−U)は高温度におけるUタームの減少のために30℃以上において温度の上昇とともに増大する。
図3に先に示したように、F−RAMキャパシタ96、例えばF−RAMデバイス100内のF−RAMキャパシタ96等、のUタームはそれらの保持寿命を通して大きく変化しない。図5を参照すると、全信号マージン(Mgn0+Mgn1)は温度が上昇するにつれて減少する。従って、1T1C基準電圧は、温度の関数として比較的一定で大きく変動しない代わりに、温度の関数としてF−RAMキャパシタ96のUタームの傾向に追従可能にするのが好ましい。換言すれば、1T1C基準電圧はF−RAM強誘電体キャパシタ96の温度特性に対応して可変にするのが好ましい。更に、これはMgn0が温度とともに増大するのを防ぐことができる。Mgn0の増大はUターム信号又はデータ“0”の正しい読み出し動作に対して何の精度の向上をもたらさないで、Pターム信号又はデータ“1”の誤読み出し動作に寄与し得る。一実施形態では、温度依存1T1C基準電圧は、特に例えば85℃以上のような高温度において、スイッチングターム信号のマージン(Mgn1)を最大にすることができる。
図7は、温度依存1T1C基準信号を発生し得るハイブリッド基準電圧発生アレイ/マトリクス210を含むハイブリッドF−RAMデバイス200の一部分を示す概略図である。ハイブリッドF−RAMデバイス200は図4のF−RAMデバイス100と類似の構造を有することができ、センス増幅器120、1T1CF−RAMセル90及びハイブリッド1T1C基準電圧発生マトリクス210を含む。一実施形態では、ハイブリッド1T1C基準電圧発生マトリクス210は更に、MOS基準発生回路102及び強誘電体基準発生回路202を含む。ハイブリッドF−RAMデバイス200は多数の1T1CF−RAMセル90を含み、各1T1C F−RAMセル90は1ビットのデータ(“0”又は“1”)を記憶し得ることは理解されたい。一実施形態では、各F−RAM強誘電体キャパシタ96はセンス増幅器120の第1の入力に結合され、その信号をビット線99を介して第1の入力に出力する。パストランジスタ98はF−RAM強誘電体キャパシタ96の出力信号を制御し、ワード線(WL)信号によりプログラムされ得る。ハイブリッド1T1C基準電圧発生マトリクス210の組み込みは、ハイブリッド1T1C基準電圧を発生するためにMOS基準発生回路102と強誘電体基準発生回路202の両方を利用するというオプションをF−RAMデバイス200に提供することができる。
図7を参照するに、MOS基準発生回路102はMOSキャパシタマトリクス110を含む。一実施形態では、MOSキャパシタマトリクス110は少なくとも1つの基準MOSキャパシタ104を含み、各基準MOSキャパシタ104の一方のプレートはスイッチ106に結合され、他方のプレートはコア電圧Vcc又は他の適切な電圧を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、多数のMOSキャパシタ104は同じスイッチ106(この図には示されていない)でプログラムすることができる。多数の基準MOSキャパシタ104は並列に配置されて電荷共有による合成MOSキャパシタ信号を発生することができ、それらの合成信号出力はハイブリッド1T1C基準信号のMOS成分とすることができる。MOSキャパシタマトリクス110の合成信号の出力は読み出しワード線(RWL)信号により制御することができる。一実施形態では、基準MOSキャパシタ104はVcc又は他の所定の電圧にプリチャージされる。読み出し動作が開始されると、WL及びRWL信号がそれぞれ1T1CF−RAMセル90及びMOS基準発生回路102内のパストランジスタ98及び108をターンオンする。一実施形態では、MOS基準発生回路102の基準MOSキャパシタ104がVccから一時的に切り離される。プリチャージステージ中に蓄積された電荷はこのとき合成又は電荷共有されて合成MOSキャパシタ信号を発生し、この信号はハイブリッド1T1C基準電圧のMOS成分になる。一実施形態では、ハイブリッド1T1C基準信号は比較的非温度依存のMOS成分と温度依存の強誘電体成分を含み、温度依存の強誘電体成分は後節で説明される。一実施形態では、MOS成分はハイブリッド1T1C基準電圧レベルの比較的一定のオフセットを提供し、これは1T1CF−RAMセル90内のF−RAM強誘電体キャパシタ96の非スイッチングターム(Uターム)より上のMgn0とすることができる。