JP2018072932A - サイネージ付き給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サイネージ付き給電装置を用いて、利用者の充電ニーズに応えるとともに、広告に基づく送客に伴うビジネス活性化を図ることが可能なサイネージ付き給電システムを提供することである。【解決手段】実施形態のサイネージ付き給電システムは、サイネージ付き給電装置を提供する給電装置提供者の第1サーバと、前記サイネージ付き給電装置の設置事業者の第2サーバと、前記サイネージ付き給電装置に表示させる広告情報を提供する広告提供者の第3サーバとを持つ。前記第1サーバは、前記第2サーバから、前記サイネージ付き給電装置の利用料および保守料の少なくとも1つの情報、並びに前記サイネージ付き給電装置の利用者の調査結果を受信して記憶部に記憶させる。前記第2サーバは、前記サイネージ付き給電装置から取得した情報に基づいて、広告料を決定し、第3サーバに請求情報を送信する。【選択図】図12

Description

本発明の実施形態は、サイネージ付き給電システムに関する。
近年、外出時におけるモバイル端末の充電ニーズに対応した給電装置が知られている。この給電装置としては、給電時間に応じて料金が発生する有料給電装置が挙げられる。この有料給電装置の場合、利用者はモバイル端末を充電ケーブルと接続した状態で給電装置のロッカー内に配置して施錠し、所定の料金を支払うことで、充電を行うことができる。
また、利用者が給電装置の設置事業者から各種の広告情報を受け取ることを条件として無料で充電することが可能な無料給電装置も知られている。この無料給電装置は、利用時に、例えば、電話番号を登録した後、モバイル端末の充電を行う。設置事業者は、この電話番号を用いて、利用者に広告を目的とした情報発信を行うことができる。しかしながら、ここで利用者に発信される広告情報は、全ての利用者に対して同一のものであり、利用者の年齢、性別などの各種属性に応じて個別に最適化されたものではない。このため、利用者によっては興味のない広告情報を受け取ることになり、広告効果が望めない場合がある。
特開2003−348757号公報
本発明が解決しようとする課題は、利用者の属性を考慮した効果の高い広告を利用者に提供するとともにモバイル端末またはモバイル端末用バッテリに対して給電を行うことができるサイネージ付き給電装置を用いて、利用者の充電ニーズに応えるとともに、広告に基づく送客に伴うビジネス活性化を図ることが可能なサイネージ付き給電システムを提供することである。
実施形態のサイネージ付き給電システムは、サイネージ付き給電装置を提供する給電装置提供者の第1サーバと、前記サイネージ付き給電装置の設置事業者の第2サーバと、前記サイネージ付き給電装置に表示させる広告情報を提供する広告提供者の第3サーバとを持つ。前記第1サーバは、前記第2サーバから、前記サイネージ付き給電装置の利用料および保守料の少なくとも1つの情報、並びに前記サイネージ付き給電装置の利用者の調査結果を受信して記憶部に記憶させる。前記第2サーバは、前記サイネージ付き給電装置から取得した情報に基づいて、広告料を決定し、第3サーバに請求情報を送信する。
第1の実施形態のサイネージ付き給電装置の外観構成図。 第1の実施形態のサイネージ付き給電装置の給電機にモバイル端末を収容する様子を示す図。 第1の実施形態のサイネージ付き給電装置の構成図。 第1の実施形態の第1広告情報記憶部に記憶されている広告データの一例を示す図。 第1の実施形態の第2広告情報記憶部に記憶されている広告データの一例を示す図。 第1の実施形態の認証情報記憶部に記憶されている認証データの一例を示す図。 第1の実施形態のアンケート結果記憶部に記憶されているアンケート結果データの一例を示す図。 第1の実施形態のサイネージ付き給電装置における預入動作時の処理の一例を示すフローチャート図。 第1の実施形態のサイネージ付き給電装置における取出動作時の処理の一例を示すフローチャート図。 第2の実施形態のサイネージ付き給電装置における注視検出処理を説明する図。 第2の実施形態のサイネージ付き給電装置における預入動作時の処理の一例を示すフローチャート図。 第3の実施形態のサイネージ付き給電システムの一例を示す図。
以下、実施形態のサイネージ付き給電システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のサイネージ付き給電装置1の外観構成図である。サイネージ付き給電装置1は、モバイル端末またはモバイル端末用バッテリ(以下「モバイル端末など」と称する)に対して給電を行うとともに、利用者などに対して各種広告情報を表示する機能(サイネージ)を有する。モバイル端末には、例えば、スマートフォン、携帯電話、電子たばこ、モバイルゲーム機、コンパクトデジタルカメラ、モバイルルータ、タブレット端末、情報携帯端末(Personal Digital Assistant:PDA)、電子書籍、ノートパソコンなどが含まれる。
サイネージ付き給電装置1は、例えば、操作端末10と、スピーカ12と、カメラ14(撮影部)と、ディスプレイ16と、給電機24(給電部)と、第1照明27と、Wi−Fiアンテナ28とを備える。
操作端末10は、利用者に対して給電操作に関する各種情報および広告情報を表示するとともに、利用者からの各種入力を受け付ける。操作端末10は、例えば、タッチパネル18と、リーダライタ20と、クーポン発券機22と、第2照明29とを備える。
タッチパネル18は、利用者に対して給電操作に関する各種情報および利用者の属性(言語、性別、年代など)に応じた広告情報(第1広告情報)を表示する表示部であるとともに、利用者の操作による各種情報の入力を受け付ける操作インターフェースである。尚、操作端末10は、タッチパネル18に代えて、各種情報および広告情報を表示する表示装置と、利用者の各種情報の入力を受け付ける機械式キースイッチとを備えてもよい。
