JP7100886B2 - 防災対応デジタルサイネージシステムおよびそれを用いた災害情報提供方法 - Google Patents
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デジタルサイネージ装置で提供する情報は、通常時は比較的広告などが多いが、コンテンツの内容は限定されず、多様な情報提供が可能である。近年、災害発生時の一般市民などへの情報提供手段の一つとしてデジタルサイネージを利用することが提案されている。
つまり、特許文献1の技術は、災害時にワンセグ放送の防災情報を受けて、防災情報をデジタルサイネージに表示する技術と言える。
つまり、特許文献2の技術は、災害時にセンター側から遠距離通信で防災情報を受けて、防災情報をデジタルサイネージに表示し、電力がなくなった場合に蓄電部の電力でBluetooth(登録商標)などの近距離通信手段の発信に切り替える技術と言える。
従来技術の防災対応デジタルサイネージシステムにも割り込みによる防災情報の配信機能はあるが、基本的にセットトップボックス側からインターネット上のサーバーに定期的にアクセスして割込み配信がないかチェックするポーリング方式であり、割り込み配信の設定から実際に表示が切り替わるまでに最短でも1分程度かかる。しかし、地震の場合、緊急地震速報(予報)の発令から、実際に揺れがくるまでの時間的な猶予はほんの数秒間しかない。このため、緊急地震速報のような即応性を求められる場合には利用できなかった。
また、気象庁から発信される防災情報は、基本的に大域的であり、個々の避難対象者の具体的な行動やとっさの判断においてはあまり参考にならない可能性が考えられる。
また、災害時において、本発明の防災対応デジタルサイネージシステムはエリアの地域行政が発信するローカルな情報に基づくコンテンツを随時表示可能とし、避難対象者が自身のおかれている状況を客観的に知ることができ、より無駄なく安全に避難する情報を提供することを目的としたものである。
上記構成により、防災情報サーバーにより行政防災システムから得た防災関連情報を基に防災対象エリアに設置されているセットトップボックスを介してデジタルサイネージ機器に対して防災関連情報表示コンテンツを配信することにより、いわゆるポーリング型ではなく、防災情報サーバー側からの割り込み制御により災害時には即座に防災情報サーバーの制御に従って防災関連情報表示コンテンツを表示することが可能となる。
なお、行政防災システムとしては、気象庁の防災システムや、地方自治体が運営する防災システムがあり得る。また、気象庁の防災システムや、地方自治体が運営する防災システムから緊急地震情報配信事業者などを経由する場合も含まれる。
そこで、防災情報サーバーが、デジタルサイネージ機器の設置場所を示す位置情報を保持し、防災関連情報を基に防災対象エリアに設置されている個々のデジタルサイネージ機器を抽出するデジタルサイネージ機器抽出部と、デジタルサイネージ機器抽出部により抽出されたデジタルサイネージ機器に対して防災関連情報表示コンテンツを配信制御することが好ましい。
そこで、防災情報サーバーの配信制御部が、防災情報受信部が受信した行政防災システムの防災関連情報について、気象庁の防災システムからの防災関連情報を優先して配信する緊急告知モードと、地方自治体の防災システムからの防災関連情報を優先して配信する避難案内モードを備えた構成とし、配信制御部が緊急告知モードと避難案内モードの切り替え制御を行う構成とする。一般には、地震であれば、地震の直前または直後に気象庁から広域の緊急告知や地震警報が発令され、一般市民に命を守る行動を促し、地震が収まった後の余震や二次被害を防止するため、避難所までの誘導など地方自治体の防災システムからの避難情報が発令されることが多く、この流れに沿ったモード切り替えを行うことにより、より有益な防災情報の提供を行う。
例えば、避難経路の誘導情報が、避難経路の方向を示す矢印情報の表示、危険区域などを表示した地図情報の表示であれば避難者に理解しやすい情報提供となる。
上記構成により、避難者は避難経路に沿って避難行動をしている道中で、デジタルサイネージ機器を見て、デジタルサイネージ機器が示す方向に沿って移動してゆけば効率よく避難経路を進んで避難所にたどり着くことができる。
