JP6521180B2 - ブロアユニット、およびブロアユニットの製造方法 - Google Patents

ブロアユニット、およびブロアユニットの製造方法

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年5月30日に出願された日本特許出願番号2016−107666号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、ブロアユニット、およびブロアユニットの製造方法に関するものである。
従来、車両空調装置用ブロアユニットでは、ブロアケース、第1、第2遠心ファン、第1、第2スクロールケース、および電動モータを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
ブロアケースのうち電動モータの軸線方向一方側には、内外気切替導入箱から空気流が導入される第1開口部が設けられている。第1遠心ファンは、ブロアケースに収納されて、電動モータの軸線方向一方側に配置されている。第1遠心ファンは、電動モータによって駆動されて回転して、軸線方向一方側から空気を吸入して径方向外側に吹き出す。
第2遠心ファンは、ブロアケースに収納されて、第1遠心ファンおよび電動モータの間に配置されている。第2遠心ファンは、電動モータによって駆動されて回転して、軸線方向他方側から空気を吸入して径方向外側に吹き出す。
ブロアケースには、軸線方向他方側に開口する第2開口部を形成する開口形成部が設けられている。第2開口部は電動モータによって塞がれている。ブロアケース内には、第1、第2遠心ファンを収納する第1、第2スクロールケーシングが収納されている。
第1スクロールケーシングには、軸線方向一方側に開口して第1開口部からの空気を第1遠心ファンに導く第1空気吸入口と、第1遠心ファンから吹き出された空気を集めて吹き出す第1空気流路とが形成されている。
第2スクロールケーシングには、軸線方向他方側に開口して第1開口部からの空気を第2遠心ファンに導く第2空気吸入口と、第2遠心ファンから吹き出された空気を集めて吹き出す第2空気流路とが形成されている。
国際公開2012−144153号公報
上記車両空調装置用ブロアユニットでは、車室外から内外気切替導入箱の外気導入孔を通してブロアケース内部に雨水等が進入する場合がある。ブロアケースは、車室内に配置されている。
そこで、本発明者は、ブロアケース内部からブロアケースの開口形成部と電動モータとの隙間を通して車室内に水が漏れることを防ぐために、ブロアケースの開口形成部と電動モータとの間にシール材を配置したブロアユニットについて検討した。
一般的に、ブロアケース内には、第1開口部からの空気を第1、第2空気吸入口に整流して導くために第1、第2ベルマウス部が用いられる。
第1、第2ベルマウス部の開口部の内径寸法よりも第1、第2遠心ファンの外形寸法の方が大きい。このため、第1、第2ベルマウス部として、第1、第2スクロールケーシングに一体成形されたものを用いると、第1、第2スクロールケーシング内に第1、第2遠心ファンに入れることができない。
そこで、第1ベルマウス部として、第1スクロールケーシングに一体成形されたものを用いて、第2ベルマウス部として、第2スクロールケーシングとは独立して成形されたものを用いることが考えられる。
そこで、発明者は、第1、第2の遠心ファン、電動モータ、第2ベルマウス部、およびシール材を組み立てることを検討した。その結果、発明者は、電動モータのモータハウジングのフランジにシール材を収納する凹部を設け、凹部の側壁に径方向外側に凸となる爪部を設けることを着想した。
しかし、爪部を含むモータハウジングを射出成形する際に、金型から成型品を外すことを可能にするために、金型自体の構造が複雑になることを、発明者は見出した。しかも、電動モータのフランジの凹部には、爪部を成形するための金型を挿入するために穴を設ける必要があることを、発明者は見出した。
本開示は、組み付け性を向上したブロアユニット、およびこのブロアユニットに適したブロアユニットの製造方法を提供することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、ブロアユニットの製造方法は、回転力を出力する回転軸を有する電動モータと、
電動モータに対して回転軸の軸線方向の一方側に配置され、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の一方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第1遠心ファンと、
第1遠心ファンおよび電動モータの間に配置されて、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の他方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第2遠心ファンと、
空気が流入される第1開口部を形成するブロアケーシングであって、軸線方向の他方側に開口する第2開口部を形成する開口形成部を有するブロアケーシングと、
ブロアケーシング内に配置され、第1遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の一方側に開口して第1開口部からの空気を第1遠心ファンに導く第1空気吸込口を形成し、第1遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第1スクロールケーシングと、
