JP6526719B2 - ウイングミラーユニット、駆動構造および回転センサー - Google Patents

ウイングミラーユニット、駆動構造および回転センサー Download PDF

Info

Publication number
JP6526719B2
JP6526719B2 JP2016567625A JP2016567625A JP6526719B2 JP 6526719 B2 JP6526719 B2 JP 6526719B2 JP 2016567625 A JP2016567625 A JP 2016567625A JP 2016567625 A JP2016567625 A JP 2016567625A JP 6526719 B2 JP6526719 B2 JP 6526719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror housing
drive
mirror unit
driven element
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016567625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017515738A (ja
Inventor
ステファン・フリッツ・ブラウエル
Original Assignee
エムシーアイ(ミラー コントロールズ インターナショナル)ネザーランド ベー.フェー.
エムシーアイ(ミラー コントロールズ インターナショナル)ネザーランド ベー.フェー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エムシーアイ(ミラー コントロールズ インターナショナル)ネザーランド ベー.フェー., エムシーアイ(ミラー コントロールズ インターナショナル)ネザーランド ベー.フェー. filed Critical エムシーアイ(ミラー コントロールズ インターナショナル)ネザーランド ベー.フェー.
Publication of JP2017515738A publication Critical patent/JP2017515738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6526719B2 publication Critical patent/JP6526719B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
    • B60R1/062Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position
    • B60R1/07Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators
    • B60R1/074Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators for retracting the mirror arrangements to a non-use position alongside the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
    • B60R1/062Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position
    • B60R1/07Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators
    • B60R1/072Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators for adjusting the mirror relative to its housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/08Profiling
    • F16H55/0806Involute profile
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • G01P3/46Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring amplitude of generated current or voltage
    • G01P3/465Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring amplitude of generated current or voltage by using dynamo-electro tachometers or electric generator
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2400/00Special features of vehicle units
    • B60Y2400/30Sensors
    • B60Y2400/301Sensors for position or displacement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2400/00Special features of vehicle units
    • B60Y2400/40Actuators for moving a controlled member
    • B60Y2400/41Mechanical transmissions for actuators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

本発明は自動車用のウイングミラーユニットに関し、当該ユニットは、自動車の車体に対して取り付けるためのミラーハウジングサポートと、ミラーハウジングであって、サポートによって支持されると共に実質的に上方に延びる回転軸を中心として回動可能に配置されたミラーハウジングと、駆動部、好ましくは電動駆動部であって、ミラーハウジングの展開ポジション(このポジションではミラーハウジングは実質的に自動車の車体から離れる方向に延びる)と、ミラーハウジングの格納ポジション(このポジションではミラーハウジングは遠くへは突出せずかつ自動車の車体とさらに並んで実質的に後方に延びる)との間でミラーハウジングを回動させるための駆動部とを備える。
例えば、格納ポジションにおいて、ミラーハウジングと、車両の前後方向との間の角度は、実質的に上からの方向に見たとき、−10°ないし+20°、特に約0°または約10°であってもよく、一方、展開ポジションにおいて、ミラーハウジングと車両の前後方向との間の角度は、例えば、実質的に上からの方向に見たとき、+45°ないし+100°、特に約50°または約60°であってもよい。
そうしたウイングミラーユニットは一般的に知られている。通常、ウイングミラーユニットは、どの程度までミラーハウジングを展開できるかを制限する協働停止面を備える。例えば、第1の停止面はミラーハウジングに関連付けられ、第2の停止面はミラーハウジングのサポートと関連付けられる。通常、ウイングミラーユニットは、ミラーハウジングが最大展開ポジションに到達したときに、協働停止面が当接するときの電流強度の制限に基づいてカットオフ回路によって電気駆動部がカットオフされるように構成される。ミラーハウジングは、例えばスプリング、特に上記最大展開ポジションにおいて互いに向かって停止面を付勢するスプリングによって、例えば、上記展開ポジションにおいて保持されてもよいことに留意されたい。
さらに、既知のウイングミラーユニットは、一般に、ミラーハウジングに設けられたミラーガラスホルダーに保持されたミラーガラスを備える。ミラーガラスホルダーの角度ポジションは、ユーザーの個人的な好みを満たすことを容易にするために、例えば、ドライバーと運転制御装置との間の距離(この距離はドライバーのシートを再調整する際に変化し得る)を適合させるために調整可能であってもよいことに留意されたい。したがってミラーガラスホルダーは、第2の実質的に上方に延びる回転軸の周りに回動可能に配置することができる。したがって、ミラーハウジングの展開ポジションにおいて、ミラーガラスと車体との間の角度を調整することが、あるいは微調整することができ、当該角度は実質的に上からの方向に見られ、すなわち上記角度は実質的に水平面内に存在し得る。通常、ウイングミラーユニットはまた、異なる角度微調整ポジション間でミラーガラスホルダーを回動させるための第2の電気駆動部を含む駆動系を備えることがあるが、この微調整ポジションは、ミラーハウジングの展開ポジションでのミラーガラスホルダーの中間ポジションまたは中立ポジションに対して、例えば、−12°から+12°の範囲にわたることがある。一般に、上記駆動系の要素の一つは、回転センサー、好ましくはポテンショメーターのセンサー軸に結合することができる。センサー軸の測定される回転角度とミラーガラスホルダーの回動角度との間の比は知られているので、回転センサーは、ミラーガラスホルダーの角度微調整ポジションに関するフィードバックを提供することができる。例えば上記フィードバックは、ウイングミラーユニットおよび/または車両がミラーガラスの一つ以上の好ましい角度ポジションを保存するためのメモリーを備えており、かつ、例えば、また、ミラーガラス(ホルダー)のそうした保存された角度ポジションへとミラーガラスホルダーおよびミラーガラスを少なくとも部分的に自動的に復帰させるように構成される場合に利用できる。
