JP6520786B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関および電動機のうちのいずれか一方または両方が出力される駆動力を走行用の駆動力に使用するハイブリッド車両の制御装置に関し、さらに詳しくは、内燃機関が備える多気筒のうちの特定気筒を休止させる減気筒運転を行うハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、内燃機関の運転状態に応じて特定気筒を休止する減気筒運転を実施し、稼働気筒数を減らすことで、実質的な内燃機関の排気量を一時的に低減して燃費の向上を図るようにした内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載の内燃機関は、V型6気筒の右バンクに気筒休止機構を設け、運転状態に応じて右バンクの気筒を休止状態にし、左バンクの気筒のみを稼働させる減気筒運転を行う。右バンクの気筒および左バンクの気筒には、各々独立な排気管が接続されており、これら2本の排気管の途中には、排ガスを浄化する右バンク用の触媒および左バンク用の触媒がそれぞれ設けられている。
内燃機関では、全気筒運転時に、各バンクの気筒からの排ガスが各排気管を介して排出される。これにより、右バンク用の触媒および左バンク用の触媒は、各排気管を通る排ガスにより暖められ、触媒の活性状態が維持される。しかし、減気筒運転時には、右バンクの気筒が休止状態にされ、排ガスが右バンク用の触媒を通過しないことから、右バンク用の触媒の温度が低下していく。このような排気エミッションの悪化を抑制するために、特許文献1に記載の内燃機関は、減気筒運転から全気筒運転に移行した後に、触媒温度推定手段が推定した右バンク用の触媒の温度に応じて休止気筒における点火時期を運転気筒における点火時期に対して遅角させている。
特開2005−351134号公報
前述したように、例えば内燃機関が冷機のときの触媒の早期活性化を図るべく排ガス温度を昇温させるためには、点火時期を遅角させる触媒暖機運転が知られているが、点火時期を遅角すると内燃機関の燃焼効率(実エンジントルク)が低下する。このため、内燃機関が冷機のときに、例えば運転者がアクセルを踏み込んだ状態(パワーオンの状態)がなされたときに運転者が要求する目標エンジントルクを出力することができないことがある。そこで、ハイブリッド車両では、実エンジントルクが低下する分を電動機が出力するトルクで補うことで、実エンジントルクを目標エンジントルクに引き上げる制御を実施することが考えられる。しかしながら、電動機の電力を蓄積するバッテリの残容量が少ない場合にパワーオンの状態がなされると、触媒暖機運転中にバッテリの残容量が充電を要する閾値(充電閾値)以下になってしまうおそれがある。このようになると、電動機の駆動を停止せざるを得なくなり、エンジントルクの低下分を電動機が出力するトルクで補えなくなってしまう。
本発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、気筒の点火遅角により生じる内燃機関の出力低下分を電動機の出力で補う場合にバッテリの消費を抑制することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この本発明は、運転中に常時稼働状態にされる運転気筒と非稼働状態にされる休止気筒とを有する内燃機関と、前記運転気筒の排ガスが流入する第1触媒と前記休止気筒の排ガスが流入する第2触媒とを有する排ガス浄化部と、前記第2触媒の推定温度を検出する第1検出部と、前記内燃機関が出力する駆動力によって発電する機能を有する電動機と、前記電動機で発電した電力を蓄積するバッテリと、前記休止気筒を非稼働状態にさせた減気筒運転から前記休止気筒を稼働状態にさせた全気筒運転に切り替えるときに、前記第1検出部から得られる情報に基づいて前記第2触媒の推定温度が所定の温度に達していない場合に前記休止気筒の点火時期を遅角させる第1制御を実施する制御部とを備えたハイブリッド車両の制御装置において、前記バッテリの残容量を検出する第2検出部を備え、前記制御部は、前記第1制御を実施中に、前記バッテリの残容量が予め定めた充電閾値を超えた非充電容量域において前記バッテリに蓄積された電力を利用して前記電動機から走行用の駆動力を出力させる第2制御を実施するとともに、前記第1制御および前記第2制御を実施するときに、前記第2検出部で検出した前記バッテリの残容量が少ないほど前記休止気筒の燃焼行程における点火時期を前記運転気筒の点火時期よりも遅角側にずらす量が大きくなる時期に設定するように構成されていることを特徴とするものである。
