JP6527188B2 - 跨座式シート及びカバー部材 - Google Patents

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Description

本発明は、跨座式シート及びカバー部材に係り、特にカバー部材の脱落を防止でき、防犯性を向上できる跨座式シート及びカバー部材に関する。
自動二輪車等の乗物では乗員が跨った状態で着座する跨座式シートを採用している。こうした跨座式シートにおいて、例えば特許文献1に記載のように、シートの荷台に設けられた係止部に収容ボックスを取付可能になっているものが知られている。こうしたシートにおいて、収容ボックスを取り外した状態では、係止部が露出するため、係止部を覆う蓋を取り付けるようにしている。
特許第5723714号公報
ところで、シートの着座部分に、着脱可能な部品を取り付けるための穴を設けた場合には、部品を取り外した状態で穴を塞ぐためのカバー部材を単純な蓋形状とすると、乗員の乗り降りや、衝撃によりカバー部材が外れてしまうという課題があった。
また、単純な蓋形状のカバー部材であると、防犯性を向上させる余地があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、座面に形成される貫通孔を塞ぐカバー部材の脱落を防止でき、防犯性を向上できる跨座式シート及びカバー部材を提供することにある。
前記課題は、本発明に係る跨座式シートによれば、乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおいて、前記乗員が着座するシート本体と、前記シート本体に形成される貫通孔を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され、前記下方延出部は、所定の幅を有する舌形状であり、前記下方延出部の端部が、前記係止部に係止され、前記係止部は、突起であり、前記下方延出部には、前記突起を掛け止める掛止穴が形成されることにより解決される。
また、前記課題は、本発明に係るカバー部材によれば、乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおける、貫通孔が形成されたシート本体に取り付けられるカバー部材であって、前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され、前記下方延出部は、所定の幅を有する舌形状であり、前記下方延出部の端部が、前記係止部に係止され、前記係止部は、突起であり、前記下方延出部には、前記突起を掛け止める掛止穴が形成されることにより解決される。
上記の跨座式シート及びカバー部材によれば、座面に形成される貫通孔を塞ぐカバー部材の蓋部から、下方に延出する下方延出部をシート本体の下面に係止することにより、カバー部材を強固に取り付けることができる。これにより、カバー部材の脱落を防止でき、防犯性を向上できる。
また、座面から離れた位置において、カバー部材をシート本体に係止することができる。これにより、シートを乗物から取り外さない状態では、カバー部材の取り外しが困難となる。
さらに、カバー部材をシート本体の下面に係止する機構を簡単な構造により実現できる。また、カバー部材をシート本体の下面に取り付ける作業が簡易になる。
また、上記の跨座式シートにおいて、前記下方延出部は、変形可能であり、湾曲した状態で前記係止部に係止されると好適である。
こうすることで、カバー部材をシート本体の下面に取り付ける際の作業性を向上できる。
また、上記の跨座式シートにおいて、前記突起は、T字形状であり、前記突起の頭部の幅は、前記掛止穴の幅よりも広いと好適である。
こうすることで、カバー部材が係止部から外れることを防止できる。
また、上記の跨座式シートにおいて、前記蓋部の外周にはフランジ部が形成されると好適である。
こうすることで、カバー部材のガタツキを抑えることができる。
また、上記の跨座式シートにおいて、前記シート本体の前記貫通孔に挿通した状態で固定された、前記カバー部材と係合する係合部材をさらに備え、前記フランジ部には、凹部が形成され、前記係合部材は、前記フランジ部の前記凹部と嵌合する凸部を有すると好適である。
こうすることで、カバー部材の位置ずれを抑制できる。また、カバー部材のガタツキを更に抑制できる。
また、上記の跨座式シートにおいて、前記係合部材は、前記貫通孔の中心に向けて傾斜した傾斜部をさらに有すると好適である。
こうすることで、係合部材から貫通孔を通じて排水しやすくなる。これにより、係合部材に水が溜まることを抑制できる。
また、上記の跨座式シートにおいて、前記係合部材の下端部は、前記シート本体の前記下面に固定されると好適である。
