JP6526491B2 - グラビアインキ組成物 - Google Patents

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Description

本発明はグラビアインキ組成物に関する。
樹脂フィルムに対して、メラミン樹脂を壁物質として機能性成分を含有させてなるマイクロカプセル含有グラビアインキを使用してグラビア印刷を行うことは、特許文献1に記載されているように公知である。
しかしながら、メラミン樹脂を壁物質としてその中に機能性成分を含有させてなるマイクロカプセルは、元々そのメラミン樹脂の耐溶剤性が良くないために、速乾性が求められる樹脂へのグラビア印刷用とすることが困難であった。
特許文献1に記載の発明は、グラビアインキ組成物中にそのようなマイクロカプセルを含有させているが、実施例にてメチルエチルケトンを溶剤の一部として使用している。このようなケトン系溶媒やアルコール系溶媒を使用すると、基剤やビヒクルの種類によっては適切に使用できるかもしれないが、経時的にマイクロカプセルの壁面を破壊したり、マイクロカプセル同士を凝集させ、ひいてはグラビアインキ組成物内で凝集・分離する傾向にある。よって特許文献1に記載のマイクロカプセルインキ組成物は、実際にはマイクロカプセル含有グラビアインキ組成物を作成後、速やかにインキ工程にて使用することを前提として製造される組成物であって、インキ組成物を調整後に一定期間以上保管することを前提としていない。
特開2001−335729号公報
上記のように、特許文献1に記載のグラビアインキ組成物は、マイクロカプセルが破壊又は凝集して劣化するまでの限定された期間内にグラビア印刷に使用されることが必須である。
そのようなグラビアインキ組成物は、劣化前に使用されなくてはならないので、使用の態様が限定されると共に、製造者は将来の注文を予測して予め多く生産することが困難であり、購入者は保管が困難なために購入から使用までの期間の管理を厳格に行う必要があった。
そして使用前に劣化することによって、グラビアインキ組成物を破棄せざるを得ないときもあった。
かつ、特にポリオレフィンやポリエチレンテレフタレート等の低極性の樹脂からなる基材にグラビア印刷を行う際に、その基材に対する印刷性や、基材と印刷層との接着性が劣るために、良好に印刷したり、基材に確実に接着できるような印刷を行うことが困難であった。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、マイクロカプセル含有グラビアインキ組成物として特定の樹脂と特定の溶媒を採用し組み合わせることによって、特に樹脂基材に対して良好な印刷を可能にすると共に、保存性を向上させることに成功した。
具体的には、以下の通り。
1.以下のa〜d成分を含有するグラビアインキ組成物。
a.感温変色性組成物含有マイクロカプセル
b.低極性溶剤
c.塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂
d.ロジン樹脂及び/又はアルキルフェノール樹脂
2.b.低極性溶剤が炭化水素化合物からなる溶剤である1に記載のグラビアインキ組成物。
3.炭化水素化合物がイソパラフィン系化合物である2に記載のグラビアインキ組成物。
4.c.塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂が極性基を有する1〜3のいずれかに記載のグラビアインキ組成物。
5.樹脂基材印刷用である1〜4のいずれかに記載のグラビアインキ組成物。
本発明によれば、感温変色性組成物含有マイクロカプセルを含有するグラビアインキ組成物であっても、保存性が良好であり、かつ基材への印刷性及び接着性に優れた組成物とすることができる。
本発明のグラビアインキ組成物について以下に説明する。
本発明のグラビアインキ組成物は、
a.感温変色性組成物含有マイクロカプセル
b.低極性溶剤
c.塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂
d.ロジン樹脂及び/又はアルキルフェノール樹脂
のa〜dの各成分を含有することを基本とする。
[a.感温変色性組成物含有マイクロカプセル]
(感温変色性組成物)
本発明における感温変色性組成物含有マイクロカプセルに含有される感温変色性組成物は、電子供与性呈色性有機化合物、電子受容性化合物及び減感剤等を含む感温変色性組成物である。
