JP6529465B2 - 送受信システム、送信装置、および、受信装置 - Google Patents

送受信システム、送信装置、および、受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、送受信システム、送信装置、および、受信装置に関するものである。
地上デジタル放送等をIP(Internet Protocol)通信ネットワークを介して伝送する技術としては、例えば、特許文献1に開示された技術がある。
特許文献1に開示された技術では、送信装置は、IQデータ抽出部が地上デジタル放送のRF信号からOFDMの各シンボルについてキャリア毎に同相成分データ(Iデータ)および直交成分データ(Qデータ)を抽出し、IP出力部が抽出された同相成分データと直交成分データをIPパケット化して通信ネットワークに出力する。受信装置は、IP受信部が通信ネットワークを介してIPパケット化されたIデータおよびQデータを受信し、OFDM信号生成部がIデータおよびQデータを抽出し、抽出されたIデータおよびQデータを逆フーリエ変換してOFDM信号を生成し、RF信号生成部が生成されたOFDM信号を周波数変換してRF信号として出力する。
このような技術によれば、地上デジタル放送等を通信ネットワークを介して伝送する際の必要な伝送帯域を低減することができる。
特開2011−114469号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、送信側において受信する地上デジタル放送信号が劣化している場合、受信側で放送信号を再生することが困難になるという問題点がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、地上デジタル放送信号が劣化した場合でも放送信号を再生することが可能な送受信システム、送信装置、および、受信装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムにおいて、前記送信装置は、前記放送信号を復調する復調手段と、前記復調手段によって得られたデータを前記通信ネットワークに対して送信する送信手段と、を有し、前記送信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記復調手段による復調途中のデータを前記通信ネットワークに対して送信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記復調手段による復調後の前記データを前記通信ネットワークに対して送信し、前記受信装置は、前記複数の送信装置から送信される前記データを前記通信ネットワークを介して受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記複数の送信装置からの前記データを合成または選択する合成/選択手段と、を有し、前記受信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記送信装置から送信される復調途中の前記データを受信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記送信装置から送信される復調後の前記データを受信し、前記合成/選択手段は、前記受信手段によって受信された復調途中の前記データまたは復調後の前記データを合成または選択する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、地上デジタル放送信号が劣化した場合でも放送信号を再生することが可能となる。
また、本発明は、前記送信手段は、前記送信装置において受信した前記放送信号の受信状態を示す情報を前記データに付加して送信することを特徴とする。
このような構成によれば、受信状態を示す情報を参照することで、受信装置が受信状態を知ることができる。
また、本発明は、前記合成/選択手段は、前記受信状態を示す情報に応じて前記送信装置からのデータを選択することを特徴とする。
このような構成によれば、受信状態が最もよい送信装置からのデータを選択することで、一部の送信装置の受信状態が悪い場合でも放送信号を再生することが可能となる。
また、本発明は、前記合成/選択手段は、前記受信状態を示す情報に応じた重み付けをして前記データまたはその変調信号を合成することを特徴とする。
このような構成によれば、複数のデータを重み付けして合成することで、より確からしいデータを得ることができる。
また、本発明は、前記放送信号の受信状態を示す情報は、MER(Modulation Error Ratio)であることを特徴とする。
このような構成によれば、MERを用いることで、受信状態を正確に判定することができる。
また、本発明は、前記送信手段は、前記放送信号の受信状態を示す値が所定の閾値を超えるか否かで信号の良悪を判断し、良いと判定した場合には前記復調手段による復調途中のデータを送信し、悪いと判定した場合には前記復調手段による復調後のデータを送信する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、復調途中のデータを送信することで、正しいデータの復元をより確実に実行することができる。
また、本発明は、前記合成/選択手段は、前記復調途中のデータについては復調処理を完了した後に合成または選択することを特徴とする。
このような構成によれば、復調途中のデータを送信することで、正しいデータの復元をより確実に実行するとともに、構成を簡略化することができる。
また、本発明は、前記合成/選択手段は、前記復調途中のデータについては合成または選択した後に復調処理を施して復調することを特徴とする。
このような構成によれば、復調途中のデータを送信することで、正しいデータの復元をより確実に実行するとともに、構成を簡略化することができる。
また、本発明は、放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムにおいて、前記送信装置は、前記放送信号を直交復調する直交復調回路と、前記直交復調回路によって得られたデータを前記直交復調回路の局発信号に同期して前記通信ネットワークに対して送信する送信手段と、を有し、前記受信装置は、前記複数の送信装置から送信される前記データを前記通信ネットワークを介して受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記複数の送信装置からの前記データを合成または選択する合成/選択手段と、前記データを直交変調する直交変調回路とを、有し、前記受信手段による前記データの受信のタイミングに応じて、前記直交変調回路の局発信号の周波数を調整する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、送信装置と受信装置における局発信号の不一致に基づくエラーの発生を防止できる。
また、本発明は、地上デジタル放送の放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムの前記送信装置において、前記放送信号を復調する復調手段と、前記復調手段によって得られたデータを前記通信ネットワークに対して送信する送信手段と、を有し、前記送信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記復調手段による復調途中のデータを前記通信ネットワークに対して送信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記復調手段による復調後のデータを前記通信ネットワークに対して送信する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、地上デジタル放送信号が劣化した場合でも放送信号を再生することが可能となる。
