JP7137922B2 - 伝送システム、受信装置及び伝送方法 - Google Patents

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本発明は、階層分割多重方式を用いた伝送システムに係り、特に受信処理を大幅に軽減すると共に、復号誤りを低減することができる伝送システム、送信装置、受信装置及び伝送方法に関する。
[先行技術の説明]
次世代の地上デジタル放送として、現行の2K放送と異なる方式の放送波を、周波数、時間を共用して伝送する階層分割多重方式が検討されている(非特許文献1、非特許文献2)。
特に、米国の次世代地上デジタル放送方式として、ATSC(Advanced Television Systems Committee standards)3.0では階層分割多重方式(Layered Division Multiplexing、以下LDM)が採用されている。
また、日本でもLDMが採用されており、通常、上位階層(Upper Layer、以下UL)と下位階層(Lower Layer、以下LL)とで異なる変調方式を用いる。
[従来のLDM送信装置の構成:図10]
非特許文献2に記載された、従来のLDM送信装置の構成について図10を用いて説明する。図10は、従来のLDM送信装置の概略構成を示す構成ブロック図である。
図10に示すように、従来のLDM送信装置は、ULデータ処理部200と、LLデータ処理部201と、合成部24と、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重方式)変調部25と、送信アンテナ26とを備えている。
ULデータ処理部200は、ULデータについて処理を行うものであり、誤り訂正符号化部21Uと、キャリア変調部22Uと、電力調整部23Uとを備えている。
同様に、LLデータ処理部は、誤り訂正符号化部21Lと、キャリア変調部22Lと、電力調整部23Lとを備えている。
従来のLDM送信装置の動作について説明する。
ULの情報ビットは、ULデータ処理部200の誤り訂正符号化部21Uに入力されて所定の誤り訂正符号化が施され、キャリア変調部22Uで直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation、以下QAM)やPSK(Phase Shift Keying)、あるいは不等間隔、ランダム間隔でIQ平面にマッピングする変調方式等のデジタル変調方式により変調される。
そして、ULとLLとで所定の電力比となるよう、変調されたUL信号は電力調整部23Uで送信電力が調整され、合成部24に入力される。
ULとは異なる情報を送信するLLでは、情報ビットがLLデータ処理部201に入力され、誤り訂正符号化部21Lで誤り訂正符号化が行われ、キャリア変調部22Lでキャリア変調される。
そして、電力調整部23Lで送信電力の調整が行われて、合成部24に入力される。
誤り訂正符号化部21U,21Lで行われる誤り訂正符号化は、同一の誤り訂正符号化方式であっても、異なる方式であってもよい。
キャリア変調方式は、例えば、ULを64QAM、LLをQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)で変調し、又はULをQPSK、LLを64QAMで変調する。
また、送信電力は、一般的には、受信側における復調処理を容易にするため、ULよりもLLを小さな電力とするよう調整する。
そして、合成部24でULとLLの信号が合成されて、OFDM変調部25において、合成された信号がOFDM変調され、送信アンテナ26から送信信号として出力される。
このようにして従来のLDM送信装置の動作が行われる。
[従来のLDM受信装置の構成:図11]
次に、従来のLDM受信装置の構成について図11を用いて説明する。図11は、従来のLDM受信装置の概略構成を示す構成ブロック図である。
図11に示すように、従来のLDM受信装置は、受信アンテナ30と、OFDM復調部31と、ULキャリア復調部32と、UL誤り訂正復号化部33と、レプリカ生成部34と、除去処理部35と、LLキャリア復調部36と、LL誤り訂正復号化部37とを備えている。
従来のLDM受信装置の動作について説明する。
従来のLDM受信装置では、多重されて送信された送信信号は、受信装置の受信アンテナ30で受信され、OFDM復調部31においてFFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)処理や伝送路推定等のOFDM復調処理が行われ、分岐された一方の信号について、ULキャリア復調部32において、送信側でULデータに施されたキャリア変調に対応したキャリア復調が行われる。
キャリア復調されたUL信号は、UL誤り訂正復号化部33で、誤り訂正符号化部21Uに対応した誤り訂正復号化が行われ、UL復号ビットが出力される。
