JP2017008606A - 便器装置 - Google Patents

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壮 山本
中村 隆宏
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Abstract

【課題】リム部の内面の清浄性を向上し得る便器装置を提供する。【解決手段】ボウル部10の上端に、周方向に沿って洗浄水をガイドするリム部11が設けられた便器装置1であって、殺菌光源20からの殺菌光を導光してリム部11の内面12a,12bに向けて照射する導光部21を、リム部11に沿わせるように設ける。また、より好ましくは、導光部21は、リム部11の内面に加え、リム部11の少なくとも近傍部位のボウル部10の内面10aに向けて殺菌光を照射するように設けられており、ボウル部10の内面10aを、高反射面とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ボウル部の上端に洗浄水をガイドするリム部を設けた便器装置に関する。
従来より、ボウル部の内面に殺菌光を照射する構成とされた便器装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、便座蓋に、便器内部に向けて紫外線を照射する殺菌灯を設けた洋式殺菌便器の開示がある。
特開2014−236948号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された洋式殺菌便器では、ボウル部の上端に洗浄水をガイドするように設けられたリム部の内面には殺菌光が効果的に照射され難いことが考えられ、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、リム部の内面の清浄性を向上し得る便器装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る便器装置は、ボウル部の上端に、周方向に沿って洗浄水をガイドするリム部が設けられた便器装置であって、殺菌光源からの殺菌光を導光して前記リム部の内面に向けて照射する導光部を、前記リム部に沿わせるように設けたことを特徴とする。
本発明に係る便器装置は、上述のような構成としたことで、リム部の内面の清浄性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置の一例を模式的に示す一部破断概略縦断面図である。 (a)は、図1におけるX部に対応させた一部破断概略拡大縦断面図、(b)は、同便器装置の一例を模式的に示す一部を省略した一部破断概略平面図である。 同便器装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略タイムチャートである。 本発明の他の実施形態に係る便器装置の一例を模式的に示し、図2(a)に対応させた一部破断概略拡大縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の各実施形態では、便器装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1及び図2は、第1実施形態に係る便器装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る便器装置1は、図1及び図2に示すように、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置とされている。
この便器装置1には、ボウル部(便鉢)10や、給排水管に接続される給排水機構等が設けられている。また、便器装置1は、ボウル部10の上端に、周方向に沿って洗浄水をガイドするリム部11を設けた構成とされている。また、便器装置1は、殺菌光源20からの殺菌光を導光してリム部11の内面12a,12bに向けて照射する導光部21を、リム部11に沿わせるように設けた構成とされている。
また、便器装置1には、ボウル部10に対して開閉自在(起倒自在)とされた便座15や便蓋16が設けられている。
また、この便器装置1に、脱臭装置や、便座15や局部洗浄用水等を温める加熱装置、洗浄水に洗剤を含ませる洗剤供給装置、洗浄水に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給装置等の各種機能装置や機構部材を設けた構成としてもよい。