また、本発明は、地上デジタル放送の放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムの前記受信装置において、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送されるデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された複数の前記データを合成または選択する合成/選択手段と、を有し、前記受信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記送信装置から送信される復調途中のデータを受信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記送信装置から送信される復調後のデータを受信し、前記合成/選択手段は、前記受信手段によって受信された復調途中のデータまたは復調後のデータを合成または選択する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、地上デジタル放送信号が劣化した場合でも放送信号を再生することが可能となる。
本発明によれば、地上デジタル放送信号が劣化した場合でも放送信号を再生することが可能な送受信システム、送信装置、および、受信装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る送受信システムの構成例を示す図である。 第1実施形態のIP送信装置の詳細な構成例を示す図である。 第1実施形態のIP受信装置の詳細な構成例を示す図である。 第2実施形態のIP受信装置の詳細な構成例を示す図である。 第3実施形態のIP送信装置の詳細な構成例を示す図である。 第3実施形態のIP受信装置の詳細な構成例を示す図である。 第3実施形態のIP送信装置の動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態のIP受信装置の動作を説明するフローチャートである。 第4実施形態のIP送信装置の詳細な構成例を示す図である。 第4実施形態のIP受信装置の動作を説明するフローチャートである。 第5実施形態のIP送信装置の詳細な構成例を示す図である。 第5実施形態のIP受信装置の詳細な構成例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の第1実施形態の構成の説明
図1は、本発明の第1実施形態に係る送受信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る送受信システムは、IP送信装置10−1,10−2、IP受信装置50、および、各家庭に配置されるテレビジョン受像機90−1〜90−3を有している。
ここで、IP送信装置10−1,10−2は、図示しない電波塔から送信される地上デジタル放送を受信してIPパケット化し、通信ネットワーク150−1,150−2をそれぞれ介してIP受信装置50に伝送する。
IP受信装置50は、通信ネットワーク150−1,150−2を介してIP送信装置10−1,10−2から送信されるIPパケットを受信し、例えば、ダイバーシティ処理を施した後、同軸ケーブル190−1〜190−3を介して、各家庭に配置されているテレビジョン受像機90−1〜90−3に配信する。
図2は、図1に示すIP送信装置10−1,10−2の詳細な構成例を示す図である。なお、IP送信装置10−1,10−2は同様の構成とされているので、以下ではこれらをIP送信装置10として説明する。
IP送信装置10は、アンテナ11、チューナ12、局発信号発生器13、乗算器14,15、局発信号発生器16、移相器17、A/D(Analog to Digital)変換回路18,19、FFT(Fast Fourier Transform)回路20、再マッピング回路21、MER(Modulation Error Ratio)検出回路22、P/S(Parallel to Serial)変換回路23、IP(Internet Protocol)符号化回路24、および、E/O(Electrical Optical)変換回路25を有している。
ここで、アンテナ11は、図示しない電波塔から送信される、例えば、地上デジタル放送の電波を受信してチューナ12に供給する。
チューナ12は、アンテナ11によって受信された電波から、所望のチャンネルの放送信号を選局し、局発信号発生器13から供給される局発信号によってIF(Intermediate Frequency)信号に変換して出力する。
乗算器14,15は、チューナ12から出力されるIF信号に対して、局発信号発生器16から出力される局発信号を乗算することでI,Q信号を生成して出力する。より詳細には、乗算器14は、チューナ12から出力されるIF信号に対して、局発信号発生器16から出力される局発信号を乗算することで同相I(In-phase)成分を抽出してI信号として出力する。また、乗算器15は、チューナ12から出力されるIF信号に対して、移相器17によって位相がπ/2だけシフトされた局発信号を乗算することで、直交Q(Quadrature)成分を抽出してQ信号として出力する。
A/D変換回路18,19は、乗算器14,15から出力されるI,Q信号(アナログ信号)を、対応するデジタルデータに変換して出力する。
FFT回路20は、A/D変換回路18,19から供給されるデジタルデータに対してFFT処理を施し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)のシンボルを生成して出力する。
再マッピング回路21は、FFT回路20から供給されるデータに含まれる各キャリアの振幅と位相の情報に基づいて割り当てられている符号を判定する。
MER検出回路22は、再マッピング回路21による再マッピング前後のデータを比較することで、変調誤差比を検出し、検出したMERに関する情報(例えば、MERの値そのものまたはMERの値をエンコーディングした情報等)をIP符号化回路24に供給する。
P/S変換回路23は、再マッピング回路21から出力されるパラレル信号を、シリアル信号に変換して出力する。
IP符号化回路24は、P/S変換回路23から供給されるシリアル信号に、MER検出回路22から供給されるMERに関する情報を付加してIPパケット化し、E/O変換回路25に供給する。
E/O変換回路25は、IP符号化回路24から供給されるIPパケットを対応する光信号に変換し、通信ネットワーク150−1または通信ネットワーク150−2に対して出力する。
図3は、図1に示すIP受信装置50の詳細な構成例を示す図である。図3に示すように、IP受信装置50は、O/E(Electrical Optical)変換回路51−1,51−2、IP復号回路52−1,52−2、S/P(Serial to Parallel)変換回路53−1,53−2、MER検出回路54、選択回路55、IFFT(Inverse FFT)回路56、IQ変調回路57、局発信号発生器58、乗算器59、および、局発信号発生器60を有している。
ここで、O/E変換回路51−1,51−2は、IP送信装置10−1,10−2からそれぞれ送信される光信号を受信し、対応する電気信号に変換して出力する。
IP復号回路52−1,52−2は、O/E変換回路51−1,51−2から供給される電気信号で表現されたIPパケットを復号処理して、IPパケットに含まれるデータを抽出して出力する。
S/P変換回路53−1,53−2は、IP復号回路52−1,52−2から供給されるシリアル信号を、パラレル信号に変換して出力する。
MER検出回路54は、IP復号回路52−1,52−2によって復号されるデータに含まれているMERに関する情報を検出し、検出したMERに関する情報に基づいて選択回路55を制御する。
選択回路55は、MER検出回路54の制御に応じて、S/P変換回路53−1,53−2から出力されるパラレル信号を択一的に選択して出力する。
IFFT回路56は、選択回路55から出力されるデータに対してIFFT処理を施し、OFDM信号を生成して出力する。
IQ変調回路57は、局発信号発生器58から供給される局発信号によって、IFFT回路56から出力されるOFDM信号に対してIQ変調を施して出力する。
乗算器59は、局発信号発生器60から供給される局発信号によって、IQ変調が施された信号を所定の周波数にアップコンバートして出力する。
(B)本発明の第1実施形態の動作の説明
つぎに、第1実施形態の動作について説明する。以下では、まず、第1実施形態の動作の概要について説明した後、図1〜図3を参照して詳細な動作を説明する。
図示しない電波塔(1または複数の電波塔)から送信された地上デジタル放送は、IP送信装置10―1,10―2の各々に配置されたアンテナによって受信される。IP送信装置10―1,10―2は、異なる場所に配置されており、電波塔との間の地理的状況が異なることから、受信する地上デジタル放送の放送信号の状態も、IP送信装置10―1,10―2のそれぞれで異なる場合がある。