それと共に、UL誤り訂正復号化部33で復号されたUL復号ビットは、レプリカ生成部34に入力されて、送信側のキャリア変調部22Uで用いている変調方式で再度キャリア変調が施され、更に伝搬路推定結果等を用いてUL受信信号のレプリカ(ULレプリカ信号)が生成される。
そして、除去処理部35において、OFDM復調部31からの多重化された信号から、ULレプリカ信号が除去されて、LL受信信号が取り出され、LLキャリア復調部36において、送信側の電力調整部23U,23LでのUL,LLの電力割合を考慮して、LL信号のキャリア復調を行う。
LLキャリア復調部36からの信号はLL誤り訂正復号部37に入力され、誤り訂正符号部21Lに対応する誤り訂正復号が行われ、LLの復号ビットが出力される。
このようにして、受信装置における動作が行われる。
OFDM復調部31からの信号は、UL信号とLL信号が合成された状態であるが、誤り訂正復号やレプリカ生成が正確になされていると仮定すると、レプリカ生成部34の出力は純粋なUL受信信号を再現することになる。
したがって、多重されたOFDM復調信号からULレプリカ信号を減算すれば、LL信号を抽出することができるものである。
[関連技術]
尚、LDM方式の伝送システムに関する従来技術としては、「地上デジタルTV放送におけるLDM方式の適用に関する一考察」(非特許文献1)、「次世代地上放送に向けたLDMの適用に関する一検討」(非特許文献2)がある。
非特許文献1には、地上デジタルTV放送にLDM方式を適用した場合の、既存受信者保護や周波数有効利用についての考察が記載されている。
非特許文献2には、FDM(Frequency Division Multiplexing;周波数分割多重)とLDMとを組み合わせた階層伝送方式について移動受信特性を求めて評価したことが記載されている。
岡田、柴田他、"地上デジタルTV放送におけるLDM方式の適用に関する一考察"、映像情報メディア学会技術報告,40,1-4,2016-10 佐藤他、 "次世代地上放送に向けたLDMの適用に関する一検討", 映像情報メディア学会技報, vol. 41, no. 6, BCT2017-34, pp. 45-48, 2017年2月
上述したように、従来の伝送システムでは、受信側において、一旦UL信号をキャリア復調、誤り訂正復号化してから、UL受信信号のレプリカを生成し、当該ULレプリカ信号を、多重化された受信信号から除去する処理を行ってLL信号を抽出する処理が必要である。
しかしながら、伝送システムでは、フェージング等の影響により生じるバースト誤りを軽減するため、送信側において、キャリア復調部と誤り訂正部との間にインターリーブ処理が追加されている場合がある。
特に、移動体を考慮した伝送を行う場合には、数十~数百msと膨大な時間長のインターリーブ処理が必要となる。
そのため、インターリーブ処理が施された信号を復調してレプリカを生成する場合には、逆インターリーブ処理が必要であり、送信側の処理に対応したインターリーブ長のメモリが必要となってしまう。
つまり、従来の伝送システムでは、UL受信信号のレプリカを生成し、受信信号から当該レプリカを除去してLL信号を抽出するようにしているので、受信処理及び回路構成が増大してしまうという問題点があった。
また、従来の伝送システムでは、ULとLLの送信電力比が小さくなると、つまりLL信号の送信電力が大きくなると、ULを正しく復号できず、誤ったレプリカを生成してしまい、その結果LLでも復号誤りを発生してしまうという問題点があった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、受信処理及び回路構成を低減すると共に、LLの送信電力が大きい場合でも、正確に復号することができる伝送システム、送信装置、受信装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送システムであって、上位階層と下位階層に階層分割された信号を多重合成し、上位階層の変調方式、下位階層の変調方式、上位階層と下位階層の電力比の伝送パラメータを付加して送信する送信装置と、送信装置からの信号を受信し、伝送パラメータを復調し、推定した伝送路特性と復調した伝送パラメータに基づき受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離によって上位階層と下位階層の情報を復調する受信装置とを備えることを特徴としている。
