JP6527914B2 - 丸鋸用の鋸刃、鋸刃を製造するための方法及び丸鋸盤 - Google Patents

丸鋸用の鋸刃、鋸刃を製造するための方法及び丸鋸盤 Download PDF

Info

Publication number
JP6527914B2
JP6527914B2 JP2017123243A JP2017123243A JP6527914B2 JP 6527914 B2 JP6527914 B2 JP 6527914B2 JP 2017123243 A JP2017123243 A JP 2017123243A JP 2017123243 A JP2017123243 A JP 2017123243A JP 6527914 B2 JP6527914 B2 JP 6527914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saw blade
saw
liquid
flow path
drive shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017123243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017226069A (ja
Inventor
ゼンケ・フロリアン・クレッバー
アルミン・シュトルツァー
Original Assignee
コイロ ベズィッツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー エーデーファウ−ディーンストライストゥングス コマンデイトゲゼルシャフト
コイロ ベズィッツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー エーデーファウ−ディーンストライストゥングス コマンデイトゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コイロ ベズィッツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー エーデーファウ−ディーンストライストゥングス コマンデイトゲゼルシャフト, コイロ ベズィッツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー エーデーファウ−ディーンストライストゥングス コマンデイトゲゼルシャフト filed Critical コイロ ベズィッツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー エーデーファウ−ディーンストライストゥングス コマンデイトゲゼルシャフト
Publication of JP2017226069A publication Critical patent/JP2017226069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6527914B2 publication Critical patent/JP6527914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/02Devices for lubricating or cooling circular saw blades
    • B23D59/025Devices for lubricating or cooling circular saw blades the lubricating or cooling medium being applied through the mounting means of the tool, e.g. the tool spindle or hub
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D47/00Sawing machines or sawing devices working with circular saw blades, characterised only by constructional features of particular parts
    • B23D47/005Vibration-damping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/02Devices for lubricating or cooling circular saw blades
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/025Details of saw blade body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D65/00Making tools for sawing machines or sawing devices for use in cutting any kind of material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