リーダライタ20は、利用者が利用料金の決済に利用する決済媒体に記憶された各種情報の読出し、および決済媒体への各種情報の書き込みを行う。決済媒体には、磁気ストライプ式カード(クレジットカード、キャッシュカード)、非接触ICカード、NFC(Near Field Communication)搭載カードまたは端末、その他の電子マネー対応カードまたは端末などが含まれる。例えば、決済媒体がクレジットカードである場合、リーダライタ20は、磁気ストライプを読み取ることが可能なクレジット処理端末機であってよい。また、決済媒体が非接触方式の媒体である場合、リーダライタ20は、CLF(Contactless Front-End)であってよい。また、リーダライタ20は、QRコード(登録商標)を表示し、利用者がこのQRコードをスマートフォンなどで読み込むことにより決済を行うQRコード式決済システムに対応するものであってもよい。
クーポン発券機22は、利用者のタッチパネル18に対する指示などに基づいて、各種クーポン券を発行する。クーポン発券機22は、例えば、クーポン券を紙媒体に印刷して排出するサーマルプリンタであってよい。
第2照明29は、カメラ14の撮影対象となる利用者に向けて光を照射する。例えば、第2照明29は、タッチパネル18の周囲に配置される。サイネージ付き給電装置1の設置場所の照明環境によっては(例えば、サイネージ付き給電装置1が照明の少ない暗所に設置された場合には)、カメラ14が利用者の顔を綺麗に撮影することができない場合がある。この場合、第2照明29によって利用者の顔を照らすことで、カメラ14が利用者の顔を綺麗に撮影することができる。
スピーカ12は、タッチパネル18の表示内容に応じて音声を出力する。例えば、スピーカ12は、各種情報の入力をサポートする音声ガイダンス、広告情報(映像など)に伴う音声などを出力する。尚、スピーカ12は、ディスプレイ16に表示される広告情報に伴う音声を出力してもよい。
カメラ14は、利用者の顔情報などを撮影する。カメラ14は、利用者の顔を正面から撮影する位置に配置されてよい。
ディスプレイ16は、所定の広告情報(第2広告情報)を表示する。ディスプレイ16は、例えば、サイネージ付き給電装置1の周囲に位置する人(通行人など)によって視聴される。
給電機24は、モバイル端末などに対して給電を行う。給電機24は、例えば、電力系統から供給されるAC100Vの電力を、モバイル端末などの充電に適したDC5Vの電力に変換して、モバイル端末などに供給する。また、給電機24は、電力系統からの電力供給を受けられない場合などに使用される二次電池を備えていてもよい。給電機24は、モバイル端末などを収容する少なくとも1つのロッカー26(収容部)を備える。図1においては、計10個のロッカー26を示しているが、ロッカー26の数は任意である。
図2は、本実施形態のサイネージ付き給電装置1の給電機24にモバイル端末Mを収容する様子を示す図である。図2に示すように、給電機24に備えられる各ロッカー26は、例えば、扉30と、コネクタ32とを備える。利用者Hは、モバイル端末Mをコネクタ32と接続し、ロッカー26に収納する。モバイル端末Mは、このコネクタ32を介して電力供給を受ける。各ロッカー26は、扉30を用いた施錠機能を有しており、給電時におけるモバイル端末Mの盗難を防止することができる。
第1照明27は、サイネージ付き給電装置1の周囲に向けて光を照射する。例えば、第1照明27は、災害発生による停電時などの非常時に、二次電池を利用して非常灯または目印として活用することができる。また、非常時にはディスプレイ16やタッチパネル18、スピーカ12も合わせて活用することができる。例えば、緊急地震速報を含む災害情報が通知された際にその内容をディスプレイ16やタッチパネル18に表示してよい。或いは、避難場所や避難ルートをディスプレイ16やタッチパネル18に表示してもよい。また、ディスプレイ16やタッチパネル18の表示に代えて、スピーカ12を利用した音声案内を行ってもよい。
WiーFiアンテナ28は、サイネージ付き給電装置1の付近のスポットにWiーFi網を提供する。
図3は、本実施形態のサイネージ付き給電装置1を示す構成図である。サイネージ付き給電装置1は、例えば、サイネージ付き給電装置1の動作を制御する処理部40を備える。処理部40は、例えば、制御部42(制御部)と、認証決済部44(認証部)と、給電機制御部46(制御部)と、クーポン発券制御部48(制御部)とを備える。
制御部42は、タッチパネル18の表示内容を制御する。例えば、制御部42は、給電処理を行うために必要な情報を利用者に提示し、利用者からの各種情報の入力を受け付ける画面をタッチパネル18に表示させる。また、制御部42は、利用者の属性に応じた第1広告情報を第1広告情報記憶部D1から読み出して、タッチパネル18に表示させる。また、制御部42は、第2広告情報を第2広告情報記憶部D2から読み出して、ディスプレイ16に表示させる。また、制御部42は、タッチパネル18を介して利用者が入力したアンケート結果に関する情報をアンケート結果記憶部D4に記憶させる。
認証決済部44は、カメラ14によって撮影された利用者の顔情報に基づいて利用者の属性を取得する。また、認証決済部44は、リーダライタ20を用いて決済媒体から読み出された情報に基づいて利用者の認証処理を行う。また、認証決済部44は、利用時間に応じた決済処理を行う。例えば、決済媒体がクレジットカードである場合、認証決済部44は、リーダライタ20を介してクレジットカードから読み出されたクレジットカード番号に基づく利用者IDを認証情報記憶部D3に記憶させ、この利用者IDに基づいて認証処理、決済処理を行う。例えば、認証決済部44は、読み出されたクレジットカード番号をハッシュ化することにより利用者IDを生成してよい。
