JP6520307B2 - スライドドア駆動ユニット - Google Patents
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特許文献1に記載のスライドドア駆動ユニットは、ケーブルと、ケーブルを牽引する駆動ユニットと、プーリユニットとを備える。駆動ユニットは、スライドドアのインナーパネルに取り付けられる。
このため、図15に示される姿勢で係合された、プーリユニット130と支持部材140との係合体を、インナーパネル106の正面側開口部106aに挿通してインナーパネル106とアウターパネル107との間の隙間空間に入れ、インナーパネル106の後側開口部106bから出すといった一連の作業を円滑に行うことができ難くなっている。
この構成によれば、プーリユニットが揺動するとき、第2突出部の爪部が係合凹部に当接する。このため、プーリユニットの揺動によって係合凹部と第2突出部との係合が解除されることが抑制される。これにより、プーリユニットと支持部材との係合体をインナーパネルとアウターパネルとの間の隙間空間に挿通させるときにプーリユニットが他の部品に当たるときでもプーリユニットが支持部材から外れることが抑制される。
この構成によれば、突出部が係合孔から抜けること、突出部が挿通孔から抜けること、及び突出部が連通溝から抜けることが抑制される。すなわち、プーリユニットが支持部材から外れることが抑制される。
なお、スライドドア駆動ユニット10の各部位の配置関係を説明するときは、車両1にスライドドア駆動ユニット10を取り付けた状態を基準にして説明する。例えば、スライドドア駆動ユニット10における「前」とは、車両1にスライドドア駆動ユニット10を取り付けた状態で、車両前後方向における前を示す。
スライドドア駆動ユニット10はスライドドア2を移動させる。スライドドア駆動ユニット10は、2本のケーブル(以下、第1ケーブル11及び第2ケーブル12という。)と、第1及び第2ケーブル11,12を牽引する駆動ユニット20と、プーリユニット30と、支持部材40とを備える。本実施形態では、スライドドア駆動ユニット10は、これらの装置に加えて中継プーリ24を備える。駆動ユニット20はブラケット21を介してインナーパネル6(図8参照)の下部に取り付けられる。中継プーリ24はブラケット25を介してインナーパネル6の上部に取り付けられる。中継プーリ24用のブラケット25には、第1及び第2ケーブル11,12を挿通する貫通孔26が設けられている。
プーリユニット30は、第1プーリ31と、第2プーリ32と、第3プーリ33と、これらを収容するケース34とを備える。
図4(a)及び図4(b)に示されるように、支持部材40は、第1及び第2ケーブル11,12が挿通する本体部41と、本体部41から突出するプーリユニット支持部50とを有する。
本体部41は、支持部材40をインナーパネル6に締結される締結部42と、インナーパネル6の後側開口部6bを塞ぐ蓋部44と、締結部42と蓋部44とを連結する2本の連結部43とを備える。
蓋部44は、本体部41の延長方向に対して斜めに設けられている。具体的には、蓋部44は、車両前方に行くに従って車幅内方に延びる。蓋部44には、第1及び第2ケーブル11,12が挿通する開口部44aが設けられている。蓋部44における開口部44aの下部からプーリユニット支持部50が突出する。プーリユニット支持部50は、第1及び第2ケーブル11,12の延長方向に沿って延びる。
載置面51aにプーリユニット30が置かれたとき、プーリユニット30の姿勢が、ローラユニット4cにプーリユニット30を取り付けるときのプーリユニット30の取付姿勢と同じ姿勢または取付姿勢に近い姿勢になるように構成されている。ローラユニット4cにプーリユニット30を取り付けるときのプーリユニット30の取付姿勢とは、プーリ軸C(第1支軸35の中心軸)が上下方向に沿うようになる、プーリユニット30の姿勢である。例えば、載置面51aは、上下方向に垂直な面として構成される。
保持部53は、プーリユニット30の下面34bが当接し得る当接面53aを有する。当接面53aは、載置面51aに対して直角または直角に近い角度に延びる。
