JP6523863B2 - 遠隔制御システム及び遠隔制御装置の登録方法 - Google Patents

遠隔制御システム及び遠隔制御装置の登録方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、遠隔制御システム及び遠隔制御装置登録方法に関する。
多数の被監視機器を監視対象とする大規模な遠隔監視システムでは、工事期間が長期化するため、被監視機器の一部を設置した状態で運用開始を行い、その後運用を続けながら、残りの被監視機器を増設して遠隔監視システムを完成させていく方法がとられる場合がある。運用開始直後は、予め諸元が明確になっている被監視対象機器の施工が短期間に集中し、期間後半は後から諸元が明確又は追加変更になった被監視対象機器の施工が散発的に行われることになる。この場合、被監視対象機器の施工に伴い、被監視対象機器を制御するための遠隔制御装置も新設する必要がある。しかしながら、遠隔制御装置を新設する場合には、新設された遠隔制御装置を登録する必要があるが、遠隔制御装置の登録を容易に行えない場合があった。
特開2008−011041号公報
本発明が解決しようとする課題は、容易に遠隔機側盤の登録を行うことができる遠隔制御システム及び遠隔制御装置登録方法を提供することである。
実施形態の遠隔制御システムは、統制局と、この統制局に遠隔制御される複数の遠隔制御装置とを持つ。運用開始前の前記遠隔制御装置は、登録操作手段と、出力手段とを持つ。登録操作手段は、運用を開始するために自装置を登録させるための操作を行う。出力手段は、自装置の識別情報と前記操作がなされたことを示す通知を出力する。前記統制局は、記憶部と、登録部とを持つ。記憶部は、前記運用が開始されていない遠隔制御装置の動作に必要なプログラム及びパラメータを記憶する。登録部は、前記遠隔制御装置から出力された前記通知に基づいて、前記記憶部を参照し、前記通知に含まれる前記識別情報が前記記憶部に記憶されている場合に前記遠隔制御装置を登録する。
実施形態の水門陸閘閉鎖システム100のシステム構成を示す図。 統制局設備10の機能構成を表す概略ブロック図。 機側管理テーブルの具体例を示す図。 制御所設備20の機能構成を表す概略ブロック図。 機側の機能構成を表す概略ブロック図。 本実施形態における自動閉鎖処理の一例を示すシーケンス図。 水門陸閘閉鎖システム100における遠隔機側盤の登録処理の流れを示すシーケンス図。
以下、実施形態の遠隔制御システム及び遠隔制御装置登録方法を、図面を参照して説明する。
本実施の形態は、水門・陸閘一斉閉鎖システムに適用した場合について説明するが、その他の遠隔制御システムに適用できるものである。
図1は、実施形態の水門陸閘閉鎖システム100のシステム構成を示す図である。
水門陸閘閉鎖システム100は、第1統制局設備10−1、第2統制局設備10−2、制御所設備20及び子局30を備える。第1統制局設備10−1、第2統制局設備10−2、制御所設備20及び子局30のそれぞれは、通信衛星40を介して互いに通信可能に接続される。子局30には、複数の水門・陸閘50−1〜50−n(nは2以上整数)が接続される。なお、以下の説明では、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2について特に区別しない場合には統制局設備10と記載する。以下の説明では、水門・陸閘50−1〜50−nについて特に区別しない場合には水門・陸閘50と記載する。以下の説明では、子局30及び水門・陸閘50を総称して機側と記載する。水門陸閘閉鎖システム100には、制御所設備20及び機側が複数存在してもよい。
第1統制局設備10−1は、例えば都道府県の中心となる役所(例えば、都庁、道庁、府庁及び県庁)に備えられる設備である。第1統制局設備10−1は、J−ALERT(例えば、津波発生の通知)の受信に応じて、通信衛星40を介して子局30に緊急情報を報知する。ここで、緊急情報とは、例えば大規模災害が発生したことを示す情報である。以下の説明では、J−ALERTの例として津波の発生を例に説明する。第1統制局設備10−1は、第1統制局設備10−1が管轄している(例えば県単位のシステムの場合、当該県内)の全ての水門・陸閘50の開閉の制御を行う。例えば、第1統制局設備10−1は、J−ALERTの受信、又は、制御所設備20からの指示に応じて、水門・陸閘50を閉鎖させる指示(以下、「閉鎖指示」という。)を子局30に送信することによって水門・陸閘50を閉鎖させる。水門・陸閘50の閉鎖に関する具体的な処理について後述する。第1統制局設備10−1は、既に運用が開始されている水門・陸閘50に接続される遠隔機側盤の情報を記憶する。第1統制局設備10−1は、子局30からの情報に基づいて、新たに施工される水門・陸閘50に接続される遠隔機側盤の情報を登録する。
第2統制局設備10−2は、例えば合同庁舎に備えられる設備である。第2統制局設備10−2は、第1統制局設備10−1と同様の処理を行う。具体的には、第2統制局設備10−2は、J−ALERT(例えば、津波発生の通知)の受信に応じて、通信衛星40を介して子局30に緊急情報を報知する。第2統制局設備10−2は、第2統制局設備10−2が管轄している(例えば県単位のシステムの場合、当該県内)の全ての水門・陸閘50の開閉の制御を行う。例えば、第2統制局設備10−2は、J−ALERTの受信、又は、制御所設備20からの指示に応じて閉鎖指示を子局30に送信することによって水門・陸閘50を閉鎖させる。第2統制局設備10−2は、既に運用が開始されている水門・陸閘50に接続される遠隔機側盤の情報を記憶する。第2統制局設備10−2は、子局30からの情報に基づいて、新たに施工される水門・陸閘50に接続される遠隔機側盤の情報を登録する。
