JP6527439B2 - シール部材の組付方法及びシール部材の組付装置 - Google Patents

シール部材の組付方法及びシール部材の組付装置 Download PDF

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Description

本発明はシール部材の組付方法及びシール部材の組付装置に関するものである。
特許文献1には、Oリングを被装着体に自動的に装着する弾性リング装着装置が開示されている。この特許文献1で開示される装着方法では、まず、図7(a)(b)(c)のようにOリング5が第1キャップ20の先端に引っ掛けられ、その後、図7(c)(d)のように第1キャップ20が被装着体10に被せられる。次いで、図8(a)のように第1装着機107が動作し、第1装着機107の一部をなす挿入チャック107bが第1キャップ20に接近する。このとき、挿入チャック107bに設けられた3本の挿入爪の間に第1キャップ20の先端が入り込んだ配置状態となる。更に、第1装着機107は、図8(b)のように降下動作を行い、この動作に伴い、挿入爪の先端が被装着体10の第1係止溝13(図2)にほぼ到達するまで移動する。このような挿入爪の移動によってOリング5が被装着体10の第1係止溝13に装着される。そして、このように第1装着機107によって第1係止溝13にOリング5が装着された後には、図1で開示される第2装着機108によっても同様の装着動作がなされ、図2で開示される第2係止溝14にもOリング5が装着される。
特開2004−306152号公報
しかし、特許文献1で開示される装着方法は、被装着体に複数のシール部材を組み付ける場合に、それぞれのシール部材を個別の組付け動作によって組み付ける方法であるため、組み付けに時間がかかってしまうという問題がある。しかも、特許文献1で開示される装着方法は、1種類のシール部材のみを組み付けることを想定しており、複数種類のシール部材を組み付けることを想定した方法ではない。つまり、複数種類のシール部材を効率的に組み付けるという観点からの工夫がなされておらず、この点で改善の余地が残されている。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであって、少なくとも2種類のシール部材を、より短時間で、より効率的に装着対象物に組み付けることができるシール部材の組付方法及び組付装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のシール部材の組付方法は、所定方向に延びる外周部を備えるとともに外周部の少なくとも一部において所定方向の一方側であるほど径が大きくなるテーパ部が構成されたガイド治具を用いる。そして、この組付方法は、環状に構成された第1のシール部材を、ガイド治具に対して一方側とは反対側の端部から嵌め込み、ガイド治具の外周部に第1のシール部材を配置した状態で保持する工程を含む。更に、この組付方法は、環状に構成され且つ第1のシール部材とは異なる種類の第2のシール部材を、ガイド治具に対して反対側の端部から嵌め込む工程を含む。この工程では、ガイド治具の外周部において、第1のシール部材よりも反対側の端部寄りの位置に第2のシール部材を配置した状態で保持する。更に、この組付方法は、ガイド治具の一方側の端部に隣接させて装着対象となる対象物を配置した状態で、ガイド治具の外周部に配置された第1のシール部材及び第2のシール部材を、移動装置によって外周部に沿わせつつ対象物に向けて同時期に移動させる工程を含む。この工程では、少なくともテーパ部を通過させて第1のシール部材及び第2のシール部材の内周面の径をそれぞれ拡げた後に、これらを対象物の外周面に組み付ける。また、ガイド治具のテーパ部は、一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第1テーパ部と、一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第2テーパ部と、を有しており、第1テーパ部は、第2テーパ部よりも反対側に配置されている。第1テーパ部と第2テーパ部との間には、外面が円筒面をなす中径部が設けられている。そして、中径部の円筒面は、第1テーパ部の外面及び第2テーパ部の外面に連続している。上述した第1のシール部材を保持する工程では、ガイド治具の反対側の端部から第1のシール部材を嵌め込んで第1テーパ部を通過させることによって内周面の径が増大し、径が増大することによって生じる緊迫力によって第1のシール部材を中径部に仮止めする。更に、上述した第2のシール部材を保持する工程では、ガイド治具の反対側の端部から第2のシール部材を嵌め込んで第1テーパ部を通過させることによって内周面の径が増大し、径が増大することによって生じる緊迫力によって第2のシール部材を第1のシール部材よりも反対側の端部寄りの位置で中径部に仮止めする。更に、上述した対象物に組み付ける工程では、中径部に保持された第1のシール部材及び第2のシール部材を対象物に向けて同時期に移動させ、第2テーパ部を通過させてそれぞれの内周面の径を拡げた後に対象物の外周面に組み付ける。
このように本発明の組付方法では、径を増大させながら組み付けることを必要とするシール部材が複数種類想定される場合に、これら複数種類のシール部材に対して共通のガイド治具を用いることができ、治具の共通化を図ることができる。しかも、複数種類のシール部材を対象物に組み付ける際には、これらのシール部材をガイド治具によってまとめて保持した上で、移動装置によって自動的に且つ一度に組み付けることができる。
よって、シール部材を対象物に組み付ける上で省力化を図ることができ、複数種類のシール部材を別々に対象物に組み付ける方法と比較して、組付けの効率化及び組付け時間の短縮化を図ることができる。
本発明の組付け方法で用いられる第1のシール部材において、厚さ方向一方側及び他方側の各外面部は、第1のシール部材の周方向と直交する平面方向で切断した切断面での形状が直線状であってもよい。
このような形状の第1のシール部材を用いれば、第1のシール部材及び第2のシール部材をガイド治具に沿って同時期に移動させる際に、第1のシール部材において外周部側が内周部側に巻き込まれてしまうような回転変形が生じにくくなる。よって、このような回転変形に起因する不具合、例えば、第2のシール部材が第1のシール部材を乗り越えてしまうといった不具合を防ぐことができる。ゆえに、第1のシール部材及び第2のシール部材の順序を正しく保ちながら、これらを同時期に対象物に組み付けることができる。
本発明の組付方法は、第1のシール部材を保持する工程において、ガイド治具の反対側の端部から第1のシール部材を嵌め込むことに伴って第1のシール部材の内周面の径が増大してもよい。そして、径が増大することで生じる緊迫力によって第1のシール部材をガイド治具に仮止めしてもよい。第2のシール部材を保持する工程では、ガイド治具の反対側の端部から第2のシール部材を嵌め込むことに伴って第2のシール部材の内周面の径が増大してもよい。そして、径が増大することで生じる緊迫力により、第2のシール部材を第1のシール部材よりも反対側の端部寄りの位置で仮止めしてもよい。