係合凹部57は、前方に開口する。係合凹部57は、上顎部58と、上顎部58よりも下側に配置される下顎部59との間の部分として構成される。下顎部59は、上顎部58よりも前方に突出する。係合凹部57における幅長(上下方向の長さ)は、第2突出部38の胴部38bの直径よりも僅かに大きい。これにより、第2突出部38は、係合凹部57に対して摺動可能とされている。
第1態様は、プーリユニット30の下面34bが保持部53に接触する配置(第1の配置)で、プーリユニット30が保持部53で保持される係合態様である。第2態様は、プーリユニット30の下面34bが載置部51に接触する配置(第2の配置)で、プーリユニット30が載置部51に置かれる係合態様である。
図6に示されるように、第1態様では、プーリユニット30の下面34bが保持部53の当接面53aに対向するように、プーリユニット30が支持部材40に配置される。すなわち、プーリユニット30は縦置き(プーリ軸Cは車幅方向に向く。)にされる。そして、第1突出部37が保持部53の係合孔54に係合され、第2突出部38が保持部53の係合凹部57に挿通される。このように、プーリユニット30は、第1突出部37を回転軸として回転しないように保持される。
図7に示されるように、第2態様では、プーリユニット30の下面34bが載置部51の載置面51aに対向するように、プーリユニット30が支持部材40に配置される。すなわち、プーリユニット30は横置き(プーリ軸Cは鉛直方向に向く。)にされる。そして、第1突出部37が載置部51の挿通孔52における配置部位52aに挿通される。第1突出部37のフランジ37aのフランジ径が挿通孔52の配置部位52aの幅長よりも大きいことから、第1突出部37は挿通孔52に引っ掛かるようになる。なお、第2突出部38は、係合凹部57から抜け出ている。
スライドドア駆動ユニット10の取付工程では、まず、駆動ユニット20をインナーパネル6に配置する。中継プーリ24をインナーパネル6の所定位置に配置する。次いで、支持部材40とプーリユニット30とを第1態様で係合する。そして、プーリユニット30と支持部材40との係合体を、インナーパネル6の正面側開口部6aを挿通してインナーパネル6とアウターパネル7との間の隙間空間SAに入れて、インナーパネル6の後側開口部6bから出す。そして、支持部材40を、インナーパネル6の後側開口部6bに取り付ける。このとき、図9に示されるように、プーリユニット30は、ヒンジ部品5よりも下側に配置される。
図11は、第1態様で係合されたプーリユニット30と支持部材40との係合体を示す平面図である。図12は、第2態様で係合されたプーリユニット30と支持部材40との係合体を示す平面図である。
図13(a)は、プーリユニット30と支持部材40との係合体の平面図であり、図13(b)は、プーリユニット30と支持部材40との係合体を、図4(b)のB−B線に相当する線で切断した断面図である。
(1)本実施形態では、支持部材40は、第1及び第2ケーブル11,12を挿通する開口部44aを有する本体部41と、本体部41に設けられてプーリユニット30のプーリ軸Cが斜めまたは車幅方向に沿うようになる姿勢でプーリユニット30を保持する保持部53とを有する。
この構成によれば、プーリユニット30が揺動するとき、第2突出部38の爪部38aが係合凹部57に当接する。このため、プーリユニット30の揺動によって係合凹部57と第2突出部38との係合が解除されることが抑制される。これにより、プーリユニット30と支持部材40との係合体をインナーパネル6とアウターパネル7との間の隙間空間SAに挿通させるときにプーリユニット30が他の部品に当たるときでもプーリユニット30が支持部材40から外れることが抑制される。例えば、プーリユニット30と支持部材40との係合体をインナーパネル6とアウターパネル7との間の隙間空間SAを挿通させる作業において、この係合体と隙間空間SAに挿通させている最中に支持部材40からプーリユニット30が外れることがある。このような事態が発生すると、この作業をやり直す必要があるが、上記構成によれば、支持部材40からプーリユニット30が外れるが抑制されるため、やり直し作業頻度が少なくなる。
この構成によれば、第1突出部37が係合孔54から抜けること、第1突出部37が挿通孔52から抜けること、及び第1突出部37が連通溝55から抜けることが抑制される。すなわち、プーリユニット30が支持部材40から外れることが抑制される。