第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、設置距離は限定されないが、地震等災害発生時の影響や、ゲリラ豪雨等の影響で衛星回線のダウンするリスクを考慮し、地理的に離れた場所に設置されるのが望ましい。例えば、第1統制局設備10−1が県庁に備えられている場合には、第2統制局設備10−2は第1統制局設備10−1が備えられている県の合同庁舎に備えられる。
制御所設備20は、例えば合同庁舎、消防署及び市町村などの制御所に備えられる設備である。制御所設備20は、自所の管轄内の機側を管理する。制御所設備20は、制御所の所員の指示に従って、閉鎖指示を第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2に送信する。制御所設備20は、既に運用が開始されている水門・陸閘50に接続される遠隔機側盤の情報を記憶する。制御所設備20は、新たに施工される水門・陸閘50に接続される遠隔機側盤の情報を登録する。
子局30は、水門・陸閘50付近に備えられる設備である。子局30は、統制局設備10からの指示に従って、自局に接続されている水門・陸閘50の開閉を制御する。例えば、子局30は、閉鎖指示に応じて自局に接続されている水門・陸閘50を閉鎖させる。
通信衛星40は、統制局設備10、制御所設備20及び子局30間の通信を中継する。
次に、水門・陸閘50の閉鎖に関する具体的な処理について説明する。
まず、J−ALERT(例えば、大津波警報、津波警報、津波注意報等)が受信された場合の水門・陸閘50の閉鎖について説明する。
第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、それぞれでJ−ALERT(例えば、大津波警報、津波警報、津波注意報等)を受信すると、警報・注意報の発令地域を確認し、発令地域の水門・陸閘50を制御する全子局30に対して、一斉閉鎖指示を生成する。第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、それぞれで生成した閉鎖指示を、通信衛星40を介して一斉指令回線で子局30に送信する。子局30は、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2から送信された閉鎖指示を受信する。子局30は、第1統制局設備10−1または第2統制局設備10−2の少なくとも一方から閉鎖指示を受信すると、自局に接続している水門・陸閘50に対して閉鎖することを周囲に報知するため警報を発令させる。その後、子局30は、所定時間経過後に水門・陸閘50を閉鎖する。このようにして、水門・陸閘50が自動的に閉鎖される。その後、子局30は、水門・陸閘50の状態(例えば、開閉状態)を示す応答を、通信衛星40を介して第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2のそれぞれに送信する。
以上が、J−ALERTが受信された場合の水門・陸閘50の閉鎖についての説明である。
また、水門・陸閘50は、前述の一斉閉鎖の他、所員等の操作による手動の閉鎖も行えるようになっている。以下、手動閉鎖に関する具体的な処理について説明する。
制御所設備20は、所員の操作に応じて、通信衛星40を介して閉鎖指示を第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2に送信する。次に、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、受信した閉鎖指示に応じて、通信衛星40を介して子局30に閉鎖指示を送信する。子局30は、受信した閉鎖指示に従って、自局に接続している水門・陸閘50を制御することによって閉鎖する。このようにして、水門・陸閘50が自動的に閉鎖される。その後、子局30は、水門・陸閘50の状態(例えば、開閉状態)を示す応答を、通信衛星40を介して第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2に送信する。第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、受信した応答を制御所設備20に送信する。
このように、本実施形態における水門陸閘閉鎖システム100では、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2それぞれで同じ閉鎖指示が子局30に送信される。また、上記の閉鎖指示は、一斉指令回線が利用される。つまり、一斉指令回線が2重化されて閉鎖指示が送信される。
図2は、統制局設備10の機能構成を表す概略ブロック図である。
統制局設備10は、遠方監視制御装置110、監視端末130、監視操作卓140、警報表示盤150及び供給部160を備える。
遠方監視制御装置110は、子局30の制御を行う。遠方監視制御装置110は、アンテナ111、J−ALERT受信装置113、故障自動通報装置115、時刻管理装置116、衛星通信装置117,回線接続制御装置118、VSAT遠方監視端末119、中央一斉指令監視装置120,L2−SW121、電源部122、屋外分電盤123及び記憶装置124を備える。
アンテナ111は、通信衛星40との間で通信を行う。例えば、アンテナ111は、J−ALERTを受信する。