この発明においては、気筒の点火遅角により生じる内燃機関の出力低下分を電動機の出力で補う場合に、バッテリ残容量が少なくなるほど、休止気筒における点火時期を、前記運転気筒の点火時期よりも遅角側にずらす量が大きくなる時期に設定するように構成されている。これにより、触媒がさらに早く昇温され、よって内燃機関の出力低下分を補うためのモータ駆動時間を減らすことができ、よってバッテリの消費を抑制することができる。
この発明に適用されるハイブリッド車両の一例を示すブロック図である。 全気筒運転に切り替える場合の運転モードを示す説明図である。 全気筒運転に切り替える場合のECUの制御を示すフローチャートである。 触媒暖機モードを実施するECUの手順を示すフローチャートである。 触媒暖機モードにて各部の動作を示すタイムチャートである。 E/G遅角モードにて各部の動作を示すタイムチャートである。 点火遅角に対するエンジントルクおよび排気温度の関係を示す説明図である。 スロットルバルブの開度に対するエンジントルクおよび排気温度の関係を示す説明図である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。図1は、この発明に適用されるハイブリッド車両(以下、「車両」と称す)9に使用される駆動装置10の一例を示す。図1に示すように、駆動装置10は、エンジン11、第1モータ(MG1)12、第2モータ(MG2)13、動力伝達機構14、出力部材(OUT)15、ENG_ECU(Engine_Electronic Control Unit)16、MG(Motor Generator)_ECU17、油圧制御部18、ECU19、バッテリ20および電源部21を備える。出力部材15は、動力伝達機構14から出力される駆動力と第2モータ13から出力される駆動力とを合成した駆動力を出力軸22に伝達する、例えばギヤ例である。出力軸22から出力される駆動力はデファレンシャル23を介して駆動輪24に伝達される。第1モータ12および第2モータ13は、発電機能のあるモータ・ジェネレータにより構成される。なお、エンジン11は、内燃機関の一例である。
動力伝達機構14は、例えば減速機構および動力分割機構によって構成される。この動力伝達機構14は、例えばクラッチ機構やブレーキ機構を含む複数の係合機構(いずれも図示なし)を有し、各係合機構の係合状態を切り替えることにより、エンジン11が出力した駆動力を増減して第1モータ12に伝達される駆動力と出力部材15に伝達される駆動力とに分割する。係合機構は、油圧制御部18から供給される油圧により係合状態が切り替えられる。ECU19は、油圧制御部18の油圧供給を制御することで、ハイブリッド走行モードを含む複数の走行モードのうちの一つの走行モードを選択して実施する。ハイブリッド走行モードは、エンジン11が出力した一部の駆動力を利用して第1モータ12を発電機能として駆動させ、第1モータ12で発電された電力を使用して第2モータ13を駆動する。このハイブリッド走行モードでは、第2モータ13が出力する駆動力を、エンジン11から出力された駆動力に加えて走行する。なお、第2モータ13は、電動機の一例である。
MG_ECU17は、第1モータ12、第2モータ13、バッテリ20および電源部21を統括的に管理する。ENG_ECU16は、エンジン11の運転状態を制御する。ECU19は、車両が最も効率よく運行できるようにENG_ECU16、MG_ECU17および油圧制御部18を制御する。電源部21は、コンバータ25およびインバータ26を有する。コンバータ25は、ECU19から出力される、例えばモータの回転数および目標出力トルク(出力トルク指令値)を含む情報に応じて、直流電圧を昇圧してインバータ26に出力する。インバータ26は、コンバータ25から出力される直流電流を、第2モータ13を駆動するための交流電流に電力変換する。また、インバータ26は、例えば車両9の回生動作時に、第1モータ12が発電した電力をバッテリ20の充電電力に変換する。電源部21は、バッテリ20の蓄電電圧および入出力電流に基づいてバッテリ20の充電状態(バッテリ残容量:SOC(State Of Charge))を算出し、算出されたSOCをMG_ECU17に出力する。バッテリ20の電圧および入出力電流は、それぞれ図示していない電圧センサおよび電流センサによって検出される。なお、バッテリ20の電圧および入出力電流の検出値をバッテリ20からMG_ECU17またはECU19へ出力し、MG_ECU17またはECU19においてSOCを算出してもよい。電源部21は、第2検出部の一例である。