・本実施形態では、保持部53は、図4(c)に示されるように板状であるが、保持部53の構造はこれに限定されない。例えば、保持部53は、外方に開口する箱形に形成され得る。
Claims (9)
- 車両に敷設されたガイドレールにローラユニットを介して摺動可能に支持されたスライドドアを移動させるスライドドア駆動ユニットであって、2本のケーブルと、前記2本のケーブルを牽引する駆動ユニットと、前記ガイドレールに沿うように前記2本のケーブルを案内するプーリユニットと、前記プーリユニットを支持するものであって前記スライドドアに取り付けられる支持部材とを備え、前記支持部材は、前記2本のケーブルを挿通する開口部を有する本体部と、前記本体部に設けられて車両上方から見て前記プーリユニットのプーリ軸が斜めまたは車幅方向に沿うようになる姿勢で前記プーリユニットを保持する保持部と、前記プーリユニットが載せられる載置面を有する載置部とを有し、前記載置面は、前記載置部に前記プーリユニットが置かれたとき、前記プーリユニットの姿勢が、前記ローラユニットに前記プーリユニットを取り付けるときの取付姿勢と同じになるように構成されており、
前記プーリユニットは、前記プーリ軸方向に突出して先端側にフランジが設けられた突出部を有し、
前記保持部には、前記突出部が係合する係合孔が設けられ、
前記載置部には、前記突出部が挿通する挿通孔が設けられ、
前記係合孔と前記挿通孔とは連通溝で連結されている、スライドドア駆動ユニット。 - 前記プーリユニットは、前記突出部としての第1突出部に加えて、前記プーリ軸方向に突出する第2突出部を更に有し、前記保持部には、前記第2突出部が係合する係合凹部が設けられている
請求項1に記載のスライドドア駆動ユニット。 - 前記支持部材には、前記第1突出部が前記係合孔に係合しかつ前記第2突出部が前記係合凹部に係合するとき前記第1突出部の前記フランジが当接する壁部が設けられている
請求項2に記載のスライドドア駆動ユニット。 - 前記第2突出部の先端側には、前記係合凹部の周縁部に係合する爪部が設けられている
請求項2または請求項3に記載のスライドドア駆動ユニット。 - 前記載置部の前記挿通孔は、前記プーリユニットが前記ローラユニットに取り付けられたときに前記突出部が配置される配置部位と、前記配置部位よりも前記開口部側に配置されて前記突出部が固定され得る固定部位とを有する
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のスライドドア駆動ユニット。 - 前記フランジのフランジ径は、前記係合孔の孔径、前記挿通孔の孔径、及び前記連通溝の溝幅よりも大きい
請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のスライドドア駆動ユニット。 - 前記プーリユニットが前記ローラユニットに取り付けられて前記突出部が前記挿通孔に配置されるとき、前記フランジの周縁が前記保持部から離間する
請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のスライドドア駆動ユニット。 - 前記プーリユニットが前記保持部に接触する第1の配置から前記載置部に接触する第2の配置まで前記プーリユニットが移動する際、前記突出部の前記フランジと前記保持部または前記フランジと前記載置部との干渉で前記プーリユニットの移動が妨げられることがないように前記突出部の長さが設定されている
請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のスライドドア駆動ユニット。 - 前記プーリユニットが前記支持部材の前記保持部に保持された状態で、前記車両のインナーパネルに設けられている後側開口部に前記支持部材が挿通するとき、前記ローラユニットを回転可能に支持するヒンジ部品に干渉して前記プーリユニットの挿通が妨げられることがないように、前記プーリユニットが前記保持部に対して配置される
請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のスライドドア駆動ユニット。
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