また、本発明は、同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送システムにおいて用いられる受信装置であって、当該伝送システムにおいて用いられ、上位階層を第1の変調方式で変調して電力調整を行う第1の変調部と、下位階層を第2の変調方式で変調して電力調整を行う第2の変調部と、第1の変調部からの出力信号と第2の変調部からの出力信号を多重合成する合成部と、上位階層の変調方式、下位階層の変調方式、上位階層と下位階層の電力比を含み、復調時に、受信した信号のレプリカ信号を算出するために用いられる伝送パラメータを変調する伝送パラメータ変調部と、合成部からの出力信号に、伝送パラメータ変調部からの変調された伝送パラメータの信号を、合成部からの出力信号と周波数又は時間で直交する領域に割り当てて付加する選択部と、選択部から出力される信号をOFDM変調して送信信号として出力するOFDM変調部とを有する送信装置からの信号を受信する受信部と、受信した信号から伝送パラメータを復調する伝送パラメータ復調部と、送信処理から受信処理までの伝送路特性を推定し、推定した伝送路特性と復調した伝送パラメータに基づき、受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離によって上位階層と下位階層の情報を復調するキャリア復調部とを有することを特徴としている。
また、本発明は、同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送方法であって、上位階層と下位階層に階層分割された信号を多重合成し、上位階層の変調方式、下位階層の変調方式、上位階層と下位階層の電力比の伝送パラメータを付加して送信し、送信された信号を受信し、伝送パラメータを復調し、推定した伝送路特性と復調した伝送パラメータに基づき受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離によって上位階層と下位階層の情報を復調することを特徴とする伝送方法。
本発明によれば、同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送システムであって、上位階層と下位階層に階層分割された信号を多重合成し、上位階層の変調方式、下位階層の変調方式、上位階層と下位階層の電力比の伝送パラメータを付加して送信する送信装置と、送信装置からの信号を受信し、伝送パラメータを復調し、推定した伝送路特性と復調した伝送パラメータに基づき受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離によって上位階層と下位階層の情報を復調する受信装置とを備える伝送システムとしているので、受信装置において、上位階層のレプリカ信号を生成する煩雑な処理を行わずにすみ、処理を大幅に軽減して回路構成を縮小でき、更に、下位階層の送信電力が大きい場合でも、復調結果に基づいて正確に復号することができる効果がある。
また、本発明によれば、同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送システムにおいて用いられる受信装置であって、当該伝送システムにおいて用いられ、上位階層を第1の変調方式で変調して電力調整を行う第1の変調部と、下位階層を第2の変調方式で変調して電力調整を行う第2の変調部と、第1の変調部からの出力信号と第2の変調部からの出力信号を多重合成する合成部と、上位階層の変調方式、下位階層の変調方式、上位階層と下位階層の電力比を含み、復調時に、受信した信号のレプリカ信号を算出するために用いられる伝送パラメータを変調する伝送パラメータ変調部と、合成部からの出力信号に、伝送パラメータ変調部からの変調された伝送パラメータの信号を、合成部からの出力信号と周波数又は時間で直交する領域に割り当てて付加する選択部と、選択部から出力される信号をOFDM変調して送信信号として出力するOFDM変調部とを有する送信装置からの信号を受信する受信部と、受信した信号から伝送パラメータを復調する伝送パラメータ復調部と、送信処理から受信処理までの伝送路特性を推定し、推定した伝送路特性と復調した伝送パラメータに基づき、受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離によって上位階層と下位階層の情報を復調するキャリア復調部とを有する受信装置としているので、上位階層のレプリカ信号を生成する煩雑な処理を行わずにすみ、処理を大幅に軽減して回路規模を縮小でき、更に、下位階層の送信電力が大きい場合でも、復調結果に基づいて正確に復号することができる効果がある。
また、本発明によれば、同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送方法であって、上位階層と下位階層に階層分割された信号を多重合成し、上位階層の変調方式、下位階層の変調方式、上位階層と下位階層の電力比の伝送パラメータを付加して送信し、送信された信号を受信し、伝送パラメータを復調し、推定した伝送路特性と復調した伝送パラメータに基づき受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離によって上位階層と下位階層の情報を復調する伝送方法としているので、受信側において、上位階層のレプリカ信号を生成する煩雑な処理を行わずにすみ、処理を大幅に軽減して回路規模を縮小でき、更に、下位階層の送信電力が大きい場合でも、復調結果に基づいて正確に復号することができる効果がある。