本発明において感温変色性組成物含有マイクロカプセルはグラビアインキ組成物中3〜30重量%、好ましくは5〜25重量%、さらに好ましくは10〜20重量%となるように配合することができる。
・電子供与性呈色性有機化合物
電子供与性呈色性有機化合物(発色剤)としては、電子受容性化合物(顕色剤)と反応して呈色するものであれば限定されず、公知又は市販のものを使用することができる。例えば、下記の化合物を好適に用いることができ、これらは1種又は2種以上で用いることができる。
(a)フルオラン類…2’−[(2−クロロフェニル)アミノ]−6’−(ジブチルアミノ)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9’−(9H)キサンテン]−3−オン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジメチルアミノベンゾ(a)−フルオラン、3−アミノ−5−メチルフルオラン、2−メチル−3−アミノ−6,7−ジメチルフルオラン、2−ブロモ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、6’−(エチル(4−メチルフェニル)アミノ−2’−(N−メチルフェニルアミノ)−スピロ(イソベンゾフラン1(3H),9’−(9H)キサンテン)−3−オン、3,6−ジフェニルアミノフルオラン等;
(b)フルオレン類…3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオレンスピロ(9.3’)−4’−アザフタリド、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオレンスピロ(9.3’)−4’,7’−ジアザフタリド等;
(c)ジフェニルメタンフタリド類…3,3−ビス−(p−エトキシ−4−ジメチルアミノフェニル)フタリド等;
(d)ジフェニルメタンアザフタリド類…3,3−ビス−(1−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド等;
(e)インドリルフタリド類…3,3−ビス(n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド等;
(f)フェニルインドリルフタリド類…3−(1−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド等;
(g)フェニルインドリルアザフタリド類…3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3−[2−エトキシ−4−(N−エチルアニリノ)フェニル]−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド等;
(h)スチリルキノリン類…2−(3−メトキシ−4−ドデコキシスチリル)キノリン等;
(i)ピリジン類…2,6−ジフェニル−4−(6−ジメチルアミノフェニル)ビリジン、2,6−ジエトキシ−4−(4−ジエチルアミノフェニル)ピリジン等;
(j)キナゾリン類…2−(4−N−メチルアニリノフェニル)−1−フェノキシキナゾリン、2−(4−ジメチルアミノフェニル)−4−(1−メトキシフェニルオキシ)キナゾリン等;
(k)ビスキナゾリン類…4,4’−(エチレンジオキシ)−ビス[2−(1−ジエチルアミノフェニル)キナゾリン]、4,4’−(エチレンジオキシ)−ビス[2−(1−ジ−n−ブチルアミノフェニル)キナゾリン]等;
(l)エチレノフタリド類…3,3−ビス[1,1−ビス−(p−ジメチルアミノフェニル)エチレノ−3]フタリド等;
(m)エチレノアザフタリド類…3,3−ビス[1,1−ビス−(p−ジメチルアミノフェニル)エチレノ−2]−4−アザフタリド、3,3−ビス[1,1−ビス−(p−ジメチルアミノフェニル)エチレノ−2]−4,7−ジアザフタリド等;
(n)トリフェニルメタンフタリド類…クリスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラクトン等;
(o)ポリアリールカルビノール類…ミヒラーヒドロール、クリスタルバイオレットカルビノール、マラカイトグリーンカルビノール等;
(p)ロイコオーラミン類…N−(2,3−ジクロロフェニル)ロイコオーラミン、N−ベンゾイルオーラミン、N−アセチルオーラミン等;
(q)ローダミンラクタム類…ローダミンβラクタム等;