J−ALERT受信装置113は、アンテナ111によって受信されたJ−ALERTを、衛星通信装置117から受信する。J−ALERT受信装置113は、受信したJ−ALERTをLG−WAN(Local Government-Wide Area Network)及び中央一斉指令監視装置120に出力する。
故障自動通報装置115は、遠方監視制御装置110に生じた故障を通信回線を介して通報する。また、故障自動通報装置115は、遠方監視制御装置110に生じた故障を監視操作卓処理装置142に出力する。
時刻管理装置116は、自装置における時刻を管理する。時刻管理装置116は、予め設定された時刻になると、その旨を中央一斉指令監視装置120に通知する。
衛星通信装置117は、信号の電力の増幅、送信電力の制御などを行う。衛星通信装置117は、アンテナ111を介して受信されたJ−ALERTをJ−ALERT受信装置113に出力する。また、衛星通信装置117は、信号をアンテナ111を介して通信衛星40に送信する。
回線接続制御装置118は、水門・陸閘50の近辺に設置されている子局30との間の回線を接続する。
VSAT遠方監視端末119は、他の局設備(例えば、制御所設備20及び子局30)の状態を監視する。
中央一斉指令監視装置120は、遠方監視制御装置110全体を制御する。中央一斉指令監視装置120は、子局30からの情報に基づいて、機側に新たに設置される遠隔機側盤をシステムに登録する。中央一斉指令監視装置120は、J−ALERT受信装置113によって受信されたJ−ALERTの内容を解析し、監視端末130や監視操作卓140に解析結果を表示する。
L2−SW121は、LAN(Local Area Network)内のデータ転送を行う。L2−SW121は、例えばL2スイッチである。
電源部122は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
屋外分電盤123は、屋外に設けられた分電盤である。屋外分電盤123は、アンテナ111に接続される。
記憶装置124は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶装置124は、機側管理テーブルを記憶する。機側管理テーブルは、機側に備えられる遠隔機側盤に関する情報を表すレコード(以下、「機側情報レコード」という。)で構成される。
図3は、機側管理テーブルの具体例を示す図である。
機側管理テーブルは、機側情報レコードを複数有する。機側情報レコードは、ID、設置場所及び登録情報の各値を有する。IDの値は、遠隔機側盤を識別するための識別情報を表す。設置場所の値は、同じ機側情報レコードのIDで識別される遠隔機側盤が設置されている場所を表す。設置場所は、例えば緯度経度で表されてもよいし、地名などであってもよいし、その他であってもよい。登録情報の値は、同じ機側情報レコードのIDで識別される遠隔機側盤が登録済みであるか否かを表す。図3の例では、登録情報には、登録済み及び未登録がある。登録済みは既に運用が開始されている遠隔機側盤を表し、未登録は運用が開始されていない遠隔機側盤を表す。運用が開始されていない遠隔機側盤とは、水門・陸閘50の施工が行われている最中で、施工が行われている水門・陸閘50に接続されている遠隔機側盤を表す。なお、機側管理テーブルに登録されている未登録の遠隔機側盤は、システム試験が完了していることが前提である。さらに、未登録の遠隔機側盤は、プログラムやパラメータの設定も既になされていることが前提である。
図3に示される例では、機側管理テーブルには複数のIDが登録されている。これらのIDは、“AAA”、“BBB”である。図3において、機側管理テーブルの最上段に登録されている機側情報レコードは、IDの値が“AAA”、設置場所の値が“○○”、登録情報の値が“登録済み”である。すなわち、ID“AAA”で識別される遠隔機側盤の設置場所が“○○”であり、既に運用が開始されていることが表されている。
また、図3において、機側管理テーブルの2段目に登録されている機側情報レコードは、IDの値が“BBB”、設置場所の値が“△△”、登録情報の値が“未登録”である。すなわち、ID“BBB”で識別される遠隔機側盤の設置場所が“△△”であり、まだ運用が開始されていないことが表されている。
図2に戻って、統制局設備10の説明を続ける。
監視端末130は、ユーザの指示の入力及び表示を行う。例えば、監視端末130は、産業用のパーソナルコンピュータ(例えば、FA−PC(Factory Automation-Personal Computer))を用いて構成される。監視端末130は、電話機131、監視端末制御装置132、モニタ133及び電源部134を備える。
電話機131は、他の局(例えば、他の統制局設備10、制御所設備20及び子局30)に備えられる電話機との間で専用回線又は回線交換によって接続される。電話機131は、他の局のユーザとの会話に用いられる。
監視端末制御装置132は、監視端末130を制御する装置である。監視端末制御装置132には、モニタ133が備えられる。
モニタ133は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。モニタ133は、動作点検の結果を表示する。
電源部134は、供給部160から供給された電力を各機能部供給する。
監視操作卓140は、警報操作表示器141、監視操作卓処理装置142、タッチモニタ143及び電源部144を備える。
警報操作表示器141は、監視操作卓処理装置142に接続される。警報操作表示器141は、監視操作卓処理装置142で行われた操作に対する警報を表示する。