また、便器装置1に、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを設けた構成としてもよく、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
また、便器装置1は、給水元となる給水管(水道管)に接続され、ボウル部10に洗浄水を供給する洗浄水給水機構を備えている。このような洗浄水給水機構としては、リム部11に沿わせるように洗浄水を給水し、ボウル部10を洗浄する構成とされたものとしてもよい。図例では、便器装置1を、水洗タンクを備えていない、いわゆるタンクレスタイプのものとした例を示している。この便器装置1は、水道直圧式としてもよい。なお、便器装置1の給水機構としては、このようなタンクレスタイプに限られず、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また、便器装置1には、洗浄水給水機構を作動させて洗浄水をボウル部10に供給する洗浄操作部が設けられている。このような洗浄操作部としては、操作レバーや操作ボタン等としてもよく、また、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを洗浄操作部として把握、つまり、検知を操作と把握するような態様としてもよい。
この洗浄水給水機構の洗浄操作がなされれば、リム部11に沿うように洗浄水が供給され、ボウル部10の内面10aの洗浄がなされる。
また、便器装置1には、外部排水管に連通し、排水機構を構成するトラップ部14が設けられている。図例では、トラップ部14を、一端がボウル部10の下部に設けられた排水管部に接続され、他端の排水口が上方側を向きボウル部10に溜水可能とする溜水状態と下方側を向く排水状態とに切り替えられる、いわゆるターントラップ式のものとしている。なお、便器装置1に設けられるトラップ部14としては、このようなターントラップ式に限られず、サイホンゼット式やサイホン式、サイホンボルテックス式、ネオボルテックス式、洗い落とし式等の他の排水機構を採用するようにしてもよい。
また、便器装置1のボウル部10の便器奥行方向奥側の上側部位には、便座15や便蓋16等を開閉自在に保持する機構部等が設けられた上ケース部17が設けられている。
本実施形態では、便器装置1に、開放(起立)された便蓋16を閉鎖(倒伏)させるモーター等を有した便蓋閉鎖機構を設けている。なお、この便蓋閉鎖機構は、閉鎖された便蓋16を開放可能な構成とされたものとしてもよく、便座15の開閉(起倒)をも可能な構成とされたものとしてもよい。
また、便器装置1には、便蓋16の開閉を検知する便蓋センサーが設けられている。このような便蓋センサーとしては、便蓋16の起立または倒伏によって操作されるリミットスイッチや、便蓋16の枢軸の回転角を検出する回転角センサー、その他、種々のセンサーとしてもよい。
ボウル部10は、上方に向けて開口するすり鉢状とされている。
本実施形態では、ボウル部10の内面10aを、高反射面としている。ボウル部10の上端に設けられたリム部11の少なくとも近傍部位を含み、ボウル部10の内面10aの略全体を、高反射面としてもよい。
便座15は、ボウル部10の上端のリム部11に載置されるように倒伏される。
便蓋16は、便座15を覆うように閉鎖(倒伏)される。
本実施形態では、閉鎖状態で下方側に向く便蓋16の裏面16aを、高反射面としている。便蓋16の裏面16aの略全体を、高反射面としてもよい。なお、便蓋16の閉鎖状態で下方側を向く裏面16aに加えて、便蓋16の周縁部に閉鎖状態における下方側に向けて突出するように設けられた側周部の内面を高反射面としてもよい。
これらボウル部10の内面10a及び便蓋16の裏面16aは、一方向から入射した殺菌光を、正反射(鏡面反射)させる鏡面状とされたものとしてもよい。また、これらボウル部10の内面10a及び便蓋16の裏面16aは、殺菌光の拡散反射や吸収を抑制可能なように、例えば、研磨等によって鏡面(高光沢面)仕上が施されたものとしてもよく、高反射層が設けられたものとしてもよい。高反射層としては、遮熱塗料や高光沢性の塗料等を塗布することで設けられたものとしてもよく、貼着や蒸着等によって設けられたものとしてもよい。