ブロアケーシング内に配置され、第2遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の他方側に開口する第2空気吸込口を形成し、第2遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第2スクロールケーシングと、
ブロアケーシングの開口形成部と電動モータとの間を密閉するシール材と、
ブロアケーシング内に配置されて第1開口部からの空気流を整流して第2空気吸込口を通して第2遠心ファンに導くベルマウス部と、シール材を保持する保持部と、を有するベルマウスモジュールと、を備えるブロアユニットの製造方法であって、
ベルマウスモジュール、電動モータ、およびシール材を用意することと、
ベルマウスモジュールの保持部と電動モータとの間にシール材を挟むとともに、このシール材を保持部と電動モータとの間に挟んだ状態でベルマウスモジュールを電動モータに取り付けることと、
ベルマウスモジュールが電動モータに取り付けられた状態で、第1遠心ファンおよび第2遠心ファンを電動モータの回転軸に接続することと、
第1スクロールケーシング内に第1遠心ファンを収納するとともに、第2スクロールケーシング内に第2遠心ファンを収納して電動モータをブロアケーシングに取り付けることにより、電動モータによってブロアケーシングの第2開口部を塞いだ状態にすることと、を有する。
これにより、組み付け性を向上したブロアユニットに適したブロアユニットの製造方法を提供することができる。
別の観点によれば、回転力を出力する回転軸を有する電動モータと、
電動モータに対して回転軸の軸線方向の一方側に配置され、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の一方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第1遠心ファンと、
第1遠心ファンおよび電動モータの間に配置されて、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の他方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第2遠心ファンと、
空気が流入される第1開口部を形成するブロアケーシングであって、軸線方向の他方側に開口する第2開口部を形成する開口形成部を有するブロアケーシングと、を備え、
ブロアケーシングの第2開口部を電動モータによって塞ぐように電動モータが配置されているブロアユニットは、
ブロアケーシング内に配置され、第1遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の一方側に開口して第1開口部からの空気を第1遠心ファンに導く第1空気吸込口を形成し、第1遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第1スクロールケーシングと、
ブロアケーシング内に配置され、第2遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の他方側に開口する第2空気吸込口を形成し、第2遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第2スクロールケーシングと、
ブロアケーシングの開口形成部と電動モータとの間に配置されて、開口形成部と電動モータとの間を密閉するシール材と、
ブロアケーシング内に配置され、電動モータに支持され、かつ第1開口部からの空気流を整流して第2空気吸込口を通して第2遠心ファンに導くベルマウス部を有するベルマウスモジュールと、を備え、
ベルマウスモジュールは、電動モータとの間にシール材を挟むことにより電動モータとともにシール材を保持する保持部を備える。
これにより、組み付け性を向上したブロアユニットを提供することができる。
一実施形態における車両用空調装置の全体を示す図である。 図1のブロアユニットの断面図である。 図1中のブロアユニットの部分拡大図である。 図1中の電動モータ、およびベルマウスモジュールを示す斜視図である。 図4中X部分を示す部分断面図である。 図5中の電動モータ、ベルマウスモジュール、およびシール材を示す分解図である。 図6中のVII−VII断面図である。 図6中のVIII−VIII断面図である。 図1のブロアユニットの製造工程を示すフローチャートである。 対比例における電動モータ、遠心ファン、ベルマウスモジュールを示す斜視図である。 対比例における電動モータ、遠心ファン、ベルマウスモジュールを示す分解図である。 図10中XII−XII断面図である。 図10中XIII−XIII断面図である。
以下、本開示の一実施形態におけるブロアユニットについて図1、図2、図3等に基づいて説明する。
本実施形態のブロアユニット1は、内外気切替箱2、および室内空調ユニット3とともに車両空調装置4を構成する。
ブロアユニット1は、内外気切替箱2から導入された空気流を吸い込んで2層の空気流を室内空調ユニット3に吹き出す送風ユニットである。室内空調ユニット3は、ブロアユニット1から吹き出された2層の空気流を冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、およびエアミックスドア等により温度調節して車室内に吹き出す。内外気切替箱2は、車室内空気(以下、内気という)、および車室外空気(以下、外気という)のうち少なくとも一方を導入してブロアユニット1に吹き出す。