ENG_ECU16には、例えば駆動軸の回転速度を検出する車速センサ27が送出する車速情報、シフトレバー(図示なし)に設けられたポジションスイッチ28が送出するポジション情報がそれぞれ入力される。またENG_ECU16には、アクセルペダル(図示なし)に設けられたアクセル開度センサ29が送出するアクセル開度の情報、およびブレーキペダル(図示なし)に設けられたストロークセンサ30が送出するブレーキペダルの踏み込み量の情報が入力される。さらにENG_ECU16には、エンジン11に設けられたエンジン回転数センサ32が送出するエンジンの回転数の情報が入力される。
エンジン11は、第1気筒33〜第4気筒36を有する多気筒エンジンとなっており、空気とは別に燃料を直接に各気筒内に供給する筒内直接噴射式エンジンとなっている。第1気筒33〜第4気筒36には、内部に燃料、例えばガソリンを直接噴射する燃料噴射弁37〜40が取り付けられている。また、第1気筒33〜第4気筒36には、点火プラグ41〜44が取り付けられている。点火プラグ41〜44には、イグナイタ(図示なし)が接続されている。イグナイタは、点火プラグ41〜44の点火のタイミングを調整する。ENG_ECU16は、燃料噴射弁37〜40およびイグナイタの作動を制御する。この制御は、燃料噴射弁37〜40から噴射される燃料の噴射量や噴射時期の制御、および点火プラグ41〜44による点火を行う時期(点火時期)を、MBT(Minimum advance for Best Torque)よりも遅角側にずらす点火遅角の制御が可能になっている。なお、MBTは、同一運転条件で点火時期だけを変更したときに、エンジントルクが最大となる最も遅角側の点火時期、つまり最適点火時期となっている。
第1気筒33〜第4気筒36の各吸気弁には、複数の吸気枝管を含む、例えば吸気マニホールド45がそれぞれ繋がっている。吸気マニホールド45は、合流して一つの吸気管46に接続されている。吸気管46には、電子制御式のスロットルバルブ47が設けられている。スロットルバルブ47は、アクチュエータ48により開閉駆動される。アクチュエータ48は、ドライバ49を介してENG_ECU16により駆動が制御される。スロットルバルブ47は、開閉動作に伴う開度の変化により吸気管46を通過する空気の流量(吸入量)を変化させる。スロットルバルブ47には、開度量を検出する開度センサ50が設けている。開度センサ50が検出したスロットル開度量(実開度)の情報はENG_ECU16に送られる。さらに、吸気管46には、スロットルバルブ47の上流側に、吸入空気流量を検出するエアフロセンサ51が設けられている。エアフロセンサ51が検出した吸入空気流量の情報はENG_ECU16に送られる。
ENG_ECU16は、例えばアクセルペダルを踏み込んだ状態(パワーオンの状態)がなされることに応答して、車両9に要求される運転に必要なユーザー要求パワーを求める。ユーザー要求パワーの決定は、例えば車速およびアクセル開度を含むパラメータから目標となる出力軸22の出力トルク(駆動軸トルク)を算出した後、エンジン回転数および車速の比に応じて、例えばマップから算出した値と目標駆動軸トルクとに基づいて決定する。
ENG_ECU16は、ユーザー要求パワーおよびエンジン回転数を含むパラメータに基づいて、例えばマップを参照して、目標スロットル開度に相当するベース開度を求める。例えばマップは、ユーザー要求パワー、エンジン回転数およびベース開度の関係を予め計測して作成した3次元マップとなっている。ENG_ECU16は、例えばベース開度を、例えば触媒温度に応じた開度補正量で補正して排気エミッション悪化を抑制可能な目標スロットル開度を求める。ENG_ECU16は、算出された目標スロットル開度とその時点のスロットル開度(実スロットル開度)とに基づいてアクチュエータ48の制御量を算出する。そして、ENG_ECU16は、算出された制御量がドライバ49に出力され、ドライバ49によってアクチュエータ48が駆動される。
ENG_ECU16は、ユーザー要求パワーを含むパラメータに基づいて、例えばマップを参照して目標吸入空気量および目標点火時期を求める。ENG_ECU16は、求めた目標吸入空気量を実現するようにドライバ49を介してアクチュエータ48を駆動してスロットルバルブ47の開度を制御する。またENG_ECU16は、算出した目標点火時期に基づいてイグナイタを通電制御する。さらにENG_ECU16は、実際のエンジン11の運転状態からエンジン11の実出力トルクを精度良く算出し、実出力トルクが目標出力トルクに精度良く追従するように目標出力トルクを達成する。
ENG_ECU16は、車両9の運転状況に応じて一部の気筒を非稼働にする減気筒運転と、全気筒を稼働状態にする全気筒運転とのいずれか一方の運転を選択して実行する。減気筒運転は、例えば第1気筒33と第4気筒36とに対して燃料供給および点火を停止させて非稼働状態にし、かつ残りの第2気筒34と第3気筒35とを稼働状態にする。全気筒運転は、全気筒を構成する第1気筒33〜第4気筒36を稼働状態にする。なお、第1気筒33および第4気筒36が休止気筒の一例であり、第2気筒34および第3気筒35が運転気筒の一例である。