一実施形態では、MOS基準発生回路102は、合成MOSキャパシタ信号の大きさを所望のMgn0に調整し得るようにプログラム可能である。一実施形態では、F−RAMデバイス200は広い温度範囲で動作可能である。先に述べたように、合成MOSキャパシタ信号の大きさをプログラムする一つの実施形態はMOSキャパシタマトリクス110内の基準MOSキャパシタ104の一部分のみをプリチャージする方法である。合成MOSキャパシタ信号をプログラムする別の実施形態はスイッチ106を読み出し動作中にスイッチ106の一部分のみが閉じるようにプログラムする方法である。一つの代替実施形態では、2つの方法の組み合わせを採用する。別の代替実施形態では、MOSキャパシタ104に結合されるVcc又は他の電圧を、合成MOSキャパシタ信号の大きさを制御するように設定することができる。温度が上昇するにつれて、F−RAMの全信号マージン(Pターム−Uターム)が減少する。合成MOSキャパシタ信号をF−RAMデバイス200が引き続き動作し続けるように調整又は再プログラムし得る点(温度)が存在し得る。一実施形態では、温度変化により生じるハイブリッド1T1C基準電圧に変化を導入しないで異なる温度における真の信号マージンを決定するためにはフルセットのMOSキャパシタを有するMOSキャパシタマトリクス110が必要とされ得る。
図7を参照するに、強誘電体基準発生回路202は強誘電体キャパシタマトリクス220を含む。一実施形態では、強誘電体キャパシタマトリクス220は少なくとも1つの強誘電体キャパシタ204を含み、各基準強誘電体キャパシタ204の一方のプレートはスイッチ206に結合され、他方のプレートはコア電圧Vcc又は他の適切な電圧を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、多数の強誘電体キャパシタ204は同じスイッチ206でプログラムすることができる。多数の基準強誘電体キャパシタ204は並列に配置されて電荷共有により合成強誘電体キャパシタ信号を発生することができ、それらの合成信号はハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分として出力する。一実施形態では、合成強誘電体キャパシタ信号は先に述べたように合成MOSキャパシタ信号と合成されてハイブリッド1T1C基準信号を発生し、センス増幅器120の第2の入力に供給される。強誘電体キャパシタマトリクス220の合成信号の出力はフェロ読み出し線(FeRWL)信号で制御される。一実施形態では、基準強誘電体キャパシタ204は温度依存強誘電体成分をハイブリッド1T1C基準信号に組み込むことができ、その温度依存強誘電体成分はF−RAM強誘電体キャパシタの温度特性に一致し得る。その結果として、Mgn1を特に高温度において、例えば85℃以上において、最大にすることができる。一実施形態では、基準強誘電体キャパシタ204は、F−RAM強誘電体キャパシタ96と同じ構造的特徴、例えばプレートのサイズ、厚さ及び構成材料、及び強誘電体層のサイズ、厚さ及び材料等、を有することができる。一実施形態では、各基準強誘電体キャパシタ204の一方のプレートはVcc又は他の適切な電圧を受信する。Vccが一時的に切り離されると、各基準強誘電体キャパシタ204は非スイッチングアフターターム(Uaターム)信号を発生することがで、またVccが負電圧の場合には、Daターム信号を発生することができる。基準強誘電体キャパシタ204がF−RAM強誘電体キャパシタ96と同等のサイズ及び構造を有する場合には、発生されるUaタームはF−RAM強誘電体キャパシタ96のUタームと一致し得る。結果として、ハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分は、温度に対してプロットすると、F−RAM強誘電体キャパシタ96のUターム信号と同様の曲線に追従し得る。