そこで、第1実施形態では、IP送信装置10―1,10―2は、受信状態を示す情報を含むMERを検出し、検出したMERに関する情報(例えば、MERの値そのものまたはMERの値をエンコードした情報)をIPパケットに対して付加して通信ネットワーク150−1,150−2を介して送信する。
IP受信装置50では、MER検出回路54によって、IP送信装置10―1,10―2から送信されるIPパケットに付加されているMERに関する情報を抽出する。MER検出回路54は、MERに関する情報を参照してIP送信装置10―1,10―2のうち、受信状態が良好な側から受信したIPパケットを選択回路55によって選択し、OFDM信号に変換してテレビジョン受像機90−1〜90−3に供給する。このような動作によれば、IP受信装置50からテレビジョン受像機90−1〜90−3に対して送信されるOFDM信号は、IP送信装置10―1,10―2によって受信された地上デジタル放送のうち、信号の状態が良好な信号に基づいて生成されることから、IP送信装置10―1,10―2によって受信される地上デジタル放送信号の一方が劣化している場合でも、他方の放送信号を選択することで、テレビジョン受像機90−1〜90−3が放送信号を再生することができる。
つぎに、図1〜図3を参照して第1実施形態の詳細な動作について説明する。図示しない電波塔から送信された地上デジタル放送信号は、IP送信装置10−1,10−2のアンテナ11によって受信される。
IP送信装置10−1,10−2のチューナ12は、アンテナ11によって受信された地上デジタル放送信号から所望のチャンネルを選択し、局発信号発生器13から供給される局発信号によってIF信号に変換して出力する。
チューナ12から出力されるIF信号は、乗算器14,15に供給される。乗算器14,15は、チューナ12から出力されるIF信号からI,Q成分を抽出し、A/D変換回路18,19に供給する。
A/D変換回路18,19は、I,Q信号をデジタルデータに変換して出力する。FFT回路20は、A/D変換回路18,19から出力されるデジタルデータに対してFFT処理を施し、得られたデータを出力する。
再マッピング回路21は、FFT回路20から出力されるデータから各キャリアの振幅と位相の情報に基づいて割り当てられている符号を判定する。より詳細には、再マッピング回路21は、キャリア毎のI,Qデータから64QAM、16QAM、付随信号(パイロット信号、TMCC等)を分離し、I,Qデータを7ビットデータにマッピングする。
MER検出回路22は、64QAM、16QAM等のコンスタレーションの理想的なシンボル位置から受信シンボルまでのベクトル量の比をデシベル値で示したMERを検出し、IP符号化回路24に供給する。
P/S変換回路23は、再マッピング回路21から出力されるパラレル信号をシリアル信号に変換してIP符号化回路24に供給する。IP符号化回路24は、P/S変換回路23から供給されるシリアル信号に対して、MER検出回路22によって検出されたMERに関する情報を付加した後、IPパケットに変換してE/O変換回路25に供給する。
E/O変換回路25は、IP符号化回路24から供給されるIPパケットを光信号に変換して出力する。
以上の処理により、IP送信装置10−1,10−2からは、MERに関する情報が付加されたIPパケットが送信される。
IP受信装置50では、IP送信装置10−1,10−2から通信ネットワーク150−1,150−2を介して送信されるIPパケットを受信する。より詳細には、O/E変換回路51−1は、IP送信装置10−1から送信されたIPパケットを受信し、対応する電気信号に変換して出力する。O/E変換回路51−2も同様に、IP送信装置10−2から送信されたIPパケットを受信し、対応する電気信号に変換して出力する。
IP復号回路52−1,52−2は、O/E変換回路51−1,51−2から供給されるIPパケットを復号し、IPパケットに含まれているデータを抽出してS/P変換回路53−1,53−2にそれぞれ供給する。S/P変換回路53−1,53−2は、IP復号回路52−1,52−2から供給されるシリアル信号をパラレル信号に変換して出力する。
選択回路55は、MER検出回路54の制御に基づいて、S/P変換回路53−1およびS/P変換回路53−2のいずれか一方の出力を選択して、IFFT回路56に供給する。より詳細には、IP送信装置10−1の受信状態の方が、IP送信装置10−2の受信状態よりも良好である場合、より詳細には、例えば、IP送信装置10−1のMERに関する値の方がIP送信装置10−2のMERに関する値よりもその値が大きいので、MER検出回路54は、IP送信装置10−1のMERに関する値の方が大きいことを検出し、選択回路55を制御してS/P変換回路53−1の出力を選択させる。この結果、受信状態が良好なIP送信装置10−1からのデータが選択され、IFFT回路56に供給される。一方、IP送信装置10−2の受信状態の方が、IP送信装置10−1の受信状態よりも良好である場合には、MER検出回路54は、選択回路55を制御してS/P変換回路53−2の出力を選択させる。なお、IP送信装置10−1の受信状態と、IP送信装置10−2の受信状態がともに良好である場合には、MER検出回路54は、予め定められた方(例えば、IP送信装置10−1)を選択するようにしてもよい。
IFFT回路56は、選択回路55から供給されるデータに対してIFFT処理を施し、得られるOFDMデータをIQ変調回路57に供給する。IQ変調回路57は、局発信号発生器58から供給される所定の周波数の局発信号によって、IFFT回路56から供給されるデータをIQ変調して出力する。乗算器59は、局発信号発生器60から供給されるデータをアップコンバートし、同軸ケーブル190−1〜190−3を介して、各家庭に配置されたテレビジョン受像機90−1〜90−3に配信する。
以上の動作によれば、IP送信装置10−1,10−2によって受信された地上デジタル放送信号のうち、受信状態が良好な方が選択されてテレビジョン受像機90−1〜90−3に供給されるので、IP送信装置10−1,10−2の一方の受信状態が悪い場合でも、他方が選択されるので、地上デジタル放送をテレビジョン受像機90−1〜90−3によって再生するとこができる。
(C)本発明の第2実施形態の構成の説明
つぎに、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態では、図1に示す構成において、IP受信装置50の構成が第1実施形態とは異なっている。そこで、以下では、図4を参照して、第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態のIP受信装置50の構成例を示す図である。なお、図4において、図3と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4の構成例は、図3と比較すると、選択回路55が合成回路63に置換されている。また、図3において、選択回路55の後段に配置されていたIFFT回路56、IQ変調回路57、および、局発信号発生器58が、合成回路63の前段に、IFFT回路56−1,56−2、IQ変調回路57−1,57−2、および、局発信号発生器58−1,58−2として配置されている。また、IQ変調回路57−1,57−2の後段に、位相回路61−1,61−2および係数倍器62−1,62−2が追加されている。また、MER検出回路54は、MERに関する情報に応じて、係数倍器62−1,62−2を制御する構成とされている。これら以外は、図3と同様である。
(D)本発明の第2実施形態の動作の説明
つぎに、第2実施形態の動作について説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と比較すると、IP受信装置50の動作のみが異なっているので、以下では、IP受信装置50の動作を中心に説明する。
O/E変換回路51−1,51−2は、IP送信装置10−1,10−2から送信された光信号を受信して対応する電気信号に変換してIP復号回路52−1,52−2に供給する。IP復号回路52−1,52−2は、O/E変換回路51−1,51−2から供給されるIPパケットを復号し、IPパケットに含まれているデータを抽出してS/P変換回路53−1,53−2に供給する。