また、このように鏡面仕上されまたは高反射層が設けられたボウル部10の内面10a及び便蓋16の裏面16aは、無処理のものと比べて、反射率が大きくなる構成とされたものとしてもよい。
また、便器装置1は、図1に示すように、進退自在とされた局部洗浄用のノズル18を備えている。
ノズル18は、略円筒状とされており、その長手方向に沿って収納位置と洗浄位置とを進退自在とされている。このノズル18は、ボウル部10の上端部内壁の便器奥行方向奥側に設けられた開口を介して便器奥行方向手前側となるボウル部10内の中心側に向けて突出するように進出される。また、このノズル18を、斜め下方側に向けて進出される構成としている。また、図例では、開口を開閉するノズル蓋13を設けた例を示している。
また、このノズル18に洗浄水(局部洗浄水)を供給する給水路や、洗浄水を加熱するヒーター等が適所に設けられている。また、ノズル18には、洗浄位置において、局部に向けて洗浄水(局部洗浄水)を吐出するノズル孔が設けられている。なお、ノズル18を、例えば、臀部用とビデ用とに対応可能な構成としてもよい。また、このノズル18を進退させる機構としては、適宜の駆動機構を採用するようにしてもよい。また、ノズル18は、耐久性や清浄性等の観点等から、適宜の金属系材料や硬質の合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよく、好ましくは、ステンレス等の防錆性を有する金属系材料から形成されたものとしてもよい。
また、ノズル18は、便器装置1のリモコン装置や、便座15の側方部位等に設けられた局部洗浄操作部19(図3参照)によって操作がなされる。
この局部洗浄操作部19の操作(開始(ON)操作)がなされれば、ノズル18が洗浄位置に進出し、ノズル孔から洗浄水が吐出される。なお、この局部洗浄操作部19は、局部洗浄開始(ON)操作と停止(OFF)操作とが可能な構成とされたものとしてもよく、または、別途に停止操作部を設けたような態様としてもよい。さらには、局部洗浄操作部19の操作(開始操作)後に、所定時間が経過すれば、局部洗浄を停止するような態様とされたものとしてもよい。
また、上記のように、ノズル18を、臀部用とビデ用とに対応可能とした場合には、臀部用の局部洗浄操作部19とビデ用の局部洗浄操作部19とを設けた態様としてもよい。また、適所に洗浄水の水勢調整や洗浄水の温度調整を可能とする機構や操作部等を設けた態様としてもよい。
殺菌光源20は、殺菌作用を有する殺菌光を照射する構成とされている。このような殺菌光源20としては、紫外線領域の不可視光線を照射する構成とされたものとしてもよく、また、不可視光線に代えて、または加えて可視光線を照射する構成とされたものとしてもよい。このような殺菌光源20としては、キセノンランプや、高圧水銀ランプや低圧水銀ランプ等の水銀ランプ、LED等としてもよく、その他、種々の殺菌光源としてもよい。
本実施形態では、図1及び図2(b)に示すように、殺菌光源20を、ボウル部10外に設けた構成としている。図例では、殺菌光源20を、ボウル部10の便器奥行方向奥側の便器本体内に設けた例を示している。なお、この殺菌光源20は、起動(ON)された際に、殺菌光を連続的に照射する構成とされたものに限られず、パルス的(間欠的)に照射する構成とされたものとしてもよい。
導光部21は、リム部11に沿うように長尺状とされている。本実施形態では、導光部21を、リム部11の内面12a,12bに加え、リム部11の少なくとも近傍部位のボウル部10の内面10aに向けて殺菌光を照射するように設けた構成としている。
この導光部21は、長手方向の端部に設けられた入射面22から入射された殺菌光を導光しながら、その側周面(外周面)の出射面23から出射する構成とされている。本実施形態では、単一の導光部21を、ボウル部10の便器奥行方向奥側部位における便器幅方向一方側部位から便器幅方向他方側部位に亘ってリム部11に沿わせるように設け、長手方向両端部に入射面22,22を設けた構成としている。図例では、単一の導光部21をリム部11に沿わせるように、平面視して略U字状に設けた例を示している。また、これら両入射面22,22のそれぞれに、殺菌光源20,20を対向配置した構成としている。これら入射面22,22は、殺菌光源20,20からの殺菌光が効率的に入射されるように適宜の形状等とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、この導光部21を、リム部11の内面の一部を構成するように設けている。また、ボウル部10の上端のリム部11を、概ね水平方向となる平面視におけるボウル部10中心側に開口するように、かつ周方向に延びるように凹溝12を設けたいわゆるオープンリムとしている。この凹溝12に沿わせるように、上記した洗浄水給水機構の洗浄水供給口から洗浄水が供給される。