本発明の防災対応デジタルサイネージシステムは、地震や洪水などの災害時に稼働できないと意味がない。そこで、防災情報サーバーとして、同じ動作仕様のものを少なくとも2台以上備え、そのうち少なくとも2台以上常時稼働状態とし、1台が停止した場合も他方による稼働状態を維持する構成として多重化し、また、各々の防災情報サーバーにグローバル固定IPアドレスを持たせつつ、接続されるネットワーク通信回線としてそれぞれが別経路構成であるものを2回線以上備え、ネットワーク通信回線の1つが通信不能になったり一時的な回線容量不足に陥ったりした場合でも、他のネットワーク通信回線により通信が確保できる構成として多重化する構成が好ましい。
図1は、本発明の防災対応デジタルサイネージシステム100の構成例を示す図である。
図1に示すように、防災対応デジタルサイネージシステム100は、防災情報サーバー110、セットトップボックス120、デジタルサイネージ機器130を備えた構成となっている。なお、行政庁が運営する行政防災システムとして、気象庁が運営する行政防災システム200、地方自治体が運営する行政防災システム300も併せて示している。
防災情報サーバー110は、防災情報受信部111、配信制御部112を備えた構成となっている。
防災関連情報表示コンテンツの内容については限定されないが、行政防災システムから防災関連情報の性質に応じて適切に生成することが好ましい。
セットトップボックス120は、配信受信部121、表示制御部122を備えた構成となっている。
地震などの緊急告知は、秒を争うため、防災情報サーバー110とセットトップボックス120は常時接続された状態とし、通常表示モードから緊急告知モードへ即座に切り替える制御を行う。配信制御部112は、生成した防災関連情報表示コンテンツをデジタルサイネージ機器130に配信するにあたって、通常時の通常表示モードと、災害時における緊急告知モードと避難案内モードというモード制御を行うことも可能である。緊急告知モードと避難案内モードは、災害の予報時とその後の災害対応時に実行されるモードであり、通常時は、通常表示モードとして一般の平時の広告コンテンツなどを表示するモードである。
例えば、気象庁の防災システム200からの防災関連情報から生成した緊急告知情報を優先して配信する緊急告知モードと、地方自治体の防災システムからの防災関連情報から生成した避難情報を配信する避難案内モードとする。
通常時にデジタルサイネージ機器130のオフ状態とする運用も可能であるが、デジタルサイネージ機器130の設置や維持に伴う費用を考えれば、通常時に広告コンテンツなどを表示する運用が好ましい。
上記したように防災情報サーバー110の配信制御部112が緊急告知モードと避難案内モードの切り替え制御により、通常時には通常時表示コンテンツを表示し、災害時には防災情報サーバーの制御に従って防災関連情報表示コンテンツを表示する。
[通常時の通常表示モード]
通常時は通常表示モードとし、セットトップボックス120は、デジタルサイネージ機器130に対して通常時表示コンテンツを表示するようデータを与える(図2ステップS1)。セットトップボックス120に通常時表示コンテンツをあらかじめ入力しておくことにより、セットトップボックス120が通常時表示コンテンツを繰り返す表示することが可能である。
デジタルサイネージ機器130はセットトップボックス120より入力される通常時表示コンテンツを表示面に表示する(図2ステップS2)。
ここで、地震などの災害について気象庁の防災システム200から緊急告知情報が発令されたとする(図3ステップS3)。
防災情報サーバー110はネットワークを介して気象庁の防災システム200に対して常時接続されており、気象庁の防災システム200から緊急告知情報を即座に取得することができる(図3ステップS4)。なお、気象庁の防災システム200と防災情報サーバー110とのデータ通信は、防災情報サーバー110からの問い合わせのポーリング方式ではなく、気象庁の防災システム200からの一斉発報を受動的に受け取る割り込み方式とする。割り込みの優先順位は最優先順位とし、防災情報サーバー110の防災情報受信部111は気象庁の防災システム200から緊急告知情報を即座に取得する。
時間の経過とともに、地方自治体の防災システム300から避難誘導情報が発令される(図4ステップS10)。