給電機制御部46は、給電機24の制御を行う。給電機制御部46は、給電機24とモバイル端末などとをつなぐコネクタ32に電気を流すか否かを制御することで、給電機24の給電処理の開始および終了の制御を行う。例えば、給電機制御部46は、コンバータ34とコネクタ32との間に設けられたスイッチ(図示しない)のオンおよびオフの制御を行う。或いは、給電機24が非接触方式の給電機能を備えている場合には、給電機制御部46は、コンバータ34と送電部(図示しない)との間に設けられたスイッチ(図示しない)のオンおよびオフの制御を行う。給電機24は、この給電機制御部46の制御に基づいて、コンバータ34を用いて、電力系統から供給されるAC100Vの電力をDC5Vの電力に変換してモバイル端末に対して供給しおよび供給を終了する。また、給電機制御部46は、各ロッカー26の施錠制御などを行う。
クーポン発券制御部48は、クーポン発券機22の制御を行う。例えば、利用者がタッチパネル18を用いてクーポン発券指示を行った場合、クーポン発券制御部48は、クーポン発券機22にクーポン券を発券させる。
第1広告情報記憶部D1は、利用者の使用言語、性別、年齢などに応じた複数の広告情報およびクーポン情報を予め記憶する。図4は、本実施形態の第1広告情報記憶部D1に記憶されている広告データの一例を示す図である。第1広告情報記憶部D1は、例えば、No.「1」のレコードとして、言語が「日本語」であり、性別が「男」であり、年齢が「10代以下」であり、第1広告情報が「広告1」であり、クーポン情報が「クーポン1」であるレコードを記憶している。その他、第1広告情報記憶部D1は、言語、性別、年齢の組み合わせに対して関連付けされた第1広告情報を含む複数のレコードを記憶している。第1広告情報は、動画、静止画などであってよい。
第2広告情報記憶部D2は、少なくとも1つの所定の広告情報を予め記憶する。第2広告情報記憶部D2は、例えば、No.「1」のレコードとして、第2広告情報が「広告1」であるレコードを記憶している。第2広告情報は、動画、静止画などであってよい。
認証情報記憶部D3は、利用者毎の認証データを記憶する。認証情報記憶部D3は、例えば、利用者ID、言語、性別、年齢を含む複数のレコードを記憶する。認証情報記憶部D3は、例えば、利用者IDが「XXXXX」であり、言語が「日本語」であり、性別が「男」であり、年齢が「20代」であるレコードを記憶している。尚、認証情報記憶部D3は、クレジットカード番号などを記憶してもよい。
アンケート結果記憶部D4は、利用者から得られたアンケート結果を記憶する。アンケート結果記憶部D4は、例えば、言語、性別、年齢、アンケート結果、顔表情情報を含む複数のレコードを記憶する。アンケート結果記憶部D4は、例えば、言語が「日本語」であり、性別が「男」であり、年齢が「20代」であり、アンケート結果1が「1」であり、アンケート結果2が「3」であり、アンケート結果3が「3」であり、顔表情情報が「笑顔」であるレコードを記憶している。
上記の処理部40の各機能部のうち一部または全部は、プロセッサがプログラム記憶部(図示しない)に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されてよい。プログラムは、サイネージ付き給電装置1の作動開始時に予めインストールされていてもよいし、他のコンピュータからダウンロードされてよいし、コンパクトディスクなどの可搬型記憶媒体からインストールされてもよい。また、処理部40のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
第1広告情報記憶部D1、第2広告情報記憶部D2、認証情報記憶部D3、およびアンケート結果記憶部D4の各々は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどで実現される。尚、第1広告情報記憶部D1、第2広告情報記憶部D2、認証情報記憶部D3、およびアンケート結果記憶部D4は、一つのハードウェアで構成されていてもよい。また、第1広告情報記憶部D1、第2広告情報記憶部D2、認証情報記憶部D3、およびアンケート結果記憶部D4の各々は、サイネージ付き給電装置1の外部に設けられてもよい。
次に、本実施形態のサイネージ付き給電装置1の動作について説明する。まず、利用者がサイネージ付き給電装置1にモバイル端末などを預け入れする際の動作について説明する。図8は、本実施形態のサイネージ付き給電装置1における預入動作時の処理の一例を示すフローチャート図である。
例えば、利用者がタッチパネル18に接触したことを契機として、サイネージ付き給電装置1における預入動作が開始される。まず、利用者による接触を受けたタッチパネル18から出力された利用開始信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18に言語選択画面を表示させる(ステップS101)。例えば、制御部42は、タッチパネル18に、日本語、英語、フランス語、中国語、韓国語などを利用者に選択させる言語選択画面を表示させる。利用者がタッチパネル18に表示された言語選択画面において希望する言語を選択すると、タッチパネル18は、選択言語を示すデータを認証決済部44に送信する。認証決済部44は、選択言語を示すデータを、例えば、内部に設けられたメモリ(図示しない)に一時的に記憶させる。
