JP6520492B2 - フォークリフトにおける荷取り方法及びフォークリフト - Google Patents
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Description
以下、本発明を、パレットを使用して荷を搬送するリーチ式の無人フォークリフトに具体化した第1の実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
無人フォークリフト11が荷取り動作を行うときのフォーク22の基準状態は、フォーク22が水平に延びた状態である。そのため、図2(a),(b)に示すように、パレット31に載置された荷32が傾いていない状態で段積みされている場合は、パレット31は水平に載置され、パレット31の穴25は水平に延び、フォーク22の傾きは零で、レーザビームの光軸Lは水平になる。
θ=tan−1(h3/D)=tan−1(h1−h2)/D
また、図6に示すように、パレット31が手前に傾いている場合に、同じ条件においてレーザセンサ23でパレット31の前面を走査すると、レーザビームは、パレット31の端面及び穴25の開口端面に対しては垂直に照射される。しかし、穴25の下面には斜めに照射されるため、穴25の下面までの距離が高さに対応してリニアに変化する状態で計測される。そのため、検出データは、図7(b)に示すようになる。なお、図7(b)は、パレット31の穴25を図7(a)のB−B線で切断した位置におけるレーザセンサ23による検出データである。
θ=tan−1(h4/D)=tan−1(h1−h2)/D
制御装置26は、検出された穴25の傾きθに基づいて、フォーク22の傾きを変更せずに無人フォークリフト11を前進させてもフォーク22が穴25と干渉するか否か、すなわちフォーク22の傾きを変更するか否かを判断する。そして、フォーク22の傾きの変更が必要な場合は、穴25の傾きθに合わせてフォーク22を傾けるようにティルトシリンダ21を作動させる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)無人フォークリフトにおける荷取り方法は、レーザセンサ23でフォーク22が差し込まれる穴25までの距離と、そのときのレーザセンサ23の高さに基づいて穴25のフォーク22の進入方向に対する傾きθを検出し、検出された傾きθに基づいてフォーク22の傾きを変更するか否かを判断する。この構成によれば、フォーク22が穴25の外にある状態で、フォーク22の傾きを変更するか否かを判断するため、フォーク22の傾きが穴25の傾きθに対応していない状態でフォーク差し込み動作を行うことが回避される。したがって、フォーク差し込み動作の途中でフォーク22と穴25の内面が接触して荷役作業が途中で停止することを回避することができる。
次に第2の実施形態を図9〜図14にしたがって説明する。この実施形態では、パレット31の穴25の上面又は下面の傾斜を観測して、穴25の傾斜方向及び傾きθを求める点が第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図9に示すように、パレット31の前面側にレーザセンサ23からパレット31の高さより広い範囲に亘ってレーザビームを照射すると、図10に示すように、水平方向に延びる矢印で表されるレーザセンサ23による計測距離は、荷32と対向する位置では、ほぼ同じになり、荷32とパレット31との境界で大きさが急に変化する。また、パレット31の前面と対向する位置では、荷32までの距離より小さなほぼ一定の値となり、パレット31の前面と穴25の下面との境界で大きさが急に変化する。そして、穴25の上面と対応する箇所では、計測距離は高さの変化に対応してリニアに徐々に変化する。
ステップS21及びステップS22は第1の実施形態のステップS1及びステップS2と同じである。ステップS23で、走査したデータからパレット31の前面の高さを推定し、穴25の下面高さhlow及び上面高さhhighを取得する。次にステップS24で今回のレーザ高さ(計測高さ)htにおける距離ltと、前回のレーザ高さ(計測高さ)ht−1における距離lt−1との差Δl=lt−lt−1を計算する。但し、今回のレーザ高さ(計測高さ)htは、前回のレーザ高さ(計測高さ)ht−1より高い位置における計測データとする。
制御装置26はステップS35でフォーク22を昇降して、フォーク22の中心がパレット31の穴25の上下方向の中心になるように高さを合わせた後、ステップS36でフォーク22の先端位置の軌跡が上方にθ(rad)となるようフォーク22を上げながら、前方に出して、フォーク22をパレット31の穴25に差し込む。
制御装置26はステップS38でフォーク22を昇降して、フォーク22の中心がパレット31の穴25の上下方向の中心になるように高さを合わせた後、ステップS39でフォーク22の先端位置の軌跡が下方にθ(rad)となるようフォーク22を下げながら、前方に出して、フォーク22をパレット31の穴25に差し込む。
次に第3の実施形態を図15及び図16にしたがって説明する。この実施形態では、パレット31の前面を3次元的にレーザ照射して得たデータに基づいてパレット31の前面の平面を抽出し、その法線ベクトルでパレット31の傾きを推定する。すなわち、図15に示すように、パレット31の前面の多数のポイントクラウド(観測点群)40を取得する点が、前記両実施形態と異なっている。前記実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS41及びステップS42は第1の実施形態のステップS1及びステップS2と同じである。ステップS43で、パレット前面を3次元的にレーザ照射したデータより、ポイントクラウド(観測点群)40を取得する。次にステップS44で、ポイントクラウドから平面を抽出するアルゴリズムを使用して、レーザ照射で得られたポイントクラウド40から平面を抽出する。