また、この凹溝12は、凹溝12の溝幅方向一方側の溝内側面を構成し、下方側に向く裏面12aと、凹溝12の溝底面を構成し、平面視におけるボウル部10中心側に向く内側周面12bと、によって区画されている。裏面12aは、図例では、内側周面12bの上縁に連なる内側周面12b側部位が、溝長手方向に見て、凹湾曲面状とされている。内側周面12bは、図例では、溝長手方向に見て、僅かに斜め上方側に向く形状とされている。また、凹溝12の溝幅方向他方側の溝内側面は、溝長手方向に見て、斜め上方側を向くように設けられており、ボウル部10の内面10aに一連状に設けられている。なお、凹溝12の溝長手方向に見た形状は、図例のような形状に限られず、また、凹溝12の全長に亘って一様な形状とされたものに限られず、適宜の形状とされたものとしてもよい。例えば、凹溝12の溝幅方向他方側の溝内側面が内側周面12bと略同一平面状とされたもの、つまりは、凹溝12の溝幅方向他方側を区画するような面がないようなもの等としてもよい。
また、リム部11は、ボウル部10の上端にオーバーハング状(庇状)の飛散防止壁が形成されるように、ボウル部10の上端縁から平面視におけるボウル部10中心側に向けて突出するように設けられている。本実施形態では、このリム部11の突出部位の下面側に、導光部21を受け入れる、平面視におけるボウル部10中心側及び下方側に向けて開口する切欠状の凹所を設け、この凹所に、長手方向に見て略矩形状とされた導光部21を納めるように設けた構成としている。また、導光部21の上面を凹所の下面に当接させ、導光部21の外側周面(平面視におけるボウル部10の外方側に向く面)を、凹所の平面視におけるボウル部10中心側に向く面に当接させた構成としている。また、リム部11の内面を構成する裏面12aと導光部21の下面側の出射面23とが略面一状となるように導光部21を設けている。また、リム部11の突出部位の先端面と導光部21の内側周面(平面視におけるボウル部10の中心側に向く面)とが略面一状となるように導光部21を設けている。
つまり、導光部21の下面側の出射面23がリム部11の裏面12aを構成するように、導光部21を設けた構成としている。
この導光部21の出射面23から出射された殺菌光は、リム部11の内面を構成する裏面12aや、内側周面12b、凹溝12の溝幅方向他方側の溝内側面、ボウル部10の内面10aの上端側部位等に照射される。
なお、図例では、導光部21の下面側の出射面23を、下方側に向く平坦面状とした例を示しているが、導光部21の長手方向に見て、斜め下方側に向く傾斜面としたり、また、平坦面状とせずに、凸湾曲面形状や凹湾曲面形状等としてもよい。また、この導光部21は、下面側の出射面23に加え、平面視におけるボウル部10の中心側に向く面となる内側周面が出射面とされたものとしてもよい。この場合は、この内側周面を、導光部21の長手方向に見て、斜め下方側に向く傾斜面等としてもよい。また、導光部21の上面や外側周面を反射面としてもよい。また、導光部21は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透光性または透明の樹脂系材料や、ガラス等の屈折率の高い材料から形成されたものとしてもよい。
また、リム部11の内面12a,12bを、ボウル部10の内面10aと同様な高反射面としてもよい。
また、便器装置1は、上記した各部を制御する制御部24を備えている。
この制御部24は、便器装置1の適所に設けるようにしてもよく、または、壁面等に設置される便器装置1が備えるリモコン装置に設けるようにしてもよい。
また、制御部24には、例えば、CPU等の制御回路や、メモリ等によって構成され、後記する基本動作例を含む各種動作プログラム等を記憶する記憶部等が設けられている。
この制御部24によって後記する基本動作の実行がなされる。
