JP6520597B2 - 車両位置補正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両位置の検出結果から車両が走行中の道路を特定して、車両位置をその道路上の適正位置に補正する車両位置補正装置に関する。
GPS受信機にて計測した過去所定期間分の位置座標を用いて軌跡データを生成し、その軌跡データと地図データとを比較することで、GPS受信機の移動軌跡と相関のある道路を、車両の走行道路として推定するよう構成された位置補正装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この位置補正装置では、軌跡データの位置座標と推定した走行道路上の位置座標とを比較することで、GPS受信機にて計測される位置座標のバイアス誤差を推定し、GPS受信機にて計測される位置座標(つまり、車両位置)を補正する。
特開2009−41988号公報
上記従来の位置補正装置では、GPS受信機の移動軌跡と形状が一致する道路を推定して、バイアス誤差を算出することから、車両位置を走行中の道路上に補正することができる。しかし、道路が複数車線である場合、車両がどの車線を走行しているのかを特定することはできない。
このため、上記従来の位置補正装置では、例えば、車両の目標走行軌跡を生成して車両を自動運転させるような場合に、複数車線の道路で最適な車線を走行させることができない等、最終的に得られる車両位置の精度が不十分になることがあった。
本発明は、道路が複数車線である場合に、車両がどの車線を走行しているのかを特定して、車両位置をより精度よく補正できるようにすることを目的とする。
本発明の車両位置補正装置は、航法衛星を利用して車両位置を測定する衛星測位部、道路の車線毎の位置情報を含む地図情報が記憶された地図記憶部、及び、衛星測位部により測定された車両位置に基づき車両の位置軌跡を生成する位置軌跡生成部を備える。
そして、位置補正部が、位置軌跡生成部にて生成された位置軌跡と地図記憶部に記憶された地図情報とに基づき、車両位置を補正する。また位置補正部は、車両位置の補正量を、次のように算出する。
すなわち、位置補正部は、位置軌跡生成部にて生成された位置軌跡に含まれる個々の車両位置が、地図情報から得られる道路の車線の中で車両がどの車線を走行しているときの位置であるのかを判定する。そして、その判定結果から得られる走行車線と位置軌跡との形状を比較し、車両位置の補正量を算出する。
このため、本発明の車両位置補正装置によれば、車両が走行中の車線を特定して、車両位置をその特定した走行車線上に補正することができる。よって、上述した従来装置に比べ、車両位置の補正精度を向上することができる。
第1実施形態の車両位置補正装置全体の構成を表すブロック図である。 地図情報の構成及び地図情報の取得動作を説明する説明図である。 位置軌跡生成部及び位置補正部の動作手順を表すフローチャートである。 限定軌跡配列を説明する説明図である。 限定軌跡配列抽出処理を表すフローチャートである。 位置補正量算出処理を表すフローチャートである。 位置補正量の候補値を生成する動作を説明する説明図である。 車両位置が属する車線を判定する動作を説明する説明図である。 補正後軌跡と地図配列との平均距離を算出する動作を説明する説明図である。 第2実施形態の車両位置補正装置全体の構成を表すブロック図である。 第2実施形態の限定軌跡配列抽出処理を表すフローチャートである。 図11に示す処理における車両位置の補正動作を説明する説明図である。 第2実施形態の位置補正部の動作手順を説明するフローチャートである。 図13に示す車両挙動判定処理の詳細を表すフローチャートである。 車両挙動判定処理で算出される方位角及び旋回半径を表す説明図である。 変形例1の位置軌跡生成部の動作手順を説明するフローチャートである。 変形例2の地図情報の構成及び車線情報の生成手順を説明する説明図である。 変形例3の車線情報の生成手順を説明する説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
なお、本発明は、下記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、下記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。また、下記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、これは本発明の理解を容易にする目的で使用しており、本発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
[第1実施形態]