このような組付方法によれば、移動装置によって移動する前に、複雑な保持構造を用いることなくガイド治具に対して種類の異なるシール部材を安定的に仮止めすることができる。
本発明のシール部材の組付装置は、所定方向に延びる外周部を備え且つ外周部の少なくとも一部において所定方向の一方側であるほど径が大きくなるテーパ部が構成されたガイド治具を保持の対象とする。そして、この組付装置は、ガイド治具の一方側の端部を装着対象となる対象物に隣接させた状態で保持する保持部と、第1のシール部材及び第2のシール部材をガイド治具沿って移動させる移動装置とを含む。移動装置は、保持部に保持されたガイド治具の外周部に第1のシール部材が嵌め込まれ且つ第1のシール部材よりも一方側とは反対側の端部寄りの位置に第2のシール部材が嵌め込まれた状態において少なくとも第2のシール部材に引っ掛かる接触部を備える。更に、移動装置は、接触部を駆動する駆動部を備える。この移動装置は、駆動部による接触部の駆動により第1のシール部材及び第2のシール部材を外周部に沿わせつつ対象物に向けて同時期に移動させる。そして、この移動装置は、少なくともテーパ部を通過させてそれぞれの内周面の径を拡げた後に、それぞれを対象物の外周面に組み付ける。また、ガイド治具のテーパ部は、一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第1テーパ部と、一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第2テーパ部と、を有しており、第1テーパ部は、第2テーパ部よりも反対側に配置されている。第1テーパ部と第2テーパ部との間には、外面が円筒面をなす中径部が設けられている。そして、中径部の円筒面は、第1テーパ部の外面及び第2テーパ部の外面に連続している。上述した移動装置は、ガイド治具の反対側の端部から嵌め込まれた第1のシール部材が第1テーパ部を通過することによって内周面の径が増大するとともに径が増大することによって生じる緊迫力によって中径部に仮止めされた状態、且つ、ガイド治具の反対側の端部から嵌め込まれた第2のシール部材が第1テーパ部を通過することによって内周面の径が増大するとともに径が増大することによって生じる緊迫力によって第1のシール部材よりも反対側の端部寄りの位置で中径部に仮止めされた状態で、中径部に保持された第1のシール部材及び第2のシール部材を対象物に向けて同時期に移動させ、第2テーパ部を通過させてそれぞれの内周面の径を拡げた後に対象物の外周面に組み付ける。
このように本発明の組付装置では、径を増大させながら組み付けることを必要とするシール部材が複数種類想定される場合に、これら複数種類のシール部材に対して共通のガイド治具を用いることができ、治具の共通化を図ることができる。しかも、複数種類のシール部材を対象物に組み付ける際には、これらシール部材をガイド治具によってまとめて保持した上で、移動装置によって自動的に且つ一度に組み付けることができる。
よって、シール部材を対象物に組み付ける上で省力化を図ることができ、複数種類のシール部材を別々に対象物に組み付ける装置と比較して、組付けの効率化及び組付け時間の短縮化を図ることができる。
本発明の組付装置において、接触部は、互いに接近及び離間する複数の爪部と、複数の爪部に対して互いに接近する方向に継続的に力を生じさせる作用部とを有していてもよい。そして、この接触部は、複数の爪部の縁部によって開口部が形成され、複数の爪部が互いに接近するほど開口部の開口領域が狭くなる構成をなしていてもよい。この場合、複数の爪部は、作用部による力を受けて開口部の内周部がガイド治具の外周部に当接した状態となり、駆動部の駆動に応じて開口部がガイド治具の外周部に配置された第2のシール部材に引っ掛かる構成であると良い。
この構成では、複数の爪部によって形成される開口部の内周部が、ガイド治具の外周部に対して継続的に当接した状態となる。そして、複数の爪部をガイド治具の外周部に沿って移動させると、それら爪部の接触位置でのガイド治具の径に合わせて開口部の大きさが変化する。このように構成されていれば、ガイド治具に案内される形で開口部の位置が変化しても、開口部とガイド治具との当接状態が良好に維持され、開口部が第2のシール部材に引っ掛かった状態も良好に維持される。よって、第1及び第2のシール部材をまとめて移動する際に、第2のシール部材に対する開口部の引っ掛かりが外れにくくなり、第2のシール部材側から確実に押し出す形で第1及び第2のシール部材を対象物に向けて安定的に移動させることができる。
本発明の組付装置において、保持部は、本体フレームと、本体フレームに対するガイド治具の位置を固定する固定部とを備えていてもよい。そして、駆動部は、接触部を本体フレームに対して相対的に移動する構成であり、固定部に固定されたガイド治具の外周部に対して接触部を当接させた状態で接触部を所定方向に沿って移動させる構成であると良い。
この構成によれば、固定部により、第1のシール部材及び第2のシール部材を保持するガイド治具を本体フレームに対して位置固定することができる。そして、駆動部は、このように安定的に位置固定されたガイド治具の外周部に接触部を当接させた状態でこの接触部を所定方向(外周部が延びる方向)に確実に移動させることができる。よって、ガイド治具に保持された第1のシール部材及び第2のシール部材に対して接触部による力(外周部が延びる方向に押し出す力)がより確実に伝わりやすくなる。ゆえに、これらをガイド治具との間で生じる摩擦力に抗して所定方向(外周部が延びる方向)により円滑に移動させることができる。
実施形態1の組付装置を概略的に例示する斜視図である。 実施形態1の組付装置における、ガイド治具を保持する前の状態を示す断面図である。 実施形態1の組付装置における、ガイド治具を保持した後の移動前の状態を示す断面図である。 実施形態1の組付装置における、シール部材を対象物に移動させた状態を示す断面図である。 図5(A)は、一対の爪部がガイド治具の径の小さい部分を挟んだ状態を概念的に示す説明図である。図5(B)は、一対の爪部がガイド治具の径の大きい部分を挟んだ状態を概念的に示す説明図である。 図6(A)は、ガイド治具をバックアップリングに対して所定の位置関係で配置した状態を説明する説明図である。図6(B)は、ガイド治具を移動させてバックアップリングを取り付ける工程を説明する説明図である。図6(C)は、バックアップリングが取り付けられたガイド治具を所定位置に戻す工程を説明する説明図である。 図7(A)は、ガイド治具をOリングに対して所定の位置関係で配置した状態を説明する説明図である。図7(B)は、ガイド治具を移動させてOリングを取り付ける工程を説明する説明図である。図7(C)は、Oリングが取り付けられたガイド治具を所定位置に戻す工程を説明する説明図である。 図8(A)は、装着対象物をガイド治具に対して所定の位置関係で配置した状態を説明する説明図である。図8(B)は、装着対象物を移動させてガイド治具に取り付ける工程を説明する説明図である。図8(C)は、組付装置によってシール部材を装着対象物に組み付ける工程を説明する説明図である。