本発明は請求項1のプリアンブルに記載の丸鋸用の鋸刃、そのような鋸刃を有する丸鋸盤及びそのような鋸刃を製造するための方法に関する。
この種の鋸刃は、一部又は数部よりなる円板状の鋸身を含み、その外周に分散して多数の鋸歯が配置されている。鋸身の中心には、鋸身を駆動軸に固定するための手段−これは、もっとも単純な場合、駆動軸を通すための穴と鋸身を確動駆動固定するためのノッチからなる−が設けられている。鋸歯は鋸身に一部に形成されていてよく、これは、特に、鋸身が円周方向に配置された鋸歯と共に単一材料で形成されたことを意味している。ただし、適用分野に応じて、鋸歯は別個に製造されて、鋸身に取り付けられていてもよく、あるいは、鋸歯が超硬合金ブレード又はセラミックブレードを備えているように構成されていてもよい。鋸身は、通例、金属製であるが、ただし本発明の範囲において、他の材料例えば特にセラミック製とすることも考えられる。
この種の鋸刃はさまざまな形で、例えば機械式ハンドツール、現場向け又は木材、石板等を鋸挽きする作業場向けのハンドヘルド丸鋸及び工業的規模の丸鋸盤に使用される。これらは、一般に鋸挽き台として形成された、鋸挽きされるべき少なくとも一つの被加工材用の固定式又は可動式支持台を有すると共に、固定式又は可動式の鋸刃保持装置及び鋸刃が取り外し可能に取り付けられた駆動軸を備えた駆動装置を有する。
特に、丸鋸盤による工業的使用時及びまた、特に、金属材料の鋸挽きに際し、鋸挽きされるべき被加工材への鋸歯の食い込み時ないし鋸挽き経路に潤滑液を供給することが不可欠である。鋸挽き速度が高速であれば、さらにまた、冷却効果を生み出すことのできるだけの単位時間当たり液体量を鋸歯に供給することが必須である。
したがって、従来、丸鋸盤は鋸刃の外周に冷却潤滑エマルジョンを供給する装置、つまり、冷却潤滑エマルジョンを−しかも鋸挽きされるべき被加工材料に鋸歯が接触する可能な限り直前に−ノズルによるか単純なエマルジョン流出によって、鋸刃の外周及び鋸歯に吹き付け、滴下又は噴射するための装置を含んでいる。
従来の方法による鋸刃への冷却潤滑エマルジョンの供給は、それが望み通りの目標指向正確度をもって行なうことができないことは明白である。さらに、丸鋸の場合には、鋸刃の外周の、鋸歯が鋸挽きされるべき被加工材料に食い込む箇所にできるだけ近いところに冷却潤滑エマルジョンを供給することは当然のことながら困難である。というのも、そうした場所は鋸挽きの進捗に応じて変化するからである。
こうした問題を上述した従来の方法によるよりも優れた形で解決すべく、独国特許出願公開第3708360号明細書においては、丸鋸用の鋸刃を−二枚の互いに平行な、スペーサによって互いに離間させられたディスクから合成し、スペーサの間に、したがって、鋸身の内部に、液体冷媒が鋸刃の外周に達するまで流れることのできる流路が形成されるようにして−数部に製造することが提案されている。これによって、液体冷媒を鋸刃の中心領域において同所に的確に導入することが可能であり、次いで、該冷媒は同所から鋸刃内部を延びる流路を通って鋸刃の外周へ導かれ、こうして、鋸歯に提供されることができる。
同様な解決方法は独国特許出願公開第102007022310号明細書からも知られている。該文献にあっても、丸鋸用の鋸刃は、液体冷媒が鋸刃の中心領域から発して鋸刃外周に達するまで流れることのできる流路が内部に形成されるようにして、数部に製造されている。
しかしながら、上記公知の、数部に構成されて、内部に流路を備えた鋸刃は、その製造の点でコスト高になるのみならず、その自立安定性及び振動挙動が流路と数部構成によって不適切な影響を受けることも懸念される。ただし特に問題なのは、内部に形成された流路に起因する鋸身の厚さないし鋸刃の厚さである。というのも、鋸挽きされるべき被加工材料の鋸挽き経路は、言うまでもなく、鋸刃の鋸身がうまくはまるだけの幅を有していなければならないからである。しかも、鋸挽き経路の幅が太くなればなるほど、それだけ多くの材料が鋸挽き時に鋸挽き屑となり、これはコスト高になるがゆえに、回避されなければならない。
独国特許出願公開第3708360号明細書 独国特許出願公開第102007022310号明細書
したがって、本発明の目的は、従来の鋸刃の安定性とその厚さを保持しつつ、鋸歯への液体、特に冷却潤滑エマルジョンの効果的な供給を可能とする、冒頭に述べたタイプの鋸刃、そのような鋸刃を備えた丸鋸盤及びそのような鋸刃を製造するための方法を提案することである。
上記課題は、請求項1に記載の特徴を有する鋸刃、請求項12に記載の特徴を有する丸鋸盤及び請求項11に記載の特徴を有する方法によって達成される。本発明による鋸刃の好ましい実施態様は請求項2から10に記載したとおりである。本発明による丸鋸盤の有利な実施態様は請求項13から15に記載したとおりである。