本実施形態では、この制御部24を、便蓋16を閉鎖させた状態で、殺菌光を出射させるように殺菌光源20を制御する構成としている。また、制御部24を、ノズル18を進出させた状態で、殺菌光を出射させるように殺菌光源20を制御する構成としている。
以下、本実施形態に係る便器装置1において実行される基本動作の一例を、図3を参照して説明する。
図3に示すように、本動作例では、局部洗浄がなされた後、便蓋16が閉鎖されれば、殺菌光を照射する殺菌モードを実行する構成としている。
つまり、局部洗浄操作部19のON操作がなされれば、ノズル18を洗浄位置に向けて進出させ、洗浄位置となれば、ノズル18のノズル孔から局部洗浄水を吐出させる。そして、局部洗浄操作部19のOFF操作がなされれば、局部洗浄水の供給を停止させ、ノズル18を収納位置に向けて退入させる。
そして、ノズル18が収納位置とされた後、便蓋16が閉鎖されれば、ノズル18を進出させ、殺菌光源20を起動させる(ONとする)。図例では、便蓋16の閉鎖、ノズル18の進出開始及び殺菌光源20の起動が同時になされるように示しているが、適宜の遅延時間等を設けてもよい。
また、便蓋16の閉鎖は、上記した着座センサーや人体検知センサー等が人体の不在を検出すれば、便蓋閉鎖機構によってなされるものとしてもよく、使用者の操作等によってなされるものとしてもよい。
そして、ノズル18が洗浄位置となれば、ノズル18の進出を停止させる。また、リム部11の内面12a,12bやボウル部10の内面10a、ノズル18の外周面等の殺菌がなされれば、ノズル18を収納位置とし、また、殺菌光源20をOFFとする。この殺菌光源20のON状態、つまり、殺菌モードは、所定時間が経過するまで実行するようにしてもよい。また、図例では、ノズル18の収納と殺菌光源20のOFFとが同時になされるように示しているが、適宜の遅延時間等を設けてもよい。
なお、上記基本動作は、一例に過ぎず、種々の変形が可能である。
上記した例では、ノズル18を進出させる際及び退入させる際にも殺菌光を照射させた状態とした例を示しているが、いずれか一方の際のみに殺菌光を照射させる態様としてもよく、または、洗浄位置とされた状態でのみ殺菌光を照射させる態様としてもよい。
また、本動作例では、局部洗浄に伴い殺菌モードが実行される態様とした例を示しているが、このような態様に代えて、または加えて、局部洗浄の実行有無に関わらず、殺菌モードの実行が可能な構成としてもよい。この場合は、便器装置1に、殺菌モードを実行するための殺菌操作部等を設けた態様としてもよい。また、例えば、洗浄水給水機構による洗浄がなされた後に、殺菌モードが実行される態様としてもよい。
本実施形態に係る便器装置1は、上述のような構成としたことで、リム部11の内面12a,12bの清浄性を向上させることができる。
つまり、殺菌光源20からの殺菌光を導光してリム部11の内面12a,12bに向けて照射する導光部21を、リム部11に沿わせるように設けている。従って、リム部11の内面12a,12bに効果的に殺菌光を照射することができ、清掃がし難いリム部11の内面12a,12bの清浄性を向上させることができる。
また、本実施形態では、導光部21を、リム部11の内面12a,12bに加え、このリム部11の少なくとも近傍部位のボウル部10の内面10aに向けて殺菌光を照射するように設け、ボウル部10の内面10aを、高反射面としている。従って、ボウル部10の内面10aに照射された殺菌光を効果的に反射させることができ、ボウル部10の内面10aの広範囲に亘って殺菌光の反射光を照射することができる。これにより、リム部11の内面12a,12bのみならず、ボウル部10の内面10aの清浄性を向上させることができる。
また、本実施形態では、便蓋16を閉鎖させた状態で、殺菌光源20に殺菌光を出射させる制御部24を備えた構成としている。従って、ボウル部10の内面10aにおいて反射した殺菌光を、閉鎖状態で下方側に向く便蓋16の裏面16aにも照射することができ、便蓋16の裏面16aの清浄性を向上させることができる。また、便蓋16が閉鎖された状態で殺菌光の照射がなされるので、人体に対する殺菌光の影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、閉鎖状態で下方側に向く便蓋16の裏面16aを、高反射面としている。従って、便蓋16の裏面16aに照射された殺菌光を反射させることができ、倒伏状態で上方側に向く便座15の表面や、ボウル部10の内面10aに、より効果的に殺菌光を照射することができ、これらの清浄性を効果的に向上させることができる。