次に、制御部42は、タッチパネル18に処理選択画面を表示させる(ステップS103)。例えば、制御部42は、タッチパネル18にモバイル端末などの預入動作またはモバイル端末などの取出動作を利用者に選択させる処理選択画面を表示させる。尚、制御部42は、利用規約などの情報をタッチパネル18に表示させてもよい。利用者がタッチパネル18に表示された処理選択画面において希望する処理(ここでは、預入処理)を選択すると、タッチパネル18は、預入処理の開始を示すデータを制御部42に送信する。
制御部42は、例えば、上記の処理選択画面の表示と並行して、カメラ14を起動し、利用者の顔情報を撮影させる(ステップS105)。認証決済部44は、カメラ14から利用者の顔情報を取得し、取得した情報を分析して、利用者の性別および年代を推定する。認証決済部44は、推定した利用者の性別および年代を、上記の言語を示すデータに関連付けて、例えば、内部に設けられたメモリ(図示しない)に一時的に記憶させる。
次に、制御部42は、タッチパネル18に決済媒体情報の入力を利用者に促す旨を示す画面を表示させる。以下においては、利用者の決済媒体がクレジットカードである例について説明する。利用者が、クレジットカードの情報をリーダライタ20に読み取らせると、リーダライタ20は読み取ったクレジットカード番号を示すデータを認証決済部44に送信する。認証決済部44は、受信したクレジットカード番号に対して所定の処理を行ってクレジットカード番号に基づく利用者IDを生成し、内部に設けられたメモリ(図示しない)に一時的に記憶されている言語、性別、年代データと関連付けして、認証情報記憶部D3に記憶させる(ステップS107)。
次に、認証決済部44は、クレジットカード番号が決済に利用できるか否かを判定する(ステップS109)。例えば、認証決済部44は、クレジットカードを管理する会社のサーバと通信を行い、クレジットカード番号が決済に利用できるか否かを判定する。認証決済部44は、クレジットカード番号が決済に利用できないと判定した場合、制御部42に対して認証エラーを示す認証エラー信号を出力する。認証エラー信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18に認証エラー画面を表示させ(ステップS111)、本フローチャートの処理を終了する。
一方、認証決済部44は、クレジットカード番号が決済に利用できると判定した場合、制御部42に対して認証済みであることを示す認証済み信号を出力する。認証済み信号を受け取った制御部42は、利用者の属性に応じた広告をタッチパネル18に表示させる(ステップS113)。例えば、制御部42は、認証情報記憶部D3から利用者の言語、性別、および年代を読み出し、読み出した言語、性別、および年代に適合する第1広告情報を第1広告情報記憶部D1から読み出す。次に、制御部42は、読み出した第1広告情報をタッチパネル18に表示させる。ここで、制御部42は、タッチパネル18に表示されている第1広告情報に関連するクーポン券の発行を促す画面をタッチパネル18に表示させてもよい。利用者がクーポン券の発行を希望する旨の入力を行った場合、タッチパネル18はクーポン発券制御部48に発券信号を出力する。クーポン発券制御部48は、第1広告情報記憶部D1から第1広告情報に関連するクーポン情報を読み出し、クーポン発券機22にクーポン券を発券させる。例えば、タッチパネル18が、第1広告情報として、サイネージ付き給電装置1の周辺の店舗の広告を表示している場合、クーポン券にはその店舗の地図を合わせて表示してもよい。
次に、タッチパネル18は、第1広告情報の表示が完了すると、広告表示が完了した旨を示す広告表示完了信号を給電機制御部46に出力する。広告表示完了信号を受け取った給電機制御部46は、給電機24の空きロッカー26の扉30を開放する。利用者が空きロッカー26のコネクタ32にモバイル端末などを接続して扉30を閉じると、給電機制御部46は、ロッカー26を施錠する。次に、給電機制御部46は、例えば、給電機24とモバイル端末などとをつなぐコネクタ32に電気を流す制御を行って給電を可能にすることで、モバイル端末などに対する給電を開始させる(ステップS115)。なお、給電機制御部46は、コネクタ32にモバイル端末などを接続した後、ロッカー26の施錠前に給電を開始してもよい。即ち、給電機制御部46は、第1広告情報の表示が完了した後に、モバイル端末などに対する給電を可能にするように給電機24を制御する。尚、ここで、後述する取出動作において預入時間を算出するために、給電機制御部46は、内部に設けられたメモリ(図示しない)に預け入れ開始時刻を記憶してよい。或いは、給電機制御部46は、認証情報記憶部D3などのデータベースに預け入れ開始時刻を記憶してよいし、給電機24に預入時間を計測するための時計を設けてもよい。以上により、本フローチャートの処理を終了する。尚、制御部42は、充電完了までの目安時間をタッチパネル18に表示させてもよい。
次に、利用者がサイネージ付き給電装置1からモバイル端末などを取り出す際の動作について説明する。図9は、本実施形態のサイネージ付き給電装置1における取出動作時の処理の一例を示すフローチャート図である。
例えば、利用者がタッチパネル18に接触したことを契機として、サイネージ付き給電装置1における取出動作が開始される。まず、利用者による接触を受けたタッチパネル18から出力された利用開始信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18に言語選択画面を表示させる(ステップS201)。利用者がタッチパネル18に表示された言語選択画面において希望する言語を選択すると、タッチパネル18は、選択言語を示すデータを認証決済部44に送信する。認証決済部44は、選択言語を示すデータを、例えば、内部に設けられたメモリ(図示しない)に一時的に記憶させる。