こうすることで、係合部材の下部を広げることができる。これにより、係合部材の下部にカバー部材の下方延出部を通しやすくなる。
また、係合部材の下部が広がっていることで、係合部材から下方に排水しやすくなる。
また、上記の跨座式シートにおいて、前記下方延出部は、前記端部に向かうにつれて前記幅が狭くなっていると好適である。
前記課題は、本発明に係る跨座式シートによれば、乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおいて、前記乗員が着座するシート本体と、前記シート本体に形成される貫通孔を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され、前記蓋部の外周にはフランジ部が形成され、前記シート本体の前記貫通孔に挿通した状態で固定された、前記カバー部材と係合する係合部材をさらに備え、前記フランジ部には、凹部が形成され、前記係合部材は、前記フランジ部の前記凹部と嵌合する凸部を有することにより解決される。
また、前記課題は、本発明に係る跨座式シートによれば、乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおいて、前記乗員が着座するシート本体と、前記シート本体に形成される貫通孔を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され、前記下方延出部は、所定の幅を有する舌形状であり、前記下方延出部の端部が、前記係止部に係止され、前記下方延出部は、端部に形成される突起部を有し、前記係止部には、前記突起部を掛止する掛止穴が形成されることにより解決される
こうすることで、カバー部材をシート本体の下面に係止する機構を簡単な構造により実現できる。また、カバー部材をシート本体の下面に取り付ける際の作業が簡易になる。
本発明によれば、カバー部材の脱落を防止でき、防犯性を向上できる。
本発明によれば、座面から離れた位置において、カバー部材をシート本体に係止することができる。
本発明によれば、カバー部材をシート本体の下面に取り付ける際の作業性を向上できる。
本発明によれば、カバー部材をシート本体の下面に取り付ける作業が簡易になる。
本発明によれば、カバー部材が係止部から外れることを防止できる。
本発明によれば、カバー部材のガタツキを抑えることができる。
本発明によれば、カバー部材の位置ずれを抑制できる。
本発明によれば、係合部材から貫通孔を通じて排水しやすくなる。
本発明によれば、係合部材の下部にカバー部材の下方延出部を通しやすくなる。
本発明によれば、カバー部材をシート本体の下面に係止する機構を簡単な構造により実現できる。
本実施形態に係るシートを搭載した自動二輪車を示す図である。 バックレストが取り付けられた状態のシートの斜視図である。 バックレストユニットの正面図である。 図2のバックレスト近傍のIV-IV断面図である。 シートの側面図である。 カバー部材が取り付けられた状態のシートの斜視図である。 図6のカバー部材近傍のVII-VII断面図である。 図6のカバー部材近傍の上面図である。 カバー部材を取り外した状態の上面図である。 カバー部材の上面斜視図である。 図10のXI-XI断面図である。 カバー部材を取り外した状態の貫通孔周辺の下面図である。 カバー部材を取り付けた状態の貫通孔周辺の下面図である。 図13のカバー部材と樹脂フレームの係止部周辺のXIV-XIV断面図である。 第1の変形例に係るカバー部材の端部の形状を示す図である。 第2の変形例に係るカバー部材を取り付けた状態の下面図である。 図16のカバー部材と樹脂フレームの係止部周辺のXVII-XVII断面図である。
以下、図1乃至図17を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係るシート2(跨座式シートの一例)について説明する。なお、本実施形態に係るシート2は、本発明に係る跨座式シートを自動二輪車用のシートに適用した例であるが、シート2は本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下において、前後、左右、上下の各方向は、シート2の着座者から見た各方向と一致することとする。
図1には、本実施形態に係るシート2を搭載した自動二輪車1の外観を示した。図1に示されるように、自動二輪車1は、シート2以外の点では、一般的な自動二輪車と同様の構成としてよい。
なお、シート2は、乗員(運転者)が跨った状態で着座する鞍上型のシートであり、自動二輪車1に対して着脱可能に設けられる。具体的には、自動二輪車1には不図示の取り付け孔が形成されており、シート2は、この取り付け孔と締結具を利用して自動二輪車1に取り付けられる。