(r)インドリン類…2−(フェニルイミノエチリデン)−3,3−ジメチルインドリン等;
(s)スピロピラン類…N−3,3−トリメチルインドリノベンゾスピロピラン、8−メトキシ−N−3,3−トリメチルインドリノベンゾスピロピラン等;
また、本発明では、これらのほか、ジアザローダミンラクトン類、キサンテン類等も使用することができる。
本発明における感温変色性組成物含有マイクロカプセルにおいては、これら電子供与性呈色性有機化合物のうちフルオラン類の少なくとも1種を好適に用いることができる。特に、2’−[(2−クロロフェニル)アミノ]−6’−(ジブチルアミノ)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9’−(9H)キサンテン]−3−オン及び3,6−ジフェニルアミノフルオランの少なくとも1種がより好ましい。
電子供与性呈色性有機化合物の含有量は、その化合物の種類等に応じて適宜設定できるが、一般的には本発明の感温変色性組成物中0.1〜50重量%程度、特に0.8〜15重量%とすることが望ましい。前記含有量が0.1重量%未満の場合は発色濃度が低くなるおそれがある。また、上記含有量が50重量%を超える場合は地発色が大きくなるおそれがある。
・電子受容性化合物
電子受容性化合物としては、限定的でなく、公知又は市販のものを適宜使用することができる。例えば、下記の化合物を好適に用いることができ、これらは1種又は2種以上で用いることができる。
(a)フェノール類…ビスフェノールA又はその誘導体、ビスフェノールS又はその誘導体、p−フェニルフェノール、ドデシルフェノール、o−ブロモフェノール、p−オキシ安息香酸エチル、没食子酸メチル、フェノール樹脂等
(b)フェノール類の金属塩…フェノール類のNa、K、Li、Ca、Zn、Al、Mg、Ni、Co、Sn、Cu、Fe、Ti、Pb、Mo等の金属塩等
(c)芳香族カルボン酸及び炭素数2〜5の脂肪族カルボン酸類…フタル酸、安息香酸、酢酸、プロピオン酸等
(d)カルボン酸類の金属塩…オレイン酸ナトリウム、サリチル酸亜鉛、安息香酸ニッケル等
(e)酸性リン酸エステル類…ブチルアシッドフォスフェート、2−エチルヘキシル−アシッドフォスフェート、ドデシルアシッドフォスファイト
(f)酸性リン酸エステル類の金属塩…酸性リン酸エステル類のNa、K、Li、Ca、Zn、Al、Mg、Ni、Co、Sn、Fe、Ti、Pb、Mo等の金属塩等
(g)トリアゾール化合物…1,2,3−トリアゾール、1,2,3−ベンゾトリアゾール等
(h)チオ尿素及びその誘導体…ジフェニルチオ尿素、ジ−o−トルイル尿素等
(i)ハロヒドリン類…2,2,2−トリクロロエタノール、1,1,1−トリブロモ−2−メチル−2−プロパノール、N−3−ピリジル−N’−(1−ヒドロキシ−2,2,2−トリクロロエチル)尿素等
(j)ベンゾチアゾール類…2−メルカプトベンゼンチアゾール、2−(4’−モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、2−メルカプトベンゾチアゾールのZn塩等
本発明における感温変色性組成物含有マイクロカプセルにおいては、これら電子受容性化合物のうちフェノール類及びその金属塩の少なくとも1種を好適に用いることができる。特に、1)ビスフェノールA及びその誘導体ならびに2)ビスフェノールS及びその誘導体から選ばれる少なくとも1種がより好ましく、最も好ましくは2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン及び1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンの少なくとも1種である。
電子受容性化合物の含有量は、その化合物の種類等に応じて適宜設定できるが、一般的には本発明の感温変色性組成物中0.05〜98重量%程度、特に0.5〜77重量%とすることが望ましい。前記含有量が0.05重量%未満の場合は発色濃度が低くなるおそれがある。また、上記含有量が98重量%を超える場合は地発色が大きくなるおそれがある。
また、本発明における感温変色性組成物含有マイクロカプセルにおいて、電子供与性呈色性有機化合物との関係では、電子供与性呈色性有機化合物1重量部に対して電子受容性化合物0.1〜100重量部、特に0.5〜20重量部とすることが好ましい。
・減感剤