このコンテクストでは、そのセンサー軸がその最大回転の相対的に大きな部分にわたって回転させられたときに回転センサーのフィードバックは、通常、比較的正確になり得ることに留意されたい。例えば、経路の相対的に大きな部分(それに沿ってポテンショメーターのスライドコンタクトあるいはいわゆるワイパーが当該ポテンショメーターの抵抗要素に沿って移動できる)が特定の角度回転、例えばミラーガラスホルダーの回転を測定するために使用されるとき、ポテンショメーターのフィードバックは相対的に正確となり得る。ポテンショメーターの抵抗要素は、多くの場合、ポテンショメーターの周囲の50%超、特に75%超にわたって、例えば約250°ないし約350°にわたって、例えば約300°にわたって広がっていることにさらに留意されたい。ミラーガラスホルダーが、このミラーガラスホルダーの中立ポジションに対して約25°にわたって、例えば−12.5°ないし+12.5°の範囲内で調整可能でありながら、ポテンショメーターのスライドコンタクトが例えば実質的にそうした経路の全長、例えば実質的に300°経路に沿って移動できる場合、約300°のセンサー軸の回転角度は約25°のミラーガラスホルダーの角度回転に対応し得る。このような場合、12°のセンサー軸の角度回転は、したがって、1°のミラーガラスホルダーの角度回転に対応し得る。しかしながら、ポテンショメーターの軸の回転が一対一の比率でミラーガラスホルダーの回転に対応する場合には、わずか1°のセンサー軸の角度回転は、1°のミラーガラスホルダーの回転角度に対応する。ポテンショメーターがその抵抗要素の長さの相対的に大きな部分に沿って回転させられるときポテンショメーターの測定の相対的な精度は、このようにして高くすることができる。
ウイングミラーユニット用のそうした公知のウイングミラーユニットの欠点は、少なくとも二つの駆動部、すなわち格納ポジションから展開ポジションへとミラーハウジングおよびその中に設けられたミラーガラスを動作させるための第1のもの、そして回動可能なミラーガラスホルダーによって保持されたミラーガラスを微調整するための第2のものが必要とされることである。実質的に上方に延びる回転軸の周りで回動させるための二つの駆動部は、例えば、ウイングミラーユニットをより複雑にかつ/またはエラーが発生しやすくすることがあり、単一の駆動部よりもより高価なものとすることがあり、より多くのスペースを取るようにすることがあり、かつ/または制御をより困難にすることがある。例えば、第2の駆動部がミラーハウジング内に設けられる場合、やはりミラーガラスホルダーを回動させるための第2の駆動部を設けなければならないときケーブルを配置するための相対的に多くのスペースを設けることが困難かつ/または望ましくないことがある。
本発明者は、ミラーガラスホルダーを調整するための第2の駆動部を省略することができるウイングミラーユニットを提供することを意図した。そのような意図されたウイングミラーユニットにおいては、第1の駆動部は、この場合、例えば、格納ポジションから展開ポジションへとミラーハウジングを動作させるために使用することができるだけでなく、異なる展開ポジション間でミラーハウジングの角度ポジションを微調整するために使用することもでき、これによって当該ハウジング内に収容されたミラーガラスの角度ポジションが微調整される。格納ポジションにあるミラーガラスと、展開されたミラーハウジングの中立ポジションにあるミラーガラスとの間の角度は、例えば、約60°であってもよいので、そして、例えば、上記中立ポジションに対して例えば−12°ないし+12°の範囲で展開されたミラーハウジングの角度を微調整することができるべきであるので、駆動部は、例えば、0°(格納ポジションに相当)から72°(60°プラス12°、すなわち中立展開ポジションプラス格納ポジションから離れた最大微調整回動)までミラーハウジングを回動させることができるべきである。標準的なポテンショメーターのような標準的な回転センサーは比較的安価であるので、そうした意図されたウイングミラーユニットのミラーハウジングの角度ポジションを測定するために、このような回転センサー、例えば標準的なポテンショメーターを使用することが望ましい。だが、標準的な回転センサー、例えば標準ポテンショメーターが、少なくとも約72°にわたってミラーハウジングの回転を追跡するために使用される場合、例えば300°にわたって測定することができる標準的な回転センサーの軸はミラーハウジングの1°の回転に関して約4°回転できるに過ぎず、一方、二つの駆動部が上述した周知の状況において使用される場合には同じ回転センサーの軸はミラーガラスホルダーの1°の回転に関して約12°回転できる。したがって、標準的なポテンショメーターのような標準的な回転センサーが、上記ミラーハウジングの格納ポジションと最大展開ポジションとの間で(例えば約72°の回転にわたって)ミラーハウジングの回転を追跡するために使用されるであろう場合には、ミラーハウジング(およびそれによって保持されるミラーガラス)の回転の測定精度は比較的低いであろう。
本発明の目的は代替ウイングミラーユニットを提供することである。特に、本発明は、一つ以上の従来技術のウイングミラーユニットの欠点の少なくとも一方が相殺されるウイングミラーユニットを提供することを目的とする。より具体的には、本発明は、上記欠点の少なくとも一方が相殺されるウイングミラーユニットを提供することを目的とすることができる。実施形態において、本発明は、格納ポジションと展開ポジションの間でかつ/または逆方向にミラーハウジングを回動させるための駆動部を備えたウイングミラーユニットを提供することを目的とし、ミラーガラスの微調整は、少なくとも部分的に、同じ駆動部によって行うことができ、好ましくは、回転センサー、特に標準的なポテンショメーターは、微調整されるとき、ミラーガラスおよび/またはミラーハウジングの角度回転の相対正確な測定を行うために使用することができる。
そのために、実施形態において本発明は、自動車用のウイングミラーユニットを提供し、当該ユニットは、自動車の車体に対して取り付けるためのミラーハウジングサポートと、ミラーハウジングであって、ミラーハウジングサポートによって支持されると共に、実質的に上方に延びる回転軸を中心としてサポートに対して回動可能に配置されたミラーハウジングと、駆動部、好ましくは電動駆動部であって、ミラーハウジングが実質的に自動車の車体から離れる方向に延びるミラーハウジングの展開ポジションと、ミラーハウジングがほとんど突出せずかつ自動車の車体により並んで実質的に後方に延びるミラーハウジングの格納ポジションとの間でミラーハウジングを回動させるための、かつ/または格納ポジションと展開ポジションとの間でミラーハウジングを回動させるための駆動部とを備え、ウイングミラーユニットはさらに、センサー軸を有する回転センサー、好ましくはポテンショメーターを備え、かつ、ウイングミラーユニットは、展開ポジションと格納ポジションとの間の回動経路の制限された部分の間でかつ/または格納ポジションと展開ポジションとの間の回動経路の制限された部分の間でセンサー軸を回転させるよう構成される。
例えば、ミラーハウジングが0°、すなわち格納ポジションから最大展開ポジション、例えば48°(60°マイナス12°、例えば中立展開ポジションマイナス格納ポジションに向う最大微調整回動)に向って回動させられるとき、センサー軸は実質的に静止状態で維持されてもよく、例えば続いて回転させられなくてもよい。センサーは、したがって、それが格納ポジションから最大展開ポジションまでの上記範囲内で回動させられるとき、ミラーハウジングの角度ポジションを測定することができなくてもよいことに留意されたい。しかしながら、ウイングミラーユニットは、したがって、ミラーハウジングが微調整されるとき、すなわちミラーハウジングが異なる展開ポジション間で回動させられるとき、例えばその最小展開ポジション(例えば48°)から、その最大展開ポジション、例えば72°(60°プラス12°、すなわち中立展開ポジションプラス格納ポジションから離れる方向への最大微調整回動)に向って回動させられるとき、それがセンサー軸を回転させることができるように構成される。
ウイングミラーユニットを、それが格納ポジションと展開ポジションとの間の回動経路の限定された部分の間にセンサー軸の回転を駆動するように構成することにより、ミラーハウジングの微調整の間だけあるいは主としてその間にセンサー軸を回転させることが可能となる。この結果、その格納ポジションとその最大展開ポジションとの間で(例えば0°ないし72°)回転するミラーハウジングの角度回転の相対的に小さな部分(例えば48°ないし72°)は、センサー軸の相対的に大きな角度回転(例えば0°ないし300°)に対応し得る。その結果、センサーの軸は、例えば、微調整経路内でのミラーハウジングの1°の回転に関して、相対的に大きな角度だけ回転し得る。例えば、センサーの軸は、例えば、微調整経路内でのミラーハウジングの1°の回転に関して、約12°だけ(例えば48°から72°まで、すなわち60°マイナス12°から60°プラス12°に向って)回転し得る。したがって、実施形態では、本発明は、格納ポジションと展開ポジションとの間でかつ/またはその逆の方向にミラーハウジングを回動させるための駆動部を備えたウイングミラーユニットを提供することができ、ミラーガラスの微調整は、少なくとも部分的に、同じ駆動部によって行うことができ、回転センサー、特に標準的なポテンショメーターは、異なる展開ポジション間で微調整されるとき、ミラーガラスおよび/またはミラーハウジングの角度回転の相対的に正確な測定を行うために使用することができる。