監視操作卓処理装置142は、PLC(Programmable Logic Controller)を用いて構成される。監視操作卓処理装置142には、警報操作表示器141及びタッチモニタ143が接続される。監視操作卓処理装置142は、タッチモニタ143を介して、入力された指示(例えば、閉鎖指示)をL2−SW121を介して中央一斉指令監視装置120に出力する。
タッチモニタ143は、タッチパネルである。タッチモニタ143は、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける。
電源部144は、供給部160から供給された電力を各機能部供給する。
警報表示盤150は、統制局設備10に発生した異常を表示する。
供給部160は、遠方監視制御装置110、監視端末130、監視操作卓140及び警報表示盤150に電力を供給する。供給部160は、耐雷トランス161、無停電電源装置162、分電盤・切替盤163及び非常用発電機164を備える。
耐雷トランス161は、商用電源から供給される高電力をカットする。
無停電電源装置162は、バッテリーを備え、外部からの電力供給がなされていない場合に各機能部に電力を供給する。電力供給がなされていない場合とは、電源プラグが抜けたときや停電が発生したときなどである。無停電電源装置162は、例えばUPS(Uninterruptible Power Supply)である。また、バッテリーは二次電池であり、例えばSCiB(登録商標)である。
分電盤・切替盤163は、供給される電力が、負荷設備(各機能部の電源部及び警報表示盤150)に影響を与えないようにする調整する機器である。
非常用発電機164は、非常時に発電して各機能部に電力を供給する。ここで、非常時とは、外部からの電力供給がなされていない場合である。
図4は、制御所設備20の機能構成を表す概略ブロック図である。
制御所設備20は、遠方監視制御装置210、監視端末220、監視操作卓230、警報表示盤240及び供給部250を備える。
遠方監視制御装置210は、アンテナ211、衛星通信装置212、衛星通信制御装置213、L2−SW215、電源部216、屋外分電盤217及び記憶装置218を備える。
アンテナ211は、通信衛星40との間で通信を行う。
衛星通信装置212は、信号の電力の増幅、送信電力の制御などを行う。
衛星通信制御装置213は、監視端末220又は監視操作卓230で入力された指示を、衛星通信装置212を制御して送信させる。
L2−SW215は、LAN内のデータ転送を行う。L2−SW215は、例えばL2スイッチである。
電源部216は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
屋外分電盤217は、屋外に設けられた分電盤である。屋外分電盤217は、アンテナ211に接続される。
記憶装置218は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶装置218は、機側管理テーブルを記憶する。機側管理テーブルは、機側情報レコードで構成される。なお、記憶装置218が記憶する機側管理テーブルは、記憶装置124が記憶する機側管理テーブルと同様であるため説明を省略する。
監視端末220は、ユーザの指示の入力及び表示を行う。例えば、監視端末220は、産業用のパーソナルコンピュータ(例えば、FA−PC)を用いて構成される。監視端末220は、電話機221、監視端末制御装置222、モニタ223及び電源部224を備える。
電話機221は、他の局(例えば、統制局設備10及び子局30)に備えられる電話機との間で専用回線又は回線交換によって接続される。電話機221は、他の局のユーザとの会話に用いられる。
監視端末制御装置222は、監視端末220全体を制御する。監視端末制御装置222は、ユーザからの指示を衛星通信制御装置213に出力する。
モニタ223は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。モニタ223は、動作点検の結果を表示する。
電源部224は、供給部250から供給された電力を各機能部に供給する。
監視操作卓230は、警報操作表示器231、監視操作卓処理装置232、タッチモニタ233及び電源部234を備える。
警報操作表示器231は、監視操作卓処理装置232に接続される。警報操作表示器231は、監視操作卓処理装置232で行われた操作に対する警報を表示する。
監視操作卓処理装置232は、PLCを用いて構成される。監視操作卓処理装置232には、タッチモニタ233が接続される。監視操作卓処理装置232は、タッチモニタ233を介して、入力された指示をL2−SW215を介して衛星通信制御装置213に出力する。
タッチモニタ233は、タッチパネルである。タッチモニタ233は、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける。また、タッチモニタ233は、動作点検の結果を表示する。
電源部234は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
警報表示盤240は、制御所設備20に発生した異常を表示する。
供給部250は、遠方監視制御装置210、監視端末220、監視操作卓230、警報表示盤240及び供給部250に電力を供給する。供給部250は、耐雷トランス251、分電盤・切替盤252及び非常用発電機253を備える。
耐雷トランス251は、商用電源から供給される高電力をカットする。