防災情報サーバー110はネットワークを介して地方自治体の防災システム300に対しても常時接続されており、地方自治体の防災システム300から避難誘導情報を即座に取得することができる(図4ステップS11)。なお、地方自治体の防災システム300と防災情報サーバー110とのデータ通信は、防災情報サーバー110からの問い合わせのポーリング方式ではなく、地方自治体の防災システム300からの一斉発報を受動的に受け取る割り込み方式とする。防災情報サーバー110の防災情報受信部111は地方自治体の防災システム300から避難誘導情報を即座に取得する。
以上説明した防災対応デジタルサイネージシステム100における種々の処理ステップに従って、防災対応デジタルサイネージシステム100が稼働する。
図5は、デジタルサイネージ機器130における各表示モードのコンテンツ例である。
緊急地震速報は、第1 報から複数回に渡って発令されるため、これに応じて、カウントダウン等、表示コンテンツの更新を想定することも可能である。
図6に示すように、実施例2にかかる防災対応デジタルサイネージシステム100aは、防災情報サーバー110a、セットトップボックス120a、デジタルサイネージ機器130aを備えた構成となっている。図1と同様、行政庁が運営する行政防災システムとして、気象庁が運営する行政防災システム200、地方自治体が運営する行政防災システム300も併せて示している。
防災情報受信部111は実施例1と同様で良い。
この避難経路誘導情報生成部114との連動で配信制御部112が生成する避難誘導モードの防災関連情報表示コンテンツは、個々のデジタルサイネージ機器130の設置個所に応じて、その前を通りかかった避難者がどの方向に移動すればよいか、個別に最適な情報を提供できるよう内容を生成することとする。
避難案内モードにおいて、配信制御部112が避難経路の誘導情報を個々のセットトップボックス130に対して配信し、個々のデジタルサイネージ機器130に表示させる。
さらに、多言語対応も好ましい。近年日本語に不慣れな外国人も増えてきており、それら外国人に対しても防災情報の提供を行う必要がある。
そこで、本発明の防災対応デジタルサイネージシステム100aにおいて、緊急告知モードおよび避難案内モードにおいて配信する防災関連情報表示コンテンツを日本語のみならず、複数の言語に翻訳したコンテンツとする。例えば、所定時間で表示言語を自動的に切り替えるものであれば適切に多言語にて防災関連情報表示コンテンツを表示することができる。
[通常時の通常表示モード]
通常時の通常表示モードにおける処理は、実施例1と同様の処理で良い(図7ステップS1、図7ステップS2)。
気象庁の防災システム200から緊急告知情報の発令(図8ステップS3)、防災情報サーバー110aによる気象庁の防災システム200からの緊急告知情報の取得(図8ステップS4)も実施例1と同様で良い。
この後、実施例2にかかる防災対応デジタルサイネージシステム100aは、実施例1にかかる処理に比べて以下の処理が実行される。
防災対応デジタルサイネージシステム100aにおいて、デジタルサイネージ機器抽出部113により、各々のデジタルサイネージ機器130の設置場所を示す位置情報(GPS情報)をもとに、防災関連情報を基に防災対象エリアに設置されている個々のデジタルサイネージ機器130を抽出する(図8ステップS5-1)。
配信制御部112は、各々のデジタルサイネージ機器130を制御しているセットトップボックス120ごとに、個々の緊急告知モードの防災関連情報表示コンテンツを提供し(図8ステップS6-1)、緊急告知モードへ移行させる。
地方自治体の防災システム300からの避難誘導情報の発令(図9ステップS10)、防災情報サーバー110aによる地方自治体の防災システム300からの避難誘導情報の取得(図9ステップS11)は実施例1と同様で良い。
この後、実施例2にかかる防災対応デジタルサイネージシステム100aは、実施例1にかかる処理に比べて以下の処理が実行される。