本発明はまた、ウイングミラーユニットの回転センサーのセンサー軸を駆動するための駆動構造に関する。さらに本発明は回転センサーに関する。
本発明に係る有利な実施形態は特許請求の範囲に記載されている。
単なる非限定的実例として、以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
ウイングミラーユニットのミラーハウジングの格納ポジションに対応する第1のポジションにある本発明の一態様に係るウイングミラーユニットの例示的実施形態を備えた車両の概略一部破断平面図である。 ウイングミラーユニットが第2のポジションにある状態での図1aの車両の概略一部破断平面図である。 ウイングミラーユニットが第3のポジションにある状態での図1aおよび図1bの車両の概略一部破断平面図である。 ウイングミラーユニットが第4のポジションにある状態での図1aないし図1cの車両の概略一部破断平面図である。 本発明の一態様に係る回転センサーの例示的実施形態の概略斜視図である。 第1のポジションにある、本発明の一態様に係る回転センサーの代替実施形態のための代替駆動要素および対応する被駆動要素の概略一部破断斜視図である。 第2のポジションにある図3aの駆動要素および対応する被駆動要素を示す図である。 第3のポジションにある図3aおよび図3bの駆動要素および対応する被駆動要素を示す図である。 本発明の一態様に係る回転センサーのさらなる代替的な例示的実施形態ならびに当該回転センサーの被駆動要素を駆動するための駆動要素の概略斜視図である。 別なポジションでの、駆動要素ならびに図4aの回転センサーの対応する被駆動要素の概略一部破断斜視図である。
図面は単に本発明に係る好ましい実施形態を示していることに留意されたい。図中、同一または類似の参照符号または番号は同じかまたは対応する部分を指し示す。
図1a〜1dは、四つの異なるポジションで自動車2用のウイングミラーユニット1を示している。ウイングミラーユニット1は、例えば車、バン、バス、長距離バス、二輪車、トラクターまたはトラックといった自動車2の車体4に対する取り付けのためのミラーハウジングサポート3を備える。例えば、当該サポート3は、例えば車両の側面において、例えば車両のドアにおいて、車体4に対して取り付けることができる。有利なことには、車両2は少なくとも二つのウイングミラーユニット1を備えることができ、一方は左側に設けられ、もう一方は右側に設けられる。ウイングミラーユニット1は、図1a〜1dに示される実施形態では右側ウイングミラーユニットであるが、ウイングミラーユニット1は、代替実施形態では、左側ウイングミラーユニットであってもよいことは明らかである。
ウイングミラーユニット1はミラーハウジング5を含むことに留意されたい。ミラーハウジング5はミラーハウジングサポート3によって支持される。ミラーハウジングは、実質的に上方に延在する、好ましくは実質的に水平面に対して交差する回転軸線6を中心としてミラーハウジングサポート3に対して回動可能に配置される。実施形態では、実質的に上方に延在する回転軸線6は、例えば車両が直立ポジションにあるときでさえ、水平面に対して、ある程度、傾斜していてもよい。
さらに、ウイングミラーユニット1は、例えば図1cおよび1dから分かるようなミラーハウジングの展開ポジション(このポジションではミラーハウジング5は実質的に自動車2の車体4から離れるよう方向7に延びる)と、例えば図1aから分かるようなミラーハウジング5の格納ポジションとの間で、ミラーハウジング3を回動させるための駆動部を備える。実質的に車体4から離れるよう方向7に延びるミラーハウジング5は、少なくとも、上記ミラーハウジング5によってかつ/またはその中で保持されたミラーガラス10が実質的に車体4から離れる方向に延びかつ/または格納ポジションにおけるよりも少なくともさらに遠くへ突出しかつ/または延びているミラーハウジング5の方向として理解できることに留意されたい。付加的にまたは代替的に、駆動部は格納ポジションと展開ポジションとの間でミラーハウジング5を回動させるためのものであってもよい。有利なことには、駆動部は展開ポジションから格納ポジションへと、そして逆方向へとミラーハウジング5を回動させるためのものであってよい。さらに、実施形態では、上記駆動部は、ある展開ポジションから別の展開ポジションへと上記ハウジング5によって保持されたミラーハウジング5および/またはミラーガラス10を移動させるために使用することができる。
ミラーハウジングの格納ポジションでは、ミラーハウジング5はあまり遠くまで突出せず、例えば図1から分かるように、自動車2の車体4とさらに並んで実質的に後方8に延びる。ミラーハウジングが延びることができる実質的に後方8は、少なくとも、ミラーハウジング5によってかつ/またはその中で保持されたミラーガラス10が実質的に後方に延びるミラーハウジング5の方向として理解できることに留意されたい。図1aの例示的な実施形態では、ミラーハウジングの実質的後方8と車両の前後方向および/またはそれに沿って車両の側面が延びる方向11との間の角度αiは約+7°である。だが、別の実施形態では、ミラーハウジング5の格納ポジションに対応する当該角度αiは、例えば、−10°ないし+25°、好ましくは0°ないし15°であってもよい。
好ましくは、駆動部は、例えば電気モーターのようなアクチュエータを備えることができる。例えば、駆動部は電気駆動部であってもよい。実施形態では、電気モーターの出力軸はミラーハウジング5に対して直接または間接的に結合することができ、一方、電気モーターのハウジングはミラーハウジングサポート3内で、少なくとも回転に抗するように実質的に固定することができる。代替的に、モーターハウジングはミラーハウジング5内で、少なくとも回転に抗するように実質的に固定することができ、一方、モーターの出力軸はミラーハウジングサポート3に対して直接または間接的に結合することができる。
電気モーターの出力軸は、ウイングミラーユニット1の回転軸線6と一直線上にあってもよく、当該軸線6であってもよく、かつ/またはそれを形成してもよいことに留意されたい。
実施形態では、ウイングミラーユニット1は、格納されているとき、ある所定のポジションで、例えばその格納ポジションでミラーハウジング5を停止させることができるように、例えば、ミラーハウジングサポート3に設けられかつ/またはそれと関連付けられた第1の停止面と、ミラーハウジング5に設けられかつ/またはそれと関連付けられた第2の停止面とを備えたストッパーあるいはいわゆる停止手段を備えていてもよい。ミラーハウジングはその複数の可能な展開ポジションの一つで保持されるように配置可能である一方で、ミラーハウジングは、したがって、実質的に単一の格納ポジションのみがもたらされるように配置可能であることに留意されたい。駆動部、例えば電気駆動部は、実施形態では、協働する停止面に当接したとき電流強度制限に基づいてカットオフ回路によって遮断できることにさらに留意されたい。追加的または代替的に、ウイングミラーユニット1は、実質的にその格納ポジションでウイングミラーハウジング5を維持するために、付勢手段、例えばスプリングあるいはスプリング手段を備えていてもよい。
さらに、ウイングミラーユニット1は回転センサー8を備える。回転センサー8はセンサー軸9を有する。好ましくは回転センサー8はポテンショメーターまたはいわゆるポット(pot)であってもよい。だが、代替実施形態では、回転センサー8は別のセンサーであっても、あるいはそれを備えてもよい。例えば、回転センサー8はホール効果センサーであってもよく、あるいは回転センサー8は圧力センサーまたは歪みゲージを備えることができ、これは、例えば、回転を検出するために螺旋トーションスプリングと協働することができる。
さらに、ウイングミラーユニット1は、展開ポジションと格納ポジションとの間の回動経路の限定された部分の間に、かつ/または格納ポジションと展開ポジションとの間の回動経路の限定された部分の間に、センサー軸9を回転させるために構成される。
