JP2008306410A - 送信方法、送信装置、受信装置及び地上デジタル放送システム - Google Patents

送信方法、送信装置、受信装置及び地上デジタル放送システム Download PDF

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淳 三ッ木
Ichiro Seto
一郎 瀬戸
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秀浩 松岡
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Abstract

【課題】より高い伝送レートで付加情報データを送信可能な送信装置を提供する。
【解決手段】送信装置は、主情報データに従って特定サブキャリアに対し位相変調を行って生成される第1の変調サブキャリア信号を含むOFDM方式に基づく第1の放送波を受信する受信ユニット、付加情報データに従って第1の変調サブキャリア信号に対して振幅変調を施すことにより付加情報データの多重化を行って第2の変調サブキャリア信号を生成する多重化器、及び第2の変調サブキャリア信号を含むOFDM方式に基づく第2の放送波を送信する送信ユニットを有する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、地上デジタル放送システムに適した送信方法、送信装置、受信装置及び地上デジタル放送システムに関する。
現在、日本では地上デジタル放送システムの標準仕様として、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting)−T方式を採用している。ISDB−Tでは、多重方式として直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)を使用している。放送波の1チャンネル当たり6MHzの帯域幅内に14個のOFDMセグメントを配置し、そのうち1セグメントは無信号とし、残りの13セグメントを使用して放送を行う。
日本での地上デジタル放送の運用方法によると、放送波の中央の1セグメントは携帯電話のような移動体受信向けにいわゆる“ワンセグ”(1セグ)放送で使用され、残りの12セグメントは固定受信向けにハイビジョン放送(high-definition broadcast、以下、HD放送という)に使用されている。各セグメント内には、本来テレビジョン放送で送信したい映像コンテンツなどの主情報データのためのサブキャリアだけでなく、パイロット信号(SP:Scattered Pilot)、制御情報(TMCC:Transmission and Multiplexing Configuration Control)及び付加情報データ(AC:Auxiliary Channel)に使用されるサブキャリアが含まれている。付加情報データに使用されるサブキャリアをACサブキャリアと呼ぶことにする。
ACサブキャリアの使用方法は非特許文献1に示されているように、ACサブキャリアによって文字データや音声データ等の任意のデータを伝送することを容認している。一方、特許文献1には放送局から送信されるACサブキャリアに載せた付加情報データを中継局においてそのまま再送信せずに、異なるデータ(ローカルデータ)を載せ代えて再送信する技術が開示されている。この方法によって、ある地域にだけローカルデータを放送することが可能になる。
特開2006−279277号公報 「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」 標準規格ARIB−STD−B31 1.0版 平成13年5月31日策定
ACサブキャリアの数は、現在運用されているISDB−T(モード3)では1セグメントあたり8サブキャリアである。このため1セグメント内のACサブキャリアによる付加情報データの伝送レートは、7kbps程度である。もし、13セグメントすべてのACサブキャリアを使用したとしても、7×13=91kbps程度の低い伝送レートしか得られない。このような低い伝送レートで伝送できる付加情報データは、文字データのような小容量のデータに限られる。
本発明は、より高い伝送レートで付加情報データを送信可能とするような地上デジタル放送システムに適した送信方法、送信装置、受信装置及び地上デジタル放送システムを提供することを目的とする。
本発明の一観点では、主情報データに従って第1の変調方式によりキャリアを変調して生成される第1の変調キャリア信号を含む第1の変調信号を受信するステップと;
付加情報データに従って前記第1の変調方式と直交関係にある第2の変調方式により前記第1の変調キャリア信号を変調することにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調キャリア信号を生成するステップと;前記第2の変調キャリア信号を送信するステップと;を具備する送信方法を提供する。
本発明の第2の観点によると、主情報データに従って位相変調を行って生成される第1の変調信号を受信する受信ユニットと;付加情報データに従って前記第1の変調信号に対して振幅変調を施すことにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調信号を生成する多重化器と;前記第2の変調信号を送信する送信ユニットと;を具備する送信装置が提供される。
本発明の第3の観点によると、主情報データに従って少なくとも一つの特定サブキャリアに対し位相変調を行って生成される第1の変調サブキャリア信号を含む、直交周波数分割多重(OFDM)方式に基づく第1の放送波を受信する受信ユニットと;付加情報データに従って前記第1の変調サブキャリア信号に対して振幅変調を施すことにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調サブキャリア信号を生成する多重化器と;前記第2の変調サブキャリア信号を含む、OFDM方式に基づく第2の放送波を送信する送信ユニットと;を具備する、放送局から送信される放送波を中継するために再送信する送信装置を提供する。