次に、本実施形態のブロアユニット1、および内外気切替箱2の構造について図2、図3等を用いて説明する。
ブロアユニット1は、ブロアケーシング10、遠心ファン11、12、スクロールケーシング13、14、ベルマウスモジュール15、電動モータ16、およびシール材17を備える。
ブロアケーシング10には、軸線方向一方側に開口する開口部10aが形成されている。軸線方向は、電動モータ16の回転軸16aの軸線が延びる方向である。開口部10aは、内外気切替箱2から吹き出される空気流が流入する空気吸入口を構成する。ブロアケーシング10のうち開口部10a側には、内外気切替箱2から吹き出される空気から不純物を除くフィルタ10cが設けられている。開口部10aは第1開口部に対応する。
ブロアケーシング10には、軸線方向他方側に開口する開口部10bが形成されている。開口部10bは、電動モータ16によって塞がれている。開口部10bは第2開口部に対応する。
遠心ファン11は、軸線を中心とする円周方向に並べられている複数枚のブレード11aを備えるシロッコファンである。遠心ファン11は、軸線方向一方側から空気を吸い込んで径方向外側に吹き出す。本明細書において、径方向とは、電動モータ16の回転軸16aの軸線を中心とする径方向である。遠心ファン11は第1遠心ファンに対応する。
遠心ファン12は、軸線を中心とする円周方向に並べられている複数枚のブレード12aを備えるシロッコファンである。遠心ファン12は、遠心ファン11に対して軸線方向他方側に設けられている。遠心ファン12は、軸線方向他方側から空気を吸い込んで径方向外側に吹き出す。遠心ファン12は第2の遠心ファンに対応する。
本実施形態の遠心ファン11、12は、樹脂材料等によって一体成形されている。遠心ファン11、12のボス部121は、モータハウジング160内において、電動モータ16の回転軸16aに連結されている。
スクロールケーシング13は、ブロアケーシング10のうち軸線方向一方側に配置されている。スクロールケーシング13は、遠心ファン11を収納して、かつ軸線方向一方側に開口する空気吸入口13aを形成している。スクロールケーシング13は第1スクロールケーシングに対応する。空気吸入口13aは第1空気吸込口に対応する。
スクロールケーシング13のうち空気吸入口13aを形成する形成部13bは、ブロアケーシング10の開口部10aから空気吸入口13aに流れる空気流を整流するベルマウス部を形成する。このベルマウス部の開口部の内径寸法よりも遠心ファン11の外径寸法の方が大きい。空気吸入口13aは、空気吸入口13aの径寸法が軸線方向一方側に向かうほど徐々に大きくなるように形成されている。
スクロールケーシング13のうち遠心ファン11に対して径方向外側には、遠心ファン11から吹き出される空気を集めて室内空調ユニット3に吹き出す空気通路13cが設けられている。
スクロールケーシング14は、ブロアケーシング10のうち軸線方向他方側に配置されている。スクロールケーシング14は、遠心ファン12を収納して、かつ軸線方向他方側に開口する空気吸入口14aを形成している。スクロールケーシング14のうち遠心ファン12に対して径方向外側には、遠心ファン12から吹き出される空気を集めて室内空調ユニット3に吹き出す空気通路14cが設けられている。スクロールケーシング14は第2スクロールケーシングに対応する。空気吸入口14aは第2空気吸込口に対応する。
ベルマウスモジュール15は、ベルマウス部150、脚部151a〜151c、内筒部152、円錐部153、および支持部154a、154b、154cを備える。
ベルマウス部150は、空気吸入口14aを囲むように軸線を中心とする環状に形成されている。ベルマウス部150は、スクロールケーシング14の空気吸入口14aに対して軸線方向他方側に配置されている。ベルマウス部150は、空気吸入口14aの径寸法が軸線方向他方側に向かうほど徐々に大きくなるように形成されている。ベルマウス部150は、ブロアケーシング10の開口部10aから空気流路10dを通して空気吸入口14aに流れる空気流を整流する。ベルマウス部150の開口部の内径寸法よりも遠心ファン12の外径寸法の方が大きい。
脚部151a、151b、151cは、ベルマウス部150から軸線方向他方側に突起するように形成されている。脚部151a、151b、151cは、それぞれ、軸線を中心とする周方向に並べられている。
本実施形態の脚部151aの先端側には、爪部155aが設けられている。爪部155aは、脚部151aの先端側から電動モータ16のフランジ162に沿って凹部162aの底部162b側に突起するように形成されている。
脚部151b、151cのそれぞれの先端側には、爪部155b、155cが設けられている。爪部155b、155cは、それぞれ、脚部151b、151cの先端側から電動モータ16のフランジ162に沿って凹部162aの底部162b側に突起するように形成されている。
爪部155a、155b、155cは、電動モータ16のフランジ162の凹部162aの底部162bとの間にシール材17を保持する。