分電盤・切替盤252は、供給される電力が、負荷設備(各機能部の電源部及び警報表示盤240)に影響を与えないようにする調整する機器である。
非常用発電機253は、非常時に発電して各機能部に電力を供給する。
図5は、機側の機能構成を表す概略ブロック図である。
図5に示すように、機側には、子局30、水門・陸閘50(50−1〜50−N(Nは2以上の整数))及び供給部580が含まれる。なお、子局30は、水門・陸閘50−1に近接した位置に設けられる。子局30と水門・陸閘50−2〜50−Nとは水門・陸閘50−1と比べて離れた位置に設けられる。子局30と水門・陸閘50−2〜50−Nとは、光回線を介して接続される。
まず、子局30の機能構成について説明する。
子局30は、衛星通信装置301、アンテナ302、SAT−G−PLC303、入出力中継部305、L2−SW306、電話機307、MC308、光成端309、無停電電源装置310及び融雪装置311を備える。子局30には、供給部320から電力が供給される。
衛星通信装置301は、IDU/ODU一体型の装置である。衛星通信装置301は、外部からの信号を自装置に入力し、自装置からの信号を出力する。例えば、衛星通信装置301は、統制局設備10から送信された点検指示を受信する。衛星通信装置301は、アンテナ302の前面に備えられる。
SAT−G−PLC303は、衛星通信制御装置である。SAT−G−PLC303は、遠隔機側盤から出力される情報を、通信衛星40を介して統制局設備10に送信する。
入出力中継部305は、水門・陸閘50−1に備えられる装置との間で信号の中継を行う。例えば、入出力中継部305は、閉鎖指示を水門・陸閘50−1に中継する。
L2−SW306は、LAN内のデータ転送を行う。L2−SW306は、例えばL2スイッチである。
電話機307は、他の局(例えば、統制局設備10及び制御所設備20)に備えられる電話機との間で専用回線又は回線交換によって接続される。電話機307は、他の局のユーザとの会話に用いられる。
MC308は、メディアコンバータである。MC308は、異なる伝送媒体(例えば光ファイバーと銅線ケーブル)を接続し、信号を相互に変換する。
光成端309は、光成端箱である。
無停電電源装置310は、バッテリーを備え、外部からの電力供給がなされていない場合に各機能部に電力を供給する。無停電電源装置310は、例えばUPSである。また、バッテリーは二次電池であり、例えばSCiB(登録商標)である。
融雪装置311は、消雪パイプである。融雪装置311は、アンテナ302の降雪を感知して水を出して雪を融かす。
供給部320は、非常用発電機321、分電盤322及び耐雷トランス323を備える。
非常用発電機321は、非常時に発電して子局30に電力を供給する。
分電盤322は、供給される電力が、子局30に影響を与えないようにする調整する機器である。
耐雷トランス323は、商用電源から供給される高電力をカットする。
次に、水門・陸閘50−1に備えられる設備について説明する。
水門1には、機側操作盤510、水門ゲート520、水位計530、回転灯540、放送制御盤550及び放送装置560が備えられる。
機側操作盤510は、水門・陸閘50−1に備えられる設備の操作盤である。機側操作盤510は、ゲート制御回路511、回転灯制御部512及び水位計変換器513を備える。機側操作盤510は、供給部580から供給される電力で動作する。
ゲート制御回路511は、水門ゲートの開閉を制御する。例えば、ゲート制御回路511は、子局30からの指示(閉鎖指示)に従って水門ゲートを閉鎖する。
回転灯制御部512は、子局からの指示に従って回転灯を動作させる。
水位計変換器513は、水位計530で計測された水位データを記録する。
水門ゲート520は、例えばローラーゲートである。水門ゲート520は、ゲート制御回路511の制御に従って開閉される。
水位計530は、水位を計測する。
回転灯540は、反射鏡が回転することで発光の向きが変わる電灯である。回転灯540は、回転灯制御部512の制御に従って反射鏡を回転させる。
放送制御盤550は、統制局設備10から送信された緊急情報を報知するための制御を行う。放送制御盤550は、放送・警報制御機能551及び電光表示板制御機能552を備える。放送制御盤550は、供給部580から供給される電力で動作する。
放送・警報制御機能551は、放送装置560が備えるスピーカやマイクを介して緊急情報を報知させたり、サイレンを報知させる。
電光表示板制御機能552は、放送装置560が備える電光表示板に緊急情報を表示させる。
放送装置560は、緊急情報を報知したり、周辺の音を収集する装置である。放送装置560は、例えばスピーカ(例えば、陸用と海用)、集音マイク(例えば、陸用と海用)、サイレン集音マイク及び電光表示板である。
次に、水門・陸閘50−2〜50−Nに備えられる設備について説明する。
水門・陸閘50−2〜50−Nには、遠隔制御装置570、機側操作盤510、水門ゲート520、水位計530、回転灯540、放送制御盤550及び放送装置560が備えられる。なお、機側操作盤510、水門ゲート520、水位計530、回転灯540、放送制御盤550及び放送装置560は、水門・陸閘50−1に備えられる設備と同様であるため説明を省略する。
遠隔制御装置570は、自装置が接続している水門・陸閘50の開閉を制御する。遠隔制御装置570は、MC571、G−PLC572、無停電電源装置573、入出力中継部574及びタッチモニタ575を備える。
MC571は、メディアコンバータである。MC571は、異なる伝送媒体(例えば光ファイバーと銅線ケーブル)を接続し、信号を相互に変換する。