本発明の第4の観点によると、主情報データに従って少なくとも一つの特定サブキャリアに対し位相変調を行って生成される第1の変調サブキャリア信号を含む、直交周波数分割多重(OFDM)方式に基づく放送波を受信する受信ユニットと;前記放送波中の前記第2の変調サブキャリア信号に対して位相復調を行って前記主情報データを得る第1の復調器と;前記放送波中の前記第2の変調サブキャリア信号に対して振幅復調を行って前記付加情報データを得る第2の復調器と;を具備する受信装置を提供する。
本発明の第5観点によれば、主情報データに従って少なくとも一つの特定サブキャリアに対し位相変調を行って生成される第1の変調サブキャリア信号を含む、直交周波数分割多重(OFDM)方式に基づく第1の放送波を送信する放送局と;前記第1の放送波を受信する受信ユニット、付加情報データに従って前記第1の変調サブキャリア信号に対して振幅変調を施すことにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調サブキャリア信号を生成する多重化器、及び前記第2の変調サブキャリア信号を含む、OFDM方式に基づく第2の放送波を送信する送信ユニットを含む中継局と;前記第1の放送波及び前記第2の放送波を受信可能な受信局と;を具備する地上デジタル放送システムを提供する。
本発明によると、主情報データに従って第1の変調方式により変調を行って生成される変調キャリア信号を、付加情報データに従って第1の変調方式と直交関係にある第2の変調方式により変調することで付加情報データの多重化を行うことにより、主情報データに影響を与えることなく、高い伝送レートで付加情報データを送信することが可能になる。
(地上デジタル放送システム)
本発明の一実施形態について、日本で実施されている地上デジタル放送方式であるISDB−Tを例として説明する。地上デジタル放送システムは、図1に示されるように放送局1と中継局2及び受信局3からなっている。受信局3は、一般ユーザによって所有されるTV受信機(単体のTVチューナも含む)あるいは1セグ受信機のような受信装置であり、放送局1のカバーエリア内または中継局2のカバーエリア内に配置される。中継局2は、少なくとも受信アンテナが放送局1のカバーエリア内に配置され、放送局1のカバーエリア外の地域をカバーしている。すなわち、中継局2は放送局1からの放送波を放送局1のカバーエリア外の地域に存在する受信局へ中継して送信するための再送信装置を有する。
ここで、ISDB−TにおけるOFDM信号の構成について簡単に説明しておく。図2は、ISDB−Tに基づく放送波の伝送スペクトル上のOFDMセグメント配置を示している。放送波の1チャンネル当たり6MHzの帯域幅内に14個のOFDMセグメントが配置され、そのうち1セグメントを無信号とし、残りの13セグメントを使用して放送が行われる。
ISDB−Tの現在の運用方法では、13セグメントの中央の1セグメントが移動体受信、すなわち1セグ放送で使用され、残りの12セグメントは固定受信、すなわちハイビジョン(HD)放送で使用される。1セグ放送で使用されている1セグメントでは、サブキャリア変調にデジタル位相変調方式の一つであるQPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4位相偏移変調)が使用される。HD放送で使用される12セグメントでは、一般には64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が使用されるが、ISDB−TではQPSKや16QAMなどの使用も許容している。
各OFDMセグメントには、本来送信したい映像コンテンツに代表される主情報データのためのデータサブキャリア(ISDB−Tでは384サブキャリア)のみでなく、パイロット信号(SP:Scattered Pilot)、制御情報(TMCC:Transmission and Multiplexing Configuration Control)及び付加情報データ(AC:Auxiliary Channel)の送信のためのサブキャリアも存在する。ここで、TMCCにはフレーム同期を行うための同期信号、上位局で決められた各階層のOFDMセグメント数及び変調方式等の情報を含む階層情報が含まれている。
さらに、データサブキャリアのうちHDデータや1セグデータなどの主情報データが載せられているサブキャリアに対しては、フェージング対策として周波数インタリーブやセグメント間インタリーブなどが行われている。ただし、1セグ放送に使用される部分受信用セグメント(中心のセグメント)では、セグメント間インタリーブは行われない。HD放送を受信するためには、6MHzの全帯域を受信しないと復調できないが、1セグデータを受信するには、中心の1セグメントのみを受信すればよいからである。
このように放送局1からは、HDデータのような主情報データに従って64QAMによりサブキャリアを変調して生成される変調サブキャリア信号(以下、HDサブキャリア信号という)と、1セグデータに従ってQPSKによりサブキャリアを変調して生成される変調サブキャリア信号(以下、1セグサブキャリア信号という)と、パイロットサブキャリア信号のようなその他のサブキャリア信号を含むOFDM信号が放送波として送信される。
(中継局の再送信装置)