爪部155aは、図7、図8に示すように、ブロアケーシング10の開口形成部100とフランジ162の凹部162aとの間に配置されている。同様に、爪部155b、155cは、ブロアケーシング10の開口形成部100とフランジ162の凹部162aとの間に配置されている。
本実施形態の脚部151aおよび爪部155aは、シール材17を保持する固定部を構成する。脚部151bおよび爪部155bは、シール材17を保持する固定部を構成する。脚部151cおよび爪部155cは、シール材17を保持する固定部を構成する。脚部151a、151b、151c、および爪部155a、155b、155cは、保持部に対応する。
ここで、脚部151aおよび爪部155aは、電動モータ16のモータハウジング160に対して非接触になるように配置されている。脚部151bおよび爪部155bは、電動モータ16のモータハウジング160に対して非接触になるように配置されている。脚部151cおよび爪部155cは、電動モータ16のモータハウジング160に対して非接触になるように配置されている。
内筒部152は、モータハウジング160の環状突起部163を径方向外側から囲む筒状に形成されている。内筒部152は、モータハウジング160の環状突起部163が嵌め込まれて電動モータのモータハウジング160によって支持される被支持部を構成する。
円錐部153は、内筒部152のうち軸線方向他方側を径方向外側から囲むとともに、軸線方向一方側に進むほど軸線を中心とする径寸法が大きくなる円錐状に形成されている。円錐部153は、遠心ファン11、12の主板122に対して間隔を開けて対向している。図5に示すように、内筒部152のうち軸線方向他方側には、径方向に貫通する貫通穴部152bが設けられている。
支持部154a、154b、154cは、内筒部152および円錐部153と脚部151a〜151cとの間を接続して剛性を高める役割を果たす。
電動モータ16は、モータハウジング160、およびモータ本体160aを備える。モータハウジング160は、モータ本体160aを収納する。モータ本体160aは、ロータ、ステータ等からなるもので、モータハウジング160の環状突起部163内に配置されている。
モータハウジング160は、ハウジング本体161、フランジ162、および環状突起部163を備える。ハウジング本体161は、軸線を中心とする円筒状に形成されている。フランジ162は、ハウジング本体161のうち軸線方向他方側を径方向外側から囲む円環状に形成されている。
本実施形態のフランジ162のうち径方向外側には、軸線方向他方側に凹むとともに、軸線を中心とする円環状に形成されている凹部162aが設けられている。凹部162aは、シール材17を収納する。シール材17は、ゴム等の弾性材料からなり、軸線を中心とする円環状に形成されている。
フランジ162は、図4に示すように、3つの凸部164を備える。3つの凸部164は、それぞれ、軸線方向一方側に突起して脚部151a、151b、151cを囲むU字状に形成されている。3つの凸部164は、脚部151a、151b、151cのうち対応する脚部の位置を定める。
シール材17は、後述するように、弾性変形した状態で、ブロアケーシング10のうち開口部10bを形成する開口形成部100と、フランジ162の凹部162aの底部162bとの間を密閉する。環状突起部163は、ハウジング本体161のうち軸線方向一方側から軸線方向一方側に突起して円筒状に形成されている。
環状突起部163のうち軸線方向他方側には、径方向外側に突起する爪部163aが形成されている。本実施形態では、環状突起部163のうち軸線方向一方側が内筒部152に嵌め込まれた状態で、爪部163aが内筒部152の貫通穴部152b内に嵌め込まれることにより、電動モータ16にベルマウスモジュール15を固定する役割を爪部163aが果たす。
内外気切替箱2は、ハウジング200、および内外気切替ドア201、202を備える。ハウジング200は、外気導入口203、および内気導入口204を形成している。外気導入口203は、車室外から外気が外気導入ダクト210を通してハウジング200内に導入する。
内気導入口204は、車室内から内気をハウジング200内に導入する。内外気切替ドア201は、外気導入口203を開閉する。内外気切替ドア202は、内気導入口204を開閉する。内外気切替ドア201、202は、サーボモータによって開閉駆動される。このことにより、外気導入口203からの外気、および内気導入口204からの内気のうち、少なくとも一方をブロアケーシング10の開口部10a内に導くことができる。図6中符号300が付された部材は、電動モータ16と電子制御装置とを接続するコネクタである。
次に、本実施形態のブロアユニット1の作動について図2等を参照して説明する。
まず、電動モータ16が回転軸16aから回転力を遠心ファン11、12に出力する。これに伴い、遠心ファン11、12がそれぞれ回転軸16aによって回転駆動されて回転する。
このとき、遠心ファン11は、その回転に伴って、内外気切替箱2から吹き出された空気をフィルタ10cを通して吸い込む。この際、形成部13bは、ベルマウス部として、内外気切替箱2からフィルタ10cを通して吸い込んだ空気を整流して遠心ファン11に導く。
これに伴い、遠心ファン11は、空気を径方向外側に吹き出す。この吹き出された空気は、スクロールケーシング13の空気通路13cに集められて室内空調ユニット3に吹き出される。