次に、制御部42は、タッチパネル18に処理選択画面を表示させる(ステップS203)。例えば、制御部42は、タッチパネル18にモバイル端末などの預入動作またはモバイル端末などの取出動作を利用者に選択させる処理選択画面を表示させる。利用者がタッチパネル18に表示された処理選択画面において希望する処理(ここでは、取出処理)を選択すると、即ち、タッチパネル18が利用者から給電終了の指示を受け付けると、タッチパネル18は、取出処理の開始を示すデータを制御部42に送信する。
次に、制御部42は、タッチパネル18に決済媒体情報の入力を利用者に促す旨を示す画面を表示させる。以下においては、利用者の決済媒体がクレジットカードである例について説明する。利用者が、クレジットカードの情報をリーダライタ20に読み取らせると、リーダライタ20は読み取ったクレジットカード番号を示すデータを認証決済部44に送信する(ステップS205)。
次に、認証決済部44は、受信したクレジットカード番号に対して所定の処理を行ってクレジットカード番号に基づく利用者IDを生成する。次に、認証決済部44は、生成した利用者IDが認証情報記憶部D3に記憶されているか否かを判定する(ステップS207)。認証決済部44は、利用者IDが認証情報記憶部D3に記憶されていない、即ち、利用者IDが無効であると判定した場合、制御部42に対して認証エラーを示す認証エラー信号を出力する。認証エラー信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18に認証エラー画面を表示させ(ステップS209)、本フローチャートの処理を終了する。
一方、認証決済部44は、利用者IDが認証情報記憶部D3に記憶されている、即ち、利用者IDが有効であると判定した場合、取得したクレジットカード番号を使用して決済処理を行う。例えば、認証決済部44は、モバイル端末の預入時間を算出し、この算出した預入時間に応じた金額を決定し、この金額についてクレジットカードを管理する会社のサーバに対して決済処理を行い、決済処理が完了したか否かを判定する(ステップS211)。預入時間の算出は、給電機制御部46の内部に設けられたメモリ(図示しない)に記憶された預け入れ開始時刻からの経過時間などに基づいて行ってよい。ここで、例えば、認証決済部44は、預入時間が所定の閾値以下である場合には(例えば、15分以内)である場合には金額を0円としてクレジットカード決済を行わず、預入時間が所定の閾値を超える場合には、その超過時間に応じた金額を決定してクレジットカード決済を行うようにしてよい。また、上記のクレジットカード決済処理の開始後、制御部42は、認証情報記憶部D3に記憶されている利用者の属性情報に応じて第1広告情報をタッチパネル18に表示してもよい。
認証決済部44は、決済処理が完了しなかったと判定した場合、制御部42に対して決済エラーを示す決済エラー信号を出力する。決済エラー信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18に決済エラー画面を表示させ(ステップS209)、本フローチャートの処理を終了する。
一方、認証決済部44は、決済処理が完了したと判定した場合、制御部42に対して決済完了示す決済完了信号を出力する。決済完了信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18にアンケート画面を表示させる(ステップS213)。タッチパネル18を介して利用者がアンケートに対して回答を行うと、即ち、タッチパネル18が利用者によるアンケートの回答の入力を受け付けると、タッチパネル18はアンケート結果を示すデータを制御部42に出力する。制御部42は、受け取ったアンケート結果を示すデータをアンケート結果記憶部D4に記憶させる。
尚、利用者が上記のアンケートに対する回答を行っている間に、カメラ14が利用者の顔表情情報を撮影するようにしてもよい。例えば、制御部42は、カメラ14から利用者の顔情報を取得して、利用者の表情(笑顔、普通、怒りなど)を分析して、アンケート結果記憶部D4に記憶させてよい。この利用者の顔表情情報は、アンケート結果の妥当性評価やサービス満足度評価などに利用することができ、さらに効果の高い広告の提供が可能となる。
次に、制御部42は、アンケート処理が完了した旨を示すアンケート処理完了信号を給電機制御部46に出力する。アンケート処理完了信号を受けった給電機制御部46は、給電機24のロッカー26の扉30を開放する(ステップS215)。次に、利用者がロッカー26からモバイル端末などの取出しを行い、本フローチャートの処理を終了する。利用者が上記のアンケートに対する回答を行った後にロッカー26の扉30を開放することで、確実にアンケート結果を収集することができる。また、アンケート結果に基づいて、さらに効果の高い広告の提供が可能となる。
以上説明した第1の実施形態によれば、利用者の属性を考慮した効果の高い広告を利用者に提供するとともにモバイル端末またはモバイル端末用バッテリに対して給電を行うことができる。また、サイネージ付き給電装置1の利用者は、モバイル端末またはモバイル端末用バッテリの充電を行うことができるとともに、自身の属性に応じた有益な広告情報を受け取ることができる。
尚、制御部42は、上記の預入動作および取出動作とは無関係に、ディスプレイ16に第2広告記憶部D2から読み出した第2広告情報を表示してよい。また、制御部42は、カメラ14によって撮影された周囲の画像に基づいて、サイネージ付き給電装置1の周囲にいる人の数を計測し、計測した人数に応じて広告の表示タイミング、および第2広告情報の表示内容を変更するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と比較して、第2の実施形態に係るサイネージ付き給電装置1は、モバイル端末などの預入動作時において広告表示を行う間、注視検出処理を行う点が異なる。このため、構成などについては第1の実施形態で説明した図および関連する記載を援用し、詳細な説明を省略する。