図1a〜1dに示す例示的な実施形態では、回転センサー8は、回転軸6に対して少なくとも回転方向にミラーハウジング5にまたはその中に固定される。この結果、そうした実施形態では、センサー8は、格納ポジションと展開ポジションとの間で、かつ/または展開ポジションと格納ポジションとの間で、ウイングミラーユニット1の回転軸6を中心としてミラーハウジング5と共に回動することができる。ウイングミラーユニット1は、センサー駆動要素12、あるいはいわゆるセンサー軸9を駆動するための駆動要素をさらに具備してもよい。例えば、当該駆動要素12は、特殊配置されたギアホイール、あるいはいわゆる、はめば歯車を備えることができ、かつ/またはそれによって形成することができる。有利なことには、上記駆動要素12は、回転軸6に対して、ミラーハウジング5においてあるいはその中で、少なくとも回転方向に固定することができる。例えば、センサー駆動要素12は、ミラーハウジングサポート5の上面にまたはその付近に設けることができる。実施形態では、駆動要素12は、シャフトの外周に設けられた対応する凹部および/または凸部との協働のために、例えば駆動要素12の内周23に設けられる、例えば凸部18および/または凹部19によって、ミラーユニット1のシャフトに対して回転方向に固定することができる。例えば、上記シャフトはミラーサポート3においてまたはその上で回転方向に固定することができ、かつ/または少なくとも部分的にミラーハウジング5のキャビティ内に延在してもよく、ミラーハウジング5は、それが上記シャフトを中心として回動できるように配置されてもよい。駆動要素12は、したがって、ミラーハウジングサポート3および/またはそのシャフトと関連付けられかつ/またはそれに対して取り付けられてもよいが、実質的にミラーハウジング5内に配置されてもよい。ウイングミラーユニット1は、格納ポジションと展開ポジションとの間で、かつ/または展開ポジションと格納ポジションとの間で、ミラーハウジング5と共に回動するセンサー8の回動動作の制限された部分の間にセンサー駆動要素12がセンサー軸9を回転させるように配置できることに留意されたい。
しかしながら、代替実施形態では、ウイングミラーユニット1は異なるように配置することができる。例えば、回転センサー8は、例えばミラーハウジング5がウイングミラーユニット1の回転軸を中心として回動するときセンサーがミラーハウジング5と共に実質的に回動できないように、回転センサー8は、ミラーハウジングサポート3においてあるいはその中で、回転軸6に対して少なくとも回転方向に固定でき、すなわち回転軸6に対する回転に抗するように固定できる。ウイングミラーユニット1はさらに、センサー駆動要素、あるいはいわゆるセンサー軸9を駆動するための駆動要素12を備えることができる。上記駆動要素12(これは有利なことには上述したものと類似していてもよい)は、それが、ミラーハウジング5の格納ポジションと展開ポジションとの間でミラーハウジング5と共に、かつ/または反対方向の回転と共に回動するように配置されてもよい。有利なことには、センサー駆動要素12は、例えばミラーハウジング5の下側においてあるいはその付近で、ミラーハウジング5に対して結合されかつ/または取り付けられ、かつ/またはミラーハウジング5の一部として一体的に形成される。実施形態では、駆動要素12は、シャフトの外周に設けられた対応する凹部および/または凸部との協働のために、例えば駆動要素12の内周23に設けられる、例えば凸部18および/または凹部19によって、ミラーユニット1のシャフトに対して回転方向に固定することができる。例えば、上記シャフトは駆動部の電気モーターの出力軸に対して結合することができ、かつ/またはウイングミラーハウジング5に対して回転方向に固定することができる。付加的にあるいは代替的に、上記シャフトはミラーハウジングサポート3のキャビティ内に少なくとも部分的に突出してもよいことに留意されたい。駆動要素12は、したがって、ミラーハウジング5と関連付けられかつ/またはそれに対して取り付けられてもよいが、実質的にミラーハウジングサポート3内に配置されてもよい。さらに、ウイングミラーユニット1は、格納ポジションと展開ポジションとの間で、かつ/または展開ポジションと格納ポジションとの間で、ミラーハウジング5と共に回動する駆動要素12の回動動作の制限された部分の間にセンサー駆動要素12がセンサー軸9を回転させるように配置できる。
実施形態では、センサー駆動要素12は、少なくとも部分的にウイングミラーユニット1の回転軸6を中心として実質的に延在できる。例えば上記駆動要素12はホイールおよび/またはギアホイールを備えてもよく、かつ/または実質的にそれによって形成されてもよく、その外周の一部のみが、センサー軸9に、あるいはこのセンサー軸9と結合された被駆動要素14に設けられた対応するギア歯15と協働するためのギア歯13を備える。
上述したように、実施形態では、センサー軸9は、センサー駆動要素12と協働するための被駆動要素14に結合されかつ/またはそれを備えてもよい。例えば、上記被駆動要素14は、特殊配置されたギアホイール、あるいはいわゆる、はめば歯車を備えることができ、かつ/またはそれによって形成することができる。付加的にあるいは代替的に、上記駆動要素12および被駆動要素14は、駆動要素12が格納ポジションと展開ポジションとの間でミラーハウジング5の回動動作の制限された部分の間にかつ/または展開ポジションと格納ポジションとの間のミラーハウジング5の回動動作の制限された部分の間に被駆動要素14を駆動できるように、対応するギア歯13,15を備えることができる。有利なことには、ギア歯13,15は、インボリュート歯あるいはいわゆるエボルベント(evolvent)ギア歯であってもよい。だが、ギア歯は異なる設計とすることができる。例えば、ギア設計は外サイクロイドまたはノビコフ・ワイルドハバー(Novikov-Wildhaber)タイプとすることができる。
さらに、被駆動要素14は、駆動要素12の対応するロッキング部17と協働するためのブロッキング部16を備えることができ、当該ブロッキング部16および上記ロッキング部17は、格納ポジションと展開ポジションとの間でのかつ/またはその逆へのミラーハウジング5の回動動作の一部の間に被駆動要素14をロックできるような設計である。このコンテクストでは、ロッキングは、少なくとも被駆動要素14がロックされた際にはセンサー軸9の中心軸線に関して実質的に回転できないことと理解すべきであることに留意されたい。実施形態では、被駆動要素14は、例えば、したがって、ロックされた際に、その中心軸線に沿って移動可能であってもよい。駆動要素12のロッキング部17が被駆動要素14の回転をロックできることを可能とするために、ブロッキング部16およびロッキング部17は、例えば、駆動要素12のロッキング部17のガイド面17aの一部が案内可能でありかつ/または被駆動要素14のブロッキング部16のガイド面16aに沿って移動可能であり、これによってセンサー軸9の中心軸線を中心として被駆動要素14の回転を相殺するように、一つ以上の対応するガイド面16a,17aを備えてもよい。上記ガイド面16a,17aは、好ましくは、丸みのあるガイド面、あるいはいわゆる円形ガイド面、例えば円筒面の一部によって実質的に形成された面であってもよいことに留意されたい。
有利なことには、駆動要素14は、被駆動要素のその他の歯15よりもさらに外側に突出する少なくとも一つの歯15lを備えることができる。これは、例えば、図2から分かるが、同図は、本発明の一態様に係る被駆動要素14に対して結合されかつ/またはそれを備えたセンサー軸9を備えた回転センサー8の例示的実施形態の概略斜視図である。相対的に遠くへ突出する上記歯15lのいわゆるトップランド15l’は、被駆動要素14のロッキング部16aのガイド面16aを形成できる。好ましくは、上記トップランド15l’は、実質的に円形のガイド面16aを形成でき、かつ、好ましくは、実質的に凹面であってもよい。追加的または代替的に、被駆動要素14のロッキング部16のガイド面16aを形成する歯15lは、相対的に小さなピッチ21を有することができる、円形厚みあるいはその他の歯のピッチ21に対して、相対的に大きな円形厚みあるいは相対的に大きなピッチ20、例えば円形ピッチを有する。
実施形態では、外側に突出する歯15lのピッチ20は、例えば、被駆動要素14の外周の約30°ないし約120°にわたって、好ましくは約40°ないし約90°にわたって、特に約50°ないし約70°にわたって、例えば約60°にわたって広がることができる。付加的にあるいは代替的に、歯15の別のもの15a〜15k、いわゆる通常のギア歯15a〜15kは、被駆動要素14の外周の約240°ないし約330°にわたって、好ましくは約270°ないし約320°にわたって、特に約290°ないし約310°にわたって、例えば約300°にわたって広がることができる。付加的にあるいは代替的に、被駆動要素の上記いわゆる通常のギア歯15a〜15kおよび/または(外側に突出する歯15lの歯面15'',15'''を含む)駆動要素12の歯面13'',13'''と接するかあるいは噛合するための被駆動要素14の歯15a〜15lの歯面15'',15'''は、被駆動要素14の周囲、例えば外周の相対的に大きな部分に沿って配置できる。例えば、この相対的に大きな部分は、周囲の50%ないし90%にわたって、より好ましくは周囲の少なくとも75%、少なくとも80%、あるいは少なくとも85%にわたって、例えば周囲の約5/6に沿って広がっていてもよい。この結果、その中で回転センサー8、例えば標準的なポテンショメーター8が機能する、範囲の相対的に大きな部分(例えば約250°ないし約350°、特に約300°)を利用することができる。なぜなら、被駆動要素14の相対的に大きな回転を利用可能であるからである。
好ましい実施形態では、駆動要素12の歯13の数は、被駆動要素14の歯15の数と等しくてもよく、被駆動要素14の歯の数はガイド面16aを形成する歯15lを含む。センサー駆動要素12の歯13の数は、したがって、被駆動要素のいわゆる通常の歯15a〜15kの数よりも一つ多くてもよい。