減感剤は、電子供与性呈色性有機化合物及び電子受容性化合物を溶解できるとともに、呈色反応を制御できるものであれば良く、公知又は市販の難揮発性疎水性有機溶媒から適宜選択することができる。例えば、下記に示す減感剤を1種又は2種以上で用いることができる。
(1)アルコール類…n−セチルアルコール、n−オクチルアルコール、シクロヘキシルアルコール、ヘキシレングリコール等
(2)エステル類…ミリスチン酸エステル、ラウリン酸エステル、フタル酸ジオクチル等
(3)ケトン類…メチルヘキシルケトン、ベンゾフェノン、ステアロン等
(4)エーテル類…ブチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジステアリルエーテル等
(5)酸アミド化合物類…オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、ラウリン酸アミド、ラウリン酸N−オクチルアミド、カプロン酸アニリド等
(6)炭素数6以上のカルボン酸…ラウリン酸、ステアリン酸、2−オキシミリスチン酸等
(7)芳香族化合物…ジフェニルメタン、ジベンジルトルエン、プロピルジフェニル、イソプロピルナフタリン、1,1,3−トリメチル−3−トリル−インダン、ドデシルベンゼン等
(8)チオール類…n−デシルメルカプタン、n−ミリスチルメルカプタン、n−ステアリルメルカプタン、イソセチルメルカプタン、ドデシルベンジンメルカプタン等
(9)スルフィド類…ジ−n−オクチルスルフィド、ジ−n−デシルスルフィド、ジフェニルスルフィド、ジエチルフェニルスルフィド等
(10)ジスルフィド類…ジ−n−オクチルジスルフィド、ジ−n−デシルジスルフィド、ジフェニルジスルフィド、ジナフチルジスルフィド等
(11)スルホキシド類…ジエチルスルホキシド、テトラメチレンカルボキシド、ジフェニルスルホキシド等
(12)スルホン類…ジエチルスルホン、ジブチルスルホン、ジフェニルスルホン、ジベンジルスルホン等
(13)アゾメチン類…ベンジリデンラウリルアミン、p−メトキシベンジリデンラウリルアミン、ベンジリデンp−アニシジン等
(14)カルボン酸一級アミン塩類…オレイン酸ステアリルアミン、ステアリン酸ミリスチルアミン、ベヘニン酸ステアリルアミン等
減感剤の含有量は、その化合物の種類等に応じて適宜設定できるが、一般的には感温変色性組成物中1〜99重量%程度、特に19〜99重量%、さらに60〜90重量%とすることが望ましい。前記含有量が1重量%未満の場合は地発色が大きくなるおそれがある。また、上記含有量が99重量%を超える場合は発色濃度が低くなるおそれがある。
また、本発明における感温変色性組成物含有マイクロカプセルにおいては、電子供与性呈色性有機化合物との関係では、電子供与性呈色性有機化合物1重量部に対して減感剤1〜500重量部、特に5〜100重量部とすることが好ましい。
・その他の成分
本発明における感温変色性組成物含有マイクロカプセルにおいては、必要に応じて、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、酸化防止剤、非熱変色性顔料、非熱変色性染料、蛍光増白剤、界面活性剤、消泡剤、レベリング剤、溶剤、増粘剤等の公知の添加剤を感温変色性組成物中に配合しても良い。
(壁物質)
壁物質としては、通常は樹脂系壁物質を好適に採用することができる。樹脂としては、例えば各種の熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を使用することができる。より具体的には、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、尿素−ホルムアルデヒド系樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド系樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ブチル化メラミン樹脂、ブチル化尿素樹脂、尿素−メラミン系樹脂等が挙げられる。これら樹脂成分は1種又は2種以上で使用することができる。中でも、耐溶剤性には劣るが、比較的安価なメラミンホルマリン樹脂が好ましい。マイクロカプセルを製造する際は、これらの原料を用い、これらを高分子化することにより好適にマイクロカプセル化することができる。
(感温変色性組成物含有マイクロカプセルの製造方法)
本発明における感温変色性組成物含有マイクロカプセルの製造方法としては、公知のマイクロカプセル化に従って実施することができる。マイクロカプセル化の方法として、例えば界面重合法(重縮合、付加重合)、インサイチュー重合法、コアセルベーション法、液中乾燥法、噴霧乾燥法等を挙げることができる。