一実施形態では、基準強誘電体キャパシタ204はプログラム可能であって、上述したようにスイッチ206を用いて及び/又は基準強誘電体キャパシタ204に結合されたVcc又は電圧の大きさをプログラムすることによって、基準MOSキャパシタ104と同様にプログラムすることができる。基準強誘電体キャパシタ204にとってプログラム可能とすることが有益であり、その理由は電荷共有によってハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分を発生させるためにそれらのUa又はDaタームが部分的に利用されるのみであるためである。F−RAMデバイス200は、ハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分がF−RAM強誘電体キャパシタ96のUターム信号と最もよく一致するように、F−RAM強誘電体キャパシタ96より多数の基準強誘電体キャパシタ204を含んでよい。更に、強誘電体キャパシタ204のいくつかに時間の経過とともに欠陥が生じた場合にF−RAMデバイス200の信頼性を確保するために、ハイブリッド1T1C基準の強誘電体成分は多数の基準強誘電体キャパシタ204の平均を用いて発生させてもよい。一実施形態では、多数の基準MOSキャパシタ104と基準強誘電体キャパシタ204の電荷共有により発生されるハイブリッド1T1C基準電圧は多数の1T1CF−RAMセル90の1セルごとに平均化することができる。
図8は、ハイブリッド基準電圧発生アレイ/マトリクス310を含むハイブリッドF−RAMデバイス300の一部分を示す概略図である。F−RAMデバイス200と同様に、ハイブリッドF−RAMデバイス300は、センス増幅器120と、少なくとも1つの1T1CF−RAMセル90と、ハイブリッド基準電圧発生アレイ/マトリクス310とを含む。一実施形態では、ハイブリッド1T1C基準電圧発生マトリクス310は、MOS基準発生回路102及び強誘電体基準発生回路302を含み、ハイブリッド1T1C基準信号を集合的に又は累積的に発生する。強誘電体基準発生回路302内には少なくとも1つの強誘電体キャパシタマトリクス320が存在する。一実施形態では、多数の強誘電体キャパシタマトリクス320が並列に配置され、各強誘電体キャパシタマトリクス320の出力はスイッチ306によりプログラムされる。一実施形態では、各強誘電体キャパシタマトリクス内には並列に配置された少なくとも1つの基準強誘電体キャパシタ304が存在し得る。ハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分は各強誘電体キャパシタマトリクス320内の基準強誘電体キャパシタ304の間の電荷共有によって発生される。ハイブリッドF−RAMデバイス200と同様に、MOS基準発生回路102及び強誘電体基準発生回路302は両方ともそれぞれスイッチ106及び306によってプログラムすることができる。
図7及び図8を参照するに、MOS基準発生回路102及び強誘電体基準発生回路202又は302は両方ともプログラム可能である。いくつかの実施形態では、ハイブリッド1T1C基準電圧のMOS成分及び/又は強誘電体成分、又は両方をブロックすることができる。このような実施形態はハイブリッドF−RAMデバイス200及び300の設定に柔軟性を導入し得る。
図7及び図8に示されるようなハイブリッド基準発生回路はいくつかの実施形態において2T2CF−RAMセル(図示せず)用のハイブリッド基準信号を発生するために採用してもよい。
図9はハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分の倍率の影響を示す図である。ハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分を発生するためにより多くの強誘電体キャパシタ、例えば基準強誘電体キャパシタ204及び304等、が電荷共有されるので、図9に示すように、温度上昇時のUタームの曲率が変化し得る。図9を参照すると、一例として、ハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分は1.4×Uタームに設定されている。強誘電体成分はUタームより高い低下率を有することが観察される。曲率の変化も倍率が大きいときにより大きくなる。従って、非スイッチングタームデータ“0”の信頼性を寿命の終わりまで保証するためにMgn0が最小動作値より上に維持されるように、ハイブリッド1T1C基準信号は比較的温度非依存のMOS成分を有することが重要である。
