JP6527428B2 - 照明装置および便器 - Google Patents
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Description
しかしながら、便鉢の内部を照明する照明装置は、照明装置から照射された光のうちの光軸の部分がその周りの部分と比べて鉢面で反射して強く光るため、明るさが均一とならないことがある。
また、本発明に係る便器は、上記の照明装置が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る照明装置では、便座の裏面には、光源と離間する側に水平面となる水平部が形成され、光源に近接する側に該光源に近接するにしたがって上側に向かう傾斜面となる傾斜部と、水平部と傾斜部とが接続される角部と、が形成されていて、光源から照射した光を傾斜部および角部で便鉢の内部に向かって反射させる構成としている。
このような構成とすることにより、光源から照射した光を便鉢の内部に向かって多方向に反射させることができる。
また、本発明に係る照明装置は、便器本体に取り付けられて該便器本体の便鉢の内部を照明する照明装置において、前記便器本体の上部で使用者が着座する際の横臥した姿勢の便座の裏面よりも下側に設けられた光源から照射した光を、前記便器本体の上部に取り付けられて前記横臥した姿勢の便座の裏面で前記便鉢の内部に向かって反射させ、前記便鉢の内部を照明することを特徴とする。
このような構成とすることにより、便器本体の幅方向の中央部の両側それぞれから光が照射されるため、便鉢の内部を均一に照明することができる。なお、幅方向とは便座の前後方向に直交する水平方向を示している。
また、便座は、略O字状や略U字状に形成されていて幅方向の両側に前後方向に延びる着座部分が形成されているため、便器本体の幅方向の中央部の両側に光源が配置されていることにより、便座の裏面のうちの幅方向の両側に形成された着座部分の広い範囲に光を照射させて反射させることができる。
このような構成とすることにより、照明がオンの状態で便座が上げられた状態になっても、照明がオフとなるため光源から照射された光が使用者の目に入ることがない。
図1に示すように、本実施形態による便器1は、水洗式大便器で、トイレ空間11の床面12に設置され下方に延びる排水配管(不図示)に接続された便器本体2と、便器本体2に取り付けられた機能部3と、機能部3を介して便器本体2に回動可能に取り付けられた便座4と、を有している。
ここで、便器1の機能部3が設けられている側を前後方向の後側とし、便座4が設けられている側を前後方向の前側とする。またこの前後方向に直交する水平方向を幅方向とする。
4つの突出部42,42…は、横臥姿勢において幅方向に間隔をあけて2つずつ、前後方向に間隔をあけて2つずつ配置されている。便座4が横臥姿勢となると、4つの突出部42,42…が便器本体2の上面2a(図1参照)と当接し、本体部41の下面41aと便器本体2の上面2aとの間に隙間が形成される。
また、本実施形態では、一対のLED81,81の光の色は、それぞれ青色としている。
本実施形態では、除菌・脱臭装置7によるトイレ空間11の除菌・脱臭を行う期間に、照明装置8によって便鉢21の内部を照明している。
なお、LED81,81は、便座4が横臥姿勢であると、便座4の下側に配置されているが、便座4が上げられた姿勢となると露出することになる。このため、便器1に便座4の開閉(横臥姿勢であるか上げられた姿勢であるか)を検知するセンサが設けられていて、便座が上げられた状態となるとLED81,81が消灯するように設定されていることが好ましい。このように設定されることで、便座4を上げた使用者の目にLED81,81の光が直接入ることを防止することができる。
本実施形態では、LED81,81から照射された光が便座の裏面で一次反射してから便鉢21の内部を照射するため、LED81,81から光を直接便鉢21の内部に照射する場合と比べて、光のうちの光軸の部分とその周りの部分との明るさの差が少なく便鉢21の内部を均一に照射することができる。また、LED81,81から照射された光は、便座4の裏面で反射してから下側の便鉢21の内部に向かうため、使用者に向かって光が照射されることがなく、使用者が強く眩しさを感じることを無くすことができる。
また、LED81,81から照射される光は、略水平方向に照射されることにより、使用者に向かって直接照射されることがない。
また、便座4の幅方向の両側に前後方向に延びる着座部分によって、LED81,81それぞれを便座4の上方に露出しないように隠すことができる。
また、便座4の本体部41によって、LED81,81から照射された上方に進む光を抑えることができる。
例えば、上記の実施形態では、LED81,81は、機能部3の幅方向の中央部の両側それぞれに間隔をあけて設けられているが、機能部3の中央部や、機能部3の幅方向の一方側のみに設けられていてもよい。また、機能部3の幅方向の中央部の両側に加えて幅方向の中央部にも設けてもよく、設置される位置や数は、適宜設定されてもよい。
また、上記の実施形態では、便座4の裏面の傾斜部44、角部46および突出部42にLED81,81の光をあてて便鉢21の内部に向かって反射させているが、便座4の裏面にLED81,81の光をあてて便鉢21の内部に向かって反射させる構成であれば、水平部45にLED81,81の光をあてて便鉢21の内部に向かって反射させてもよい。
また、上記の実施形態では、LED81,81を照明装置8の光源としているが、LED以外の電球などを照明装置8の光源としてもよい。また、LED81,81の光の色は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、便器1に便蓋が設けられていないが、便器1に便蓋が設けられていて、便鉢21の内部を照明する光が便蓋と便器本体2との隙間から外部に漏れるようにしてもよい。
2 便器本体
3 機能部
4 便座
8 照明装置
21 便鉢
44 傾斜部
45 水平部
46 角部
81 LED(光源)
Claims (5)
- 便器本体に取り付けられて該便器本体の便鉢の内部を照明する照明装置において、
前記便器本体の上部に設けられた光源から照射した光を前記便器本体の上部に取り付けられた便座の裏面で前記便鉢の内部に向かって反射させ、前記便鉢の内部を照明し、
前記便座の裏面には、前記光源と離間する側に水平面となる水平部が形成され、前記光源に近接する側に該光源に近接するにしたがって上側に向かう傾斜面となる傾斜部と、前記水平部と前記傾斜部とが接続される角部と、が形成されていて、
前記光源から照射した光を前記傾斜部および前記角部で前記便鉢の内部に向かって反射させることを特徴とする照明装置。 - 便器本体に取り付けられて該便器本体の便鉢の内部を照明する照明装置において、
前記便器本体の上部で使用者が着座する際の横臥した姿勢の便座の裏面よりも下側に設けられた光源から照射した光を、前記便器本体の上部に取り付けられて前記横臥した姿勢の便座の裏面で前記便鉢の内部に向かって反射させ、前記便鉢の内部を照明することを特徴とする照明装置。 - 前記光源を前記便器本体の幅方向の中央部の両側に間隔をあけてそれぞれ配置した請求項1または2に記載の照明装置。
- 前記便鉢の内部の照明がオンの状態において、前記便座がその裏面が前記便器本体と離間するように上げられた姿勢となると、前記便鉢の内部の照明をオフとする制御を行う請求項1乃至3のいずれか一項に記載の照明装置。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置が設けられていることを特徴とする便器。
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