エンジン11には、排ガス浄化部53が接続されている。排ガス浄化部53は、第1排気管54を通して運転気筒34,35の排ガスが流入する第1触媒55と、第2排気管56を通して休止気筒33,36の排ガスが流入する第2触媒57とを有する。第2排気管56は、第1排気管54の外周側に配置されている。つまり第2触媒57は、内周部の第1触媒55からの熱伝達によって昇温されるように配置されている。第2排気管56には、排気温度センサ58が取り付けられている。排気温度センサ58は、第2排気管56内を流通する排気の温度に対応した電気信号をENG_ECU16に出力する。ENG_ECU16は、第2触媒57の温度を排気温度センサ58から得られる情報に基づいて推定する。なお、排気温度センサ58は、第1検出部の一例である。
ENG_ECU16は、ユーザー要求パワーが予め決められた閾値以下となる低負荷の場合、例えば車両9が停止中の場合に、エンジン11を全気筒運転から減気筒運転に切り替える制御を実施する。また、ECU19は、ユーザー要求パワーが低負荷の場合で、かつSOCが予め決められた充電閾値未満のときに、エンジン11を始動させてエンジン11から出力される駆動力を利用して第1モータ12を回転させ、回転させた第1モータ12で発電した電力によりバッテリ20を充電するチャージ制御を実施する。また、ECU19は、SOCが充電閾値を超えている場合に、バッテリ20の充電電力を使用して第2モータ13を駆動して第2モータ13から出力される駆動力を走行用の駆動力に利用するモータアシスト制御を許可する。
ENG_ECU16は、エンジン11を減気筒運転から全気筒運転に切り替える場合に、第2触媒57の温度が予め決められた閾値未満のとき、つまり第2触媒57が活性温度以下のときに休止気筒33,36の点火時期を、運転気筒34,35の点火時期(最適点火時期)よりも予め決められた所定量遅角させる第1制御を実施する。第1制御で遅角される点火時期は、排気エミッションの制限を遵守可能なエミッション成立範囲内に設定される。また、第1制御を実施する場合にENG_ECU16は、エンジン11の出力不足を補うための駆動力を第2モータ13から出力させる第2制御を実施する。第2触媒57の温度は、排気温度センサ58から得られる情報に基づいて推定される。休止気筒33,36を運転するときの点火時期を遅角させることで、例えば第2触媒57の早期活性化を図るべく排ガス温度を早期に昇温させることができる。
ENG_ECU16は、第1制御を実施する場合に、SOCが少ないほど休止気筒33,36の燃焼行程における点火時期を、第1制御で遅角された点火時期よりも遅角側のずらし量(遅角量)が大きくなる時期に設定するように制御する。ここで、例えば「SOCが少ないほど」とは、バッテリ20の充電可能な容量のうち、SOCが充電閾値を超えていて充電の必要がない非充電容量域にて少ないという意味である。この実施例では、例えば非充電容量域における残容量が相対的に多い領域、少ない領域、およびこれらの間の中間領域の3つの領域に分けて検出している。SOCが少ない領域に含まれる場合には、SOCが多い領域に含まれる場合と比べて、第1制御で遅角された点火時期から遅角側にずらす量が大きくなる時期に点火時期が設定される。またSOCが多い領域に含まれる場合には、SOCが少ない領域に含まれる場合と比べて、第1制御で遅角された点火時期から遅角側にずらす量が少なくなる時期に点火時期が設定される。そしてSOCが中間領域に含まれる場合には、第1制御で遅角された点火時期から遅角側にずらす量が相対的に中間ぐらいの量となる時期に点火時期が設定される。なお、SOCに応じた遅角量を3段階に設定しているが、3段階に限らず、2段階でもよいし4段階以上としてよい。
図2は、減気筒運転から全気筒運転に切り替える場合に、車両9の要求負荷(ユーザー要求パワー)および第2触媒57の推定温度に基づいて選択される運転モードを示す説明図である。第2触媒57の推定温度が相対的に低温で、かつ車両9の要求負荷が低負荷の場合にECU19は、触媒暖機モードを実施する。
触媒暖機モードは、前述した第1制御を実施するとともに、休止気筒33,36にて点火遅角を実施した状態でエンジン11をアイドル回転数で自立運転(無負荷運転)させる。また、触媒暖機モードでは、ユーザー要求パワーから触媒暖機モードを実施するときのエンジンパワーを減じた不足分のパワーが第2モータ13の上限出力パワーよりも小さい場合に前述した第2制御を実施する。なお、第2モータ13の上限出力パワーは、SOCを含むバッテリの状態に応じてECU19により設定される。ECU19は、出力上限パワー以下で第2モータ13の出力を調整する。また、ECU19は、第2触媒57が活性温度に達した時点で触媒暖機モードを終了する。