したがって、一部又は数部よりなる円板状の鋸身を有し、その外周に多数の鋸歯が配置され、かつ、その中心に鋸刃を駆動軸に固定するための手段が設けられた本発明による丸鋸用の鋸刃は、鋸身の少なくとも一方の側面に液体を誘導するための開いた流路が形成され、これらの流路が特に彫刻、例えばレーザ彫刻によって鋸身の当該側面に彫り刻まれていることを特徴とする。
例えば、溝、水路又は誘導線の趣旨の窪みとして形成されていると同時に、必要に応じて、深さ及び/又は構造を変化させて設けられていてよい本発明の開いた流路は、鋸刃の回転運動から生ずる遠心力を利用して、液体、したがって一般に冷却潤滑エマルジョンを、外周から離間した鋸身の領域から、外周に向かって、したがって、鋸歯に向かって誘導する。鋸挽きが進むと、したがって一般に、特に多くの鋸歯が鋸挽きされるべき被加工材料に食い込んでいる場合には、鋸挽きされるべき被加工材により、鋸挽き経路において、該被加工材が蓋のように作用して該経路を封鎖するために、開いた流路の封止が起こることになる。鋸挽きされるべき被加工材料の外部では、一般に存在する液体と鋸身との間の粘着作用によって、液体は少なくともその大半が開いた流路に沿って誘導される。鋸身において、中央領域の材料厚さが周縁領域の材料厚さよりも薄く形成されていれば、鋸刃の回転運動に際し、液体を開いた流路内に保持する遠心力成分さえ生ずることになる。
鋸刃の回転によって作用する遠心力は本発明による流路内を誘導される液体を鋸身の外周に向かって加速させるため、流路が鋸歯の間、つまり、鋸刃の刃溝を終端としていれば、液体は鋸挽き屑を刃溝から流し出すことができる。場合により、これによって機械式の刃溝ブラシなしですますことが可能である。ただし、いずれにせよ、鋸刃の外周に場合によって付着している鋸挽き屑が、鋸挽きされるべき被加工材に鋸歯が再び噛みこむ際に、鋸挽き経路内に一緒に引きずり込まれる危険はいっそう低下することになる。
したがって、本発明によって設けられている、鋸身の一方の側面又は双方の側面の開いた流路は、液体、特に冷却潤滑エマルジョンを従来の鋸刃及び従来の丸鋸盤よりも効果的に鋸歯の領域に供給することを可能にし、しかもその際、鋸刃を構造的に複雑に、高いコストをかけて製造する必要もなく、かつ、鋸刃の幅、したがって発生する鋸挽き経路の幅を拡大させることもない。
開いた流路は自動車のタイヤ溝に倣って形成され、使用される液体の粘性及び粘着性並びに鋸刃のジオメトリ及び回転速度に適合されていてよい。特に、これらの開いた流路は、その中を誘導される液体を鋸刃の回転とそれによって生ずる遠心力によって鋸身の外周に向かって加速すべく、弓形の経路を有していてよい。
使用される液体の本発明の開いた流路による所期の誘導をさらに補完すべく、本発明の範囲において、流路を備えた鋸身の側面の表面又は、必要に応じ、鋸身の両側側面に撥液性コーティングを施しておくことができる。これは、鋸身の少なくとも一方の側面に撥液性コーティングを施し、その後に、液体を誘導するための開いた流路を、好適にはレーザ彫刻によって彫り込むようにする本発明になる方法によって特に効果的に達成することができる。彫り込みによって撥液性コーティングが剥ぎ取られるために、こうして発生する開いた流路にはまさに撥液性コーティングが欠落していることになる。
駆動軸に鋸刃を固定するための手段が鋸身に載設された少なくとも一個のフランジを含んでいる場合には、本発明の範囲において、開いた流路の少なくとも一部の区間がフランジの下側に延びること、したがって、流路がフランジの下側にまで達しているのが好ましい。この場合、好ましくはフランジと鋸身の当該側面との間に液溜めが形成されていてよく、流路の少なくとも一部が同所内部に達し、同所から液体が流路を通って基本的に鋸身の外周に向かって誘導されるようにすることができる。
この場合、液溜めへの液体の供給は、フランジ部への液体供給によって行なうことが可能であり、あるいは、駆動軸を介して行なうこともでき、後者にあっては、駆動軸に、接続口からフランジと鋸身の当該側面との間に形成された液溜めにまで延びる液体通流路が配置されている。
本発明による丸鋸盤における駆動軸による液体の供給は、フランジなしでも有利に行なうことが可能であるが、それは液体通流路の配置された駆動軸が、液体を接続口から鋸刃が駆動軸に固定される領域にまで誘導するのに特に適しているからである。該鋸刃固定領域は一般に鋸刃の中央領域であるために、液体は、この場合、鋸刃の回転運動により、該中央領域から本発明による開いた流路を経て鋸刃の外周領域にまで、特に、鋸歯又は鋸歯間の刃溝にまで誘導されることができる。
多くのケースにおいて、本発明による鋸刃には、少なくとも一つのホルダと、鋸身との少なくとも一時的な滑り接触のための滑り具を含むガイド装置が備えられている。この種のケースにおいて、鋸刃が本発明による開いた流路を備え、しかも該流路の一部区間がこのガイド装置によって掃引される領域内を延び、特に、鋸身のこの領域から発して基本的に鋸身の外周にまで延びる流路を備えている場合には、このガイド装置を介して液体の供給を行なうことも可能であり、この場合、ガイド装置のホルダはそのために液体接続口を備えている。この場合には、駆動軸を介した液体の供給も、鋸刃と共に回転するフランジを介した液体の供給も不要である。副次的効果として、好適には、滑り具にも液体、したがって特に冷却潤滑エマルジョンが供給される。この種のガイド装置はできるだけ鋸刃の外周近くに配置されているため、液体が本発明による開いた流路を通って鋸歯に達するまでに経なければならない路程は特に短く、流路が鋸挽き経路において鋸挽きされた材料によってカバーされる領域は特に大きい。