本送信装置の構成ブロック図である。 本受信装置の構成ブロック図である。 LDM送信信号の例を示す説明図である。 本受信装置のキャリア復調部14で生成されるレプリカの例と、それを用いた硬判定LDM受信方式を示す説明図である。 U1ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。 U0ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。 L1ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。 L0ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。 LL送信電力レベルが大きい場合のLDM送信信号を示す模式説明図である。 従来のLDM送信装置の概略構成を示す構成ブロック図である。 従来のLDM受信装置の概略構成を示す構成ブロック図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る伝送システムは、階層分割多重方式を用いた伝送システムであって、送信装置が、上位階層と下位階層に階層分割された信号を多重合成し、上位階層の変調方式、下位階層の変調方式、上位階層と下位階層の電力比を含む伝送パラメータを上位階層と下位階層の多重合成信号に更に多重して送信し、受信装置が、送信装置からの信号を受信して、伝送パラメータを復調し、推定した伝送路特性と復調した伝送パラメータに基づいて、受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離に基づいて、上位階層と下位階層の情報を復調するものであり、上位階層のレプリカ信号を生成しないことにより、受信側における処理を大幅に軽減できると共に、下位階層の送信電力が大きい場合でも、正確な復調を行うことができるものである。
[実施の形態に係る伝送システム]
本伝送システムは、上位階層(UL)と下位階層(LL)に異なる情報を多重して伝送するLDM方式を利用したシステムであり、特に本伝送システムでは、送信側からULとLLの各種伝送パラメータを多重して送信し、受信側において、ULレプリカ信号を生成せずに、復調した伝送パラメータと、推定された伝搬路特性とに基づいて、受信信号のレプリカを生成して、受信信号と当該レプリカとのユークリッド距離に基づいて、ULとLLのキャリア復調を同時に行うものである。
[実施の形態に係る送信装置の構成:図1]
まず、本発明の実施の形態に係る送信装置(本送信装置)の構成について図1を用いて説明する。図1は、本送信装置の構成ブロック図である。尚、図10と同様の構成をとる部分については同一の符号を付して説明する。
図1に示すように、本送信装置は、図10に示した従来のLDM送信装置と同様の構成部分として、ULデータ処理部200と、LLデータ処理部201と、合成部24と、OFDM変調部25とを備え、本送信装置の特徴部分として、伝送パラメータ変調部11と、選択部12とを備えている。
従来と同様の部分については、説明を省略する。
尚、ULデータ処理部200は、請求項に記載した第1の変調部に相当し、LLデータ処理部201は、第2の変調部に相当している。
本送信装置の特徴部分について説明する。
伝送パラメータ変調部11は、ULとLLのそれぞれについての、誤り訂正符号化方式、キャリア変調方式、また、ULとLLの送信電力比等の情報を伝送パラメータとして受信側に通知するための変調処理を行うものである。
更に、QAM等の変調信号の位相(IQ平面における回転)を、ULとLLとで異なるものとした場合には、位相パターンも伝送パラメータに含めて通知する必要がある。
伝送パラメータの情報は、受信側において復調され、その後のUL,LLデータのキャリア復調に用いられるものである。
尚、予め、送信側と受信側とで伝送パラメータを共有している場合には、伝送パラメータを送信する必要はないため、伝送パラメータ変調部11、選択部12を設けなくてよい。
選択部12は、合成部24から出力されるULとLLの多重化された信号(UL,LL多重信号)と、伝送パラメータ変調部11から出力される伝送パラメータ変調信号とを入力し、伝送パラメータ変調信号を、UL,LL多重信号と周波数又は時間で直交する領域に割り当てる処理(付加処理)を行う。
本送信装置の動作について説明する。
本送信装置では、ULの情報ビットがULデータ処理部200に入力され、誤り訂正符号化、キャリア変調、電力調整が行われ、合成部24に入力される。