具体的に、マイクロカプセルの製造方法の一例としては、例えば、1)溶剤の存在下又は不存在下において、壁物質を構成し得る主原料(架橋剤を除く。)を感温変色性組成物と混合又は溶解することにより溶液を調製する第1工程、2)得られた溶液を乳化剤水溶液中に添加し、O/Wエマルションを調製する第2工程、3)架橋剤又はその溶液をO/Wエマルションに添加する第3工程を含む方法を挙げることができる。以下、各工程について説明する。
第1工程
第1工程では、溶剤の存在下又は不存在下において、壁物質を構成し得る主原料(架橋剤を除く。)を感温変色性組成物と混合又は溶解することにより溶液を調製する。
感温変色性組成物は、前記で説明したものを用いる。感温変色性組成物の使用量は、通常は乳化剤水溶液100重量部に対して5〜50重量部、特に10〜40重量部となるようにすることが好ましい。前記使用量が5重量部未満の場合は、生産性が低下することがある。また、前記使用量が50重量部を超える場合は、乳化が困難になるおそれがある。
前記主原料及び架橋剤としては、前記で説明した壁物質を構成する成分となるものを使用すれば良い。この場合、特にマイクロカプセル化の方法に応じて適宜設定することがより望ましい。例えば、インサイチュー重合法でマイクロカプセル化する場合において、壁物質をメラミン樹脂、ポリウレア樹脂等とする場合は、主原料としてメラミン、尿素等を用い、架橋剤としてホルマリンを使用すれば良い。インサイチュー重合法でマイクロカプセル化する場合において、壁物質がウレタン樹脂等である場合は、主原料としてイソシアネート化合物を用い、架橋剤としてポリアルコールを使用すれば良い。例えば、界面重合法(重縮合)でマイクロカプセル化する場合において、壁物質がエポキシ樹脂等である場合は、主原料としてエポキシ化合物を用い、架橋剤としてポリアミン化合物を使用すれば良い。界面重合法(重縮合)でマイクロカプセル化する場合において、壁物質がウレタン樹脂、ウレアウレタン樹脂等である場合は、主原料としてイソシアネート化合物を用い、架橋剤としてポリアルコール、ポリアミン化合物、水等を使用すれば良い。界面重合法(重縮合)でマイクロカプセル化する場合において、壁物質がポリアミド樹脂等である場合は、主原料として酸クロライド化合物を用い、架橋剤としてポリアミン化合物を使用すれば良い。界面重合法(付加重合)でマイクロカプセル化する場合において、壁物質がアクリル樹脂等である場合は、主原料としてアクリル化合物を用い、架橋剤としてペルオキシ化合物を使用すれば良い。
主原料及び架橋剤の使用量は特に制限されない。主原料は、乳化剤水溶液100重量部に対して通常1〜50重量部の範囲内、好ましくは2〜10重量部の範囲内で適宜設定することができる。架橋剤は、乳化剤水溶液100重量部に対して通常0.5〜25重量部の範囲内、好ましくは1〜5重量部の範囲内で適宜設定することができる。主原料又は架橋剤の使用量が少なすぎる場合又は多すぎる場合は、反応が不十分となり、カプセル(壁物質)の強度、耐熱性等が低くなるおそれがある。
第1工程では、必要に応じて溶剤を使用することができる。溶剤としては前記で掲げたものを用いることができる。
溶剤の使用量は限定的ではないが、通常は乳化剤水溶液100重量部に対して0〜100重量部の範囲内、好ましくは0〜400重量部の範囲内で適宜設定することができる。
第2工程
第2工程では、得られた溶液を乳化剤水溶液中に添加し、O/Wエマルションを調製する。
乳化剤水溶液は、前記の乳化剤を水に溶解して得られる水溶液を使用できる。乳化剤水溶液の濃度は、乳化剤の種類等に応じて適宜設定することができるが、一般に0.1〜15重量%、特に0.5〜8重量%とすることが好ましい。前記濃度が0.1重量%を下回る場合は、乳化が困難となるおそれがある。前記濃度が15重量%を超える場合は、起泡することがある。
本発明では、O/Wエマルションの調製は、攪拌法、膜透過法等の公知の方法に従って実施することができる。この場合のO/Wエマルションの液滴径は0.1〜20μm程度の範囲内で適宜設定すれば良い。
第3工程
第3工程では、架橋剤又はその溶液をO/Wエマルションに添加する。架橋剤としては、前記で列挙した各架橋剤を用いることができる。架橋剤の溶液は、例えば架橋剤を水に溶解して得られる架橋剤水溶液を好適に用いることができる。この場合の水溶液の濃度は限定されないが、通常は1〜100重量%程度の範囲内で適宜設定すれば良い。架橋剤の添加方法は特に制限されないが、滴下により添加することが好ましい。