また、本実施形態では、制御部24を、進退自在とされた局部洗浄用のノズル18を進出させた状態で、殺菌光源20に殺菌光を出射させる構成としている。従って、ボウル部10の内面10aにおいて反射した殺菌光をノズル18の外周面に照射することができ、ノズル18の清浄性を向上させることができる。特に、本実施形態では、ボウル部10の内面10aに加えて便蓋16の裏面16aにおいて反射した殺菌光をノズル18の外周面に照射することができるので、ノズル18の外周面の概ね全周に亘って殺菌光を効果的に照射することができる。なお、このような態様に代えて、または加えて、ノズル18を収納位置とした状態で、殺菌光源20に殺菌光を出射させる殺菌モードを実行可能とした態様等としてもよい。
また、本実施形態では、導光部21を、リム部11の内面の一部を構成するように設けている。従って、例えば、リム部11の内面12a,12bから離間させるように設けたようなものと比べて、リム部11に沿って供給される洗浄水に対する影響を抑制することができる。
なお、本実施形態では、導光部21を、リム部11の裏面12aの一部を構成するように設けた例を示しているが、このような態様に代えて、または加えて、リム部11の内側周面12bや溝幅方向他方側に向く面の少なくとも一部を構成するように設けてもよい。
また、導光部21をリム部11において露出させるように設けた態様に代えて、リム部11に埋込状に設けた態様としてもよい。この場合は、導光部21の出射面23に対応させた透光部をリム部11に設けるようにすればよい。また、導光部21は、リム部11を上記のようなオープンリムとした場合には、凹溝12を区画する溝幅方向両側の溝内側面及び溝底面のうちの少なくとも一つの面に向けて導光した殺菌光を照射する構成とされたものとしてもよい。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図4は、第2実施形態に係る便器装置を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Aは、図4に示すように、リム部11Aの構成、及び導光部21Aをリム部11Aの内面12Aa,12bから離間させて設けた点が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、オープンリム型のリム部11Aの内面12Aa,12bに出射面23Aを対面させるように導光部21Aを設けている。
また、リム部11Aの凹溝12Aの溝幅方向一方側の溝内側面を構成する裏面12Aaを、本実施形態では、溝長手方向に見て、概ね全体に亘って凹湾曲面状としている。
導光部21Aは、リム部11Aの内面12Aa,12bとの間に適宜の隙間が形成されるように、リム部11Aに沿って設けられている。この導光部21Aとリム部11Aの内面12Aa,12bとの隙間は、導光部21Aの長手方向に沿って概ね一様とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、この導光部21Aを、平面視してボウル部10の中心側に露出しないように、凹溝12A内に位置するように設けた構成としている。つまり、便蓋16及び便座15を開放(起立)させた状態で、平面視してリム部11Aの突出部位によって覆われるように導光部21Aを設けた構成としている。
また、本実施形態では、この導光部21Aを、長手方向に見て略円形状とし、外周面の略全面を出射面23Aとしている。
この導光部21Aの出射面23Aから出射された殺菌光は、リム部11Aの内面を構成する裏面12Aaや、内側周面12b、凹溝12の溝幅方向他方側の溝内側面に加え、ボウル部10の内面10aの上端側部位や、閉鎖状態の便蓋16の裏面16a等にも照射される。
なお、図例では、導光部21Aを、その軸心と、リム部11Aの裏面12Aaと内側周面12bとの境界部と、が略同高さとなるように配した例を示しているが、このような態様に限られない。また、導光部21Aの長手方向の適所を吊下状に保持する保持部を、リム部11Aの適所に設けた構成としてもよい。