同様に、LLの情報ビットは、LLデータ処理部201で、誤り訂正符号化、キャリア変調、電力調整が行われて、合成部24に入力される。
本送信装置では、説明を簡単にするために、UL,LL共にQPSK変調を行うものとし、請求項に記載した第1の変調方式と第2の変調方式とを同一の変調方式としているが、異なる変調方式としてもよい。
そして、合成部24で、ULとLLの信号が合成され、更に選択部12で伝送パラメータ変調信号が、UL,LL多重信号とは直交する領域に多重されて、OFDM変調部26にてOFDM変調され、送信アンテナ26から送信される。
このようにして、本送信装置の動作が行われるものである。
[実施の形態に係る受信装置の構成:図2]
次に、本発明の実施の形態に係る受信装置(本受信装置)の構成について図2を用いて説明する。図2は、本受信装置の構成ブロック図である。尚、図11と同様の構成をとる部分については同一の符号を付して説明する。
図2に示すように、本受信装置は、図11に示した従来のLDM受信装置と同様の構成部分として、受信アンテナ30と、OFDM復調部31と、UL誤り訂正復号化部33と、LL誤り訂正復号化部37とを備えており、本受信装置の特徴部分として、伝送パラメータ復調部13と、キャリア復調部14とを備えている。
従来と同様の部分については、説明を省略する。
本受信装置の特徴部分について説明する。
伝送パラメータ復調部13は、OFDM復調された信号の内、伝送パラメータを伝送している周波数領域又は時間領域に対して復調処理を行って、伝送パラメータを復調し、キャリア復調部14に出力する。当該伝送パラメータの復調は、送信側の伝送パラメータ変調部11での変調処理に対応するものである。
上述したように、伝送パラメータとしては、誤り訂正符号化方式、キャリア変調方式、ULとLLの送信電力比等の情報があり、更に、変調信号の位相パターンを含む場合もある。
キャリア復調部14は、OFDM復調部31から出力されるUL,LL多重信号から、UL信号とLL信号のキャリア復調を同時に行うものである。
具体的には、キャリア復調部14は、UL,LL多重信号を入力して、送信装置から受信装置までの伝搬路特性を推定し、推定された伝搬路特性と、伝送パラメータ復調部13からの伝送パラメータとを用いて、受信信号のレプリカを生成し、当該レプリカと受信信号とのユークリッド距離に基づいて復調を行う。
キャリア復調部における復調方法については後述する。
キャリア復調部14では、UL信号とLL信号のキャリア復調を同時に行い、ULの復調ビットをUL誤り訂正復号化部33に出力し、LLの復調ビットをLL誤り訂正復号化部37に出力する。
UL誤り訂正復号化部33及びLL誤り訂正復号化部37の動作は、従来と同様である。
[送信信号の例:図3]
本受信装置における復調方法について説明する前に、送信信号の例について図3を用いて説明する。図3は、LDM送信信号の例を示す説明図である。
図3では、「○」がQPSK方式で変調されたUL信号を、「×」がQPSK方式で変調されたLL信号を示している。
「○」印の近くに記載した太字の2ビットがUL信号に割り当てられた符号ビットであり、「×」印の近くに記載したイタリック体の2ビットがLL信号に割り当てられた符号ビットである。
また、図3に示すように、UL信号電力とLL信号電力は、1:αの割合で電力調整されている。
このUL送信信号をXu、LL送信信号をXLとすると、送信信号Xは、
Figure 0007137922000001
で表される。
この送信信号が伝送路特性Hを経由して、更に雑音Nが加算された受信信号Yは、
Figure 0007137922000002
で表される。
[レプリカ信号と硬判定復調:図4]
本受信装置のキャリア復調部14で生成される受信信号のレプリカ(以下、単に「レプリカ」とする)の例について図4を用いて説明する。図4は、本受信装置のキャリア復調部14で生成されるレプリカの例と、それを用いた硬判定LDM受信方式を示す説明図である。
一般的な受信機の構成として、例えば送信側において挿入された既知のパイロット信号などを利用して、伝送路特性(伝搬路特性)を求めることができる。
そして、推定した伝搬路特性をH^(実際には「H」の上に「^」が記載されている)とすると、OFDM復調部31の出力信号におけるレプリカRは、
Figure 0007137922000003
で表される。
数式3において、UL,LLの変調方式や電力比率等の伝送パラメータは、伝送パラメータ復調部13で正しく復調されており、キャリア復調部14は正しい伝送パラメータを認識しているものとする。
キャリア復調部14は、入力された伝送パラメータからUL,LLのキャリア変調方式(QPSK)及び電力比を認識し、それらのパラメータと推定伝搬路特性とに基づいて、受信信号のレプリカを生成する。
具体的には、キャリア復調部14は、図4に示すように、4(ULの変調多値数)×4(LLの変調多値数)の16パターンのレプリカを生成する。
