JP2016205666A - 空気調和機 - Google Patents

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好教 布目
Yoshiaki Nunome
好教 布目
岡田 有二
Yuji Okada
有二 岡田
槙吾 伊藤
Shingo Ito
槙吾 伊藤
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Abstract

【課題】容易にフラップを筐体に取り付けることができるとともに、フラップの筐体からの離脱を防止する。【解決手段】前面に吹き出し口が形成された本体部と、吹き出し口に設けられて軸線回りに回転することで吹き出し口からの空気の向きを変更するフラップ部と、フラップ部を軸線回りに回転可能に本体部に取り付ける取り付け部17と、を備え、取り付け部17は、可撓性を有する材料から形成されて、フラップ部8から軸線O方向に突出するとともに、軸線O回りに周方向に等間隔に設けられた複数の梁部36と、梁部36の先端から軸線Oに対して径方向外側に突出するように形成された鍔部37と、を有する爪部35と、本体部に設けられ、挿通された爪部35の鍔部37における基端側を向く面50が当接する当接面51を有する取り付け孔39と、を有する空気調和機。【選択図】図8

Description

本発明は、空気の吹き出し口に空気の向きを変更するフラップが設けられている空気調和機に関する。
従来から、筐体の内部に送風機や熱交換器等を収納し、室内の空気を吸い込んで温度、湿度の調整を行った後に、この空気を吐出することで室内の空調を行う空気調和機が知られている。そして、この空気調和機の一例が特許文献1に開示されている。空気調和機は、吹出し口から吐出される空気の風向を変更するフラップを有している。
特許文献1には、フラップの取り付け構造として、フラップの回動中心をなす軸に周方向に延在する凹溝を設けるとともに、筐体側に凹溝と嵌合するU字形状の係合溝を有し、前面パネルを外さない限りフラップを取り外すことができない構造が記載されている。
特開2009−198133号公報
ところで、特許文献1に記載のフラップの取り付け構造は、フラップの回動中心をなす軸をU字形状の係合溝に軸線に対して径方向から嵌め込む構造であるため、フラップの前後方向に力がかかった際、フラップの軸が係合溝から外れる可能性が考えられる。
この発明は、容易にフラップを筐体に取り付けることができるとともに、フラップの筐体からの離脱を防止するフラップの取り付け部を有する空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、空気調和機は、前面に吹き出し口が形成された本体部と、前記吹き出し口に設けられて軸線回りに回転することで前記吹き出し口からの空気の向きを変更するフラップ部と、前記フラップ部を前記軸線回りに回転可能に前記本体部に取り付ける取り付け部と、を備え、前記取り付け部は、可撓性を有する材料から形成されて、前記フラップ部から前記軸線方向に突出するとともに、前記軸線回りに周方向に等間隔に設けられた複数の梁部と、前記梁部の先端から前記軸線に対して径方向外側に突出するように形成された鍔部と、を有する爪部と、前記本体部に設けられ、挿通された前記爪部の前記鍔部における基端側を向く面が当接する当接面を有する取り付け孔と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、鍔部における基端側を向く面が当接面に当接するまで爪部を取り付け孔に挿入することによって、容易にフラップ部を本体部に取り付けることができる。
上記空気調和機において、前記爪部は、互いに平行に配置された一対の板状の梁部を有してよい。
このような構成によれば、一対の爪部が互いに近づくように湾曲させて鍔部を当接面から外すことによって、容易にフラップ部を本体部から取り外すことができる。