G−PLC572は、遠隔機側盤制御装置である。G−PLC572は、登録ボタンが押下された旨を子局30に通知する。登録ボタンとは、自装置(遠隔機側盤)をシステム上に登録する際に利用されるボタンである。
無停電電源装置573は、バッテリーを備え、外部からの電力供給がなされていない場合に各機能部に電力を供給する。無停電電源装置573は、例えばUPSである。また、バッテリーは二次電池であり、例えばSCiB(登録商標)である。
入出力中継部574は、水門・陸閘50−2〜50−Nに備えられる装置との間で信号の中継を行う。
タッチモニタ575は、タッチパネルである。タッチモニタ575は、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける。例えば、タッチモニタ575には、登録ボタンが表示される。
供給部580は、機側操作盤510、放送制御盤550、無停電電源装置573及び入出力中継部574に電力を供給する。供給部580は、非常用発電機581、分電盤・切替盤582及び耐雷トランス583を備える。
非常用発電機581は、非常時に発電して子局30に電力を供給する。
分電盤・切替盤582は、供給される電力が、各装置(例えば、機側操作盤510及び放送制御盤550など)に影響を与えないようにする調整する機器である。
耐雷トランス583は、商用電源から供給される高電力をカットする。
図6は、本実施形態における自動閉鎖処理の一例を示すシーケンス図である。
図6において、自動閉鎖処理では、統制局設備10から送信された閉鎖指示を含む一斉閉鎖指令を取得した子局30が、一斉閉鎖指令を送信してから水門・陸閘閉鎖指示を送信するまでのタイミングを制御する門扉操作装置として機能する場合を例示する。なお、図6においては、1つの子局30を図示しているが、子局30は複数配置されており、他の子局30は図示を省略している。それぞれの子局30においても同様の処理がされるものとする。
まず、所定の官庁として例示する消防庁は、大規模災害の発生に伴い、通信衛星40を介してJ−ALERTを統制局設備10に送信する(ステップS11)。統制局設備10は、消防庁から通信衛星40を介して送信されたJ−ALERTを受信する。
J−ALERTを受信した統制局設備10は、閉鎖指示を含む一斉閉鎖指令を、通信衛星40を介して子局30に送信する(ステップS12)。また、統制局設備10は、一斉報知指令を送信した子局30を管理する制御所設備20に対して一斉閉鎖指令を送信する(ステップS13)。一斉閉鎖指令は、閉鎖指示が送信されて水門・陸閘50に備えられる門扉が閉鎖される子局30に対して、門扉が閉鎖される旨を報知する情報提供設備を起動させるものである。一斉閉鎖指令を制御所設備20にも送信することにより、一斉閉鎖指令によって閉鎖される門扉の情報を予め制御所設備20にも報知することが可能となる。
一斉閉鎖指令を受信した制御所設備20は、一斉閉鎖指令が送信された子局30及び一斉閉鎖指令によって閉鎖される門扉(水門・陸閘)の情報を設備内に設けられる表示装置等に表示してもよい。
また、一斉閉鎖指令を受信した子局30は、子局30が管理する情報提供設備を起動する制御信号を送信する(ステップS14)。情報提供設備が起動されることにより、門扉が閉鎖されることが門扉周辺に報知される。ここで、情報提供設備は、門扉周辺に備えられる表示装置やマイク等の音声出力装置である。
子局30は、情報提供設備に対して、情報提供設備を起動する制御信号を送信した後に、所定の時間が経過したか否かを判定するタイマをスタートさせる。「所定の時間」はタイマの値によって予め設定することができる。タイマの値は、例えば、一斉閉鎖指令が送信されて情報提供設備が起動されてから、門扉が閉鎖される前に門扉の内側に退避できる時間を設定することができる。タイマに設定される値は、門扉によって異なる値が設定されてもよい。
子局30は、一斉閉鎖指示を送信してから所定の値が設定されたタイマをカウントダウンして、所定の時間が経過したか否か判定する。子局30は、所定の時間が経過したと判定したときに、閉鎖対象の門扉を閉鎖する制御信号を水門・陸閘50に送信する(ステップS15)。
図6において、子局30は、通信衛星40を介して伝達される緊急情報に基づく警告情報として一斉閉鎖指令を統制局設備10から取得する。次に、子局30は、一斉閉鎖指令に基づき、情報提供設備を起動するための起動情報として一斉閉鎖指示を情報提供設備に送信する。次に、子局30は、一斉閉鎖指示を送信してから所定条件が満たされたか否かとして所定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過した場合に、門扉を制御するための制御情報として閉鎖指示を水門・陸閘50に送信する。これにより、例えば、統制局設備10と子局30の間の衛星通信40に通信不能等のトラブルが発生した場合でも、子局30が退避時間を確保して水門・陸閘50の門扉を制御することができる。
図7は、水門陸閘閉鎖システム100における遠隔機側盤の登録処理の流れを示すシーケンス図である。
遠隔制御装置570は、登録ボタンの押下を受け付ける(ステップS101)。遠隔機側盤を登録しようとするユーザによって遠隔制御装置570のタッチモニタ575の登録ボタンが押下されると、G−PLC572は登録ボタンが押下されたことを示す通知(以下、「登録通知」という。)を子局30に出力する。登録通知には、遠隔制御装置570のIDが含まれる。子局30のSAT−G−PLC303は、遠隔制御装置570から出力された登録通知を、通信衛星40を介して統制局設備10に送信する(ステップS102)。統制局設備10は、子局30から送信された登録通知を受信する。統制局設備10の中央一斉指令監視装置120は、受信された登録通知に基づいて、遠隔制御装置570の登録を行う(ステップS103)。