本実施形態の車両位置補正装置2は、車両に搭載されて自車両の位置を検出すると共に、その検出誤差を補正し、例えば、ナビゲーション装置等の各種運転支援装置に出力するためのものである。
図1に示すように、車両位置補正装置2は、衛星測位部10、地図記憶部20、位置軌跡生成部30、及び、位置補正部40を備える。
衛星測位部10は、複数の人工衛星からの送信電波を受信することで、所謂衛星測位により車両位置を表す位置情報(例えば、緯度・経度・高度)を検出するものであり、例えば、GPS受信機にて構成されている。
地図記憶部20は、道路の車線を認識可能な地図情報が記憶された記憶媒体、例えば、半導体メモリ、ハードディスク、光学ディスク、等を備える。そして、地図情報記憶部20は、その記憶媒体から、衛星測位部10にて検出された車両位置周囲の地図情報を抽出し、位置補正部40に出力する。
地図記憶部20の記憶媒体には、地図情報として、道路の車線中央のノードの位置(例えば、緯度・経度・高度)を表す車線情報、車線の境界線(例えば、白線)の位置を表す境界情報、及び、道路の位置と形状(例えば、曲率、勾配、車線数、道幅)を表す道路情報の少なくとも一つが記憶される。これは、車両の走行車線を認識できるようにするためである。
本実施形態では、図2において道路の車線中央に円で示される各ノードの位置(緯度・経度・高度)、そのノード間を接続するリンクの形状(曲率・勾配)を含む地図情報が、地図記憶部20の記憶媒体に記憶されているものとする。
そして、地図記憶部20は、衛星測位部10から入力される車両の現在の位置情報P[tc]に基づき、自車両周囲の所定範囲「X・Y」内の地図情報を抽出し、位置補正部40に出力する。
次に、位置軌跡生成部30は、衛星測位部10を介して所定時間間隔で車両位置をサンプリングし、車両が所定距離移動する間の位置軌跡を生成する。
また、位置補正部40は、位置軌跡生成部30にて生成された位置軌跡と地図記憶部20から取得した自車両周辺の地図情報との形状のマッチングを取り、両者が重なるように車両位置を補正する。
なお、位置補正部40には、後述する限定軌跡配列の長さ(換言すれば距離)等、各種動作条件を入力するための操作部42が設けられている。
位置軌跡生成部30及び位置補正部40は、CPU、ROM、RAMを中心として構成されるマイクロコンピュータ、若しくは、専用の電子回路にて構成されており、図3に示す手順で位置軌跡の生成及び位置補正を行う。
なお、図3に示す処理手順は、コンピュータが実行するプログラムとしてROM等の記憶媒体に記憶することで、コンピュータがそのプログラムを実行することで実現されるようにしてもよい。また、専用の電子回路の回路構成によって実現されるようにしてもよい。
図3に示すように、位置軌跡生成部30は、S110にて、衛星測位部10から取得した現在時刻tcの位置情報を位置軌跡である軌跡配列P[t]に代入する。この結果、軌跡配列P[t]として、初期位置P[1]から現在位置P[tc]までの位置情報がメモリ(例えば、RAM、フラッシュROM、等)に記憶される。
次に、位置軌跡生成部30は、S120にて、上記のようにメモリに記憶した軌跡配列P[t]の中から、位置補正に使用する限定軌跡配列Pl[t]を抽出する。
この限定軌跡配列Pl[t]は、図4に示すように、現在の位置情報P[tc]から遡って最大経路長Amax までの範囲内にある位置情報の軌跡配列である。
なお、最大経路長Amax は、操作部42を介して任意に設定可能である。また、限定軌跡配列Pl[t]の抽出範囲を、現在の位置情報P[tc]を中心とする、ある設定した半径をもつ円の内側と設定してもよい。
S120の限定軌跡配列抽出処理は、位置軌跡生成部30において、図5に示す手順で実行される。
この処理では、まずS210にて、メモリから、現在時刻tcまでの位置情報を含む軌跡配列P[t]を読み込む。次にS220では、カウンタiに初期値「tc−1」を設定すると共に、限定軌跡配列Pl[t]の探索初期位置Pl[1]として現在の位置情報P[tc]を設定する。
そして、続くS230では、位置情報P[tc]で特定される現在位置からP[i]で特定される車両位置までの軌跡の経路長Aを算出する。
次に、S240では、S230で算出した経路長Aが最大経路長Amaxよりも小さいか否かを判断し、経路長Aが最大経路長Amaxよりも小さい場合には、S250に移行する。
S250では、限定軌跡配列Pl[t]の現在の探索位置を表す値tmaxに、「tc−i+1」を設定し、その車両位置Pl[tmax ]に、P[i]を設定する。
そして、S260では、カウンタiをデクリメント(つまり、−1)して更新し、S270にて、カウンタiが値1よりも小さくなったか否か、つまり、S210にて取得した全軌跡配列P[t]に対する探索が終了したか否か、を判断する。