本発明の第二の態様によれば、空気調和機は、前面に吹き出し口が形成された本体部と、前記吹き出し口に設けられて軸線回りに回転することで前記吹き出し口からの空気の向きを変更するフラップ部と、前記フラップ部を前記軸線回りに回転可能に前記本体部に取り付ける取り付け部と、を備え、前記取り付け部は、前記本体部に設けられた円形のシャフト挿通孔と、前記シャフト挿通孔に挿通される円柱形状のシャフトと、可撓性を有する材料から形成されて、前記シャフトから前記軸線方向に突出するとともに、前記軸線回りに周方向に等間隔に設けられた複数の梁部と、前記梁部の先端から前記軸線に対して径方向外側に突出するように形成された鍔部と、を有する爪部と、前記フラップ部に設けられ、挿通された前記爪部の前記鍔部における基端側を向く面が当接する当接面を有する取り付け孔と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、シャフトをシャフト挿通孔に挿入するとともに、鍔部における基端側を向く面が当接面に当接するまで爪部を取り付け孔に挿入することによって、シャフトを介して容易にフラップ部を本体部に取り付けることができる。
上記空気調和機において、前記取り付け孔は、矩形状をなし、前記爪部は、互いに平行に配置された一対の板状の梁部を有し、前記一対の梁部における前記軸線とは反対側を向く一対の面が前記取り付け孔の内面に接触してよい。
このような構成によれば、シャフトを取り付け孔に対して回動しないように取り付けることができる。
本発明によれば、空気の吹き出し口に空気の向きを変更するフラップ部が設けられている空気調和機において、容易にフラップ部を空気調和機の本体部に取り付けることができる。
本発明の実施形態の空気調和機の斜視図である。 本発明の実施形態の空気調和機の断面図であって、図1のII−II断面図である。 本発明の実施形態の空気調和機の正面図であって、前面の吸込みパネルを外した状態を示す図である。 本発明の実施形態の第一取り付け部の斜視図である。 本発明の実施形態の第一取り付け部の分解斜視図である。 本発明の実施形態の第一取り付け部の断面図である。 本発明の実施形態の第二取り付け部の分解斜視図である。 本発明の実施形態の第二取り付け部の断面図である。 本発明の実施形態の第二取り付け部の断面図である。 本発明の実施形態の第二取り付け部の第一変形例の断面図である。 本発明の実施形態の第二取り付け部の第二変形例の断面図である。
以下、本発明の実施形態の空気調和機1について図面を参照して詳細に説明する。
空気調和機1は、室内に設けられる室内機であって、空気Aを吸い込んで温度、湿度の調整を行った後に吹き出し口4より空気Aを吐出し、室内の空調を行う装置である。
図1、図2、及び図3に示すように、空気調和機1は、据付時に水平方向となる方向に横長の直方体形状をなす筐体2と、筐体2の内部に収容される空調機器3とを備えている。
ここで、以下では、据付時に水平方向となる方向を左右方向とし、据付時に上下方向となる方向を単に上下方向とし、これら左右方向及び上下方向に直交する方向を前後方向とする。なお、据付時に手前側となるのが前後方向の前側である。
図2に示すように、空調機器3は、熱交換器5と、熱交換器5によって覆われるように設けられた送風ファン6と、空気Aの吸い込み口に設けられるフィルタ7と、空気Aの吹き出し口4に設けられるフラップ8と、左右方向の一端側に設けられて空調の制御を行うコントロールボックス9と、を有している。
筐体2は、据付時に手前側となる前面側に配される前面パネル10と、前面パネル10に一体に接続されて据付時に上方に配置される上面パネル11と、前面パネル10及び上面パネル11とともに内部に空調機器3を収容する空間Sを形成する筐体本体12とを備えている。
筐体2は、前面パネル10を前方から覆う吸込みパネル13を有している。
筐体本体12は、左右方向に一対に配置された側面パネル14と、これら一対の側面パネル14に一体に接続されて据付け面に対向する背面パネル15と、一対の側面パネル14と背面パネル15とを支持するとともに下方に配置された底面パネル16とを有している。
筐体本体12は、一対の側面パネル14、背面パネル15、及び底面パネル16によって囲まれる空調機器3を収容する空間Sを形成するとともに、空間Sは前方及び上方に開口している。即ち、筐体本体12には、筐体2を前後方向に貫通する前面開口部OP1、及び上下方向に貫通する上面開口部OP2が形成されている。
空気Aは上面開口部OP2から筐体2の空間Sに取り込まれるようになっている。
前面パネル10は格子状をなし、前面開口部OP1の前面側に、筐体本体12に一体に設けられている。上面パネル11は格子状をなし、上面開口部OP2の上面側に、筐体本体12に一体に設けられている。
図2に示すように、吸込みパネル13は、前面開口部OP1及び前面パネル10を覆うように前面パネル10のさらに前方側に配置されている。吸込みパネル13は、筐体本体12に対して着脱可能となっていることで前面開口部OP1を開閉可能としている。