以下、本発明によって形成された鋸刃に関する複数の実施形態を、添付の図面によって詳細に示し、説明する。図面はそれぞれ以下を示している。
本発明によって形成された鋸刃の斜視図及び詳細拡大図である。 本発明による鋸刃のさらに別の実施形態の平面図である。 図1に示した鋸刃の平面図である。 本発明による鋸刃のさらに別の実施形態の平面図である。 本発明による鋸刃のさらに別の実施形態の平面図である。 本発明による鋸刃のさらに別の実施形態の平面図である。 ガイド装置付き鋸刃の斜視図である。 本発明による鋸刃のさらに別の実施形態の平面図である。 本発明による鋸刃のさらに別の実施形態の平面図である。 図9に示した鋸刃とガイド装置の斜視図である。
図1から10は本発明によって形成された鋸刃の種々相異した実施形態を示す図であり、その際、図中において、同一又は互いに対応する要素にはそれぞれ同一の符号を付してある。したがって、すべての実施形態につきすべての詳細が繰り返して説明されているわけではない。
図1は、その外周が多数の円周方向に配置された鋸歯3に移行する、本実施形態において、一部に形成された鋸身2からなる鋸刃1を斜視図により−詳細拡大図と共に−示したものである。鋸身2の中心には(ここでは見えない)穴が位置し、該穴を通して駆動軸4が差し込まれている。駆動軸4と鋸身2との回転確動式結合は、一定数のねじ6によって鋸身2に固定されたフランジ5によって達成される。
フランジ5と鋸身2との間には、駆動軸4内の(不図示の)液体通流路によって供給される冷却潤滑エマルジョンのための液溜めが位置している。
図中に見ることができる鋸身2の側面には多数の流路7が彫り刻まれており、該流路は、図1の詳細拡大図が示すように、一方で、フランジ5の下側まで入り込み、同所で液溜めに達し、他方で、鋸身2の外周において鋸歯3の間の刃溝8に至っている。
鋸刃1の回転運動によって、フランジ5の下側の液溜めにおいて液体に遠心力が作用し、その結果、液体は、図1の詳細拡大図が示すように、流路7内で鋸刃1の外周に向かって加速されることになる。粘着力と流路7が湾曲して延びていることにより、液体は基本的に流路7内に留まり、こうして、確実に鋸歯3の間の刃溝8内へと導かれる。とりわけ、鋸歯3が鋸挽きされるべき被加工材料の鋸挽き経路を通過する際には、鋸挽き経路内で流路7が被覆されることとなり、これは流路7が湾曲して延びていることによってさらに補強される。鋸身2の側面は、流路7の外部では、撥液性コーティングが施されていてよく、これにより、液体はいっそうよく流路7内を誘導されることになる。
図3は図1に示した鋸刃1の平面図を示し、他方、図2はまったく同じように形成された鋸刃1の同様な平面図を示しているが、ただしこの場合、双方の流路7は鏡像状に反転された弓形の経路を有している。図2及び3において鋸刃1は反時計回りに回転することから、図2に示した実施形態の流路7の弓形の経路にあって、流路7を誘導される液体は鋸身2の中心近傍領域ではまず主として回転方向に加速されると共に、他方で、半径方向加速度が増大するため、流路7内においてますます多くの液体が鋸刃1の外周に向かって近づくことになる。
次いで、液体は流路7から高速で刃溝8内に流出し、こうして、液体は刃溝8から鋸挽き屑を流し出すことができる。
図4及び5はまた、流路7の経路が鏡像化された、本発明によって形成された鋸刃1の二つの実施形態の平面図を示している。これらの鋸刃1は、流路7を除いて、先行する実施形態と同じに形成されている。
図6は、その流路7が半径方向に真っ直ぐに延びた鋸刃1の平面図を示したものである。この場合また、その他の特徴は先行する実施形態の特徴と同じである。
図7は鋸刃1の斜視図であり、該鋸刃はまた一体形成された鋸歯3を有する鋸身2からなり、かつ、駆動軸4に着座して、フランジ5によって駆動軸に固定されている。これはさらにガイド装置9を有し、このガイド装置は特に二枚のホルダ10を有し、その間に、鋸身2をガイドする(不図示の)超硬合金製滑り具が配置されている。ガイド装置9はグリップ11を有し、このグリップによってガイド装置を開いて、鋸刃1及び、必要に応じ、ホルダ10の間に配置された滑り具も交換することが可能である。
この実施形態の特徴は、鋸身2の側面に設けられた流路7がフランジ5に達するまで延びておらず、単に、ガイド装置9の滑り具によって掃引される領域から出発して、それぞれ、鋸歯3の間の刃溝8にまで延びている点にある。というのも、流路7を通って誘導されることとなる液体、したがって、一般に冷却潤滑エマルジョンは、この場合、ガイド装置9の液体接続口12を経てガイド装置内に誘導され、同所でさらに流路7に転送されるからである。