ここで、x軸、y軸、z軸は、図15に示す座標軸と定義する。法線ベクトル(a,b,c)は上記方程式で示される平面の法線ベクトルになる。次にステップS46で、パレット31の傾きθ、すなわち穴25の傾きθを次式により求める。
次にステップS47で、傾きθが閾値θoより大きいか否かを判断し、大きくなければステップS48に進み、傾きθが閾値−θoより小さいか否かを判断する。ステップS48で傾きθが閾値−θoより小さくなければステップS49に進み、フォーク22を昇降して、フォーク22の中心がパレット31の穴25の上下方向の中心になるように高さを合わせた後、ステップS50でフォーク22をパレット31の穴25に差し込む。すなわち、パレット31が傾いていてもその傾きθがフォーク22の傾きを変更する必要が無いほど小さな場合は、フォーク22の傾きを変更せずにフォーク22をパレット31の穴25に差し込む。
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態を図17にしたがって説明する。この実施形態では、パレット31の穴25の高さの代わりに、パレット31の穴25の面積で穴25の傾きを求める点が、第1の実施形態と異なっている。第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS61で、上位システムから荷役作業情報を受け取り、ステップS62で指定された荷の高さ情報を読み出す。次にステップS63で、フォーク水平角θFを初期角度に設定し、ステップS64でパレット31の穴25の位置を中心にフォーク22を昇降し、レーザセンサ23でパレット31の前面を走査する。
次に制御装置26はステップS69でフォーク22を昇降して、フォーク22の中心がパレット31の穴25の上下方向の中心になるように高さを合わせた後、ステップS70でフォーク22の先端位置の軌跡が下方にθ(rad)となるようフォーク22を下げながら、前方に出して、フォーク22をパレット31の穴25に差し込む。
○ 無人フォークリフト11に限らず、オペレータがフォーク22の差し込み動作を行う有人フォークリフトに適用してもよい。この場合、フォークリフトには、オペレータが視認可能な表示装置が設けられ、表示装置にレーザセンサ23により計測された穴25に関する計測結果に基づいて演算された穴25の傾きθの情報、及びフォーク22の傾きを変更するか否かの情報が表示される。そして、オペレータは、表示装置に表示された情報を参考にして、フォーク22のティルト動作及びフォーク22の差し込み動作を行うようにティルトシリンダ21の制御、マストの前進・後退制御及びフォークリフトの走行制御を行う。表示装置で穴25の傾きθの情報を確認することにより、オペレータは、パレット31が直接見えない揚高の高い場所の荷役作業を容易に行うことができる。
Claims (7)
- フォークを該フォークが差し込まれる穴が形成された荷の前方において前記フォークが前記穴の外にある状態で昇降させ、前記フォークとともに昇降可能に設けられたレーザセンサで前記荷の前面及び前記穴の開口端面を走査し、該走査によって計測した前記穴までの距離と、前記穴までの距離を計測したときのレーザセンサの高さとに基づいて前記穴の前記フォークの進入方向に対する傾きを検出し、検出された前記傾きに基づいて前記フォークの傾きを変更するか否かを判断することを特徴とするフォークリフトにおける荷取り方法。
- 検出された前記傾きに基づいて前記フォークを昇降しつつ前進して前記穴に前記フォークを差し込む請求項1に記載のフォークリフトにおける荷取り方法。
- 前記傾きは、前記穴の上面前端の高さと後端の高さの差及び前記穴の下面前端の高さと後端の高さの差のいずれかに基づいて検出される請求項1又は請求項2に記載のフォークリフトにおける荷取り方法。
- 前記傾きは、前記穴の前端の上下方向の長さと前記穴の後端の上下方向の長さとの差と、前記穴の長さとから検出される請求項1又は請求項2に記載のフォークリフトにおける荷取り方法。
- 前記傾きは、前記穴の前端の面積と、前記穴の後端の面積と、前記穴の上面の前記穴の後端面への投影面積と、前記穴の下面の前記穴の後端面への投影面積とに基づいて検出される請求項1又は請求項2に記載のフォークリフトにおける荷取り方法。
- フォークと、前記フォークとともに昇降可能に設けられたレーザセンサと、前記フォークを該フォークが差し込まれる穴が形成された荷の前方において前記フォークが前記穴の外にある状態で昇降させることによって、前記レーザセンサで前記荷の前面及び前記穴の開口端面を走査し、該走査によって計測された前記穴に関する計測結果に基づいて前記穴までの距離と前記穴の前記フォークの進入方向に対する傾きとを演算し、検出された前記傾きに基づいて前記フォークの傾きを変更するか否かを判断する制御装置とを備えていることを特徴とするフォークリフト。
- 前記フォークは、ティルト可能に構成されている請求項6に記載のフォークリフト。
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