中継局2は、図3に示されるような再送信装置を有する。図3の再送信装置では、受信アンテナ101、RF受信部102、同期処理部103及びFFT(高速フーリエ変換)ユニット104を含む受信ユニットによって、放送局1からのデジタル放送波が受信される。この後、チャネル推定器106により制御されるチャネル等化器105、制御チャネル復調器107、階層分割器108、再マッピング部109、多重化器112、付加情報データ処理器113及び階層合成器114を経て、OFDMシンボル生成器115、IFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット116、RF送信部117及び送信アンテナ118を含む送信ユニットによって、OFDM信号よりなる放送波の再送信が行われる。
すなわち、放送局1から送信されるOFDM信号である地上デジタル放送波が受信アンテナ101によって受信され、受信RF(Radio Frequency)信号が出力される。受信RF信号は、低雑音増幅器(LNA)、周波数変換器及びアナログ−デジタル変換器(ADC)を含むRF受信部102に入力される。RF受信部102では、受信RF信号に対して電圧増幅と周波数変換(ダウンコンバート)及びアナログ−デジタル変換が行われ、デジタル複素ベースバンド信号が生成される。同期処理部103では、RF受信部102からのデジタル複素ベースバンド信号を用いてOFDM信号のシンボル同期が行われ、シンボル同期後のOFDM信号とタイミング情報が生成される。
同期処理部103によって生成されるOFDM信号及びタイミング情報は、FFTユニット104に入力される。FFTユニット104では、同期処理後のOFDM信号から前記タイミング情報に基づいて1OFDMシンボル期間分の時間領域の信号が抽出され、さらに時間領域の信号に対して高速フーリエ変換が行われることによって、周波数領域の信号、すなわちサブキャリア毎の信号(サブキャリア信号)が出力される。
FFTユニット104から出力されるサブキャリア信号は、チャネル等化器105及びチャネル推定器106に入力される。チャネル推定器106では、OFDM信号の各OFDMシンボルのパイロットサブキャリアに乗せられたパイロット信号(例えば、Scatter Pilot)を使用して放送局1から中継局2までの伝搬路のチャネル推定、すなわちチャネル応答の推定が行われ、チャネル応答を示すチャネル推定値が生成される。チャネル等化器105では、チャネル推定値に従ってFFTユニット104からのサブキャリア信号に対して等化が行われる。
チャネル等化器105から出力される等化後のサブキャリア信号は、制御チャネル復調器107及び階層分割器108に入力される。制御チャネル復調器107では制御チャネルのサブキャリア信号が復調され、制御チャネルに挿入されている情報が取得される。具体的には、制御チャネル復調器107では前述したフレーム同期を行うための同期信号と、上位局(ここでは放送局1)で決められた各階層のOFDMセグメント数及び各階層の変調方式等を示す情報を含む階層情報が取得される。
階層分割器108では、制御チャネル復調器107により取得された階層情報に基づいて、チャネル等化器105からの等化後のサブキャリア信号から階層分割、すなわち1セグサブキャリア信号とHDサブキャリア信号との分割が行われる。1セグサブキャリア信号及びHDサブキャリア信号は、再マッピング部109に入力される。再マッピング部109は、64QAMマッピング部110及びQPSKマッピング部111を有する。再マッピング部109では、1セグサブキャリア信号(QPSK信号)及びHDサブキャリア信号(64QAM信号)についてI−Qコンスタレーション上での再マッピングが行われ、再マッピングされた64QAM信号120及びQPSK信号121が出力される。再マッピングの具体的な処理については、後に詳しく述べる。
再マッピング後のQPSK信号121は多重化器112に入力される。多重化器112では、QPSK信号121に対して付加情報データ処理器113からの付加情報データ122によって振幅変調が施される。これによりQPSK信号121に対して、付加情報データ122の多重化が行われる。
この場合、QPSK信号121に対する振幅変調によって付加情報データ122の多重化が行われるため、QPSK信号121の位相情報を損なうことはない。従って、多重化によってQPSK信号121に乗っている1セグデータに与えられる影響は僅かである。
また、このような多重化方法を用いることによって、後述するように、ACサブキャリアを用いて付加情報データを送信する方法に比べ付加情報データ122の伝送レートを高くすることができる。一般的に、振幅変調は位相変調に比較して歪みに弱く、伝送エラーが発生しやすい。しかしながら、付加情報データ122の送信は中継局2のカバーエリアに対してスポット的に行われ、中継局2から受信局2までの距離が短いため、伝送エラーの問題は少ない。
以下、多重化器112について詳しく説明する。多重化器112は、図4に示されるように振幅変調器130と及び電力調整器135を有し、振幅変調器130はタイミング調整器131、乗算器132、乗算係数選択器133及びデータ判定器134によって構成される。
多重化器112に入力された再マッピング後のQPSK信号121は、乗算器132において、乗算係数選択器133により選択された係数(乗算係数という)と乗算される。データ判定器134では、付加情報データ処理器113からの付加情報データ122に対する判定、すなわちデータ122の各ビットが“1”であるか“0”であるかの判定が行われる。乗算係数選択器133は、データ判定器134からの判定結果に従い乗算係数を選択して乗算器132に与える。この結果、QPSK信号121に対して付加情報データ122により振幅変調が施される。
タイミング調整器131は、乗算係数選択器133から乗算器132に与えられる乗算係数がQPSK信号121のシンボルタイミングに同期して切り替わるように、つまり1つのQPSKシンボルの間では乗算係数の値が変化しないように、係数選択器133を制御する。