この実施形態は、流路7が比較的短く形成されているだけでよく(ただし、この実施形態にあっても、流路をフランジ5の下側まで到達させるようにすることは排除されているわけではない)、かつ、流路7内の液体路程が比較的短いという利点を有する。また、ガイド装置9の液体接続口12を介した液体の供給もシンプルである。他方、ガイド装置9のホルダ10は原理上鋸身2のできるだけ外周近くに配置されているため、鋸刃1の鋸挽き領域は双方のホルダ10とそれらの滑り具の間にあるアングル領域に位置している。そのため、流路7は液体が基本的に、鋸歯が鋸挽きされるべき被加工材料に食い込むときに初めて、鋸歯3の間に流出するように形成されていなければならない。
図8と9は、それらの流路がまた鏡像状に形成されて、鋸身2の中心部にまで達していない態様の、本発明による鋸刃1の二つの実施形態の平面図を示したものである。これらの実施形態の流路7は、図10が示しているように、むしろガイド装置9と連携するようにして設けられている。この場合、流路7の弓形の経路は次のように、すなわち、(液体接続口12を経て)ガイド装置9に供給される液体7が、まず回転方向に加速され、次いで速度が増して、それにともなって遠心力が増すと、流路7のうち半径方向に延びる区間に達し、同所で液体が基本的になお半径方向に加速されて、できるだけ高速で鋸刃1の刃溝8に達するように最適化されている。

Claims (16)

  1. 一部又は数部よりなる円板状の鋸身(2)を有し、その外周に分散して多数の鋸歯(3)が配置され、かつ、その中心に鋸刃(1)を駆動軸(4)に固定するための手段(5、6)が設けられた丸鋸用の鋸刃であって、
    前記鋸身(2)の少なくとも一方の側面に、液体を誘導するための開いた流路(7)が備えられ
    前記鋸身(2)の前記流路(7)が備えられた前記側面の表面には、撥液性コーティングが施されていることを特徴とする鋸刃。
  2. 前記流路(7)は、彫刻によって、前記鋸身(2)の前記側面に彫り刻まれていることを特徴とする、請求項1に記載の鋸刃。
  3. 前記流路(7)は、レーザ彫刻によって、前記鋸身(2)の前記側面に彫り刻まれていることを特徴とする、請求項2に記載の鋸刃。
  4. 前記流路(7)は、前記鋸身(2)の中心領域及び/又は前記鋸身(2)のガイド装置(9)によって掃引される領域から出発して、概して、前記鋸身(2)の外周に向かって延びていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の鋸刃。
  5. 前記流路(7)は、前記鋸身(2)の外周において、それぞれ前記鋸歯(3)の間を終端としていることを特徴とする、請求項4に記載の鋸刃。
  6. 前記流路(7)は、弓形の経路を有し、その中を通る液体は、前記鋸刃(1)の回転とそれによって引き起こされる遠心力によって、前記鋸身(2)の前記外周に向かって加速されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の鋸刃。
  7. 前記鋸刃(1)を駆動軸(4)に固定するための前記手段は、前記鋸身(2)に載設された少なくとも一つのフランジ(5)を含み、
    前記流路(7)の少なくとも一部は、領域的に前記フランジ(5)の下に達していることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の鋸刃。
  8. 前記フランジ(5)は、自身と前記鋸身(2)の前記側面との間に液溜めを形成し、
    前記流路(7)の少なくとも一部は前記液溜めの内部に達していることを特徴とする、請求項7に記載の鋸刃。
  9. 前記フランジ(5)は、前記液溜めと連結した液体供給部を有することを特徴とする、請求項8に記載の鋸刃。
  10. 前記鋸刃(1)はガイド装置(9)を有し、
    該ガイド装置(9)は、少なくとも一つのホルダ(10)と、前記鋸身(2)との少なくとも一時的な滑り接触のための滑り具とを含み、
    前記流路(7)の少なくとも一部は、部分的に前記ガイド装置(9)によって掃引される領域内を延び、
    前記ガイド装置(9)の前記ホルダ(10)は、液体接続口(12)を備えていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の鋸刃。
  11. 前記鋸身(2)の少なくとも一方の側面に、撥液性コーティングが施され、次いで、液体を誘導するための前記開いた流路(7)が彫り刻まれることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の鋸刃(1)を製造するための方法。
  12. 前記流路(7)がレーザ光線によって彫り刻まれることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 鋸挽きされるべき少なくとも一つの被加工材用の固定式又は可動式の支持台と、