吹き出し口4に設けられているフラップ8は、左右方向に延在する軸線O回りに回転することで吹き出し口4からの空気Aの上下方向の向きを変更する風向き調整板である。フラップ8は、左右方向に長い板形状のフラップ本体18と、フラップ本体18に設けられた第一ブラケット19と、を有している。
空気調和機1は、二つのフラップ8を有している。二つのフラップ8は、図2に示すように、吹き出し口4を塞ぐような配置とすることができる。二つのフラップ8は、送風ファン6によって吐出される空気Aの流れに沿うように軸線O回りに回動させることができる。
フラップ8は、取り付け部17(17a,17b)を介して筐体2に取り付けられている。取り付け部17は、フラップ8を軸線O回りに回転可能に筐体2に取り付ける。
以下、二つのフラップ8のうち、後方に配置されたフラップ8の取り付け構造について説明する。二つのフラップ8のうち、前方に配置されたフラップ8の取り付け構造は、後方に配置されたフラップ8の取り付け構造と略同一であるため説明を省略する。
図3に示すように、フラップ8は、五つの取り付け部17を介して筐体2に取り付けられている。五つの取り付け部17は、前方から見て左側の4つの第一取り付け部17aと、前方から見て右端の第二取り付け部17bから構成されている。フラップ8は、第一取り付け部17aを構成するシャフト21、及び第二取り付け部17bを構成する第二爪部35を中心に回動する。
次に、第一取り付け部17aの詳細について説明する。
図4及び図5は、本実施形態の第一取り付け部17aの斜視図である。図6は、第一取り付け部17aの断面図である。図4及び図5においては、前方に配置されたフラップ8の図示を省略し、前方のフラップ8を取り付けるためのブラケット22のみを示している。
図4及び図5に示すように、第一取り付け部17aは、フラップ8のフラップ本体18と一体に設けられている第一ブラケット19と、筐体2に設けられている第二ブラケット20と、第一ブラケット19と第二ブラケット20とを接続するためのシャフト21と、を有している。
シャフト21は、第二ブラケット20に形成されているシャフト挿通孔24に挿通される円柱形状のシャフト本体25と、シャフト21とフラップ8の第一ブラケット19との固定に用いる第一爪部26と、を有している。
第一取り付け部17aは、第二ブラケット20のシャフト挿通孔24に挿通させたシャフト21を、フラップ8に形成された第一ブラケット19に取り付けることによって、フラップ8を筐体2に取り付ける。
第一ブラケット19は、板状のフラップ本体18の一方の面に形成され、主面がフラップ本体18の一方の面に直交する板状の部材である。即ち、第一ブラケット19は、第一ブラケット19の主面が軸線Oに直交するように形成されている。第一ブラケット19は、フラップ8の回動軸となるシャフト21とフラップ本体18との接続部材として機能する。
第一ブラケット19は、軸線O方向に沿う方向から見た形状が三角形状をなしている。第一ブラケット19は、軸線O方向に貫通する四角形状のシャフト取付孔23を有している。シャフト21は、シャフト取付孔23を介して第一ブラケット19に軸線O回りに回動不能に固定される。
シャフト取付孔23は、シャフト21を貫通させることができない大きさとされている。図6に示すように、シャフト取付孔23は、少なくとも一対の辺同士の距離寸法L(図6参照)が、シャフト本体25の直径Dよりも短くなるように形成されている。
第二ブラケット20は、筐体2の吹き出し口4近傍の筐体2に取り付けられている。第二ブラケット20には、シャフト挿通孔24が形成されている。
第二ブラケット20は、板状をなし、吹き出し口4から吹き出される空気Aの流れを阻害しないように、左右方向の厚さが薄くなるように形成されている。換言すれば、板状をなす第二ブラケット20本体は、主面が左右方向に直交するように形成されている。
シャフト挿通孔24は、軸線O方向に貫通する円形の孔である。
シャフト本体25は、シャフト本体25の外周面とシャフト挿通孔24の内周面との間に所定の隙間を有するような直径となるように形成されている。上述したように、シャフト本体25の直径は、矩形状のシャフト取付孔23に挿通できない太さに形成されている。
シャフト本体25の一端には、シャフト21の外周面より径方向外側に張り出す張り出し部27が形成されている。シャフト21は、シャフト本体25の他端側よりシャフト挿通孔24に挿通できるが、張り出し部27が形成されているシャフト本体25の一端側よりシャフト挿通孔24に挿通できない。