<実施形態1>
本発明のシール部材組付装置を具体化した一例である実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
まず、実施形態1に係る組付装置1の概要を説明する。
図1で示す組付装置1は、ガイド治具80を用いてバックアップリング90及びOリング92を案内し、これらバックアップリング90及びOリング92を同時期に装着対象物100に組み付ける装置として構成されている。この装置は、図1〜図3で示すように、本体フレーム7と、固定装置10と、移動装置3とを備えている。なお、図1では、装着対象物100、ガイド治具80、バックアップリング90、Oリング92を二点鎖線によって仮想的に示している。
図2のように、固定装置10は、固定部の一例に相当し、外周部84にバックアップリング90及びOリング92が配置され且つ一方側の端部82Aが装着対象物100に隣接させた状態となっているガイド治具80を固定対象とする。このような状態のガイド治具80を、固定装置10は、図3のように把持部12によって挟み込んで保持し、本体フレーム7に固定する。移動装置3は、図3のように固定装置10に保持されたガイド治具80に対し一対の爪部31,32を備えた接触部30を接近させる。この移動装置3は、接触部30をガイド治具80に沿って装着対象物100側に移動させ、外周部84に配置されたOリング92に一対の爪部31,32を引っ掛けながらバックアップリング90及びOリング92を外周部84の表面に沿って一緒に移動させる。移動装置3は、このような移動を行い、最終的には、図4のようにバックアップリング90及びOリング92をガイド治具80の端部82Aに隣接して配置された装着対象物100に組み付ける。移動装置3の接触部30は、このようなガイド治具80に沿った移動に伴い、一対の爪部31,32の間隔がこれらの接触位置におけるガイド治具80の径に合わせて変化するようになっている(図5(A)(B)参照)。
次に、図6(A)等を参照し、ガイド治具80について詳述する。
ガイド治具80は、所定方向に延びる軸状の形態をなしており、外周部84がその軸方向に延びている。なお、以下の説明では、ガイド治具80が延びる所定方向(軸方向)をガイド治具80の上下方向とし、後述する装着対象物100が隣接する端部82A側を上方、それとは反対の端部82B側を下方として説明する。また、図6(A)では、ガイド治具80の中心をなす中心線G1を、一点鎖線によって仮想的に示しており、この中心線G1の方向が上記所定方向(軸方向)となっている。
図6(A)で示すガイド治具80は、中心線G1と直交する平面方向の切断面の外縁形状が、軸方向のいずれの位置でも中心線G1を中心とする円形となっている。ガイド治具80において、外周部84の少なくとも一部には、所定方向の一方側(軸方向において端部82A側)であるほど径が大きくなるテーパ部86が構成されている。図6(A)の例では、テーパ部86は、第1テーパ部86Aと第2テーパ部86Bとを含んでおり、第2テーパ部86Bは第1テーパ部86Aよりも上方側であり、端部82A側に寄って形成されている。第1テーパ部86Aは、下端部の径が最も小さく、上端部の径が最も大きくなるように、上方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成されている。この第1テーパ部86Aの表面形状は、円錐面の一部の形状となっている。第2テーパ部86Bは、下端部の径が最も小さく、上端部の径が最も大きくなるように、上方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成されている。第2テーパ部86Bの表面形状も、円錐面の一部の形状となっている。また、第1テーパ部86Aの上端部の径は、第2テーパ部86Bの下端部の径と同程度となっている。
図6(A)のように、ガイド治具80において、第1テーパ部86Aよりも下方側には、第1テーパ部86Aの下端部の径(最小径)以下の径で構成された円柱状の小径部88Aが構成されている。また、第1テーパ部86Aと第2テーパ部86Bの間には、第1テーパ部86Aの上端部の径(最大径)及び第2テーパ部86Bの下端部の径(最小径)と同程度の径で構成された円柱状の中径部88Bが設けられている。中径部88Bは、第1テーパ部86Aの上端部と第2テーパ部86Bの下端部との間において上下方向全体にわたってほぼ同一の径で構成された円柱状の形態をなす。そして、中径部88Bの外面は、第1テーパ部86Aの外面及び第2テーパ部86Bの外面にそれぞれ連続する円筒面となっている。更に、第2テーパ部86Bの上方側には、この第2テーパ部86Bの上端部の径(最大径)と同程度の径で構成された円筒状の大径部88Cが設けられている。そして、この大径部88Cの上端部が、ガイド治具80の上方側の端部82Aとなっている。また、大径部88Cの上端部には開口部が形成されており、図8(A)で示す装着対象物100を隣接配置する際には、この装着対象物100の先端部118がこの開口部内に挿入されるようになっている。
バックアップリング90は、例えば、公知の樹脂材料などからなり、例えば、バイアスカット式、スパイラル式等の公知のバックアップリングとして環状に構成されている。図6(A)のように、バックアップリング90において、厚さ方向一方側及び他方側の各外面部90A,90Bは、周方向と直交する平面方向で切断した切断面での形状が直線状となるように構成されている。例えばバックアップリング90の環の中心を通り且つ厚さ方向に沿った平面方向であれば、いずれの方向の切断面でも、外縁形状が例えば四角形状となっており、外面部90A,90Bの形状が直線状となっている。このバックアップリング90は、例えばガイド治具80に装着する前の内径が小径部88Aの外径よりも大きく、中径部88Bの外径と同程度もしくは中径部88Bの外径よりもやや小さくなっている。
Oリング92は、公知のゴム材料などからなり、公知のOリングとして環状に構成されている。このOリング92は、ガイド治具80に装着する前の内径が、小径部88Aの外径よりも大きく、中径部88Bの外径よりも小さくなっている。
次に、装着対象物100について説明する。装着対象物100は外周部にシール部材を配置することを必要とする部品であり、例えば、雌ねじ構造の孔部が形成された図示しない組付対象部品に対し、その孔部に延出部104を挿入させる形で組み付けられる部品となっている。
図8(A)のように、装着対象物100は、頭部102と、この頭部102から延びる延出部104をと備えている。延出部104の一部には、雄ねじ構造のねじ部110が形成されている。そして、このねじ部110よりも先端側には、大径部88Cと同程度の径で構成された中間部112が形成され、この中間部112よりも先端側には、大径部88Cと同程度又は大径部88Cよりも若干小さい径で形成されたフランジ部114が形成されている。そして、中間部112とフランジ部114の間には、周方向の溝部116が形成されている。溝部116は、フランジ部114と、中間部(円柱状部)112との間に形成されている。