本実施形態に係る便器装置1Aにおいても、上記同様の基本動作の実行が可能であり、また、上記した第1実施形態と略同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、導光部21Aの外周面の略全面を出射面23Aとし、この出射面23Aをリム部11Aの内面12Aa,12bに対面させるように導光部21Aを設けている。従って、上記第1実施形態のようなものと比べて、より広範囲に亘って殺菌光を照射することができる。
なお、上記各実施形態では、ボウル部10の内面10a及び便蓋16の裏面16aを、高反射面とした例を示しているが、両方または一方を、上記のような高反射面とせずに無処理の面としてもよい。
また、上記各実施形態では、導光部21,21Aを、リム部11,11Aの少なくとも近傍部位のボウル部10の内面10aにも殺菌光を照射するように設けた構成としているが、このような態様に限られない。導光部21,21Aを、リム部11,11Aの内面12a,12Aa,12bのみに殺菌光を照射する態様としてもよい。
また、上記した動作例では、便蓋16を閉鎖させた状態で、殺菌光源20に殺菌光を出射させる構成とした例を示しているが、このような態様に代えて、便蓋16を開放させた状態で、殺菌光源20に殺菌光を出射させる態様等としてもよい。
また、上記各実施形態では、単一の導光部21,21Aを、リム部11,11Aの周方向の概ね全体に亘って設け、長手方向両端部のそれぞれに、殺菌光源20,20を対向配置させた入射面22,22を設けた構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、単一の導光部21,21Aを、リム部11,11Aの周方向の概ね全体に亘って設け、長手方向一端部のみに、殺菌光源20を対向配置させた入射面22を設けた態様としてもよい。また、リム部11,11Aの周方向に間隔を空けて設けられた複数の導光部21,21Aの長手方向一端または両端に、殺菌光源20を対向配置させた入射面22を設けた態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、リム部11,11Aをオープンリムとした例を示しているが、このような態様に限られず、リム部11,11Aを、多数のリム孔が下面に設けられ通水路を区画する中空筒状とされたものとしてもよい。この場合は、リム部11,11Aの中空の内面に向けて殺菌光を照射するように導光部21,21Aを設けた態様としてもよい。
1,1A 便器装置
10 ボウル部
10a 内面(高反射面)
11,11A リム部
12a,12Aa 裏面(内面)
12b 内側周面(内面)
16 便蓋
16a 裏面(高反射面)
18 ノズル
20 殺菌光源
21,21A 導光部
24 制御部

Claims (5)

  1. ボウル部の上端に、周方向に沿って洗浄水をガイドするリム部が設けられた便器装置であって、
    殺菌光源からの殺菌光を導光して前記リム部の内面に向けて照射する導光部を、前記リム部に沿わせるように設けたことを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    前記導光部は、前記リム部の内面に加え、該リム部の少なくとも近傍部位の前記ボウル部の内面に向けて殺菌光を照射するように設けられており、
    前記ボウル部の内面を、高反射面としたことを特徴とする便器装置。
  3. 請求項1または2において、
    便蓋と、この便蓋を閉鎖させた状態で、前記殺菌光源に殺菌光を出射させる制御部と、を備えていることを特徴とする便器装置。
  4. 請求項3において、
    閉鎖状態で下方側に向く前記便蓋の裏面を、高反射面としたことを特徴とする便器装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    進退自在とされた局部洗浄用のノズルと、このノズルを進出させた状態で、前記殺菌光源に殺菌光を出射させる制御部と、を備えていることを特徴とする便器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021159879A1 (zh) * 2020-02-12 2021-08-19 周星 用于马桶的消毒装置及马桶
WO2021246759A1 (ko) * 2020-06-02 2021-12-09 한양대학교 산학협력단 휴대용 ipl 살균장치 및 ipl 변기 살균 장치
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