JP6523775B2 - 建築用重量シャッター装置におけるガイドレール - Google Patents
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Description
この場合にガイドレールは、シャッターカーテンの天井からの繰り出し部位に設けられる内外マグサ間の空間に全体が入り込む状態で組込みされ、マグサと溶着することで固定し、該マグサの補強をするようにしたものがある(例えば特許文献1、図2参照)。
請求項2の発明は、ガイドレールは内外マグサよりも幅広に形成されたものであり、ガイドレールの上端部には、両マグサがそれぞれ嵌入する第一、第二の切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の建築用重量シャッター装置におけるガイドレールである。
請求項3の発明は、ガイドレールは、躯体側に螺子固定される固定用金具と、ガイド溝が設けられ、前記固定用金具に螺子固定されるレール本体部とに分割形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用重量シャッター装置におけるガイドレールである。
請求項2の発明とすることにより、内外マグサの補強を、第一、第二切欠き部が形成されたガイドレールを用いて簡単に行うことができる。
請求項3の発明とすることにより、切り欠き部にマグサを嵌入させて補強するものでありながら、ガイドレールが分割型になるため、切り欠き部へのマグサの嵌入が容易になる。
尚、本実施の形態では、左右縦桟9、上横桟11は一対のC型鋼材を用いて構成し、下側横桟12は一つのC型鋼材を用いて構成したが、これらの数は必要な強度を持たせるためであり、特にこれらの数に限定されるものではない。
尚、軸受取付けプレート14には、ドリル螺子14b用の孔14f、ボルト−ナット14a用の孔14gが穿設されている。
因みに、15eは軸受姿勢調節用のスペーサであって、該スペーサ15eは、後述する軸受プレート16、17が垂直になるよう軸受取付けプレート14と縦桟左右方向外側脚片9bとのあいだ(都合4か所)に介装され、ボルト−ナット14aで共締めされることになるが、この場合に、スペーサ15eの前記4か所の取付け位置の選択、取付け個数の選択をすることで、軸受プレート16、17の前後方向の出没姿勢(倒れ姿勢)、並びに左右両端部位の前後方向出没姿勢の姿勢調節をして軸受プレート16、17を垂直姿勢に調節できるようになっている(図5、9、15参照)。
そして従動側軸受プレート16は、軸受固定用金具15の一片15aを軸受取付けプレート14の左右方向内側面に当てがい、前述したようにボルト−ナット15bを用いて軸受取付けプレート14側に共締め固定することで従動側軸受プレート16の取付け固定ができるようになっている(図4〜6、10、11参照)。
尚、従動側軸受プレート16には、巻取りドラム5の支軸5aを組付け移動するための組付け溝16fが形成されている。
駆動側軸受プレート17の前後方向前半部位には前記開閉機7が取付けられ、該開閉機7の駆動スプロケット7aと前記従動スプロケット17dとは駆動チエン7bを介して連動連結されている。
そして駆動側軸受プレート17にも、従動側軸受プレート16と同様、軸受固定用金具15の他片15fがボルト−ナット15gにより予め固定されており、そして軸受固定用金具15の一片15aを軸受取付けプレート14の左右方向内側面に当てがい、前述したようにボルト−ナット15bを用いて軸受取付けプレート14側に共締め固定することで駆動側軸受プレート17の取り付け固定ができるようになっている(図4〜6、12、13参照)。
因みに、軸受プレート上片16a、17aと上側横桟11の脚片11gとのあいだには、両軸受プレート16、17の左右方向の振れ止めをするための振れ止め具18が傾斜状に設けられるが、振れ止め具18は、前端部がボルト−ナット18aにより軸受プレート上片16a、17aに固定され、後端部にはボルト−ナット18bを介して固定されたL字金具18cを上側横桟11の脚片11gにドリル螺子18dを介して固定するようになっている(図3、4、35参照)。
このようにして巻取りドラム5が組込まれた後、シャッターカーテン6の吊り込みになるが、この場合、シャッターカーテン6の最上端に設けられる吊り込み金具(図示せず)を巻取りドラム5に組み付け固定した後、吊り込み金具に予め連結組込みされている複数枚のスラット6aのうち、最下端スラット6aに、複数枚連結されたスラット6aの内の最上端スラット6aを左右方向にスライド移動させる状態で連結した後、該連結したスラット6aのうちの最下端スラット6aに、次なる複数枚連結されたスラット6aのうちの最上端スラット6aを左右方向にスライドさせる状態で連結することを繰り返し、最後に最下端の座板スラット6bを連結することでシャッターカーテン6の吊り込み作業ができ、その後、シャッターカーテン6を巻取りドラム5に巻き取ることになるが、重量シャッター装置においてこのようなシャッターカーテン6の組込み作業は汎用的に行われていることなので、これ以上の説明は省略する。