このように構成される装着対象物100は、ガイド治具80の上方側の端部82Aに形成された開口部内に延出部104の先端部118を挿入させる形で配置される(図8(B)参照)。そして、図8(B)のように、フランジ部114をガイド治具80の大径部88Cと隣接させた形で保持される。なお、図8(B)のように大径部88Cとフランジ部114とが隣接していれば、装着対象物100は、ガイド治具80に嵌合させた形でガイド治具80によって保持してもよい。或いは、図8(B)のような位置関係を保つようにガイド治具80と装着対象物100をそれぞれ別々に保持してもよい。図8(B)のように、フランジ部114がガイド治具80の大径部88Cに隣接した状態では、大径部88Cの外周面とフランジ部114の外周面とがほぼ連続し、これらの外周面が、段差の無い状態、又は段差の小さい状態で連続的な面となる。
次に、組付装置1を詳述する。
図1、図2のように、組付装置1は、ガイド治具80の一方側の端部82Aを装着対象物100に隣接させた状態で保持する保持部と、ガイド治具80に配置されたバックアップリング90及びOリング92を移動させる移動装置3とを備える。そして、保持部は、ベースとなる本体フレーム7と、上述したガイド治具80を位置決めしつつ保持する固定装置10とを有する。
以下の説明では、接触部30が移動する方向を組付装置1の上下方向とし、接触部30を構成する一対の爪部31,32が接近及び離間する方向を左右方向とする。なお、図2等では、組付装置1の上下方向を矢印F1で示し、組付装置1の左右方向を矢印F2で示している。
図1のように、本体フレーム7は、板状の第1フレーム7A及び第2フレーム7Bとこれらを連結する棒状の連結部材7C,7Dとを備える。第1フレーム7Aは、板厚方向を上下方向した形で組付装置1の上下方向所定位置に配置されている。第2フレーム7Bは、板厚方向を上下方向とした形で、組付装置1において第1フレーム7Aよりも上方位置に配置されている。連結部材7C,7Dは、第1フレーム7Aに対する第2フレーム7Bの高さを所定高さに保つように第1フレーム7A及び第2フレーム7Bにそれぞれ連結されている。このように、本体フレーム7では、第1フレーム7Aと第2フレーム7Bとが固定された位置関係で保たれる。
固定装置10は、ガイド治具80の位置を固定する装置であり、本体フレーム7とガイド治具80との位置関係を定めるように機能し得る装置である。図2のように、固定装置10は、第2フレーム7Bに固定されており、一対の押圧部12A,12Bを備えた把持部12と、これら一対の押圧部12A,12Bを左右方向に移動させるように駆動するアクチュエータ(詳細は図示略)とを備えている。この固定装置10は、アクチュエータにより、一対の押圧部12A,12Bを上下方向の仮想的な中心線G2に近づくように互いに接近させる駆動動作と、押圧部12A,12Bを中心線G2から遠ざかるように互いに離間させる駆動動作とを行い得る。固定装置10の一部をなすアクチュエータは、押圧部12A,12Bを互いに接近させる場合、押圧部12Aと中心線G2の間隔を、押圧部12Bと中心線G2の間隔と常に同程度に維持するように押圧部12A,12Bを中心線G2側に移動する。また、このアクチュエータは、押圧部12A,12Bを互いに離間させる場合、押圧部12Aと中心線G2の間隔を、押圧部12Bと中心線G2の間隔と常に同程度に維持するように押圧部12A,12Bを中心線G2から遠ざける。このように構成される固定装置10は、例えば図3のように小径部88Aの外周部を押圧部12A,12Bによって挟み込み、図6(A)で示すガイド治具80の中心線G1が、組付装置1の中心線G2とほぼ一致するようにガイド治具80を保持する。
図1のように、移動装置3は、Oリング92に引っ掛かるように機能する接触部30と、この接触部30を駆動する駆動部70を備える。
図5(A)のように、接触部30は、互いに接近及び離間するように構成された複数の爪部31,32と、複数の爪部31,32に対して互いに接近する方向に継続的に力を生じさせるばね部材61,62(作用部)を有する。そして、複数の爪部31,32の縁部に形成された凹部33,34によって開口部40が形成されている。そして、この開口部40内にガイド治具80が配置された場合に、凹部33,34がガイド治具80を挟み込むように動作する。凹部33の内部には、上下方向に沿って配置され且つ左右方向に対して傾斜した一対の傾斜面33A,33Bが構成されている。この凹部33の内壁部は、左右方向において凹部34から遠ざかるほど幅が狭くなっている。また、凹部34の内部にも、上下方向に沿って配置され且つ左右方向に対して傾斜した一対の傾斜面34A,34Bが構成されている。この凹部34の内壁部も、左右方向において凹部34から遠ざかるほど幅が狭くなっている。なお、凹部33,34の幅方向とは、組付装置1における上下方向及び左右方向とそれぞれ直交する方向である。
図1のように、接触部30は、変位可能に構成された保持台35に保持されている。保持台35は、板状の基部35Aと、基部35Aから突出して形成された一対の側壁部35B,35Cと、これら一対の側壁部35B,35Cの間に平行に配置された軸状のガイド部36A,36Bとを備えている。ガイド部36A,36Bはいずれも左右方向に延びており、爪部31には、左右方向に延びる貫通孔が対をなして形成されている。そして、爪部31の各貫通孔内にガイド部36A,36Bがそれぞれ挿し通されており、ガイド部36A,36Bは、爪部31の移動方向を左右方向に限定するようにガイドしている。同様に、爪部32にも、左右方向に延びる貫通孔が対をなして形成されている。そして、爪部32の各貫通孔内にガイド部36A,36Bがそれぞれ挿し通されており、ガイド部36A,36Bは、爪部32の移動方向を左右方向に限定するようにガイドしている。
図5(A)(B)で示すように、爪部31は、ガイド部36A,36Bによってガイドされることにより、凹部33を爪部32側に向けた姿勢を維持しつつ左右に移動する。そして、爪部31は、ガイド部36A,36Bによって案内されるいずれも位置でも、傾斜面33A,33Bが上下方向に沿った状態で維持され且ついずれの位置でも左右方向に対する傾斜面33A,33Bのそれぞれの角度が決められた角度で維持されている。同様に、爪部32は、ガイド部36A,36Bによってガイドされることにより、凹部34を爪部31側に向けた姿勢を維持しつつ左右に移動する。そして、爪部32は、ガイド部36A,36Bによって案内されるいずれも位置でも、傾斜面34A,34Bが上下方向に沿った状態で維持され且ついずれの位置でも左右方向に対する傾斜面34A,34Bのそれぞれの角度が決められた角度で維持されている。