第一爪部26は、シャフト本体25の他端(張り出し部27が形成されている端部とは反対側の端部)に形成されている。第一爪部26は、第一ブラケット19のシャフト取付孔23に取り付けられる部材である。
シャフト21のうち、少なくとも第一爪部26は、可撓性を有する材料(弾性変形可能な材料)から形成されている。可撓性を有する材料としては、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)等のエンジニアリングプラスチックを採用することができる。
第一爪部26は、シャフト本体25の他端の端面25aより軸線O方向に突出する一対の第一梁部28と、第一梁部28の先端から突出する第一鍔部29と、を有している。
第一梁部28は、断面矩形状の長尺状の部材であり、第一梁部28の基端側がシャフト本体25の他端の端面25aに接続されている。一対の第一梁部28は、第一梁部28の主面が互いに平行に、かつ、対向するようにシャフト本体25の端面25aから延在している。換言すれば、一対の第一梁部28は、軸線O回りに周方向に等間隔に設けられている。
一対の第一梁部28は、互いに対向する面とは反対側の面がシャフト取付孔23の一対の内面に接するように形成されている。換言すれば、一対の第一梁部28は、第一梁部28における軸線Oとは反対側を向く一対の面がシャフト取付孔23の内面に接触するように形成されている。
第一鍔部29は、第一梁部28の先端(自由端)から第一梁部28の長手方向とは直交する方向に突出する部位である。第一鍔部29は、一対の第一梁部28の互いに対向する面とは反対側の面から突出している。換言すれば、第一鍔部29は、シャフト21の軸線Oに対して径方向外側に突出している。
第一鍔部29は、第一梁部28の基端側を向く第一係合面30を有している。第一係合面30は、シャフト本体25の端面25aと略平行をなしている。第一係合面30は、第一係合面30とシャフト本体25の端面25aとの距離が、シャフト取付孔23が形成されている第一ブラケット19の軸線O方向の厚さより僅かに大きくなるように形成されている。
第一ブラケット19におけるシャフト取付孔23近傍の面のうち、シャフト21が取り付けられる側とは反対側の面は、第一鍔部29の第一係合面30が当接する当接面として機能する第一当接面38である。
次に、第二取り付け部17bの詳細について説明する。
図7に示すように、第二取り付け部17bは、フラップ8と一体に設けられた第二爪部35と、筐体2に固定される取り付け孔ユニット31に設けられている取り付け孔39と、を有している。
取り付け孔ユニット31は、取り付け孔39を有する二つの円筒部材32をプレート33で接続した形状を有している。取り付け孔ユニット31は、フラップ駆動用モータ46を介して筐体2の側壁部34に固定される。図8に示すように、フラップ駆動用モータ46には、円筒部材32が嵌め込まれる嵌合部47が形成されている。図9に示すように、フラップ駆動用モータ46は、ボルト等の締結部材によって筐体2に固定される。フラップ駆動用モータ46は、円筒部材32(取り付け孔39)を筐体2に固定する固定部42材として機能する。
筐体2の側壁部34には、二枚のフラップ8に対応して二つの貫通孔45が形成されている。取り付け孔ユニット31の円筒部材32は、二つの貫通孔45の内部に固定される。即ち、取り付け孔39は、フラップ駆動用モータ46及び取り付け孔ユニット31を用いて筐体2に固定される。
円筒部材32は、断面円形の取り付け孔39が形成されている円筒部材本体40と、円筒部材本体40の端部に径方向に張り出すように形成されているフランジ部41と、フランジ部41の外周端に接続されている円筒形状の固定部42と、を有している。固定部42の内径は、取り付け孔39の内径よりも大きく、固定部42の外径は、フラップ駆動用モータ46の嵌合部47に嵌合するような大きさである。
第二爪部35は、フラップ8の第一ブラケット19と一体となるように形成されている。第二爪部35は、筐体2に固定されている円筒部材32の取り付け孔39に取り付けられる部材である。第二爪部35は、可撓性を有する材料から形成されている。
第二爪部35は、ベース部49と、ベース部49より軸線O方向に突出する一対の第二梁部36と、第二梁部36の先端から突出する第二鍔部37と、を有している。