一方、遠心ファン12は、その回転に伴って、内外気切替箱2からフィルタ10cおよび空気流路10dを通して吸い込む。この際、ベルマウス部150は、内外気切替箱2からフィルタ10cおよび空気流路10dを通して吸い込むだ空気を整流して遠心ファン12に導く。
これに伴い、遠心ファン12は、空気を軸線を径方向外側に吹き出す。この吹き出された空気は、スクロールケーシング13の空気通路14cに集められて室内空調ユニット3に吹き出される。
このようにブロアユニット1から吹き出される2層の空気流を室内空調ユニット3が温度調節して車室内に吹き出す。
次に、本実施形態のブロアユニット1の組み付けについて図9を参照して説明する。以下、この組み付けを行う主体を実行主体という。この実行主体は、人であってもよいし、組み付け装置であってもよい。また、実行主体は、ある場面では人になり、別の場面では組み付け装置になってもよい。
まず、実行主体は、最初の準備工程であるステップS100で、電動モータ16、遠心ファン11、12、ベルマウスモジュール15、およびシール材17を別々に用意する。このとき、実行主体は、ブロアケーシング10にスクロールケーシング13、14が収納された状態でブロアケーシング10およびスクロールケーシング13、14を用意する。
実行主体は、次の工程であるステップS110で、電動モータ16のフランジ162の凹部162a内にシール材17を収納する。
実行主体は、これに加えて、ベルマウスモジュール15の内筒部152内に電動モータ16のモータハウジング160の環状突起部163を軸線方向他方側から入れる。この際に、電動モータ16のモータハウジング160の環状突起部163の爪部163aがベルマウスモジュール15の内筒部152の貫通穴部152bに、図5に示すように嵌る。
このことにより、ベルマウスモジュール15が電動モータ16のモータハウジング160に固定される。
この際に、ベルマウスモジュール15の爪部155a、155b、155cと電動モータ16のフランジ162の凹部162aの底部162bとの間にシール材17が挟まれる。このことにより、シール材17がベルマウスモジュール15の爪部155a、155b、155cと電動モータ16のフランジ162の凹部162aの底部162bとによって保持される。
このことにより、ベルマウスモジュール15、電動モータ16、およびシール材17が一体化される。
実行主体は、次の工程であるステップS120において、ベルマウスモジュール15、電動モータ16、およびシール材17の天地方向下側に遠心ファン11、12を配置する。実行主体は、これに伴い、遠心ファン11、12のボス部121をベルマウスモジュール15の内筒部152内に挿入する。すると、遠心ファン11、12のボス部121がモータハウジング160の環状突起部163内の回転軸16aに連結される。
実行主体は、次の工程であるステップ130において、ブロアケーシング10に対してベルマウスモジュール15、電動モータ16、およびシール材17を組み付ける。
具体的には、実行主体は、スクロールケーシング13、14内に遠心ファン11、12を挿入して、電動モータ16のモータハウジング160によってブロアケーシング10の開口部10bを閉じた状態にする。実行主体は、これに加えて、モータハウジング160にブロアケーシング10を締結部材等によって固定する。
この際に、ブロアケーシング10の開口形成部100と電動モータ16のフランジ162の凹部162aの底部162bとの間でシール材17が弾性変形により圧縮した状態になる。
このことにより、シール材17がブロアケーシング10の開口形成部100と電動モータ16のフランジ162の凹部162aの底部162bとの間を密閉することができる。
このように構成されるブロアユニット1は、車室外から雨水等が外気導入ダクト210および内外気切替箱2を通してブロアケーシング10のうち電動モータ16側に入ったときに有益な効果を発揮する。具体的には、このとき、雨水等が、ブロアケーシング10の開口形成部100と電動モータ16の凹部162aの底部162bとの間の隙間から車室内に漏れることが抑制される。
特許文献1に示した車両空調装置用ブロアユニットでは、車室外から内外気切替導入箱の外気導入孔を通してブロアケース内部に雨水等が進入する場合がある。ブロアケースは、車室内に配置されている。
そこで、本発明者は、ブロアケース内部からブロアケースの開口形成部と電動モータとの隙間を通して車室内に水が漏れることを防ぐために、ブロアケースの開口形成部と電動モータとの間にシール材を配置したブロアユニットについて検討した。
一般的に、ブロアケース内には、第1開口部からの空気を第1、第2空気吸入口に整流して導くために第1、第2ベルマウス部が用いられる。
第1、第2ベルマウス部の開口部の内径寸法よりも第1、第2遠心ファンの外径寸法の方が大きい。このため、第1、第2ベルマウス部として、第1、第2スクロールケーシングに一体成形されたものを用いると、第1、第2スクロールケーシング内に第1、第2遠心ファンに入れることができない。
そこで、第1ベルマウス部として、第1スクロールケーシングに一体成形されたものを用いて、第2ベルマウス部として、第2スクロールケーシングとは独立して成形されたものを用いることが考えられる。
そこで、発明者等は、次のように、図10、図11に示すように、第1、第2の遠心ファン11A、12A、電動モータ16A、第2ベルマウス部15A、およびシール材17Aを組み立てることを検討した。