注視検出処理は、利用者の視線方向を検出し、利用者がタッチパネル18を注視している間のみ第1広告情報を表示する処理である。図10は、本実施形態のサイネージ付き給電装置1における注視検出処理を説明する図である。図10に示すように、カメラ14が利用者Hの視線Dの方向を検出し、視線Dの方向がタッチパネル18に向いている間は第1広告情報を表示(再生)し、視線Dの方向がタッチパネル18に向いていない間は第1広告情報の表示を停止し、再度、視線Dの方向がタッチパネル18に向いていることを検出した場合には第1広告情報の表示を再開する。この処理により、利用者に対してより有効な広告提供を行うことができる。
次に、利用者がサイネージ付き給電装置1にモバイル端末などを預け入れする際の動作について説明する。図11は、本実施形態のサイネージ付き給電装置1における預入動作時の処理の一例を示すフローチャート図である。
例えば、利用者がタッチパネル18に接触したことを契機として、サイネージ付き給電装置1における預入動作が開始される。まず、利用者による接触を受けたタッチパネル18から出力された利用開始信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18に言語選択画面を表示させる(ステップS301)。利用者がタッチパネル18に表示された言語選択画面において希望する言語を選択すると、タッチパネル18は、選択言語を示すデータを認証決済部44に送信する。認証決済部44は、選択言語を示すデータを、例えば、内部に設けられたメモリ(図示しない)に一時的に記憶させる。
次に、制御部42は、タッチパネル18に処理選択画面を表示させる(ステップS303)。利用者がタッチパネル18に表示された処理選択画面において希望する処理(ここでは、預入処理)を選択すると、タッチパネル18は、預入処理の開始を示すデータを制御部42に送信する。
制御部42は、例えば、上記の処理選択画面の表示と並行して、カメラ14を起動し、利用者の顔情報を撮影させる(ステップS305)。認証決済部44は、カメラ14から利用者の顔情報を取得し、取得した情報を分析して、利用者の性別および年代を推定する。認証決済部44は、推定した利用者の性別および年代を、上記の言語を示すデータに関連付けて、例えば、内部に設けられたメモリ(図示しない)に一時的に記憶させる。
次に、制御部42は、タッチパネル18に決済媒体情報の入力を利用者に促す旨を示す画面を表示させる。以下においては、利用者の決済媒体がクレジットカードである例について説明する。利用者が、クレジットカードの情報をリーダライタ20に読み取らせると、リーダライタ20は読み取ったクレジットカード番号を示すデータを認証決済部44に送信する。認証決済部44は、受信したクレジットカード番号に対して所定の処理を行ってクレジットカード番号に基づく利用者IDを生成し、内部に設けられたメモリ(図示しない)に一時的に記憶されている言語、性別、年代データと関連付けして、認証情報記憶部D3に記憶させる(ステップS307)。
次に、認証決済部44は、クレジットカード番号が決済に利用できるか否かを判定する(ステップS309)。認証決済部44は、クレジットカード番号が決済に利用できないと判定した場合、制御部42に対して認証エラーを示す認証エラー信号を出力する。認証エラー信号を受け取った制御部42は、タッチパネル18に認証エラー画面を表示させ(ステップS311)、本フローチャートの処理を終了する。
一方、認証決済部44は、クレジットカード番号が決済に利用できると判定した場合、制御部42に対して認証済みであることを示す認証済み信号を出力する。認証済み信号を受け取った制御部42は、利用者の属性に応じた第1広告情報をタッチパネル18に表示させる(ステップS313)。
次に、タッチパネル18に第1広告情報を表示している間、制御部42は、カメラ14から利用者の視線方向に関する情報をリアルタイムで取得し、利用者がタッチパネルを注視しているか否かを判定する(ステップS315)。制御部42は、利用者がタッチパネル18を注視していないと判定した場合、第1広告情報の表示を停止し(ステップS317)、引き続き、利用者がタッチパネル18を注視しているか否かの判定を継続する。
一方、制御部42は、利用者がタッチパネル18を注視していると判定した場合、第1広告情報の表示が完了したか否かを判定する(ステップS319)。制御部42は、第1広告情報の表示が完了していないと判定した場合、引き続き、第1広告情報の表示を継続する。
一方、制御部42は、第1広告情報の表示が完了したと判定した場合、広告表示が完了した旨を示す広告表示完了信号を給電機制御部46に出力する。広告表示完了信号を受けった給電機制御部46は、給電機24の空きロッカー26の扉30を開放する。利用者が空きロッカー26のコネクタ32にモバイル端末などを接続して扉30を閉じると、給電機制御部46は、ロッカー26を施錠する。次に、給電機制御部46は、例えば、給電機24とモバイル端末などとをつなぐコネクタ32に電気を流す制御を行って給電を可能にすることで、モバイル端末などに対する給電を開始させ(ステップS321)、本フローチャートの処理を終了する。
以上説明した第2の実施形態によれば、利用者の属性を考慮した効果の高い広告を利用者に提供するとともにモバイル端末またはモバイル端末用バッテリに対して給電を行うことができる。また、上記の注視確認処理を行うことで、利用者に対してより有効な広告提供を行うことができる。これにより、サイネージ付き給電装置1の利用者は、モバイル端末またはモバイル端末用バッテリの充電を行うことができるとともに、自身の属性に応じた有益な広告情報を受け取ることができる。