このように乗算器132においては、再マッピング後のQPSK信号121に対して乗算係数選択器133からの乗算係数が乗算されることによって振幅変調、すなわちASK(Amplitude Shift Keying:振幅偏移変調)が施され、QPSKとASKとを組み合わせた変調サブキャリア信号(以下、QPSK+ASK信号という)が生成される。生成されたQPSK+ASK信号は電力調整器135によって平均電力が調整され、電力調整後のQPSK+ASK信号123は多重化器112から出力される。
付加情報データ処理器113は、例えば図5Aに示されるようにリードソロモン(RS)符号化器141及び畳み込み符号化器142を有する。すなわち、付加したい元の情報データ140に対してリードソロモン符号化が行われ、さらに畳み込み符号化が行われることによって、符号化された付加情報データ122が生成される。なお、図5Bに示されるように、畳み込み符号化器142の前段と後段にインタリーバ143及び144をそれぞれ挿入してもよい。
再マッピング部109からの再マッピング後の64QAM信号120と多重化器112から出力されるQPSK+ASK信号123は、階層合成器114により合成された後、OFDMシンボル生成器115に入力され、OFDMシンボルが生成される。生成されたOFDMシンボルは、IFFTユニット116により逆高速フーリエ変換が行われることによって時間領域の信号に変換されてOFDM信号とされ、さらにガードインターバル(GI)が付加された後、RF送信部117に入力される。
RF送信部117は、デジタル−アナログ変換器(DAC)、周波数変換器及び電力増幅器(PA)を含む。RF送信部117では、GI付加後のOFDM信号がアナログ信号に変換された後、周波数変換(アップコンバート)されることによりRF信号が生成される。生成されたRF信号は、電力増幅がなされた後、送信アンテナ118に供給され、送信アンテナ118から移動局3向けの放送波として送信される。
(再マッピング部109の動作例)
図6及び図7を用いて再マッピング部109の具体的な動作例について説明する。再マッピング部109では、前述したようにQPSK信号及び64QAM信号に対して再マッピング、すなわちマッピング点の修正が行われる。図6及び図7はQPSK信号のI−Qコンスタレーションを示しており、図7ではさらに受信信号の位置も示されている。
例えば、QPSK信号における理想マッピング点を図6の記号“×”で示される位置であるとき、受信信号(階層分割器108から出力されるQPSK信号)点が図7の記号“○”で示されるように、理想マッピング点から外れた位置にあったとすると、再マッピング部109は受信信号点から最も近い理想マッピング点の位置へ受信信号点を移動させるという操作を行う。再マッピング部109は、HD放送用の64QAM信号についても同様に、受信信号(階層分割器108から出力される64QAM信号)点を64QAMの最も近い理想マッピング点へ移動させるという操作を行う。再マッピング部109では、このような操作によって再マッピングされた64QAM信号120及びQPSK信号121が出力される。
(多重化器112の動作例)
図3に示される多重化器112では、付加情報データ122が“0”と“1”の2値データであるとすると、まずデータ判定器134によって“0”,“1”の判定が行われる。乗算係数選択器133では、データ判定器134の判定結果に従って、付加情報データ122の“0”に対しては乗算係数が“1”、付加情報データ122の“1”に対しては乗算係数が“M”(ただし、1<M≦2)にそれぞれ設定される。すなわち、この例では振幅変調はQPSK信号の振幅を2段階に変化させる2値変調が用いられる。ここで、Mは振幅変調の深さ(変調度)に対応し、Mが大きいほど変調は深くなる。
今、例えば多重化器112に入力されるQPSK信号121の系列のi番目の信号を{X(i),Y(i)}とする。iは1セグサブキャリア信号の番号である。1セグメント当たりのデータサブキャリア数は384であるので、ISDB−Tモード3(固定受信用)では、i=0,1,2,,,383である。
ここで、例えば付加情報データ122を“10011010・・・”とすると、乗算係数C(i)はC(0)=M,C(1)=1,C(2)=1,C(3)=M,C(4)=M,C(5)=1,C(6)=M,C(7)=1,・・・となる。この場合、乗算器132から出力されるQPSK+ASK信号の系列は、{C(i)・X(i),C(i)・Y(i)}(ただし、i=0,1,2,,,,383)と書ける。QPSK+ASK信号のマッピング点は、図8の記号“×”で示される。この例によると、付加情報データ122の伝送レートはQPSK信号121による1セグデータの伝送レート(約400kbps)の半分程度となり、付加情報データの伝送にACサブキャリアを用いる従来の方式に比較して格段に高くなる。
図8の例では、QPSK信号121のシンボルと付加情報データ122のビットを1対1に対応させているが、必ずしもこうする必要はない。例えば、QPSK信号121のシンボルと付加情報データ122のビットを2対1で対応させた場合、付加情報データ122を“1001・・・”とすると、乗算係数はC(0)=M,C(1)=M,C(2)=1,C(3)=1,C(4)=1,C(5)=1,C(6)=M,C(7)=M,・・・となる。このとき付加情報データ122の伝送レートは、QPSK信号121のシンボルと付加情報データ122のビットを1対1に対応させた場合と比較して2分の1となるが、付加情報データの伝送にACサブキャリアを用いる従来の方式に比較すれば高い。
一方、受信機における誤り訂正能力は、QPSK信号121のシンボルと付加情報データ122のビットを1対1に対応させた場合より向上する。よって、付加情報データ122に必要な伝送レートに応じてQPSK信号のシンボルと付加情報データ122のビットとの対応比率を変えればよい。