各レプリカを「×」印で示す。各レプリカにはULとLLの合計4ビットの情報が対応しており、太字の2ビットがULの情報、イタリック体の2ビットがLLの情報である。
そして、キャリア復調部14は、各レプリカと受信信号Yとのユークリッド二乗距離Lを算出する。ユークリッド二乗距離Lは数式4で表される。
Figure 0007137922000004
そして、キャリア復調部14は、受信信号Yとのユークリッド二乗距離Lが最も小さなレプリカに対応するUL,LLのビットを、それぞれの復調ビットとしてUL誤り訂正復号化部33,LL誤り訂正復号化部37に出力する。
ここで、ユークリッド距離は正の値であるから、ユークリッド二乗距離の大小を比較することはユークリッド距離の大小を比較することと同義である。
図4を用いて具体的に説明する。
図4の例では、受信信号Yを「黒塗りの四角」の印で示しており、受信信号Yから最短のユークリッド距離(Lmin)となるレプリカを特定する。
当該レプリカに対応する情報ビットは、UL信号が “00”、LL信号が “11”であり、これらがUL信号とLL信号の復調結果となる。このような復調方式を硬判定復調と称する。
そして、キャリア復調部14は、UL復調ビットをUL誤り訂正復号化部33に出力し、LL復調ビットをLL誤り訂正復号化部37に出力する。
すなわち、本受信装置では、伝送パラメータと推定伝搬路特性とに基づいて、ULとLLとを多重した受信信号のレプリカを生成し、受信信号とのユークリッド距離が最短(Lmin)となるレプリカを特定し、当該レプリカによって表されるUL及びLLの情報をそれぞれの復調ビットとしている。
このように、本受信装置では、従来の受信装置のようにUL復号ビットを生成して、再度キャリア変調して、ULレプリカ信号を生成するという煩雑な処理を行う必要がなくなるものである。
これにより、ULレプリカ生成のために、ULキャリア復調後に行われていた逆インターリーブ処理及びUL誤り訂正復号処理を行わずにすみ、処理を大幅に軽減できると共に、逆インターリーブ処理に要するメモリも不要として、回路規模を低減できるものである。
[軟判定復号]
また近年では、上述した硬判定復調よりも、高い誤り訂正復号方式として軟判定復号方式が用いられることが多い。軟判定復号方法では、一般的に各復調ビットの “0” 、“1”に対応する対数尤度比(LLR;Log-Likelihood Ratio)を用いて復号することが多い。
LLRを用いた軟判定復号方法については、例えば、F.Tosato et.al., “Simplified soft-output demapper for binary interleaved COFDM with application to HIPERLAN/2” , Communications, 2002. ICC 2002. IEEE International Conference on, Volume 2 に記載されている。
[軟判定復号方法におけるキャリア復調部14の処理]
軟判定復号方法におけるキャリア復調部14の処理について、図5~図8を用いて説明する。
UL,LLの情報ビットを、上位からU1,U0,L1,L0とする。軟判定復号では、キャリア復調部14は、これらの4ビット全てに対して対数尤度比を算出する。この場合、LLRの算出処理がキャリア復調の処理に相当する。
[U1ビットに対するLLRの算出]
まず、U1ビットに対するLLRの算出について図5を用いて説明する。図5は、U1ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。
図5に示すように、U1ビットは、図5において下線を付したビットに対応している。
キャリア復調部14は、U1復調ビットが “0” 及び “1”に対応するレプリカの内、受信信号Yとのユークリッド距離(Lとする)が最も小さいレプリカを特定し、それらの距離の差をLLRとして算出する。
図5では、U1復調ビットが “0” のレプリカと、受信信号との最短のユークリッド距離をLmin0で示し、U1復調ビットが “1” のレプリカと、受信信号との最短のユークリッド距離をLmin1で示している。
LLRは両者の差であるから、U1復調ビットに対応するLLR(U1復調ビットLLR)は、
Figure 0007137922000005
として算出される。
[U0ビットに対するLLRの算出:図6]
U0ビットに対するLLRの算出について図6を用いて説明する。図6は、U0ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。
U0ビットは、図6において下線を付したビットである。
キャリア復調部14は、上述したU1ビットの場合と同様に、U0復調ビットが “0” と“1”のレプリカについてLmin0とLmin1を求め、U0復調ビットに対応するLLR(U0復調ビットLLR)を算出する。