S270にて否定判断された場合(つまり、i≧1の場合)には、S230に移行し、S270にて肯定判断された場合(つまり、i<1の場合)には、S280に移行する。また、S240にて、経路長Aが最大経路長Amax 以上になったと判断された場合にも、S280に移行する。
そして、S280では、探索初期位置Pl[1]から最新の探索位置Pl[tmax ]までの車両位置を限定軌跡配列Pl[t]として、メモリに記憶(換言すれば出力)する。
図3に戻り、位置軌跡生成部30が上記手順でS120の限定軌跡配列抽出処理を実行すると、位置補正部40がS130の位置補正量算出処理を実行する。
図6に示すように、この位置補正量算出処理では、まずS310にて、位置軌跡生成部30から限定軌跡配列Pl[t]を取得し、S320にて、地図記憶部20から自車両周囲の地図情報を取得する。
S320では、図2に示すように、地図記憶部20から入力される地図情報の中から、道路の各車線のノード情報を、地図配列M[l][m]として取得する。なお、地図配列M[l][m]の[l]は車線番号を表し、[m]はノード番号を表す。
次に、S330では、図7に示すように、S310で取得した限定軌跡配列Pl[t]の初期位置Pl[1](換言すれば、車両の現在の位置)の周辺に位置補正量の候補値Pc[k]を複数個ランダムに生成する。上述の方法の例として、初期位置Pl[1]を中心とした半径Pmax の円内に、位置補正量の候補値Pc[k]を複数個ランダムに生成する方法がある。
なお、Pc[k]のkは、1〜kmax までの候補値Pcの番号を表しており、本実施形態では、kmax 個、候補値Pcが生成される。
そして、本実施形態では、地図情報が、緯度・経度・高度で規定される三次元座標系であるため、各候補値Pc[k]にも、限定軌跡配列Pl[t]を三次元座標系で移動可能な補正値が設定される。
次に、S340では、カウンタiに値「1」を初期設定し、後述の平均距離Lの最小値Lmin に最大距離∞を設定する。
そして、続くS350では、S310で取得した限定軌跡配列Pl[t]を構成する全車両位置の位置情報に対し、カウンタiの値で特定される候補値Pc[i]を加算することで、補正後軌跡Pa[t]を生成する。なお、この補正後軌跡Pa[t]は、限定軌跡配列Pl[t]を補正値Pc[i]だけ3次元方向に平行移動させた位置軌跡である。
こうして、補正後軌跡Pa[t]が生成されると、S360にて、補正後軌跡Pa[t]に含まれる車両位置が属する車線を判定する。
具体的には、図8に例示するように、補正後軌跡Pa[t]に含まれる車両位置毎に、車両位置から、S320で取得した地図配列M[l][m]から得られる周囲の車線l1、l2に対し垂線A1、A2を下ろす。
そして、その垂線A1、A2の長さが最も短い車線lを、車両位置が属する車線として判定する。なお、図では、垂線A1の方が垂線A2よりも長いので、短い垂線A2に対応した車線l2が、車両位置が属する車線として判定される。
また、車両位置から周囲の車線l1、l2に対し下ろした垂線の長さが、予め設定された長さよりも長い場合、例えば、垂線が図8に示すB1、B2である場合には、その車両位置を補正後軌跡Pa[t]から除去する。
これは、車両位置から各車線l1、l2への垂線の長さが設定長さよりも長い場合、車両は、道路から外れて、ガソリンスタンド等の周囲の施設に入ったと考えられるためである。
つまり、車両位置からの垂線の長さが全て設定長さよりも長い場合、その車両位置を位置軌跡に含めると、位置補正を正確に実施できないことが考えられる。そこで、本実施形態では、車両位置からの垂線の長さが設定長さ以内である車両位置だけを補正後軌跡Pa[t]に含め、他の車両位置は補正後軌跡Pa[t]から除外するのである。
次に、S360にて、補正後軌跡Pa[t]に含まれる全ての車両位置が属する車線lが判定されると、S370に移行し、その判定された車線lと補正後軌跡Pa[t]との間の平均距離Lを算出する。
この平均距離Lの算出は、図9に示すように、補正後軌跡Pa[t]に含まれる車両位置から、その車両位置が属すると判定した車線lに対し垂線を下ろし、その垂線の長さL(1),L(2),…を算出し、その長さの平均を求めることにより行われる。
このように算出される平均距離Lは、補正後軌跡Pa[t]と車線との形状の一致度を表すことになる。このため、続くS380では、平均距離Lが最小値Lmin よりも短いか否かを判断する。
そして、平均距離Lが最小値Lmin よりも短い場合には、車線との一致度が最も高いものと判断して、S390に移行し、最小値Lmin にS370で今回算出した平均距離Lを設定する。また、S390では、平均距離Lが最も短い補正後軌跡Pa[t]の位置補正量を表す値imin として、現在のカウンタiの値を設定し、S400に移行する。
一方、S380にて、平均距離Lは最小値Lmin 以上であると判断された場合には、そのままS400に移行する。