S/P変換回路53−1,53−2は、IP復号回路52−1,52−2から供給されるシリアル信号をパラレル信号に変換して出力する。IFFT回路56−1,56−2は、S/P変換回路53−1,53−2から供給されるデータに対してIFFT処理を施し、得られるOFDMデータをIQ変調回路57−1,57−2に供給する。
IQ変調回路57−1,57−2は、局発信号発生器58−1,58−2から供給される局発信号によって、IFFT回路56−1,56−2から供給されるデータをIQ変調して出力する。位相回路61−1,61−2は、IQ変調回路57−1,57−2から出力される信号の位相を一致させて合成するように調整して出力する。
係数倍器62−1,62−2は、位相回路61−1,61−2から出力される信号を、MER検出回路54から供給され係数倍して出力する。より詳細には、MER検出回路54は、IP復号回路52−1,52−2によって検出されたMERに関する情報に基づいて定まる係数を係数倍器62−1,62−2に供給する。具体的には、例えば、MER検出回路54によって検出されたIP送信装置10−1のMERがXであり、IP送信装置10−2のMERがYである場合、係数倍器62−1にはX/Y(または、X/(X+Y))を係数として供給し、係数倍器62−2にはY/X(または、Y/(X+Y))を係数として供給する。この結果、係数倍器62−1,62−2の係数は、IP送信装置10−1,10−2の受信状態が良好な場合には大きい値が設定され、受信状態が良好でない場合には小さい値が設定されることから、受信状態の良好な側の信号がより大きい値を有して出力される。
合成回路63は、係数倍器62−1,62−2から出力される信号を合成(例えば、加算)して乗算器59に供給する。乗算器59は、合成回路63から出力される信号を、局発信号発生器60から供給される局発信号によってアップコンバートし、同軸ケーブル190−1〜190−3を介して、各家庭に配置されたテレビジョン受像機90−1〜90−3に配信する。
以上の第2実施形態によれば、位相回路61−1,61−2から供給される信号に対して、係数倍器62−1,62−2によってMERに関する値に応じた係数を乗じた後に、合成回路63によって合成するようにした。このため、IP送信装置10−1,10−2のいずれか一方の受信状態が不良である場合には、受信状態が良好な他方の信号の比重を大きくして合成することができる。また、双方の受信状態が良好でない場合には、IP送信装置10−1,10−2から送信されたデータを合成することで平均化し、より確からしい情報をテレビジョン受像機90−1〜90−3に供給することができる。
(E)本発明の第3実施形態の構成の説明
つぎに、図5および図6を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態は、図1に示す構成において、IP送信装置10−1,10−2およびIP受信装置50の構成が異なっている。これら以外の構成は図1の場合と同様である。
図5は第3実施形態に係るIP送信装置10の構成例を示す図である。なお、図5において、図2と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図2と比較すると図5では、検査符号検査回路31、スイッチ32,33が追加され、P/S変換回路23がP/S変換回路23−1に置換され、P/S変換回路23−2が追加されている。これら以外の構成は、図2と同様である。
ここで、検査符号検査回路31は、例えば、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration and Control)等の検査符号にエラーが存在するか否かの検査を行い、検査結果に基づいてスイッチ33を制御する。
スイッチ32は、MER検出回路22によって制御され、FFT回路20の出力および再マッピング回路21の出力のいずれか一方を選択してP/S変換回路23−1に供給する。
P/S変換回路23−1は、スイッチ32から出力されるパラレル信号をシリアル信号に変換してスイッチ33に供給する。P/S変換回路23−2は、A/D変換回路18,19から出力されるパラレル信号をシリアル信号に変換してスイッチ33に供給する。
スイッチ33は、検査符号検査回路31によって制御され、P/S変換回路23−1,23−2の一方の出力を選択して出力する。
図6は、第3実施形態に係るIP受信装置50の構成例を示す図である。なお、図6において、図3と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図6では図3と比較すると、FFT回路71−1,71−2、制御回路72、再マッピング回路73−1,73−2、および、スイッチ74−1,74−2が追加されている。これら以外の構成は、図3と同様である。
ここで、FFT回路71−1,71−2は、IP送信装置10が有するFFT回路20と同様に、スイッチ74−1,74−2を介してIP復号回路52−1,52−2から供給されるデータに対してFFT処理を施して出力する。
制御回路72は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるOFDMのシンボル長に基づいて、スイッチ74−1,74−2および選択回路55を制御する。
再マッピング回路73−1,73−2は、IP送信装置10が有する再マッピング回路21と同様に、スイッチ74−1,74−2を介してIP復号回路52−1,52−2から供給されるデータに対して再マッピング処理を施して出力する。
(F)本発明の第3実施形態の動作の説明
つぎに、第3実施形態の動作について説明する。なお、以下では、図5および図6を参照して、第3実施形態の動作の概要について説明した後に、図7および図8を参照して詳細な動作について説明する。
第3実施形態では、IP送信装置10−1,10−2は、検査符号の状態と、MERの状態に応じて、以下の3つの動作パターンから所定のパターンが選択される。
(1)検査符号にエラーがなく、MERが所定値(例えば、20dB)以上の場合には、IQデータを1シンボル当たり7ビット以下で符号化して送信する。
(2)検査符号にエラーがなく、MERが所定値(例えば、20dB)未満の場合には、IQデータを1シンボル当たり14ビット以下で符号化して送信する。
(3)検査符号にエラーがある場合には、ベースバンドIQの時間軸波形を1サンプル当たり、28ビット以下で符号化して送信する。
すなわち、検査符号検査回路31によって検査符号にエラーがないと判定され、かつ、MER検出回路22によってMERが所定値(例えば、20dB)以上と判定された場合(前述の(1)の場合)には、検査符号検査回路31はスイッチ33を制御してP/S変換回路23−1の出力を選択させるとともに、MER検出回路22がスイッチ32を制御して再マッピング回路21の出力を選択させる。これにより、再マッピング回路21の出力が選択され、IQデータが1シンボル当たり7ビット以下で符号化されて送信される。
また、検査符号検査回路31によって検査符号にエラーがないと判定され、かつ、MER検出回路22によってMERが所定値(例えば、20dB)未満と判定された場合(前述の(2)の場合)には、検査符号検査回路31はスイッチ33を制御してP/S変換回路23−1の出力を選択させるとともに、MER検出回路22がスイッチ32を制御してFFT回路20の出力を選択させる。これにより、FFT回路20の出力が選択され、IQデータが1シンボル当たり14ビット以下で符号化されて送信される。
さらに、検査符号検査回路31によって検査符号にエラーがあると判定された場合(前述の(3)の場合)には、検査符号検査回路31はスイッチ33を制御してP/S変換回路23−2の出力を選択させる。これにより、A/D変換回路18,19の出力が選択され、ベースバンドIQの時間軸波形を1サンプル当たり、28ビット以下で符号化されて送信される。
IP受信装置50では、制御回路72が、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータのビット長に応じて、スイッチ74−1,74−2の接続を切り換える。例えば、IP復号回路52−1から出力されるデータのビット長が7ビットである場合には、制御回路72は、スイッチ74−1によってS/P変換回路53−1を選択させる。この結果、IP復号回路52−1から出力されるデータはS/P変換回路53−1に供給される。また、IP復号回路52−1から出力されるデータのビット長が14ビットである場合には、制御回路72は、スイッチ74−1によって再マッピング回路73−1を選択させる。この結果、IP復号回路52−1から出力されるデータは再マッピング回路73−1に供給される。さらに、IP復号回路52−1から出力されるデータのビット長が28ビットである場合には、制御回路72は、スイッチ74−1によってFFT回路71−1を選択させる。この結果、IP復号回路52−1から出力されるデータはFFT回路71−1に供給される。なお、スイッチ74−2についても、スイッチ74−1と同様の制御がされる。