追加的または代替的に、駆動要素12は第2のガイド面17bを備えていてもよいが、これは、駆動要素12の歯13の最後のもの13lを越えて設けることができる。これは、駆動要素12が、この駆動要素12の最後の歯13lが被駆動要素14の最後の通常な歯15kと噛合しているポイントを越えて回動できることを促進できる。例えば、この結果、例えば歩行者あるいは自転車が後方からミラーハウジング5に衝突した場合にミラーハウジング5がめくれ得ることを可能にするためのオーバーフォールド機構あるいはいわゆるフォールドオーバー機構をウイングミラーユニット1が備えることができることを相対的に洗練された様式で容易にすることができる。例えば、駆動要素12の第2のガイド面17bおよび駆動要素12の第1のガイド面17aはいずれも、単一の仮想円形外面上にかつ/または第1および第2のガイド面17a,17b上に配置できる。追加的にまたは代替的に、駆動要素12の第2のガイド面17bおよび駆動要素12の第1のガイド面17aは、実質的に駆動要素の最後の歯13lから駆動要素12の最初の歯13aへと延在する単一のガイド面に統合することができ、例えば上記単一のガイド面は、最後の歯13lの実質的に直ぐ後方に設けられたリセス22bから第1の歯13aの実質的に直ぐ前方のリセス22aまで延在してもよい。
例えば、駆動要素12の歯13a〜13lは、周囲の相対的に小さな部分、例えば駆動要素12の周囲といった外周の相対的に小さな部分に沿って、好ましくは周囲の1/24ないし1/6に沿って、さらに好ましくは1/18ないし1/12に沿って、例えば周囲の約1/14または約1/15に沿って配置することができることに留意されたい。別の例として、被駆動要素の歯15と噛合するための駆動要素12の歯13は、実施形態では、駆動要素12の周囲の多くても50°または多くても40°を、好ましくは多くても35°、あるいは多くても約30°または多くても約25°をカバーできればよい。結果として、駆動要素12の周囲の相対的に小さな部分においてのみ、被駆動要素14および/または回転センサー8のセンサー軸9は被駆動要素14の歯15と協働する駆動要素12の歯13によって駆動されることを容易にすることができる。有利なことに、ウイングミラーユニット1は、当該相対的に小さな部分が展開されたミラーハウジングを微調整することができる範囲に対応するように配置することができ、例えば、それは、最小展開トポジションと最大展開ポジションとの間の経路に対応することができる。
以下、本発明に係るウイングミラーユニット1の好ましい使用について、図1a〜1dを用いて説明する。図1aにおいて、ユニット1は、ミラーハウジング5の格納(折り畳み)ポジションで示されている。例えば、ウイングミラーユニット1は、例えば協働停止面によって画定されるただ一つの格納ポジションを有することができる。車両が駐車されている間、ミラーハウジング5は、例えば、この格納ポジションに存在することができる。自動車2が使用または出発のために準備されるべきとき、ウイングミラーハウジング5は、展開ポジションへと展開させることができる。例えば、駆動部、例えば電動駆動部は、例えば回転軸6を中心として駆動要素12を回動させることによって、ユニット1の回転軸6を中心としてミラーハウジングを回動させることができる。図1b(これは、格納ポジションから展開ポジションへと動作させられているときに、図1aの格納ポジションと展開ポジションとの間のポジションに存在するウイングミラーハウジング5を示す)から分かるように、駆動要素12のブロッキング部17のガイド面17aは、続いて、被駆動要素14のロッキング部16の対応するガイド面16aに沿って移動できる。これは、被駆動要素14が駆動要素12によって駆動されていない様式で行うことができる。実際、ガイド面16a,17aは、被駆動要素14がセンサー軸を中心として続いて回動されるのを防止することができる。すなわち当該ガイド面16a,17aは、続いて、被駆動要素14を実質的に静止状態で維持することができる。
例えば駆動要素12の代替実施形態ならびに被駆動要素14の代替実施形態を示す図3aから分かるように、ミラーハウジング5の回動のプロセス中(このプロセス中に駆動要素12は当該ミラーハウジング5と共に回動できる)、駆動要素12の第1の歯13aは駆動要素14に到達できる。続いて、被駆動要素14の外側に突出する歯15lの第1の歯面15l''は駆動要素12の第1の歯13aの第1の歯面13a''に当接し得る。この実施形態では、駆動要素12の歯13、あるいは少なくとも第1の歯13aは、したがって、例えば、一つ以上のガイド面17a,17bよりもさらに外側に突出してもよいことに留意されたい。
さらに、図1a〜1dの例示的実質的にから分かるように、付加的にかつ/または代替的に、駆動要素12の最初の歯13aの前に設けられたリセス22aおよび/または最後の歯13lの後方に設けられたリセス22bは、被駆動要素14の相対的に大きな歯15lのために十分なスペースを提供するために、相対的に大きなものであっても、例えば相対的に広くかつ/または相対的に深いものであってもよいことに留意されたい。被駆動要素14の外側に突出する歯15lの第1の歯面15l''が駆動要素12の第1の歯13の第1の歯面13l''と噛み合う瞬間から(例えば図3a参照)、被駆動要素14は駆動要素12によって駆動される。したがって、ミラーハウジング5がその最小展開ポジションに到達し(例えばミラーハウジング5の最小展開ポジションに対応するポジションにある被駆動要素14および駆動要素12のポジションを示す図3a参照)、そしてミラーハウジング5がその最大展開ポジションに向ってさらに回動させらるとき、そこからセンサー軸9はこうして回転でき、そしてセンサー8はこうして駆動要素12のさらなる回転に関する、したがってミラーガラス10を保持するミラーハウジング5のさらなる回転に関するデータを提供できることが分かる。
実施形態では、ウイングミラーユニット1は、被駆動要素14が駆動要素12によって最初に回転させられる瞬間がウイングミラーハウジング5の最小展開ポジションに対応するように配置されてもよい。例えば、それに沿ってハウジング5をその格納ポジションと上記最小展開ポジションとの間で回動させることができる経路は、例えば、約25°ないし約75°の範囲の、例えば約35°ないし約50°の範囲の、例えば約37°または約48°の回転に対応し得る。追加的にまたは代替的に、それに沿ってハウジング5がその最小展開ポジションとその最大展開ポジションとの間で回動することができる経路は、例えば、約15°ないし約50°の範囲の、例えば約20°ないし約30°または35°または40°の範囲の、例えば約25°、約30°または約35°の回転に対応し得る。
いずれもそれぞれの展開ポジションでミラーハウジング5を示している図1cおよび1dの比較から分かるように、ある展開ポジション(例えば図1cのポジション)から別な展開ポジション(例えば図1dのポジション)まで回動するとき、被駆動要素14は相対的に遠くへ(例えば約80°の角度にわたって)回動することができ、一方、ミラーハウジング5は相対的に小さな角度にわたって(例えば約8°にわたって)回動させられるだけである。
実施形態では、回転センサー8によって提供されるデータは、例えば格納ポジションからまたは第1の展開ポジションから特定の展開ポジションに向かってミラーハウジング5を動作させるために駆動部を制御するために使用することができる。例えば、ミラーハウジング5は、例えば図1に示すような中間展開ポジションへと展開されてもよい。代替的にまたは付加的に、ウイングミラーユニット1を制御するためのウイングミラーユニット1またはシステム(図示せず)は、一つ以上の所定の回転設定、例えば自動車の特定のユーザーに対応しかつ/またはドライバーシートおよび/またはステアリングホイールなどの運転制御装置の特定の調整に対応する設定を記憶するためのメモリー(図示せず)を備えていてもよい。例えばそのような場合、ウイングミラーユニット1または上記システムはミラーハウジングを駆動するための駆動部を制御してもよく、そして回転センサー8によって提供されるフィードバックに少なくとも部分的に基づいて所定展開ポジションでミラーハウジングを停止させてもよい。
回転センサー8は、したがって、ミラーハウジング5を回動させるための駆動部を制御するために使用可能なフィードバックを提供することができる。当該情報は、例えば、ミラーハウジング5を微調整する際、すなわちある展開ポジションから別な展開ポジションへとミラーハウジング5を動作させる際に使用可能である。
上記のように、駆動要素12は、被駆動要素14の比較的遠く外側に延在する歯15lによって提供される円形ガイド面16aと協働するための第2のガイド面17bを備える。当該第2のガイド面17bは、例えば、被駆動要素14のさらなる回転を許容することなく、したがってセンサー軸9のさらなる回転を許容することなく、ミラーハウジング5を展開できることを容易にするために、駆動要素12の歯13の最後のもの13lを越えて設けることができる。だが、相対的に簡素でかつ堅牢な設計であるそうした機構は従来技術に対して非常に有利となり得るが、ミラーハウジング5が格納ポジションまたは格納ポジションと最小展開ポジションとの間のポジションに位置されられるかどうか、あるいはミラーハウジング5が展開ポジション、例えば最大展開ポジションを越えたポジションに位置されられるかどうかは、被駆動要素14の回転ポジションおよび/またはそれに対して結合されたセンサー軸9の回転ポジションから推定することはできない。