まず、電動モータ16Aに第2ベルマウス部15Aを締結して、電動モータ16Aに対して第1、第2の遠心ファンを天地方向下側に配置する。さらに、電動モータ16Aの回転軸を第1、第2の遠心ファン11A、12Aに連結して、電動モータ16A、第1、第2の遠心ファン11A、12A、および第2ベルマウス部15Aを一体化する。この一体化した電動モータ16A、第1、第2の遠心ファン11A、12A、および第2ベルマウス部15Aをブロアケースに組み付ける。
この際に、シール材17Aが電動モータ16Aから脱落することを防ぐために、接着剤等の固定部材を用いてシール材17Aを電動モータ16Aに固定することも考えられる。しかし、シール材17Aを電動モータ16Aに固定する工程を必要として、組み付け工数が増える。
図12、図13に示すように、電動モータ16Aのモータハウジング160Aのフランジ162にシール材17Aを収納する凹部162aを設け、凹部162aの側壁に径方向外側に凸となる爪部165を設ける。この場合、電動モータ16Aの回転軸を第1、第2の遠心ファン11A、12Aの軸穴に連結する際に、爪部165によってシール材17Aを凹部162a内に保持することができる。
しかし、爪部165を含むモータハウジング160Aを射出成形する際に、金型から成型品を外すことを可能にするために、金型自体の構造が複雑になる。しかも、電動モータ16Aのフランジ162の凹部162aには、爪部165を成形するための金型、具体的には下型を挿入するために、穴166を設ける必要となる。
これに対し、本実施形態のブロアユニット1の製造方法は、ベルマウスモジュール15、電動モータ16、およびシール材17を用意する工程を有する。更にこの製造方法は、ベルマウスモジュール15の爪部155a〜155cと電動モータ16のフランジ162の凹部162aの底部162bとの間にシール材17を挟むとともに、ベルマウスモジュール15を電動モータ16に取り付ける工程を備える。
ブロアユニット1の製造方法は、ベルマウスモジュール15が電動モータ16に取り付けられた状態で、遠心ファン11および遠心ファン12を電動モータ16の回転軸16aに接続する工程を含む。更にこの製造方法は、所定の状態で電動モータ16をブロアケーシング10に取り付ける工程を備える。所定の状態とは、スクロールケーシング13内に遠心ファン11を収納するとともに、スクロールケーシング14内に遠心ファン12を収納して電動モータ16によってブロアケーシング10の開口部10bを塞いだ状態である。
これにより、ベルマウスモジュール15の爪部155a〜155cと電動モータ16のフランジ162の凹部162aの底部162bとの間にシール材17を挟んだ状態で電動モータ16の回転軸16aを遠心ファン11、12に結合することができる。このとき、接着剤や、図11に示した電動モータ16のフランジ162の爪部165を用いる必要がない。
以上により、組み付け性を向上したブロアユニット1、およびこのブロアユニット1に適したブロアユニット1の製造方法を提供することができる。
本実施形態では、ベルマウスモジュール15は、脚部151a〜151cに爪部155a〜155cを設けた構造になっている。このため、図11の電動モータ16のフランジ162とは相違して、爪部165や穴166を設ける必要が無く、金型を簡素な構造にすることができる。
本実施形態では、電動モータ16のフランジ162には、図12のような穴166を設けていないため、ブロアケーシング10内から穴166を通して車室内に水が漏れることもない。
本実施形態では、ベルマウスモジュール15の脚部151a〜151cおよび爪部155a〜155cは、電動モータ16のモータハウジング160に対して非接触になるように配置されている。このため、電動モータ16の振動、騒音がベルマウスモジュール15、遠心ファン11、12および室内空調ユニット3を通して車室内に伝わることを抑制することができる。
本実施形態では、モータハウジング160のフランジ162には、シール材17を収納する凹部162aが設けられている。このため、電動モータ16のモータハウジング160とベルマウスモジュール15とによって容易にシール材17を保持することができる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、ブロアユニット1を車両に適用した例について説明したが、車両以外の装置(例えば、設置型の空調機)にブロアユニット1を適用してもよい。
(2)上記実施形態では、ブロアケーシング10のうち軸線方向一方側に開口部10aを設けた例について説明したが、これに代えて、ブロアケーシング10のうち軸線方向一方側以外の部位に開口部10aを設けてもよい。
(3)上記実施形態では、遠心ファン11、12としてシロッコファンを用いた例について説明したが、これに代えて、後ろ向きファン(すなわち、ターボファン)、或いはラジアルファンを用いてもよい。
(4)なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、
回転力を出力する回転軸を有する電動モータと、
電動モータに対して回転軸の軸線方向の一方側に配置され、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の一方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第1遠心ファンと、