このように、一対の爪部31,32は、凹部33,34を互いに向い合せた状態を維持しながらこれら凹部33,34の間隔を変化させ得るように構成されている。そして、凹部33,34が互いに近づくほど、これら凹部33,34の内縁部によって構成される開口部40の開口領域が狭くなる。なお、図5(A)は、開口部40の開口領域が最も狭くなった状態を示している。逆に、凹部33,34が互いに遠ざかるほど開口部40の開口領域が広くなる構成となっている。
図1のように、移動装置3は、複数の爪部31,32に対して互いに接近する方向に継続的に力を生じさせるばね部材61,62を備える。これらばね部材61,62は、作用部の一例に相当する。上述したように、爪部31,32は、いずれも左右方向の移動のみが許容されており、爪部31は、ばね部材61,62によって常に爪部32側へ引っ張られ、爪部32は、ばね部材61,62によって常に爪部32側へ引っ張られている。つまり、爪部31には、左右方向一方側に移動させようとする継続的な力が常に加えられており、爪部32には、左右方向他方側に移動させようとする継続的な力が常に加えられている。また、基部35Aには、爪部31を所定位置から爪部32側に移動させないように規制するストッパー37Aが設けられ、爪部32を所定位置から爪部31側に向かわせないように規制するストッパー37Bが設けられている。なお、図1では、図面における手前側(幅方向一方側)のストッパー37A,37Bに対して符号を付しているが、図面における奥側(幅方向他方側)にも同様の構成をなすストッパーが存在し、同様に機能する。つまり、幅方向一方側のストッパー37A,37Bと、幅方向他方側のストッパー(符号を省略)とが、対をなして設けられている。例えば、図1のように、爪部31と爪部32とが当接した状態で、爪部31がストッパー37A及びこれに対応する奥側のストッパーに当接し、爪部32がストッパー37B及びこれに対応する奥側のストッパーに当接するようになっている。従って、爪部31は、図1の位置よりも爪部32側へは移動せず、爪部32は、図1の位置よりも爪部31側へは移動しないことになる。
図1で示す駆動部70は、接触部30を本体フレーム7に対して相対的に移動するように機能する。この駆動部70は、駆動軸となる第1軸部72Aと、この第1軸部72Aを上下方向に移動させるアクチュエータ72Bとを備える。更に駆動部70は、第1軸部72Aに連結された中間部材73と、この中間部材73に連結されるとともに中間部材73から上方に延びる第2軸部74A,74Bとを備える。
第1軸部72Aは、軸方向が上下方向となっており、アクチュエータ72Bは、第1軸部72Aを軸方向に移動させる構成をなす。中間部材73は、板状の構成をなしており、板厚方向を上下方向とした形で第1軸部72Aの上端部に連結されている。第2軸部74A,74Bはいずれも軸方向が上下方向となっており、第2フレーム7Bに形成された孔部内を挿し通された形で配置され、上端部が保持台35にそれぞれ連結されている。この構成では、第1軸部72A、中間部材73、第2軸部74A,74B、保持台35が一体的に構成され、これらが一体的に移動するようになっている。そして、アクチュエータ72Bによる第1軸部72Aの上下の駆動に伴い、保持台35及び接触部30が上下に移動するようになっている。駆動部70は、いずれの移動位置でも基部35Aの板厚方向が上下方向となるように且つガイド部36A,36Bの軸方向が左右方向となるように姿勢を維持しながら保持台35を移動する。従って、保持台35が上下方向のいずれの移動位置にあるときでも、一対の爪部31,32の移動方向は左右方向となり、一対の爪部31,32が対向する向きは左右方向で維持される。
このように構成される組付装置1では、図1、図2のようにガイド治具80が開口部40内に配置された場合に、図5のように、凹部33,34の各内壁部がガイド治具80の外周部84を押すように当接する。具体的には、図1で示すばね部材61,62によって爪部31が継続的に引っ張られるため、図5で示す凹部33は、ガイド治具80の外周部84を凹部34側に押し出すように作用する。同様に、爪部32も図1で示すばね部材61,62によって継続的に引っ張られるため、図5で示す凹部34は、ガイド治具80の外周部84を凹部33側に押し出すように作用する。このような凹部33,34による左右の挟み込みによってガイド治具80が安定的に支持される。
なお、図5(A)は、図3のようにガイド治具80の中径部88Bが凹部33,34によって挟み込まれた状態でのガイド治具80と接触部30との関係を示す断面概略図である。図5(A)は、接触部30の上面付近において中心線G2と直交する方向に切断した切断面を概略的に示す図となっている。
次に、上述したガイド治具80及び組付装置1を用いた組付方法を説明する。
まず、図6等を参照し、バックアップリング90をガイド治具80に配置する工程を説明する。この工程では、まず図6(A)のように、上述した環状のバックアップリング90を所定位置で保持し、このバックアップリング90とガイド治具80とが所定の位置関係となるように配置する。図6(A)では、ガイド治具80の端部82Bとバックアップリング90とが距離をあけて向かい合い且つガイド治具80の中心線G1の延長上にバックアップリング90の孔の中心が位置するように配置している。そして、ガイド治具80の中心線G1の延長上にバックアップリング90の孔の中心が位置した位置関係を維持しながら、ガイド治具80を中心線G1の方向に移動する。このような移動により、バックアップリング90の孔内にガイド治具80を端部82B側から挿入し、図6(B)のようにバックアップリング90をガイド治具80の外周部84に接触させるように嵌め込む。なお、図6(A)のようにバックアップリング90とガイド治具80とを一定の位置関係で維持し、且つ図6(B)のようにガイド治具80をバックアップリング90に向けて移動する装置としては、ロボット等の自動制御装置を用いればよい。
バックアップリング90は、図6(A)の状態、即ち、ガイド治具80に嵌め込む前の状態での内径がガイド治具80の小径部88Aの外径よりも大きく中径部88Bの外径よりも小さくなっている。このため、図6(A)から図6(B)の状態に移行するときにバックアップリング90が第1テーパ部86Aを通過する際には、バックアップリング90は、内周面の径が広がるように弾性変形する。そして、バックアップリング90は、図6(B)のように中径部88Bに嵌め込まれた状態では、内周部が広げられた弾性変形状態となる。このため、図6(B)で示すバックアップリング90には、嵌め込み前の初期状態に戻ろうとする弾性回復力が生じ、バックアップリング90には中径部88Bを締め付けようとする緊迫力が生じる。図6(B)のようにバックアップリング90を配置した後には、図6(C)のようにガイド治具80を所定位置に移動させ、この工程を終える。
このように、バックアップリング90をガイド治具80に配置する工程では、ガイド治具80の端部82Bからバックアップリング90を嵌め込むことに伴ってバックアップリング90の内周面の径が増大する。そして、径が増大することで生じる緊迫力によってバックアップリング90をガイド治具80に仮止めする。