図10は、MOSキャパシタのみのアレイを用いる場合のMgn1とハイブリッド基準発生アレイを用いる場合のMgn1の関係を温度の関数として示す図である。図10を参照すると、Pターム(データ“1”)読み出しに対するMgn1は、温度依存強誘電体成分がハイブリッド基準信号に組み込まれているとき、特に高温度において、大きく改善される。一例として、130℃において、提案のハイブリッド1T1C基準信号によれば、Mgn1は36mVであり、MOSキャパシタのみの基準信号より20mV高くなる。150℃において、Mgn1は依然としてハイブリッド1T1C基準信号に対する1T1C臨界信号マージン(Mgn1=22mV)内の22mVである。
図11はハイブリッドF−RAMデバイスのPターム信号、Uターム信号及びハイブリッド1T1C基準信号を温度の関数として示す図である。先に述べたように、1T1CF−RAMセル96に記憶されたデータは、ハイブリッド1T1C基準信号が1T1C F−RAMセル96の出力信号より大きい場合に“0”とみなされ、ハイブリッド1T1C基準信号が1T1C F−RAMセル96の出力信号より小さい場合に“1”とみなされる。図11を参照すると、適切なプログラミングである場合、ハイブリッド1T1C基準信号の強誘電体成分は、1T1CF−RAMセル90のUターム信号の時間の関数としての変化を追跡する。一実施形態では、プログラミングは強誘電体基準発生回路202及び302の倍率及び電荷共有率を考慮してよい。結果として、Mgn0は常にデータ“0”の正しい読み出しに必要な最小量(ハイブリッド1T1C基準信号のMOS成分)に維持することができる。一実施形態では、全信号マージンは非スイッチングターム信号の読み出しの信頼性の寿命の終わりを保証するように減少し続けるので、全信号マージンの残部は操作可能なMgn1の維持に寄与する。
図12Aはメモリ部401を含む半導体メモリ400のブロック図である。メモリ部401内には、複数の行及び複数の列に配置された不揮発性(NV)メモリセル406のメモリアレイ402が存在し、各行は共通ワード線(WL)を共有し、各列は共通ビット線を共有する。一実施形態では、NVメモリセル406は1T1CF−RAMセル90又は2T2C F−RAMセルであってよい。一実施形態では、MOS基準発生アレイ、例えば102等、及び場合により強誘電体基準発生アレイ、例えば202及び302等、を含む基準発生アレイ408もメモリ部401内に配置することができる。図12Aを参照すると、半導体メモリ400は更に処理要素410、例えばマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はステートマシン等、を含む。一実施形態では、処理要素410は、上述したような読み出し動作、消去動作及びプログラム動作を実行させるために、コマンド又は制御信号、例えばWL,RWL及びFeRWL信号など、をNVメモリセル406の各々及び基準発生アレイ408、及びメモリアレイ402の読み出し又は書き込み用の他の周辺回路へと発行する。周辺回路は行デコーダを含み、メモリアドレスへの変換を行い、メモリアレイ402のNVメモリセル406のワード線に供給する。データワードが半導体メモリから読み出されるとき、選択されたワード線に結合されたNVメモリセル406がビット線に読み出され、ビット線の状態がセンス増幅器/ドライバ414により検出される。列デコーダ416はビット線からのデータをセンス増幅器/ドライバ414に出力する。一実施形態では、行及び/又は列デコーダ412及び416はまた、センス増幅器414への特定のハイブリッド基準信号の出力を制御するために、アドレスの変換を行い、MOS基準発生アレイの読み出しワード線(RWL)及び強誘電体基準発生アレイの強誘電体読み出しワード線(FeRWL)に供給する。
基準強誘電体キャパシタを含む強誘電体基準発生アレイを半導体メモリ40に組み込む可能な方法をここで検討する。一実施形態では、ハイブリッド基準信号の強誘電体成分を発生させるために、メモリアレイ402の周辺領域404内の強誘電体キャパシタを基準強誘電体キャパシタとして利用することができる。代わりに、基準強誘電体キャパシタはメモリアレイ402の上部の強誘電体充填スペースを利用することができる。これらの実施形態は、センス増幅器への経路が比較的まっすぐであって寄生容量による多大な影響を導入しない場合に適用可能である。一つの代替実施形態では、基準強誘電体キャパシタを含む強誘電体基準発生アレイは基準発生アレイ408内のMOS基準発生アレイの傍に配置される。