例えば、ミラーハウジング5が格納ポジションまたは格納ポジションと最小展開ポジションとの間のポジションに位置されられるかどうか、あるいはミラーハウジング5が展開ポジションに位置されられるかどうかがメモリーに記録されない場合、例えばミラーハウジングサポート3に提供可能な対応する停止面に対して例えばミラーハウジング5の停止面が当接した後に、例えばミラーハウジング5が誤った方向に先ず回転し、そしてその後、正しい方向に回転させなければならないというリスクを伴わずに、それを展開ポジションへと直接動かすために、どの方向にミラーハウジング5を回転させるべきであるかを知るために、ミラーユニット1がミラーハウジング5の位置を検出することを可能とすることが望ましいであろう。
このために、被駆動要素14は、駆動要素12の対応する第2のロッキング部27と協働するための第2のブロッキング部26を備えることができ、第2のブロッキング部26および第2のロッキング部27は、駆動要素12が、格納ポジションと展開ポジションとの間でかつ/またはその逆方向にミラーハウジング5の回動動作の一部の間に回転に抗するように被駆動要素14をロックするような設計のものである。
例えば、第2のブロッキング部26および第2のロッキング部27は、対応する第2の円形ガイド面26a,27aを備えることができ、駆動要素12の第2のロッキング部27の第2の円形ガイド面27bの一部が被駆動要素14の第2のブロッキング部の第2の円形ガイド面26aに沿ってガイドされることが可能であり、これによってセンサー軸9の中心軸線を中心とする被駆動要素14の回転を相殺する。
被駆動要素14の第1のガイド面16aが駆動要素12の対応する第1のガイド面17aの上をスライドするとき、被駆動要素14は、この被駆動要素14の第2のガイド面26aが駆動要素12の対応する第2のガイド面17b,27a上をスライドするときとは別な回転ポジションに存在することができる。この結果、例えば被駆動要素14の第2のガイド面26aが実質的に駆動要素12の対応する第2のガイド面17b,27aと平行であるとき、被駆動要素14の回転ポジションおよび/またはそれに対して結合されたセンサー軸9の回転ポジションから、ミラーハウジング5が格納ポジションまたは格納ポジションと最小展開ポジションとの間のポジションに位置されられるかどうか(例えば図3aおよび図3b参照)、あるいはミラーハウジング5が展開ポジション、例えば最大展開ポジションを越えたポジションに位置されられるかどうかを推定可能となるであろう。
例えば図3a〜3c(これは駆動要素12の異なる回転ポジションで駆動要素12および対応する被駆動要素14の例示的実施形態をしめしている)から理解できるような有利な実施形態では、第1の円形ガイド面16aおよび第2の円形ガイド面26aはそれぞれ異なる仮想円筒外面上に配置されてもよく、好ましくは、当該仮想円筒外面が公差する位置において、第1の仮想円筒外面に対する接線tと第2の仮想円筒外面に対する接線tとの間の角度αは180°よりも小さく、好ましくは170°,160°,150°よりも、あるいは140°よりも小さい。
有利なことには、第2の円形ガイド面26aは、例えばミラーハウジング5の回転軸6に沿った方向から見たとき、第1の円形ガイド面16aの高さレベルとは異なる高さレベルに配置することができる。両方のガイド面16a,26aを異なる高さレベルに配置することにより、ガイド面16a,26aは、一方で、例えば実質的に被駆動要素14の周囲に沿って見たとき相対的に広くすることができ、一方で、駆動要素12の歯13と協働するための歯15を収容するために相対的に多くのスペースを被駆動要素14の周囲に沿って設けることができる。図4aおよび図4bから分かるように、被駆動要素14の回転方向に見たとき、被駆動要素14の第1の円形ガイド面16aおよび第2の円形ガイド面26aは少なくとも部分的に重なり合うことができる。
このような場合には、駆動要素12の第1および第2のガイド面17a,17bは異なる高さレベルに配置することができる。好ましくは、駆動要素12の第1のガイド面17aは被駆動要素14の第1のガイド面16aと実質的に同じ高さレベルに配置することができ、一方、駆動要素12の第2のガイド面17b,27bは被駆動要素14の第2のガイド面26aと実質的に同じ高さレベルに配置することができる。
図4aおよび図4bから分かるように、駆動要素14の第1のガイド面17aの回転ポジションにおいて、駆動要素14は、被駆動要素14の第2のガイド面26aの高さレベルに配置された第1のリセス31を備えることができ、この第1のリセス31は、被駆動要素14の第1のガイド面16aが実質的に駆動要素12の第1のガイド面17aと実質的に平行になるような程度まで被駆動要素14が回転するのを第2のロッキング部26が妨げるのを相殺するように、第2のロッキング部26の部分26’を収容することができる。さらに、駆動要素14の第2のガイド面17b,27bの回転ポジションにおいて、駆動要素14は、被駆動要素14の第1のガイド面16aの高さレベルに配置された第2のリセス32を備えることができ、この第2のリセス32は、被駆動要素14の第2のガイド面26aが実質的に駆動要素12の第2のガイド面17b,27bと実質的に平行になるような程度まで被駆動要素14が回転するのを第1のロッキング部16が妨げるのを相殺するように、第1のロッキング部16の部分16’を収容することができる。
図4aおよび図4bの例示的実施形態から分かるように、第1のリセス31は、駆動要素12の歯13a〜13lの少なくとも最初のもの13aの後方あるいは前方のスペースをそれがまたカバーするような程度まで延在してもよく、かつ、第2のリセスは、駆動要素12の歯13a〜13lの少なくとも最後のもの13lの前方あるいは後方のスペースをそれがまたカバーするような程度まで延在してもよいことに留意されたい。本発明はまた、本明細書で説明するように、ウイングミラーユニット1の回転センサー8、好ましくはポテンショメーターのセンサー軸9を駆動するための駆動構造12,14に関する。当該駆動構造12,14はウイングミラーユニット1のための駆動要素12と、上記センサー軸9上に設けることができる対応する駆動要素14とを備える。
さらに本発明は回転センサー8に関し、その例示的な実施形態が図2に示されている。本発明の一態様に係る当該センサー8は、複数のギア歯15あるいはいわゆるコック(cock)を備えた周囲を有する被駆動要素14に対して結合されかつ/またはそれを備える回転軸8と、ウイングミラーユニット1の駆動要素12のブロッキング部分17の円形ガイド面17aと協働するための円形ガイド面16aを有するロッキング部16とを備え、駆動要素12は、当該駆動要素12の回動動作の一部の間に被駆動要素14を駆動するように構成される。
明確性および簡潔な説明のために本明細書では同じまたは別の実施形態の一部として特徴を説明したことに留意されたい。だが、本発明の範囲は説明された特徴の全てまたはいくつかの組み合わせを有する実施形態を含み得ることに留意されたい。
さらに、本発明は本明細書に記載された実施形態に限定されないことに留意されたい。多くの変形が可能であることを理解されたい。
例えば、ミラーガラス10は、このミラーガラス10がミラーハウジング5に対して実質的に固定されるように、ミラーハウジング5によって、例えばミラーガラスホルダーによって例えば保持されてもよい。だが、代替的実施形態では、ミラーガラスは、例えば、ミラーガラスを少なくとも僅かだけより上方にあるいは少なくとも僅かだけより下方に向けるためにミラーガラスを微調整することができるように、好ましくはミラーガラスと実質的に平行に延びる実質的に水平な軸線を中心として動くために、ある程度、ミラーハウジング5に対して移動可能であってもよい。
別の例として、被駆動要素14は、図示する例示的実施形態では、駆動要素12の外周と協働するが、被駆動要素14は、代替実施形態では、駆動要素12の内周23と協働可能であり、これは、この場合、歯13あるいはいわゆるコック13および一つ以上の好適なガイド面17aを備えてもよいことに留意されたい。そうした場合、被駆動要素14のロッキング部16のガイド面16aは、例えば、凸であってもよく、一方、駆動要素12のブロッキング部17の対応するガイド面17aは凹状であってもよい。
このようなおよびその他の変形例は当業者には明らかであり、特許請求の範囲に記載される本発明の範囲内に存在すると見なされる。
1 ウイングミラーユニット
2 車両
3 ミラーハウジングサポート
4 車体
5 ウイングミラーハウジング
6 回転軸
8 回転センサー(ポテンショメーター)
9 センサー軸
10 ミラーガラス
12 センサー駆動要素
13 歯
13a〜13l 歯
14 被駆動要素
15 歯
15a〜15l 歯
16 ブロッキング部
16a 第1のガイド面
17 ロッキング部
17a 第1のガイド面
17b 第2のガイド面
18 凸部
19 凹部
20,21 ピッチ
22a,22b リセス
23 内周
26 第2のブロッキング部
26a 第2の円形ガイド面
27 第2のロッキング部
27a,27b 第2の円形ガイド面
31 第1のリセス
32 第2のリセス

Claims (15)

  1. 自動車用のウイングミラーユニットであって、
    前記自動車の車体に対して取り付けるためのミラーハウジングサポートと、
    ミラーハウジングであって、前記ミラーハウジングサポートによって支持されると共に、実質的に上方に延びる回転軸を中心として前記サポートに対して回動可能に配置されたミラーハウジングと、