次に、Oリング92をガイド治具80に配置する工程を説明する。この工程は、バックアップリング90を配置する工程を経て構成されたガイド治具80に対してOリング92を配置する工程である。この工程では、まず、図7(A)のように、上述した環状のOリング92を所定位置で保持し、このOリング92と、バックアップリング90が組み付けられたガイド治具80とが所定の位置関係となるように配置する。図7(A)では、ガイド治具80の端部82BとOリング92とが距離をあけて向かい合い且つガイド治具80の中心線G1の延長上にOリング92の孔の中心が位置するように配置している。そして、ガイド治具80の中心線G1の延長上にOリング92の孔の中心が位置した位置関係を維持しながら、ガイド治具80を中心線G1の方向に移動する。このような移動により、Oリング92の孔内にガイド治具80を端部82B側から挿入し、図7(B)のようにOリング92をガイド治具80の外周部84に接触させるように嵌め込む。図7(B)の例では、先にガイド治具80に嵌め込まれたバックアップリング90に接触させるようにバックアップリング90の下方側にOリング92を配置している。なお、図7(A)のようにOリング92とガイド治具80とを一定の位置関係で維持し、且つ図7(B)のようにガイド治具80をOリング92に向けて移動する装置としては、ロボット等の自動制御装置を用いればよい。
Oリング92は、図7(A)の状態、即ち、ガイド治具80に嵌め込む前の状態での内径が小径部88Aの外径よりも大きく中径部88Bの外径よりも小さくなっている。このため、図7(A)から図7(B)の状態に移行するときにOリング92が第1テーパ部86Aを通過する際には、Oリング92は、内周面の径が広がるように弾性変形する。そして、Oリング92は、図7(B)のように中径部88Bに嵌め込まれた状態では、内周部が広げられた弾性変形状態となる。このため、図7(B)で示すOリング92には、嵌め込み前の初期状態に戻ろうとする弾性回復力が生じ、Oリング92には中径部88Bを締め付けようとする緊迫力が生じる。図7(B)のようにOリング92を配置した後には、図7(C)のようにガイド治具80を所定位置に移動させ、この工程を終える。
このように、Oリング92を保持する工程では、ガイド治具80の端部82BからOリング92を嵌め込むことに伴ってOリング92の内周面の径が増大する。そして、このように径が増大することで生じる緊迫力により、Oリング92をバックアップリング90よりも端部82B寄りの位置で仮止めする。そして、この工程が終わると、図7(C)のように、バックアップリング90及びOリング92がいずれもガイド治具80の外周部84に仮止めされた状態となる。
次に、バックアップリング90及びOリング92を対象物に組み付ける工程を説明する。
まず、この工程に先立ち、Oリング92を配置する工程を経て構成されたガイド治具80を、図8(A)(B)のように装着対象物100と隣接させて配置しておく。図8(A)(B)の例では、図8(A)のように装着対象物100に形成された先端部118を、ガイド治具80の端部82Aに形成された開口部(図示略)内に挿入している。そして、図8(B)のように装着対象物100のフランジ部114とガイド治具80の大径部88Cとを隣接させ且つ互いに接触させた状態で配置している。なお、図8(B)のように装着対象物100とガイド治具80とを隣接させた状態で維持する構造としては、図8(A)で示す装着対象物100の先端部118とガイド治具80の端部82Aに形成された開口部とが嵌合状態で固定される構造であってもよい。或いは、装着対象物100とガイド治具80とが隣接状態で維持されるようにそれぞれの部品を保持装置によって保持する構造であってもよい。
そして、図8(B)のようにガイド治具80と装着対象物100とを隣接状態で配置した後に、バックアップリング90及びOリング92を装着対象物100に組み付ける工程を行う。この工程は、Oリング92を配置する工程を経て構成されたガイド治具80を用い、このガイド治具80に保持されたバックアップリング90及びOリング92を移動装置3によって装着対象物100に移動させる工程である。
この工程では、まず、図2のように、ガイド治具80の中径部88Bを上述した爪部31,32によって挟み込んで保持した状態とする。次いで、図3のように固定装置10を動作させ、ガイド治具80の小径部88Aを一対の押圧部12A,12Bで挟み込んで把持する。このような動作がなされると、小径部88Aにおいて中心線G1(図6(A)参照)が組付装置1の中心線G2と合わせられ、中径部88Bにおいて中心線G1が組付装置1の中心線G2と合わせられる(図5(A)参照)。
図3のようにガイド治具80を固定装置10によって固定した後、図4のように、駆動部70により接触部30を上下方向に沿って移動させる。駆動部70は、両爪部31,32が左右に向かい合った姿勢を維持しながら、接触部30を上方に移動させるように動作する。
上述したように、駆動部70による駆動の際には、保持台35が上下方向のいずれの移動位置にあるときでも、一対の爪部31,32の移動方向は左右方向となり、一対の爪部31,32が対向する向きは左右方向で維持される。そして、両爪部31,32には、これらを近接させる方向に常に力が加えられるため、図5(A)(B)のように保持台35が上下方向のいずれの移動位置にあるときでも開口部40の内周部42がガイド治具80の外周部84に対して継続的に当接した状態となる。このような接触状態で両爪部31,32をガイド治具80の外周部84に沿って上方に移動させると、両爪部31,32の縁部によって構成される開口部40は、ガイド治具80の外周部84に配置されたOリング92に引っ掛かった状態で上方に移動する。このように、両爪部31,32の縁部によって構成される開口部40は、駆動部70の駆動動作に伴って、Oリング92を上方に押し上げるように作用する。
また、両爪部31,32は、外周部84に沿って上方に移動する際に、接触位置でのガイド治具80の径に合わせて開口部40の大きさを変化させるように変位し、それぞれがガイド治具80の外周部84に常に接触し続けるように構成されている。例えば、図3のように両爪部31,32が中径部88Bを挟み込んでいるときには図5(A)のように開口部40の開口領域が最も小さくなり、図4のように両爪部31,32が大径部88Cを挟み込んでいるときには、図5(B)のように開口部40の開口領域は最も大きくなる。このように、上方に移動する過程では、両爪部31,32が外周部84に常に接触し続け、開口部40の内周部42がOリング92に確実に引っ掛かるように作用するため、Oリング92側からOリング92及びバックアップリング90を確実に押し上げることができる。