つぎに、制御回路72は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータのビット長を比較し、S/P変換回路53−1,53−2のうち、短い方のデータに対応する方を選択回路55に選択させる。例えば、IP復号回路52−1の出力データのビット長が7ビットで、IP復号回路52−1の出力データのビット長が14ビットである場合には、制御回路72は、選択回路55を制御してS/P変換回路53−1の出力を選択させる。なお、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータのビット長が等しい場合には、制御回路72は、選択回路55を制御して、予め定められている方を選択させてもよい。
以上の動作によれば、IP送信装置10−1,10−2の受信状態に応じたビット長のデータを送信し、IP受信装置50ではビット長が短いデータを選択することで、受信状態が良好なデータを選択することができる。
つぎに、図7を参照して、IP送信装置10において実行される処理の一例について説明する。図7に示す処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、MER検出回路22は、再マッピング回路21の入出力を比較することで、MERを検出する。
ステップS11では、検査符号検査回路31は、再マッピング回路21の出力を参照して、検査符号を検出する。
ステップS12では、検査符号検査回路31は、ステップS11で検出した検査符号にエラーがあるか否かを判定し、エラーがある場合(ステップS12:Y)にはステップS13に進み、それ以外の場合(ステップS12:N)にはステップS14に進む。
ステップS13では、検査符号検査回路31は、スイッチ33を制御して、P/S変換回路23−2の出力を選択させる。これにより、IP符号化回路24には、A/D変換回路18,19から出力されるデータが供給される。
ステップS14では、検査符号検査回路31は、スイッチ33を制御して、P/S変換回路23−1の出力を選択させる。
ステップS15では、MER検出回路22は、ステップS10で検出したMERが所定の閾値Th(例えば、20dB)以上であるか否かを判定し、所定の閾値Th以上であると判定した場合(ステップS15:Y)にはステップS16に進み、それ以外の場合(ステップS15:N)にはステップS17に進む。
ステップS16では、MER検出回路22は、スイッチ32を制御して、再マッピング回路21の出力を選択させる。これにより、IP符号化回路24には、再マッピング回路21から出力されるデータが供給される。
ステップS17では、MER検出回路22は、スイッチ32を制御して、FFT回路20の出力を選択させる。これにより、IP符号化回路24には、FFT回路20から出力されるデータが供給される。
ステップS18では、MER検出回路22は、処理を継続するか否かを判定し、処理を継続すると判定した場合(ステップS18:Y)にはステップS10に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS18:N)には処理を終了する。
つぎに、図8を参照して、IP受信装置50において実行される処理について説明する。図8に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS30では、制御回路72は、IP復号回路52−1から出力されるデータを取得する。
ステップS31では、制御回路72は、ステップS30で取得したIQデータの1シンボルが7ビット以下で構成されているか否かを判定し、7ビット以下で構成されていると判定した場合(ステップS31:Y)にはステップS32に進み、それ以外の場合(ステップS31:N)にはステップS33に進む。
ステップS32では、制御回路72は、スイッチ74−1を制御して、FFT回路71−1の入力を選択させる。この結果、IP復号回路52−1から出力されるデータは、スイッチ74−1を介して、FFT回路71−1に供給される。
ステップS33では、制御回路72は、ステップS30で取得したIQデータの1シンボルが14ビット以下で構成されているか否かを判定し、14ビット以下で構成されていると判定した場合(ステップS33:Y)にはステップS34に進み、それ以外の場合(ステップS33:N)にはステップS35に進む。
ステップS34では、制御回路72は、スイッチ74−1を制御して、再マッピング回路73−1の入力を選択させる。この結果、IP復号回路52−1から出力されるデータは、スイッチ74−1を介して、再マッピング回路73−1に供給される。
ステップS35では、制御回路72は、スイッチ74−1を制御して、S/P変換回路53−1の入力を選択させる。この結果、IP復号回路52−1から出力されるデータは、スイッチ74−1を介して、S/P変換回路53−1に供給される。
ステップS36では、制御回路72は、IP復号回路52−2から出力されるデータを取得する。
ステップS37では、制御回路72は、ステップS36で取得したIQデータの1シンボルが7ビット以下で構成されているか否かを判定し、7ビット以下で構成されていると判定した場合(ステップS37:Y)にはステップS38に進み、それ以外の場合(ステップS37:N)にはステップS39に進む。
ステップS38では、制御回路72は、スイッチ74−2を制御して、FFT回路71−2の入力を選択させる。この結果、IP復号回路52−2から出力されるデータは、スイッチ74−2を介して、FFT回路71−2に供給される。
ステップS39では、制御回路72は、ステップS36で取得したIQデータの1シンボルが14ビット以下で構成されているか否かを判定し、14ビット以下で構成されていると判定した場合(ステップS39:Y)にはステップS40に進み、それ以外の場合(ステップS39:N)にはステップS41に進む。
ステップS40では、制御回路72は、スイッチ74−2を制御して、再マッピング回路73−2の入力を選択させる。この結果、IP復号回路52−2から出力されるデータは、スイッチ74−2を介して、再マッピング回路73−2に供給される。
ステップS41では、制御回路72は、スイッチ74−2を制御して、S/P変換回路53−2の入力を選択させる。この結果、IP復号回路52−2から出力されるデータは、スイッチ74−2を介して、S/P変換回路53−2に供給される。
ステップS42では、制御回路72は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータを参照し、ビット数が少ない方に対応するS/P変換回路53−1,53−2を選択回路55によって選択させる。例えば、IP復号回路52−1の出力が7ビットで、IP復号回路52−2の出力が14ビットの場合には、制御回路72は、選択回路55を制御してS/P変換回路53−1の出力を選択させる。逆に、IP復号回路52−1の出力が14ビットで、IP復号回路52−2の出力が7ビットの場合には、制御回路72は、選択回路55を制御してS/P変換回路53−2の出力を選択させる。また、IP復号回路52−1とIP復号回路52−2の出力のビット数が同じである場合には、いずれか一方(例えば、予め決められている方)を、選択回路55によって選択させる。
ステップS43では、制御回路72は、処理を継続するか否かを判定し、処理を継続すると判定した場合(ステップS43:Y)にはステップS30に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS43:N)には処理を終了する。