同じダイ面積を維持するために、強誘電体基準発生アレイの基準強誘電体キャパシタを収容するのに十分なスペースが得られるようにMOS基準発生アレイ内の複数の基準MOSを除去してもよい。MOSキャパシタと強誘電体キャパシタとの間には誘電率に比較的大きな差がある(約MOSキャパシタ4対強誘電体650)。それゆえ、ハイブリッド基準信号の強誘電体成分を発生させるために十分な強誘電体キャパシタを追加するのに十分なスペースを空けることは実現可能である。図12Aはハイブリッド基準発生アレイ408を含む半導体メモリ400の一つの模範的な実施形態を示すのみである。MOS及び強誘電体基準発生アレイの両方を含む一つの利点は、ダイの異なる位置における温度の差によるF−RAMセルのUターム信号の変化を回避できることにある。
一つの代替実施形態(図示せず)では、F−RAMセル内の強誘電体キャパシタの温度依存問題に対処するために温度センサをF−RAMシステム内に組み込むことができる。温度センサは基準電圧をセンサ増幅器へ発生するプログラマブル電圧レギュレータに結合することができる。プログラマブル電圧レギュレータは基準電圧を温度変化に対応して調整することができる。
図12Bは、ハイブリッド1T1C F−RAMデバイス、例えば図7及び図8に示されるハイブリッドF−RAMデバイス200及び300等、を動作する方法500の一実施形態を示す。例示のためだけに、図12Bに示すステップは図1−図12Aに示す例示的な設計及び動作の詳細に関連して記載する。
ステップ502において、図7及び図8に示すようなMOS及び強誘電体基準発生アレイを配置する。ステップ504において、両アレイをVccにプリチャージし、スイッチを用いてプログラムする。ステップ506及び508において、両アレイの出力をRWL及びFeWRLによりそれらのそれぞれのパストランジスタを通じて制御する。ステップ510において、読み出し動作が開始されるとき、1T1CF−RAMセルに記憶された信号をセンス増幅器へ第1の入力として出力する。1T1C F−RAMセルの信号出力はそのパストランジスタの各々に供給されるWL信号により制御される。ステップ512において、MOS及び強誘電体基準発生アレイをVccから切り離す。このとき、両アレイの出力は合成され、センス増幅器に第2の入力として結合される。ステップ514において、センス増幅器第1及び第2の入力の2つの信号を比較し、1T1CF−RAMセルの記憶信号を、第1の入力が第2の入力より大きければ“1”、第2の入力が第1の入力より大きければ“0”であると決定し、またシステムの設定に応じて逆もまた同様である。
本開示は特定の例示的な実施形態を参照して説明したが、本開示のより広い趣旨及び範囲から離れることなく様々な修正及び変更をこれらの実施形態に加え得ることは明らかである。従って、明細書及び図面は限定的なものでなく例示的なものであると考慮されるべきである。
本開示の要約は、読者が技術的開示の1つまたは複数の実施形態の本質を即座に把握することができるような要約を求める37C.F.R.§1.72(b)に準拠して提供されている。それは、請求項の範囲または意味を解釈または限定するためには用いられないという理解で提出されている。加えて、上記の詳細な説明において、開示を効率化する目的で、種々の特徴が一緒に単一の実施形態にまとめられているのが見受けられる。この開示の方法は、特許請求されている実施形態が、各請求項に明確に述べられているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映していると解釈すべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明の主題は、開示されている単一の実施形態の全特徴よりも少ないものの中に存在する。このように、以下の特許請求の範囲は、この結果、詳細な説明に組み込まれ、各請求項はそれ自体で別個の実施形態である。
本明細書における一実施形態またはある実施形態への言及は、実施形態に関連して記載した特定の特徴、構造、または特性が、回路または方法の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。明細書の種々の箇所における一実施形態という句の登場は、すべて同一の実施形態を指すとは限らない。