多重化器112における振幅変調における乗算係数をさらに段階以上に変化させることも可能である。例えば、QPSKシンボルと付加情報データ122のビットを1対2で対応させる場合、乗算係数を1,M1,M2及びM3の4段階に変化させる。ただし、1<M1<M2<M3である。このときのI−Qコンスタレーションは図9に示される。このとき付加情報データ122のうち系列“00”に対して乗算係数を“1”とし、以下同様に系列“01”に対しては“M1”、系列“10”に対しては“M2”、系列“11”に対しては“M3”とする。付加情報データ122を“1001101100・・・”とすると、乗算係数はC(0)=M2,C(1)=M1,C(2)=M2,C(3)=M3,C(4)=1,・・・となる。このようにMの大きさ、すなわち振幅変調の深さを多段階に変化させることにより、付加情報データの伝送レートをきめ細かく変えることができる。
乗算係数のうちMの値、すなわち振幅変調の深さについては、付加情報データ122を送信したいエリアの大きさによって決めることが好ましい。例えば、中継局2のカバーエリア全域に付加情報データ122を送信したい場合にはM=2とし、また中継局2の近傍の領域のみに付加情報データ122を送信したい場合にはMを1に近い値にする。すなわち、付加情報データ122を送信したいエリアが狭いほど振幅変調の深さを小さくする。このようにMを最小限にすることにより、QPSK信号である1セグ放送に対する悪影響を抑えることができる。
乗算器132において再マッピング後のQPSK信号121に対して、付加情報データ122に応じて乗算係数が乗じられることにより生成されるQPSK+ASK信号は、電力調整器135に入力される。電力調整器135では、多重化器112の入力(再マッピング後のQPSK信号121)と出力(QPSK+ASK信号123)との間で、1OFDMシンボル分の電力が等しくなるように、QPSK+ASK信号に対する平均電力の調整が行われる。
例えば、再マッピング後のQPSK信号121のシンボル数をNとすると、電力調整器135では乗算器132から出力されるQPSK+ASK信号に対して、例えば以下の係数Cpが乗じられる。
Figure 2008306410
付加情報データ122のビットパターンはランダムと仮定した場合、係数Cpは以下のように設定されてもよい。
Figure 2008306410
電力調整器135から出力される、係数Cpが乗じられたQPSK+ASK信号123は、以下のように表される。
Figure 2008306410
このように多重化器112の入力のQPSK信号121及び出力のQPSK+ASK信号123の1OFDMシンボル分の電力が互いに等しくなるように、電力調整器135によってQPSK+ASK信号に対する電力調整が行われる。この結果、放送波に要求される所定の送信スペクトルマスクを維持できる。
送信スペクトルマスクとは、送信スペクトルについて定められた許容範囲である。送信スペクトルマスクを維持するためには、図2の場合は13個のOFDMセグメント(1セグ放送で使用される1セグメントとHD放送で使用される12セグメント)の各スペクトルの振幅は、できるだけ均一であることが望まれる。そこで、本実施形態では1セグ放送用の1セグメントに付加情報データ122が多重されても既定の送信スペクトルマスクが満たされるように、QPSK+ASK信号の電力調整が行われる。
次に、階層合成器114において再マッピング部110からの64QAM信号120と多重化器112からのQPSK+ASK信号123とが階層合成された後、OFDMシンボル生成器115に入力される。OFDMシンボル生成器115では、階層合成後の信号と制御信号(パイロット信号も含む)がそれぞれに対応するサブキャリアに割り当てられ、OFDMシンボルが生成される。
このようにして生成されたOFDMシンボルは、IFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット116によって逆高速フーリエ変換が行われ、周波数領域の信号から送信のための時間領域の信号(OFDM信号)へと変換される。OFDM信号は、ガードインターバル(GI)が付加された後、デジタル−アナログ変換器(DAC)、周波数変換器及び電力増幅器(PA)を含むRF送信部117に入力される。RF送信部117では、GI付加後のOFDM信号に対してデジタル−アナログ変換、周波数変換(アップコンバート)及び電力増幅が行われることにより、送信RF信号が生成される。送信RF信号は、送信アンテナ118によって受信局3へ向けた放送波として送信される。
(TV受信機)
次に、放送局1から送信される放送波、または中継局2によって再送信される放送波を受信する受信局3に含まれるTV受信機について説明する。
図10に示されるように、TV受信機は受信アンテナ201、RF受信部202、同期処理部203、8192ポイントのFFTユニット204、チャネル等化器205、チャネル推定器206、制御チャネル復調器207、階層分割器208、データ復調部209、ビタビ復号器212及び213、リードソロモン(RS)復号器214及び215、振幅復調器218、ビタビ復号器219及びリードソロモン復号器220を含み、HDデータ216、1セグデータ217及び付加情報データ233を取得する。
放送局1から送信される放送波、または中継局2の再送信装置によって中継により再送信される放送波が受信アンテナ201によって受信され、受信RF信号が出力される。受信RF信号はLNA、周波数変換器及びADCを含むRF受信部202に入力される。RF受信部202では、受信RF信号から所望の帯域(帯域幅6MHz)のチャネルの信号が選択され、電圧増幅と周波数変換(ダウンコンバート)及びアナログ−デジタル変換が行われることにより、デジタル複素ベースバンド信号が生成される。同期処理部203では、RF受信部202からのデジタル複素ベースバンド信号を用いてOFDM信号のシンボル同期が行われ、シンボル同期後のOFDM信号とタイミング情報が生成される。