以上に説明したように、本発明の第3実施形態では、IP送信装置10は、MERと検査符号を参照し、受信状態が良好な場合には復調が完了したデータを送信し、受信状態が良好でない場合には復調途中のデータを送信するようにした。また、IP受信装置50では、受信データのビット数に応じてスイッチ74−1,74−2を切り換え、FFT回路71−1,71−2および再マッピング回路73−1,73−2を必要に応じて経由させるようにした。また、選択回路55は、ビット数の少ない方を選択して出力するようにした。このため、IP送信装置10−1,10−2のうち、受信状態が良好な方を選択してデータを受信することができる。また、受信状態が良好でない場合には、復調途中のデータを送信するようにしたので、IP受信装置50における信号の状態を監視することで、遠隔地にあるIP送信装置10−1,10−2の受信状態を知ることができる。
(G)本発明の第4実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第4実施形態の構成について説明する。第4実施形態では、IP送信装置10は図5と同様の構成とされ、IP受信装置50は図9に示す構成とされている。そこで、以下では、図9を参照して、IP受信装置50の構成について詳細に説明する。
図9において、図6と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図9では、図6と比較すると、スイッチ81、合成回路82、および、スイッチ83が追加されている。また、FFT回路71−1,71−2が除外されてFFT回路71が追加され、再マッピング回路73−1,73−2が除外されて再マッピング回路73が追加され、スイッチ74−1,74−2が除外されてスイッチ74が追加され、また、制御回路72が制御回路84に置換されている。さらに、選択回路55が除外されている。これら以外は、図6の場合と同様である。
ここで、スイッチ81は、制御回路84の制御に応じて、IP復号回路52−1,52−2の出力を合成回路82およびスイッチ83のいずれか一方に供給する。
合成回路82は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータを合成して出力する。
スイッチ83は、制御回路84によって制御され、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータの一方を選択して出力する。
制御回路84は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータのビット長に基づいて、スイッチ81、合成回路82、スイッチ83、および、スイッチ74を制御する。
(H)本発明の第4実施形態の動作の説明
つぎに、第4実施形態の動作について説明する。なお、IP送信装置10の動作は、第3実施形態と同様であるので、以下では、IP受信装置50の動作を中心に説明する。
前述のように、第4実施形態では、IP送信装置10の動作は、第3実施形態と同様であり、IP送信装置10−1,10−2の受信状態に応じて、1シンボルのビット長(数)が異なるデータを送信する。
IP受信装置50では、制御回路84は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるIQデータの1シンボルについてのビット長を参照し、これら2つのビット長が等しい場合(IP送信装置10−1,10−2の受信状態が同じ場合)には、スイッチ81を制御して、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータを合成回路82に供給し、異なる場合(IP送信装置10−1,10−2の受信状態が異なる場合)には、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータをスイッチ33に供給する。
IP復号回路52−1,52−2から出力されるIQデータの1シンボルについてのビット長が等しい場合、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータは合成回路82に供給され、そこで、これらのデータ(ビット数が等しいデータ)が合成される。なお、合成の方法としては、例えば、2つのデータの平均値を計算することで求めることができる。なお、IP復号回路が3つ以上存在する場合には、3つ以上のデータに基づいて多数決処理を実行するようにしてもよい。
合成回路82から出力されるデータは、スイッチ74に供給される。制御回路84は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるIQデータの1シンボルについてのビット長に基づいて、スイッチ74を切り換える。より詳細には、1シンボルについてのビット長が28ビットの場合には、制御回路84は、スイッチ74を制御してFFT回路71の入力を選択させ、1シンボルについてのビット長が14ビットの場合には再マッピング回路73の入力を選択させ、1シンボルについてのビット長が7ビットの場合にはS/P変換回路53の入力を選択させる。
以上の動作により、IP送信装置10−1,10−2の受信状態が同じ場合には、合成回路82においてIP復号回路52−1,52−2から出力されるデータが合成された後、ビット数に応じて、FFT回路71、再マッピング回路73、S/P変換回路53のいずれかに入力される。この結果、受信状態が同じ場合には、データを合成することで、より確からしいデータを再生することができる。
一方、IP送信装置10−1,10−2の受信状態が異なる場合には、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータは、スイッチ81を介してスイッチ83に供給される。制御回路84は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるデータのうち、ビット長が短い方を、スイッチ83を制御して選択させる。この結果、例えば、IP復号回路52−1から出力されるデータの方がIP復号回路52−2から出力されるデータよりもビット長が短い場合には、制御回路84は、スイッチ83を制御して、IP復号回路52−1から出力されるデータを選択させる。これにより、IP送信装置10−1,10−2のうち、受信状態が良好な方によって受信されたデータがスイッチ83を介して、スイッチ74に供給される。
制御回路84は、IP復号回路52−1,52−2から出力されるIQデータのうち、ビット長が短い方のデータのビット長に基づいて、スイッチ74を切り換える。より詳細には、短い方の1シンボルについてのビット長が28ビットの場合には、制御回路84は、スイッチ74を制御してFFT回路71の入力を選択させ、1シンボルについてのビット長が14ビットの場合には再マッピング回路73の入力を選択させ、1シンボルについてのビット長が7ビットの場合にはS/P変換回路53の入力を選択させる。
以上の動作により、IP送信装置10−1,10−2の受信状態が異なる場合には、受信状態が良好な方のデータが選択された後、ビット数に応じて、FFT回路71、再マッピング回路73、S/P変換回路53のいずれかに入力される。この結果、受信状態が異なる場合には、受信状態が良好な方を選択することで、より確からしいデータを再生することができる。
つぎに、図10を参照して、第4実施形態のIP受信装置50において実行される処理の一例について説明する。図10に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS50では、制御回路84は、IP復号回路52−1から出力されるIQデータの1シンボルについてのビット長を変数Aに代入する。
ステップS51では、制御回路84は、IP復号回路52−2から出力されるIQデータの1シンボルについてのビット長を変数Bに代入する。
ステップS52では、制御回路84は、変数Aと変数Bに格納されたビット長を比較し、これらが等しい場合(ステップS52:Y)にはステップS53に進み、それ以外の場合(ステップS52:N)にはステップS54に進む。
ステップS53では、制御回路84は、スイッチ81を制御して、合成回路82の入力を選択させる。
ステップS54では、制御回路84は、スイッチ81を制御して、スイッチ83の入力を選択させる。
ステップS55では、制御回路84は、変数Aと変数Bに格納されたビット長のうちビット長が短い方を選択して変数Cに格納する。なお、min(A,B)は、括弧内の値(変数に格納された値)のうち、値が小さい方を選択する関数である。なお、値が等しい場合には、当該値が選択される。