第2触媒57の温度が相対的に低温で、かつ車両9の要求負荷が高負荷の場合にECU19は、E/G遅角モードを実施する。E/G遅角モードは、前述した第1制御を実施するとともに、休止気筒33,36にて点火遅角を実施した状態でスロットルバルブ47の開度を大きくなるように設定するよう制御する。また、E/G遅角モードでは、ユーザー要求パワーからE/G遅角モードを実施するときのエンジンパワーを減じた不足分のパワーが第2モータ13の上限出力パワーよりも小さい場合に第2制御を実施する。この場合、スロットルバルブ47の開度が大きくなるように設定されるため、実エンジンパワーが、触媒暖機モードを実施する場合と比べて大きくなる。車両9は、エンジン11が出力した駆動力を、第2モータ13が出力した駆動力によってアシストすることで走行する。この場合、第2モータ13の出力は、触媒暖機モードを実施する場合と比べて少なくて済む。ECU19は、第2触媒57が活性温度に達した時点でE/G遅角モードを終了する。
第2触媒57の温度が相対的に中温で、かつ車両9の要求負荷が低負荷の場合にECU19は、E/G遅角モードを実施する。第2触媒57の温度が相対的に中温で、かつ車両9の要求負荷が高負荷の場合にECU19は、E/G遅角モードを実施する。第2触媒57の温度が相対的に高温で、かつ車両9の要求負荷が相対的に低負荷の場合、および第2触媒57の温度が相対的に高温で、かつ車両9の要求負荷が相対的に高負荷の場合にECU19は、触媒暖機運転の必要がないため、通常の全気筒運転(通常モード)を実施する。
図3は、減気筒運転から全気筒運転に切り替える場合のECU19の制御手順を示すフローチャートである。図3に示すように、ステップS1にてECU19は、エンジン回転数とエンジントルクとをパラメータとしてマップに基づいてユーザー要求パワー(車両9の要求負荷)を取得する。ステップS2にてECU19は、ユーザー要求パワーが予め決められた閾値を超えるか否かを判断する。肯定(Y側)、つまりユーザー要求パワーが閾値を超える場合にはステップS3に移行する。否定(N側)の場合にはユーザー要求パワーが閾値以下であるため、ステップS4に移行してそのまま減気筒運転を実施する。
ステップS3にてECU19は、触媒温度取得、つまり排気温度センサ58から得られる第2触媒57の推定温度を取得する。ステップS5にてECU19は、取得した第2触媒57の推定温度が予め決められた閾値、つまり第2触媒57の活性温度未満か否かを判断する。肯定(Y側)の場合、つまり活性温度未満(第2触媒57の温度が中温または低温に相当)の場合にはステップS6に移行する。否定(N側)(第2触媒57の温度が高温(活性温度)に相当)の場合にはステップS7に移行して全気筒運転の通常モードを実施する。
ステップS6にてECU19は、取得した第2触媒57の推定温度が予め決められた閾値(第2触媒57の活性温度)に対して低温か否かを判断する。肯定(Y側)の場合、つまり第2触媒57の温度が低温の場合にはステップS8に移行する。否定(N側)、つまり活性温度が中温の場合にはステップS9に移行してE/G遅角モードを実施する。
ステップS8にてECU19は、その時点でのSOCに基づいて、第2モータ13の上限出力パワーを取得する。ステップS9にてECU19は、ユーザー要求パワーから触媒暖機モードを実施するときのエンジンパワーを減じた不足分のパワーが上限出力パワー未満か否かを判断する。肯定(Y側)の場合、つまり車両9の要求負荷が低負荷の場合にECU19は、ステップS11に移行して触媒暖機モードを実施する。否定(N側)の場合、つまり車両9の要求負荷が高負荷の場合にECU19は、ステップS9に移行してE/G遅角モードを実施する。
図4は、触媒暖機モードを実施するECU19の制御手順を示すフローチャートである。なお、図4にて図3で説明した処理と同じまたは同様の処理には同符号を付与してここでの詳しい説明を省略する。触媒暖機モードは、例えば図4の二点鎖線で囲んだ範囲で実施される処理が特徴となる。ステップS13にてECU19は、ユーザー要求パワーに基づいて排気エミッション悪化を抑制可能な範囲内で触媒暖機モードを実施するときのスロットルバルブ47の開度を算出してステップS14に移行する。なお、触媒暖機モードでは、自立運転(無負荷運転)のスロットル開度が算出される。ステップS14にてECU19は、算出されたスロットル開度に基づいて排気エミッション悪化を抑制可能な範囲内でMBTまたはTK(トレース・ノック)となるように運転気筒34,35における点火時期を算出してステップS15に移行する。ステップS15にてECU19は、SOCを取得してステップS16に移行する。ステップS16にてECU19は、SOCに応じて休止気筒33,36における点火時期を算出する。ステップS16にて算出される休止気筒33,36における点火時期は、ステップS14にて算出される運転気筒34,35における点火時期よりも予め決められた所定量遅角させた(第1制御にて遅角された)点火時期に対して、SOCに応じて遅角側にずらす時期が算出される。なお、ステップS16では、第1制御にて遅角される分とSOCに応じて遅角される分とを含めた遅角量を算出してよい。