第二梁部36は、断面矩形状の長尺状の部材であり、第二梁部36の基端側がベース部49に接続されている。一対の第二梁部36は、第二梁部36の主面が互いに平行に、かつ、対向するようにベース部49から延在している。換言すれば、一対の第二梁部36は、軸線O回りに周方向に等間隔に設けられている。
一対の第二梁部36は、互いに対向する面とは反対側の面が取り付け孔39の内周面に接するように形成されている。換言すれば、一対の第二梁部36は、第二梁部36における軸線Oとは反対側を向く一対の面が取り付け孔39の内面に接触するように形成されている。
第二鍔部37は、第二梁部36の先端(自由端)から第二梁部36の長手方向とは直交する方向に突出する部位である。第二鍔部37は、一対の第二梁部36の互いに対向する面とは反対側の面から突出している。換言すれば、第二鍔部37は軸線Oに対して径方向外側に突出している。
第二鍔部37は、第二梁部36の基端側を向く第二係合面50を有している。第二係合面50は、ベース部49のベース部端面49aと略平行をなしている。第二係合面50は、第二係合面50とベース部端面49aとの距離が、円筒部材本体40の取り付け孔39の長さより僅かに大きくなるように形成されている。
円筒部材32のフランジ部41における、固定部42側を向く面は、第二鍔部37の第二係合面50が当接する当接面として機能する第二当接面51である。
フラップ駆動用モータ46には、爪部を操作する際に用いるアクセス孔52が形成されている。アクセス孔52は、フラップ駆動用モータ46を筐体2に固定した際に、円筒部材32の固定部42が嵌る部分に形成されている。
取り付け部17を用いてフラップ8を筐体2に固定する際は、まず、第二取り付け部17bの第二爪部35の第二梁部36を撓ませながら取り付け孔39に挿入する。第二爪部35を取り付け孔39に挿入する際は、弾性変形している第二爪部35の第二鍔部37が
取り付け孔39の内周面に当接する。
次いで、第二鍔部37が円筒部材32の円筒部材本体40を乗り越えるまで第二爪部35を挿入する。第二鍔部37が円筒部材本体40を乗り越えることにより、第二鍔部37の第二係合面50が円筒部材32の第二当接面51に当接する。
これにより、フラップ8に固定されている第二爪部35が筐体2に固定される。
次いで、四ケ所の第一取り付け部17aを用いて、フラップ8を筐体2側の第二ブラケット20に取り付ける。
第一取り付け部17aを用いてフラップ8を筐体2に固定する際は、シャフト21を第二ブラケット20のシャフト挿通孔24に挿入する。次いで、第一爪部26の第一梁部28を撓ませながら、第一爪部26を第一ブラケット19のシャフト取付孔23に取り付ける。第一爪部26をシャフト取付孔23に挿入する際は、弾性変形している第一爪部26の第一鍔部29がシャフト取付孔23の内周面に当接する。
次いで、第一鍔部29が第一ブラケット19を乗り越えるまで第一爪部26を挿入する。第一鍔部29が第一ブラケット19を乗り越えることにより、第一鍔部29の第一係合面30が第一ブラケット19の第一当接面38に当接する。一対の第一梁部28は、それぞれの主面がシャフト取付孔23の一対の内面に面接触する。
これにより、フラップ8がシャフト21を介して筐体2に固定される。
フラップ8は、シャフト21を回転軸として回動自在に空気調和機1の筐体2に取り付けられる。
上記実施形態によれば、容易にフラップ8を空気調和機1の筐体2に取り付けることができる。また、筐体2側に固定されている円形のシャフト挿通孔24に対してフラップ8に固定されるシャフト21が挿入される構成とすることによって、フラップ8が筐体2から離脱するのを防止することができる。
また、フラップ8を筐体2から外す際は、一対の爪部26,35を互いに近づくように湾曲させて鍔部29,37を当接面38,51から外すことによって、容易にフラップ8を筐体2から取り外すことができる。
また、第一取り付け部17aにおいて、一対の第一梁部28のそれぞれの主面がシャフト取付孔23の一対の内面に面接触することによって、シャフト21を第一ブラケット19に対して回動しないように取り付けることができる。
(第一変形例)
次に、上記実施形態の第一変形例について説明する。第一変形例は、上記実施形態の第二取り付け部17bの第二爪部35の変形例である。
図10に示すように、第一変形例の第二爪部35Bの第二梁部36は、円筒部材32の固定部42の端部より突出するように形成されている。即ち、軸線Oに直交する方向から見て第二爪部35が目視できるように形成されている。