S400では、カウンタiの値がS330にて設定した候補値Pc[k]の数kmax よりも大きいか否か、換言すれば、S330にて設定した全ての候補値kmax に対しS350〜S390の処理を実行したか否か、を判断する。
S400にて、カウンタiの値がkmax 以下であると判断されると、S410にて、カウンタiをインクリメント(つまり、+1)した後、S350に移行する。逆に、S400にて、カウンタiの値がkmax よりも大きいと判断されると、S420に移行する。
S420では、平均距離Lが最小値Lmin となった候補値Pc[imin]を、車両の現在の位置情報P[tc]に対する位置補正量として設定し、メモリに記憶する。
このように、S130の位置補正量算出処理にて、位置補正量が算出されると、位置補正部40は、図3に示すS140の処理に移行し、車両の現在の位置情報P[tc]に位置補正量を加算することで、現在の位置情報P[tc]を補正する。
なお、この補正後の位置情報P[tc]は、メモリに記憶されると共に、車両に搭載されたナビゲーション装置等の各種運転支援装置に出力される。
以上説明したように、本実施形態の車両位置補正装置2においては、位置軌跡生成部30が、衛星測位部10により測定された車両位置を所定時間間隔でサンプリングすることで、車両の位置軌跡である軌跡配列P[t]を生成する。
そして、その軌跡配列P[t]のうち、現在の車両位置から最大経路長Amax だけ遡った距離範囲内にある軌跡配列を、位置補正量の算出に用いる限定軌跡配列Pl[t]として抽出する。
すると、位置補正部40が、その抽出された限定軌跡配列Pl[t]を、位置補正の候補値Pc[k]を用いて地図情報の座標系でランダムに平行移動させた複数の補正後軌跡Pa[t]を生成する。
また、位置補正部40は、その生成した補正後軌跡Pa[t]毎に、その軌跡に含まれる各車両位置が属する車線を各々特定して、その車線と各車両位置との距離を算出し、その平均距離Lから、平均距離Lが最も小さくなる補正後軌跡Pa[t]を特定する。
そして、位置補正部40は、その特定した補正後軌跡Pa[t]が走行車線と最も良く重なる位置軌跡として、その補正後軌跡Pa[t]を生成するのに用いた候補値Pc[k]を、現在の車両位置の位置補正量として設定する。
このため、本実施形態の車両位置補正装置2によれば、車両が走行中の車線を特定して、車両位置をその特定した走行車線上に補正することができ、従来装置に比べ、車両位置の補正精度を向上することができる。
また、位置補正部40は、補正後軌跡Pa[t]に含まれる車両位置が属する車線を特定する際、各車両位置から地図配列M[l][m]から得られる周囲の車線に垂線を下ろし、垂線が最も短い車線を選択する。
また、その特定した車線の形状と補正後軌跡Pa[t]の形状の一致度を求める場合にも、各車両位置から特定した車線に対し垂線を下ろし、その垂線の長さの平均を算出する。
従って、車両が車線変更した場合でも走行車線を認識して、その走行車線と車両の走行軌跡との一致度を適正に求めることができる。
[第2実施形態]
図10に示すように、本実施形態の車両位置補正装置4は、図1に示した第1実施形態のものと同様の構成に加えて、更に、車両センサ50、推測航法部60、ドライバ操作受付部70、周辺監視センサ80、及び、環境認識部90を備える。
車両センサ50は、車両の走行状態を検出するための状態検出部であり、車輪速センサ、ジャイロセンサにより、車両の速度、加速度などの状態量を検出する。
推測航法部60は、車両センサ50により得られる車両の状態量を使って、前時刻からの相対移動量を周期的に算出し、その算出した相対移動量と衛星測位部10から得られる位置情報とから、自車両の位置を推測するものである。
推測航法部60は、例えば、衛星測位部10による衛星測位の状態(例えば、GPS受信器における受信衛星数)に応じて、位置推測に用いる衛星測位と相対移動量との組み合わせ(換言すれば、重み付け)を調整する。
このため、第1実施形態のように、自車両の位置を衛星測位部10だけで測定するようにした場合に比べて、より高精度に車両位置を測定できるようになる。そして、位置軌跡生成部30には、推測航法部60により得られる位置情報が入力される。
ドライバ操作受付部70は、ステアリングの操舵や、方向指示器の操作等、車両運転者による運転操作を受け付けるためのものである。
周辺監視センサ80は、カメラ、レーダーレーダ、ミリ波レーダ、等にて構成され、車両周辺の画像や測距点などの環境情報を取得するのに用いられる。
環境認識部90は、周辺監視センサ80から取得した周辺情報(画像、測距点など)を使って、車両周辺の白線位置を認識し、その認識した白線位置を用いて、車線内における自車両の相対位置を算出する。