例えばステップS16にてECU19は、SOCが少ない領域に含まれる場合に、SOCが多い領域に含まれる場合と比べて、点火時期を第1制御にて遅角された点火時期に対して遅角側にずらす量が相対的に大きくなるように点火時期を求める。またSOCが多い領域に含まれる場合には、SOCが少ない領域に含まれる場合と比べて、点火時期を第1制御にて遅角された点火時期に対して遅角側にずらす量を相対的に少なくなるように点火時期を求める。そしてSOCが中間領域に含まれる場合には、点火時期を第1制御にて遅角された点火時期に対して遅角側にずらす量を、SOCが多い領域の場合と少ない領域の場合との中間ぐらいの量になるように点火時期を求める。ステップS16にてECU19は、休止気筒33,36における点火時期を算出した後にステップS17に移行する。つまり、SOCが少ない場合には、遅角量を大きくして第2触媒57を早く昇温させ、また、SOCが多い場合には、遅角量を小さくして第2触媒57をゆっくり昇温させる。


ステップS17にてECU19は、休止気筒33,36での点火遅角による出力低下を考慮して触媒暖機モードを実施するときのエンジンパワーを算出する。触媒暖機モードを実施する場合には、例えばエンジン11をアイドリング回転数に維持する触媒暖機遅角燃焼運転(自立運転)を実施するときのエンジンパワーが算出される。ステップS8にてECU19は、その時点でのSOCに基づいて上限出力パワーを取得する。ステップS10にてECU19は、ユーザー要求パワーから触媒暖機モード時のエンジンパワーを減じたパワーが上限出力パワー未満か否かを判断する。肯定(Y側)の場合、つまり車両9の要求負荷が高負荷の場合にECU19は、ステップS18に移行する。否定(N側)の場合、つまり車両9の要求負荷が低負荷の場合にECU19は、ステップS4に移行して減気筒運転を維持する。
ステップS18にてECU19は、休止気筒33,36における点火遅角に伴うエンジン出力低下分を考慮したエンジンパワーと、目標の第2モータ13のパワーとのトータルのパワーがユーザー要求パワーとなるように、目標の第2モータ13のパワーを算出する。ステップS19にてECU19は、ステップS16で算出された点火時期をENG_ECU16に指示する。ステップS20にてECU19は、ステップS18にて算出された第2モータ13のパワーに対応する目標回転速度およびトルク指令値をMG_ECU17に指示する。
なお、E/G遅角モードを実施するECU19の制御手順は、図4で説明した触媒暖機モードを実施する制御手順と同じまたは同様であるのでここでは詳しい説明を省略する。違いは図4で説明したステップS13にてECU19は、E/G遅角モードを実施するときのスロットル開度を算出する。このときのスロットルバルブ47の開度が大きくなるように値が算出される。また、ステップS17にてECU19は、E/G遅角モードのときのエンジンパワーを算出する。例えばECU19は、スロットルバルブ47の開度を大きくなるように設定したときの遅角燃焼運転を実施するときのエンジンパワーを算出する。
図5は、触媒暖機モードにて各部の動作を示すタイムチャートである。図5に示すように、時間t1以前では、減気筒運転が実施されており、また、アクセルペダルの踏み込みがなされていないパワーオフ(要求負荷が低負荷)の状態となっている。時間t1のときに、例えばパワーオンの状態がなされて、同図に符号Aで示すようにユーザー要求パワーが増大する。このとき、ユーザー要求パワーから触媒暖機モード時のエンジンパワーを減じた不足分のパワーが上限出力パワー未満になっていると仮定する。これに応答してECU19は、エンジン11の全気筒運転を開始し、かつ触媒暖機モードを実施する。触媒暖機モードは、前述したように休止気筒33,36の燃焼行程にて点火遅角が実施され、かつエンジン11をアイドリング回転数に維持する触媒暖機遅角燃焼運転(自立運転)、つまり無負荷運転が実施される。このようにエンジン11がアイドリング回転に応じた出力で、かつ休止気筒33,36にて点火遅角が実施されるため、休止気筒33,36は、同図の符号Bに示すように運転気筒34,35と比べて出力が低下した状態になる。この休止気筒33,36の出力が低下した分、第2モータ13の出力が同図の符号Cに示すように増大される。時間t2では、同図の符号Dに示すように、第2触媒57が活性温度に達して触媒暖機モードの実施が停止される。つまり、時点t2から通常の運転が実施され、同図の符号Eに示すように休止気筒33,36の出力が増大し、その分、同図の符号Fに示すように第2モータ13の出力が低下される。