    前記鋸刃(1)用の固定式又は可動式の保持装置及び前記鋸刃(1)が取り外し可能に取り付けられた駆動軸(4)を備えた駆動装置を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の鋸刃(1)を有する丸鋸盤。
  14. 前記駆動軸(4)は、接続口から、前記鋸刃(1)が前記駆動軸(4)に固定される領域にまで延びる液体通流路を備えることを特徴とする、請求項13に記載の丸鋸盤。
  15. 前記駆動軸(4)は、接続口から、前記フランジ(5)と前記鋸身(2)の一方の側面との間に形成された液溜めにまで延びる液体通流路を備えることを特徴とする、請求項8に記載の鋸刃(1)を有する、請求項13又は14に記載の丸鋸盤。
  16. 少なくとも一つのホルダ(10)と、前記鋸身(2)との少なくとも一時的な滑り接触のための滑り具と、を含んだ鋸刃(1)用のガイド装置(9)を備え、
    前記ガイド装置(9)は、液体接続口(12)を備え、前記鋸刃(1)の前記鋸身(2)の少なくとも一方の側面において、前記流路(7)の少なくとも一部は、前記ガイド装置(9)によって掃引される領域内を延びていることを特徴とする、請求項13から15のいずれか一項に記載の丸鋸盤。
JP2017123243A 2016-06-23 2017-06-23 丸鋸用の鋸刃、鋸刃を製造するための方法及び丸鋸盤 Active JP6527914B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102016111543.6 2016-06-23
DE102016111543.6A DE102016111543A1 (de) 2016-06-23 2016-06-23 Sägeblatt für eine Kreissäge, Verfahren zum Herstellen eines Sägeblatts und Kreissägemaschine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017226069A JP2017226069A (ja) 2017-12-28
JP6527914B2 true JP6527914B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=59034490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017123243A Active JP6527914B2 (ja) 2016-06-23 2017-06-23 丸鋸用の鋸刃、鋸刃を製造するための方法及び丸鋸盤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11167362B2 (ja)
EP (1) EP3260227B1 (ja)
JP (1) JP6527914B2 (ja)
CN (1) CN107538077B (ja)
DE (1) DE102016111543A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108638351B (zh) * 2018-07-09 2024-05-03 甘肃路桥第三公路工程有限责任公司 一种金石切割刀具系统、刀具冷却方法及单臂式切割机
CN108941762B (zh) * 2018-08-09 2020-05-05 安徽添御石油设备制造有限公司 一种压裂泵阀箱切割机床冷却液循环一体装置

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE34151C (de) * 1884-09-11 1886-01-02 A. L. TAVERDON in Paris, 36 Rue de l'arbalete Kühlvorrichtung für mit diamanten besetzte kreissägen
US927164A (en) * 1908-03-16 1909-07-06 Puffer Mfg Company Grinding-wheel.
US3578779A (en) * 1969-01-28 1971-05-18 Shingu Shoko Kk Bar for a chain saw
US3674065A (en) * 1970-07-06 1972-07-04 Weyerhaeuser Co Saw guides
JPS55120927A (en) * 1979-03-07 1980-09-17 Tani Seikiyo Kk Circular saw with guide groove cut in inside surface, and device using the same
JPS60167744A (ja) * 1984-02-02 1985-08-31 Sumitomo Heavy Ind Ltd 回転切削装置
JPS62117066U (ja) * 1986-01-14 1987-07-25