相対位置は、図12に示すように、車線中央に対する自車重心の横位置、車線中央の接線方向に対する回頭角などである。なお、図12では、車線が直線であるため、回頭角は、その直線に対する車両進行方向の傾斜角度になっているが、車線が曲線の場合には、その曲線の接線に対する車両進行方向の傾斜角度となる。
このように環境認識部90にて求められる車線との相対位置は、位置軌跡生成部30に入力される。そして、位置軌跡生成部30は、自車両の車線との相対位置に基づき、推測航法部60から取得した現在時刻の位置P[tc]を補正する。
すなわち、位置軌跡生成部30は、図11に示すように、限定軌跡配列抽出処理において、S210にて軌跡配列P[t]を取得すると、S215に移行して、環境認識部90から現在時刻の相対位置情報Q[tc]を取得する。
そして、S215では、その取得した相対位置情報Q[tc]を用いて、軌跡配列P[t]に含まれる現在時刻の位置情報P[tc]を、車線中央に位置するように補正する。
また、S220では、限定軌跡配列Pl[t]の探索初期位置Pl[1]として、S215で補正した位置情報Pq[tc]を設定し、S225に移行する。
S225では、環境認識部90から時刻iの相対位置情報Q[i]を取得し、その相対位置情報Q[i]を用いて、軌跡配列P[t]に含まれる時刻iの位置情報P[i]を、車線中央に位置するように補正する。
そして、S230では、Pq[tc]からPq[i]までの位置情報を用いて、その間の経路長Aを算出し、その後は、第1実施形態と同様の手順で、補正後の位置情報Pq[i]を使って、限定軌跡配列Pl[t]を生成する。
このため、図12に示すように、車両が車線の白線内を走行している場合には、推測航法部60から取得した車両位置が白線の外に移動したとしても、環境認識部90からの相対位置情報を用いて車両位置を車線中央に補正することができる。
従って、本実施形態によれば、位置補正に用いられる限定軌跡配列の位置誤差が少なくなり、第1実施形態に比べて、車両位置の検出精度を高めることができる。
一方、位置補正部40は、位置軌跡生成部30にて生成された限定軌跡配列を用いて、位置補正量を算出するが、例えば、車両が直線走行していて限定軌跡配列が直線になると、位置補正量の精度が悪くなる。
つまり、位置補正部40は、限定軌跡配列を平行移動させて、車線との形状の一致度が最も高い限定軌跡配列を抽出し、その抽出した限定軌跡配列の移動量を位置補正量として算出する。このため、限定軌跡配列の変曲点が少ないと、車線との形状の一致度が高い限定軌跡配列を絞り込むことが難しく、位置補正量の設定精度を高めることができない。
そこで、図13に示すように、位置補正部40は、位置補正量算出処理を実行する前に、S122にて車両挙動判定処理を実行することで、限定軌跡配列は車両挙動に変化がある区間かどうかを判定するように構成されている。
そして、位置補正部40は、その判定結果から、S124にて、限定軌跡配列が車両挙動に変化がある区間であると判断されると、S130に移行して、位置補正量算出処理を実行し、S140に移行する。
また、S124にて、限定軌跡配列が車両挙動に変化がない区間であると判断されると、S126に移行して、現在時刻tcにおける位置補正量を零に設定し、S140に移行する。
この結果、本実施形態によれば、第1実施形態に比べて、車両位置の補正精度をより向上することができる。
なお、S122にて実行される車両挙動判定処理は、図14に示す手順で実行される。
すなわち、車両挙動判定処理では、S510にて、カウンタi、Cにそれぞれ初期値「2」、「0」を設定する。
そして、続くS520にて、限定軌跡配列のi番目の位置情報Pl[i]と、その前後の位置情報Pl[i−1]、Pl[i+1]とを用いて、図15に示すように、これらの位置関係から車両の旋回半径R及び進行方向の方位角φを推定する。
なお、旋回半径Rは、車両の旋回状態を表すパラメータであり、限定軌跡配列から得られる車両の走行経路の曲率が大きいほど小さくなるので、本実施形態では車両の走行経路の曲率として、旋回半径Rを推定している。
また、方位角φは、例えば、北を基準方位(0度)とする時計回りの角度であり、軌跡角度に相当する。そして、方位角φは、車線の方向(換言すれば、車線角度)と比較することで、車線に対する進行方向のずれを識別でき、そのずれ量から、車両の車線変更を判定できる。
次に、S530では、車両の旋回状態の推定結果である旋回半径Rが、所定の閾値Rthよりも小さいか否か、換言すれば、車両の走行経路の曲率が所定の閾値よりも大きいか否か、を判断する。
S530にて、旋回半径Rが閾値Rthよりも小さいと判断された場合には、車両が右左折若しくは旋回したと判断して、S540に移行し、カウンタCをインクリメントした後、S550に移行する。また、S530にて、旋回半径Rが閾値Rth以上であると判断された場合には、そのままS550に移行する。