ステップS56では、制御回路84は、変数Cに格納されているビット長が7ビット以下であるか否かを判定し、7ビット以下である場合(ステップS56:Y)にはステップS57に進み、それ以外の場合(ステップS56:N)にはステップS58に進む。
ステップS57では、制御回路84は、スイッチ74を制御してS/P変換回路53の入力を選択させる。
ステップS58では、制御回路84は、変数Cに格納されているビット長が14ビット以下であるか否かを判定し、14ビット以下である場合(ステップS58:Y)にはステップS59に進み、それ以外の場合(ステップS58:N)にはステップS60に進む。
ステップS59では、制御回路84は、スイッチ74を制御して再マッピング回路73の入力を選択させる。
ステップS60では、制御回路84は、スイッチ74を制御してFFT回路71の入力を選択させる。
ステップS61では、制御回路84は、処理を継続するか否かを判定し、処理を継続すると判定した場合(ステップS61:Y)にはステップS50に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS61:N)には処理を終了する。
以上に説明したように、本発明の第4実施形態では、IP送信装置10−1,10−2の受信状態が同じである場合には受信データを合成回路82によって合成するようにしたので、より確からしいデータを再生することができる。また、IP送信装置10−1,10−2の受信状態が異なる場合にはより良好な受信データをスイッチ83によって選択するようにしたので、より確からしいデータを再生することができる。
また、第4実施形態では、FFT回路71、再マッピング回路73、スイッチ74を共通の構成としたので、装置の構成を簡略化することができる。
(I)本発明の第5実施形態の構成の説明
つぎに、本発明の第5実施形態について説明する。図11は第5実施形態のIP送信装置10の構成例である。また、図12は第5実施形態のIP受信装置50の構成例を示す図である。
図11において、図2と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図11では、図2と比較すると、タイミング生成回路35が追加されている。これ以外の構成は、図2と同様である。ここで、タイミング生成回路35は、局発信号発生器16から出力される局発信号に同期して、IPパケットを送信するタイミング信号を生成して出力する。
図12において、図4と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図12では、図4と比較すると、周波数制御回路85−1,85−2が追加されている。これら以外の構成は、図4と同様である。ここで、周波数制御回路85−1は、IP復号回路52−1によるIPパケットの受信タイミングに基づいて、局発信号発生器58−1の発振周波数を調整する。周波数制御回路85−2は、IP復号回路52−2によるIPパケットの受信タイミングに基づいて、局発信号発生器58−2の発振周波数を調整する。
(J)本発明の第5実施形態の動作の説明
つぎに、第5実施形態の動作について説明する。第5実施形態では、IP送信装置10−1,10−2のIP符号化回路24は、局発信号発生器16から出力される局発信号に同期して、IPパケットを生成して出力する。
このようにして、一定の周期で送信されるIPパケットは、通信ネットワーク150−1,150−2を介して、IP受信装置50に伝送される。
IP受信装置50では、O/E変換回路51−1,51−2によってIPパケットが電気信号に変換されてIP復号回路52−1,52−2に供給される。IP復号回路52−1,52−2は、O/E変換回路51−1,51−2から供給されるIPパケットを復号してS/P変換回路53−1,53−2に供給する。周波数制御回路85−1,85−2は、IP復号回路52−1,52−2によってIPパケットが受信されるタイミングに同期して、局発信号発生器58−1,58−2の発振周波数を制御する。より詳細には、IP符号化回路24によるIPパケットの送信タイミングは、局発信号発生器16の局発信号に同期しているので、IP復号回路52−1,52−2によるIPパケットの受信のタイミングは局発信号発生器16の局発信号に同期している。このため、IPパケットの受信のタイミングに応じて局発信号発生器58−1,58−2を調整することで、局発信号発生器58−1,58−2が発生する局発信号を、IP送信装置10−1,10−2がそれぞれ有する局発信号発生器16に同期させることができる。これにより、例えば、局発信号発生器16の周波数が基準値からずれたり、変動したりした場合であっても、受信側も同じ周波数に合わせることで、データを確実に受信することができる。
(K)変形実施形態の説明
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、第1実施形態では、MERに関する値をIPパケットに付加して送信し、MERではなく、受信状態を示す他の指標値、例えば、BER(Bit Error Rate)を用いるようにしてもよい。
また、第3実施形態では、図5に示すIP送信装置10は、A/D変換回路18,19、FFT回路20、または、再マッピング回路21の出力信号のいずれかを選択して送信するようにしたが、FFT回路20、または、再マッピング回路21の出力信号のいずれかを選択して送信するようにしてもよい。
また、第3実施形態では、IP復号回路52−1,52−2によって受信されるデータのビット長に応じて選択回路55を切り換えるようにしたが、例えば、IP送信装置10においてIPパケットに、受信状態を示す情報(例えば、MERまたはBERに関する情報)を付加して送信し、IP受信装置50では、この受信状態を示す情報を参照して、選択回路55を切り換えるようにしてもよい。そのような制御によれば、例えば、IP復号回路52−1,52−2によって受信されるデータのビット長が同じ場合には、値の大小比較に基づいて、受信状態が良好な方のデータを選択することができるので、より受信状態が良好なデータを選択することができる。
また、第3実施形態では、図6に示すように、IP受信装置50では、復調したデータを選択回路55によって選択するようにしたが、例えば、図4に示すように復調したデータを合成回路によって合成するようにしてもよい。
また、第4実施形態の場合も前述の場合と同様に、IP送信装置10においてIPパケットに受信状態を示す情報(例えば、MERまたはBERに関する情報)を付加して送信し、IP受信装置50では、受信状態を示す情報を参照して、スイッチ81を切り換えるようにしてもよい。
また、第5実施形態では、IP送信装置10は、IP符号化回路24の符号化のタイミングを、局発信号発生器16が発生する局発信号に同期させるようにし、また、IP受信装置50は、IP復号回路52−1,52−2の復号のタイミングに基づいて局発信号発生器58−1,58−2の発振周波数を制御するようにした。しかしながら、IP送信装置10は、E/O変換回路25の変換のタイミングを、局発信号発生器16が発生する局発信号に同期させるようにし、また、IP受信装置50は、O/E変換回路51−1,51−2の変換のタイミングに基づいて局発信号発生器58−1,58−2の発振周波数を制御するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、IP送信装置10−1,10−2およびIP受信装置50としては、1チャンネル分の放送信号を送受信する構成例を示したが、同様の構成を追加することで、複数チャンネル分の放送信号を送受信可能としてもよい。
また、以上の各実施形態では、2つのIP送信装置10−1,10−2を有する場合を例に挙げて説明したが、3つ以上のIP送信装置を有する構成としてもよい。3つ以上の構成とする場合には、IP受信装置50がIP送信装置の数に応じて、回路構成を追加するようにすればよい。また、テレビジョン受像機90−1〜90−3も、4つ以上または2つ以下としてもよい。