このような動作により、移動装置3は、ガイド治具80に保持されたバックアップリング90及びOリング92を外周部84に沿わせつつ同時期に移動させ、図8(C)のように装着対象物100の溝部116に案内する。移動装置3によって案内されるバックアップリング90及びOリング92は、第2テーパ部86C及び大径部88Cを通過する際に内周面の径がそれぞれ広げられ、その状態でフランジ部114を通過することになる。そして、バックアップリング90及びOリング92は、このように内周面の径が拡げられた後に装着対象物100の外周面の所定位置(溝部116)に配置される。なお、図8(A)(B)のように溝部116内の底面となる外周面116Aの外径は、フランジ部114や大径部88Cの外径よりも小さくなっている。このため、バックアップリング90及びOリング92は、溝部116に嵌め込まれる際に弾性回復力によってそれぞれ変形し、溝部116に嵌め込まれた状態では、それぞれの内周面の径がフランジ部114や大径部88Cを通過するときよりも小さくなる。
以上のように、上述した組付装置1及びこれを用いた組付方法では、径を増大させながら組み付けることを必要とするシール部材が複数種類想定される場合に、これら複数種類のシール部材に対して共通のガイド治具80を用いることができ、治具の共通化を図ることができる。しかも、複数種類のシール部材を対象物に組み付ける際には、これらのシール部材をガイド治具80によってまとめて保持した上で、移動装置3によって自動的に且つ一度に組み付けることができる。
よって、シール部材を装着対象物100に組み付ける上で省力化を図ることができ、複数種類のシール部材を別々に対象物に組み付ける方法と比較して、組付けの効率化及び組付け時間の短縮化を図ることができる。
更に、シール部材の径を拡大するために、ガイド治具80においてテーパ部86を設け、このテーパ部86を通すことでバックアップリング90及びOリング92の径を拡大している。このため、これらを傷つけることなく同時期に径を拡大し、装着対象物100に組み付けることができる。
更に、バックアップリング90において厚さ方向一方側及び他方側の各外面部90A,90B(図6(A))は、バックアップリング90の周方向と直交する平面方向で切断した切断面での形状が直線状となるように構成されている。このような形状のバックアップリング90を用いれば、バックアップリング90及びOリング92をガイド治具80に沿って同時期に移動させる際に、バックアップリング90において外周部側が内周部側に巻き込まれてしまうような回転変形が生じにくくなる。よって、このような回転変形に起因する不具合、例えば、Oリング92がバックアップリング90を乗り越えてしまうといった不具合を防ぐことができる。ゆえに、バックアップリング90及びOリング92の順序を正しく保ちながら、これらを同時期に対象物に組み付けることができる。
また、上述した組付方法では、ガイド治具80の端部82Bからバックアップリング90を嵌め込むことに伴ってバックアップリング90の内周面の径が増大し、径が増大することで生じる緊迫力によってバックアップリング90をガイド治具80に仮止めする。更に、ガイド治具80の端部82BからOリング92を嵌め込むことに伴ってOリング92の内周面の径が増大し、径が増大することで生じる緊迫力により、Oリング92をバックアップリング90よりも端部82B寄りの位置で仮止めする。このような方法によれば、移動装置3によって移動する前に、複雑な保持構造を用いることなくガイド治具80に対して種類の異なるシール部材を安定的に仮止めすることができる。
上述した組付装置1は、複数の爪部31,32によって形成される開口部40の内周部42が、ガイド治具80の外周部84に対して継続的に当接した状態となる構成である。そして、複数の爪部31,32をガイド治具80の外周部84に沿って移動させると、それら爪部31,32の接触位置でのガイド治具80の径に合わせて開口部40の大きさが変化するように構成されている。このように構成されていれば、ガイド治具80に案内される形で開口部40の位置が変化しても、開口部40とガイド治具80との当接状態が良好に維持され、開口部40がOリング92に引っ掛かった状態も良好に維持される。よって、バックアップリング90及びOリング92をまとめて移動させる際に、Oリング92に対する開口部40の引っ掛かりが外れにくくなり、Oリング92側から確実に押し出す形で両リングを対象物に向けて安定的に移動させることができる。
上述した組付装置1では、固定装置10により、バックアップリング90及びOリング92を保持するガイド治具80を本体フレーム7に対して安定的に位置固定することができる。そして、駆動部70は、このように安定的に位置固定されたガイド治具80の外周部84に接触部30を当接させた状態で、この接触部30を所定方向(外周部84が延びる方向)に確実に移動させることができる。よって、ガイド治具80に保持されたバックアップリング90及びOリング92に対して、接触部30による力(外周部84が延びる方向に押し出す力)がより確実に伝わりやすくなる。ゆえに、ガイド治具80に保持されたバックアップリング90及びOリング92を、ガイド治具80との間で生じる摩擦力に抗して所定方向(外周部84が延びる方向)に円滑に移動させ易くなる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、複数種類のシール部材としてバックアップリング90及びOリング92を組み付ける例を示したが、いずれか一方又は両方を公知の他種のシール部材に変更してもよい。また、少なくとも2種類以上のシール部材が同時期に組み付けられる構成であれば良く、同時期に組み付けられるシール部材は3種類以上であってもよい。
(2)実施形態1では、ガイド治具80に2つのテーパ部が設けられた例を示したが、ガイド治具に設けられるテーパ部の数は、1でも、3以上でもよい。また、ガイド治具のほぼ全体がテーパ部となっていてもよい。
(3)実施形態1では、接触部30に2つの爪部31,32が設けられた例を示したが、接触部の爪部の数は3以上であってもよい。例えば、3つの爪部が120°毎に環状に配置され、中心に向かって接近するように継続的に力を付与される構成であってもよい。或いは、4つの爪部が90°毎に環状に配置され、中心に向かって接近するように継続的に力を付与される構成であってもよい。
(4)実施形態1では、爪部31,32を例示したが、接触部を構成する爪部の形状は、ガイド治具に保持されたシール部材に引っ掛かる形状であれば他の形状でもよい。例えば、凹部33,34の内壁面の一部又は全部が湾曲面として構成されていてもよい。
(5)実施形態1では、作用部として、引っ張りばねとして構成されるばね部材61,62を例示したが、複数の爪部を互いに接近する方向に継続的に力を付与する構成であれば良い。例えば、圧縮ばねであってもよく、ばね部材以外の他の弾性部材であってもよい。或いは、弾性部材ではなく、アクチュエータなどであってもよい。
(6)図8(A)(B)のようにガイド治具80を装着対象物100に隣接させて配置する工程は、バックアップリング90をガイド治具80に配置する工程の前に行ってもよく、Oリング92をガイド治具80に配置する工程の前に行ってもよい。
1…シール部材組付装置、3…移動装置、7…本体フレーム(保持部)、10…固定装置(保持部、固定部)、30…接触部、31,32…爪部、40…開口部、42…内周部、61,62…ばね部材(作用部)、70…駆動部、80…ガイド治具、82A…端部(一方側の端部)、82B…端部(反対側の端部)、84…外周部、86…テーパ部、90…バックアップリング(第1のシール部材)、92…Oリング(第2のシール部材)、100…対象物