S550では、位置情報Pl[i]で特定される車両位置に対して最も近いノードを地図情報の中から探索し、そのノードに接続されるリンクの方向から、車線角度として、ノードにおける車線の方位角φMAP を取得する。
次に、S560では、S520で求めた車両の進行方向を表す方位角φと、S550で求めた車線の方位角φMAP との差の絶対値が、予め設定された閾値φthよりも大きいか否かを判断する。
そして、S560にて、方位角φと方位角φMAP との差の絶対値が閾値φthよりも大きいと判断されると、車両が車線変更したものとして、S570に移行し、カウンタCをインクリメントした後、S580に移行する。また、S560にて、方位角φと方位角φMAP との差の絶対値が閾値φth以下であると判断された場合には、そのままS580に移行する。
S580では、カウンタiの値が「tc−2」よりも大きいか否かを判断する。この判断は、S520〜S570の一連の処理を限定軌跡配列の走行経路全域で行ったか否かを判断するためのものであり、カウンタiの値が「tc−2」よりも大きい場合には、S590に移行する。
また、S580にて、カウンタiの値が「tc−2」以下であると判断した場合には、S585にてカウンタiをインクリメントした後、再度S520に移行する。
S590では、S540若しくはS570にて、車両の右左折、旋回若しくは車線変更が判定される度にカウントアップされるカウンタCの値(換言すれば、車両の特定走行の回数)が、所定の閾値Cthを超えているか否かを判断する。
そして、カウンタCの値が閾値Cthを超えていれば、S600にて、限定軌跡配列で特定される車両の走行区間では、車両挙動に変化があったと判定し、当該車両挙動判定処理を終了する。
一方、カウンタCの値が閾値Cth以下であれば、S610にて、限定軌跡配列で特定される車両の走行区間では、車両挙動に変化がなかったと判定し、当該車両挙動判定処理を終了する。
なお、本実施形態では、限定軌跡配列に対応した走行経路で、位置補正量を精度よく算出することのできる車両挙動の変化(換言すれば、車両の特定走行)があったか否を判断するために、車両の旋回半径Rと方位角φを求めるようにしている。
しかし、旋回半径Rや方位角φに代えて走行経路の曲率を求め、その曲率の大きさ、或いは、車線の曲率との違いから、車両の特定走行として、車両の右左折や旋回、或いは、車線変更を判定しするようにしてもよい。
また、ドライバ操作受付部70にて検出されるステアリングの操舵や、方向指示器の操作等、車両運転者による運転操作に基づき、車両の特定走行を検出するようにしてもよい。
この場合、特定走行を検出した際、その旨を検出時刻若しくは検出時の車両位置と関連づけてメモリに記憶するようにすれば、限定軌跡配列で特定される車両の走行区間で特定走行が何回あったのかを判定できるようになり、上記と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
[変形例1]
図2、図13に示すように、上記各実施形態では、位置軌跡生成部30は、S110にて、現在時刻の位置情報を代入することで軌跡配列P[t]を更新すると、S120に移行して、限定軌跡配列抽出処理を実行するものとして説明した。
しかし、軌跡配列P[t]の数(つまり、車両位置の数)が少な過ぎると、車両の走行経路を把握できず、位置補正量の生成に用いる限定軌跡配列の数も少なくなってしまう。
そこで、本変形例1では、図16に示すように、位置軌跡生成部30は、S110にて軌跡配列P[t]を更新すると、S112にて、その更新された軌跡配列P[t]の数は位置補正量を求めるのに必要な下限値である閾値以上であるか否かを判断する。
そして、軌跡配列P[t]の数が閾値以上であれば、S120に移行して、位置補正部40に限定軌跡配列処理を実行させ、軌跡配列P[t]の数が閾値以上でなければ、S114に移行して、位置補正部40に位置補正量を零に設定させる。
なお、位置補正部40は、S114にて、位置補正量を零に設定すると、S116にて「位置補正停止中」である旨を表す情報を外部装置(例えば、上述した各種運転支援装置)に出力し、S140に移行する。
この結果、位置補正部40から車両位置を取得する外部装置側では、現在車両位置の位置補正が成されておらず、車両位置の精度が悪いことを把握し、例えば、一部の運転支援機能を制限することで、車両位置の誤差によって生じる誤制御を抑制することができる。
なお、図16に示すフローチャートでは、位置軌跡生成部30は、S110にて現在時刻の位置情報を用いて軌跡配列P[t]を更新する前に、S100の処理を実行するようにされている。