次に、図2を参照しながら、シート2の構成について説明する。図2には、乗員が着座するシート本体3に対し、バックレスト4を取り付けた状態のシート2を示した。なお、後述するように、バックレスト4はシート本体3から取り外しが可能である。
図2に示されるように、シート本体3は、前方から順に着座部3a、傾斜部3b、及び後部3cを有する。
着座部3aは、乗員の臀部を支持する面となる。
傾斜部3bは、乗員の腰部を支持する面となる。具体的には、傾斜部3bは、着座部3a及び後部3cを連結し、着座部3aの後端から斜め後方に傾斜した面をなす。
後部3cは、傾斜部3bに接続し、着座部3aに対して上下方向で高い位置に設けられる。本実施形態では、後部3cにはバックレスト4が着脱可能に取り付けられる。例えば、シート本体3からバックレスト4を取り外した場合に、後部3cは二人乗り用の後部座席としても利用可能である。
また、シート本体3の厚み方向には、図4に示されるように樹脂フレーム26の上にクッション部材21が載置され、更にクッション部材21が表皮材により覆われる。
また、図5に示されるように、シート2の下部には、シート前方に第1突起部50、シート中央部に第2突起部51、シート後方に第3突起部52が形成される。
第1突起部50は、厚みのあるリブ形状であり、着座部3aの下方に設けられる。
第2突起部51は、厚みのあるリブ形状であり、傾斜部3bの下方に設けられる。
第3突起部52は、円錐形状(錐体)であり、後部3cの下方に設けられる。
このように、シート前方、シート中央部、シート後方にそれぞれ第1突起部50、第2突起部51、第3突起部52を設けたことにより、シート2を第1突起部50及び第2突起部51、又は第2突起部51及び第3突起部52により支持することができる。
このため、シート2のメンテナンス時に、シート2の表皮材の巻き込み部分が地面、作業台等に着かないようにすることができる。
なお、第3突起部52を錐体形状とすることにより、重量の増加抑制、剛性向上、及び生産性の向上の点で効果を奏する。
バックレスト4は、後部3cの前部に取り付けられ、シート本体3に乗員が着座した状態で、乗員の腰部、背部を支持する面を構成する。
図3には、バックレスト4と、支持部材13、ステー部14、第1ブラケット15及び第2ブラケット16を一体化したバックレストユニットUを示した。
また、図4には、バックレスト4を取り付けた状態のシート2について、シート2のシート幅方向の中心線に沿った断面図を示した。
図3及び図4に示されるように、バックレスト4の後部には支持部材13が取り付けられている。
なお、支持部材13とバックレスト4の取り付け部分には、バックレスト4の位置や角度を調整する機構を設けてもよい。
支持部材13の下部には、下方に延出するステー部14が溶接や締結具により固定される。
ステー部14は、シート本体3の上下方向に形成された貫通孔19に通された状態で、シート本体3に取り付けられる。具体的には、ステー部14は、下端部に形成された取り付け孔14aにおいて、シート本体3の樹脂フレーム26に対し、ボルト等の締結具18を用いて固定される。
ステー部14には、上下方向に複数のウェルドナット14bが設けられており、上部のウェルドナット14bには、ステー部14から後方に延出する第1ブラケット15が締結具18を用いて固定される。
また、ステー部14の下部のウェルドナット14bには、ステー部14から後方に延出する第2ブラケット16が締結具18を用いて固定される。
ここで、第1ブラケット15及び第2ブラケット16の後端部は、樹脂フレーム26に対し締結具18を用いて固定されている。
なお、第2ブラケット16の取り付け孔16aにおいて、第2ブラケット16は樹脂フレーム26に対して締結具18により固定されることとしてよい。
図4に示されるように、係合部材17は、貫通孔19に挿通した状態でシート本体3に固定される。
係合部材17は、表皮材、クッション部材21への水の侵入を防止し、貫通孔19を通じてシート本体3の表面に溜まる水を裏面側に排出させる機能を有している。
図4、図7及び図9に示されるように、係合部材17の上端のフランジ部17Aは、シート本体3の上面に掛止されている。
そして、係合部材17の上下方向の中央部には、貫通孔19の中心に向けて傾斜した傾斜部17Bが設けられている。
係合部材17の傾斜部17Bより下方の下端部17Cは、シート2の前後方向に分岐している。そして、係合部材17の分岐した下端部17Cはそれぞれタッカー針等の固定金具11によりシート本体3(樹脂フレーム26)の下面に取り付けられる。
なお、バックレスト4の取り外しは、以下の手順で行う。
まず、自動二輪車1からシート2を取り外した上で、シート2の下面側における締結具18を緩め、ステー部14から第1ブラケット15及び第2ブラケット16を取り外す。