尚、上記の第1および第2の実施形態における取出動作の終了後、認証決済部44は、認証情報記憶部D3に記憶された利用者のレコードを削除するようにしてもよい。或いは、上記の取出動作の終了後も認証情報記憶部D3に利用者のレコードを残しておき、次回、その利用者がサイネージ付き給電装置1を利用する際に認証情報記憶部D3に記憶された過去のレコードを利用してもよい。例えば、この過去のレコードを利用することで、利用者の属性を取得することなく、第1広告情報を表示することができる。また、利用者が、レコードを残すか否か、残すのであればその期間を選択できるような画面をタッチパネル18に表示してもよい。また、利用者を識別するための詳細な顔情報を取得しておき、利用者がサイネージ付き給電装置1を再度利用する際にこの顔情報に基づいて認証を行うようにしてもよい。その他、利用者の認証に、パスワード認証、音声認証などを利用してもよい。
尚、上記の第1および第2の実施形態においては、第1広告情報の表示完了後に、モバイル端末などの預入が可能となる例を説明したが、利用者が第1広告情報の表示のキャンセルを選択できるようにしてもよい。この場合、決済処理において、第1広告情報の表示を完了した利用者よりも、第1広告情報の表示をキャンセルした利用者の料金を高くするようにしてもよい。例えば、第1広告情報を全て視聴した利用者は、預入時間が所定の閾値以下である場合には無料であるのに対して、第1広告情報の視聴をキャンセルした利用者は、預入開始からすぐに利用料金が発生するように設定してもよい。
尚、決済媒体として、決済機能を有するモバイル端末を利用してもよい。この場合、取出動作における利用者認証に、利用者の顔情報に基づく顔認証、パスワード認証、音声認証などを利用してもよい。このような認証を行うことで、サイネージ付き給電装置1の利用時におけるセキュリティを向上させることができる。また、給電機24として、非接触の給電方式を採用してもよい。この場合、リーダライタ20と給電機24との双方の機能を有するリーダライタ兼給電器を用いてもよい。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について説明する。本実施形態は、サイネージ付き給電装置1を用いたサイネージ付き給電システムである。図12は、本実施形態のサイネージ付き給電システム2の一例を示す図である。サイネージ付き給電システム2は、例えば、給電装置提供者50と、設置事業者52と、広告提供者54と、給電装置利用者56と、リサーチ会社58とを含む。
給電装置提供者50は、サイネージ付き給電装置1を製造して、設置事業者52に提供する。給電装置提供者50は、例えば、サイネージ付き給電装置1の製造メーカなどである。
設置事業者52は、給電装置提供者50から提供されたサイネージ付き給電装置1をサービス提供場所に設置する。また、設置事業者52は、サイネージ付き給電装置1に表示させる広告の広告提供者54を募り、広告契約を結ぶ。設置事業者52は、サイネージ付き給電装置1に表示される利用者の属性に応じた広告情報の視聴を条件として、所定の時間の間、利用者のモバイル端末などに対する給電を無料で行う方式でサイネージ付き給電装置1を設置する。設置事業者52は、例えば、複合商業施設運営会社、ホテル事業者、観光スポット事業者、駅または空港運営会社、各種公共事業者、娯楽施設運営会社、各種イベント運営会社などである。また、設置事業者52には、サイネージ付き給電装置1のリース会社、設置事業者52の協業会社、クレジットカード管理会社、Wi−Fiサービスを提供する通信キャリアなどが含まれていてもよい。尚、設置事業者52と、広告提供者54との間には、広告契約を仲介または代行する広告代理店が介在してもよい。また、給電装置提供者50が、設置事業者52に代行して、広告提供者54を募り、広告契約を結んでもよい。
広告提供者54は、サイネージ付き給電装置1に表示する各種広告を提供する。広告提供者54は、例えば、サイネージ付き給電装置1の設置場所の周辺に位置する小売サービス店舗、娯楽施設、飲食店舗などである。
給電装置利用者56は、サイネージ付き給電装置1を利用する。給電装置利用者56は、例えば、サイネージ付き給電装置1を設置している設置事業者52の顧客などである。
リサーチ会社58は、サイネージ付き給電装置1の利用者の各種データの二次的な利用を行う。リサーチ会社58は、例えば、各種データの収集および販売を行うマーケティング会社などである。
図12に示すように、給電装置提供者50は、製造したサイネージ付き給電装置1を設置事業者52に提供する。給電装置提供者50のサーバ(第1サーバ)は、設置事業者52のサーバ(第2サーバ)からサイネージ付き給電装置1の利用料および保守料の少なくとも1つの情報、並びに、サイネージ付き給電装置1の利用者の属性情報、アンケート結果などの調査結果を受信して、記憶部に記憶させる。尚、利用料および保守料は、固定であってもよいし、設置事業者52の第2サーバが広告提供者54のサーバ(第3サーバ)から受信した広告料に応じて変動させてもよい。例えば、広告料が多い場合には、利用料および保守料を高く設定し、広告料が少ない場合には、利用料および保守料を安く設定してよい。また、設置事業者52の第2サーバは、サイネージ付き給電装置1から取得した情報に基づいて、広告料を決定し、広告提供者54の第3サーバに請求情報を送信してよい。
また、給電装置提供者50の第1サーバは、上記の記憶部に記憶されたサイネージ付き給電装置1の利用者の属性情報、アンケート結果などの調査結果をリサーチ会社58のサーバ(第4サーバ)に提供する。給電装置提供者50の第1サーバは、リサーチ会社58の第4サーバから調査結果に対する対価の情報を受信する。