セットトップボックス120aの配信受信部121による、防災情報サーバー110aの配信制御部112からの割り込みにより表示制御の実行、避難誘導モードの防災関連情報表示コンテンツの取得(図9ステップS14)、セットトップボックス120aの表示制御部122による緊急告知モードと避難案内モードの切り替え制御、避難誘導情報である防災関連情報表示コンテンツのデジタルサイネージ機器130aへの出力(ステップS15)、デジタルサイネージ機器130aによる避難誘導情報の表示(図9ステップS16)は実施例1と同様で良い。
以上説明した防災対応デジタルサイネージシステム100aにおける種々の処理ステップに従って、防災対応デジタルサイネージシステム100aが稼働する。
図10は、デジタルサイネージ機器130aにおける各表示モードのコンテンツ例である。図10に示す例では、自立型のデジタルサイネージ機器130aとなっている。
この例では災害の詳細、被害状況、交通稼働状況等のリアルタイムな情報に併せ、表示画面に大きくスポットの地図が示されている。図10(c)の例では、次の交差点で右折することが分かりやすいように図示されている。複数の防災サイネージ機器に避難所の方向を示す矢印や危険区域などを表示し、迷わずに安全に避難所まで誘導させることも可能になる。
図11に示すように、避難経路に沿って配置されている各々のデジタルサイネージ機器130aA、デジタルサイネージ機器130aB、デジタルサイネージ機器130aC、デジタルサイネージ機器130aDには避難誘導経路に沿って移動するための方向を矢印により示していることが分かる。避難者は避難経路に沿って配置されている各々のデジタルサイネージ機器130aA~Dに表示されている矢印に導かれるように移動するだけで避難所に誘導される。
防災対応デジタルサイネージシステム100bは、災害などで停電や障害などが発生した場合にこそ、稼働し続けられなければならない。そこで、防災情報を配信する防災情報サーバー110b、ネットワーク通信回線を二重化(冗長化)し、停電対策も行った構成とする。
防災情報サーバー110bとして、同じ動作仕様のものを少なくとも2台以上備えた構成とし、そのうち少なくとも2台以上常時稼働状態とし、1台が停止した場合も他方による稼働状態を維持する構成として多重化する。図12の例では、メインAとサブBの2台用意し、両方とも常時稼働(ホットスタンバイ)させておく。防災情報サーバー110bとしては同じ動作仕様が良い。メインAにトラブル(停電など)が発生した場合は、サブBに切り替えて、継続動作する。
実施例3にかかる防災対応デジタルサイネージシステム100bでは、防災情報サーバー110bが無停電電源装置140を装備し、セットトップボックス120bおよびデジタルサイネージ機器130bにバッテリー150を装備し、停電時における稼働状態の維持が可能となっている。災害発生時には、商用電源設備が被災して受電できなくなったり、一時的に商用電源供給が遮断したりすることは十分あり得るが、本発明の防災対応デジタルサイネージシステム100bでは防災情報サーバー110b、セットトップボックス120b、デジタルサイネージ機器130bが無停電構成となっており、そのような状況に対応することができる。
実施例3にかかる防災対応デジタルサイネージシステム100bでは、災害発生時に起こり得る愉快犯などによるデマ情報、誤情報の表示を防止するため、防災情報サーバー110b、セットトップボックス120bについてセキュリティ対策を行うことが好ましい。
防災情報サーバー110bとセットトップボックス120bとの間は、インターネットの仮想専用ネットワークを構築し、接続時の認証およびデータの暗号化が実行されるものとすれば、いわゆる防災情報サーバー110bの乗っ取り、セットトップボックス120bの乗っ取りという事態を防止することができる。
110 防災情報サーバー
111 防災情報受信部
112 配信制御部
113 デジタルサイネージ機器抽出部
114 避難経路誘導情報生成部
120 セットトップボックス
121 配信受信部
122 表示制御部
130 デジタルサイネージ機器
140 無停電電源装置
150 バッテリー
Claims (4)
- 通常時は通常時コンテンツを表示し、災害発生時は災害時コンテンツを表示する防災対応デジタルサイネージシステムであって、
行政防災システムから防災関連情報をネットワーク経由で受信する防災情報受信部と、前記防災情報受信部で受信した前記防災関連情報を基に防災対象エリアに設置されているデジタルサイネージ機器を動的に特定して防災関連情報表示コンテンツを配信制御する配信制御部を備えた防災情報サーバーと、