さらに外マグサ19は、補強金具19mにより補強されている。補強金具19mは、下側横桟跨部12eと外マグサ取付け金具19fの下半部にドリル螺子19nを介して固定されることで外マグサ19を補強している。
尚、外マグサ19の屋内側片19oは、後述するマグサ下材23の下片23eと対向してマグサ空間Mを形成するようになっている。また外マグサ屋内側片19oの下端から屋外側に折曲して外マグサ底片19pが形成され、該外マグサ底片19pの屋外側端から上方に向けて屋外側片19qが形成されるが、該屋外側片19qの上端に乗り上がる状態で天井板2が支持されるようになっている(図4、16〜19参照)。
そしてマグサ上材22は、上片22bを角筒材屋外側面21bおよびマグサ取付け材21iに屋外側から当接させた状態でドリル螺子22fを用いてマグサ取付け材21iに固定されることになるが、この場合に、マグサ取付け材21iには、ドリル螺子22f用のビス孔が複数形成されるが、そのうちの一つが丸孔のビス孔21k、残りが上下方向に長い長孔のビス孔21lとなっている。そして長孔のビス孔21lでマグサ上材22の上下方向位置調節をしてドリル螺子22fによる固定をした後、丸孔のビス孔21kをドリル螺子22fにより固定することでマグサ上材22の上下方向の位置ずれを規制するようになっている。
このようにマグサ上材22のマグサ受け部材21への固定をした後、さらに補強用ピース材21gと補強ピース片22eとをドリル螺子22gで固定するようになっている(図4、図21、26参照)。
尚、この下片23eの下端からは屋内側に向けて底片23fが形成され、該底片23fの屋内側端から上方に向けて屋内側片23gが形成されるが、該屋内側片23gに天井板2が乗り上がるように設けられていて天井板2の支持ができるようになっている。
因みにガイドレール8としては、内マグサ20の強度維持のみをしたい場合、これとは逆に内マグサ20側を幅広に設定し、ガイドレール8に、内マグサ20が嵌入する第二切欠き部8nを形成するようにしてもよい。
因みに、前記第一の実施の形態のガイドレール8は、長脚片8dに壁等の障害物が近接対向する場合(袖懐が狭い場合)の取付けに用いるものであって、固定用金具8cを正面側からドリル螺子8oで縦桟9に螺子固定した後、連結片部8kをボルト8pを介して長脚片8dに固定することになるが、この場合、障害物との隙間からメガネレンチのような工具を差し込んでボルト8pで締め付け固定し、しかる後、正面側からレール本体部8bをドリル螺子8rで螺子固定することができる。
これに対し第二の実施の形態のガイドレール8は、そのような障害物がない場合の取付けに用いるのが一般的である。
5 巻取りドラム
6 シャッターカーテン
8 ガイドレール
8a ガイド溝
8b レール本体部
8c 固定用金具
8m 第一切欠き部
8n 第二切欠き部
8o、8q、8r、8x、8v ドリル螺子
19 外マグサ
20 内マグサ
M マグサ空間
Claims (3)
- 出入口等の開口部の左右に取付けられた左右軸受プレートに、シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムを回転自在に支持し、該巻取りドラムが正逆回転することに伴いシャッターカーテンをガイドレールに昇降案内させて開口部の開閉をするようにした建築用重量シャッター装置において、前記ガイドレールを、シャッターカーテンの繰り出し部位に設けられる内外マグサ間の空間に挿入するように構成するにあたり、ガイドレールは、内外マグサ間の空間に挿入する部位から内外マグサの少なくとも一方よりも内外方向幅広に設定された部位を有し、該ガイドレールには、幅広になった部位のマグサ相当部位を切り欠いてマグサが嵌入する切り欠き部が設けられたものであり、前記切り欠き部は、該切り欠き部に嵌入するマグサの内外両側片に干渉する部位が切り欠かれたものであることを特徴とする建築用重量シャッター装置におけるガイドレール。
- ガイドレールは内外マグサよりも幅広に形成されたものであり、ガイドレールの上端部には、両マグサがそれぞれ嵌入する第一、第二の切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の建築用重量シャッター装置におけるガイドレール。
- ガイドレールは、躯体側に螺子固定される固定用金具と、ガイド溝が設けられ、前記固定用金具に螺子固定されるレール本体部とに分割形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用重量シャッター装置におけるガイドレール。
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JP2015093327A JP6523775B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 建築用重量シャッター装置におけるガイドレール |
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