    駆動部、好ましくは電動駆動部であって、前記ミラーハウジングが実質的に前記自動車の前記車体から離れる方向に延びる前記ミラーハウジングの展開ポジションと、前記ミラーハウジングがほとんど突出せずかつ前記自動車の前記車体により並んで実質的に後方に延びる前記ミラーハウジングの格納ポジションとの間で前記ミラーハウジングを回動させるための、かつ/または前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間で前記ミラーハウジングを回動させるための駆動部と、を備え、
    前記ウイングミラーユニットはさらに、センサー軸を有する回転センサー、好ましくはポテンショメーターを備え、かつ、前記ウイングミラーユニットは、前記展開ポジションと前記格納ポジションとの間の回動経路の制限された部分の間に、かつ/または前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間の回動経路の制限された部分の間に、前記センサー軸を回転させるよう構成される、ウイングミラーユニット。
  2. 前記回転センサーは、前記ミラーハウジングの前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間でかつ/または前記展開ポジションと前記格納ポジションとの間で、前記ウイングミラーユニットの前記回転軸を中心として前記ミラーハウジングと共に回動するように、前記回転軸に対して前記ミラーハウジングにおいてあるいは前記ミラーハウジング内で少なくとも回転方向に固定され、前記ウイングミラーユニットはさらに前記センサー軸を駆動するためのセンサー駆動要素を備え、前記駆動要素は前記回転軸に対して前記ミラーハウジングサポートにおいてまたは前記ミラーハウジングサポート内で少なくとも回転方向に固定され、かつ、前記ウイングミラーユニットは、センサー駆動要素が、前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間でかつ/または前記展開ポジションと前記格納ポジションとの間で前記ミラーハウジングと共に回動する前記センサーの回動動作の制限された部分の間に前記センサー軸を回転させるように構成される、請求項1に記載のウイングミラーユニット。
  3. 前記回転センサーは、前記回転軸に対して前記ミラーハウジングサポートにおいてまたは前記ミラーハウジングサポート内で少なくとも回転方向に固定され、前記ウイングミラーユニットは前記センサー軸を駆動するためのセンサー駆動要素を備え、前記駆動要素は、前記ミラーハウジングの前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間でかつ/またはその逆方向に前記ミラーハウジングと共に回動し、かつ、前記ウイングミラーユニットは、前記駆動要素が、前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間でかつ/または前記展開ポジションと前記格納ポジションとの間で前記ミラーハウジングと共に回動する前記駆動要素の回動動作の制限された部分の間に前記センサー軸を回転させるように構成される、請求項1に記載のウイングミラーユニット。
  4. 前記センサー軸は前記駆動要素と協働するための被駆動要素に対して結合されかつ/またはそれを備え、前記駆動要素および前記被駆動要素は、前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間での前記ミラーハウジングの前記回動動作の制限された部分の間に、かつ/または、前記展開ポジションと前記格納ポジションとの間での前記ミラーハウジングの前記回動動作の制限された部分の間に、前記駆動要素が前記被駆動要素を駆動するように、対応するギア歯を備える、請求項2または請求項3に記載のウイングミラーユニット。
  5. 前記ギア歯はインボリュートギア歯またはいわゆるエボルベント(evolvent)ギア歯である、請求項4に記載のウイングミラーユニット。
  6. 前記被駆動要素は、前記駆動要素の対応するロッキング部と協働するためのブロッキング部を備え、前記ブロッキング部および前記ロッキング部は、前記駆動要素が、前記格納ポジションと前記展開ポジションとの間でかつ/またはその逆方向に前記ミラーハウジングの前記回動動作の一部の間に回転に抗するように前記被駆動要素をロックするように構成されており、
    好ましくは、前記ブロッキング部および前記ロッキング部は、対応する円形ガイド面を備えており、前記駆動要素の前記ロッキング部の前記円形ガイド面の一部が前記被駆動要素の前記ブロッキング部の前記円形ガイド面に沿ってガイドされることが可能であり、これによって前記センサー軸の中心軸線を中心とする前記被駆動要素の回転を相殺するようになっている、請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載のウイングミラーユニット。
  7. 前記被駆動要素は、前記駆動要素の対応する第2のロッキング部と協働するための第2のブロッキング部を備え、前記第2のブロッキング部および前記第2のロッキング部は、前記駆動要素が、前記展開ポジションと、めくれポジションとの間でかつ/またはその逆方向に前記ミラーハウジングの前記回動動作の一部の間に回転に抗するように前記被駆動要素をロックするように構成されており、
    好ましくは、前記第2のブロッキング部および前記第2のロッキング部は、対応する第2の円形ガイド面を備えており、前記駆動要素の前記第2のロッキング部の第2の円形ガイド面の一部が前記被駆動要素の前記第2のブロッキング部の前記第2の円形ガイド面に沿ってガイドされることが可能であり、これによって前記センサー軸の中心軸線を中心とする前記被駆動要素の回転を相殺するようになっている、請求項6に記載のウイングミラーユニット。
  8. 前記被駆動要素は、前記被駆動要素の別の歯よりもさらに外側に突出する少なくとも一つの歯を備え、相対的に遠くに突出する前記歯のいわゆるトップランドは、
    前記被駆動要素の第1のロッキング部の第1の円形ガイド面、および/または
    前記被駆動要素の第2のロッキング部の第2の円形ガイド面を形成する、請求項6または請求項7に記載のウイングミラーユニット。
  9. 前記被駆動要素の前記第1のロッキング部の前記第1の円形ガイド面を形成し、かつ/または、前記被駆動要素の前記第2のロッキング部の前記第2の円形ガイド面を形成する前記歯は、前記被駆動要素の別の歯あるいはいわゆる通常の歯の円形厚みあるいはピッチに対して相対的に大きな円形厚みを有する、請求項8に記載のウイングミラーユニット。
  10. 前記駆動要素の歯の数は前記被駆動要素の歯の数に等しく、好ましくは、前記駆動要素の前記ガイド面は、実質的に前記駆動要素の最後の歯から前記駆動要素の最初の歯まで延在する、請求項4ないし請求項9のいずれか1項に記載のウイングミラーユニット。
  11. 前記駆動要素の前記歯は、前記駆動要素の周囲、すなわち外周の相対的に小さな部分に沿って、好ましくは前記周囲の1/24ないし1/6に沿って、さらに好ましくは1/18ないし1/12に沿って、例えば前記周囲の約1/14または約1/15に沿って配置される、請求項2ないし請求項10のいずれか1項に記載のウイングミラーユニット。
  12. 前記被駆動要素の前記歯の歯面は、前記被駆動要素の周囲、例えば外周の相対的に大きな部分に沿って、好ましくは前記周囲の1/2ないし9/10に沿って、さらに好ましくは前記周囲の少なくとも3/4に沿って、例えば前記周囲の約5/6に沿って配置される、請求項2ないし請求項11のいずれか1項に記載のウイングミラーユニット。
  13. 前記回転センサーは、前記ミラーハウジングを回動させるための前記駆動部を制御するために使用可能なフィードバックを提供する、請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載のウイングミラーユニット。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のウイングミラーユニットの回転センサー、好ましくはポテンショメーターの回転軸を駆動するための駆動構造であって、前記駆動構造は、請求項2ないし請求項13のいずれか1項に記載のウイングミラーユニットのための駆動要素と、請求項2ないし請求項13のいずれか1項に記載のウイングミラーユニットのための対応する被駆動要素と、を備える、駆動構造。
  15. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のウイングミラーユニットのために配置された回転センサーであって、複数のギア歯を備えた周囲を有する被駆動要素に対して結合されかつ/またはそれを備える回転軸と、ウイングミラーユニットの駆動要素のブロッキング部の円形ガイド面と協働するための円形ガイド面を有する少なくとも一つのロッキング部と、を備え、前記駆動要素は、前記駆動要素の回動動作の一部の間に前記被駆動要素を駆動するためのものである、回転センサー。
JP2016567625A 2014-05-13 2015-05-13 ウイングミラーユニット、駆動構造および回転センサー Active JP6526719B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL2012808A NL2012808B1 (en) 2014-05-13 2014-05-13 Wing mirror unit, drive construction, and rotation sensor.