第1遠心ファンおよび電動モータの間に配置されて、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の他方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第2遠心ファンと、
空気が流入される第1開口部を形成するブロアケーシングであって、軸線方向の他方側に開口する第2開口部を形成する開口形成部を有するブロアケーシングと、
ブロアケーシング内に配置され、第1遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の一方側に開口して第1開口部からの空気を第1遠心ファンに導く第1空気吸込口を形成し、第1遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第1スクロールケーシングと、
ブロアケーシング内に配置され、第2遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の他方側に開口する第2空気吸込口を形成し、第2遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第2スクロールケーシングと、
ブロアケーシングの開口形成部と電動モータとの間を密閉するシール材と、
ブロアケーシング内に配置されて第1開口部からの空気流を整流して第2空気吸込口を通して第2遠心ファンに導くベルマウス部と、シール材を保持する保持部と、を有するベルマウスモジュールと、を備えるブロアユニットの製造方法は、
ベルマウスモジュール、電動モータ、およびシール材を用意することと、
ベルマウスモジュールの保持部と電動モータとの間にシール材を挟むとともに、ベルマウスモジュールを電動モータに取り付けることと、
ベルマウスモジュールが電動モータに取り付けられた状態で、第1遠心ファンおよび第2遠心ファンを電動モータの回転軸に接続することと、
第1スクロールケーシング内に第1遠心ファンを収納するとともに、第2スクロールケーシング内に第2遠心ファンを収納して電動モータをブロアケーシングに取り付けることにより、電動モータによってブロアケーシングの第2開口部を塞いだ状態にすることと、を有する。
第2の観点によれば、回転力を出力する回転軸を有する電動モータと、電動モータに対して回転軸の軸線方向の一方側に配置され、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の一方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第1遠心ファンと、第1遠心ファンおよび電動モータの間に配置されて、回転軸の回転力によって回転して軸線方向の他方側から空気を吸い込んで回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第2遠心ファンと、空気が流入される第1開口部を形成するブロアケーシングであって、軸線方向の他方側に開口する第2開口部を形成する開口形成部を有するブロアケーシングと、を備え、
ブロアケーシングの第2開口部を電動モータによって塞ぐように電動モータが配置されているブロアユニットは、
ブロアケーシング内に配置され、第1遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の一方側に開口して第1開口部からの空気を第1遠心ファンに導く第1空気吸込口を形成し、第1遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第1スクロールケーシングと、
ブロアケーシング内に配置され、第2遠心ファンを収納し、かつ軸線方向の他方側に開口する第2空気吸込口を形成し、第2遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第2スクロールケーシングと、ブロアケーシングの開口形成部と電動モータとの間に配置されて、開口形成部と電動モータとの間を密閉するシール材と、
ブロアケーシング内に配置され、電動モータに支持され、かつ第1開口部からの空気流を整流して第2空気吸込口を通して第2遠心ファンに導くベルマウス部を有するベルマウスモジュールと、を備え、ベルマウスモジュールは、電動モータとの間にシール材を挟むことにより電動モータとともにシール材を保持する保持部を備える。
第3の観点によれば、電動モータは、軸線方向の他方側に凹んでシール材を収納する凹部を形成する。
これにより、シール材を容易に保持することができる。
第4の観点によれば、ベルマウスモジュールのうち保持部が電動モータに対して非接触になるようにベルマウスモジュールが配置されている。
これにより、電動モータから振動や騒音がベルマウスモジュールに伝わることを抑制することができる。

Claims (4)

  1. 回転力を出力する回転軸(16a)を有する電動モータ(16)と、
    前記電動モータに対して前記回転軸の軸線方向の一方側に配置され、前記回転軸の回転力によって回転して前記軸線方向の一方側から空気を吸い込んで前記回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第1遠心ファン(11)と、