ネットワークを介して前記防災情報サーバーの前記配信制御部から配信される前記防災関連情報表示コンテンツを受信する配信受信部と、前記配信受信部が受信した前記防災関連表示コンテンツを通常時に表示している通常時表示コンテンツに代えて前記防災関連情報表示コンテンツを表示する表示制御部を備えたセットトップボックスと、
前記セットトップボックスの前記表示制御部による制御に基づいてコンテンツを表示するデジタルサイネージ機器と、
前記防災情報サーバーにおいて、前記防災対象エリアに設置されている個々の前記デジタルサイネージ機器の位置情報と、前記行政防災システムから得た現時点で出されている前記防災関連情報中の避難経路地図情報に基づいて、前記避難経路に沿って存在する前記デジタルサイネージ機器を動的に抽出するデジタルサイネージ機器抽出部と、
前記防災情報サーバーが、地域各所に設置された複数の前記デジタルサイネージ機器を避難路に沿って相互にリンクする処理を行い、
前記デジタルサイネージ機器抽出部により抽出された個々の前記デジタルサイネージ機器ごとにその設置スポットに応じて、その前を通りかかった避難者に前記避難経路を相互にリンクする処理の前記避難経路に沿って進むべき方向を案内する当該スポットごとの避難経路誘導情報を生成する処理を実行する避難経路誘導情報生成部を備え、
前記配信制御部が、個々の前記デジタルサイネージ機器の設置個所に応じて個々の前記セットトップボックスに対して、前記避難経路誘導情報を個別に配信する避難案内モードを備えた ことを特徴とする防災対応デジタルサイネージシステム。 - 前記避難経路誘導情報生成部が生成する避難経路誘導情報が、前記デジタルサイネージ機器ごとに個別に当該スポットから前記避難経路を相互にリンクする処理に沿った道路および交差点の進行方向の誘導情報であり、複数のデジタルサイネージ機器をわたって前記避難所までの誘導を表示する ことを特徴とする請求項1に記載の防災対応デジタルサイネージシステム。
- 前記誘導情報が当該スポット前の前記道路と次の前記交差点への矢印情報を含み、各々の前記デジタルサイネージ機器に表示される個々の矢印を追って進むことにより、前記避難経路を相互にリンクする処理に従って前記避難経路に沿った避難を誘導する ことを特徴とする請求項2に記載の防災対応デジタルサイネージシステム。
- 通常時は通常時コンテンツを表示し、災害発生時は災害時コンテンツを表示する 防災対応デジタルサイネージシステムを用いた災害情報提供方法であって、
防災情報サーバーを用いて、行政防災システムから防災関連情報をネットワーク経由で受信し、前記防災関連情報を基に防災対象エリアに設置されているデジタルサイネージ機器を動的に特定して防災関連情報表示コンテンツを配信制御し、
セットトップボックス を用いて、前記ネットワークを介して前記防災情報サーバーから配信される前記防災関連情報表示コンテンツを受信すれば、通常時に表示している通常時表示コンテンツに代えて前記防災関連情報表示コンテンツを前記デジタルサイネージ機器において表示する処理を実行し、
前記防災情報サーバーにおいて、前記防災対象エリアに設置されている個々の前記デジタルサイネージ機器の位置情報と、前記行政防災システムから得た現時点で出されている前記防災関連情報中の避難経路地図情報に基づいて、選択的に組み立てた前記避難経路に沿って存在する前記デジタルサイネージ機器を動的に抽出する処理を実行し、
前記防災情報サーバーが、地域各所に設置された複数の前記デジタルサイネージ機器を避難路に沿って避難経路を相互にリンクする処理を実行し、
抽出された個々の前記デジタルサイネージ機器ごとにその設置スポットに応じて、その前を通りかかった避難者に前記避難経路を相互にリンクする処理に従って前記避難経路に沿って進むべき方向を案内する当該スポットごとの避難経路誘導情報を生成する処理を実行し、
前記配信制御部が、個々の前記デジタルサイネージ機器の設置個所に応じて個々の前記セットトップボックスに対して、個別に情報を配信する ことを特徴とする防災対応デジタルサイネージシステムを用いた災害情報提供方法。
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