NL2012808 2014-05-13
PCT/NL2015/050340 WO2015174839A1 (en) 2014-05-13 2015-05-13 Wing mirror unit, drive construction, and rotation sensor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017515738A JP2017515738A (ja) 2017-06-15
JP6526719B2 true JP6526719B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=50896453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016567625A Active JP6526719B2 (ja) 2014-05-13 2015-05-13 ウイングミラーユニット、駆動構造および回転センサー

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9975489B2 (ja)
EP (1) EP3142901B1 (ja)
JP (1) JP6526719B2 (ja)
KR (1) KR102396968B1 (ja)
CN (1) CN106458100B (ja)
NL (1) NL2012808B1 (ja)
WO (1) WO2015174839A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2016012B1 (en) * 2015-12-23 2017-07-03 MCI (Mirror Controls International) Netherlands B V Method and adjustment mechanism.
NL2018838B1 (nl) * 2017-05-03 2018-11-14 Mci Mirror Controls Int Netherlands B V Verstelinstrument en werkwijze
KR102654582B1 (ko) * 2019-05-08 2024-04-03 현대자동차주식회사 차체 판넬 내부에 위치하는 카메라 미러 시스템 구조

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238737U (ja) * 1985-08-29 1987-03-07
JPH0367239U (ja) * 1989-10-25 1991-07-01
GB2255710B (en) * 1991-05-17 1994-11-09 Delco Prod Overseas Window wiper system with depressed park mechanism
KR950013502B1 (ko) * 1993-07-03 1995-11-08 오일광 미세조절이 가능한 보링공구
JP3209002B2 (ja) * 1994-07-22 2001-09-17 市光工業株式会社 車両用アウターミラー装置
DE19644658B4 (de) * 1996-10-25 2005-10-27 Hohe Gmbh & Co. Kg Außenspiegel für ein Fahrzeug
AUPP861999A0 (en) 1999-02-09 1999-03-04 Britax Rainsfords Pty Ltd Mirror parking mechanism
DE19906150A1 (de) * 1999-02-10 2000-09-07 Magna Reflex Holding Gmbh Fahrzeugaußenspiegel und Verfahren zu dessen Steuerung
JP4129096B2 (ja) * 1999-03-18 2008-07-30 株式会社ホンダロック 電動格納式ドアミラー
GB9914420D0 (en) * 1999-06-22 1999-08-18 Britax Geco Sa Exterior mirror for motor vehicles
US6585384B2 (en) * 2001-06-29 2003-07-01 N-K Enterprises Llc Wireless remote controlled mirror
US7070287B2 (en) 2002-04-23 2006-07-04 Magna Donnelly Mirrors North America L.L.C. Vehicular mirror system with at least one of power-fold and power-extend functionality
CN204136873U (zh) * 2014-07-31 2015-02-04 长城汽车股份有限公司 后视镜和车辆
CN204124045U (zh) * 2014-10-24 2015-01-28 瑞安市鸿源汽车部件有限公司 一种汽车后视镜

Also Published As

Publication number Publication date
KR102396968B1 (ko) 2022-05-13
NL2012808B1 (en) 2016-02-29
US20170136950A1 (en) 2017-05-18
CN106458100B (zh) 2019-10-18
KR20170007289A (ko) 2017-01-18
US9975489B2 (en) 2018-05-22
EP3142901B1 (en) 2018-12-19
WO2015174839A1 (en) 2015-11-19
CN106458100A (zh) 2017-02-22
EP3142901A1 (en) 2017-03-22
JP2017515738A (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6526719B2 (ja) ウイングミラーユニット、駆動構造および回転センサー
JP4150676B2 (ja) 車両座席用長手方向アジャスタ
EP3218226B1 (en) Device for adjusting a shell-shaped housing part, a supporting frame for use in such a device, and a vehicle provided with such a device
US9428230B2 (en) Spoiler device
CN110505994B (zh) 用于机动车辆的转向柱
EP2113441B1 (en) Electric steering column clamping device with single direction actuator travel
JP4671762B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
JP2008114830A (ja) 自動車用リアシートのリクライナー調節構造
US20120292972A1 (en) Vehicle seat with free-pivoting function
ES2386182B1 (es) Dispositivo para el desplazamiento de la union articulada entre una bisagra de capo de un vehiculo automovil y el citado capo en caso de producirse un atropello
GB2601827A (en) Steering column assembly
US11162578B2 (en) Shift device for vehicle
JP4105735B2 (ja) 座席回転装置およびその座席回転装置を備えた車両
JP5819282B2 (ja) シートベルト装置
US8506013B2 (en) Vehicle seat
FR2921597A1 (fr) Mecanisme de commande a pompage et siege de vehicule comportant un tel mecanisme.
US8960048B2 (en) Accelerator pedal adjustment mechanism
EP3197719B1 (en) Motion mechanism, exterior mirror device and vehicle
JP5770698B2 (ja) シートベルト装置
JP4322220B2 (ja) シートベルト装置
EP1795394B1 (en) Retractable door mirror
JP5543219B2 (ja) 特に車両座席用の作動装置
JP4890526B2 (ja) シートベルト装置
JP2603132Y2 (ja) バックミラーの角度調節機構
JP2562544Y2 (ja) バックミラーの角度調節機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6526719

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250