同期処理部203によって生成されるOFDM信号及びタイミング情報は、FFTユニット204に入力される。FFTユニット204では、同期処理後のOFDM信号から前記タイミング情報に基づいて1OFDMシンボル期間分の時間領域の信号が抽出され、さらに時間領域の信号に対して高速フーリエ変換が行われることによって、周波数領域の信号が出力される。
FFTユニット204から出力される周波数領域の信号は、チャネル等化器205及びチャネル推定器206に入力される。チャネル推定器206では、OFDMシンボルに挿入されているパイロット信号(例えば、Scatter Pilot)を使用して放送局1から受信局3まで、あるいは中継局2から受信局3までの伝搬路のチャネル推定が行われ、チャネル応答を示すチャネル推定値が生成される。チャネル等化器205では、チャネル推定値に従ってFFTユニット204からの出力信号に対して等化が行われる。
チャネル等化器205からの等化後の信号は、制御チャネル復調器207及び階層分割器208に入力される。制御チャネル復調器207では制御チャネルが復調され、制御チャネルに挿入された情報が取得される。具体的には、制御チャネル復調器207では前述したフレーム同期を行うための同期信号と、上位局(放送局1または中継局2)で決められた各階層のOFDMセグメント数及び各階層の変調方式等を示す情報を含む階層情報が取得される。
階層分割器208では、制御チャネル復調器207により取得された階層情報に基づいて、チャネル等化器205による等化後の信号から階層分割、すなわちHDサブキャリア信号230と1セグサブキャリア信号231との分割が行われる。HDサブキャリア信号230及び1セグサブキャリア信号231は復調部209に入力される。
復調部209は、64QAM復調器210及びQPSK復調器211を有する。復調部209においては、HDサブキャリア信号230及び1セグサブキャリア信号231についてそれぞれ64QAM復調及びQPSK復調が行われる。この後、ビタビ復号器212及び213によるビタビ復号、さらにリードソロモン復号器214及び215によるリードソロモン復号が行われることによって、HDデータ216及び1セグデータ217が再生される。
階層分割器208から出力される1セグサブキャリア信号231は、さらに付加情報データを取り出すために振幅復調器218へも入力される。振幅復調器218は、例えば図12に示されるようにタイミング調整器251、振幅測定器252及び判定器253を有する。階層分割器208からの1セグサブキャリア信号231は、タイミング調整器251及び振幅測定器252に入力される。タイミング調整器251では、振幅測定器252の測定タイミングをQPSK信号のシンボルタイミングに同期するように調整する。
図8に示したようにQPSK信号のシンボルと付加情報データとが1対1に対応している場合、つまりQPSK信号の1シンボルに付加情報データの1ビットが多重されているとすると、振幅測定器252ではQPSK信号のシンボルの振幅A(i)が測定される。ここで、iは1セグサブキャリアの番号に対応しており、ISDB−Tのモード3(固定受信用)では、i=0,1,2,,,383である。
判定器253では、振幅測定器252により測定された振幅A(i)が閾値Thよりも大きいか小さいかの閾値判定が行われる。判定器253は、A(i)<Thならば判定結果として“0”を出力し、A(i)≧Thならば“1”を出力する。ここで、閾値Thは例えばOFDMシンボルに含まれているパイロット信号(SP)の振幅に基づいて決定される。地上デジタル放送(ISDB−T)の場合、パイロット信号はデータ部の平均振幅の4/3倍の大きさで送信されているため、パイロット信号の平均振幅をApとしたとき、閾値Thは以下のようにすればよい。
Figure 2008306410
もし、例えばQPSKシンボルと付加情報データとが2対1に対応している場合には、QPSKシンボル2つ分の平均値(A(2i)+A(2i+1))/2と閾値Thとを比較して判定すればよい。
また、QPSKシンボルと付加情報データが1対2に対応している場合には、閾値を以下のTh1,Th2,Th3の3つとする。
Figure 2008306410
この場合、判定器253は振幅A(i)が
A(i)<Th1ならば “00”
Th1≦A(i)<Th2ならば “01”
Th2≦A(i)<Th3ならば “10”
Th3≦A(i)ならば “11”
のように、判定を行えばよい。判定器253の判定結果は、振幅復調器218から付加情報復調信号232として取り出される。
こうして振幅復調器218から出力される付加情報復調信号232に対して、ビタビ復号器219によるビタビ復号、さらにリードソロモン復号器220によるリードソロモン復号が行われることによって、付加情報データ233が再生される。このように付加情報データ233の再生を簡易な方法で行うことが可能である。
(1セグ受信機)
次に、デジタル放送波(特に中継局2から再送信されるデジタル放送波)のうち1セグデータを受信するための、受信局3に含まれる1セグ受信機について説明する。図11に示されるように、1セグ受信機は受信アンテナ201、RF受信部202、1セグ用フィルタ240、同期処理部203、512ポイントのFFTユニット244、チャネル等化器205、チャネル推定器206、制御チャネル復調器207、データ復調部209、ビタビ復号器213、リードソロモン(RS)復号器215、振幅復調器218、ビタビ復号器219及びリードソロモン復号器220を含み、1セグデータ217及び付加情報データ233を取得する。
図11の1セグ受信機では、多くの部分が図10に示したTV受信機と共通しており、図10と異なる部分は1セグ用フィルタ240が追加され、FFTユニットが512ポイントのFFTユニット244に置き換えられ、さらに図10中に示した階層分割器がないことである。1セグ用フィルタ240はアナログフィルタであり、1セグ放送に対応する帯域幅の通過帯域を持つ。