そして、キャリア復調部14は、U1復調ビットLLRとU0復調ビットLLRとを、UL誤り訂正復号化部33に出力する。
[L1ビットに対するLLRの算出:図7]
L1ビットに対するLLRの算出について図7を用いて説明する。図7は、L1ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。
L1ビットは、図7において下線を付したビットである。キャリア復調部14は、L1復調ビットが “0” と“1”のレプリカについてLmin0とLmin1を求め、L1復調ビットに対応するLLR(L1復調ビットLLR)を算出する。
[L0ビットに対するLLRの算出:図8]
L0ビットに対するLLRの算出について図8を用いて説明する。図8は、L0ビットに対するLLRの算出を示す説明図である。
L0ビットは、図8において下線を付したビットであり、キャリア復調部は、上述したL1復調ビットの場合と同様にLmin0とLmin1を求め、L0復調ビットに対応するLLR(L0復調ビットLLR)を算出する。
そして、キャリア復調部14は、L1復調ビットLLRとL0復調ビットLLRとを、LL誤り訂正復号化部37に出力する。
[UL誤り訂正復号化部]
UL誤り訂正復号化部33は、入力されたU1復調ビットLLR及びU1復調ビットLLRに基づいて、送信側のUL誤り訂正符号化部21Uにおける誤り訂正符号に対応した軟判定誤り訂正復号を行って、UL復号ビットを出力する。
[LL誤り訂正復号化部]
同様に、LL誤り訂正復号化部37は、入力されたL1復調ビットLLR及びL0復調ビットLLRに基づいて、送信側のLL誤り訂正符号化部21Lにおける誤り訂正符号に対応した軟判定誤り訂正復号を行って、LL復号ビットを出力する。
尚、本受信装置のUL誤り訂正復号化部33とLL誤り訂正復号化部37は、基本的には従来と同様の構成であるが、上述したように、キャリア復調部14で硬判定復調処理を行うか、軟判定復号のためのLLRの算出を行うかによって、各誤り訂正復号化部における処理も異なる。
そのため、UL誤り訂正復号化部33及びLL誤り訂正復号化部37は、硬判定又は軟判定のいずれかを設定可能としており、各誤り訂正復号化部は設定に基づいて誤り訂正処理を行う。
又は、UL誤り訂正復号化部33及びLL誤り訂正復号化部37を、送信側からの伝送パラメータに基づいて、硬判定又は軟判定のいずれかに応じた処理を行うように構成してもよい。
これにより、本受信装置では、UL受信信号のレプリカを生成する必要がなくなり、受信側における処理及び回路規模を大幅に低減することができるものである。
[LL送信電力が大きい場合:図9]
ここで、ULとLLの送信電力比が小さい場合、つまりLLの送信電力が大きい場合について図9を用いて説明する。図9は、LL送信電力レベルが大きい場合のLDM送信信号を示す模式説明図である。
図9では、UL信号を丸(○)印で示し、左上のUL信号(00)に重畳したLL信号を四角印、右上のUL信号(00)に重畳したLL信号を三角印、左下のUL信号(01)に重畳したLL信号を星印、右下のUL信号(11)に重畳したLL信号をひし形で示している。
図9に示すように、LL信号の送信電力が大きい場合には、中心付近に存在する信号点は、UL信号の復調領域(I軸=0、Q軸=0を境とする)を越境している。
このような場合には、従来の受信装置におけるULキャリア復調部32においては、UL信号を正しく判定することが不可能となり、UL復号誤りが発生する。
そのため、従来、レプリカ生成部34において、正しいUL信号レプリカを算出することができず、その結果、LL信号についても復号誤りが発生してしまう。
これに対して、UL信号レプリカを生成しない本受信装置では、LL送信電力が大きくて越境が発生している場合であっても、16個の受信信号のレプリカを生成することができ、上述したような硬判定復調又は軟判定復号処理によって、精度の高い復号ビットを出力することができるものである。
[実施の形態の効果]
本発明の実施の形態に係る伝送システムによれば、LDM方式を用いた伝送システムであって、送信装置において、伝送パラメータ変調部11が、ULの変調方式、LLの変調方式、ULとLLの電力比を含む伝送パラメータを多重し、選択部12が、ULとLLに階層分割された信号を多重合成した多重信号に、変調された伝送パラメータを更に多重(付加)して送信し、受信装置において、伝送パラメータ復調部13が、伝送パラメータを復調し、キャリア復調部14が、推定した伝送路特性と復調された伝送パラメータに基づいて、受信した信号のレプリカ信号を算出し、レプリカ信号と受信した信号とのユークリッド距離に基づいて、ULとLLの情報を同時に復調するものであり、ULレプリカ信号を生成しないことにより、受信側における処理及び回路規模を大幅に軽減できると共に、LLの送信電力が大きい場合でも、正確な復号を行うことができる効果がある。