設置事業者52は、サイネージ付き給電装置1をサービス提供場所に設置して、給電装置利用者56に対して充電サービスおよび各種広告を提供する。設置事業者52の第2サーバは、給電装置利用者56から充電サービスの利用料金(充電料金)並びにアンケート結果および属性情報を受信する。例えば、設置事業者52の第2サーバは、預入時間が所定の閾値以下である場合には(例えば、15分以内)である場合には給電装置利用者56から利用料金を受け取らないようにしてよい。また、設置事業者52の第2サーバは、預入時間が所定の閾値を超える場合にはその超過時間に応じた金額を給電装置利用者56から受け取るようにしてよい。また、設置事業者52の第2サーバは、広告提供者54の第3サーバから広告料を受信する。
広告提供者54の第3サーバは、サイネージ付き給電装置1に表示された広告情報に基づいて広告提供者54の店舗に誘導された利用者を分析し、広告情報を決定してよい。
給電装置利用者56は、サイネージ付き給電装置1に表示された広告情報およびクーポン券に基づいて、広告提供者54である、例えば、小売サービス店舗を訪れ(来店)、小売サービス店舗の商品またはサービスを購入して対価を支払う。
尚、給電装置提供者50が、設置事業者52に代行して、広告提供者54を募り、広告契約を結んでいる場合には、設置事業者52の第2サーバは、給電装置提供者50と広告提供者54とが契約したことにより給電装置提供者50の第1サーバから受信される広告情報に基づく広告をサイネージ付き給電装置1に表示させてよい。
以上説明した第3の実施形態によれば、利用者の属性を考慮した効果の高い広告を利用者に提供するとともにモバイル端末またはモバイル端末用バッテリに対して給電を行うことができる。また、設置事業者52は、利用者の属性を考慮した効果の高い広告を行うことで、広告提供者54である、例えば、小売サービス店舗に対して利用者を誘導することができ、これに応じて、広告提供者54から広告料を得ることができる。また、サイネージ付き給電装置1の利用者は、モバイル端末またはモバイル端末用バッテリの充電を行うことができるとともに、自身の属性に応じた有益な広告情報を受け取ることができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、サイネージ付き給電装置を提供する給電装置提供者の第1サーバと、前記サイネージ付き給電装置の設置事業者の第2サーバと、前記サイネージ付き給電装置に表示させる広告情報を提供する広告提供者の第3サーバとを備え、前記第1サーバは、前記第2サーバから、前記サイネージ付き給電装置の利用料および保守料の少なくとも1つの情報、並びに前記サイネージ付き給電装置の利用者の調査結果を受信して記憶部に記憶させ、前記第2サーバは、前記サイネージ付き給電装置から取得した情報に基づいて、広告料を決定し、第3サーバに請求情報を送信することで、利用者の充電ニーズに応えるとともに、広告もしくはクーポンに基づく送客に伴うビジネス活性化を図ることができる。
即ち、設置事業者52は、利用者の充電ニーズに応えるとともに、広告もしくはクーポンに基づく送客に伴うビジネス活性化を図ることができる。さらに、給電装置提供者50、設置事業者52、および広告提供者54は、給電装置利用者56の調査結果や属性情報を取得し、マーケティングもしくは顧客サービス向上等に活用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…サイネージ付き給電装置、2…サイネージ付き給電システム、14…カメラ(撮影部)、18…タッチパネル(表示部)、22…クーポン発券機、24…給電機(給電部)、26…ロッカー(収容部)、42…制御部、44…認証決済部(認証部)、46…給電機制御部(制御部)、48…クーポン発券制御部(制御部)、50…給電装置提供者、52…設置事業者、54…広告提供者、56…給電装置利用者(利用者)、58…リサーチ会社

Claims (5)

  1. サイネージ付き給電装置を提供する給電装置提供者の第1サーバと、
    前記サイネージ付き給電装置の設置事業者の第2サーバと、
    前記サイネージ付き給電装置に表示させる広告情報を提供する広告提供者の第3サーバと、
    を備え、
    前記第1サーバは、前記第2サーバから、前記サイネージ付き給電装置の利用料および保守料の少なくとも1つの情報、並びに前記サイネージ付き給電装置の利用者の調査結果を受信して記憶部に記憶させ、
    前記第2サーバは、前記サイネージ付き給電装置から取得した情報に基づいて、広告料を決定し、第3サーバに請求情報を送信する、
    サイネージ付き給電システム。
  2. 前記第1サーバは、前記記憶部に記憶された前記利用者の調査結果を、リサーチ会社の第4サーバに送信し、前記第4サーバから前記利用者の調査結果の対価の情報を受信する、
    請求項1に記載のサイネージ付き給電システム。
  3. 前記利用者の調査結果は、前記利用者の属性情報および前記利用者のアンケート結果の少なくとも1つを含む、
    請求項2に記載のサイネージ付き給電システム。
  4. 前記第3サーバは、前記サイネージ付き給電装置に表示された広告情報に基づいて広告提供者の店舗に誘導された前記利用者を分析し、広告情報を決定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のサイネージ付き給電システム。
  5. 前記第2サーバは、前記給電装置提供者と前記広告提供者とが契約したことにより前記第1サーバから受信される広告情報に基づく広告を前記サイネージ付き給電装置に表示させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のサイネージ付き給電システム。
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