RF受信部202では、受信RF信号から所望の帯域(帯域幅500kHz程度)が選択され、電圧増幅と周波数変換(ダウンコンバート)及びアナログ−デジタル変換が行われることにより、デジタル複素ベースバンド信号が生成される。これ以降の処理に関しては、HDデータに関する復調再生処理がない点を除いて、図10に示したTV受信機と同様である。
(他の実施形態)
以上の実施形態は日本が採用しているISDB−T方式に基づいて記述してあるが、ISDB−Tだけに限ることはなく、他の方式にも本発明を適用できる。すなわち、主情報データのためのサブキャリア変調方式として位相変調(例えばBPSK,QPSK,8PSKまたは16PSKなど)を使用している方式の場合には、主情報データにより位相変調が施されている変調キャリア信号に対して、付加情報データによって振幅変調を施すことにより付加情報データを多重することが可能になる。
一方、主情報データのためのサブキャリア変調方式として振幅変調(ASK)を用いる場合には、付加情報データの多重を以下のようにすればよい。図13は、ASK信号におけるI−Qコンスタレーションの例を示している。図13の例では、I軸上のみに8値のマッピングポイント(−7,0),(−5,0),(−3,0),(−1,0),(1,0),(3,0),(5,0),(7,0)が設定されている。
このときASK信号に対して付加情報データを多重する場合には、Q軸上に付加情報データをマッピングすればよい。すなわち、付加情報データのマッピングポイントを例えば(0,−7),(0,−5),(0,−3),(0,−1),(0,1),(0,3),(0,5),(0,7)に設定する。このようにして付加情報データをASK信号に多重した後の変調キャリア信号(ASK+ASK信号)のI−Qコンスタレーションは、例えば図14に示されるようになる。
要するに、主情報データのための第1の変調方式と付加情報データの多重のための第2の変調方式とは、互いに直交関係にあればよい。例えば、第1の変調方式が位相変調の場合は第2の変調方式を振幅変調とし、逆に第1の変調方式が振幅変調の場合は第2の変調方式を位相変調とする。
付加情報データの伝送レートをあまり高速にする必要がない場合には、付加情報データのマッピングポイントを例えば(0,−3),(0,3)のように少なくしてもよい。この場合の付加情報データ多重後のASK+ASK信号のI−Qコンスタレーションは、例えば図15に示される。
上述した実施形態では、付加情報データに従って1セグサブキャリア信号を位相変調方式で変調することにより付加情報データの多重化を行ったが、HDサブキャリア信号、あるいは1セグサブキャリア信号とHDサブキャリア信号を含むデータサブキャリア信号を付加情報データに従って変調して多重化を行ってもよい。これにより付加情報データの伝送レートをさらに上げることができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
地上デジタル放送システムの概略図 ISDB−T方式の地上デジタル放送における伝送スペクトル上のOFDMセグメントを示す図 本発明の一実施形態に従う中継局に設けられる再送信装置を示すセグメント図 図3中に示す多重化器を示すセグメント図 図4中に示す付加情報データ処理器の一例を示すセグメント図 図4中に示す付加情報データ処理器の他の例を示すセグメント図 QPSK信号のI−Qコンスタレーションを示す図 I−Qコンスタレーション上における受信信号点の例を示す図 同実施形態における付加情報データによる変調後のQPSK+ASK信号のI−Qコンスタレーションの一例を示す図 同実施形態における付加情報データによる変調後のQPSK+ASK信号のI−Qコンスタレーションの他の例を示す図 同実施形態に従う地上デジタル放送受信機を示すセグメント図 同実施形態に従う1セグ受信機を示すセグメント図 図10及び図11中に示す振幅復調器の一例を示すセグメント図 ASK信号のI−Qコンスタレーションを示す図 他の実施形態に従う付加情報データによる変調後のASK+ASK信号のI−Qコンスタレーションの一例を示す図 同実施形態に従う付加情報データによる変調後のI−Qコンスタレーションの他の例を示す図
符号の説明
1・・・放送局
2・・・中継局
3・・・受信機
101・・・受信アンテナ
102・・・RF受信部
103・・・同期処理部
104・・・FFTユニット
105・・・チャネル等化器
106・・・チャネル推定器
107・・・制御チャネル復調器
108・・・階層分割器
109・・・再マッピング部
110・・・64QAM再マッピング部
111・・・QPSK再マッピング部
112・・・多重化器
113・・・付加情報データ処理器
114・・・階層合成器
115・・・OFDMシンボル生成器
116・・・IFFTユニット
117・・・RF送信部
118・・・送信アンテナ
130・・・振幅復調器
131・・・タイミング調整器
132・・・乗算器
133・・・乗算係数選択器
134・・・データ判定器
135・・・電力調整器
201・・・受信アンテナ
202・・・RF受信部
203・・・同期処理部
204・・・FFTユニット
205・・・チャネル等化器
206・・・チャネル推定器
207・・・制御チャネル復調器
209・・・復調部
210・・・64QAM復調器
211・・・QPSK復調器
218・・・振幅復調器
240・・・1セグ用フィルタ
244・・・FFTユニット

Claims (19)

  1. 主情報データに従って第1の変調方式によりキャリアを変調して生成される第1の変調キャリア信号を含む第1の変調信号を受信するステップと;