また、特殊な例として、壁物質原料にイソシアネート化合物を用いる場合は、架橋剤を新たに添加しなくても乳化剤水溶液中の水とイソシアネートの反応によって生じるアミン化合物を架橋剤として利用することができる。
架橋剤又はその溶液を添加した後、架橋が進行し、架橋が完了すれば、所望のマイクロカプセルをスラリーの形態で得ることができる。その後、必要に応じて、例えばろ過、遠心分離等の公知の固液分離方法に従って、マイクロカプセルを固形分として回収することもできる。また、必要に応じて、マイクロカプセルを洗浄することもできる。
[b.低極性溶剤]
本発明において使用される低極性溶剤は、マイクロカプセルが破壊されたり、凝集することなく、グラビアインキとして印刷を確実に行えることを前提として、本発明のグラビアインキ組成物を用いてグラビア印刷を行った後、速やかに乾燥させることができることを目的とする成分である。
該低極性溶剤は、イソパラフィン系化合物、ブタン、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の炭素数4〜12の脂肪族炭化水素系化合物からなる非極性溶剤や、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、メチルシクロヘキサン、シクロヘキサンの脂環式炭化水素系溶剤、ミネラルスピリットやリグロイン等の工業用溶剤、IPソルベント1016等の工業用炭化水素系溶剤、ブチルセロソルブ、ジブチルグリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテル系溶剤、イソホロン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸ブチル等のエステル系溶剤等を包含する。そして、このような低極性溶剤としては、下の(1)式であらわされるHansenの溶解度パラメーターにおいて、(2)〜(4)式で計算されるそれぞれの成分の寄与率(%)のうちfd値が60%以上のものである。さらに本発明にて使用する低極性溶剤の該寄与率のうちの該fd値が70%以上が好ましく、さらに80%以上が好ましい。

δ2=δd 2p 2h 2 (1)
d:分散力成分、δp:極性相互作用成分、δh:水素結合成分)

fdd/(δdph)×100 (2)
fpp/(δdph)×100 (3)
fhh/(δdph)×100 (4)

このような低極性溶剤に対して、溶剤全体の特性を変更しない程度において他の溶剤を併用することができる。
なお、上記の低極性溶剤の中でも、印刷時の速乾性による印刷性の向上を考慮すると、沸点が低いほうが好ましく、沸点が160℃以下、好ましくは130℃以下である。
[c.塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂]
塩素化ポリオレフィン樹脂として使用できる樹脂には、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン等があり、特に塩素化ポリプロピレンが好ましい。塩素化ポリオレフィン樹脂の塩素含有率は5〜50重量%の低塩素化度が好ましく、重量平均分子量3万〜30万が好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂として使用できる樹脂には、無水マレイン酸やマレイン酸、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、アクリル酸アミド等の極性モノマー、さらに必要に応じてスチレン等をポリオレフィン樹脂にグラフトしてなる変性ポリオレフィン樹脂がある。
それらの変性ポリオレフィン樹脂の中でも無水マレイン酸グラフト変性ポリオレフィン樹脂が好ましい。
塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂は、合計して、本発明のグラビアインキ組成物中2〜20重量%、好ましくは4〜15重量%、さらに好ましくは6〜10重量%となるように配合することができる。
またマイクロカプセルの含有量の1/4以上であることが好ましい。含有量がグラビアインキ組成物中2〜20重量%を超えるとグラビアインキ組成物の粘度が高くなりすぎる可能性があり、グラビアインキ組成物中2重量%未満又はマイクロカプセル含有量の1/4未満であるとグラビアインキ組成物の接着性が悪化する可能性がある。