そして、上記の状態でバックレスト4を引き上げることで、バックレスト4、支持部材13及びステー部14の一体物をシート本体3から取り外すことができる。
なお、上記の状態では、図9に示されるように、シート本体3の上面において、係合部材17及び貫通孔19が露出した状態となる。
そこで、本実施形態に係るシート2では、係合部材17に対して、図10及び図11に示されるカバー部材30を嵌合させて、貫通孔19を塞ぐようにする。
なお、シート本体3にカバー部材30を取り付けた状態は、図6及び図8に示した通りである。
ここで、カバー部材30の構成について説明する。
図10及び図11に示されるように、カバー部材30は、蓋部31と、蓋部31から下方に延出する下方延出部32を有する。
蓋部31は、係合部材17のフランジ部17Aの内周部に沿った略矩形の平板形状である。
なお、蓋部31の上面は、カバー部材30が係合部材17に取り付けられた際に、シート本体3の上面と滑らかに繋がるように、僅かに湾曲していることとしてよい。
また、図11に示されるように、蓋部31の下面には、外縁部にフランジ部31Aが設けられる。フランジ部31Aには、複数の凹部31Bが形成される。
上記の複数の凹部31Bは、係合部材17のフランジ部17Aより内側に設けられた複数の凸部17Dとそれぞれ対向する位置に設けられる。そして、カバー部材30が係合部材17に取り付けられた際に、カバー部材30のフランジ部31Aに形成された凹部31Bが、係合部材17の凸部17Dと嵌合することとなる。
また、下方延出部32は、蓋部31の下面の略中心部から下方に延出した舌状の部分である。下方延出部32の下側の端部32Aには、樹脂フレーム26のT字突起40に掛止するための掛止穴32Bが形成されている。
掛止穴32Bは、略矩形状の貫通孔であり、掛止穴32Bの周囲は掛止穴32Bに向けて下方延出部32の厚みが徐々に薄くなるようにテーパーが形成されている。
また、カバー部材30の、シート本体3への取り付け構造については、図7を参照しながら説明する。
図7に示されるように、カバー部材30の蓋部31は、係合部材17の上端部と係合し、蓋部31のフランジ部31Aの凹部31Bに、係合部材17の凸部17Dが入り込む。これにより、カバー部材30を係合部材17に取り付けた際のカバー部材30の蓋部31のガタツキを防止できる。
また、図12に示されるように、シート本体3の樹脂フレーム26の下面において、貫通孔19よりもシート後方側には、樹脂フレーム26の下面から突出したT字突起40が形成される。
図14に示されるように、T字突起40は、上下方向に延出する上下延出部40Bと、上下延出部40Bの先端において水平方向に延出する頭部40Aとを有する、略T字形状の突起である。ここで、頭部40Aの幅は、上下延出部40Bの幅よりも広くなっている。
そして、図7及び図13に示されるように、カバー部材30の下方延出部32は、貫通孔19を通って、樹脂フレーム26の下面に形成されたT字突起40に掛止される。この際、下方延出部32は、シート後方に湾曲した状態となる。
具体的には、図14に示されるように、T字突起40の頭部40Aを、下方延出部32の舌状の端部32Aに形成された掛止穴32Bに挿通することで、下方延出部32をT字突起40に掛止する。
なお、掛止穴32Bの幅は、頭部40Aの幅よりも狭く、上下延出部40Bの幅よりも広い。こうすることで、下方延出部32の端部32Aが、T字突起40に掛止された後には、端部32AがT字突起40から外れにくくなる。
なお、下方延出部32は、弾性を有しており、掛止穴32Bを頭部40Aの片側に通した状態で押し込むと、掛止穴32Bが弾性変形して広がることにより、掛止穴32Bに頭部40Aが通される。
また、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。以下には、カバー部材30の変形例について説明する。
[第1の変形例]
図15には、カバー部材30の第1の変形例を示した。図15に示されるように、カバー部材30の下方延出部32の端部32Aに形成される穴を、第1開口部32Cと、第2開口部32Dからなる掛止穴32Eとしてもよい。
なお、第1開口部32Cは、T字突起40の頭部40Aよりも幅が広く、第2開口部32Dは、T字突起40の頭部40Aよりも幅が狭くなっている。
そして、T字突起40の頭部40Aを、第1開口部32Cに通した後に、第2開口部32D側にスライドさせることにより、カバー部材30の下方延出部32の端部32Aを、T字突起40に掛止する。
[第2の変形例]
また、図16及び図17に示すように、下方延出部32にT字型の突起部32Fを設け、樹脂フレーム26の下面に突起部32Fを掛止する掛止穴41を設けてもよい。