図6は、E/G遅角モードにて各部の動作を示すタイムチャートである。図6に示すように、時間t3以前では、減気筒運転が実施されており、また、アクセルペダルの踏み込みがなされていないパワーオフ(要求負荷が低負荷)の状態となっている。減気筒運転を実施中の時間t3のときに、例えばパワーオンの状態がなされて、同図に符号Gで示すようにユーザー要求パワーが増大している。このとき、ユーザー要求パワーから触媒暖機モード時のエンジンパワーを減じた不足分のパワーが上限出力パワー以上になっていると仮定する。これに応答してECU19は、休止気筒33,36を運転してエンジン11の全気筒運転を開始し、かつE/G遅角モードを実施する。E/G遅角モードは、前述したように休止気筒33,36にて点火遅角制御が実施され、かつスロットルバルブ47の開度を大きくなるように設定された遅角燃焼運転が実施される。点火遅角が実施されるため休止気筒33,36の出力は、同図の符号Hに示すように運転気筒34,35よりも低下している。また、スロットルバルブ47の開度を大きくなるように設定するため休止気筒33,36の出力は、図5で説明した触媒暖機モードにおける休止気筒33,36と比べて、高くなる。休止気筒33,36の出力が運転気筒34,35よりも低下した分だけ第2モータ13の出力が同図の符号Iに示すように増大される。E/G遅角モードにおける第2モータ13の出力は、図5で説明した触媒暖機モードにおける第2モータ13と比べると低くなる。時間t4では、同図の符号Jに示すように第2触媒57が活性温度に達して触媒暖機モードの実施が停止される。つまり、時点t4から通常の運転が実施される。通常の運転に切り替わると、同図の符号Kに示すように休止気筒33,36の出力が増大し、その分、同図の符号Lに示すように第2モータ13の出力が低下される。
また、時間t3にて、SOCが少ない領域に含まれる場合にECU19は、SOCが多い領域に含まれる場合と比べて、点火時期を遅角側にずらす量が大きくなる時期に設定する。この場合には、さらに遅角した分に応じて、同図の符号Mに示したように、休止気筒33,36の出力が低下する。これに対して、点火時期が遅角量を大きくずらした時期に設定されるため、休止気筒33,36の燃焼タイミングの後燃えにより生じる高温の排ガスが積極的に第2触媒57に送り込まれて第2触媒57の温度が早期に上昇する。このため、E/G遅角モードを実施中にSOCが少ない場合には、時間t4から時間t4’の分だけ第2触媒57の温度を活性温度に上昇させる時期を早めることができる。時間t3から時間t4’の間にて第2モータ13の出力は、SOCに応じた点火遅角に伴う休止気筒33,36の出力が低下する分、同図の符号Nに示すように増大される。なお、図5で説明した触媒暖機モードを実施中にSOCが少ない場合にも同様に点火時期が遅角側に大きくずらした時期に設定されるので、第2触媒57の温度を活性温度に早期に上昇させることができる。
図7は、点火時期の遅角量に対するエンジントルクと排気温度との関係を示す説明図である。図7に示すように、点火時期を進角側から遅角側にずらす量(遅角量)に対するエンジントルクの低下率と排気温度の上昇率(暖機促進率)との比率が異なる関係となっている。つまり遅角量を、例えば「y」とすると、エンジントルクは「x」の低下率となるのに対し、排気温度は「K」(x<K)の増加率となる。つまり、遅角量を大きくするとエンジントルクの低下率よりも暖機促進率の方が大きくなる。このため、暖機促進によって第2モータ13の出力を抑制することで消費されないバッテリ20の容量は、点火遅角に伴うエンジントルク低下に伴って第2モータ13を出力させるために消費されるバッテリ20の容量を上回るため、バッテリ抑制効果が得られる。