具体的には、まず中央一斉指令監視装置120は、記憶装置124に記憶されている機側管理テーブルを読み出す。次に、中央一斉指令監視装置120は、読み出した機側管理テーブルの機側情報レコードのうち、IDの項目が登録通知に含まれるIDと一致する機側情報レコードを選択する。そして、中央一斉指令監視装置120は、選択した機側情報レコードの登録情報に登録されている値を登録済みに変更する。遠隔制御装置570の登録が完了すると、統制局設備10は登録通知を制御所設備20に送信する(ステップS104)。制御所設備20は、統制局設備10から送信された登録通知を受信する。制御所設備20の衛星通信制御装置213は、受信された登録通知に基づいて、遠隔制御装置570の登録を行う(ステップS105)。なお、登録方法については、ステップS103の処理と同様であるため説明を省略する。
以上のように構成された水門陸閘閉鎖システム100によれば、容易に遠隔機側盤を登録することができる。以下、この効果について詳細に説明する。
統制局設備10及び制御所設備20には、登録された遠隔機側盤の情報と、登録されることが決まっている遠隔機側盤の情報とが記憶されている。ここで、現場作業員が、新たに登録する遠隔機側盤に備えられる登録ボタンを押下することによって統制局設備10及び制御所設備20に登録通知が送信される。そして、統制局設備10及び制御所設備20は、登録通知の送信元である遠隔機側盤をシステムに新たに登録する。このように、水門・陸閘50の運用開始時には、現場作業員が登録ボタンを押下するだけでよい。そのため、容易に遠隔機側盤を登録することが可能になる。
また、遠隔機側盤を自動で登録できるようにすることによって、統制局設備10及び制御所設備20には、新たな遠隔機側盤を登録するための人員を配置する必要が無くなる。そして、余裕のある人員を他の水門・陸閘50の施工に配置させることができる。
また、新たに登録される遠隔機側盤のプログラムやパラメータについては、統制局設備10及び制御所設備20が記憶する機側管理テーブルへの登録時に既に登録されている。そのため、新たに登録される遠隔機側盤のプログラムを変更する必要もパラメータの設定も行う必要がなく登録することができる。
以下、変形例について説明する。
アンテナ111及びアンテナ211には、融雪装置が接続されていてもよいし、シートレドームによる着雪防止機能が備えられていてもよい。
遠方監視制御装置210には、無停電電源装置が備えられてもよい。
本実施形態では、遠隔制御装置570を登録させるための操作としてタッチモニタ575に表示された登録ボタンが押下されることによって、遠隔制御装置570が登録される構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、ハードキーの登録ボタンが押下されることによって遠隔制御装置570が登録されるように構成されてもよいし、作業員が電話等により運用開始可能になった遠隔制御装置570のIDを、統制局設備10に連絡して統制局設備10のユーザが遠方監視制御装置110を操作することによって遠隔制御装置570が登録されるように構成されてもよいし、その他の方法で登録されてもよい。
本実施形態では、予め諸元が明確になっている水門・陸閘50に接続される遠隔機側盤を登録する場合を例に説明したが、水門・陸閘50の諸元については追加や変更がなされる可能性もある。このような場合には、上記実施形態の構成では対応できない。そこで、追加や変更がなされたパラメータについては設計時に外部ファイル化してパラメータファイルを生成することで対応する。なお、パラメータファイルについては工場において動さ確認済みであることが前提となる。そして、遠隔機側盤の登録がなされた後に、登録がなされた遠隔機側盤のG−PLCに対して、パラメータファイルが記録された記録媒体を挿入する。そして、G−PLCは、自装置に接続している記録媒体に記録されたパラメータファイルに基づいて自装置のパラメータを自動更新する。ここで、記録媒体とは、例えばSDカード、USBなどの持ち運び可能な記録媒体である。
このように構成されることによって、施工途中にパラメータの追加や変更が行われた場合であっても対応することができる。さらに、動作確認がなされたパラメータファイルをG−PLCに読み込ませ、更新させることで作業ミスを軽減することができる。また、プログラムの変更を行わないことや動作確認済みのパラメータファイルをリリースできることによってシステムの品質をより高いレベルで確保することが可能になる。また、各作業場所では、プログラムの変更を伴う場合と比べて作業時間を減らすことができる。なお、パラメータの更新は、遠隔で行われてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、運用が開始されていない自装置を登録させるための操作がなされると、自装置の識別情報と操作がなされたことを示す通知を出力し、水門・陸閘50の開閉に関する制御を行う遠隔制御装置570と、出力された通知を、衛星を介して受信し、受信した通知に基づいて遠隔制御装置570の情報を登録する登録部(実施形態における遠方監視制御装置110)とを持つことにより、容易に遠隔機側盤の登録を行うことができる。