また、これらの塩素化ポリオレフィン樹脂が(メタ)アクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂であっても良い。このような塩素化ポリオレフィン樹脂は、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等、あるいは水酸基含有(メタ)アクリルモノマーを、過酸化物存在下で、塩素化ポリオレフィンにグラフト重合させて得られるものである。
なお、ここでいうポリオレフィン樹脂とは、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1,4−メチル−1−ペンテン等の炭素数2以上20以下、好ましくは2以上6以下のα-オレフィン、あるいはシクロペンテン、シクロヘキセン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、ジビニルベンセン、1,3−シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエン、5−ビニル−2−ノルボルネン等の鎖状あるいは環状ポリエン、あるいはスチレン、置換スチレンなどの単独または共重合体であり、通常ポリオレフィン樹脂として包含される樹脂であるが、なかでもポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体が好ましく、ポリプロピレンが特に好ましい。
また、無水マレイン酸変性ポリプロピレンであるアウローレン350Sを使用することができる。
[d.ロジン樹脂及び/又はアルキルフェノール樹脂]
本発明におけるロジン樹脂としては、ロジンエステルを採用できる。具体的には、トール油ロジン、ガムロジン、ウッドロジン、精製ロジンなどの各種のロジンのエステルである。
本発明におけるアルキルフェノール樹脂としては、レゾール型及びノボラック型のいずれも使用可能である。
これらのロジン樹脂とアルキルフェノール樹脂はいずれか一方のみを使用しても良く、両方を使用してもよい。
ロジン樹脂及び/又はアルキルフェノール樹脂は合わせて、本発明のグラビアインキ組成物中2〜20重量%、好ましくは4〜15重量%、さらに好ましくは5〜12重量%となるように配合することができる。グラビアインキ組成物中の濃度が20重量%を超えると、粘度が高くなりすぎる可能性があり、2重量%未満であると印刷性が悪化する可能性がある。
[基材]
本発明のグラビアインキ組成物は、通常グラビア印刷する対象の基材に対して使用することができる。そのような基材としては、各種の紙基材、樹脂基材である。樹脂基材としては低極性の樹脂からなる基材でもよく、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンやフッ素樹脂等のハロゲン化ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルポリエステル、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂等である。
特に本発明のグラビアインキ組成物はその組成からみて低極性の樹脂からなる基材に対して良好な印刷性及び接着性を発揮できる。
[その他の成分]
本発明のグラビアインキ組成物には、その性質を毀損しない範囲において、通常のグラビアインキ組成物が含有し得る、顔料、染料、紫外線吸収剤、分散剤等の各種添加剤を含有することができる。
<実施例及び比較例>
下記表1に示す組成の実施例1〜5、比較例1〜9のグラビアインキ組成物を調製してPETフィルムにグラビア印刷を行った。表中の値はグラビアインキ組成物中の重量%である。グラビアインキ組成物や印刷後の下記の性質について確認した。
接着性:印刷した塗膜に粘着テープを貼り付け、これを剥がす剥離試験を行い評価し た。
○:ゆっくり剥がすと剥がれない
×:ゆっくり剥がしても全て剥がれる
保存性:インキ製造後、一ヶ月間、常温で保存した後、マイクロカプセルが凝集せずに印刷可能かを評価した。
○:印刷できる
×:印刷不可
印刷性:ポリエチレンテレフタレートフィルムにきれいに印刷できるかを目視で評価した。
○:きれいに印刷できる
×:印刷塗膜が汚い(筋が入るシルキングが発生)
Figure 0006526491
下記表2に示す各溶剤に対して、感温変色性組成物含有マイクロカプセルと各種溶剤を重量比で1:9となるように混合し、常温にて1ヵ月保存した。