上記の明細書において、主題は、その具体的な例示的実施形態を参照しながら記載されている。しかしながら、添付の特許請求の範囲に記載される主題のより広い趣旨および範囲から離れることなく、種々の修正および変更を加えられることが明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味というよりも例示的な意味でとらえるべきである。

Claims (19)

  1. 不揮発性メモリ(NVM)デバイスのための基準信号を発生するように構成された基準発生回路を備え、前記基準発生回路は、
    少なくとも1つの金属酸化物半導体キャパシタ(MOSキャパシタ)を備え、前記基準信号の第1の信号成分を発生する第1の回路と、
    少なくとも1つの強誘電体キャパシタを備え、前記基準信号の第2の信号成分を発生する第2の回路とを含み、前記第2の信号成分は温度依存性であり、
    前記第1の回路により発生される前記第1の信号成分及び前記第2の回路により発生される前記第2の信号成分は複数のスイッチによりプログラム可能である、装置。
  2. 前記基準信号の前記第2の信号成分の温度依存性は前記NVMデバイスの温度特性と一致する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1及び第2の回路は並列に結合され、前記基準信号を累積的に発生するように構成されている、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第2の回路は強誘電体キャパシタアレイを含み、前記強誘電体キャパシタアレイは並列に接続された少なくとも1つの強誘電体キャパシタを備え、前記第2の信号成分は複数のスイッチによりプログラム可能である、請求項1に記載の装置。
  5. 前記第2の回路は複数の強誘電体アレイを含み、前記強誘電体アレイの各々は並列に結合された少なくとも1つの強誘電体キャパシタを備え、前記強誘電体アレイの各々は互いに並列に結合され、前記第2の信号は複数のスイッチによりプログラム可能である、請求項1に記載の装置。
  6. 前記NVMデバイスは少なくとも1つのメモリ強誘電体キャパシタを含む強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)デバイスを備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記F−RAMデバイスは1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)構造を含む、請求項に記載の装置。
  8. 前記F−RAMデバイスの前記複数のメモリ強誘電体キャパシタ及び前記第2の回路の少なくとも1つの強誘電体キャパシタはほぼ同じ大きさである、請求項に記載の装置。
  9. 前記基準信号の前記第1の信号成分は前記少なくとも1つのMOSキャパシタの電荷共有により発生され、前記第2の信号成分は前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタの電荷共有により発生される、請求項1に記載の装置。
  10. 前記基準信号の前記第2の信号成分は、前記F−RAMデバイスの前記複数のメモリ強誘電体キャパシタの非スイッチングターム(Uターム)信号にほぼ等しくなるように構成し、
    前記基準信号の第1の信号成分は、前記基準回路の基準信号と前記F−RAMデバイスの前記Uターム信号との間にほぼ一定のマージンを提供するように構成される、請求項に記載の装置。
  11. 前記基準信号の前記第1の信号成分の出力は第1のパストランジスタにより制御され、前記第1のパストランジスタのゲートは読み出しワード線信号に結合されるように構成され、
    前記基準信号の前記第2の信号成分の出力は第2のパストランジスタにより制御され、前記第2のパストランジスタのゲートは強誘電体ワード線信号に結合されるように構成される、請求項1に記載の装置。
  12. 前記NVMデバイスの出力信号はセンス増幅器の第1の入力として結合されるように構成され、
    前記基準信号は前記第1及び第2の信号成分の和を含み、且つ前記センス増幅器の第2の入力として結合されるように構成される、請求項1に記載の装置。
  13. 前記複数のスイッチは、前記第1の信号成分を電荷共有によって発生させるために前記少なくとも1つのMOSキャパシタの第1の量を、及び前記第2の信号成分を発生させるために前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタの第2の量を、プログラムするように構成されている、請求項に記載の装置。