DE3611207A1 (de) 1986-04-04 1987-10-08 Volkenborn A Fa Saegeblatt fuer kreissaegen
US4715254A (en) * 1987-01-14 1987-12-29 Degan Allen D Saw guide with cooling and lubricating capability
DE3708360A1 (de) 1987-03-14 1988-09-22 Heinrich Mummenhoff Kreissaegeblatt
JPS6416215U (ja) * 1987-07-17 1989-01-26
US5025561A (en) * 1989-05-08 1991-06-25 Sugihara Trading Co., Ltd. Guide bar for a chain saw
JPH0524301U (ja) * 1991-03-17 1993-03-30 富士鋼業株式会社 丸鋸盤における切削装置
JPH0524301A (ja) 1991-07-24 1993-02-02 Ricoh Co Ltd プリンタの自動用紙選択方法
JPH08218571A (ja) * 1995-02-13 1996-08-27 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 平面上における液体流路形成方法
JPH10235601A (ja) * 1997-02-26 1998-09-08 Shiyouda Tekko Kk 制振機能付き丸鋸
US5958306A (en) * 1997-10-16 1999-09-28 Curtis; Harold D. Pre-collectors for cooling towers
JPH11239896A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Amada Co Ltd ドロスの除去方法およびその装置並びにその装置に用いる除去用回転ホイール
US6050163A (en) * 1999-01-15 2000-04-18 Cutting Edge Designs, L.L.C. Saw blade having liquid transport cavity for use with lubricating guide support assembly
JP2006046694A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
US20060118560A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Schur Warren M Water shedding designs for receptacle bottoms
US20090311483A1 (en) * 2006-04-04 2009-12-17 Technion Research & Development Foundation Ltd. Articles with Two Crystalline Materials and Method of Making Same
DE102007022310A1 (de) * 2007-05-12 2008-11-13 Arno Friedrichs Verfahren zur Herstellung eines Kühlkanäle aufweisenden Kreissägeblattes
JP2010224412A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法
US8631733B2 (en) * 2009-11-06 2014-01-21 Hitachi Koki Co., Ltd. Miter saw
US8678749B2 (en) * 2010-01-05 2014-03-25 Takeo S. Saitoh Centrifugal reverse flow disk turbine and method to obtain rotational power thereby
JP2011146456A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Seiko Epson Corp 微小部品の配列板および微小部品の配列方法
DE102010016153A1 (de) * 2010-03-26 2011-09-29 Arno Friedrichs Hydrodynamisch geführtes Kreissägeblatt
FI10500U1 (fi) * 2013-02-26 2014-05-27 Nurmeksen Työstö Ja Tarvike Oy Kivisaha
JP6416215B2 (ja) 2013-04-14 2018-10-31 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおけるモニタリングタイミングを制御する方法および装置