    前記第1遠心ファンおよび前記電動モータの間に配置されて、前記回転軸の回転力によって回転して前記軸線方向の他方側から空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第2遠心ファン(12)と、
    空気が流入される第1開口部(10a)を形成するブロアケーシングであって、前記軸線方向の他方側に開口する第2開口部(10b)を形成する開口形成部(100)を有するブロアケーシング(10)と、
    前記ブロアケーシング内に配置され、前記第1遠心ファンを収納し、かつ前記軸線方向の一方側に開口して前記第1開口部からの空気を前記第1遠心ファンに導く第1空気吸込口(13a)を形成し、前記第1遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第1スクロールケーシング(13)と、
    前記ブロアケーシング内に配置され、前記第2遠心ファンを収納し、かつ前記軸線方向の他方側に開口する第2空気吸込口(14a)を形成し、前記第2遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第2スクロールケーシング(14)と、
    前記ブロアケーシングの前記開口形成部と前記電動モータとの間を密閉するシール材(17)と、
    前記ブロアケーシング内に配置されて前記第1開口部からの空気流を整流して前記第2空気吸込口を通して前記第2遠心ファンに導くベルマウス部(150)と、前記シール材を保持する保持部(151a〜151c、155a〜155c)と、を有するベルマウスモジュール(15)と、を備えるブロアユニットの製造方法であって、
    前記ベルマウスモジュール、前記電動モータ、および前記シール材を用意することと、
    前記ベルマウスモジュールの前記保持部と前記電動モータとの間に前記シール材を挟むとともに、前記ベルマウスモジュールを前記電動モータに取り付けることと、
    前記ベルマウスモジュールが前記電動モータに取り付けられた状態で、前記第1遠心ファンおよび前記第2遠心ファンを前記電動モータの回転軸に接続することと、
    前記第1スクロールケーシング内に前記第1遠心ファンを収納するとともに、前記第2スクロールケーシング内に前記第2遠心ファンを収納して前記電動モータを前記ブロアケーシングに取り付けることにより、前記電動モータによって前記ブロアケーシングの前記第2開口部を塞いだ状態にすることと、
    を有するブロアユニットの製造方法。
  2. 回転力を出力する回転軸(16a)を有する電動モータ(16)と、
    前記電動モータに対して前記回転軸の軸線方向の一方側に配置され、前記回転軸の回転力によって回転して前記軸線方向の一方側から空気を吸い込んで前記回転軸の軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第1遠心ファン(11)と、
    前記第1遠心ファンおよび前記電動モータの間に配置されて、前記回転軸の回転力によって回転して前記軸線方向の他方側から空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向外側に吹き出す第2遠心ファン(12)と、
    空気が流入される第1開口部(10a)を形成するブロアケーシングであって、前記軸線方向の他方側に開口する第2開口部(10b)を形成する開口形成部(100)を有するブロアケーシング(10)と、を備え、
    前記ブロアケーシングの前記第2開口部を前記電動モータによって塞ぐように前記電動モータが配置されているブロアユニットであって、
    前記ブロアケーシング内に配置され、前記第1遠心ファンを収納し、かつ前記軸線方向の一方側に開口して前記第1開口部からの空気を前記第1遠心ファンに導く第1空気吸込口(13a)を形成し、前記第1遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第1スクロールケーシング(13)と、
    前記ブロアケーシング内に配置され、前記第2遠心ファンを収納し、かつ前記軸線方向の他方側に開口する第2空気吸込口(14a)を形成し、前記第2遠心ファンから吹き出される空気を吹き出す第2スクロールケーシング(14)と、
    前記ブロアケーシングの前記開口形成部と前記電動モータとの間に配置されて、前記開口形成部と前記電動モータとの間を密閉するシール材(17)と、
    前記ブロアケーシング内に配置され、前記電動モータに支持され、かつ前記第1開口部からの空気流を整流して前記第2空気吸込口を通して前記第2遠心ファンに導くベルマウス部(150)を有するベルマウスモジュール(150)と、を備え、
    前記ベルマウスモジュールは、前記電動モータとの間に前記シール材を挟むことにより前記電動モータとともに前記シール材を保持する保持部(151a〜151c、155a〜155c)を備えるブロアユニット。
  3. 前記電動モータは、前記軸線方向の他方側に凹んで前記シール材を収納する凹部(162a)を形成する請求項2に記載のブロアユニット。
  4. 前記ベルマウスモジュールのうち前記保持部が前記電動モータに対して非接触になるように前記ベルマウスモジュールが配置されている請求項2または3に記載のブロアユニット。
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