ここで、下方延出部32は弾性変形する材料からなり、下方延出部32の突起部32Fは、掛止穴41の中に押し込むことができる。この際、掛止穴41の入り口を突起部32Fの幅よりも狭くしておくことで、突起部32Fが掛止穴41から外れてしまうことを抑制できる。
以上説明したシート2によれば、シート本体3に形成される貫通孔19を塞ぐカバー部材30の蓋部31から下方に延出する下方延出部32をシート本体3の下面のT字突起40に係止することにより、カバー部材30が簡単に外れることを抑制できる。これにより、カバー部材30の脱落を防止でき、防犯性を向上できる。
また、シート2では、下方延出部32を下方に長く延びた舌形状とすることで、シート2の座面から離れた位置に、下方延出部32の端部32Aを係止することができる。
これにより、シート2を自動二輪車1から取り外さない状態では、カバー部材30の取り外しが困難となる。
また、シート2では、カバー部材30の下方延出部32は、変形可能であり、湾曲した状態でT字突起40に係止するようにしたことで、カバー部材30をシート本体3の下面に取り付けしやすくなる。
また、シート2では、樹脂フレーム26にT字突起40を設け、カバー部材30の下方延出部32にT字突起40に掛け止める掛止穴32Bを設けることで、カバー部材30をシート本体3の下面に係止する機構を簡単な構造により実現できる。また、カバー部材30をシート本体3の下面に取り付ける作業も簡単にできる。
また、シート2では、T字突起40の頭部40Aの幅は、掛止穴32Bの幅よりも広くすることで、下方延出部32の端部32AがT字突起40から外れることを抑制できる。
また、シート2では、カバー部材30の蓋部31の外周にはフランジ部31Aを形成することで、カバー部材30のガタツキを抑えることができる。
また、シート2では、蓋部31のフランジ部31Aに凹部31Bを形成し、係合部材17に凹部31Bと嵌合する凸部17Dを形成することで、カバー部材の位置ずれを抑制できる。また、これによりカバー部材30のガタツキを更に抑制できる。
また、シート2では、係合部材17は、貫通孔19の中心に向けて傾斜した傾斜部17Bを有することで、係合部材17から貫通孔19を通じて排水しやすくなる。これにより、係合部材17に水が溜まることを抑制できる。
また、シート2では、係合部材17の下端部17Cを、樹脂フレーム26の下面に固定することで、係合部材17の下端部17Cを広げることができる。これにより、カバー部材30の下方延出部32が係合部材17の下部に引っ掛かることを抑制できる。
また、係合部材17の下端部17Cが広がっていることで、係合部材17から下方に排水しやすくなる。
また、シート2において、下方延出部32に突起部32Fを形成し、樹脂フレーム26の下面に掛止穴41を形成することで、カバー部材30をシート本体3の下面に係止する機構を簡単な構造により実現できる。また、カバー部材のシート本体の下面への取り付けの作業性も向上できる。また、カバー部材30をシート本体3の下面に取り付ける作業も簡易になる。
また、本発明に係る跨座式シートは、自動二輪車に限らず、車両、船舶、航空機等のシートに対しても適用可能である。
また、貫通孔19に取り付けられる部品はバックレスト4に限られるものではなく、収容ボックス等であってもよい。
また、シート本体3に貫通孔19を複数形成し、その各々にカバー部材30を取り付けるようにしてもよい。
1 自動二輪車
2 シート(跨座式シート)
3 シート本体
3a 着座部
3b 傾斜部
3c 後部
4 バックレスト
11 固定金具
13 支持部材
14 ステー部
14a 取り付け孔
14b ウェルドナット
15 第1ブラケット
16 第2ブラケット
16a 取り付け孔
17 係合部材
17A フランジ部
17B 傾斜部
17C 下端部
17D 凸部
18 締結具
19 貫通孔
21 クッション部材
26 樹脂フレーム
30 カバー部材
31 蓋部
31A フランジ部
31B 凹部
32 下方延出部
32A 端部
32B 掛止穴
32C 第1開口部
32D 第2開口部
32E 掛止穴
32F 突起部
40 T字突起(係止部)
40A 頭部
40B 上下延出部
41 掛止穴
50 第1突起部
51 第2突起部
52 第3突起部
U バックレストユニット

Claims (11)

  1. 乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおいて、
    前記乗員が着座するシート本体と、
    前記シート本体に形成される貫通孔を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、
    前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、
    前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、