S100は、例えば、車両位置補正装置が起動されたときに、前回、車両位置補正装置が動作を停止する前に記憶しておいた過去の軌跡配列P[t]を、フラッシュROM等の不揮発性メモリから取得するための処理である。
位置軌跡生成部30がS100の処理を実行することで、例えば、車両のエンジン停止に伴い動作を停止した際に、それまでRAMに記憶していた軌跡配列P[t]が消滅し、起動後、最初から軌跡配列P[t]を生成しなければならなくなるのを防止できる。
[変形例2]
上記実施形態では、地図記憶部20の記憶媒体には、道路の車線中央の各ノードの位置(緯度・経度・高度)及びリンクの形状(曲率・勾配)を含む地図情報が記憶されているものとして説明した。
これに対し、地図記憶部20の記憶媒体に、道路の位置及び形状(例えば、曲率、勾配、車線数、道幅)を表す道路情報が記憶されていて、上記のような車線情報が記憶されていない場合には、道路情報から車線情報を生成するようにすればよい。
つまり、図17に示すように、道路の位置情報を車線数と道幅とに基づき、地図上の各車線の位置(例えば、車線中央のノードの位置)を算出することで、車線情報を生成するのである。
このようにすれば、その生成した車線情報を用いて、上記実施形態と同様に、限定軌跡配列から得られる車両の走行軌跡と車線との形状の一致度を平均距離Lとして算出し、位置補正量を算出することができる。
なお、地図記憶部20の記憶媒体に、車線の左右の境界線(例えば、白線)の位置を表す境界情報が記憶されている場合には、その境界情報から車線情報を生成するようにすればよい。
[変形例3]
上記実施形態若しくは変形例2では、地図記憶部20の記憶媒体に記憶された車線情報、若しくは、記憶媒体に記憶された地図情報から生成した車線情報、を用いて車線位置や形状を把握し、車両の走行経路との一致度を求めるものとして説明した。
しかし、気象条件(例えば、積雪、落石)や道路工事等によって、地図情報から得られる車線を通行できないこともある。
このような場合、図18に示すように、車両に搭載された無線通信装置を介して他車両から走行情報を取得し、その取得した走行情報から、地図情報から得られる車線内で車両がどの位置を走行しているのかを識別するようにしてもよい。
つまり、他車両から収集した走行情報に基づき、他車両の走行軌跡を平均化し、その平均化した走行軌跡に基づき、地図情報から得られる車線情報を修正することで、地図情報を実際の走行条件に適合させた形状にするのである。
このようにすれば、地図記憶部20の記憶媒体に記憶された地図情報では、通常に走行できない車線があったとしても、車線情報を適正に修正して、位置補正量をより高精度に求めることができるようになる。
なお、このように車線情報を修正する場合、必ずしも他車両から走行情報を取得するように構成する必要はなく、例えば、放送局から無線送信されてくる走行規制等の交通情報を取得し、その情報に基づき、車線情報を修正するようにしてもよい。
[変形例4]
また、上記実施形態では、地図記憶部20の記憶媒体には、緯度・経度・高度の3次元座標系で構成された地図情報が記憶されているものとして説明したが、地図情報は緯度・経度の2次元座標系で構成されていてもよい。
この場合、車両の位置軌跡である軌跡配列P[t]を2次元座標系で生成するようにすれば、上記と同様に位置補正量を算出して、車両位置を補正することができる。
[変形例5]
また、上記実施形態では、位置補正部40に操作部42が設けられていて、使用者は、操作部42を介して、限定軌跡配列の最大経路長Amax 等、位置補正部40の各種動作条件を設定できるものとして説明した。
これに対し、こうした位置補正装置の動作条件の設定は、外部装置側から設定できるようにしてもよい。このようにすれば、位置情報を利用する外部装置側では、車両の走行速度等で変化する位置情報の精度や検出速度に応じて、最大経路長AMAX 等の動作条件を設定できるようになり、必要な位置情報を適正に取得することができるようになる。
2、4…車両位置補正装置、10…衛星測位部、30…位置軌跡生成部、40…位置補正部、42…操作部、50…車両センサ、60…推測航法部、70…ドライバ操作受付部、80…周辺監視センサ、90…環境認識部。

Claims (15)

  1. 車両に搭載され、航法衛星を利用して車両位置を測定する衛星測位部(10)と、
    道路の車線を認識可能な地図情報が記憶された地図記憶部(20)と、
    前記衛星測位部により測定された車両位置に基づき、車両の位置軌跡を生成する位置軌跡生成部(30)と、
    前記位置軌跡生成部にて生成された位置軌跡と前記地図記憶部に記憶された地図情報とに基づき、車両位置を補正する位置補正部(40)と、
    を備え、
    前記位置補正部は、