Claims (5)

  1. 所定方向に延びる外周部を備えるとともに前記外周部の少なくとも一部において前記所定方向の一方側であるほど径が大きくなるテーパ部が構成されたガイド治具を用い、環状に構成された第1のシール部材を、前記ガイド治具に対して前記一方側とは反対側の端部から嵌め込み、前記ガイド治具の前記外周部に前記第1のシール部材を配置した状態で保持する工程と、
    環状に構成され且つ前記第1のシール部材とは異なる種類の第2のシール部材を、前記ガイド治具に対して前記反対側の端部から嵌め込み、前記ガイド治具の前記外周部において、前記第1のシール部材よりも前記反対側の端部寄りの位置に前記第2のシール部材を配置した状態で保持する工程と、
    前記ガイド治具の前記一方側の端部に隣接させて装着対象となる対象物を配置した状態で、前記ガイド治具の前記外周部に配置された前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材を、移動装置によって前記外周部に沿わせつつ前記対象物に向けて同時期に移動させ、少なくとも前記テーパ部を通過させてそれぞれの内周面の径を拡げた後に前記対象物の外周面に組み付ける工程と、
    を含み、
    前記テーパ部は、前記一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第1テーパ部と、前記一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第2テーパ部と、を有し、
    前記第1テーパ部は、前記第2テーパ部よりも前記反対側に配置され、
    前記第1テーパ部と前記第2テーパ部との間には、外面が円筒面をなす中径部が設けられ、
    前記中径部の円筒面は、前記第1テーパ部の外面及び前記第2テーパ部の外面に連続しており、
    前記第1のシール部材を保持する工程では、前記ガイド治具の前記反対側の端部から前記第1のシール部材を嵌め込んで前記第1テーパ部を通過させることによって内周面の径が増大し、径が増大することによって生じる緊迫力によって前記第1のシール部材を前記中径部に仮止めし、
    前記第2のシール部材を保持する工程では、前記ガイド治具の前記反対側の端部から前記第2のシール部材を嵌め込んで前記第1テーパ部を通過させることによって内周面の径が増大し、径が増大することによって生じる緊迫力によって前記第2のシール部材を前記第1のシール部材よりも前記反対側の端部寄りの位置で前記中径部に仮止めし、
    前記対象物に組み付ける工程では、前記中径部に保持された前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材を前記対象物に向けて同時期に移動させ、前記第2テーパ部を通過させてそれぞれの内周面の径を拡げた後に前記対象物の外周面に組み付ける
    ことを特徴とするシール部材の組付方法。
  2. 前記第1のシール部材における厚さ方向一方側及び他方側の各外面部は、前記第1のシール部材の周方向と直交する平面方向で切断した切断面での形状が直線状であることを特徴とする請求項1に記載のシール部材の組付方法。
  3. 所定方向に延びる外周部を備え且つ前記外周部の少なくとも一部において前記所定方向の一方側であるほど径が大きくなるテーパ部が構成されたガイド治具を保持の対象とし、前記ガイド治具の前記一方側の端部を装着対象となる対象物に隣接させた状態で保持する保持部と、
    前記保持部に保持された前記ガイド治具の前記外周部に第1のシール部材が嵌め込まれ且つ前記第1のシール部材よりも前記一方側とは反対側の端部寄りの位置に第2のシール部材が嵌め込まれた状態において少なくとも前記第2のシール部材に引っ掛かる接触部と、前記接触部を駆動する駆動部とを備え、前記駆動部による前記接触部の駆動により前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材を前記外周部に沿わせつつ前記対象物に向けて同時期に移動させ、少なくとも前記テーパ部を通過させてそれぞれの内周面の径を拡げた後に前記対象物の外周面に組み付ける移動装置と、
    を含み、
    前記テーパ部は、前記一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第1テーパ部と、前記一方側となるにつれて次第に径が大きくなるように構成された第2テーパ部と、を有し、
    前記第1テーパ部は、前記第2テーパ部よりも前記反対側に配置され、
    前記第1テーパ部と前記第2テーパ部との間には、外面が円筒面をなす中径部が設けられ、
    前記中径部の円筒面は、前記第1テーパ部の外面及び前記第2テーパ部の外面に連続しており、
    前記移動装置は、
    前記ガイド治具の前記反対側の端部から嵌め込まれた前記第1のシール部材が前記第1テーパ部を通過することによって内周面の径が増大するとともに径が増大することによって生じる緊迫力によって前記中径部に仮止めされた状態、且つ、前記ガイド治具の前記反対側の端部から嵌め込まれた前記第2のシール部材が前記第1テーパ部を通過することによって内周面の径が増大するとともに径が増大することによって生じる緊迫力によって前記第1のシール部材よりも前記反対側の端部寄りの位置で前記中径部に仮止めされた状態で、
    前記中径部に保持された前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材を前記対象物に向けて同時期に移動させ、前記第2テーパ部を通過させてそれぞれの内周面の径を拡げた後に前記対象物の外周面に組み付ける
    ことを特徴とするシール部材の組付装置。
  4. 前記接触部は、互いに接近及び離間する複数の爪部と、複数の前記爪部に対して互いに接近する方向に継続的に力を生じさせる作用部とを有し、複数の前記爪部の縁部によって開口部が形成され、複数の前記爪部が互いに接近するほど前記開口部の開口領域が狭くなる構成をなし、
    複数の前記爪部は、前記作用部による力を受けて前記開口部の内周部が前記ガイド治具の前記外周部に当接した状態となり、前記駆動部の駆動に応じて前記開口部が前記ガイド治具の前記外周部に配置された前記第2のシール部材に引っ掛かる構成であることを特徴とする請求項に記載のシール部材の組付装置。
  5. 前記保持部は、本体フレームと、前記本体フレームに対する前記ガイド治具の位置を固定する固定部とを備え、
    前記駆動部は、前記接触部を前記本体フレームに対して相対的に移動する構成であり、前記固定部に固定された前記ガイド治具の前記外周部に対して前記接触部を当接させた状態で前記接触部を前記所定方向に沿って移動させる構成であることを特徴とする請求項又は請求項に記載のシール部材の組付装置。
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