また、以上の各実施形態では、IP受信装置50とテレビジョン受像機90−1〜90−3の間は、同軸ケーブル190−1〜190−3によって接続するようにしたが、例えば、電波によって接続するようにしてもよい。例えば、IP受信装置50の出力を電波として送信し、山間部や高層ビル陰、地下街など地上デジタル放送の電波が直接受信できない地域に、電波を配信するギャップフィラーとして機能するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、IP受信装置50は、IP送信装置10−1,10−2からのIPパケットを受信してOFDM変調して送信する構成としたが、例えば、IP受信装置50に、記憶装置(例えば、HDD(Hard Disk Drive)等)を具備し、IPパケットに含まれているデータを記憶するようにしてもよい。そのような構成によれば、記憶されているデータを解析することで、離れた場所に存在するIP送信装置10−1,10−2の受信状態を1カ所で解析することができる。また、第3および第4実施形態では、IP送信装置10−1,10−2が復調途中のデータを送信するので、復調途中のデータを解析することで、受信状態をより正確に解析することができる。なおかつ、解析の必要の無い良好な受信状態では少ないビット長で伝送するため、より解析の重要度が高い、悪い受信状態を反映した情報の伝送に、限られた通信容量を割り振る事が可能となる。
10−1,10−2 IP送信装置(送信装置)
11 アンテナ
12 チューナ
13,16 局発信号発生器
14,15 乗算器
17 移相器
18,19 A/D変換回路
20,71−1,71−2 FFT回路(復調手段)
21,73−1,73−2 再マッピング回路(復調手段)
22 MER検出回路
23 P/S変換回路
24 IP符号化回路(送信手段)
25 E/O変換回路(送信手段)
31 検査符号検出回路
32,33 スイッチ
35 タイミング生成回路
50 IP受信回路(受信装置)
51−1,51−2 O/E変換回路(受信手段)
52−1,52−2 IP復号回路(受信手段)
53−1,53−2 S/P変換回路
54 MER検出回路
55 選択回路(選択/合成手段)
56 IFFT回路
57 IQ変調回路
58,60 局発信号発生器
59 乗算器
61−1,61−2 位相回路
62−1,62−2 係数倍器
63,82 合成回路(選択/合成手段)
72,84 制御回路
74−1,74−2,81 スイッチ
83 スイッチ(選択/合成手段)
85−1,85−2 周波数制御回路
150−1,150−2 通信ネットワーク
190−1〜190−3 同軸ケーブル

Claims (11)

  1. 放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    前記放送信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段によって得られたデータを前記通信ネットワークに対して送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記復調手段による復調途中の前記データを前記通信ネットワークに対して送信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記復調手段による復調後の前記データを前記通信ネットワークに対して送信し、
    前記受信装置は、
    前記複数の送信装置から送信される前記データを前記通信ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記複数の送信装置からの前記データを合成または選択する合成/選択手段と、を有し、
    前記受信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記送信装置から送信される復調途中の前記データを受信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記送信装置から送信される復調後の前記データを受信し、
    前記合成/選択手段は、前記受信手段によって受信された復調途中の前記データまたは復調後の前記データを合成または選択する、
    ことを特徴とする送受信システム。
  2. 前記送信手段は、前記送信装置において受信した前記放送信号の受信状態を示す情報を前記データに付加して送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送受信システム。
  3. 前記合成/選択手段は、前記受信状態を示す情報に応じて前記送信装置からのデータを選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の送受信システム。
  4. 前記合成/選択手段は、前記受信状態を示す情報に応じた重み付けをして前記データまたはその変調信号を合成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の送受信システム。
  5. 前記放送信号の受信状態を示す情報は、MER(Modulation Error Ratio)であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の送受信システム。
  6. 前記送信手段は、前記放送信号の受信状態を示す値が所定の閾値を超えるか否かで信号の良悪を判断し、良いと判定した場合には前記復調手段による復調途中のデータを送信し、悪いと判定した場合には前記復調手段による復調後のデータを送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送受信システム。
  7. 前記合成/選択手段は、前記復調途中のデータについては復調処理を完了した後に合成または選択することを特徴とする請求項6に記載の送受信システム。
  8. 前記合成/選択手段は、前記復調途中のデータについては合成または選択した後に復調処理を施して復調することを特徴とする請求項6に記載の送受信システム。
  9. 放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    前記放送信号を直交復調する直交復調回路と、
    前記直交復調回路によって得られたデータを前記直交復調回路の局発信号に同期して前記通信ネットワークに対して送信する送信手段と、を有し、
    前記受信装置は、
    前記複数の送信装置から送信される前記データを前記通信ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記複数の送信装置からの前記データを合成または選択する合成/選択手段と、
    前記データを直交変調する直交変調回路とを、有し、
    前記受信手段による前記データの受信のタイミングに応じて、前記直交変調回路の局発信号の周波数を調整する、
    ことを特徴とする送受信システム。
  10. 地上デジタル放送の放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムの前記送信装置において、
    前記放送信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段によって得られたデータを前記通信ネットワークに対して送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記復調手段による復調途中のデータを前記通信ネットワークに対して送信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記復調手段による復調後のデータを前記通信ネットワークに対して送信する、
    ことを特徴とする送信装置。
  11. 地上デジタル放送の放送信号を通信ネットワークに対して送信する複数の送信装置と、前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送される前記放送信号を受信する受信装置とを有する送受信システムの前記受信装置において、
    前記複数の送信装置から前記通信ネットワークを介して伝送されるデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された複数の前記データを合成または選択する合成/選択手段と、を有し、
    前記受信手段は、前記放送信号の受信状態が悪い場合には前記送信装置から送信される復調途中のデータを受信し、前記放送信号の受信状態が良い場合には前記送信装置から送信される復調後のデータを受信し、
    前記合成/選択手段は、前記受信手段によって受信された復調途中のデータまたは復調後のデータを合成または選択する、
    ことを特徴とする受信装置。
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