また、本受信装置によれば、キャリア復調部14が、レプリカ信号と受信信号とのユークリッド距離が最短となるレプリカ信号に対応するULビット及びLLビットを復調結果として出力する硬判定処理を行うようにしており、簡易な処理でUL信号及びLL信号を同時に復調する受信装置を実現することができる効果がある。
また、本伝送システムによれば、送信装置において、パラメータ変調部11が、UL及びLLの誤り訂正符号化方式を伝送パラメータに含めて変調し、受信装置において、キャリア復調部14が、受信した信号のレプリカ信号のULビット、LLビットについてそれぞれLLRを算出し、UL誤り訂正復号化部33及びLL誤り訂正復号化部37が、それぞれ、UL/LLの復調ビットLLRに基づいて、伝送パラメータで指示されたUL/LLの誤り訂正符号化方式に対応する誤り訂正復号化処理を行って、UL/LLの復号ビットを出力する軟判定復号処理を行うようにしているので、より精度の高い復号を行うことができる効果がある。
本発明は、受信処理を大幅に軽減すると共に、復号誤りを低減することができる伝送システム、送信装置、受信装置及び伝送方法に適している。
11…伝送パラメータ変調部、 12…選択部、 13…伝送パラメータ復調部、 14…キャリア復調部、 21…誤り訂正符号化部、 22…キャリア変調部、 23…電力調整部、 24…合成部、 25…OFDM変調部、 26…送信アンテナ、 30…受信アンテナ、 31…OFDM復調部、 32…ULキャリア復調部、 33…UL誤り訂正復号化部、 34…レプリカ生成部、 35…除去処理部、 36…LLキャリア復調部、 37…LL誤り訂正復号化部、 200…ULデータ処理部、 201…LLデータ処理部

Claims (3)

  1. 同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送システムであって、
    前記上位階層と前記下位階層に階層分割された信号を多重合成し、前記上位階層の変調方式、前記下位階層の変調方式、前記上位階層と前記下位階層の電力比の伝送パラメータを付加して送信する送信装置と、
    前記送信装置からの信号を受信し、前記伝送パラメータを復調し、推定した伝送路特性と前記復調した伝送パラメータに基づき前記受信した信号のレプリカ信号を算出し、前記レプリカ信号と前記受信した信号とのユークリッド距離によって前記上位階層と前記下位階層の情報を復調する受信装置とを備えることを特徴とする伝送システム。
  2. 同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送システムにおいて用いられる受信装置であって、
    前記伝送システムにおいて用いられ、前記上位階層を第1の変調方式で変調して電力調整を行う第1の変調部と、前記下位階層を第2の変調方式で変調して電力調整を行う第2の変調部と、前記第1の変調部からの出力信号と前記第2の変調部からの出力信号を多重合成する合成部と、前記上位階層の変調方式、前記下位階層の変調方式、前記上位階層と前記下位階層の電力比を含み、復調時に、受信した信号のレプリカ信号を算出するために用いられる伝送パラメータを変調する伝送パラメータ変調部と、前記合成部からの出力信号に、前記伝送パラメータ変調部からの前記変調された伝送パラメータの信号を、前記合成部からの出力信号と周波数又は時間で直交する領域に割り当てて付加する選択部と、前記選択部から出力される信号をOFDM変調して送信信号として出力するOFDM変調部とを有する送信装置からの信号を受信する受信部と、
    前記受信した信号から前記伝送パラメータを復調する伝送パラメータ復調部と、
    送信処理から受信処理までの伝送路特性を推定し、前記推定した伝送路特性と前記復調した伝送パラメータに基づき、前記受信した信号のレプリカ信号を算出し、前記レプリカ信号と前記受信した信号とのユークリッド距離によって前記上位階層と前記下位階層の情報を復調するキャリア復調部とを有することを特徴とする受信装置。
  3. 同一時間、同一周波数を用いて上位階層と下位階層で異なる情報を伝送する階層分割多重方式を用いた伝送方法であって、
    前記上位階層と前記下位階層に階層分割された信号を多重合成し、前記上位階層の変調方式、前記下位階層の変調方式、前記上位階層と前記下位階層の電力比の伝送パラメータを付加して送信し、
    前記送信された信号を受信し、前記伝送パラメータを復調し、推定した伝送路特性と前記復調した伝送パラメータに基づき前記受信した信号のレプリカ信号を算出し、前記レプリカ信号と前記受信した信号とのユークリッド距離によって前記上位階層と前記下位階層の情報を復調することを特徴とする伝送方法。
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