US20160008897A1 (en) * 2014-07-10 2016-01-14 WaneShear Technologies LLC Saw Blade Lubrication and Temperature Control System
CN204019643U (zh) 2014-09-02 2014-12-17 龙岩力士狼锯业有限公司 圆锯片不堵塞喷水装置
CN104191467A (zh) * 2014-09-02 2014-12-10 龙岩力士狼锯业有限公司 圆锯片不堵塞喷水装置
CN204148645U (zh) * 2014-10-11 2015-02-11 山东威达锯业有限公司 一种硬质合金圆锯片
WO2019099556A1 (en) * 2017-11-14 2019-05-23 TidyHut, Inc. Toilet system and components thereof

Also Published As

Publication number Publication date
CN107538077A (zh) 2018-01-05
JP2017226069A (ja) 2017-12-28
DE102016111543A1 (de) 2017-12-28
EP3260227B1 (de) 2021-08-04
US11167362B2 (en) 2021-11-09
US20170368623A1 (en) 2017-12-28
CN107538077B (zh) 2020-04-14
EP3260227A1 (de) 2017-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6527914B2 (ja) 丸鋸用の鋸刃、鋸刃を製造するための方法及び丸鋸盤
NO331538B1 (no) Borsteaggregat, rotasjonsborsteverktoy og fremgangsmate for bearbeiding av en overflate.
EP1930109A2 (en) Cup-shaped milling cutter for airfoils
US20070104551A1 (en) Tool for trimming boreholes
US6739227B2 (en) Apparatus and method for providing an enhanced metal cutting saw blade
US20080287049A1 (en) Cutting Disc
JP2020093387A (ja) ドリル及びこれを備えた穴開け加工装置
DK2916985T3 (en) CIRCULAR TOOL FOR WORKING A PIECE
JP2019137056A (ja) 電動工具のための切削アクセサリ
US20020078813A1 (en) Saw blade
WO2019155987A1 (ja) ドリルおよびドリル加工装置
US20150367433A1 (en) Saw blade having integrated swarf space
KR20030089638A (ko) 보어의 버링 가공을 위한 공구, 장치 및 방법
JP2012030356A (ja) 丸鋸
EP0756912A2 (en) High speed hand sawing machine and saw disc therefor
CA3003934C (en) Chamfering tool with guide for eliminating vibrations
ES2715948T3 (es) Procedimiento para la ablación de capas de superficies de estructuras de construcción o de piezas de trabajo
JP5534509B2 (ja) 切削加工方法
SE540617C2 (sv) Verktygssammansättning, skärpverktyg och skärpapparat för skärpning av knivar
JP2013000810A (ja) 曲線切断用丸鋸
US6244947B1 (en) Wire brush attachment for angle grinder
JP2005231016A (ja) チップ付き回転鋸及びそのチップ研削方法
JP2012152798A (ja) コーティング剤の成形治具
JP2012024907A (ja) 切削加工方法、および切削加工用工具
JP6717678B2 (ja) 主軸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6527914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250