上記第一変形例によれば、第二爪部35の先端が円筒部材32より突出されるため、第二爪部35の先端を一対の第二梁部36が接近するようにつまむことによって、容易に第二爪部35を円筒部材32から取り外すことができる。
(第二変形例)
次に、上記実施形態の第二変形例について説明する。第二変形例は、上記実施形態の第二取り付け部17bの第二爪部35の変形例である。
図11に示すように、第一変形例の第二爪部35Cは、四本の第二梁部36を有している(図11には三本の第二梁部36のみ示す)。四本の第二梁部36は、軸線O回りに周方向に等間隔に設けられている。第二鍔部37は、第二梁部36の先端から軸線Oに対して径方向外側に突出するように形成されている。
第二変形例に示すように、第一爪部26、及び第二爪部35を構成する梁部の数は、二つに限ることはない。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、梁部28,36を形成する可撓性を有する材料として樹脂を挙げたがこれに限ることはなく、ばね鋼のような金属材料を採用してもよい。
1 空気調和機
2 筐体(本体部)
3 空調機器
4 吹き出し口
5 熱交換器
6 送風ファン
8 フラップ(フラップ部)
10 前面パネル
11 上面パネル
12 筐体本体
13 吸込みパネル
14 側面パネル
17 取り付け部
17a 第一取り付け部
17b 第二取り付け部
18 フラップ本体
19 第一ブラケット
20 第二ブラケット
21 シャフト
22 ブラケット
23 シャフト取付孔(取り付け孔)
24 シャフト挿通孔
25 シャフト本体
25a 端面
26 第一爪部(爪部)
27 張り出し部
28 第一梁部(梁部)
29 第一鍔部(鍔部)
30 第一係合面(面)
31 取り付け孔ユニット
32 円筒部材
33 プレート
34 側壁部
35,35B,35C 第二爪部(爪部)
36 第二梁部(梁部)
37 第二鍔部(鍔部)
38 第一当接面(当接面)
39 取り付け孔
40 円筒部材本体
41 フランジ部
42 固定部
45 貫通孔
46 フラップ駆動用モータ
47 嵌合部
49 ベース部
49a ベース部端面
50 第二係合面(面)
51 第二当接面(当接面)
52 アクセス孔
A 空気
O 軸線

Claims (4)

  1. 前面に吹き出し口が形成された本体部と、
    前記吹き出し口に設けられて軸線回りに回転することで前記吹き出し口からの空気の向きを変更するフラップ部と、
    前記フラップ部を前記軸線回りに回転可能に前記本体部に取り付ける取り付け部と、を備え、
    前記取り付け部は、
    可撓性を有する材料から形成されて、前記フラップ部から前記軸線方向に突出するとともに、前記軸線回りに周方向に等間隔に設けられた複数の梁部と、前記梁部の先端から前記軸線に対して径方向外側に突出するように形成された鍔部と、を有する爪部と、
    前記本体部に設けられ、挿通された前記爪部の前記鍔部における基端側を向く面が当接する当接面を有する取り付け孔と、を有する空気調和機。
  2. 前記爪部は、互いに平行に配置された一対の板状の梁部を有している請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前面に吹き出し口が形成された本体部と、
    前記吹き出し口に設けられて軸線回りに回転することで前記吹き出し口からの空気の向きを変更するフラップ部と、
    前記フラップ部を前記軸線回りに回転可能に前記本体部に取り付ける取り付け部と、を備え、
    前記取り付け部は、
    前記本体部に設けられた円形のシャフト挿通孔と、
    前記シャフト挿通孔に挿通される円柱形状のシャフトと、
    可撓性を有する材料から形成されて、前記シャフトから前記軸線方向に突出するとともに、前記軸線回りに周方向に等間隔に設けられた複数の梁部と、前記梁部の先端から前記軸線に対して径方向外側に突出するように形成された鍔部と、を有する爪部と、
    前記フラップ部に設けられ、挿通された前記爪部の前記鍔部における基端側を向く面が当接する当接面を有する取り付け孔と、を有する空気調和機。
  4. 前記取り付け孔は、矩形状をなし、
    前記爪部は、互いに平行に配置された一対の板状の梁部を有し、
    前記一対の梁部における前記軸線とは反対側を向く一対の面が前記取り付け孔の内面に接触する請求項3に記載の空気調和機。
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