保存前後の色度を測定し、保存性の確認を行った。
溶剤として、一般的にグラビアインキで通常使用されるアセトンやイソプロピルアルコール(IPA)等を使用した場合には、保存前後の色差(ΔE)が大きくなった。これは感温変色性組成物含有マイクロカプセルが破壊されて内部の感温変色性組成物が溶剤内に拡散したことによる。
さらに、各溶剤の沸点をみると、主溶剤としてはIPソルベント1016やn−ヘキサン等の炭化水素系溶剤やMCHのような低極性の溶剤が速乾性に優れることが理解できる。
Figure 0006526491
上記表1の結果からみて明らかなように、本発明のグラビアインキ組成物である実施例1〜5によると、グラビアインキ組成物の保存性、印刷時の印刷性、及び印刷後の接着性が良好であった。
これに対して、ロジン樹脂又はアルキルフェノール樹脂を配合せず、塩素化ポリプロピレン樹脂のみを配合した比較例1のグラビアインキ組成物はPETフィルム上での接着性や保存性は良好であったが、印刷性に劣っていた。
また塩素化ポリプロピレン樹脂又は変性ポリオレフィン樹脂を配合せず、ロジン樹脂又はアルキルフェノール樹脂を配合してなるグラビアインキ組成物である比較例2及び3によれば、PETフィルム上での接着性と印刷時の印刷性に劣る結果となった。
さらに塩素化ポリプロピレン樹脂及び変性ポリオレフィン樹脂、ロジン樹脂及びアルキルフェノール樹脂のいずれも配合せず、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、マレイン酸樹脂又は硝化綿を配合してなる比較例4〜7のグラビアインキ組成物では、アクリル樹脂を使用した比較例4ではPETに対して良好な接着性が得られず、ポリアミド樹脂、マレイン酸樹脂、硝化綿を使用した比較例5〜7では、これらの樹脂が溶解しないので結局インキを得ることができなかった。
そこで、溶剤を極性溶剤として、この溶剤に溶解される樹脂を採用した比較例8〜9のグラビアインキ組成物を使用すると、印刷性は良好ではあるが、感温変色性組成物含有マイクロカプセルを破壊するために保存性に劣り、かつPET基材上での接着性にも劣っていた。
表2によれば、溶剤によって感温変色性組成物含有マイクロカプセルの保存前後の色度の変化(ΔE)が異なることがわかる。ΔEが小さい溶剤は保存時において感温変色性組成物含有マイクロカプセルの壁部が破壊されずに、内部の感温変色性組成物が溶剤内に拡散することが少なかったことを示しており、ΔEが大きい溶剤は多くの感温変色性組成物が溶剤内に拡散したことを示している。
表2に記載の溶剤の中でも炭化水素系溶剤、メチルシクロヘキサン、n−ヘキサン、ブチルセロソルブ(ブチセロ)、ブチルカルビトール、イソホロン、シクロヘキサノン、酢酸ブチルがΔEの値が小さく優れるが、これらの沸点を考慮すると、主溶剤として炭化水素系溶剤、メチルシクロヘキサン、n−ヘキサンが、より速乾性に優れ、印刷性を向上させることが理解できる。
本発明は、感温変色性組成物含有マイクロカプセルを含有し、このマイクロカプセルを凝集又は破壊しない特定の溶剤を選択・採用すると共に、かつ沸点による印刷性を考慮して適切な溶剤を選択し、これに溶解し、かつ接着性、保存性及び印刷性に優れるように、塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂に加えて、ロジン樹脂及び/又はアルキルフェノール樹脂を配合する。

Claims (5)

  1. 以下のa〜dの成分を含有するグラビアインキ組成物。
    a.感温変色性組成物含有マイクロカプセル
    b.低極性溶剤
    c.塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂
    d.ロジン樹脂及び/又はアルキルフェノール樹脂
  2. b.低極性溶剤が炭化水素化合物からなる溶剤である請求項1に記載のグラビアインキ組成物。
  3. 炭化水素化合物がイソパラフィン系化合物である請求項2に記載のグラビアインキ組成物。
  4. c.塩素化ポリオレフィン樹脂及び/又は変性ポリオレフィン樹脂が極性基を有する請求項1〜3のいずれかに記載のグラビアインキ組成物。
  5. 樹脂基材印刷用である請求項1〜4のいずれかに記載のグラビアインキ組成物。
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