なお、統制局設備10、制御所設備20及び子局30の一部又は全ての処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、統制局設備10、制御所設備20及び子局30の一部又は全ての処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…統制局設備,10−1…第1統制局設備,10−2…第2統制局設備,20、20−1、20−2…制御所設備,30、30−1、30−2…子局,40…通信衛星,50、50−1〜50−N…水門・陸閘,110、210…遠方監視制御装置,111、211、302…アンテナ,113…J−ALERT受信装置,115…故障自動通報装置,116…時刻管理装置,117、212、301…衛星通信装置,118…回線接続制御装置,119…VSAT遠方監視端末,120…中央一斉指令監視装置,121、215、306…L2−SW,122、134、144、216、224、234…電源部,123、217…屋外分電盤,124、218…記憶装置,130、220…監視端末,131、221、307…電話機,132、222…監視端末制御装置,133、223…モニタ,140、230…監視操作卓,141、231…警報操作表示器,142、232…監視操作卓処理装置,143、233、575…タッチモニタ,150、240…警報表示盤,160、250、320、580…供給部,164、253、321、581…非常用発電機,163、252、582…分電盤・切替盤,322、163、253、310、573…無停電電源装置,213…衛星通信制御装置,161、251、323、583…耐雷トランス,303…SAT−G−PLC,572…G−PLC,305、574…入出力中継部,308、571…MC,309…光成端,510…機側操作盤,511…ゲート制御回路,512…回転灯制御部,513…水位計変換器,520…水門ゲート,530…水位計,540…回転灯,550…放送制御盤,551…放送・警報制御機能,552…電光表示板制御機能,560…放送装置,570…遠隔制御装置

Claims (6)

  1. 統制局と、この統制局に遠隔制御される複数の遠隔制御装置とを備える遠隔制御システムにおいて、
    運用開始前の前記遠隔制御装置は、運用開始するために自装置を登録させるための操作を行う登録操作手段と、
    自装置の識別情報と前記操作がなされたことを示す通知を出力する出力手段と、を備え
    前記統制局は、
    前記運用が開始されていない遠隔制御装置の動作に必要なプログラム及びパラメータを記憶する記憶部と、
    前記遠隔制御装置から出力された前記通知に基づいて、前記記憶部を参照し、前記通知に含まれる前記識別情報が前記記憶部に記憶されている場合に前記遠隔制御装置を登録する登録部と、
    を備える遠隔制御システム。
  2. 前記遠隔制御装置は、システム動作に必要なパラメータを記憶した記録媒体を接続可能な接続部を備え、
    前記遠隔制御装置は、前記記録媒体に記憶された前記パラメータに基づいて、自装置に設定されているパラメータを更新する、請求項1に記載の遠隔制御システム。
  3. 前記統制局と、前記遠隔制御装置との間の通信は、通信衛星を介して行われる、請求項1に記載の遠隔制御システム。
  4. システム全体の水門陸閘の開閉制御を行う統制局と、前記水門陸閘が接続している遠隔制御盤を管理する制御所と、前記水門陸閘に接続された前記水門陸閘の開閉動作を制御する遠隔機側盤とを備える遠隔制御システムであって、
    前記遠隔機側盤は、
    運用を開始するときに自装置を登録させるための操作を行う登録操作手段と、
    自装置の識別情報と前記登録操作がなされたことを示す通知を前記統制局に出力する出力手段と、を備え、
    前記統制局は、
    前記運用が開始されていない遠隔機側盤の動作に必要なプログラム及びパラメータを記憶する記憶部と、
    前記遠隔機側盤から出力された前記通知に基づいて、前記記憶部を参照し、前記通知に含まれる前記識別情報が前記記憶部に記憶されている場合に前記遠隔機側盤を登録する登録部と、
    運用が開始されていない遠隔機側盤から登録に関する通知を受けた時に、当該遠隔機側盤を管理する前記制御所に対して登録に関する通知を行う通知部と、を備える遠隔制御システム。
  5. 統制局と、この統制局に遠隔制御される複数の遠隔制御装置とを備える遠隔制御システムにおける遠隔制御装置の登録方法において、
    運用が開始されていない遠隔制御装置の動作に必要なプログラム及びパラメータを記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    運用開始前の前記遠隔制御装置において、運用を開始するために自装置を登録させるための操作を行う登録操作ステップと、
    自装置の識別情報と前記操作がなされたことを示す通知を出力する出力ステップと、
    前記遠隔制御装置から出力された前記通知に基づいて、前記記憶部を参照し、前記通知に含まれる前記識別情報が前記記憶部に記憶されている場合に前記遠隔制御装置を登録する登録ステップと、
    を有する遠隔制御装置の登録方法。
  6. 前記遠隔制御装置における登録ステップは、前記遠隔制御装置に接続された記録媒体からシステムとして動作に必要なパラメータを読み出し、当該パラメータに基づいて、自装置に設定されているパラメータを更新する、請求項に記載の遠隔制御装置登録方法。
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