    前記位置軌跡に含まれる個々の車両位置が、前記地図情報から得られる前記道路の車線の中で前記車両がどの車線を走行しているときの位置であるのかを判定し、該判定結果から得られる走行車線と前記位置軌跡との形状を比較し、前記車両位置の補正量を算出するように構成されている車両位置補正装置。
  2. 前記位置補正部は、
    前記位置軌跡に含まれる個々の車両位置から、前記地図情報から得られる前記道路の各車線に対し垂線を下ろし、該垂線の長さが最も短い車線を、前記走行車線と判定するよう構成されている請求項1に記載の車両位置補正装置。
  3. 前記位置補正部は、
    前記位置軌跡に含まれる個々の車両位置から、前記地図情報から得られる前記道路の各車線に対し垂線を下ろし、該垂線の長さが最も短く、且つ、該垂線の長さが設定長さ以内である車線を、前記走行車線と判定するように構成されている請求項1に記載の車両位置補正装置。
  4. 前記位置補正部は、
    前記走行車線と前記位置軌跡との形状の一致度に応じて、前記車両位置の補正量を算出するように構成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両位置補正装置。
  5. 前記位置補正部は、
    前記走行車線と最も良く重なるように前記位置軌跡を前記地図情報の座標系で平行移動させたときの移動量を、前記補正量として算出するように構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の車両位置補正装置。
  6. 前記位置補正部は、
    前記位置軌跡を前記地図情報の座標系で平行移動させた複数の位置軌跡毎に、当該位置軌跡に含まれる個々の車両位置で車両が走行している走行車線を判定し、該走行車線に対し各車両位置から垂線を下ろし、該垂線の長さの当該位置軌跡全体における平均を算出し、前記複数の位置軌跡の中で前記平均が最も小さい位置軌跡を、前記走行車線と最もよく重なっていると判定するように構成されている請求項5に記載の車両位置補正装置。
  7. 前記位置補正部は、
    前記位置軌跡に含まれる個々の車両位置から、直線走行に対し車両挙動に大きな変化がある特定走行が行われたか否かを判定し、該判定結果を前記補正量の推定に利用するように構成されている請求項1〜6の何れか1項に記載の車両位置補正装置。
  8. 前記位置補正部は、
    車線変更、右左折、及び、旋回の少なくとも一つを前記特定走行として判定するように構成されている請求項7に記載の車両位置補正装置。
  9. 前記位置補正部は、
    前記特定走行が行われたと判定された回数が前記位置軌跡全体で所定回数以下であるとき、前記補正量を零とするように構成されている請求項7又は請求項8に記載の車両位置補正装置。
  10. 前記位置補正部は、
    前記位置軌跡に含まれる個々の車両位置において、前後の車両位置との位置関係に基づき前記車両の旋回状態を推定し、その推定結果に基づき、前記特定走行としての右左折若しくは旋回が行われたことを判定するように構成されている請求項8に記載の車両位置補正装置。
  11. 前記位置補正部は、
    前記位置軌跡に含まれる個々の車両位置において、前記位置軌跡の角度である軌跡角度を算出し、該算出した軌跡角度と前記走行車線の角度である車線角度との差が所定の閾値以上の場合に、前記特定走行としての車線変更が行われたと判定するように構成されている請求項8に記載の車両位置補正装置。
  12. 前記位置補正部は、前記車両位置の補正量を算出するのに用いる前記位置軌跡の長さを設定可能に構成されている、請求項1〜請求項11の何れか1項に記載の車両位置補正装置。
  13. 前記車両の周辺を監視し、前記車両が走行中の車線に対する相対位置を認識する環境認識部(90)を備え、
    前記位置軌跡生成部は、前記環境認識部にて認識された前記相対位置に基づき、前記位置軌跡を修正するように構成されている請求項1〜請求項12の何れか1項に記載の車両位置補正装置。
  14. 前記地図情報には、前記車線の位置を表す車線情報、前記車線の境界線の位置を表す境界情報、及び、前記道路の位置と幅と車線数を含む道路情報、の少なくとも一つが含まれている請求項1〜請求項13の何れか1項に記載の車両位置補正装置。
  15. 前記車両の走行状態を検出する状態検出部(50)と、
    前記衛星測位部にて測定された車両位置と前記状態検出部にて検出された前記走行状態とに基づき、前記車両位置を推測する推測航法部(60)と、
    を備え、前記位置軌跡生成部は、前記推測航法部により推測された車両位置に基づき、前記車両の位置軌跡を生成するように構成されている請求項1〜請求項14の何れか1項に記載の車両位置補正装置。
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