図8は、スロットルバルブ47の開度量に対するエンジントルクおよび排気温度の関係を示す説明図である。図8に示すように、点火時期を遅角側にずらす量を「z」にすると、エンジントルクは「O」から「P」に低下する。これに対し、スロットルバルブ47の開度を増大させると、点火遅角を実施していても、符号Qの点線で示すようにエンジントルクを略「O」に維持できることが分かる。また、排気温度は「R」から「S」に上昇するのに対し、スロットルバルブ47の開度を増大させると、符号Tの点線で示すように排気温度を温度「S」よりもさらに上昇させることができる。そこで、ECU19は、触媒暖機のための点火遅角を実施するときに、SOCに応じてスロットルバルブ47の開度を増大させるように制御してよい。この場合には、図4で説明したステップS13の処理となる「触媒暖機モード時スロットル開度算出」の処理の前に、「SOCの残容量を検出」をする処理を追加し、ステップS13にてECU19は、SOCの残容量が少ないほどスロットルバルブ47の開度を増大させるように制御してよい。これによればスロットルバルブ47の開度を増大させるとエンジントルクの低下が少なくなるため、第2モータ13の出力を減少させることが可能となる。またスロットルバルブ47の開度を増大させることで排気温度がさらに上昇するため、触媒暖機運転時間を大幅に短縮させることができる。
以上、実施例に基づいて説明したが、この発明は上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。例えば、この発明の車両としては、外部電源により充電可能なプラグインハイブリッド車両でもよい。また、ハイブリッド車両としては、2個のモータ12,13を搭載している例として説明しているが、1個または3個以上のモータを搭載した車両を使用してよい。また、例えば、上記実施例では、内燃機関の気筒配置として、直列型のものを用いた例であるが、この発明の内燃機関の気筒配置はこれに限らず、V型、W型、水平対向型および星型のものを用いてよい。
上記各実施例では、休止気筒を第1気筒33および第4気筒36に決めているが、これらに限らず、例えば第2気筒34および第3気筒35、または第1気筒33および第2気筒34、あるいは第3気筒35および第4気筒36にしてよい。また、休止気筒を1つまたは3つの気筒にしてよい。さらに、上記各実施例で説明したエンジンは、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により駆動力を出力するエンジンとしてよい。また、エンジンとしては、空気とは別に燃料を直接筒内に供給する筒内直接噴射式エンジンとして説明しているが、吸入ポートにおいて燃料を噴射し空気と燃料との混合気を筒内に供給するポート噴射式としてよい。
また、第2触媒57または第2排気管56の外周に電気加熱部を設置して、電気加熱部により第2触媒57または第2排気管56を外周から加熱してよい。この加熱は、触媒暖機モードまたはE/G遅角モードの実施と一緒に実施される。これによれば、第2触媒57を早期に活性温度に昇温することができるため、バッテリ20の消費量を抑えることができる。
11…エンジン、 12…第1モータ、 13…第2モータ、 19…ECU、 20…バッテリ、 21…電源部、 33,36…休止気筒、 34,35…運転気筒、 53…排ガス浄化部、 55…第1触媒、 57…第2触媒、 58…排気温度センサ。

Claims (1)

  1. 運転中に常時稼働状態にされる運転気筒と非稼働状態にされる休止気筒とを有する内燃機関と、
    前記運転気筒の排ガスが流入する第1触媒と前記休止気筒の排ガスが流入する第2触媒とを有する排ガス浄化部と、
    前記第2触媒の推定温度を検出する第1検出部と、
    前記内燃機関が出力する駆動力によって発電する機能を有する電動機と、
    前記電動機で発電した電力を蓄積するバッテリと、
    前記休止気筒を非稼働状態にさせた減気筒運転から前記休止気筒を稼働状態にさせた全気筒運転に切り替えるときに、前記第1検出部から得られる情報に基づいて前記第2触媒の推定温度が所定の温度に達していない場合に前記休止気筒の点火時期を遅角させる第1制御を実施する制御部とを備えたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記バッテリの残容量を検出する第2検出部を備え、
    前記制御部は、前記第1制御を実施中に、前記バッテリの残容量が予め定めた充電閾値を超えた非充電容量域において前記バッテリに蓄積された電力を利用して前記電動機から走行用の駆動力を出力させる第2制御を実施するとともに、前記第1制御および前記第2制御を実施するときに、前記第2検出部で検出した前記バッテリの残容量が少ないほど前記休止気筒の燃焼行程における点火時期を前記運転気筒の点火時期よりも遅角側にずらす量が大きくなる時期に設定するように構成されていることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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