  14. 少なくとも1つの金属酸化物半導体キャパシタ(MOSキャパシタ)を備える第1の回路及び少なくとも1つの強誘電体キャパシタを備える第2の回路を有する基準信号発生回路を準備するステップ、
    前記第1及び第2の回路を並列に結合するステップ、
    前記第1の回路によって電荷共有により第1の信号成分を生成するステップ、
    前記第2の回路によって電荷共有により第2の信号成分を生成するステップ、
    前記第1及び第2の信号成分を合成することにより基準信号を生成し、前記基準信号をセンス増幅器に第1の入力として結合するステップ、
    不揮発性(NVM)デバイスの信号出力を前記センス増幅器の第2の入力として結合するステップ、及び
    前記センス増幅器によって、前記基準信号が前記NVMデバイスの信号出力より大きい場合に前記NVMデバイスの第1のデータ値を出力し、前記基準信号が前記NVMデバイスの前記信号出力より小さい場合に第2のデータ値を出力するステップ、
    を備え
    前記第1の回路により生成される前記第1の信号成分及び前記第2の回路により生成される前記第2の信号成分は複数のスイッチによりプログラム可能である、方法。
  15. 前記NVMデバイスは1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)構造よりなる強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つのMOSキャパシタ及び前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタをプリチャージ電圧にプリチャージするステップ、
    複数のスイッチを用いて、前記少なくとも1つのMOS及び強誘電体キャパシタを、前記第2の信号成分が温度の関数として前記F−RAMの非スイッチングターム(Uターム)信号に類似するように且つ前記第1の信号成分が前記基準信号と前記Uタームとの間に比較的温度非依存のマージンを提供するようにプログラムされるように設定するステップ、及び
    前記プリチャージ電圧の大きさを設定するステップ、
    を更に備える、請求項15に記載の方法。
  17. 処理要素と、
    行及び列に配列された1トランジスタ1キャパシタ(1T1C)強誘電体ランダムアクセスメモリ(F−RAM)セルを含むメモリ部と、
    少なくとも1つのMOSキャパシタを含み、温度の関数として大きく変化しない基準信号の第1の信号成分を発生する金属酸化物半導体(MOS)回路、及び少なくとも1つの強誘電体キャパシタを含み、温度依存性である基準信号の第2の信号成分を発生する強誘電体回路を備えるハイブリッド基準発生器と、
    同じ列の1T1C F−RAMセルが1つのビット線を共有する複数のビット線と、
    前記1T1C F−RAMセルに前記ビット線を介して結合され、前記1T1CF−RAMセルの信号出力を第1の入力として受信し、前記ハイブリッド基準発生器からの前記基準信号を第2の入力として受信するように構成されたセンス増幅器と、
    を備え
    前記MOS回路により発生される前記第1の信号成分及び前記強誘電体回路により発生される前記第2の信号成分は複数のスイッチによりプログラム可能である、システム。
  18. 前記強誘電体回路の前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタは前記メモリ部の周辺領域に配置され、前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタは前記1T1CF−RAMセル内のメモリ強誘電体キャパシタとほぼ同一である、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記強誘電体回路の前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタは前記MOS回路に隣接して配置され、前記少なくとも1つの強誘電体キャパシタはダイ面積を保つために前記少なくとも1つのMOSキャパシタのいくつかと置換する、請求項17に記載のシステム。
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