    前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され
    前記下方延出部は、所定の幅を有する舌形状であり、
    前記下方延出部の端部が、前記係止部に係止され、
    前記係止部は、突起であり、
    前記下方延出部には、前記突起を掛け止める掛止穴が形成されることを特徴とする跨座式シート。
  2. 前記下方延出部は、変形可能であり、湾曲した状態で前記係止部に係止されることを特徴とする請求項1に記載の跨座式シート。
  3. 前記突起は、T字形状であり、
    前記突起の頭部の幅は、前記掛止穴の幅よりも広いことを特徴とする請求項1又は2に記載の跨座式シート。
  4. 前記蓋部の外周にはフランジ部が形成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の跨座式シート。
  5. 前記シート本体の前記貫通孔に挿通した状態で固定された、前記カバー部材と係合する係合部材をさらに備え、
    前記フランジ部には、凹部が形成され、
    前記係合部材は、前記フランジ部の前記凹部と嵌合する凸部を有することを特徴とする請求項に記載の跨座式シート。
  6. 前記係合部材は、前記貫通孔の中心に向けて傾斜した傾斜部をさらに有することを特徴とする請求項に記載の跨座式シート。
  7. 前記係合部材の下端部は、前記シート本体の前記下面に固定されることを特徴とする請求項又はに記載の跨座式シート。
  8. 乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおいて、
    前記乗員が着座するシート本体と、
    前記シート本体に形成される貫通孔を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、
    前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、
    前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、
    前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され、
    前記下方延出部は、所定の幅を有する舌形状であり、
    前記下方延出部の端部が、前記係止部に係止され、
    前記下方延出部は、端部に形成される突起部を有し、
    前記係止部には、前記突起部を掛止する掛止穴が形成されることを特徴とする跨座式シート。
  9. 前記下方延出部は、前記端部に向かうにつれて前記幅が狭くなっていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の跨座式シート。
  10. 乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおいて、
    前記乗員が着座するシート本体と、
    前記シート本体に形成される貫通孔を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、
    前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、
    前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、
    前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され、
    前記蓋部の外周にはフランジ部が形成され、
    前記シート本体の前記貫通孔に挿通した状態で固定された、前記カバー部材と係合する係合部材をさらに備え、
    前記フランジ部には、凹部が形成され、
    前記係合部材は、前記フランジ部の前記凹部と嵌合する凸部を有することを特徴とする跨座式シート。
  11. 乗員が跨った状態で着座する跨座式シートにおける、貫通孔が形成されたシート本体に取り付けられるカバー部材であって、
    前記シート本体の上面において前記貫通孔を塞ぐ蓋部と、
    前記蓋部から下方に延出する下方延出部と、を有し、
    前記下方延出部は、前記シート本体の下面に形成される係止部に係止され
    前記下方延出部は、所定の幅を有する舌形状であり、
    前記下方延出部の端部が、前記係止部に係止され、
    前記係止部は、突起であり、
    前記下方延出部には、前記突起を掛け止める掛止穴が形成されることを特徴とするカバー部材。
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