    付加情報データに従って前記第1の変調方式と直交関係にある第2の変調方式により前記第1の変調キャリア信号を変調することにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調キャリア信号を生成するステップと;
    前記第2の変調キャリア信号を送信するステップと;を具備する送信方法。
  2. 前記第1の変調方式は位相変調方式であり、前記第2の変調方式は振幅変調方式である請求項1記載の送信方法。
  3. 前記第1の変調方式は振幅変調方式であり、前記第2の変調方式は位相変調方式である請求項1記載の送信方法。
  4. 主情報データに従って位相変調を行って第1の変調信号を生成する変調器と;
    付加情報データに従って前記第1の変調信号に対して振幅変調を施すことにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調信号を生成する多重化器と;
    前記第2の変調信号を送信する送信ユニットと;を具備する送信装置。
  5. 放送局から送信される放送波を中継するために再送信する送信装置において、
    主情報データに従って少なくとも一つの特定サブキャリアに対し位相変調を行って生成される第1の変調サブキャリア信号を含む、直交周波数分割多重(OFDM)方式に基づく第1の放送波を受信する受信ユニットと;
    付加情報データに従って前記第1の変調サブキャリア信号に対して振幅変調を施すことにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調サブキャリア信号を生成する多重化器と;
    前記第2の変調サブキャリア信号を含む、OFDM方式に基づく第2の放送波を送信する送信ユニットと;を具備する送信装置。
  6. 前記第1の放送波は複数のセグメントに分割されており、前記特定サブキャリアは前記複数のセグメントのうちの少なくとも一つのセグメントに属している請求項5記載の送信装置。
  7. 前記第1の放送波は複数のセグメントに分割されており、前記特定サブキャリアは前記複数のセグメントのうち移動体向けの放送のための一つのセグメントに属している請求項5記載の送信装置。
  8. 前記多重化器は、前記付加情報データに応じて選択される係数を前記第1の変調サブキャリア信号に乗じることによって前記振幅変調を行うように構成される請求項5記載の送信装置。
  9. 前記多重化器は、前記第1の変調サブキャリア信号の平均電力と前記第2の変調サブキャリア信号の平均電力が等しくなるように前記第2の変調サブキャリア信号の電力を調整する電力調整器を有する請求項5記載の送信装置。
  10. 前記多重化器は、前記振幅変調のタイミングを調整するタイミング調整器を有する請求項5記載の送信装置。
  11. 前記多重化器は、前記振幅変調の深さ(変調度)を変化させることができるように構成される請求項5記載の送信装置。
  12. 前記多重化器は、前記第2の変調サブキャリア信号のI−Qコンスタレーション上でのマッピング点の位置が可変であるように構成される請求項5記載の送信装置。
  13. 前記セグメントの数は13であり、前記位相変調として4位相偏移変調(QPSK)を用いる請求項5記載の送信装置。
  14. 主情報データに従って少なくとも一つの特定サブキャリアに対し位相変調を行って生成される第1の変調サブキャリア信号を含む、直交周波数分割多重(OFDM)方式に基づく放送波を受信する受信ユニットと;
    前記放送波中の前記第2の変調サブキャリア信号に対して位相復調を行って前記主情報データを得る第1の復調器と;
    前記放送波中の前記第2の変調サブキャリア信号に対して振幅復調を行って前記付加情報データを得る第2の復調器と;を具備する受信装置。
  15. 前記第2の復調器は、前記第2の変調サブキャリア信号の振幅を測定する振幅測定器と、前記振幅を閾値判定して前記付加情報データを得る判定器と、を含む請求項14記載の受信装置。
  16. 前記放送波は複数のセグメントに分割され、前記特定サブキャリアは前記複数のセグメントのうちの少なくとも一つのセグメントに属している請求項14記載の受信装置。
  17. 前記放送波は13セグメントに分割され、前記特定サブキャリアは前記13セグメントのうちの少なくとも一つのセグメントに属しており、前記位相変調は4位相偏移変調(QPSK)であり、前記振幅変調は2値変調である請求項14記載の受信装置。
  18. 主情報データに従って少なくとも一つの特定サブキャリアに対し位相変調を行って生成される第1の変調サブキャリア信号を含む、直交周波数分割多重(OFDM)方式に基づく第1の放送波を送信する放送局と;
    前記第1の放送波を受信する受信ユニット、付加情報データに従って前記第1の変調サブキャリア信号に対して振幅変調を施すことにより前記付加情報データの多重化を行って第2の変調サブキャリア信号を生成する多重化器、及び前記第2の変調サブキャリア信号を含む、OFDM方式に基づく第2の放送波を送信する送信ユニットを含む中継局と;
    前記第1の放送波及び前記第2の放送波を受信可能な受信局と;を具備する地上デジタル放送システム。
  19. 前記受信局は、前記第2の放送波中の前記第2の変調サブキャリア信号に対して位相復調を行って前記主情報データを得る第1の復調器と、前記第2の放送波中の前記第2の変調サブキャリア信号に対して振幅復調を行って前記付加情報データを得る第2の復調器と、を含む受信装置を具備する請求項18記載の地上デジタル放送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009089308A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 地上デジタル放送波受信装置
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